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たねまきJ「甲状腺内部被曝・推定放出量2億ベクレル・緊急時避難区域解除」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)8/18

・福島県の子どもの甲状腺内部被ばく検査で45%で被ばくが確認された事について
・最近2週間の放射性物質の推定放出量は毎時2億ベクレルという事について
・緊急時避難準備区域の指定を9月にも解除する政府の方針について


8月18日木曜日 
京都大学原子炉実験所小出裕章助教に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」






<参考>
福島の子ども、半数近くが甲状腺被曝 政府調査で判明
朝日新聞2011年8月17日21時26分

東京電力福島第一原子力発電所事故をめぐり、政府の原子力災害対策本部は17日、
福島県の子ども約1150人を対象にした甲状腺の内部被曝(ひばく)検査で、
45%で被曝が確認されていたことを明らかにした。

17日、同県いわき市で開かれた説明会で発表した。
すぐに医療措置が必要な値ではないと判断されているが、
低い線量の被曝は不明な点も多く、長期的に見守る必要がある。

検査は3月24~30日、いわき市と川俣町、飯舘村で0~15歳の子どもを対象に実施した。

原子力安全委員会が当時、精密検査が必要だと決めた基準は
甲状腺被曝線量が毎時0.20マイクロシーベルト以上。
1150人のうち、条件が整い測定できた1080人は全員、0.10マイクロシーベルト以下だった。

この日、説明会には、検査を受けた子どもの保護者ら約50人が参加した。
対策本部原子力被災者生活支援チームの福島靖正医療班長は「問題となるレベルではない」と説明した。

全体の55%の子は検出限界も含み測定値が「0」だった。
「0」超では、0.01マイクロシーベルトが26%いた。
0.02マイクロシーベルトが11%で、最高は0.10マイクロシーベルトだった。

3月の検査時に、その場で「健康に影響はない」とする結果が保護者らに伝えられた。
ただし数値は通知されず、説明を求める声が上がっていた。

対策本部は、当時18歳以下の県内の子ども36万人について、
福島県が一生涯続ける予定の甲状腺の超音波検査への協力を呼びかけている。(林義則、大岩ゆり)






新たな放出 最大2億ベクレル
NHKニュース8月17日 19時4分 動画あり


東京電力福島第一原子力発電所の事故の収束に向けた工程表で、
「ステップ2」が始まって1か月がたつのに合わせて、
国と東京電力は、原発から外に新たに放出されている放射性物質の量が、
1時間当たり最大で2億ベクレルと、1か月前よりも5分の1に減ったとする評価をまとめました。

これは17日開かれた、政府と東京電力の統合対策室の会見で明らかにされました。
それによりますと、福島第一原発から外に新たに放出されている放射性物質の量は、
ここ2週間の原発の敷地付近で測った放射線量を分析した結果、
1時間当たり最大で2億ベクレルと、前回、1か月前に発表した際と比べて5分の1に減ったということです。

この値は、事故直後の3月中旬と比べると1000万分の1に減ったことになります。

この結果について細野原発事故担当大臣は
「『2億ベクレル』という値は、推定した最大限の値で、
実際にどれくらい出ているかを測るよい方法がまだ見つからない。
次の工程表の見直しまでにはよい測定方法を示すとともに、
放射性物質を外に出ない仕組みをしっかりと考えたい」と述べました。

17日の会見では、福島第一原発の事故収束に向けて、国と東京電力が作った工程表について、
この1か月の作業の総括と今後の取り組みの見直しを合わせて発表し、
▽来年1月までとした「ステップ2」の達成時期や目標に変更はなく、
▽高濃度の汚染水の処理や新たな放射性物質の放出の削減などに力を入れたうえで、
▽原子炉の温度を100度以下にする「冷温停止」状態を目指すとしています。

また、警戒区域や計画的避難区域の放射性物質の除染については、
今月中に基本計画を作ったうえで除染のモデル事業を来月の早い段階で始める考えを明らかにしました。

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、原発から外部に漏れ出ている放射性物質の量は、
徐々に減りつつあると評価されていますが、
今後、警戒区域や計画的避難区域を解除するには、
放射性物質の放出を抑えるとともに、すでに放出された大量の放射性物質をいかに取り除くかなど
多くの課題が残されています。

東京電力が先月19日に公表した試算では、
原発からの新たな放射性物質の放出量は、6月下旬現在で1時間当たり10億ベクレル程度と評価し、
その結果、新たな放出による敷地周辺での被ばく線量は、最大で1年間に1.7ミリシーベルトとしました。

また、今回の試算では、新たな放射性物質の放出量は、前回の5分の1に減って、
1時間当たり最大で2億ベクレル程度と評価し
新たな放出による敷地周辺での被ばく線量も1年間に0.4ミリシーベルトとしました。

こうした放射性物質の放出について、東京電力は、
格納容器の中に残っていたり、汚染水に含まれていたりする放射性セシウムなどが粒子状になり、
水の蒸発に伴って放出されているとしています。

しかし、原発の外にはすでに大量の放射性物質が放出されていて、
最も多いとされる事故直後の3月15日には、
今回の評価の1000万倍となる1時間当たり2000兆ベクレルが放出されています。

政府が、今後、警戒区域や計画的避難区域を解除するには、
放射性物質の外部への放出を抑えるとともに、
すでに放出された大量の放射性物質を、除染によって、いかに取り除くかや、
除染によって発生する土砂や汚泥をいかに処分するか、といった問題を合わせて解決しなければならず、
多くの課題が引き続き残されています。


続きを読むに内容書き出しました




今日は毎日新聞論説委員の藤田さんと一緒にお話しを伺います

福島県の子どもを対象にした甲状腺の内部被ばく検査で45%で被ばくが確認された事が明らかになりました
0.01μシーベルトが26%、0.02μシーベルトが11%で、最高は0,10μシーベルトだったという事なんですが
この数字をどう思われますか?
私はその報告自体を見ていないので、どうも正確にコメントできないかもしれませんが
今、千葉さんがおっしゃった0.1μシーベルトとか、
その値はおそらく1時間当たりの甲状腺の被ばく線量というものを言っているのだと思います。
それを事故後から積算していって、最終的に何ミリシーベルト、何十ミリシーベルトになるという
そういう評価だと思いますが、この評価はとっても難しくて、
いつの時点でヨウ素を吸い込んだのかという事に関して、かなり大きな仮定を設けない限り
この評価はできないと思います
そして、今回の事故の場合には、事故が起きた当初、11日から15日、あるいは16日ぐらいに大量のヨウ素が出ている筈で
甲状腺を調べたのは20日、あるいは25日とかそんな日以降ですよね

はい。あの、3月24日から30日までと言う事で伝わってきているんですけれども
ですよね。
ですから、もう、ヨウ素はかなり、当初に出たものは減ってしまっていますし
どのような過程で最終的に全体の被ばく評価をしたかという事は
かなり誤差の多いと言うか、不確かさの多いものだとまずは思います
それから、45%と言うような事もですね
ほとんど意味のない事を言っていると思います
それは、要するに、検出できたものが、ただ45%だったという事なんであって
もっと厳密に測定をすれば、おそらく100%の子ども達が被ばくをしていたという事になるはずです

時期の問題も大切ですし、それから、検査の在り方と言うのも
今一つクリアになったという感じではないという事ですね
そうですね・・
事故対応がゴテテゴテにまわってしまいましたので結局ヨウド剤を使う事も出来なかったし、
甲状腺の被ばく線量を正確に評価するというその機会も
かなり失った段階でようやくにして測定をしたという、そういうデータですね

何かの判断基準としてはっきりと明らかになったという検査結果ではないというふうに受け取ってもいいですか
少なくともそう言えると思います


はい。
それからこんなニュースも入っております
政府と東電の発表ですと最近2週間の放射性物質の推定放出量は
毎時、およそ2億ベクレルだという事でして、
これは「3月の事故直後からすると1000万分の1に減った」というふうに政府と東電はしているんですけれども
この2億ベクレルというのは先生いったいどの位の量なんでしょうか
それが本当だとすればかなり少ないと言っていいと思います
事故当初にはそれの100万倍と言うものが毎日放出されていた訳ですから
随分、ま、本当だとすれば減ったと思いますけれども
ただこれは、この値は空気中に出ているという物だけなのであって、
それ以外に、液体として汚染水の方に出ていっている物もあるので
単純に2億ベクレルと言ってはいけないとまずは思いますし、
空気中に出ていっている量と言うのを正確に評価すること自身が、まず難しいと思います。
ようするに、発電所全体がもう、ボロボロになってしまっていて
もう、そこらじゅうから放射性物質が空気中あるいは汚染水に出ていってる訳ですから
それを全て、漏れている物を測定するということ自身が、実際上はできないという状態になっています
ですから、これも、様々な仮定を取りながらですね
ま、こんな程度かな。と言う位の値だと思います

ん~・・
こういう値が出てきたからと言って
厳密的にどうこうという事には、いってないという状況だと考えた方がいいですね
そうですね、
随分放出量が減ってきたという事は多分本当だと思いますし
これ以上増やさない努力を続けるという、その事が大切なのであって
数字自身にあんまり重きを置くべきではないと思います


わかりました。
政府はですね、こう言った事から
「大量に放射性物質の放出が起きる危険性は低下している」と実は言っていまして
緊急時避難準備区域の指定を9月にも解除する方針を決めているんです
原発から半径3キロ以内の地域への一時帰宅も認める方針だということなんですが
これについては小出先生はどう思われますか?
緊急時避難準備区域と言うところは
1年間の被ばく線量が20ミリシーベルトには、どうもならなそうだという場所なのですね
でも、もともと普通の人達は1年間に1ミリシーベルトしか被ばくはしてはいけないというのが
日本の法律なんですから
20にならない、たとえば19である、18であるといったとしても
そんなところに人々を帰すなんて事は法律違反に本当は当たると思います
政府自身が自分の決めた法律を守らないで法律破りをするということを言っているわけですから
そのためには、政府は本当に、今回の事故に対してどういう責任をとるのかという事を
まず、明らかにしてからやって欲しいと私は思います

まだ、事故が起きる前の基準から考えるとそんなに下がってはいないという
そうです

状況の中でこれが行われるという事なんですね
そうです
要するに人々に法律の規制値以上の被ばくを、もう、させるという事を前提に
避難準備区域を解除という話が進んでいるのですね

藤田さん、こういう状況のようなんですが、

藤田:その、子どもの被ばくにつきましても、政府の原子力対策本部は
「問題となるレベルではない」とですね、断定的に言っているわけなのですが
こういう政府のとらえ方を本当に信用していいのか、どうかな、という気持ちがするんですが
いかがですか
一貫してダメですね
要するに政府としては「直ちに影響は出ない」とか「影響の出ないレベル」だとか言っている」訳ですけど、
私達が甲状腺被ばくとかで問題にしているのは、後々の癌なんですね
それに関しては安全な量なんて無い。
大丈夫なんて量は無い。
どんなに微量でもそれなりの危険が伴うというのが、現在の学問の到達点なのであって
それを無視して、「もう、問題ない」というような説明をするのは私は論外だと思います。

藤田:なるほど。やっぱりその、危険性をきっちりとですね。特に子どもの事ですから
将来いろんな可能性が出てくる可能性がありますから
危険性をきっちりと説明する事が本当は必要だと思うんですが
そうです。
どの程度の危険があるという事を言わなければいけないと思います


あと、小出先生、国はですね、緊急時避難準備区域の解除に伴って
除染、放射性物質の除去をすると言っているんですけれども
学校などの場合は校庭の土を取り除くというようなことで、ある程度分かるかなという気がするけれど
福島県って山や森が多い県ですので、
たとえば森林の除染なんてできるんでしょうか
できません
今千葉さんがおっしゃったように学校の校庭とかはむしろやらなければならないのですけれども
そうでない場所、森林とか田畑などの、そういう場所の除染なんかできる道理がないので
あたかも除染が出来るかのように言うことそのものが、まずは間違えています。

はぁ・・じゃ、除染が出来ないという事になったら
そこ、どうしていったらいいんでしょうか
被ばくを覚悟でそこに戻るか、あるいは
やはり、1年間で1ミリシーベルトという基準を守って、そこにはもう戻らずに、そこを捨てるか
どちらかの選択をする以外にないと思います
戻る場合には、最低限子どもの被ばくは少なくしなければいけないので
校庭とか、幼稚園の園庭とか、子どもが遊ぶ場所だけはとにかく徹底的に除染をする
土を剥いだり、側溝とか泥を上げるとか、そういう事は必須だと思います

でも、森林のように除染はできないという場所は確実に残る
そうです。広範に残ると思います


はぁ・・・・・・・・・・・
じゃ、学校の除染が出来る場所でも、よけた後の土の処分方法なんて
決まって無いわけですよね
そうです
広い地域でするとなるとかなり大量に汚染物質ができると思うけど
これは、本当にどう処理したらいいんでしょうか
そうです
除染という言葉を私達は使いますけれども
決して放射性物質そのものが亡くなる訳ではありません
何処か別の所に移すという事しか私達はできない訳で、
たとえば、初めの頃に郡山市が学校の校庭の土をはぎ取って市処分場に捨てに行ったところ
処分場の周辺の方が嫌だと言って断ったのですね
それでしょうがなくて、また、校庭に持ち帰って山積みにしたということがありましたけれども
そんなことも、本当はしてはいけないのです
はぎ取った土を本当はどこか、人々が触れないようなところに持って行って、集めてそこに埋める
あるいは、お守をするという事をしなければいけない筈だと思います
では、それを一体どこにするのかという事になってしまうと
本当にどうしたらいいか分からないと言う状態に私自身もあります


そんな状態のまま色々と物事が進められていて
除染も語られていると言う事なんですね
そうです
でも、私自身は学校の校庭の土とか、それは必ずはぎ取れと言っていますので
やらなければいけないと思います
やった後の、汚染した土をどうするのかと言うところで
本当に難しい問題がまだ残ると言うことですね

はい。わかりました
どうもありがとうございました


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