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児玉龍彦教授 講演「福島原発事故に対する緊急提案」8/12(内容一部書き出し)

東京大学最先端科学技術センター所長 児玉龍彦 教授 講演
福島原発事故に対する緊急提案
録画日時 : 2011/08/12 16:55








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・・・・・・・・・・・・・・・・ニュース・・・・・・・・・・・・・

放射能汚染問題 東大教授が緊急立法を提言
< 日テレニュース2011年8月12日 22:45 >




先月の国会での発言が話題を呼んだ東京大学先端科学研究センター・児玉龍彦教授が12日、
記者会見で、放射能から子供と妊婦を守るための緊急立法を提言した。

児玉教授は先月27日、衆議院厚生労働委員会に参考人として出席し、
「放射能汚染が子供や妊婦の健康に影響を与えかねない」と涙ながらに訴えた。
この発言が評判を呼び、問い合わせが殺到したため、12日に会見を開いた。

児玉教授「子供の尿からセシウムが出ていると報道されている。ということは、
かなりの食品の中にセシウムが入りこんでいる。食品のチェックは『待ったなし』になっていると思います」

会見で児玉教授はさらに、
大量の放射性物質がすでに環境に出ているのに、測定する機械が旧式だったり不足したりしている問題で、
実態の把握が遅れていると指摘。
最新の技術を生かした緊急の新しい法律を作り、対処すべきだと訴えた。

「国会が21世紀型の法律を作れないとしたら、国会議員の大いなる怠慢。
ただちに国会議員が、国民にとって何が一番いいか、
子供と妊婦が安心して生きていけるために、全力を挙げて、
意見の違いを捨てて、この問題をただちにやってください」

児玉教授は、今後とも様々な場で訴えていくとしている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



続きを読むに部分的ですが書き出しました







00:04:30
国会で説明した事に補足を加えての説明と、
国会の話から一歩進めて提案したいと思います



00:08:30
放射性物質が放出された時に私どもが一番心配するのは
内部被ばくという遺伝子を傷つける事です
昔の考え方と今日では
ヒトのゲノムが読まれてからは一変するような状態になっております

チェルノブイリの甲状腺がんにおいてチェルノブイリに特徴的なもの
ミュンヘンのグループはゲノムの全体の配列の中の変異をみることによって
チェルノブイリの約4割の子どもに染色体の7番が3つになっている
放射線などで遺伝子が着られると切られた後に一部重複して
遺伝子が2コピーになってしまう
もう一つが1コピーで、合計3コピーになる現象が知られています
チェルノブイリの子どものサンプルを調べますと
非常に特徴的な7q11という領域がコピー数が3つになっていると言う事が見付けられました
昔はゲノムという染色体の事が良く分からなかったので
低線量の被ばくというのが確率論であったり、修復する機能があるんだと言われてきました
しかし、ゲノム科学でみますと、DNAの切断が起こると
一定の率でパリンドローム変異がおこり、それが原因となって遺伝子が活性化される
それに刺激されてレット遺伝子が活性化されて
さらにそれから10年とか20年経つと、
もう一つの遺伝子が変異を起こして癌化すると言うメカニズムが
かなり決定論的なメカニズムとして分かるようになってきました

00:12:00
アルファ線のトロトラストで、これは医学品の薬害でありまして
実際に使ったのが何時か分かっておりますので
何年位でアルファ線の障害が起きるかというのがよくわかります
ドイツ人で20年後
日本人でも20年ということで
最初にトロトラストを使ってから、その放射線の障害で実際に癌化が起こるのには
20年の年月がかかると言う事です


それで、よく
アルファ線の核種を飲んでも大丈夫と言われますが
これは殆ど、ネズミとか犬で行われている実験で
寿命が2~10年の動物で行われているのです

2~10年の実験ではこのように20年以降人間に起こる放射線障害というのが分からないのは
寿命の事でありまして
われわれが、内部被ばくを問題にする時には
人間での内部被ばくを問題にしなくてはいけません


このトロトラストは肝臓に集まって肝臓で障害を起こします
チェルノブイリの甲状腺がんは
ヨウ素が甲状腺に集まって癌を作っていきます
今までの低線量被ばくの議論で、一部に疫学や統計学での証拠が必要だと言われますが
疫学や統計学というのは、一つの経過が終わった後にそこから原因をみると言う
学問的作業であります
甲状腺がんの場合もこの問題が如実に表れまして
実は91年ごろに甲状腺がんが増えてきていると言う事を
ウクライナ・ベラルーシの医師が報告したときに
ロシア、日本、アメリカ、の学者は「疫学的に明らかでないからはっきりした事は言えない」
と、言ってました
それが実際コンセンサスとなったのは2005年
4000人と言われる甲状腺がん、15人の子どもの死亡例が出た後に
はじめて、疫学とか統計学でコンセンサスになるという事になった

それで、今我々が、福島原発の後で考えなくてはいけないのは
これから起こる障害や事態を予測する。
シュミレーションするという事を積極的に行って、
この事態に対処すると言う事が、非常に大事だと思っています


ヨウ素131は半減期が8日です
大体一か月で10分の1に減りますから、2カ月で100分の1、3か月で1000分の1になりますので
今日ではほとんど検出できません

先程予測の問題が非常に重要だと申し上げましたのは
3月15日にヨウ素が大量に放出されていた時に実際には我が国は
128億円かけてスピーディというスーパーコンピューターの予測システムがフルに稼働していました
私も、スーパーコンピューターを使う仕事をしておりますので
同業者の動向はよく知っておりまして
スピーディーが完全に地震とその後の混乱の中で
コンピューターとしては稼働していたという事をよく存じております


それにもかかわらず、今出ている様々な報告をみますと
「スピーディーの予測という入力されるデータが十分でなかったから発表されなかった」
という見解が出ていますが
これは非常に大きな間違いです。
00:16:03
全てのデータが揃った場合にはこれは予測ではなくて、我々は実測と呼びます。
今、コンピューターを使う必要性というのは、
少ないパラメーターで最適の予測をやるというところに非常に大きな能力があります
現にスピーディで行われていた予測は、
その後、飯館村などの放射線を含むプルムの移動を非常に正確に予測しております

実際に南相馬に支援で入って感じましたのは
南相馬の多くの方があの時点で海沿いの線量の低い所から飯館村の方に避難したと
当日にプルムの非常に多かった所に行ってしまった方がいらっしゃいます
こういう事を避けてこれからの放射線障害を予測するという事が
科学者に対して課せられたもっとも大きな使命であり
全ての関係の方々が様々な科学論争での見解を捨てて
これから起こる事態に、
どういうふうに子どもや妊婦を守っていけるかという事を
真剣に考える段階になっているのではないかと思って国会で発言
させていただきました

00:17:40
これから最も大きな問題になると現在考えていられる事はセシウム137です
これは土壌その他の調査で現在最も多量に検出されている核種です
30年という長い寿命を持っていますから
これからかなり長期にわたって検討すべき問題です

日本の土壌では土の流出が約40年で半分起こるとされており、半減期が30年ですので
普通の田畑が半分になるのに17年かかり、今後一番の問題になります

チェルノブイリでは、大体、尿中に6ベクレル/リッタ―位セシウムが出る地域では
かなりの方が増殖性の膀胱炎になり
非常に多数の方に早期の膀胱がんが出来ると言う事が報告されています

この事実が非常に心配だと思いましたのは
厚生省の研究班が、5月18日から6月3日に行った検査で
福島市、二本松市、相馬市、の7名から
1.9~13.1ベクレル/リッターのセシウムが検出されたと言う事が報告されています
これらのレベルからみますと、セシウムによる健康障害を予防していくという事は
待ったなしの課題であります

特に、被災初期にヨウ素131をひょっとしたら吸引しているかもしれない子どもなどにおいては
特別の重点的の注意が必要ではないかと思っております

東大のアイソトープセンターでは事故の後1時間ごとに測定したり
東大の様々な水、土壌、農場の農産物等の測定を全力を挙げて行いましたが
約1ヶ月ぐらい経った頃から測定を全部自動化して
1時間の測定の物は本部でウエブ上で全て提示できるように体制が整いまして
5月から南相馬への支援を開始いたしました
00:20:51

20K圏の幼稚園や学校より、30K圏の方が線量が高い
毎朝バスで1700人の子ども達が、100万円のスクールバスで線量の高い方へいっている事態に遭遇しました
この事は非常に問題ではないかと、原子力対策委員会に相談しまして
原子力対策委員会も、
この20K圏30K圏の指定をどのように解除して子どもたちを守るかということを検討しています
しかしながら、この議論は実際には保障問題とリンクしている
国会などで、強制避難は優先的に支援するけどそれ以外は後回しという事になっていますが

これは、実際には
汚染を受けたのは住民であります


高い線量を受けたり避難をしていると言う事は
強制であろうとなかろうと、これは基本的に住民被害として保障されるべきもの
であり
補償問題と被ばく問題を切り離して、子ども達が多くの被ばくを受けないように
一刻も早く手を打って欲しいと痛切に感じております

00:23:55
一般的な線量計測というのはほとんど意味をなさないという事です
室内で下に向けて線量を測ると0.2μシーベルトであるのが
上に向けて測ると0.45μシーベルトと
線量計を上に向けたらバッと線量が増えてしまう
屋上に上がって測ってみますと、屋上は33μシーベルトというようなところが沢山出てきます
それは、セシウムが土などの粒子にくっついてが雨のたびに流れて濃縮されていきます
こういう事態から私どもが考えましたのは
一律の線量区切りだとか、一つの数値で代表的にやるようでは、今の事態に対処できない。
ですから、
細かく測定して住民と一緒に考えるということが必須なんではないかという事を痛感いたしました

この線量ならいいのではないか、この線量なら避難じゃないか
いろんな方がいろんな事を言っていますがこれは現地の実情にあっていません





00:26:18
ところが、福島原発の事故が起こってからの議論で
このような子どもと妊婦の議論が全く行われていません



00:27:00
私は・・・
日本の国土というのは、すべからく、
子どもと妊婦を最優先しなくてはならないという責務を
科学者も政治家も経済人も
マスコミの方もすべからく負っていると思います
今は、様々な意見の違いを超えて
日本国民が総力を挙げて、この、子どもと妊婦が
安心できる日本の国土を作り上げるために、力を挙げる時だと思っています
国会でお願いした事も、その事の一点に尽きます


それで、実際の除染に入ってみまして
二つの事にすぐ気付きました


滑り台の下とか子どもが触る部分の除染はすぐにできるが
なかなか0,5μシーベルト以下にならない
妊婦や子どもに安全な漁になかなかならない
これはガンマ線が100メートル位の距離でまわりからきますので
こうした子どもが口に入れてしまうような緊急な除染活動だけでは
本当に妊婦と子どもが住める日本の国土に復旧すると言う事は
不可能なのではないかということに思い至りました

そのために、緊急の除染だけでなくて
恒久的な除染が非常に大事だと思っています


一つだけ緊急の除染に関して申し上げますと
緊急な除染をお母さんや先生がやる時に、必ず内部被ばくに注意して下さい

マスク、手袋、長靴(側溝など)それから、作業中の飲食禁止
一番大事なのは、高い線量のところは、まず、線量計で測って
専門家が取り除いてから、お母さんや先生が除染に当たると言う事を必ず守って欲しい

00:29:53
長期の土壌汚染に関しては様々な問題があります
そして、住民が農耕し、生活し、働き、住み、家族と一緒に過ごしている土地ですから
ここの判断というのは基本的に住民の方が判断する必要があります
その時に考える事は
私の家はどうなっているか、
学校はどうなっているかという正確な汚染マップです
これは空からの汚染マップが必要だと感じています
家の周りを知りたいとメールもいただいています
空からのマップ作りは無人ヘリコプターで採れば細かいものが取れる

汚染されているすべての自治体に
すぐやる課を作ってもらって
依頼があったら測りに行って欲しい

どの程度までならどの程度の除染が出来るか調べていただきたい

00:33:27
平均値でここを汚染地域にするとか強制収容と言われている
これは絶対にやってはいけないことです


自治体ごとのきめ細やかな対策を作る
そのために信頼される委員会を作っていく
残念ながら今までの不祥事がある方にはこの委員会には入って欲しくない!!

00:36:35
わたくしここで一言訂正をさせていただきます
国会で違法行為をしていると言う事を申しましたら
専門家の方から
「違法行為を奨励する発言を東大教授としては行わないように」
いわれました


ーーー画面暗転ーーーーー




00:37:25
現地でお母さんたちや先生が、扱うのにはふさわしくないような高い線量の物がありますと
教育委員会の方と相談して、このようなアイソトープ協会指定の密閉度の高いドラム缶に
二重のビニール袋に入れて東京に持ってきて分析するという事をやっています

それはなぜ必要かというと
実際にどんな核種があり、どのような物にくっついているかを知るという事も一つありますが
実際にその場で緊急避難としてお母さんや先生に渡してくる訳にはいかない

東大では
一応センター長であるわたくし。これは除染に熱心です
除染にかかわっていない研究者
事務の責任者
この3者で容器に詰め第1種取扱放射線主任が全行程に付き添って管理するという事で
住民の方に迷惑かけないという方法でやっている


00:40:14
日本の中にどういう技術があるかという一例を申し上げますと
島津製作所の北村さんというこの世界の第一人者
このような機械。要するに流れ作業で50ベクレル/kgの測定するような機械は
大体3カ月あれば作れるという事を聞いております
そうすると、もし6月にスタートすれば収穫期の9月までにできるかと思っていたのですが
実際には今、もう、8月です
それで、総理大臣には島津社長の所に行って、1か月でやってくれと頼んでいただきたい。
いろんな会社のいろんな意見があるでしょうが、現実にはそれだけ急を要しているという事です

今、マスコミなども何かの汚染物が出るたびに大騒ぎしてそれを追っかけていますが
現在様々なところで子どもの尿などからセシウムが出ているという事が報道されています
ということは、かなりの食品の中にセシウムが入り込んでいます
ですから、食品のチェックというのは待ったなしの問題になっていると思います



00:42:00
実際には問題になりますセシウムの処理につきましては
現在粘土鉱物との強固の結合が70%になっています

00:42:42
封じこみ構造での埋め込みが中心になっています
低レベルの放射性廃棄物を封じ込めるという考え方です
―説明―

日本の土木会社のノウハウを一刻も早く引き出して、この知見を生かしていってほしい

力を合わせれば必ず日本の国土を取り戻せると思っています

00:46:46-質疑応答―




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