文化放送「吉田照美ソコダイジナトコ」
小出裕章氏・ジャーナリスト上杉隆氏
2011年7月20日放送
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
たねまきジャーナルでもそうですが
小出先生の意見を聞いていて私には気になっていた記事があります
上杉隆氏の記事ですが、これからの私達にとってとても大事なことが書いてあると思いました
以下、転記します
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
内部被曝とつき合う法/上杉 隆(ジャーナリスト)
Voice 7月11日(月)12時25分配信
◇「安全です」という言葉に逃げるな◇
内部被曝の脅威が現実のものになってきている。
政府、東電、大手メディアが隠し続けた原発事故の真実は、これからもっと明らかになっていく。
私は、ことさら危険を煽るつもりはない。
たんに、放射線汚染の実態を正確に把握し、包み隠さず公表することが、結果として地域住民の健康と安全を守る。
その観点から、声を出し続けているにすぎない。
チェルノブイリの住民被害の多くは、内部被曝によるものだ。
それは今後、何十年間も日本が向き合わなくてはならない問題なのである。
「安全です」や「安心してください」という言葉に逃げるのは簡単だ。
だが、日本は現実を直視しなくてはならない。
これからは放射線とうまくつき合っていくしかないのである。
それは、日本人全員に与えられた宿命でもある。
5月、私は内部被曝とつき合う方法をメルマガ等で提案した。その反響はいまなお続いている。
福島の県民から問い合わせもある。そこで今回、あらためて、3つの提言を行なう。
1.「食品値札に放射線量を明記する」
チェルノブイリの原発事故後、ドイツやフランスなどでは食料品に対する不安が広がった。
とりわけ野菜や果物、あるいはキノコ類などが放射線に汚染されているのではないかという疑心が続いている。
実際、それは確かだった。
事故から25年たったいまなお、イタリア北部では放射線汚染キノコがみつかり、
イギリスでは牧草が汚染されているため、牛乳の出荷が見合わされている牧場があるくらいだ。
当時の疑いはけっして間違いではなく、事実だったのである。
そこで、欧州の人びとは放射線とつき合う手段を講じた。
それが農産物などの値札の下に、それぞれの商品の放射線量を明記することであった。
各店舗が、簡単な計測器をもつ。あるいはマーケットなどで一括して購入し、計測する。
そして、それぞれの商品値札の下に計測値を書き込むのだ。
はたして、そうやって食品ごとに記された放射線の値が、購買意欲を削いだのだろうか。
実際は逆であった。
むしろ、そうしたサービスこそが消費者に安心感を与え、余計な風評被害を防いだのである。
◇個々の家庭でできることは?◇
2.「高齢者と子供への格差摂取制限を導入」
子供と大人では放射線への耐性がまったく違う。
新陳代謝の活発な子供が放射線を多く取り込むと、体内の細胞分裂に伴って、
ガン化する可能性が高まることがわかっている。
とくに子供の甲状腺がんの発症の増加は、チェルノブイリでも報告されている。
一方で大人、とくに代謝の小さい老人は、比較的安全といえる。
そのために、相対的に放射線量の高い食品は大人が食べるようにし、
子供たちには安全な食べ物を優先して与えるよう習慣づけることが必要になってくる。
販売する側も、放射線量の差異によって、値段を柔軟に設定すればよい。
放射線量の高い食品はディスカウントし、低い食品は定価で売れば、食品を無駄にすることもなくなる。
こうした習慣を、国を挙げて徹底することで、
過剰反応による風評被害、あるいは、
少しでも放射線に汚染された食品はすべて廃棄するというようなエキセントリックな対応もなくなるだろう。
また個々の家庭においても、汚染された食品はまず大人へ、安全な食品は必ず子供へ、ということを徹底させたらよいのだ。
3.「天気予報で放射性物質飛散予報を」
科学の進歩により詳細な天候の予測が可能になってきている。
テレビでは毎日、地域ごとの細かい気象予報を報じている。
最近では、花粉の飛散状況を提供する番組も少なくない。
花粉の飛散地域、そのほか分量などを懇切丁寧に教えてくれる。
一部の放射性物質は風や雨、あるいは地形に影響されて飛散する。
そのためホットスポットが出現することになるのだが、
そのような分布を、花粉情報のように気象予報に組み込ませることで情報提供が可能だと考える。
放射性物質の飛散が多い日には屋内退避を呼びかけ、
少量の放射性物質の降下が見込まれる場合は、子供たちだけ外に出さないようにするなど、
冷静な状況判断の助けとなるだろう。
今後の日本は、放射線とつき合っていかねばならない。
それは避けられない現実だ。
内部被曝を避けるために、すべての日本人が心の準備をしようではないか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
続きを読むに
内容書き出しました
京都大学原子炉実験所の小出裕章先生にまたお話を伺おうと思います
あの原発事故収束に向けてですね、工程表が示されてから3ヶ月なんですが
ステップ1は放射性物質の放出量が事故直後に比べて200万分の1に減少したことなどから
達成できたと評価されていますけれども
そもそもその工程表自体が,メルトダウンを認める前に作られていたものだと思うんですけど
誰でも普通にこれ見てですね、政府の発表鵜呑みに出来ないと思うんですけれど
そのあたりまず小出先生からお話しいただきたんですが
おっしゃるとおりです。
それにそれ以上言葉を繋ぐ必要がないと思います
現在伺いたいのは1号機から4号機、それぞれどういう状態にこれあるんですか?
要するにわからないのです
やっぱわかんないんだ、これは
はい。
原子炉の中にどれだけあの水が入っているかという、そのこと自身がわからないという状態です
皆さんなかなか想像しにくいかもしれませんが
火力発電所が例えば、地震や津波で壊れたといえばですね
壊れた現場に行ってゆっくり時間をかけて修理をすればいいんですね
しかし原子力発電所の場合は放射能で汚れてしまいますので、修理に行くことすら出来ない
原子炉の中の、水がどこまであるかというのは、原子炉水位計という計器で計っているのですが、
その計器の調整に行くことすら出来ないという、そういう困難な現場なのですね
現場でも要するに分からないわけですね、
はい。
1号機に関してはかろうじて原子炉建屋の中に作業員が突入して計器を直してみたら水がなかった。
やっぱりメルトダウンだということになったわけですが
2号機と3号機に関してはいまだに原子炉建屋の中に人が入ることすらできないというそういう困難な状況です
それを本来発表すべきなんですね
そういう中でセシウムに汚染された肉牛の問題なんですけど、
これがまた消費者に不安を非常に与えているんですが
やっぱこれは、我々は放射性物質による被曝とやっぱり付き合っていくしかないっていう
時代として諦めるしかないわけですか。これは
私はそう思います
3月11日を境にして世界は変わってしまいました。
どんな食べ物も 福島から放出された放射能で汚れてしまっている、わけです。
ですからその汚染した食べ物をどのように分配するのかという
そういう選択しか残されていません
先生は伺うところによると、その福島県産の肉牛が流通すること自体は反対をされていないというふうに伺ってるんですが
それでその真意っていうのはどの辺にあるわけですかね
今、日本の国がやろうとしていることは、
基準を決めて基準を超えたものは危険だから出荷停止にすると
基準を下回っていれば安全だとして流通させてしまうというそういう姿勢なんですね
私はまず、それに反対なのです
基準を超えればもちろん危険ですけれども、
危険を下回っていたとしても、危険なのです
放射能に被曝をするということは微量であっても危険ですので、
汚染の少ないものから汚染の高いものまでいろんなものが出てくるわけですけれども
それをきちっと表示してそれなりに流通させて一次産業を守るということが私は必要だと思います
なるほど。数値をハッキリ明示しろということがたいせつだと
はい
これあの全頭検査してやっぱそういうあたりってのは、牛に関してもそうですけど
他のいろんな流通してるものに関しても
全部その数値ってものを明示して欲しいと僕なんか思うんですけど
これはそんな難しいことじゃないんですよね。作業的には
すべての食品をやろうとすると大変ではあろうと思いますが
それこそ東京電力がやるべき責任がある立場と私は思います
そうですよね。
これをなんで国がそこら辺をもっと強く出れないんですかね
国と東京電力は、ようするに犯罪者なのです
そうですよね
はい。
その2人の犯罪者が自分たちの犯罪をなるべく軽く見せたいとしてマスコミを使っているわけですから
そういう作業をマスコミと共にやってるというのが今の現状なんですね
そうです。
はあー、上杉さんどう思う?
上杉:おはようございます。ジャーナリストの上杉です
おはようございます
上杉:えっと、今もちらっとおっしゃったんですが、その2つの犯罪者の他に、
メディアの方もですね、その犯罪にどうも加担してんじゃないかと私自身ずっと思ってたんですが
私もそう思います
上杉:特に今回ですね、この放射性物質が出ていて
しかも牛だけにどうもここ最近、牛だけしかも福島県産だけに
放射性の物質が付着してそれが食べれる値を超えてると、いうような報道になってるんですが
実際は決してそんなことはないと思うんですが、小出先生からご覧になってどうでしょうか
もちろんです。牛だけが汚れるなんてことはあろうはずがなくて
あらゆる食べ物が汚れてしまっている
上杉:あの小出さんが4月の段階でだと思うんですけれども、
放射性の物質が、放射能がですね、格納容器含めて外部放出が出ていると。
で、それは決して止まっていないとおっしゃっていましたが
その状況が改善されないままステップ1が達成されたと。
ステップ1を読み込んでいくとその外部放出が止まるということが条件になっていたのですが
もうここがいつの間に達成されたのかなというのが疑問にあるんですが
それはどうなんですかね
大気中への大量の放射能の放出ということは3月のうちにほぼ収まっていると私も思います
逆に今汚染水というのが敷地の中に11万トンを超えて溜まっているものがあって
それを循環式にしたと言っていますけれども、循環というのはただ回しているだけで減る道理がないのですが
どんどん今 減ってるといってるのは海に流れていってるということなんですね
だからそれを速く何とかしなければいけないのですけれども
それに関してもなんにもしないまま手をこまねいているという状況なのです
これこんなに遅い判断で大丈夫なんですか?
大丈夫ではありません
そうですよね
上杉:あの、ストロンチウムの被害についてもかなり早い段階から小出先生がおっしゃってましたけど
ますます今回汚染水が出てるということでその心配が増しますし、
あと台風が近づいていて、当初言われているような形で台風が福島の近くに行った場合、
よりそういう意味での被害が大きくなるんではないかと。いうふうに言われていますが、このあたりはどうですか?
おっしゃるとおりです。
これから敷地に雨が振るようになったら、汚染水がまたあふれるということになると思います
上杉:その辺の対策ってのは政府はきちんと、
対策というか警告も含めてどうも発表してないんですが
これはまあ、なぜかと聞いてもしかたがないんですが
むしろその防護策というか個人個人ができるそういう対策というものはどういうものがあるんでしょうか
個人個人とおっしゃったのは国民一人一人という意味ですか
上杉:そうです。食べ物。口にするものですね。
わたしは食物が汚染するのは避けられないし、それを流通させるべきだというふうに言ってる人間で
流通させた上で実は肝心なことがあるわけで
子どもには汚染したものを与えない
原子力を許してきた大人がそれを食べるということを私は主張しています。
ですからまず、一番大切なことは
どの食べ物がどれだけ汚れているかということを、きちんと東京電力が測って知らさせるということが必要ですし、
それを受けて大人たちがちゃんと子供たちを守るということをやることが必要だと思います
わかりました。
それであと小出先生、最後にちょっと
ツイッターの情報なんですけど、サイゾーという情報誌からなんですが
7月13日に海江田経済産業大臣から小出先生に直接電話があったというのは本当なんですか?
早いですね
えーっと、元木さんがきていて下さった時にちょうど電話がかかってきまして
もちろん海江田大臣直接ではなくて秘書のかたから電話がありました
これはどんなご用だったんですか
えーっと、私のなにか話を聞いてくださるということでしたけれども
私はそういう余裕がないということでお断りしました
わかりました! ありがとうございました。またよろしくお願い致します
こちらこそ
小出裕章氏・ジャーナリスト上杉隆氏
2011年7月20日放送
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たねまきジャーナルでもそうですが
小出先生の意見を聞いていて私には気になっていた記事があります
上杉隆氏の記事ですが、これからの私達にとってとても大事なことが書いてあると思いました
以下、転記します
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内部被曝とつき合う法/上杉 隆(ジャーナリスト)
Voice 7月11日(月)12時25分配信
◇「安全です」という言葉に逃げるな◇
内部被曝の脅威が現実のものになってきている。
政府、東電、大手メディアが隠し続けた原発事故の真実は、これからもっと明らかになっていく。
私は、ことさら危険を煽るつもりはない。
たんに、放射線汚染の実態を正確に把握し、包み隠さず公表することが、結果として地域住民の健康と安全を守る。
その観点から、声を出し続けているにすぎない。
チェルノブイリの住民被害の多くは、内部被曝によるものだ。
それは今後、何十年間も日本が向き合わなくてはならない問題なのである。
「安全です」や「安心してください」という言葉に逃げるのは簡単だ。
だが、日本は現実を直視しなくてはならない。
これからは放射線とうまくつき合っていくしかないのである。
それは、日本人全員に与えられた宿命でもある。
5月、私は内部被曝とつき合う方法をメルマガ等で提案した。その反響はいまなお続いている。
福島の県民から問い合わせもある。そこで今回、あらためて、3つの提言を行なう。
1.「食品値札に放射線量を明記する」
チェルノブイリの原発事故後、ドイツやフランスなどでは食料品に対する不安が広がった。
とりわけ野菜や果物、あるいはキノコ類などが放射線に汚染されているのではないかという疑心が続いている。
実際、それは確かだった。
事故から25年たったいまなお、イタリア北部では放射線汚染キノコがみつかり、
イギリスでは牧草が汚染されているため、牛乳の出荷が見合わされている牧場があるくらいだ。
当時の疑いはけっして間違いではなく、事実だったのである。
そこで、欧州の人びとは放射線とつき合う手段を講じた。
それが農産物などの値札の下に、それぞれの商品の放射線量を明記することであった。
各店舗が、簡単な計測器をもつ。あるいはマーケットなどで一括して購入し、計測する。
そして、それぞれの商品値札の下に計測値を書き込むのだ。
はたして、そうやって食品ごとに記された放射線の値が、購買意欲を削いだのだろうか。
実際は逆であった。
むしろ、そうしたサービスこそが消費者に安心感を与え、余計な風評被害を防いだのである。
◇個々の家庭でできることは?◇
2.「高齢者と子供への格差摂取制限を導入」
子供と大人では放射線への耐性がまったく違う。
新陳代謝の活発な子供が放射線を多く取り込むと、体内の細胞分裂に伴って、
ガン化する可能性が高まることがわかっている。
とくに子供の甲状腺がんの発症の増加は、チェルノブイリでも報告されている。
一方で大人、とくに代謝の小さい老人は、比較的安全といえる。
そのために、相対的に放射線量の高い食品は大人が食べるようにし、
子供たちには安全な食べ物を優先して与えるよう習慣づけることが必要になってくる。
販売する側も、放射線量の差異によって、値段を柔軟に設定すればよい。
放射線量の高い食品はディスカウントし、低い食品は定価で売れば、食品を無駄にすることもなくなる。
こうした習慣を、国を挙げて徹底することで、
過剰反応による風評被害、あるいは、
少しでも放射線に汚染された食品はすべて廃棄するというようなエキセントリックな対応もなくなるだろう。
また個々の家庭においても、汚染された食品はまず大人へ、安全な食品は必ず子供へ、ということを徹底させたらよいのだ。
3.「天気予報で放射性物質飛散予報を」
科学の進歩により詳細な天候の予測が可能になってきている。
テレビでは毎日、地域ごとの細かい気象予報を報じている。
最近では、花粉の飛散状況を提供する番組も少なくない。
花粉の飛散地域、そのほか分量などを懇切丁寧に教えてくれる。
一部の放射性物質は風や雨、あるいは地形に影響されて飛散する。
そのためホットスポットが出現することになるのだが、
そのような分布を、花粉情報のように気象予報に組み込ませることで情報提供が可能だと考える。
放射性物質の飛散が多い日には屋内退避を呼びかけ、
少量の放射性物質の降下が見込まれる場合は、子供たちだけ外に出さないようにするなど、
冷静な状況判断の助けとなるだろう。
今後の日本は、放射線とつき合っていかねばならない。
それは避けられない現実だ。
内部被曝を避けるために、すべての日本人が心の準備をしようではないか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
続きを読むに

京都大学原子炉実験所の小出裕章先生にまたお話を伺おうと思います
あの原発事故収束に向けてですね、工程表が示されてから3ヶ月なんですが
ステップ1は放射性物質の放出量が事故直後に比べて200万分の1に減少したことなどから
達成できたと評価されていますけれども
そもそもその工程表自体が,メルトダウンを認める前に作られていたものだと思うんですけど
誰でも普通にこれ見てですね、政府の発表鵜呑みに出来ないと思うんですけれど
そのあたりまず小出先生からお話しいただきたんですが

それにそれ以上言葉を繋ぐ必要がないと思います
現在伺いたいのは1号機から4号機、それぞれどういう状態にこれあるんですか?

やっぱわかんないんだ、これは

原子炉の中にどれだけあの水が入っているかという、そのこと自身がわからないという状態です
皆さんなかなか想像しにくいかもしれませんが
火力発電所が例えば、地震や津波で壊れたといえばですね
壊れた現場に行ってゆっくり時間をかけて修理をすればいいんですね
しかし原子力発電所の場合は放射能で汚れてしまいますので、修理に行くことすら出来ない
原子炉の中の、水がどこまであるかというのは、原子炉水位計という計器で計っているのですが、
その計器の調整に行くことすら出来ないという、そういう困難な現場なのですね
現場でも要するに分からないわけですね、

1号機に関してはかろうじて原子炉建屋の中に作業員が突入して計器を直してみたら水がなかった。
やっぱりメルトダウンだということになったわけですが
2号機と3号機に関してはいまだに原子炉建屋の中に人が入ることすらできないというそういう困難な状況です
それを本来発表すべきなんですね
そういう中でセシウムに汚染された肉牛の問題なんですけど、
これがまた消費者に不安を非常に与えているんですが
やっぱこれは、我々は放射性物質による被曝とやっぱり付き合っていくしかないっていう
時代として諦めるしかないわけですか。これは

3月11日を境にして世界は変わってしまいました。
どんな食べ物も 福島から放出された放射能で汚れてしまっている、わけです。
ですからその汚染した食べ物をどのように分配するのかという
そういう選択しか残されていません
先生は伺うところによると、その福島県産の肉牛が流通すること自体は反対をされていないというふうに伺ってるんですが
それでその真意っていうのはどの辺にあるわけですかね

基準を決めて基準を超えたものは危険だから出荷停止にすると
基準を下回っていれば安全だとして流通させてしまうというそういう姿勢なんですね
私はまず、それに反対なのです
基準を超えればもちろん危険ですけれども、
危険を下回っていたとしても、危険なのです
放射能に被曝をするということは微量であっても危険ですので、
汚染の少ないものから汚染の高いものまでいろんなものが出てくるわけですけれども
それをきちっと表示してそれなりに流通させて一次産業を守るということが私は必要だと思います
なるほど。数値をハッキリ明示しろということがたいせつだと

これあの全頭検査してやっぱそういうあたりってのは、牛に関してもそうですけど
他のいろんな流通してるものに関しても
全部その数値ってものを明示して欲しいと僕なんか思うんですけど
これはそんな難しいことじゃないんですよね。作業的には

それこそ東京電力がやるべき責任がある立場と私は思います
そうですよね。
これをなんで国がそこら辺をもっと強く出れないんですかね

そうですよね

その2人の犯罪者が自分たちの犯罪をなるべく軽く見せたいとしてマスコミを使っているわけですから
そういう作業をマスコミと共にやってるというのが今の現状なんですね

はあー、上杉さんどう思う?
上杉:おはようございます。ジャーナリストの上杉です

上杉:えっと、今もちらっとおっしゃったんですが、その2つの犯罪者の他に、
メディアの方もですね、その犯罪にどうも加担してんじゃないかと私自身ずっと思ってたんですが

上杉:特に今回ですね、この放射性物質が出ていて
しかも牛だけにどうもここ最近、牛だけしかも福島県産だけに
放射性の物質が付着してそれが食べれる値を超えてると、いうような報道になってるんですが
実際は決してそんなことはないと思うんですが、小出先生からご覧になってどうでしょうか

あらゆる食べ物が汚れてしまっている
上杉:あの小出さんが4月の段階でだと思うんですけれども、
放射性の物質が、放射能がですね、格納容器含めて外部放出が出ていると。
で、それは決して止まっていないとおっしゃっていましたが
その状況が改善されないままステップ1が達成されたと。
ステップ1を読み込んでいくとその外部放出が止まるということが条件になっていたのですが
もうここがいつの間に達成されたのかなというのが疑問にあるんですが
それはどうなんですかね

逆に今汚染水というのが敷地の中に11万トンを超えて溜まっているものがあって
それを循環式にしたと言っていますけれども、循環というのはただ回しているだけで減る道理がないのですが
どんどん今 減ってるといってるのは海に流れていってるということなんですね
だからそれを速く何とかしなければいけないのですけれども
それに関してもなんにもしないまま手をこまねいているという状況なのです
これこんなに遅い判断で大丈夫なんですか?

そうですよね
上杉:あの、ストロンチウムの被害についてもかなり早い段階から小出先生がおっしゃってましたけど
ますます今回汚染水が出てるということでその心配が増しますし、
あと台風が近づいていて、当初言われているような形で台風が福島の近くに行った場合、
よりそういう意味での被害が大きくなるんではないかと。いうふうに言われていますが、このあたりはどうですか?

これから敷地に雨が振るようになったら、汚染水がまたあふれるということになると思います
上杉:その辺の対策ってのは政府はきちんと、
対策というか警告も含めてどうも発表してないんですが
これはまあ、なぜかと聞いてもしかたがないんですが
むしろその防護策というか個人個人ができるそういう対策というものはどういうものがあるんでしょうか

上杉:そうです。食べ物。口にするものですね。

流通させた上で実は肝心なことがあるわけで
子どもには汚染したものを与えない
原子力を許してきた大人がそれを食べるということを私は主張しています。
ですからまず、一番大切なことは
どの食べ物がどれだけ汚れているかということを、きちんと東京電力が測って知らさせるということが必要ですし、
それを受けて大人たちがちゃんと子供たちを守るということをやることが必要だと思います
わかりました。
それであと小出先生、最後にちょっと
ツイッターの情報なんですけど、サイゾーという情報誌からなんですが
7月13日に海江田経済産業大臣から小出先生に直接電話があったというのは本当なんですか?

えーっと、元木さんがきていて下さった時にちょうど電話がかかってきまして
もちろん海江田大臣直接ではなくて秘書のかたから電話がありました
これはどんなご用だったんですか

私はそういう余裕がないということでお断りしました
わかりました! ありがとうございました。またよろしくお願い致します

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