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08.09
Tue
・「人間とサイエンスの会」:衆議院第一議員会館の講演について
・福島での講演について


8月8日月曜日 
京都大学原子炉実験所小出裕章助教に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]




<参考>

2011年8月4日(木) 東京
第131回 人間サイエンスの会(NS) 講演
『原発と人間・地球の未来』


【 内 容 】ー小出裕章氏講演会情報より転記

人類が核分裂エネルギーを解放したのは、1945年7月16日のことでした。
日本への降伏勧告を協議するためのポツダム会談が行われる日の夜明け、
米国の砂漠でトリニティと名付けられた原爆が炸裂しました。
千の太陽より明るく輝いたと言われるその爆弾は、次いで8月6日・9日に広島・長崎に投下され、
一瞬にして2つの都市を壊滅させました。
その強大な力を前に、人類は次にそれを未来のエネルギーに使おうと思いついたのでした。

1950年代から原子力発電が始まり、
60年代から70年代にかけて、核保有国を中心に多くの国々が原子力発電に夢を託そうとしました。
ただ、核分裂反応を利用する限り、核分裂生成物が生み出されることは必然です。
その上、発電などのエネルギー源にする場合に核分裂させる量は、
原爆で核分裂させる量に比べて桁違いに多いもの
でした。

広島原爆で核分裂したウランの重量は800gでしたが、
現在標準的になった100万kWの原子力発電所では、1年の運転で1トンのウランを核分裂させます。

放射線は生命体に対して有害であり、
生み出す核分裂生成物がやがて人類にとって大きな脅威になることは明らかでした。

そのため、生み出した核分裂生成物の無毒化の研究も始められました。
しかし、今現在に至っても、核分裂生成物を無毒化する手段を人間は獲得していません。
無毒化できない以上、生み出した核分裂生成物は生命環境に出さないよう隔離するしかありません。

ウランは天然に存在する放射性物質で、それ自体が有害なものです。
しかし、ウランを核分裂させて生み出した核分裂生成物ははるかに有害で、
標準的なウラン鉱石が持つ毒性まで毒性を低下させるには、100万年に亘る隔離が必要です
100万年に亘る隔離を科学が保証できる道理はありません。

自分が生み出す毒物を無毒化できず、生命環境からの隔離も保証できないのであれば、
ただそれだけの理由で原子力など選択すべきでないと私は思います。


その上、ひとたび、原子力発電所が事故を起こせば、その被害は破局的です。
日本では、産官学を含めた「原子力村」が原子力発電所の事故は決して起きないと繰り返し繰り返し宣伝してきました。
しかし、原子力発電所は機械であり、事故から無縁な機械はありません。
それを動かしているのは人間で、人間が神でない以上、誤りを犯します


私は40年間、いつか破局的事故が起きると警告を続けてきましたが、
ついに恐れていた事故が福島原子力発電所で起きてしまいました。
それを防げなかったことを、言葉に尽くせず無念に思います。

この事態を受けてなお日本では原子力発電所が動いていますし、
停電はいやだから原子力は止むをえないと考える人も多いようです。
しかし、原発を即時全廃しても電力供給は間に合います。
また、電気が足りようと足りなかろうと原発は廃止すべきものと私は思います。




録画日時 : 2011/08/05 13:13 JST
福島小出裕章氏講演会








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続きを読むに内容書き出しました





8月4日から講演の旅に出ていらっしゃったとお聞きします
東京や福島などを訪れてこられたという事なのでぜひ
そのあたりのお話を聞かせていただきたいと思います
まず、東京では国会議員の方がたの集まりに出られたんですか?
超党派国会議員の方々を集めての「人間とサイエンスの会」というのがありまして
私が行ったのは百三十何回目だったと思いますが
そういう集まりに呼ばれまして衆議院の議員会館に行ってきました

超党派という事は与党も野党もという事でしょうか
どのあたりの幅で集まってらしたんですか
私がお話しさせていただいたのは民主党の方と自民党の方しかおりませんでしたけれども
多分何がしかの方がおられたんだろうなと

何人ぐらいの議員さんが?
衆議院の議員会館の一番大きな、多分、部屋だったと思うのですが
300人ぐらいの部屋にほとんど満員の方が来て下さって
一番前の所に議員の方がたの特別の席というのがありました
入れ替わり立ち替わり
初めからおられた方もいるし、最後までおられた方もいらっしゃるけど
さっさと帰って行かれる方もいるし、終わりの頃にポロっと来られた方もいる
そんな形で次々と来られては帰っていくとうそんな形でした


何か国会議員の方とお話しをなさって
ガツンとくるものとか、
「あ、この人だったら前向きに動いてくれるな」と思われる
何かございましたか?
えー、すみませんがありませんでした。
ただ、宮城県選出の方がいらっしゃって、それなりに今回の震災、
あるいは福島の原発の事もかなり意識して下さっているなと、
私の方から感じた方はいらっしゃいました

5月末に参議院の行政監視委員会の参考人としてお話しなさった時と
国会議員の方の原発事故問題に対する知識のレベルというのは
格段に上がっている物がありましたか?
全然変わっていないと思いました


近藤:先生がおっしゃっていたタンカーの話とか、地下ダム遮蔽壁の話とか
急ぐ話があるんですけども、そのへんに彼らが真剣に取り組んでいるという気配も特に感じられませんでした?
今回は、人間とサイエンスの会という事で
地球の未来の話しをしろと求められましたので


原発の、いわゆる対応策じゃなかったんですね
はい。
福島原発個別の事は最小限にとどめて
原子力が持っている基本的な問題
あるいはこれからの未来の世界の作り方というような話しをさせていただきましたので
タンカーの話しも地下ダムの話しも
私の方からはしませんでしたし、議員の方からもそういう話しは全くありませんでした

そうなんですか・・・
そして、東京から福島に移動なさったのは新幹線ですか?
そうです

放射能の測定器も小出先生お持ちだったと聞いているんですが
どのような状況でしたか
はい
東京から新幹線で福島に行ったんですが
福島の方々が私と一緒に新幹線に同行して下さって
その方々が放射線の測定器を持って一緒に行ってくれました
新幹線に乗った途端に測定器のスイッチを入れまして
時々刻々測定値の値を見ながら福島まで行きましたが
えぇ・・・
福島に行くにしたがってカウントが、走っている社内です
次々と上がっていくという状態で
東京駅を出る時から比べると福島についた時には10倍とは言いませんが
それに近い数字まで上がっていて
私としてはとても重苦しい気持ちで福島に入りました

10倍近いものになっていくというのは、
あの、どのレベルの10倍かというのもあると思うんですけど
どうなんですか?
多分東京駅の周辺は一年間に1ミリシーベルトには、
まぁ、ならないという位だと私は思っていますけれども
それが10倍という事は福島の駅の周辺で一年間に10ミリシーベルトにはならないだろう
せいぜいその位の・・・ということですね
でも、遥かに許容被ばく量は超えているということが
目で次第に分かってしまうというような数値でした

本来は一年間に1ミリシーベルト以上の放射線を受けてはならないんですよね
一般の人は
そうです


それが10ミリシーベルトに近いものになってきたという事
こうした中で福島市内でいろんな一般の方がたの質問も受けられたと聞いているんですが
どのような質問が出て、小出先生はどのようにお答えになったのか
何か具体例を教えていただけませんか
大変、みなさん不安の中におられたと思いますし、
当然なことな訳で、
子どもたちをどう守れるかという事をみなさん気にされている訳だし
これから食べ物をどのようにしていったらいいのか。ということが
多分福島の方がたの関心事だったんだろうと思います
そのような質問が出されましたし
私としては大変・・自分自身が頭を抱えている事で
質問されても的確にお応えできたかという、自信もないような事になりました
もう汚染は避けられないので
これからはできる事は子ども達をどうやって守るかということだという、
それだけ私は話させていただいたということです


先程ニュースでも
福島県から外に転校したいという子ども達がいらっしゃるというお話をお伝えしたんですけれども
実際福島県では外に出ていきたいと言う人もいれば、
いや、今こそ出ていかずに頑張るべきだという意見の人もいると聞くんですね
そのあたりの地元の方がたの悩みというのはどんな風に小出先生は感じられますか
多分みなさん同じように悩んで
今、水野さんがおっしゃった様に悩んでいると思います
もちろん私は子ども達に被ばくをさせたくありませんので
一番私が望んでいるのは避難だといいました
でも、避難をしてしまうと子どもだけ避難をするという事になれば家庭が崩壊してしまうし
一家全体が避難をしようと思えば、一体その家庭の生活、収入をどうするかということがあって
生活が崩壊しかねない
ましてや一次産業をやってきた農業や酪農業のような方がたは
土そのものが命だった訳ですから
避難をすればそれで命が終わってしまう
心が潰れてしまうという事になる訳で
私としてはどうしていいのか分かりませんと
そうお答えしました

はぁ・・・そうすると皆さんどんな反応ですか?
わかりません
大変お困りになったろうと思いますけれども
大変申し訳ないけれども私が言える事はそれだけであって
でも、子どもたちを守るためには、例えば子供たちが集中して集まる校庭
あるいは園庭の土は是非ともはぎ取らなければいけないし
学校給食には汚染がないと分かっている物を使わなければいけないので
そのように働きかけて下さいとお願いしてきました


ただ、給食の場合は福島の生産者の方がたの子どもさん達も
給食を一緒に食べる訳ですよね
そうです

そのときに
お父さんお母さんが作ったものは汚染されているから
給食には出てこないようにしましょうという事に
実際上成りかねないですね
そうです

これは辛い話しで
はい
大変つらい話ですけれども、もう、3月11日を境に世界が変わった訳ですから
学校給食に関しては
福島だから地産地消でのものという事は
私は正しくないと思います
子ども達にはやはり汚染の少ないものを与えて
汚染の高いものは福島の大人も含めて大人たちが引き受けると言う行き方をする以外ないと
私はその場でもみなさんに話しました

福島でもその話しをなさると言うのは本当にお辛かったろうと思います
ありがとうございました。また明日もよろしくお願いいたします



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