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08.31
Wed
文化放送・吉田照美ソコダイジナトコ(8月31日)
上杉隆さんの解説


急性白血病で亡くなった原発作業員について




上杉:
むかし、ロバートキャパがねスペインの戦争で撮ったのが
「ある兵士の死」という象徴的なんですが、

今日のニュース、最後に読んでもらったニュースがありますよね

福島第一原発の40代の・・・僕と同じですね
40代の男性作業員が急性白血病で死亡していたんですが
放射能の急性被曝、強い被ばくで最初に起こるのが、血液にくる訳ですけれども
これは、どう考えても、その可能性を簡単に否定できるものではないと、思うんですが

吉田:
簡単に否定しちゃってますね

上杉:
因果関係が無い」と.
まず、因果関係が無いと説明する根拠も出てないですし、
その前に健康診断を受けているんですよね
そこで何もないと言われた

じゃぁ、なんで死ぬ。どういう理由なんだと。

吉田:
そうですね

上杉:
急性ですから。
この辺をサクッっとニュースで流すんですよ。

吉田:
なんか、嫌な感じがしますよね
そういう事をあえて言って、なんか、「不問に付す」みたいな感じで。

上杉:
そうですね。
何よりも問題なのは、発表していますけれど、作業員が死んだわけです。何人目か知りませんが
で、やはり事故で被ばくした最初の二人の作業員
途中で死んでる方もいます60歳代「心臓まひ」と言ってますけど。

セシウムもそうですけど
実は、「心臓まひ」というのは放射能障害の一つなんです

吉田:
なるほど

上杉:
それは全世界で分かっている事なのに、全くその事に踏み込まない。
これは、何を言いたいかっていうと
ここまで、人に健康被害を与えたり、作業員を死亡させてしまったりしたら
やっぱり、捜査に入らないとまずいと思う
んですよ

吉田:
そうだね。本来は当たり前の事ですよね。

上杉:
他の所だって、こんなふうに社員が死んだりしたら、
業務上過失致死などで捜査が入ってもいいんですが、

捜査どころか証拠保全もしない
捜査の「そ」の字も無い

吉田:
徹底的に追及しなきゃね

上杉:
他のどうでもいい事案に関しては、しつこく、しつこく報道したり、捜査したりするんですね
天竜川の転覆事故でもそうですし、
それから、ユッケの話しもそうでしたけれど
それほどの情熱は一切無く、捜査機関の捜査以上に
メディアが全く触れない


吉田:
まさにチームプレーしているかのような扱いですよね。

上杉:
恐ろしい国だなと。
やっぱり、原発事故、少なくても原子力発電所の中で人が死んだって言ったら
世界でもやっぱり、ニュースな訳ですね

吉田;
大問題です

上杉:
それが、サラッと流れてしまうという

吉田:
サラッと流したいかのようなニュースにしている

上杉:
一人の作業員が死んだという事を小さなニュースで扱うということ自体が
日本の今の状況。つまり、隠蔽体質を象徴しているのかなと思います

吉田;
本当にそう思いますね
今朝は、「ある作業員の死」というキーワードでした


・・・・・・・・・

ほんとうに・・・
ものすごいワイドショーネタなのに、触れようともしない

警察だって、何してるんだろう(。◔‸◔。)??

日本って、このまま、こんなことを国民が許していたら
大変なことになると思う。



<参考>
新聞記事と、東京電力の会見ノーカット版
8月30日東京電力記者会見・作業員、急性白血病で死亡



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| 2011.08.31 16:34 | 編集
一体、チェルノブイリとフクシマでは、どちらの被害が大きくなるのだろうか?チェルノブイリはヒロシマの400倍の放射性物質が放出されたのに対し、フクシマはヒロシマの186倍が放出されているらしい(あくまで現在形)。ただチェルノブイリは僅か11日間でほぼ収束されたのに対しフクシマは3カ月半を過ぎてなお、一向に収束のメドが立っていない。チェルノブイリは、ソ連の原発運転員・軍隊・消防署員という訓練された部隊がのべ80万人動員されて、被曝覚悟で決死の収束作業に強引に従事させ、数万人が死亡したらしい。一方フクシマは、大半が全く訓練されていない日雇い労務者数万人が作業に当っているらしいし、まだまだ数年は収束に時間がかかりそうだ。私はソ連のように、自衛隊員・消防署員のような訓練された部隊が組織的に収束作業をしない限り、かえって最下層の日雇い労務者の被害をいたずらに増加させ、収束が遅れるばかりじゃないかと危惧している。できるだけ早く収束し被害者を最少に抑えるためには自衛隊員・消防署員のような訓練された部隊の投入が絶対に必要ではないだろうか?と思う。小出先生の言うとおり今は戦争中なのだから。。。
himadarake | 2011.09.01 00:11 | 編集
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