09.24
Sat
東日本大震災:福島・二本松産米から規制値セシウム
「何かの間違いでは」農家に動揺
毎日新聞 2011年9月24日 東京朝刊
◇稲作農家に動揺
「何かの間違いではないか」。
新米の予備検査で国の暫定規制値と同じ1キロ当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出された
福島県二本松市で、稲作農家の間に動揺が広がった。
同市の三保恵一市長は23日、
毎日新聞の取材に「仮に今後の本検査で規制値を超えれば、市場へは絶対に流さない」と語り
汚染米の流通阻止に全力で取り組む姿勢を強調した。
それでも県産米の風評被害が強まるのは必至で、福島の厳しい試練が続く。
【前谷宏、河津啓介、結城かほる、山田毅】
500ベクレルの値が出た二本松市南東部の小浜地区(旧小浜町)は
山あいの純農村地帯で、稲作農家611戸、水田面積は112ヘクタール。
「ショックです。どうなってしまうのか」。
同地区の農家の女性(54)はため息をついた。
買ってもらえるか不安を抱えながらの田植えだった。
ようやく稲穂が実ったが、21日夜の台風15号の豪雨で一部が水につかる被害を受けた。
それでも気を取り直し、残った稲を24日にも刈り取ろうと思っていた。
「これから何年もコメは作れないかもしれない。
(東京電力福島第1原発の)事故さえなければ、平和なところなのに……」と肩を落とした。
別地区の農家の男性(59)は検査結果に「信じられない」と驚き、
「(特定の場所で)なぜそんなに飛び抜けて高い数値が出るか分からない」と不安を吐露。
「今年の県産米は半値しかつかないと言われているが、さらにひどくなる」と嘆いた。
同市の三保市長は23日夕
市幹部から知らせを受け、市と地元JAなどによる緊急の対策会議を24日に開くことを決めた。
結果について
「厳粛に受け止めるが、具体的な対策は本検査の結果を待って決める。
あらゆる検査結果を情報公開し、国民の安全安心を守ることが産地の義務で、風評被害を克服する唯一の道だ」
と語った。
だが、稲作農家の衝撃は大きい。
小浜地区から遠くない市内の専業農家、近藤恵さん(31)は
「風評被害が出る」とため息をついた。既に今年の購入をキャンセルする客も出ている。
「お金の補償だけでは済まない。
客の信用を失った。なぜこれだけのセシウムが出たのか、きちんと分析してほしい」と訴えた。
地元の「みちのく安達農協」の斎藤道雄組合長(70)は
「これまでの検査で問題はなく安心していたが、大変なことになった。農家には何の落ち度もない。
原発がなければこういうことにはならなかった」と怒りをあらわにした。
ーーーーーーーーーーー
こんな状態なのに原子力発電を海外に輸出するんですか?野田総理!
このお米をあなたの家族で召し上がって下さい
お米を捨てるなんてバチが当たります
日本は悪魔の国になってしまう
やめてください
まず最初に、国民を救って下さい
ーーーーーーーーーーーー
核燃料施設の機器故障で水素爆発の危険性
独立行政法人日本原子力研究開発機構の東海研究開発センター核燃料サイクル工学研究所の再処理施設分離精製工場で9月13日に発生した高放射性廃液貯槽の換気系統機器の故障で、復旧が遅れた場合、貯槽の圧力が上昇し、強い放射線を放つ核分裂生成物(FP)を扱う区画で水素爆発の危険性があったことが、同機構が同22日に枝野経済産業相に提出した報告書などから分かった。
報告書によると、9月13日午後6時20分ごろ、核燃料サイクル工学研究所の変電所の定期検査を実施したところ、放射線管理区域の分離精製工場槽類換気系室のブロワ(送風機)が一時停止し、同区画内の圧力が上昇。電源供給用制御タイマーの故障が判明したため、応急処置をしてブロワを起動させるとともに制御タイマーを交換、通常の状態に復帰させた。
放射能の影響について日本原子力研究開発機構は、環境への影響はなく、槽類換気系室の汚染もなかったとしているが、復旧が遅れた場合、高放射性廃液の放射線分解で水素が発生、濃度上昇によって福島第1原発と同じような水素爆発の可能性もあったことは否定できない。
同機構は、再処理施設の放射性物質の崩壊熱を除去する機能や水素発生のおそれのある設備で、その滞留を防止する全交流電源供給機能等の喪失を想定。使用済燃料の損傷等を防止し、放射性物質の放出を抑えながら東海再処理施設の全交流電源供給機能等の回復を図るための対応策を策定したばかり。
水素爆発にもつながりかねない事案が発生したことで、放射性物質を扱う研究・再処理施設等の閉鎖や安全管理の強化を求める声が高まる可能性がある。水素爆発が発生した場合、周辺に大量の放射性物質が撒き散らされ、福島第1原発事故に次ぐレベルの放射能汚染が予想されることから、日本原子力研究開発機構や政府は、原子力関連施設の運用や対策の見直しを迫られるのは必至だ。
核燃料サイクル工学研究所 使用済み燃料の再処理やプルトニウム(MOX)燃料、次世代サイクル技術、放射性廃棄物の処分・処理技術の研究開発などを行っている研究施設。所在地は茨城県東海村。
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「何かの間違いでは」農家に動揺
毎日新聞 2011年9月24日 東京朝刊
◇稲作農家に動揺
「何かの間違いではないか」。
新米の予備検査で国の暫定規制値と同じ1キロ当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出された
福島県二本松市で、稲作農家の間に動揺が広がった。
同市の三保恵一市長は23日、
毎日新聞の取材に「仮に今後の本検査で規制値を超えれば、市場へは絶対に流さない」と語り
汚染米の流通阻止に全力で取り組む姿勢を強調した。
それでも県産米の風評被害が強まるのは必至で、福島の厳しい試練が続く。
【前谷宏、河津啓介、結城かほる、山田毅】
500ベクレルの値が出た二本松市南東部の小浜地区(旧小浜町)は
山あいの純農村地帯で、稲作農家611戸、水田面積は112ヘクタール。
「ショックです。どうなってしまうのか」。
同地区の農家の女性(54)はため息をついた。
買ってもらえるか不安を抱えながらの田植えだった。
ようやく稲穂が実ったが、21日夜の台風15号の豪雨で一部が水につかる被害を受けた。
それでも気を取り直し、残った稲を24日にも刈り取ろうと思っていた。
「これから何年もコメは作れないかもしれない。
(東京電力福島第1原発の)事故さえなければ、平和なところなのに……」と肩を落とした。
別地区の農家の男性(59)は検査結果に「信じられない」と驚き、
「(特定の場所で)なぜそんなに飛び抜けて高い数値が出るか分からない」と不安を吐露。
「今年の県産米は半値しかつかないと言われているが、さらにひどくなる」と嘆いた。
同市の三保市長は23日夕
市幹部から知らせを受け、市と地元JAなどによる緊急の対策会議を24日に開くことを決めた。
結果について
「厳粛に受け止めるが、具体的な対策は本検査の結果を待って決める。
あらゆる検査結果を情報公開し、国民の安全安心を守ることが産地の義務で、風評被害を克服する唯一の道だ」
と語った。
だが、稲作農家の衝撃は大きい。
小浜地区から遠くない市内の専業農家、近藤恵さん(31)は
「風評被害が出る」とため息をついた。既に今年の購入をキャンセルする客も出ている。
「お金の補償だけでは済まない。
客の信用を失った。なぜこれだけのセシウムが出たのか、きちんと分析してほしい」と訴えた。
地元の「みちのく安達農協」の斎藤道雄組合長(70)は
「これまでの検査で問題はなく安心していたが、大変なことになった。農家には何の落ち度もない。
原発がなければこういうことにはならなかった」と怒りをあらわにした。
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こんな状態なのに原子力発電を海外に輸出するんですか?野田総理!
このお米をあなたの家族で召し上がって下さい
お米を捨てるなんてバチが当たります
日本は悪魔の国になってしまう
やめてください
まず最初に、国民を救って下さい
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核燃料施設の機器故障で水素爆発の危険性
独立行政法人日本原子力研究開発機構の東海研究開発センター核燃料サイクル工学研究所の再処理施設分離精製工場で9月13日に発生した高放射性廃液貯槽の換気系統機器の故障で、復旧が遅れた場合、貯槽の圧力が上昇し、強い放射線を放つ核分裂生成物(FP)を扱う区画で水素爆発の危険性があったことが、同機構が同22日に枝野経済産業相に提出した報告書などから分かった。
報告書によると、9月13日午後6時20分ごろ、核燃料サイクル工学研究所の変電所の定期検査を実施したところ、放射線管理区域の分離精製工場槽類換気系室のブロワ(送風機)が一時停止し、同区画内の圧力が上昇。電源供給用制御タイマーの故障が判明したため、応急処置をしてブロワを起動させるとともに制御タイマーを交換、通常の状態に復帰させた。
放射能の影響について日本原子力研究開発機構は、環境への影響はなく、槽類換気系室の汚染もなかったとしているが、復旧が遅れた場合、高放射性廃液の放射線分解で水素が発生、濃度上昇によって福島第1原発と同じような水素爆発の可能性もあったことは否定できない。
同機構は、再処理施設の放射性物質の崩壊熱を除去する機能や水素発生のおそれのある設備で、その滞留を防止する全交流電源供給機能等の喪失を想定。使用済燃料の損傷等を防止し、放射性物質の放出を抑えながら東海再処理施設の全交流電源供給機能等の回復を図るための対応策を策定したばかり。
水素爆発にもつながりかねない事案が発生したことで、放射性物質を扱う研究・再処理施設等の閉鎖や安全管理の強化を求める声が高まる可能性がある。水素爆発が発生した場合、周辺に大量の放射性物質が撒き散らされ、福島第1原発事故に次ぐレベルの放射能汚染が予想されることから、日本原子力研究開発機構や政府は、原子力関連施設の運用や対策の見直しを迫られるのは必至だ。
核燃料サイクル工学研究所 使用済み燃料の再処理やプルトニウム(MOX)燃料、次世代サイクル技術、放射性廃棄物の処分・処理技術の研究開発などを行っている研究施設。所在地は茨城県東海村。
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| 2011.09.25 09:42 | 編集