たねまきJ「作業員障害1000ミリシーベルト・リスナーからの質問」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)7/28

・作業員障害1000ミリシーベルトについて
・リスナーの質問
 埼玉県川口市の子どもの尿からセシウムが出た事について
 内部被曝で起こりうるッ病気は?
 イギリスと日本とでの福一に関する事故の認識の違いについて

7月28日木曜日 
京都大学原子炉実験所小出裕章助教に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]





<参考>
作業員の被曝線量限度 厚労省に別枠要請 保安院が文書公開
産経2011.7.28 19:13

東京電力福島第1原発事故の作業員の被(ひ)曝(ばく)線量について、
経済産業省原子力安全・保安院が厚生労働省に対し、
平常時の線量限度の枠外で扱うよう文書で要請していたことが28日、分かった。保安院が同日、文書を公開した。

放射線業務従事者の被曝線量は通常、年間50ミリシーベルト以内で、かつ5年間で100ミリシーベルトが上限。
厚労省は福島第1、第2両原発での作業に限って限度を250ミリシーベルトに引き上げたが、
保安院は4月1日、従来の規制と別枠にしなければ「今後の原子力安全管理に重大な弊害を招く恐れがある」として
文書で緩和を要請した。

文書では、プラントメーカーの東芝や日立などがまとめた試算が引用され
両社などが福島第1原発で事故の収束に向けた作業に約3300人を動員し、
今後の作業で約320人が100ミリシーベルトを超え、
約1600人が50ミリシーベルトを超えると試算。

緊急作業が終わっても、他の原発での定期検査などで最大約3500人の「熟練技術者」が必要となり、
結果として1千~2千人の「熟練技術者」が不足するなどと強調している。

一方、作業員の安全性については、国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告を引用し、
生涯線量1シーベルトを順守することで担保する」とした。

保安院の森山善範原子力災害対策監は28日夕の会見で、
「被曝状況は改善されている。楽観はしていないが、現時点ではただちに作業員が不足することはないと思っている」
と話した。


続きを読むに内容書き出しました






福島第一原発で作業する作業員の方の被ばく線量について
今、緊急時の特例として250ミリシーベルトと決められていますが
原子力安全保安院はそれでもこのままでは作業員が不足するとして
一生の間に1シーベルト。つまり1000ミリシーベルトが限界の基準でいいと
これまでの規制とは別枠にするようにと4月1日に厚生労働省に要請していたという事が分かったという
ニュースが伝わってきています
この事について小出さんはどう思いますか?
決めた人にまずそれで働いて欲しいです


一生の間に1シーベルトというのはとてつもなく高い数値という事ですよね
一生の間にそんな被ばくをするという事は実際にはあり得ない事で
この事故の収束のためにそこまで働けと言っているのですね
それを決めた人にその限度で働いて欲しいです

とてもそんな事をすることはあり得ないというくらいの大きな値だという事ですね
普通の日本人の方は一年間に1ミリシーベルトが限度だと言っていた訳で
1000年分被ばくをしろと言っている訳ですし
私の様な人間でも1年間に20ミリシーベルトが限度だと言われてきました
それを1シーベルトということは50年間
つまりもう、その労働をする限りずーっとその限度いっぱい働けというようなことを言っている訳ですから
私からみれば到底あり得ない被ばく量です

小出さん、そもそも東京電力が被ばく量50ミリシーベルト以上の作業員が1600人という予測をしていましたよね
あの予測というのはどうなんでしょうか
多分正しいだろうし、それでは多分足りない位にこれから被ばくするだろうと思います

ということですよね
そうすると今度、収束の見通しというのはどういう値でたてていくべき何でしょうかね
わかりません
チェルノブイリ原子力発電所の事故の時には、
60万人から80万人といわれる軍人あるいは退役軍人、労働者がかりだされて
大量の被ばくをしたのですけれども
日本というこの国でそれだけ大量の作業員を動員できるかと考えるとできないだろうと私は思いますし
そうなると一人ひとりの被ばく量を上げていくしかないというところに今追い込まれているのかなと思います

はい。
リスナーからの質問です
埼玉県川口市にお住まいの方です
6月30日の放送で福島の子どもの尿からセシウムが発見されたというのを聞き
心配になりまして10歳になる長女の尿を専門の機関に検査に出しました
採尿は7月18日から19日の間です
結果はセシウムが微量検出されました
以前の放送でセシウム137は昔の核実験で少しはあるとおっしゃっていましたが
ラジオでお話しされていた福島の子の10分の1というのは
自然の値より大きい気がします
娘が内部被曝をしているのかとても心配です
というメールなんですけれども
残念なことにどれだけのセシウムが出たかという具体的な数字は出ていないんですが
埼玉県川口市にお住まいの10歳のお子さんからセシウムが出たという事なんですけれども
はい
私はもう何度もお答えしたと思いますけれども
福島原子力発電所から放出された放射能は
福島原子力発電所の周辺は勿論ですけれども
川口市も含めて全世界を汚しています
ですから子どもも含めて体が汚れると言う事は避けられませんし
尿を測れば量の多い少ないは別として必ず検出できます
そういう世界になっていまったんだと、もう、思っていただく以外にありません

んー。という事はある程度そういった形で内部被曝しているという事になる訳ですか
そうです
私は今大阪に住んでいますけれども私が住んでいる大阪の土を取っても汚れていますし
大阪でとれる食べ物をとっても汚れています
それを食べて私達は生活している訳ですから
私達の体が汚れる事も防げませんし
もちろん尿が汚れる事も防ぐ事はできません

わかりました
今度はは東京都国立市の方です
内部被曝で起こりうる病気は癌だけでしょうか
現在妊娠していなくても内部被曝した女性が将来妊娠した場合
胎児にも影響が出る事があるのでしょうか
ぜひ小出先生のご意見を伺いたいですと言う質問なんですけれども
私はあるとおもいます
ただし、科学というのはデータに基づいて内容を言うのですが
そのデータは何かというと最大のデータは原爆被爆者と言われている人達のデータなのです
そういう人たちの中からいわゆる原爆2世と言われている子ども達に影響が出たかどうかという事は
いまだによく分からないという状態になっています
ですから、今福島原子力発電所の事故で
もちろん男も女も被爆しているし、その生まれた子ども達にどういう被害が生まれるかという事に対して
確たるデータがないという状態になっています
ただ、私の考え方をもし言わせていただけるのであれば
被ばくをする限りはその被ばくの影響は必ず出るだろうと思っています
今現在それが科学として確定してこれだけ出るというふうには申し上げられないという
そういう状態です

んー。分かりました
それでは次の質問なんですけれども
こちらは今はイギリスにお住まいの方です
イギリスにいる方が日本にいる家族や友人より福島の事故の危険性を認識しているように思われます
日本の友人は福島の原子炉が収束に向かっていると思っておりますが
BBCではまだ、収束しておらず
原子炉近くでの防護服の義務などの危険性を訴えておられます
ということです
そこで質問ですが海外の方の方がシビアに日本の現状をとらえていると感じるのですが
数年後に放射能の影響がほかの国に出る可能性があるのでしょうか。ということですが
えー。隣の国どころか全世界に出るのですね
それは過去、米国 ロシア イギリス フランス 中国という国々が
大気圏核実験という事をやっていたのですけれども
それはもう、全世界に被害を及ぼしたという事になっているわけです
今は日本で事故が起きて全世界に届いていますので
世界中で今の福島原子力発電所の被害が出るという事になります
ただ、それは、もちろん日本は悪いのですけれども
じゃぁ、イギリスは悪くなかったのかといえばもちろんイギリスだって悪かった
大気圏核実験をやりましたしウインズケルというところの原子炉の事故がおきて
大量の放射能をまき散らして
ヨーロッパで沢山の被害を引き起こしました
その後もウインズケルというところで
現在セラフィールドと呼ばれていますけれども再処理工場という工場を動かして
アイルランド政府あるいは議会からはそれを停止するように求められ続けていますが
それを無視して放射能をアイリッシュ海に垂れ流してきました
その影響ももちろん世界中で生じているという事になっているはずだと思います

んー。この方はイギリスに住んでいらっしゃる方は
日本の友人は福島の原子炉が収束に向かっていると思っているというけれども
BBCではまだ収束しておらずと伝えているという事なんですけれども
BBCが正しいです

はい。BBCが伝えている方が正しいと
はい

収束なんて事はしていないという事ですよね
そうです

はい、わかりました。小出さんどうもありがとうございました
ありがとうございました




















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犯原発

反原発は国際的テーマだと思った。日本は国内で新しく原発が作れなくなってもアジアに輸出しようと企んでいる。そうゆう策動にもアジア諸国の人々と手を携えて阻止する必要がある!