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09.13
Tue
・フランスのマルクール原子力関連施設で爆発事故
・枝野前官房長官が経済産業大臣になったことについて
・「知りたくないけれど、知っておかねばならない 原発の真実」本の内容について
 小出先生のこの6カ月の想い
・除染はできるのか?

9月12日月曜日 
京都大学原子炉実験所小出裕章助教に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]






<参考>

とうとうフランスでも「原子力関連施設で爆発」

マルクール原子力発電所の爆発事故関連動画とニュース記事 ↑



「知りたくないけれど、知っておかねばならない 原発の真実」
0913.jpg

3月11日の原発事故の直後から、「たね蒔きジャーナル」では
京都大学の小出裕章先生に、原発事故の状況を解説してもらってきました。
その小出さんのコーナーが、一冊の本になりました。
「知りたくないけれど、知っておかねばならない原発の真実」(幻冬舎、1000円)です。
タイトルは長いけれど、読みやすいQ&Aのスタイルになっています。
お読みになったら、是非感想をお寄せくださいね!
お待ちしています。
水野クリスタル






続きを読むに番組の内容書き出しました






今入ってきたニュースです
これ、ご存じかどうか
フランスの南部にあるマルクールという所にある原子力関連施設で爆発事故が起きました
フランスのテレビによると、一人の方が死亡したという話しです
また、重症の方も一人という話しが伝わってきました
小出さんこれを聞いて、まず何か感じられる事をうかがってよろしいですか
はい、でも今はじめてそのニュースを聞きました
一体どうした事かと、大変不安です

これについて放射能漏れがあるのかないのかということなんですが
地元の消防などは「放射能漏れの危険がある」というふうに、通信社で言ってきているところもあるんですね
ところが、もう一つの状況ではフランス警察は
「この核関連施設の爆発による放射能の汚染はない」といっている。
つまり、放射能もらがあるかないかというのは今の時点でとても大切なことだと思うんですが
今の時点で分かっている事は、たったこれだけの情報しかございません
これで何かをうかがうのは非常に失礼と思いながら
何か小出先生にうかがえる事はないでしょうか
ごめんなさい。わかりません。
私も知りたいです。

これは、放射能漏れがあるかないかというのはすぐに調べられるものなのですか?一般的に。
わかります。はい。すぐに調べられます

あっ、すぐに調べられるんですか。
はい。
マルクールというのはフランスの中の原子力のメッカでもありますので
放射能測定器は山ほどあるはずです。
情報はもうすでに揃っていると思います

つまり、このマルクールという所は
原子力関連施設が沢山フランスの中で設置されている場所だということですね。
そうです。研究施設ですけれども。

ということは、そこには計測器もしっかりとあるので
沢山あります

測ることは容易なことであるはずなんですね
もう、常時測っていますのでデータはあると思います

なるほど、・・という事はデータが出てきていない。出されていない
あるいはデータを測るものが壊れているという可能性も・・
それはないと思います
たとえば、一つの測定器が壊れるなんている事は勿論日常的にありますけれども
マルクールには山ほど測定器があるはずですから、
その全てが一斉に壊れると言う事はないので
もう、放射能が漏れたかどうかという事に関してはデータがあると思います

すでにあるはずなんですね
本当にないのなのか、あるいは隠しているのかどちらかでしょうね

はい。また情報が入りましたらお伝えしていこうと思います
そして、ニュースのもう一つ
枝野前官房長官が経済産業大臣
つまり原子力行政を、これからやって行かれる方になったんですけれど
これについて小出さんはどんな感想をお持ちでしょうか
笑)むずかしいですね
私はもう何度も言って、みなさんからも怒られているんですけれども
政治には絶望していましてあまりコメントする気はないのです
ただ、先程平野さんもおっしゃっていたけれども
枝野さんは今回の福島事故の際して、まぁ・・
「事故を過小評価」した張本人のであるのですね

「過小評価」ですね。はい。
ですから、
その責任をもう少し明らかにしてからやって欲しいなという思いは、確かに私もあります。
ただし、自民党の方から、
「枝野さん、民主党政権が福島事故をちゃんと対応できなかったのに
その張本人がやるというのがどうのこうの」
というコメントがあったという事を聞きまして、私はつい笑ってしまいました。
自民党こそが日本の原子力をここかでやってきた張本人で
悪の巣窟だと私は思ってますし、
もし、福島事故が起きた時の政権が自民党であれば
「もっともっと悪い対応をしたのではないかな」等と私は思いながら自民党の対応を聞きました。
そして、枝野さんは少なくても菅さんの官房長官だったんですね
その菅さんは福島原発の事故が起きる前は「ベトナムに原発を売り付けようとしていた人」なんです。
ただし福島原発が起きてしまった後は、菅さんは少しは反省したん泥うと私は思います。
そして、脱原発に舵を取ろうとしていたように見えますし、
ベトナムへの再度の原発輸出に関しては、菅さんは消極的で
とうとう、コミニュケというんでしょうか、なんか、そういう声明に署名もしないし、文章の起案もしなかったと
それを、仕方がないので経産省の海江田さんが受け持ってやったというふうに
何か、新聞で読んだ記憶がりますが
枝野さんは少なくても菅さんの官房長官だった訳ですから
仮に経産大臣になったとしても、菅さんの思いを引き継いでくれたらいいなと私は思います

でも、野田政権はストレステストでまた再稼働を年内にさせる方向でされているようですね
そうですね

その中には、もう40年の寿命と言われている、時間を経ている原子炉もあるようですね。
はい

すでにもう、菅さんが打ち出した政策が、どこまで本物か知りませんが
脱原発依存という、ま、かかげていましたが
そのあたりが少し変わってきたのかなと私は思いますが
私にもそう思えます

そうですか・・
そうした中で震災発生この原発事故から半年を期に、小出さんのご本が出版されました
我々たねまきジャーナルで、この原発事故直後から
毎日のように小出先生から伺ってきたお話しから生まれた本でございます。
小出さん、この本まだ出たばっかりなのに「もう読んだ」って言うリスナーの方が複数いらっしゃいまして
笑)そうですか。

お便りをくださいました。
「事故直後からの小出先生のコメントを改めて読んで、事の重大さを認識しています」と下さっています。
事の重大さをなんだか忘れているかのようなこの半年の空気じゃないかと私は思うんですが
どうですか。
事の重大さというのをみなさんがどれくらいに感じていらっしゃると言うように
小出さんは受け取っていらっしゃいますか?
よくわかりません。
でも、本を出して下さって、どうもありがとうございました。
また、この番組に、水野さんや近藤さんが私の話しを聞いて下さるように
場所を作って下さったわけだし、
大変的確な発言で、私の考え方を引き出して下さったので

私は分からないことを何でも聞いただけなんですけどね
はい。
ありがたく思いますし、
それが何がしかのみなさんに対するお役にたてたのであれば
大変ありがたいと思います。
そして、今現在も半年経ってしまいましたけれども、
本当に原発の事故というのは厄介というか、
今現在がどういう状況になっているのかすら、きちっと知ることが出来ないという。

小出先生もわからないこと、沢山あるんですね
そうです。
現場に行けない訳ですし、見れない訳ですから、
本当に厄介だなと思います。

ご本の中にも書いてらっしゃる言葉がこういうのがありまして
政府や東京電力がこの事故を過小評価したと考えている訳です。
そのために人々は汚染に気がつかないまま現在に至っているのです
」と
こういうふうにも記されております
あるいは、他のリスナーの方は本を読まれたそうですけれども
「私はこの事故が起きるまでは、何にも原発や放射能に対して全く無知でしたけど
たねまきジャーナルを通していろんな事を知って問題意識を持つに至りました
小出先生のお陰です。ありがとうございます。
この本では、小出先生の苦悩や息つぎが感じられる内容でした。」
というふうにおっしゃっております。
まさに小出先生の苦悩というものを私も感じました。
が、
これは皆さんの苦悩でもあるかと思うんですね
で、本のタイトルがですね
知りたくないけれど、知っておかねばならない 原発の真実」です。
つまり、知りたくないという気持ちを多くの方がお持ちなのではないかと思います。
この知りたくないという気持ちと
知らないままではどうなるのか。
そのあたり、小出先生はどうお考えですか?
私もこんな事故を望まなかったのですね
こんな事故が起こらない様に何とかしたいと思って、
私の何十年かの人生をそれに掛けてきたわけですが
ついに起きてしまったわけです
本当に何と言っていいかわからない程の無念ですけれども
でも、起きてしまったという事は事実なのですね
私はそれを夢と思いたいと今でも思いますけれども
事実なのです
もし、そうであればどんなに苦しい事であっても知らないよりは知った方がいい
私は思いますので、
ちゃんと事実を知って、それに向き合うのが良いと思います。

水野:平野さんは福島に行ってその事実と向き合ってこられました。

平野:そうです
先生、私、先週ですね
この前、野田総理大臣が除染の現場を視察した翌日に
伊達市の霊山(りょうざん)町という所を通ったんですけれども
本当に、なんか、広大な地域でですね、
政府の首脳が一つのポイントでいかにも除染が可能なようにね
演出しているというのが、こう、なんか、あの・・おかしく見えましてね
で、住民の人達は出来るだけ外に出ないように気を付けているんですけれども
先生、この除染の難しさというものをですね、
降下剤というものを撒いて、そこから表土をはぎ取ると言ってもですね
そんな・・ひろい田畑、出来る訳も無いし、
この除染の困難さというものを改めて現地を歩いて感じたんですけれども

ありがとうございます、そのとおりです。

水野:
だけど、野田さんの対応を見ていますとね、
「あ、除染が済んで、なんか、意外と早い時期にみなさんがお帰りになれるんだろう」という
そういう希望的な気分になるんですよ
これを現地に行かれてどうでしたか

平野:
広い、150キロぐらい車で通ったんですけれども
閑散としていましてね、
特に飯館村なんかは、水田も作付していませんし
水田も雑草が伸び放題でですね、動いている物と言ったら、そこらへんの小動物だけでしてね
こう、放射能汚染の広がりの怖さというんですか、
平穏な日常生活の場を一瞬にして奪った場面がそのまま残っているんですね。
これに対する怒りみたいなものがですね
ふつふつとまた、湧き上がってきましてですね。

水野:
小出先生、除染については、今の政府のやってることや言ってることに関してどうお感じでしょう

小出:
私は除染は基本的にはできないと思います
ただし、やるべき場所はあります
前から聞いていただいているように、学校の校庭であるとか、小学校の園庭であるとか、
そういう場所は必ずやらなければいけません
ただし、除染はそこしかできません

全部は無理だと
もう、今平野さんがおっしゃってくださったとおり
田畑を除染するなんて事はもともと出来ませんし、
原野、山林なんていう所の除染もできませんし
基本的には除染という行為そのものが、もう、無理だと思わなければいけません
そのなかでも、もし、人が住んでいるのであれば
子どもは守らなければいけませんので
子どもが集中して生活する場所だけは何としてでも除染するという
それだけです。
ただし、
除染というのは放射能を消すことではありません

消えはしないんですね
はい。
ただ、そこの場所を要するにはぎ取るだけであって
その放射能は、また、何処かの場所に押し付けると言う事が

何処かの人が引き受けなければいけないのですね
そうですね
はい。いずれにしても大変なことです

この除染が全体には無理なんだと言う事
これこそがね、
知りたくないけれど知っておかなければならない真実の一つなんでしょうね
そうです。
わたしも言いたくありませんし、みなさん知りたくもないでしょうけれども
でもできないと言う事を早く認識して、
次の生活設計を始めることが必要だと思います


そうですね、
そこに私達は今立たされて、半年を迎えております

小出先生どうもありがとうございました。




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