9月29日報道ステーションです
やっと、古舘さんの目が覚めてきたかもしれません
動画はすぐに見られなくなるかもしれませんので
内容を全て書き出しました。
プルサーマル導入の討論会でも・・・
原発「やらせ」質問文を入手
20110929 原発「やらせ」質問文を入手 投稿者 PMG5
続きを読むに
内容書き出し
古舘:
我々は、原発のプルサーマル計画というものがありますね
プルサーマル計画がどういうものかは、あとで、VTRのなかでご説明しますが
このプルサーマル導入に関して、とても換価できない資料を私達は入手しました
で、後ろの公開討論会。プルサーマルに関しての、そちらの映像が映っていますが、
この公開討論会でですね、
電力会社関係の人が立って、専門家に向かって質問するというケースが多発する訳ですが
その時質問者はですね、これ、はっきり言って台本です。
質問の台本通りに質問しているという事が分かりました
そしてこの討論会を経て、プルサーマル計画は導入されたわけです。
ーーーVTR---
ナレーション:
九州電力によるやらせ質問は我が国初めてのプルサーマル導入による公開討論会でも行われていた
2005年の佐賀県主催のものだ
プルサーマルとは原発から出る使用済み核燃料からプルトニウムを取りだし、
それをウランに混ぜて、再び原発で燃料にとして使うというものだ
佐賀・唐津市2005年。唐津市ホームページから
討論会の司会者:
えー、会場の皆様からのご質問、お受けしたいと思うんですが
主催者の方でですね、なるべく公平に当てるようにと言われておりまして
ブロックに分けて、この中で、っていう風な形で進めさせていただきます。
ナレーション:
この日の参加者はおよそ800人
この中にやらせ質問を行った九州電力の社員などが含まれていた
九州電力は会場を7つのブロックに分けた座席表を作って
やらせ質問をする社員の座る位置をあらかじめ決めていた

さらに事前にこのようなやらせ質問用の文書を用意し
質問する社員などに配っていた
この文章に沿ったやらせ質問がどのようにやられていたか見てみよう


プルサーマルでは燃料にプルトニウムを使うため
その危険性が指摘されていた
専門家による討論の後、会場からの質問を受け付けた
討論会の司会者:
それではこのブロックの方で他にご質問ご意見のある方
では、ちょっと近くになりますけど、その後ろのメガネをかけていらっしゃる方
ナレーション:
譲り合う二人、しかし二人とも九州電力の社員だ
司会者:
あ、すみません、二人ともメガネをかけていましたね
じゃ、そのグレーのセーターの方から
じゃ、次にそちらの方をお当ていたします
ナレーション:
メモに目を落とす質問者

質問者(九電社員):
先生がたのお話しをお伺いして、プルサーマルを使用すると、制御棒の効きが少し悪くなる。
燃料の溶融点が若干低下するという事で
安全の悠度は減少するが、それでも、その、必要な安全は確保できるという事で私なりに理解しました
ナレーション:
質問は用意された文章通りだ
質問者(九電社員):
例えていうと、時速100キロで走ると、脱線するカーブがあって
今までは時速60キロで走っていたと、これからは、その、
時速62とか63で走るという事でよろしいのではないかということです。
司会:遅くなりました。お隣で
ナレーション:次の質問者も九州電力の社員だ

質問者(九電社員):
玄海2号機で燃料漏れの事故があったと思いますが、
もし、プルサーマルを実施した時に燃料漏れが発生したらどのような現象がおこるんでしょうか
プルトニウムが発電所周辺に放出されるという事があるんでしょうか
そこらへんちょっとお伺いしたいと思います
ナレーション:
この日質問に立った18人のうち、7人が九州電力の社員などで、
この他1人は九電のOBだった。
彼らの質問には特徴があった
やらせ質問をした人はメモに視線を落とす姿が目立つ

九州電力関係の質問者:
制御棒の効きが悪くなるとか、燃料の融点が下がるとか
非常に分かりやすいんですけれども、要はですね、程度問題じゃないかと思うんですよね
ナレーション:
プルサーマルに反対の立場で質問していた元県会議員の牛嶋博明さんに今日話しを聞いた

元佐賀県会議員の牛嶋博明さん:
こういう風な大問題をね、大きなことをね
こういうふうなレールを敷いてね、やるべきことではない。
これは本当にもう、今の県民なり、市民の人達はね、どこを信用していいか分からないですよ。
ナレーション:
さらに、唐津市のこの男性にも当時の会場の様子を聞いてみた
佐賀県唐津市在住 坂本洋さん(電話)
司会者がね、普通だったら真っ先に手を挙げた者を当てたりする訳ですけど
ずっと眺めまわす時間がありましたね
それがちょっと異常でしたですよね
これは、誰か探しているなというような、感じを瞬間したのは覚えています
ナレーション;
司会をしていた男性は私達の取材に、
「九州電力とは事前に打ち合わせをしていない
質問者を指名する時もその場でとっさに当てていた」と、答えていた
京都大学の小出助教は壇上で専門家としてプルサーマル推進の反論をしていた

小出裕章:
私が心配しているのはMOX燃料に使われるプルトニウムというのは
ウランに比べて放射線の毒性が大変高いです
私が恐ろしいと思うのは先程から聞いていただいているように、
事故になった時が心配だと思っています
ナレーション:
小出助教に当時の様子を聞いた
Q:よく覚えていらっしゃいすか?
小出:ええ、もちろん覚えていますけれども、あまり白熱はしなかったですね
ナレーション:
小出助教は当時からやらせの存在を知っていた
小出:
推進派の人達は、利益共同体があるわけで、原子力をやることによる。
その中で打ち合わせをして出てきているんだろうなと、私はずっと思っていました。
原子力を進めるための、原子力発電所の立地を進めるための
こういうシンポジウム、ディスカッションがあれば、
彼らは勿論自分の方に優位になるように工作をするというのは当り前のことだと思いますし、
そうしない案ということはあり得ないことだと私は初めから思っていました
ナレーション:
プルサーマルとは、増え続ける使用済み核燃料を再利用しようというものだ
使用済み核燃料から、まず、プルトニウムを取り出す
それをウランに混ぜてMOXと呼ばれる核燃料に加工し、再び原発の燃料として使う
だが、使い終わったMOX燃料の処理方法は決まっていない
2003年小泉内閣はこのプルサーマル計画の推進を決めた
佐賀県と玄海町がプルサーマルの受け入れを了承したのは、この討論会の3カ月後だった
そして、2009年、フランスで加工されたMOX燃料が玄海原発に到着した
これが日本で最初のプルサーマル発電となる
原子力政策の節目となった2005年の佐賀県主催の公開討論会
県議会でもかねてから、やらせの可能性が指摘されていた
佐賀県議会(昨日)
佐賀県古川康知事:
当時の関係職員に確認をいたしましたが「そのようなことについては覚えが無い」という事でございました
いわゆる「仕込質問」がどのようなものであったかは、(第三委員会の)最終報告を見てみたいと思います
九州電力のやらせ問題を調査していた第三者委員会の最終報告はあす発表される
一方、やらせ質問の文書が発覚した九州電力は・・
九州電力:
第三者委員会の最終報告書を受領していないので、事実関係についてはコメントできない
ーーースタジオーーー
古舘:
三浦さん、どだい無理があるものを進める時っていうのは徹底して無理をやっちゃうんですかね
三浦俊章(朝日新聞論説委員):
そうですね、なんか今見て思ったのは
なんか、京都大学の小出さんがや「らせだと思っていた」と話していらっしゃいましたけれど
まぁ、まさにその通りで、関係者はみんな知っていたんだと思うんですね
それで、政治も行政も、それから電力会社も
「公聴会というのはこういうものなんだ」という形で運営してたんだと思うんです
で、今こう、いろいろなものを考えてみますとね
やっぱり原発っていうのは私は日本の民主主義の中の大きな盲点だったと思うんです
というのは、たいてい日本の社会のしくみにはチェック機能があるんですよ
大きく言えば、それは、政府・国会・司法の三権分立にはじまって
事件を捜査している警察も検察がチェックしていると
古舘:それぞれ問題はあるけれど一応あると
三浦:
そうですね。お互いチェック&バランスをするという事でいろんな事が安定して行われているわけですね
ところが、原子力の場合には監視役の保安員が推進役の経産省に置かれていたことが象徴的ですけれども
そういうチェック機能が無い
で、政治も行政も学会も推進役で、しかもメディアもきちっとしたチェック機能が果たせなかったとなると
もう、ひたすら安全神話が出来て、しかも、このすごく巨大な既得権益が出来て
これ、我々の税金で作っていた訳ですね
その中で機能不全が起きてしまってきているという事があると思うんです
ですからこれから、やっぱり、原発をどうするかという事は、
実は単なるエネルギーや環境の問題だけじゃなくて
やっぱり、こういう大きな問題を自分たちでどう考えていくのかと
やっぱり、日本の民主主義を作りなおすぐらいのね、そういう大きな作業の一環になると思うんですね
古舘:
この前も6万人のデモ行進がありましたよね
「原発を止めよう」という。
いま、メディアの事も触れられました
私達マスコミも、たとえば私で言えば、
2005年にこういう事が事実あったわけですが、
やらせがこういうふうに王立しているという事を知らなかった
だけど同時に「知らなかった」では済まされないと思うんです
それから、安全神話があって危険性は知らされていなかった
でも「知らなかったの顔」している場合ではない
それではすまされない
おおいに、わたしたちも反省して、
責任を追及する責任があるんだというふうに、肝に銘じなければいけない
三浦:
そうですね、全くこれは、大きな・・本当に・・んー
何て言いますかね、うっかりだけでは済まされない。ね
やっぱり自己点検がいると思うんですね
古舘:自己点検、それから、どうしていくのかエネルギー政策、全てかかわってきます。
ーーーーー九州電力と玄海原発の関連記事ーーーーー
玄海原発稼働に向けての疑問だらけの県民説明会
たねまきJ「鋼鉄がガラスのように割れる」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)7/4
玄海原発1号機の危険度
やらせメールの指示をしてまでも九電は原発を動かしたいの?国民の命は???
九電社長の記者会見(内容書き出し・例文あり)7/14
”世論工作”実態の告発(内容書き出し)
ーーーーーーーーーー
九州電力:眞部社長が続投の方針 引責辞任から一転し
毎日新聞 2011年9月27日 11時18分(最終更新 9月27日 14時48分)

九州電力の眞部利應社長
九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の再稼働を巡る「やらせメール」問題で引責辞任の意向を表明していた眞部利應(まなべ・としお)社長が、一転して続投する方針を固めたことが27日分かった。松尾新吾会長も既に続投の意向を示している。第三者委員会の最終報告を踏まえ、10月初旬の臨時取締役会で関係役員の処分や再発防止策とともに続投が承認される見通し。
眞部社長はメール問題発覚後、報道各社の取材や7月20日に参考人招致された衆院予算委で「退任については個人的思いは決まっている」と辞意を表明。同27日の定例会見で松尾会長に辞表を出したことも明らかにしていた。
しかし、定期検査に入った原発休止の長期化に伴う収益悪化や電力需給などの課題が山積していることを懸念。さらに、社内外で「東京電力福島第1原発事故のように、犠牲者や避難区域を発生させたわけでなく、辞任するほどの問題ではない」との擁護論が強まったため、今月初旬ごろから続投に傾いていたという。
ただ、やらせメール問題で海江田万里元経済産業相が辞任を求めた経緯もあり、政府の意向や消費者の反応によっては曲折も予想される。【石戸久代、綿貫洋、小原擁】
東電役員に辞任要求、政府の第3者委員会の最終報告素案
産経ニュース 2011.9.28 01:29
東京電力のリストラや事業のあり方を検討している政府の第三者委員会「経営・財務調査委員会」がまとめる最終報告書の素案が27日、明らかになった。福島第1原子力発電所事故の賠償で政府から資金援助を受ける前提として、東電の経営陣が「道義的観点から一定の経営責任を果たすべきだ」と明記し、役員辞任や退職金放棄などを求めた。
調査委は当初、月内の公表を目指していたが、詰めの協議を行った上で、10月3日にも発表する方向で調整している。
東電は5月、代表取締役の報酬全額返上などの合理化策を発表。しかし、調査委はさらなる厳しい措置が必要と判断し、最終報告に「役員の辞任または退任、役員報酬の削減、退職慰労金の放棄、保有株式の返上などの形で経営責任が果たされることが望ましい」と盛り込む方針を固めた。
また、東電が原子力損害賠償支援機構による資本注入を受けることを想定した上で、東電に対し、定款を変更して新株発行可能枠を拡大するよう求めることなども盛り込んだ。
東電が新株を発行し支援機構が引き受ける場合、既存株式の希釈化が進むが、株主に対しても「支援機構からの資金援助がなければ事業継続が困難になるという側面にかんがみれば、株主に希釈化を甘受すべき合理性が認められる」と指摘している。
一方、金融機関に対しては債権放棄や債務の株式化の要請を検討したが、素案での明記は避けた。
やっと、古舘さんの目が覚めてきたかもしれません
動画はすぐに見られなくなるかもしれませんので
内容を全て書き出しました。
プルサーマル導入の討論会でも・・・
原発「やらせ」質問文を入手
20110929 原発「やらせ」質問文を入手 投稿者 PMG5
続きを読むに

古舘:
我々は、原発のプルサーマル計画というものがありますね
プルサーマル計画がどういうものかは、あとで、VTRのなかでご説明しますが
このプルサーマル導入に関して、とても換価できない資料を私達は入手しました
で、後ろの公開討論会。プルサーマルに関しての、そちらの映像が映っていますが、
この公開討論会でですね、
電力会社関係の人が立って、専門家に向かって質問するというケースが多発する訳ですが
その時質問者はですね、これ、はっきり言って台本です。
質問の台本通りに質問しているという事が分かりました
そしてこの討論会を経て、プルサーマル計画は導入されたわけです。
ーーーVTR---
ナレーション:
九州電力によるやらせ質問は我が国初めてのプルサーマル導入による公開討論会でも行われていた
2005年の佐賀県主催のものだ
プルサーマルとは原発から出る使用済み核燃料からプルトニウムを取りだし、
それをウランに混ぜて、再び原発で燃料にとして使うというものだ
佐賀・唐津市2005年。唐津市ホームページから
討論会の司会者:
えー、会場の皆様からのご質問、お受けしたいと思うんですが
主催者の方でですね、なるべく公平に当てるようにと言われておりまして
ブロックに分けて、この中で、っていう風な形で進めさせていただきます。
ナレーション:
この日の参加者はおよそ800人
この中にやらせ質問を行った九州電力の社員などが含まれていた
九州電力は会場を7つのブロックに分けた座席表を作って
やらせ質問をする社員の座る位置をあらかじめ決めていた

さらに事前にこのようなやらせ質問用の文書を用意し
質問する社員などに配っていた
この文章に沿ったやらせ質問がどのようにやられていたか見てみよう


プルサーマルでは燃料にプルトニウムを使うため
その危険性が指摘されていた
専門家による討論の後、会場からの質問を受け付けた
討論会の司会者:
それではこのブロックの方で他にご質問ご意見のある方
では、ちょっと近くになりますけど、その後ろのメガネをかけていらっしゃる方
ナレーション:
譲り合う二人、しかし二人とも九州電力の社員だ
司会者:
あ、すみません、二人ともメガネをかけていましたね
じゃ、そのグレーのセーターの方から
じゃ、次にそちらの方をお当ていたします
ナレーション:
メモに目を落とす質問者

質問者(九電社員):
先生がたのお話しをお伺いして、プルサーマルを使用すると、制御棒の効きが少し悪くなる。
燃料の溶融点が若干低下するという事で
安全の悠度は減少するが、それでも、その、必要な安全は確保できるという事で私なりに理解しました
ナレーション:
質問は用意された文章通りだ
質問者(九電社員):
例えていうと、時速100キロで走ると、脱線するカーブがあって
今までは時速60キロで走っていたと、これからは、その、
時速62とか63で走るという事でよろしいのではないかということです。
司会:遅くなりました。お隣で
ナレーション:次の質問者も九州電力の社員だ

質問者(九電社員):
玄海2号機で燃料漏れの事故があったと思いますが、
もし、プルサーマルを実施した時に燃料漏れが発生したらどのような現象がおこるんでしょうか
プルトニウムが発電所周辺に放出されるという事があるんでしょうか
そこらへんちょっとお伺いしたいと思います
ナレーション:
この日質問に立った18人のうち、7人が九州電力の社員などで、
この他1人は九電のOBだった。
彼らの質問には特徴があった
やらせ質問をした人はメモに視線を落とす姿が目立つ

九州電力関係の質問者:
制御棒の効きが悪くなるとか、燃料の融点が下がるとか
非常に分かりやすいんですけれども、要はですね、程度問題じゃないかと思うんですよね
ナレーション:
プルサーマルに反対の立場で質問していた元県会議員の牛嶋博明さんに今日話しを聞いた

元佐賀県会議員の牛嶋博明さん:
こういう風な大問題をね、大きなことをね
こういうふうなレールを敷いてね、やるべきことではない。
これは本当にもう、今の県民なり、市民の人達はね、どこを信用していいか分からないですよ。
ナレーション:
さらに、唐津市のこの男性にも当時の会場の様子を聞いてみた
佐賀県唐津市在住 坂本洋さん(電話)
司会者がね、普通だったら真っ先に手を挙げた者を当てたりする訳ですけど
ずっと眺めまわす時間がありましたね
それがちょっと異常でしたですよね
これは、誰か探しているなというような、感じを瞬間したのは覚えています
ナレーション;
司会をしていた男性は私達の取材に、
「九州電力とは事前に打ち合わせをしていない
質問者を指名する時もその場でとっさに当てていた」と、答えていた
京都大学の小出助教は壇上で専門家としてプルサーマル推進の反論をしていた

小出裕章:
私が心配しているのはMOX燃料に使われるプルトニウムというのは
ウランに比べて放射線の毒性が大変高いです
私が恐ろしいと思うのは先程から聞いていただいているように、
事故になった時が心配だと思っています
ナレーション:
小出助教に当時の様子を聞いた
Q:よく覚えていらっしゃいすか?
小出:ええ、もちろん覚えていますけれども、あまり白熱はしなかったですね
ナレーション:
小出助教は当時からやらせの存在を知っていた
小出:
推進派の人達は、利益共同体があるわけで、原子力をやることによる。
その中で打ち合わせをして出てきているんだろうなと、私はずっと思っていました。
原子力を進めるための、原子力発電所の立地を進めるための
こういうシンポジウム、ディスカッションがあれば、
彼らは勿論自分の方に優位になるように工作をするというのは当り前のことだと思いますし、
そうしない案ということはあり得ないことだと私は初めから思っていました
ナレーション:
プルサーマルとは、増え続ける使用済み核燃料を再利用しようというものだ
使用済み核燃料から、まず、プルトニウムを取り出す
それをウランに混ぜてMOXと呼ばれる核燃料に加工し、再び原発の燃料として使う
だが、使い終わったMOX燃料の処理方法は決まっていない
2003年小泉内閣はこのプルサーマル計画の推進を決めた
佐賀県と玄海町がプルサーマルの受け入れを了承したのは、この討論会の3カ月後だった
そして、2009年、フランスで加工されたMOX燃料が玄海原発に到着した
これが日本で最初のプルサーマル発電となる
原子力政策の節目となった2005年の佐賀県主催の公開討論会
県議会でもかねてから、やらせの可能性が指摘されていた
佐賀県議会(昨日)
佐賀県古川康知事:
当時の関係職員に確認をいたしましたが「そのようなことについては覚えが無い」という事でございました
いわゆる「仕込質問」がどのようなものであったかは、(第三委員会の)最終報告を見てみたいと思います
九州電力のやらせ問題を調査していた第三者委員会の最終報告はあす発表される
一方、やらせ質問の文書が発覚した九州電力は・・
九州電力:
第三者委員会の最終報告書を受領していないので、事実関係についてはコメントできない
ーーースタジオーーー
古舘:
三浦さん、どだい無理があるものを進める時っていうのは徹底して無理をやっちゃうんですかね
三浦俊章(朝日新聞論説委員):
そうですね、なんか今見て思ったのは
なんか、京都大学の小出さんがや「らせだと思っていた」と話していらっしゃいましたけれど
まぁ、まさにその通りで、関係者はみんな知っていたんだと思うんですね
それで、政治も行政も、それから電力会社も
「公聴会というのはこういうものなんだ」という形で運営してたんだと思うんです
で、今こう、いろいろなものを考えてみますとね
やっぱり原発っていうのは私は日本の民主主義の中の大きな盲点だったと思うんです
というのは、たいてい日本の社会のしくみにはチェック機能があるんですよ
大きく言えば、それは、政府・国会・司法の三権分立にはじまって
事件を捜査している警察も検察がチェックしていると
古舘:それぞれ問題はあるけれど一応あると
三浦:
そうですね。お互いチェック&バランスをするという事でいろんな事が安定して行われているわけですね
ところが、原子力の場合には監視役の保安員が推進役の経産省に置かれていたことが象徴的ですけれども
そういうチェック機能が無い
で、政治も行政も学会も推進役で、しかもメディアもきちっとしたチェック機能が果たせなかったとなると
もう、ひたすら安全神話が出来て、しかも、このすごく巨大な既得権益が出来て
これ、我々の税金で作っていた訳ですね
その中で機能不全が起きてしまってきているという事があると思うんです
ですからこれから、やっぱり、原発をどうするかという事は、
実は単なるエネルギーや環境の問題だけじゃなくて
やっぱり、こういう大きな問題を自分たちでどう考えていくのかと
やっぱり、日本の民主主義を作りなおすぐらいのね、そういう大きな作業の一環になると思うんですね
古舘:
この前も6万人のデモ行進がありましたよね
「原発を止めよう」という。
いま、メディアの事も触れられました
私達マスコミも、たとえば私で言えば、
2005年にこういう事が事実あったわけですが、
やらせがこういうふうに王立しているという事を知らなかった
だけど同時に「知らなかった」では済まされないと思うんです
それから、安全神話があって危険性は知らされていなかった
でも「知らなかったの顔」している場合ではない
それではすまされない
おおいに、わたしたちも反省して、
責任を追及する責任があるんだというふうに、肝に銘じなければいけない
三浦:
そうですね、全くこれは、大きな・・本当に・・んー
何て言いますかね、うっかりだけでは済まされない。ね
やっぱり自己点検がいると思うんですね
古舘:自己点検、それから、どうしていくのかエネルギー政策、全てかかわってきます。
ーーーーー九州電力と玄海原発の関連記事ーーーーー
玄海原発稼働に向けての疑問だらけの県民説明会
たねまきJ「鋼鉄がガラスのように割れる」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)7/4
玄海原発1号機の危険度
やらせメールの指示をしてまでも九電は原発を動かしたいの?国民の命は???
九電社長の記者会見(内容書き出し・例文あり)7/14
”世論工作”実態の告発(内容書き出し)
ーーーーーーーーーー
九州電力:眞部社長が続投の方針 引責辞任から一転し
毎日新聞 2011年9月27日 11時18分(最終更新 9月27日 14時48分)

九州電力の眞部利應社長
九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の再稼働を巡る「やらせメール」問題で引責辞任の意向を表明していた眞部利應(まなべ・としお)社長が、一転して続投する方針を固めたことが27日分かった。松尾新吾会長も既に続投の意向を示している。第三者委員会の最終報告を踏まえ、10月初旬の臨時取締役会で関係役員の処分や再発防止策とともに続投が承認される見通し。
眞部社長はメール問題発覚後、報道各社の取材や7月20日に参考人招致された衆院予算委で「退任については個人的思いは決まっている」と辞意を表明。同27日の定例会見で松尾会長に辞表を出したことも明らかにしていた。
しかし、定期検査に入った原発休止の長期化に伴う収益悪化や電力需給などの課題が山積していることを懸念。さらに、社内外で「東京電力福島第1原発事故のように、犠牲者や避難区域を発生させたわけでなく、辞任するほどの問題ではない」との擁護論が強まったため、今月初旬ごろから続投に傾いていたという。
ただ、やらせメール問題で海江田万里元経済産業相が辞任を求めた経緯もあり、政府の意向や消費者の反応によっては曲折も予想される。【石戸久代、綿貫洋、小原擁】
東電役員に辞任要求、政府の第3者委員会の最終報告素案
産経ニュース 2011.9.28 01:29
東京電力のリストラや事業のあり方を検討している政府の第三者委員会「経営・財務調査委員会」がまとめる最終報告書の素案が27日、明らかになった。福島第1原子力発電所事故の賠償で政府から資金援助を受ける前提として、東電の経営陣が「道義的観点から一定の経営責任を果たすべきだ」と明記し、役員辞任や退職金放棄などを求めた。
調査委は当初、月内の公表を目指していたが、詰めの協議を行った上で、10月3日にも発表する方向で調整している。
東電は5月、代表取締役の報酬全額返上などの合理化策を発表。しかし、調査委はさらなる厳しい措置が必要と判断し、最終報告に「役員の辞任または退任、役員報酬の削減、退職慰労金の放棄、保有株式の返上などの形で経営責任が果たされることが望ましい」と盛り込む方針を固めた。
また、東電が原子力損害賠償支援機構による資本注入を受けることを想定した上で、東電に対し、定款を変更して新株発行可能枠を拡大するよう求めることなども盛り込んだ。
東電が新株を発行し支援機構が引き受ける場合、既存株式の希釈化が進むが、株主に対しても「支援機構からの資金援助がなければ事業継続が困難になるという側面にかんがみれば、株主に希釈化を甘受すべき合理性が認められる」と指摘している。
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