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08.29
Mon
福島原発事故,日本と世界への放射能汚染拡散を新データが証明!
8/21 ガンダーセン New Data Confirms Contamination Spread in Japan and Worldwide
(日本語訳: Junebloke)
*動画日本語訳全文: http://junebloke.blog.fc2.com/blog-entry-35.html




フェアウインズ・アンシエーツ、アーニー・ガンダーセンです。
前回のビデオの中で、いくつか新たな情報がありましたので、それをみなさんにご報告したく思います。
まず最初は「ロシア・トゥデイ」でコメントが放送され、いくつかのブログでも話題になったた話で、
福島第一原発の敷地に亀裂ができそこから水蒸気が出ているとい可能性についてです。

その原因として、原子炉の核燃料がメルトスルーして
格納容器から出て、地下水に接触したからではないかといわれています。
私は「ロシア・トゥデイ」からこの件のコメントを求められましたが断りました。
それを肯定するにせよ否定するにせよ、信頼できる技術的なデータが不十分
であり、
その様な状況になっている可能性はありますが、結論をだせるだけの技術的なデータがまだないと思いました。
ただ興味深いのは、地面からの水蒸気が噴き出すという衝撃的な話しの陰に
もっとさらに重要な問題が隠れてしまった事です。
その問題の方は裏付けを取ろうと思えばできるでしょう。

まず一つ目は、先週カリフォルニアから届いた別の報告です。
研究者グループが大気中で放射性硫黄35を検出しました。
3月に検出され福島の事故発生後から2週間後です。
報道は硫黄35が、カリフォルニアで検出されたことに重点を置きましたが、
この報告書には、報道がニュースにしなかったはるかに重要なことが含まれています。
それは【硫黄35がどの様に生まれたか?】なのです。

福島原発に話を戻しましょう
海水に中性子がぶつかると硫黄が出来ます
海水中のナトリウム原子核に中性子がぶつかると、別の原子”硫黄”に変わります
これが硫黄が作られるメカニズムです。


しかし、報告書によれば、カリフォルニアで検出された量の硫黄をつくるには、
1平方メートル当り/4,000億個の中性子が必要です。
これは膨大な数の中性子です
誰もその中性子はどこから来たのか聞きませんでした。

このカリフォルニアの報告書は、私が4月3日にビデオ報告した内容を立証するものだと思います。
そこには福島の原子炉が完全には停止していないと思わせる証拠が十分にありました。
思い出してください。
津波が襲ったとき、原子炉は1時間で停止しました。
制御棒が原子炉に挿入され、あらゆる臨界反応を停止させたのです
しかしながら、その後再臨界が起きたよ?うです。
カルフォルニアの新データが、私の4月のビデオ報告を立証していると思います。
原子炉停止の後で、再臨界が継続していたのです。

次に、重要な出来事が2週間ほど前にありました。
米国原子力規制委員会の会議が開かれ、NRCスタッフが理事たちに福島の状況を説明しました。
その議事録へのリンクをこのビデオのページに出しました。
NRCスタッフが語る最初の60ページでは、
福島第一原発核燃料プールにあまり問題がないとされています。
その会議には電話での参加者があり、とても重要な質問をされていました。
これからそれを読みあげます。

質問者はシャディス氏、ニューイングランド・コアリション(原発の安全性を研究する米国NPO)の方です。
こう発言しました。
「保管プールの核燃料が損傷していないという発言を聞き驚いています。報道によれば、
1cmを超える核燃料破片が保管プールから1マイル(約1.6km)以上離れたところで見つかっています。
これが最初の質問です。この食い違いを説明してもらえますか?」

シャディス氏が示しているのは、核燃料保管プールが無傷なら、
プルトニウムが1、2マイル(約1.6~3.2km)離れたところから見つかったのはどの様にして起ったのか?なのです。
原子力規制委員会のこの回答は、控えめに言っても気がかりなものでした。
グローブ氏の発言として、議事録の61ページにこうあります。
「発見データが報じられている破片のほとんどは、複数の原子炉から来たものです。」
「敷地内の様々な形状で散乱している放射性物質がどこから来たかは、
複数の燃料保管プールよりも複数の原子炉から発生していると思われます。」

私の考えでは、保管プール核燃料がプルトニウムを放出したとする仮設よりも、これはより問題が大きいのです。
私の4月26日のビデオ報告を思い出して下さい。
3号機の保管プール核燃料が「即発臨界」を起こしたのではないか、とお話ししました。
それを裏付けるデータも沢山あります。

原発建屋側面に炎が発生、爆発による噴煙が高く立ち上がったこと。
この爆発により、原発から1.2マイル離れた敷地内にプルトニウムが飛散したと私は確定しました。

原子力規制委員会が考えているのはそれより深刻な状況です。
原子炉が壊れ、格納容器も壊れ、底からプルトニウムが敷地外の放出されたというのです。

私にはこの解釈が理解できませんし、率直に言って正しいとは思えません。
やはり私は核燃料保管プールが、プルトニウム飛散の原因だと信じております。
しかしながら、もし私が間違っていて、核燃料保管プールからでないならば、
原子力規制委員会の解釈では、実際ははるかに恐ろしい事態だったのです。
もし、原子炉が壊れ、格納容器も壊れてプルトニウムが放出されたのなら、
私達はアメリカの原子炉の設計を真剣に見直す必要があります。

次に手短にお話ししたいのは
1号機にかぶせる鉄骨製テントがほぼ完成した事です。
このテントにより多くの問題が解決する訳ではありませんが、
二つの問題を解決します

テントの目的は原子炉建屋の線量を下げる事です
テント内の某社性物質は何処かに逃がさないといけません
でなければもう度が高まって致命的なレベルになります
ですから、放射性物質は排気塔で排気しなければなりません

これは作業員にとっては良い事で
放射性物質をもっと高い位置で空中に放出できるからです
周辺地域にとっても良い事です
しかし、福島原発の放射性物質放出の問題解決にはなりません

1号機に鉄骨製テントが覆っても問題は解決しません。セシウム降下を敷地から遠ざけるだけです。
作業員にとってセシウム量は重要ですが、
地球規模で私達が浴びるセシウム量が減るのではありません。
この事が最後の指摘事項につながります。

東北日本のセシウム降下は大量です。
日本政府は、放射能汚染瓦礫を焼却許可しようとしています。
キロ当たりの放射線濃度が8,000ベクレル以下ならです。
これは1kg当たり原子核崩壊数が毎秒8000個です。
日本政府はその焼却許可をしようとしています。
アメリカであれば、放射性廃棄物として何千年も地中に埋めなければなりません
ところが日本政府は8000ベクレル以下なら焼却許可を与えると言うのです

それだけでなく、もっと当惑させることがあります。
放射能汚染がれきを他の瓦礫と混ぜる許可をしようとしています

たとえば1つのサンプルが24000ベクレルで他の2つが診汚染ならば、
全部足して3で割ると平均8000ベクレルになり、焼却許可されます


これを行なえば、深刻な問題が生じます。
まずひとつは、
福島原発が放出し既に地面に落ちた放射性物質を再び空気中に拡散させることになります
故意に!
福島の周辺市町村の除染が済んだ学校周辺や校庭に、瓦礫の焼却で再びセシウムが降ってきます。

別の地域の放射能の雲が日本に災いをもたらし、瓦礫を燃やす地域は
汚染が無い状態、または少ない状態でも再汚染され線量が高くなるでしょう。

その放射能の雲は、日本だけに留まっているわけではなく、
もちろん太平洋を越えて太平洋北西部にも届きます。
汚染瓦礫の焼却許可は、まるで福島原発事故の再現です
地面に?落ちた汚染物質をもう一度空気中に舞い上げることです

また、地面に落ちた放射性物質が川に入り、海に流れているという、
福島から比較的離れた地域のデータもあります。
福島原発そのものに注目が集まっている間に
実際に今は、遠く離れた川が汚染され、海が汚染されているのです。


日本は問題を抱えています。厳しい問題です。
その厳しい問題を解決するためには、まず、厳しい問題がいることを認識しなければいけません
日本政府が大きな問題を無視し続けるなら
実際は問題を長引かせ、結果、
最初からきちんと対処するより費用が多くかかるでしょう

まず、日本人は問題を認める必要があります
それは深刻であると。
問題解決には多額の費用がかかる事も認めなければいけません
しかし、問題は解決可能です
もし、解決すべき深刻な問題があいるというとの認識から始めれば!

ありがとうございました。


<参考>

福島第一原子力発電所で今「地割れから蒸気が噴出している件」について



小出裕章氏講演会@台東2011/8/27(内容殆ど書き出しました)
より抜粋
溶融体が地面にめり込んでいっている可能性が強いと私は思っています
そうすると、地下水と、すでにもう、接触しているはずで
その地下水を水蒸気に変えて、その水蒸気があちこちから噴き出してくるという事は十分ありうるだろうし、
海外のメディアから、福島原発の敷地の中でひび割れが起きて水蒸気が噴き出してきている。
そういう情報を私も知りました。
ただ、真理が確かめられないのでこの事に関して私はコメントを避けてきているのですけれども
可能性としては十分ありうると思います




焼却灰処理 環境省が新方針
NHK8月28日 4時2分

原発事故で放射性物質が付着したがれきや一般ごみを燃やした灰について、
環境省は、含まれる放射性セシウムが1キログラム当たり8000ベクレルを超えるものも
地下水への流出を防ぐ対策をしたうえで、埋め立てができるとする方針をまとめました。

これは、27日開かれた環境省の専門家による会合で示されたものです。
放射性物質が付着したがれきの処理について、環境省はこれまで、
燃やした灰に含まれる放射性セシウムが1キログラム当たり8000ベクレル以下であれば
埋め立てを認める方針を示していましたが、
より濃度が高い灰については一時保管するよう求め、処理方法の検討を続けてきました。
新たな方針では、放射性セシウムが8000ベクレルを超え10万ベクレル以下の場合
放射性セシウムが地下水に流れ出ないよう、
灰をセメントで固めたりコンクリートの容器に入れたりしたうえで埋め立てられるとしています。
また、10万ベクレルを超える灰は
さらなる対策として屋根やコンクリートの囲いがある処分場に埋め立てるとしています。

一方、これまでに関東や東北地方で一般ごみを燃やした灰からも、
1キログラム当たり8000ベクレルを超える放射性セシウムが検出されるケースが相次いでいましたが、
環境省は一般ごみの焼却灰についてもがれきの処理方針に沿って埋め立てを認めることを決めました。
これによって、各自治体は一時保管していた焼却灰の埋め立てを進めることになりますが、
処分場周辺の住民の理解を得ることが課題となることも予想されます。


<注>ガンダーセン氏の後半の話しの内容
「キロ当たりの放射線濃度が8,000ベクレル以下ならです。これは1kg当たり原子核崩壊数が毎秒8000個です。
日本政府はその焼却許可をしようとしています。
アメリカであれば、放射性廃棄物として何千年も地中に埋めなければなりません。
ところが、日本政府は8000ベクレル以下なら焼却許可を与えると言うのです。
それだけでなく、もっと当惑させることがあります。
放射能汚染がれきを他の瓦礫と混ぜる許可をしようとしています
たとえば1つのサンプルが24000ベクレルで他の2つが診汚染ならば、全部足して3で割ると平均8000ベクレルになり、焼却許可されます」

このガンダーセン氏のコメントの裏付けとなる日本国内のニュースを探してみましたが
見付けられませんでした。

ただ、8000ベクレルを超え10万ベクレル以下の場合も埋め立てられるとの事・・・・
これは、かなり心配です。

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