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たねまきJ「除染と廃棄物と汚染」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)9/28


・飯館村の除染計画について
・環境省からの国の除染の方針について
・除染作業で出る放射性廃棄物について
・文部科学省公表の群馬県の汚染について

9月28日水曜日 
京都大学原子炉実験所小出裕章助教に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]







<参考>

飯館村が除染計画 宅地2年、農地5年で完了
(2011年9月29日 福島民友ニュース)

東京電力福島第1原発事故で全域が計画的避難区域に指定されている飯舘村は、
居住空間の追加被ばく線量を年間1ミリシーベルト以下に低減する除染計画を策定した。

宅地など居住環境は約2年、農地は約5年、森林は約20年で除染を終え、
原発事故以前の環境回復を図る方針。

菅野典雄村長は28日、政府と県に計画を提出した。
計画によると村と県、国の連携とともに村民の参加を得ながら除染を進める。
農地や、キノコなどが自生する森林の低減目標は、
土壌の放射性物質濃度で1キロ当たり1000ベクレル以下に定めた。
村内の国有林に仮置き場を設置し、
除染で生じた汚染土壌などをコンクリート製の保管容器で密閉して一時的に保管する。




年間5ミリシーベルト以上地域、国が除染へ 環境省方針
asahi.com 2011年9月27日20時48分

TKY201109270747.jpg
表:環境省が試算した汚染土壌や落ち葉の量拡大環境省が試算した汚染土壌や落ち葉の量

東京電力福島第一原発事故に伴い、国の責任で実施する放射性物質の除染について、
環境省は原則として年間の追加被曝(ひばく)線量が5ミリシーベルト以上の地域を対象とする方針を固めた。
都市部の側溝など、線量が局所的に飛び抜けて高く、
生活への影響も大きいホットスポットは1ミリシーベルト以上とする。

森林では土壌は除去せず落ち葉の回収でも対応可能とした。
土壌や落ち葉などの総除去量は最大で東京ドーム23杯分の約2900万立方メートルになる。

除染基準をめぐっては、政府が8月に示した除染の緊急実施基本方針で、
平常時の年間許容量とされる1ミリシーベルトを長期的に目指すとしてきた。

環境省は今回、5ミリシーベルトを原則とした根拠について、
それ以下の低線量地域では表土を削るなどしても効果が上がりにくいことなどを挙げた。
セシウムの一部が2年で半減期を迎えることなど自然減の効果もあわせて、1ミリシーベルトを目指すという。

同省は27日、有識者による「環境回復(除染)検討会」の会合を開き、試算結果を示した。
5ミリシーベルト以上の地域はすべて福島県内といい、県面積の13%に当たる約1778平方キロ

土壌の除去は、セシウムが集まる地表から深さ約5センチまでを基本とする。
森林では土壌は除去せず、文部科学省の調査などをもとに、落ち葉の回収や枝打ちで除染できるとしている。
葉や枝は同じ面積当たりの除去量が土壌の5~6分の1で済み、さらに焼却などで減量できる。
対象面積の約7割を占める森林での土壌除去を回避することで総除去量を減らせるという。

都市部の側溝や雨どいなど、局所的に年間の被曝線量が高いホットスポットは、
福島県と隣接する4県だけで約640平方キロあるが、高圧水で洗い流すなどの対応が中心のため、
除去土壌は40万立方メートル程度にとどまると試算。仮置き場や中間貯蔵施設の規模にあまり影響がないという。

環境省はこの日の検討会で有識者らの理解が得られたとして、
10月10日の次回の検討会では、除染対象の地域指定や汚染状況の調査方法、
土壌の収集・運搬指針などの除染基準案を提示する方針だ。(森治文)



除染土 最大2879万立方メートル 環境省試算 東京ドーム23杯分
東京新聞 2011年9月28日 朝刊

環境省は二十七日、
東京電力福島第一原発事故で放射性物質に汚染され、
今後の除染で土をはぎ取るなどして発生する汚染土壌の量をめぐり、試算結果を有識者検討会に示した。

福島のほか宮城、山形、茨城、栃木の五県で
年間の被ばく線量が五ミリシーベルト以上の区域を中心に除染する場合、
土壌量は最大で東京ドーム二十三杯分に相当する二千八百七十九万立方メートル。
除染が必要な面積も最大で福島県の17・5%に当たる二千四百十九平方キロメートルに上る。
政府は福島県に中間貯蔵施設を設置する方針だが、
広大な施設の整備が必要で、地元自治体との調整は難航しそうだ。

これに関連し、細野豪志原発事故担当相は二十七日の衆院予算委員会で、
十月中に中間貯蔵の在り方を含めて政府の考え方を提示する意向を表明。
野田佳彦首相は「仮置き期間は何年という形で、住民の安心のためにも明示できるように努めたい」と述べた。

推計は、年間の被ばく線量に応じて
(1)二〇ミリシーベルト以上の区域を除染
(2)五ミリシーベルト以上の区域を除染
(3)五ミリシーベルト以上の区域を除染するのに加え、
 一ミリシーベルト以上五ミリシーベルト未満の区域も部分的に除染(スポット除染)-

の三パターンを想定。それぞれ森林の除染面積を100%、50%、10%の三類型に分けた。

住宅地や市街地で建物が密集している地域は、
建物以外の土壌部分が全体の40%とみなし、表面を五センチはぎ取ると仮定。
森林では落ち葉の回収や草刈りなどを行い、農地は表面の土五センチを除去する条件で試算した。

その結果、五ミリシーベルト以上の区域とスポット除染を組み合わせて
森林を100%除染したときに、発生する汚染土壌量は最大となった。



群馬の汚染地図(文部科学省発表)
9月27日に文部科学省が発表した汚染地図に関してまとめました。

続きを読むに番組の内容書き出しました







水野:
まず、除染の話なんですけれども、
福島県飯館村が除染の計画を公表しました
これによるとおよそ2年で住宅地域の放射線汚染の除去を終えるという計画なんですが
その時の目標値ですが、住宅地域の追加の被ばく線量が
年間1ミリシーベルト以下になる。そこまで抑えることを目標にしているというんですね

ただ、国はその一方で、こうした事を言っております
国の責任で除染はすると野田さんもおっしゃっていましたが
国の責任で実施する除染について、
環境省が、その原則は、年間の追加の被ばく線量は5ミリシーベルト以上の地域を対象とする
と言っているんです。
つまり、5ミリシーベルトに達していない地域については国は除染をしないという意味ですよね
基本的には。

小出:そうです。

水野:
そうしますと、飯館村の皆さんは、1ミリシーベルト以下にしたいとおっしゃっているんですが
1ミリシーベルトと5ミリシーベルトに目標値に大きな開きがあるとおもうんです。
これ、どうお感じですか?

小出:
飯館村の言っている事が正しいし、
日本の国は自分が決めた法律を率先して破ると言っているのですね。

水野:
本来、年間1ミリシーベルト以上を被曝してはならないんですよね。誰であっても、普通の場合。

小出:そうです
私が管理区域から放射性物質を持ち出して、
水野さんや近藤さんに1ミリシーベルト以上の被ばくをさせるような事をすれば
私は法律にのっとって処罰をされるはずです

水野:あっ!そうか・・そういう法律を日本は持っているんですよね

小出:そうです

水野:
ところが、その国がですね、5ミリシーベルト未満のところは除染はしないと言っている話
こうなると・・・
近藤さん、飯館村のように1ミリシーベルトに抑えたいと思ったら
あとは、自力でお金、自分のところでやって下さいということになりかねないんじゃないですか?

近藤:
という問題も同時に出てくるでしょうが、ぼくはもっと穿っていうと、
1ミリシーベルトだったら際限が無いから、やれないからじゃないですか。

水野:
アー・・1ミリシーベルト以下にするとしたら、小出先生、現実的にどうなんですか?

小出:
私は、除染はするべきだと。これまでにも発言してきました。
ただし、その除染をする場所というのは
子どもたちが集中的に遊ぶ場所という、そういう場所に限って私は除染をして欲しいと言ってきました。
学校の校庭であるとか幼稚園の園庭であるとか
あるいは家庭のちいちゃな子どもが遊ぶ庭であるとか
そういう所は表土をはぎ取って欲しいと言ってきましたけれども
出来るのはそこまでだと、私は言ってきたつもりです。
それ以上の除染というのはものすごく困難ですし、
田んぼや畑の除染というのは、まずは原則的にできません
森林も除染は出来ません。

水野:田んぼや畑が原則的に出来ないとおっしゃるのはどうしてなんでしょう

小出:土をはがしたら、田んぼや畑は死んでしまいます。表土が命です

水野:はぁ、そうなんですか。

小出:はい。

水野:
で、森林の場合はですね、国の考え方で言いますと
「森林は土壌はもう除去しないで、落ち葉の回収でも対応は可能である」
というふうに言っているようなんです。

小出:
落ち葉を集めるという事はいいことだと思います
しかし、落ち葉だけでは無くてすでに森林の土壌も汚れてしまっているのですから
基本的には除染は出来ないと言わなければいけないと思います

水野:
そしたら、その森林で働く方達、林業の方達は
もう、仕事が出来なくなりませんか?

小出:
えー、そうですけれども、
本来であれば1年間に1ミリシーベルト以上の被ばくをしてはいけないのですね。林業関係者も。
しかし、もう、日本の国はそんな事はどうでもいいと言っているのですから、
野放しにされると思います。

近藤:
先生、落ち葉でもね、光合成という働きがある訳でしょ
そういう自然の営みも、その、落ち葉取っちゃったらエライ事ですよね

小出:
はい。生態系というのは循環していますので
その一部を断ち切るというような事をやれば、また、それなりの悪影響が出ると思います。

水野:
この5ミリシーベルトを対象とする除染の計画について
環境省はなんで5ミリシーベルトかという理由の一つにこういう事を言っているようです
「時間が過ぎれば放射性物質の量も減るし、風や雨で拡散していくので、
目標の年間1ミリシーベルト以下になっていくであろう」と
これはどうなんですか?科学的に

小出:何十年か先にそうなります

水野:何十年か先!何年か先ではないですか?

小出:
今汚染している正体はセシウムの134と137です
134の方は2年経つと半分に減ってくれますので、もし5ミリシーベルトに簡単に出来るのであれば
2年後には、セシウム134の部分が半分に減ると
137の方は減りませんので

水野:これはどのくらいかかるんですか?

小出:
137は30年です
ただし、環境省がいったそうですけれども
風やなんかで吹き飛ばされていくというものもありますし
地面の下に潜り込んでいくという部分もあって、
空間ガンマ線量は30年よりは早く減ると思います
それでも、15年とか20年でようやく半分になるという程度です
ですから、今、半分の2,5ミリシーベルトは137のきようですので
それが半分になるとしても、
15年後、20年後にセシウム137がまだ、1ミリシーベルト以上は残っているという事になると思います。

水野:
環境省は5ミリシーベルトについてこうも言っています
「それ以下の低い線量の地域では、表面の土壌を削るなどしても、
どれだけ下がるかという事に効果がなかなか上がりにくい」というんです
つまりこれは費用対効果を考えているというそういう意味でしょうか

小出:そういうことですね

水野:
同じお金をかけてどれだけ下がるかという事が見えにくい
実施しにくいという事ですね

小出:という所は、「もうやらないでおこう」と言っているのですね

水野:
ただ、これ、先生がおっしゃるように1ミリシーベルトを目標に、もし、除染するとしたら
ものすごい量の汚染土壌が出てきますよね
今の計画だけでもですね、
5ミリシーベルト以上の所をやるだけでも除去すると、
東京ドーム23杯分の土壌と落ち葉。という量になるそうです
それが、福島県の面積の13%に当たるという話もありますので
全部になると東京ドーム何百杯分になるのか分かりません
そうすると、それをどうするのかというのも問題ですよね

小出:そうです
どうしようもないので何処かにまた、積んでおくという事しかできません

水野:
飯館村の計画で行きますと除染作業で出た放射性廃棄物は
コンクリート製の容器に入れて、村の国有林、林に仮置きするという事なんです
この計画はどのように評価なさいますか?

小出:
これまで原子力発電所で生み出されてきた低レベルの廃棄物というのがあるのですが、
それは青森県の六ヶ所村に、今、ドラム缶に詰めた形で運び込まれていまして
すでに20数万本が六ヶ所村に運び込まれています
それは、コンクリート製のプールのようなものに次々とドラム缶を積んでいって
いっぱいになったらコンクリートの蓋をするという事でやっています。
ですから、飯館村の計画はそれに近い形でやろうとしているという事だと思います。

水野:今としてはこれがベルトだと思われますか?

小出:
うーん・・分かりませんけれども
本当だったらもっとちゃんとやって・・・
青森県六ケ所村のやつも私は賛成しているわけではないのです
そこに300年間じっとしていて欲しいと国の方は言っているのですけれど

水野:300ねん!

小出:
はい。
300年後という未来は多分予想できないです。
300年昔の事を言ったら、元禄時代の忠臣蔵の討ち入りの時代になってしまいますので
そんな先の事まで見通す事はできないし、
私は「六ヶ所村のような事をやってはいけない」とこれまでも言ってきました。
それを飯館村が、やむにやまれず、それをやろうとしている訳で、
大変難しい選択だなと思います。

水野:
もう一つ伺いたいのは、文部科学省が公表しているデータなんですが
セシウムの蓄積の量を測定した汚染マップを公表しております
それを見ますとですね、「汚染の帯」と呼ぶべきですかね・・・
これがですね、福島第一原発から250キロも離れているところまで広がっているというんですね。
たとえば180キロ離れております、群馬県みどり市や桐生市の一部では
1平方メートル当たり10万ベクレル~30万ベクレルという数値が出ております。
これ、どれぐらいのものですか?

小出:
1平方メートル当たり4万ベクレルを超える汚染物は管理区域から持ち出してはいけない
つまりそういう汚染物は管理区域の外にあってはいけないという
そういう法律が日本にはあります

水野:
つまり、一般人が立ち入ってはいけない区域なんですか?

小出:もちろんです。

水野:
4万ベクレルあるところは・・
しかしですね、180キロ離れたところで10万から30万ベクレルっていうことです

小出:
はい、そうですね
ですから、それが、もう、大地そのものがそれだけの汚染を受けてしまっているというのですね

水野:チェルノブイリの時には3万7千ベクレル以上は汚染地域として指定されたんですよね

小出:
そうですけれども、
本当でしたらそういう地域の人達を避難させなければいけなかったのですが、
ソ連という国もとうとうそこまで力が及びませんで、崩壊してしまったわけですね
ですから、1平方メートル当たり3万7千ベクレルを超えるようなところに
いまだに565万人の人が住み続けています
日本の場合もそれに近いことになるわけですね

水野:
しかしながら、チェルノブイリの周辺では
さまざまな子どもたちの悲劇が伝えられていますよね

小出:はい

水野:
それから、近藤さーん、
こういう実態がどんどん明らかになっていくと
こんな実態がはっきり分かる前に賠償の枠組み決めていっていますけれど
どうなんですかね

近藤:
それは・・ちょっと意味が無いよね
除染の面積が広がるにつれて、賠償額も当然それに比例していくでしょうし
そうなってくると、今決めている数字というのは仮の数字でしかないよね。あくまでね。

小出:そうですね

水野:こうした測定を終えた汚染のマップは文部科学省のページで公開されております


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