白斑「遺伝的影響・放射線の影響”があるという目印」ティモシー・ムソー教授<福島とチェルノブイリの野生生物・2>9/21第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)

第5回 市民科学者国際会議
~東京電力福島第一原子力発電所事故の放射線被ばくによる
健康影響を科学的に究明し、防護と対策を実現するために~
2日目 日時:2015年9月21日(月・祝)




<福島とチェルノブイリの野生生物・1>ティモシー・ムソー教授「低用量曝露によって遺伝的損傷が起こるということが示されているのです」9/22第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)の続き

26:49
ムソ−15

特別変異が集団によって高まるということですが、その結果確率として何が起こるのか?
動植物でこのような地域に住むものにとってどのような帰結が起こるのか?ということを見ていきました。
これが二つ目の質問です。
15年前です。
協力者ディモーリスト先生と1991年以降研究しています。
従って非常に長い研究ということになりますが、一つ始めに気がついたのは、もう目ですぐわかるんです。
鳥が飛び回っていますよね。
あんまり人を怖がらない、鳥というのは近寄ってきます。
特にツバメはそうです。
巣がドアの上に作られたりとかでたくさんの方が鳥を目にすると思います。
常時子どもはどうなっているのかな、ツバメの家族はどうなっているのかな?なんて見てらっしゃる方もいると思います。

ムソー16

これはツバメですけれども、このように白い羽が斑点紋状に出てきたということがわかりました。
どのレベルでも、どの頻度でも、どこを見ても、チェルノブイリ以外ではこのような斑紋のある白い羽を持つツバメは一切認められません。
おそらく有意な変化といえましょう。

これを手掛かりに他のチェルノブイリで手に入るものは全て研究しました。

ムソー17

多くの鳥類、こちらの方もやはり白い、白化(はっか)という異常が起こっています。
鳥だけではなく、難しいかもしれませんが、
メスの鳥を見て、難しいから割愛させていただきますけれども、
統計的有意を持って白化が起こっているということが認められました。

ムソー18

これはマーカーです。
つまり「遺伝的影響がある」ということ、そして「放射線の影響がある」ということがマーカーなのです。


福島は7月から関わり始めました。
そこで対象としたのはツバメです。

ムソー19

2012年7月に白化したツバメが認められました。
福島のツバメです。
私どもは継続して協力しながら、地元の市民団体、日本の野鳥団体という活発な団体と協力しながら、こう言ったツバメを福島中で検証してきました。

ムソ−20

毎年毎年私どもの方で見つけられる、こういった白化があるツバメの数は増えてきています。
繰り返しになりますけれども、こちらは放射線被ばくのマーカーとなっています。

おそらくそれ以外のことも示唆しているのではないか?
それ以外の重要なことも示唆しているのではないかということが推察されます。

そして浪江町の牛ですけれども、牛でも白斑が認められました。

ムソ−21

これが同じ机上で起こっているのかどうかはわかりません。
これと机上との関係はわかりません。
偶然かもしれませんが、このような形で動物の中には白斑を示すものが出てきています。
通常よりもずっと明るい色を示す動物が増えてきてしまっているのです。


つづく


ーーー関係ブログーーー

ツバメの巣から放射性物質〜21 都道府県中、1 都 12 県の巣から放射性セシウムが検出

<謎の眠り病>動画を見て気になったこと

「身体の一部が白くなるアルビノと呼ばれる突然変異」ネズミや鳥になにが?高放射線量地域生物に異変TBS(内容書き出し)

<黒毛和牛の白い斑点>「被ばく調査の生きた標本。 生きた証拠です」希望の牧場・ふくしま9/13スーパーJチャンネル(内容書き出し)

<被ばく症状>アルビニズム白色症 ・アルビノそして白斑

内部被曝に迫る ~チェルノブイリからの報告~(内容全部書き出し)

<被ばく症状>アルビニズム白色症 ・アルビノそして白斑

<三重県鳥羽市で次々見つかる奇形生物>お腹が横に紅白色分けの伊勢エビ・白いナマコ・雌雄の特徴が混在する伊勢エビ 

白いマグロ

ピンク色のバッタ

<縁起がいい?>「幸運を呼ぶ金のヒラメ」と「ラベンダー色のタラバガニ」

<福島のお母さんに記者の質問>「鼻血以外の症状って?」「どんな発疹ですか?」5/21(文字起こし)
あと息子の肌が、白斑って言うんですか、白く抜けた感じが何カ所かに見られました。
傷みも痒みもないみたいです。

鮭もアルビノ





続きを読む

<福島とチェルノブイリの野生生物・1>ティモシー・ムソー教授「低用量曝露によって遺伝的損傷が起こるということが示されているのです」9/21第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)

第5回 市民科学者国際会議
~東京電力福島第一原子力発電所事故の放射線被ばくによる
健康影響を科学的に究明し、防護と対策を実現するために~
2日目 日時:2015年9月21日(月・祝)




キース・ベーヴァーストック(東フィンランド大学環境科学学科):
ティモシー・ムソー先生に「野生動物における放射線の影響」についてお話しいただきたいと思います。
彼はまさにこの領域のパイオニアであると言えましょう。
チェルノブイリの事故後に調査を開始されました。
という事で福島の事故が起こった際には、福島での生態系の影響について調査を開始する準備が充分に整っていた方であります、お願いします。


ティモシー・ムソー
所属:サウスカロライナ大学生物科学科
専門:福島とチェルノブイリの野生生物、生態学、進化、遺伝学、適応

プロフィール
ティモシー・ムソー氏は、サウスカロライナ大学教養学部生物科学教授である。1988年にマギル大学から生物学の博士号を授与された。現在、中部大学の客員教授でもある。前職には、サウスカロライナ大学研究事務局副局長補および大学院研究科長、米国国立科学財団の集団生物学のプログラムオフィサーが含まれる。近年は米国科学アカデミーの原子力発電事業に関わる健康被害の調査の委員を務めた。米国科学振興協会、アメリカ諸学会評議員会とエクスプローラーズ・クラブ(ニューヨーク市)のフェローであり、またコスモス・クラブ(ワシントンDC)の会員として選出されている。研究分野は動植物の生態学と進化であり、自然集団において環境の変化への適応がどのように進化するか、および適応性のある母性効果の進化に特別な関心を抱いている。2000年よりムソー博士と同僚らは、チェルノブイリ原発事故によって放出された放射性物質が鳥類、昆虫類、植物類、微生物類の自然集団に与える影響を調査し、2005年以降このテーマに関する70以上の論文を発表、書籍10冊を執筆、また計180以上の論文を編集してきた。最近は日本の福島県を訪れ、この地域でみられる高線量の放射線の影響を調査している。調査結果はニューヨークタイムズ、エコノミスト、サイエンティフィック・アメリカン、BBC、CBSの60 Minutesで取り上げられている。ムソー博士の研究は、個体、集団および生態系の放射性汚染物質への感受性の多様性の背景にあるメカニズムを発見し理解するために、フィールドでの生態学的調査と、ゲノミクス、細胞遺伝学、量的遺伝学、ラジオテレメトリー調査、および高度な統計的手法を組み合わせている。研究目的のひとつは放射線量が高い環境に生物が適応できるか否かを見極めることである。 詳細情報は、サウスカロライナ大学チェルノブイリ・福島調査研究イニシアティブのウェブサイトに掲載されている。
http://cricket.biol.sc.edu



08:48〜
チェルノブイリと福島の野生生物への放射線影響

スライド http://csrp.jp/wp-content/themes/csrp2015/images/day2_mousseau_j.pdf

ムソー
ティモシー・ムソー:
こんにちは。
みなさんにお会いできて光栄に思っております。
本日は直近のリサーチの結果をお話しをしたいと思って参りました。

まずこの共同研究者をご紹介したいと思います。
彼がいなければこのリサーチは成立しなかったわけです。
中部大学の方々にもこのリサーチのサポートをいただきました。
また、過去15年サポートしておりましたフランスの大学からもサポート頂きました。
こういった重要な協力者がいたわけです。

まず始める前にこういった質問が、常に出た質問があったんです。
なぜチェルノブイリでまだ調査するんだ?という質問が出ました。
数年前までは、これは特殊な事項でもう二度と起こらない事だと思っていたわけです。
ま、ソビエトのやり方がまずかったからだ。
こういった問題は他には起こらないと思っていたわけです。
しかしながら他の事故が起こっています。

ムソー1

実際にはかなりの事件が起こっています。
この商業用の原子力発電、スリーマイル島の問題がアメリカで起こりました。
そのあと、ちゃるの部入りで非常に大きな問題がありました。
直近では福島の問題もありました。
小さなレベルであったとしても重大な事故は起こっています。
今年のデータ、テクノロジーレベルの調査ですが、見た方も多いかもしれませんが、この中でかなり詳細な調査が行われまして、この事故の可能性として、またチェルノブイリレベルのイベントが2050年までに行われるもの、スリーマイルのものであれば、これから10年後までにこれだけの確率(50%)で起こるといわれています。
エンジニアがこういった事故はこれからも起こると考えているわけです。
ですから今世界中にある原発を考えると、可能性というのは高いといえます。

またこれ以外の理由でも基本的な科学の中で放射性物質の検知を行っていかなければいけないわけです。
一つはすべての原発は設計上かなり多くの放射性物質を毎年出しているわけです。
実際にそれを希釈して外に排出していくことになるのです。
これについてはあまり話をしませんけれども、ただ、このグラフをご覧ください。

ムソー2

こちらはナショナルアカデミーからの情報ですが、いろんなアメリカの原発も出ています。日本の原発もここに似たような状況になっているかと思います。
こちらは合法な放出なわけです。

もちろん規制をされていない違法な放出もあるわけです。
で、モニタリングがあまりしっかりと広範囲に行われていないということで知られないこともあるんですが、数年前コミュニティグループで一般市民や科学者が実際に原発から汚染水が出ているということをあげました。
トリチウムが出ていると。
通常これが周りの地層の中に入って、そして住民の健康を侵していることになるのです。
また、野生動物にも影響を及ぼします。


当時アメリカアカデミーが話をした中で、我々がトリチウムのエンプをどこまでしっているのか。
2日話をした結果、我々がわかったのはほとんど分かっていないのだと。
トリチウムが自然に入った場合にどうなるか?ということがほとんど分かっていないと。
ですからここはあんまり、調査は行われていないわけです。
ですからトリチウム自体がこうやって原発から出ているということで、ほとんどが原発から漏れているということを覚えておかなければいけません。

また基本的な科学の中で疫学的な科学の理解も深まってきました。
これに関しては今日また話が出てくるかもしれませんけれども、過去に行われた結果分析を行ってきました。
基本的にメッセージは明確でごこうの結果と同じなんですが、もっとパワフィリな形で統計的な数字が表されています。
基本的なメッセいーじとしては、もし皆さんが妊娠をしていて、原発から3マイルほど離れたところに住んでいた場合には、非常に高い確率でそのお子さんは白血病にかかると言われています。
これは非常に驚くような結果なわけです。
こういった関心が高まり、調査が進んで行こうとしているのです。

もう一つの理由として興味があるのは、基本サイエンスとして、我々として多くの原爆を作ってきました。
(広島長崎の原爆投下から)70周年を先日日本で迎えたと聞きました。
実際にほとんど科学的なことは行われていないわけです。
その結果については調査は行われていません。
直後の影響の調査は行われていますが、実際の放射能の初歩的な影響については調査はほとんど行われていません。
その辺については我々はほとんど掴んでいないのです。
長期的な影響。
マーシャル諸島もアメリカ軍が60年〜70年代に多くの原爆を落としてきました。
ここで、最近まで気づかなかったことなんですが、実際にどれだけの原爆が過去50年、60年に爆発してきたのか?

ムソー3

2710個の原爆のテストが行われました。
実際に環境の中にかなり大量の放射能が放出されています。
マーシャル諸島もそうですが、サハラもそうですが、中国の一部でも。
世界中で核実験のために汚染が進んでいます。

なぜ基本科学が必要なのか?ということに二つの理由があります。
86年に起こったチェルノブイリの放射能の影響。

ムソー4

みなさんご存知のように10日間燃え続け、そして放射能を放出しました。
ウクライナだけではなくスカンジナビアのエリアでもそうですし、ベラルーシでも
ドイツであっても実際にマッシュルームを食べているここも放出を受けているわけです。
ですから大きな影響が、今でもウクライナロシアそれ以外のヨーロッパの地域でも行われています。
ベラルーシでもそうです。


ムソー5

大きな事故が起こりましたが、幸いにも、皆さんが理解していないのは我々はどんなにラッキーなのかということなのです。
この震災(東日本大震災)が起こったのは3月でした。
もしも3月以外だった場合、もっと人口の多いところへ影響が及んだことでしょう。
実際にモデリングを行った人がいて、年間でも色々な健康パターンを考えた末に極めて我々はラッキーだったと。
その当時は風が海に向かって吹いていましたので、これによって多くの人命が助かることになりました。

ただ広いエリアが汚染されていまして、まだ多くはわかっていません。
また、北米の西側にも大きな影響を及ぼしています。

我々がそもそもこのリサーチを始めようと思ったのは、IAEAのチェルノブイリフォーラムが契機になっています。

ムソー6

我々は放射能から自然へのどういった影響があるのか?調査を実際に行っていました。
これまではそういった自然への調査は行っておりませんでしたので、このチェルノブイリフォーラムから見ると、テレビでも見たと思うのですが、実際に動物は元気に過ごしているわけです。
チェルノブイリ地域では動物は非常に元気であると。
これは実際には管理がないから動物がしっかりしているのです。
ですから人間の方が放射能よりも大きな影響を及ぼしているわけです。

ムソー7

もちろんごく最近になりまして、UNSCEARのレポートを最近出されたということでご覧になった方がいると思います。
基本的には同じことを焼き直ししたということで、福島では全く影響がなく、動植物に対して影響はないとされているのです。
もちろんこれが(音声切れる)国際原子力機関のレポートの基礎ともなっています。

ムソー8

3週間前に出たばかりの報告書ですが、「影響なし」というのがメッセージです。
福島の放射性降下物による影響は動物に対して影響はない。
もちろん人に対しても影響はないということを言っているわけです。

ムソー9

しかしながら一切の堅牢なデータがなく、この裏付けはないんです。
この主張を裏付けるものは、「全く科学的データがない」ということです。
この報告書を打たれることは一切のレビューがないです。
どのような者による文献のレビューもないということです。
かつより広い科学的なデータのある科学者が、例えば大学あるいは何かの研究機関で独立して地震で研究を行われている、あるいは政府であれ、業界であれ、ラボで働いている独立者は一切関わっていないのです。

最近出されましたUNSCEARの二つのレポート、そしてIAEAが出した事務局長のレポートを見ますと、全く無視されているということがわかります。
今まで生成されたデータ、10年間のチェルノブイリとこの4年間の福島のデータがありますが、それが全部無視されているという形になっているのです。
鍵となるデータがこの数年でてきたのに、それが一切無視されているという形になっているのです。
これを念頭に置きながら、さっとレビューしていきたいと思っています。

ムソ−10

2000年以降私が関係しているチェルノブイリ、そして2011年11月以降福島について協力しているところを紹介いたします。
ほとんどのものが動物、そして植物モデルを使っています。
動物、私たちも動物です、人もそうですよね。
それ以外の動物も世界には生存していますが、挙動が違います。
人の挙動と基本的な生物学では他の動物とは違いますので、もちろん若干の相関はありますが違います。
チェルノブイリも福島もたくさんのものがお邪魔させていただきました。
2週間半前に私地震が福島にお邪魔させていただき、研究調査をいたしました。
マウス、大型哺乳類、そしてゲシ類もみました。
そこでの福島での作業についても若干披露したいと思っています。

ペーパーが出ておりますのでウエブサイトを見ていただければと思います。
こちらの方にたくさんの文献が出ておりますのでご覧ください。
http://cricket.biol.sc.edu

私どもはシンプルな生物学者であり、医療従事者ではありません。
医者でもありません。
私たちのこの仕事に対するモチベーションというのは、好奇心そして科学的対策をしたいという心でしかありません。
これが主な動機となっているのです。
実際に世界中の多くの方々が私たちが監視しているのはボーナスがもらえるからだろうと思っていると思いますが、そんなことではありません。
科学者の一番の動機というのは、なんといっても何かを発見したいという好奇心、これが一番なんです。
非常にシンプルな仮説をある質問に対して提示しました。
動物に関わるものです。
シンプルな問題だと。
チェルノブイリや福島で見られたのは底線量の被ばくにより突然変異は起こるのか?遺伝的な帰結はあるのかどうか?ということです。
そして遺伝的な影響があった場合にそれは重要なものなのか?
私たちは全員多くの突然変異があるのです。
私たちの体で細胞が分裂するたびに(音声途切れる)分裂するということですから、その細胞分裂に伴う分裂は修復されなければなりません。
しかしながら放射線被ばくによって突然変異の影響が大きくなる可能性があるわけです。
そして突然変異だけではなく、それに伴う帰結がある。それによって私たちの製図への淘汰もあるのか、私たちの子孫への影響はあるのか?こういったことに答えなければなりません。

そこでまず手始めに変化があるのかどうか?DNAからはじめました。
突然変異はあるのかどうか?遺伝的な損傷はあるのかどうか?というのを検証しました。

むそ−11

被曝レベルに応じたチェルノブイリや福島での被曝と変異の関係をみました。
様々なテクニックを使い、その中にはマイクロサテライトDNAマーカー、フィンガープリント。
それから好ましいやり方はコメントアッセイです。
これは早く結果が出るからです。
またどんな生物にも適用できます。それ以外のかたちも使いました。

コメントアッセイというのは急性で使います。
というのも可視化して染色体の損傷、破損を表すからです。

ムソ−12

このように損傷は一切ありません。
核も健全です。
そしてしゅうかんレベルの損傷があります。
このように染色体がバラバラになって押し出されています。
こちらの方になるとかなりのダメージがあって、そして染色体がバラバラになっている。
これはかなり曝露が高かった場合です。

ムソ−13

ここに私がやったものについてはここでは説明はしませんけれど、サマリーペーパーというペーパーがあります。
今年の初めに発表しました。
この中で検証したのはすべての遺伝的な研究の中で今まで行われたものを検証しました。
チェルノブイリの動植物に関するものです。
そしてヒトも対象として入っています。
それらをまとめ上げて、このようなコンポジットサマリーということで、メタ解析の総合版という形で発表しました。

ここで一つだけ申し上げたいのは、しんけいな科学者として、そしてその科学者が集う会議として、何と言っても需要なのはご存知の通り「難しい」ということです。
何が良い科学で、何が悪い科学なのか、この善悪が非常に難しいということです。
テレビで目にされることもあると思いますが、例えば先週、大きなウルフウィッシュというのが報告されていたと思います。
北海道でオオカミ王が捕まったということですけれども、「これは福島の影響じゃないか」と取り沙汰されました。
しかしその可能性は非常に低いと思います。
でもその裏付けとなる科学がないんです。
科学というのは通常発表が必要になります。
従ってなんらかのものを目にするときに、その科学的な文献で関係するものがあるかどうかというのをちゃんと見てください。
科学文献であればちゃんとピュアレベルがかかったものかどうか、査読の対象となったものかどうかというものをみてください。
ニュースソースですから今は誰でも見れます。
インターネットで誰でも見れますけれども、その観点からご注意を。

こちらの文献ですけれども、すべてのチェルノブイリ関係の影響をまとめたものになっています。



ムソ−14

ちょっと抽象的で恐縮ですけれども、このグラフが示しているのは、一つ一つのラインが個々のスタディーで、チェルノブイリに関する限定的効果を示したものになっています。
こちらが平均的効果、こちらが標準誤差となっております。
こちらはゼロのラインです。
従ってこの上に行っているものは有意な陽性の変化があったということで、何らかの形で放射線によって遺伝的な変化があったということです。
そしてこちらの下は、効果はあったんだけれども二つ三つの研究によると、有意な影響はないということです。
しかしながら多かれ少なかれ、圧倒的にやはりこっちということです。
低用量曝露によって遺伝的損傷が起こるということが示されているのです。
そしてほどんどは「良くない」ということが示されています。



ーー福島での研究に続く



続きを読む

福島県 甲状腺癌や疑い「全国平均より高率」10/9東京新聞朝刊書き出し




東京新聞朝刊 2015年10月9日の記事
IMG_1186.jpg



甲状腺がんや疑い「全国平均より高率」
岡山大チーム 福島県検査を分析

2015年10月9日 東京新聞朝刊

東京電力福島第一原発事故後、福島県が県民へ実施した検査を分析した岡山大の津田敏秀教授(環境疫学)らの研究チームが、子どもたちから全国平均より20~50倍の高い頻度で甲状腺がんが見つかっているとする論文をまとめた。

8日、日本外国特派員協会(東京都千代田区)で記者会見した津田教授は「放射線被ばくの影響」と指摘。
一方、県は「放射線との因果関係は考えにくい」としている。

福島県は2011年3月の原発事故後、同年10月から、事故発生当時18歳以下だった県民全員を対象に、首の甲状腺にしこりなどがないかを調べる検査をしている。
避難指示区域などから順番に実施し14年3月までに一巡した。
翌月から二巡目が始まっている。

津田教授のチームは、14年12月までに集計された結果を分析。
県内を9つの地域に分けて発生率を出し、国立がん研究センターのデータによる同年代の全国平均推計発生率「100万人に2.3人」と比較した。

その結果、対象の8割の約30万人が受診し、110人ががんやがんの疑いと診断された一巡目では、二本松市周辺で50倍、いわき市や郡山市などで約40倍、双葉町など原発立地町を含む地域は30倍などの高率の発生を確認。
対象人口が少なくがん診断がゼロだった相馬市など北東地域を除き、残りの地域も20倍以上だった。

検査結果を検討する県の専門家部会も、当初の予想に反して多く見つかっている状況を認識。
「事故前の推計の数十倍」と認め、数年内に発症するはずのがんを先取りして見つける「スクリーニング効果だけでは説明できない」との意見も出たが、本来、検査の必要のない人まで事故のため受診し、過剰にがんが見つかる状況が原因と分析している。

県も、福島第一原発事故はチェルノブイリ原発事故より被ばく線量が少なく、同事故でのがんの多発は4年後からだったことなどから「被ばくとの因果関係は考えにくい」としている。

この見解に、津田教授は会見で「チェルノブイリ事故では3年以内にもがんは多発した。スクリーニング効果や過剰診断の影響はせいぜい数倍で、今回の結果とは一桁違う。放射線の影響以外には考えられない」と指摘。
「福島に住み続ける人が不要な被ばくを避けるためにも、正しい詳細な情報を出すべきだ」と訴えている。
論文は国際環境疫学会の学会誌電子版に掲載された。(柏崎智子)





「小児甲状腺がん事故無関係」危うい即断 チェルノブイリ翌年から増加 医師の菅谷松本市長が警鐘9/27東京新聞より一部抜粋

「事故無関係」危うい即断 チェルノブイリ翌年から増加 医師の菅谷松本市長が警鐘
2102092912.jpg
「このデータをまさか日本で必要とするとは思わなかった」そう語りつつ、菅谷市長はベラルーシ国立甲状腺がんセンターから入手した。小児がん患者数(15歳未満)の推移のデータを示した。
菅谷市長が注目するのは、ベラルーシの場合、86年には2例だった小児甲状腺がんが、翌年には新たに4例、88年には5例、89年には7例と増加している点だ。





<質疑応答>「福島県に住み続けなければならない人に詳細な情報を与えることで有害な曝露は桁違いに少なくなる」津田敏秀教授会見10/8(文字起こし)

甲状腺がん多発」津田教授会見

2015年10月8日

甲状腺がん「チェルノブイリの多発傾向と酷似」〜疫学専門家
OurPlanetTV 10/08/2015

2015年10月7日に公開された論文
2011年から2014年の間に福島県の18歳以下の県民から超音波エコーにより検出された甲状腺がん



質疑応答



48:45〜https://youtu.be/NORBfsfSxV8?t=48m45s
津田質疑応答1
イアン・トーマス・アッシュ監督の質問


49:49〜
津田9
津田:
はい、やるべきことはたくさんあったと思います。
大体の専門家はチェルノブイリよりも放射性物質の放出量が約10分の1であったという公式のアナウンスメントが起きたときに、甲状腺癌の多発というものが福島県で起こって、そしてそれは換算されるだろうということがわかりました。
現在、そのペースが非常に上回っていますので、実はもっと大きな放出なり被ばくがあったというふうに考えざるを得ない。

でも10分の1と言ってた時、あるいはそれがわかってからでも行うべき対策はたくさんあります。

安定ヨウ素剤を全員の子供に飲ませておけば、これから起こってくる甲状腺癌は半分ぐらいにはなるであろうということが期待できました。

つまり、チェルノブイリでの経験がほとんど利用されていません。
WHOは2012年の線量推計に基づいて、2013年に甲状腺癌が約8倍から10倍多発する、1歳児においてですね。
当時1歳時において、青い部分が多発する部分です。

20

21

ところが、このWHOが元にした2012年の線量推計のドラフトの段階で、日本政府はロビー活動によって、そのドラフトの線量値を下げたわけです。

CQPF73ZUAAEsbJ6.jpg

CQPGECAUcAAAaRa.jpg
日本語のスライド http://togetter.com/li/881198より

参考:朝日新聞GLOBE:日本政府は福島放射線被ばくに2012年のWHO報告書の改訂を要求
_.png



これが報道されたのは昨年末、12月7日でしたが、大体3分の1から10分の1に被ばく量が、ヘルスアソシメントが行われる前に下げられました。
つまり、行われる対策とは逆の対策をロビー活動でやっていたわけです。
この報道内容の真意について、あるいはどういうことが実際に行われたのか?について、日本政府は責任を持って調査をする責任があると思います。



54:59〜
津田11

東京新聞 柏崎:
県の方の検討部会などでは、嚢胞の発達について、「過剰診断が起きている」とか「スクリーニング効果である」とか、そういうふうな見立てをしようとしているのですけれども、先生の分析の中で、仮に過剰診断とかスクリーニング効果があるとすると、それは何倍ぐらいとか、どのくらいの割合とか、何か出せるものがありますでしょうか?
で、そういうものをいろいろ排除していって、放射線、どこまではっきり出るのかわからないですけれど、そういうことが可能かどうか?ということ。
それから比較に用いられている全国統計の出処とその数値を教えてください。


津田:
まず、そういうスクリーニング効果や過剰診断をいう先生方は、スクリーニング効果や過剰診断によってどのくらいの偽の多発が起こってくるのか?という、その倍率を示した論文をおそらく読んだことがない人ばかりだと思います。

ですからそういうことを言われる人にはまず聞いたらいいと思います。
「先生、スクリーニング効果によって何倍ぐらいの偽の多発が起こってくるんですか?その論文を示してください」
というふうに言えばいいと思います。

それで2〜3倍、あるいは6〜7倍、そういう一桁の上昇しかデータはないわけです。
ところが福島県では20倍〜50倍の多発が起こっているわけです。
一桁多いわけです。
従ってスクリーニング効果があったとしても、それは、この多発20倍〜50倍の中のほんの一部でしかありません。

このスライドですが、概要を説明した方には論文は載っていませんがスライドでは載せています。
2015100801.jpg

実は、チェルノブイリにおいて、事故の1年後に生まれた子供たち、あるいは比較的汚染が少なかった人たちにおいて、同じような超音波による検診が4万7203人に対して行われています。
この4万7203人からは一人の甲状腺癌も見つかりませんでした。
このデータは論文のイーアペンディックス(eAppendix:論文には載っていないが電子版でアクセスできる付属資料)の下の方に載っています。
これは現在「事故の後に生まれた子供たちには事故による甲状腺癌は多発しない」と言っていることの根拠です。
日本ではこんなデータがあることには少しも触れずに、「何万人ものスクリーニング検査をするのは初めてなので何もわからない」というふうに説明がなされています。
チェルノブイリの経験を何も学ばず、放射線に対する人体への影響の論文も何も読まずに日本では対策がなされています。

全国の発症については、19歳以下におきましては甲状腺癌は平均で100万人あたり年間で二人か三人しか発生しません。
そのデータは国立がんセンターのホームページで年齢が5歳刻みで掲載されています。



※記者会見の翌日東京新聞の朝刊に割と大きなスペースの記事が載りました。
IMG_1186.jpg
甲状腺癌や疑い「全国平均より高率」10/9東京新聞朝刊書き出し



質問者
津田12

津田:
モダンじゃないです。教科書に載っている普通の方法でやっています。
私には直接批判をしてくれる人がいないんです、日本人は。
是非皆さんも私に対する批判を聞いたら「直接本人と議論してください」、あるいは「場所を設定する」と言ってください。
ま、こういうのを「陰口」と日本語では言います。
日本の保健医療政策の多くは、こういった「陰口」「うわさ話」「立ち話」に基づいて行われています。
そして、こういう「医学的根拠」論文や研究に基づいた保健医療政策が行われていません。
これは非常に日本の保健医療政策が遅れている点だというふうに認識していただきたいと思います。


1:05:26
津田16
フリーランス 鈴木:
福島取材を続けていると、「危ないのはわかる、よくわかる。でも、私たちはここに住み続けなければいけないんだ。じゃあどうすればいいんだ?」という問いかけが非常に多いです。
で、先生その中で、今「何の準備もされていない、なんの対策もとられていない」というお話がありましたけれど、残念ながらというべきか、大変多くの人々が今福島に住んでいる中で、じゃあ住んでいる人たちはどうすればいいのか?どういう対策をとればいいのか?そこを教えていただけますか。


津田:
産業医学の現場では、新しい仕事に従事する労働者は就業前教育と言いまして、その仕事の危険性について詳細な教育を受けることが法律で義務付けられています。
大した対策は取らなくても、詳細な情報を与えるだけで有害な曝露というものは桁違いに少なくなります。


今の福島県、あるいは日本全体において「100mSv以下は癌は出ない。出たとしてもわからない」というアナウンスメントだけしかされていません。
詳細な説明は全くなされずに、「若い人ほど放射線の影響は大きいんだ」という誰でも知っているような知識すら説明されていません。
この知識だけでも教えてあげれば、様々な木目の細やかな、しかもコストのかからない対策はいくらでも思いつきます。

しかも放射線というのは場所によって大きく被ばく量が変わってきます。
被ばく量の多い場所というのを見つけて、そこにいる時間を少しでも短くすることによって大きく変わってきます。

桁違いに不要な被ばくを避けるための手段という、しかもそれは、ほとんどコストがかからない手段というものがいくらでもあるのに、全く取られていません。

福島県に住み続けなければならない人ほどそういう知識をきちんと与えられなければいけません。



1:10:24
津田17
TBSニュース23 樫田:
質問は3点あります。
「発生率と放射線量だったり空間線量の量というのがそれぞれ比例している」というのも今回の論文で証明とかされて、十分だというふうにお考えなのか?ということが1点目。
チェルノブイリと今後も同じ形を辿るというところの根拠というのは、今出ている発生率の高さという部分の理解でいいか?というのが二つ目です。
最後に、今回の50倍と19倍というそれぞれの都市、細かいんですが中通り中部というところのそれぞれの都市名を細かく教えていただければと思います。
50倍の地域の都市名と、小さかった後ろから二番目の都市名をそれぞれ教えてください。

CQPGs6dUsAAwkkF.jpg


津田:
潜伏期間が、このピンクの地域と黄色の地域と水色の地域では異なることは説明しましたが、それを補正して、調整して、しかも放射性ヨウ素のプルームの動きも、これも大体予測がなされていますけれど、ほとんど情報が集まらない中も予測されていますけれど、それが南の方に比較的偏っていたという情報を重ね合わせますと、その補正によって平均被ばく量と甲状腺癌の発生倍率というのは綺麗な関係が見えてきます。
その数字というのは、ここでは用意していませんが、岩波の「科学」という月刊誌に2回にわたって示しています。

2番目は、チェルノブイリのカーブを見ていただきましたね。
あのカーブが描けるほど非常に大規模な放射線の曝露。
それも全人口に対して起こった曝露というのは、歴史上チェルノブイリしかないわけです。
そして2番目が福島です。

20151008.jpg

23

事故後4年以内にチェルノブイリで起こった多発が、福島ではそれよりもやや多めに、20倍から50倍。
日本の平均値と比べて20倍から50倍の多発が観察されています。
甲状腺癌の最小潜伏期間ではなくて、平均潜伏期間というのは、まだまだこれからです。
そして、今の多発ということと、チェルノブイリのカーブを考慮に入れた場合、「これからあの大きな多発が福島では起こってこない」というような予想を立てるような人はいるでしょうか?

津田質疑応答

3番目の質問ですが、ピンクのところは人口規模が比較的少ないのと、1年目でしたので調べた方が少なかったので一つの地域として選びました。
そして黄色の部分と水色の部分は人口が比較的多いので4つの地域に分けることができます。
ご存知のように福島県には人口の多い都市が3つ、あるいは4つあります。
一つは福島市です。
それから郡山市。
それから一番人口が多いとされるいわき市(濃い青の部分)
それから会津若松市があります。

このことを頭に入れれば、この分け方というのは誰がやっても同じ結論に達します。
すなわち、福島市より北の方にある二つの市、これを一つにします。
そして郡山市といわき市は非常に大きいので一つの地域として独立させます。
そうしますと9つの地域が全部決まってきます。

二つの市と一つの町と一つの村、それがどこかというのはよくお分かりだと思います。
9番(右上の水色:0の地域)は相馬市と新地町です。一つの市と一つの町です。

c867aa0ba5de7a194dece80d055b1bbd.png



おわり

ーーー


<甲状腺癌>「日本全国と比べ最も高いところで約50倍、低いところでも20倍の多発が起こっている」津田敏秀教授会見10/8(文字起こし)

津田敏秀教授9/21第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)

<福島の小児甲状腺がん137人>津田敏秀教授「最初に4名出た時点でもう”多発”だったわけです」8/31ourplanet(文字起こし)

<甲状腺がん>原発の事故の話しが無ければ、「原因不明の多発」です3/6津田敏秀教授OurPlanetTV (文字起こし)



「小児甲状腺がん事故無関係」危うい即断 チェルノブイリ翌年から増加 医師の菅谷松本市長が警鐘9/27東京新聞より一部抜粋

「事故無関係」危うい即断 チェルノブイリ翌年から増加 医師の菅谷松本市長が警鐘
2102092912.jpg
「このデータをまさか日本で必要とするとは思わなかった」そう語りつつ、菅谷市長はベラルーシ国立甲状腺がんセンターから入手した。小児がん患者数(15歳未満)の推移のデータを示した。
菅谷市長が注目するのは、ベラルーシの場合、86年には2例だった小児甲状腺がんが、翌年には新たに4例、88年には5例、89年には7例と増加している点だ。





<甲状腺癌>「日本全国と比べ最も高いところで約50倍、低いところでも20倍の多発が起こっている」津田敏秀教授会見10/8(文字起こし)

甲状腺がん多発」津田教授会見

2015年10月8日

甲状腺がん「チェルノブイリの多発傾向と酷似」〜疫学専門家
OurPlanetTV 10/08/2015

2015年10月7日に公開された論文
2011年から2014年の間に福島県の18歳以下の県民から超音波エコーにより検出された甲状腺がん


岡山大学 津田敏秀教授
津田教授

7:20〜
2011年3月の福島第一原子力発電所の事故、あるいはその事故により放出された放射性物質と、住民に今起こってきている甲状腺癌の因果影響を定量的に明らかにするのがこの論文の目的です。


分析しました結果は福島県が2011年事故時に18歳以下だった全県民を対象に行っています超音波エコーを用いた甲状腺スクリーニング検査結果のデータを用いました。

このスクリーニング検査は2011年10月から始まっていますが、今回のデータは2014年12月31日までに集計したデータを用いています。
その後もデータの発表があり、2015年3月31日までのデータはイーアペンディックス(eAppendix:論文には載っていないが電子版でアクセスできる付属資料)にまとめてあります。
2015年6月30日までのデータはお手元のスライドのハンドアウトに記載しておりますのでご参照ください。

私たちは福島県内のデータを、まず日本全体の甲状腺癌の年齢別の年間発生率と比較して、その何倍多発かという数字をがんの潜伏期間も含めて調整して分析した結果を発表しました。

また福島県内の甲状腺癌の発生率が高いところと低いところを比較して福島県内同士でも比較しました。

その結果、日本全国と比べまして、最も高いところで約50倍の甲状腺癌の多発が起こっているということが推計されました。
低いところでも20倍の多発が起こっています。

最も低いところはまだ一人もがんが見つかっていません。
福島県内の比較において、その最も低いところと比較してしまうとそれ以外の地域は全て無限大の多発となってしまいますので、2番目に低いところの地域と比較しました。

2番目に低い地域は放射性プルームが避けて通ったことがわかっていますので、比較的汚染が低かった地域と見られます。
その2番目に低い地域と比べて最も高い地域は2.6倍の違いがあります。
そしてこれは1巡目、最初の福島県全体を検査した2013年までに行われた結果ですが、
2014年、2巡目に行われた結果も今、発表され始めています。

2巡目の検査結果は今発表されている甲状腺癌の症例数以外は全員がんがないであろうという極端な低めの過程でおいて計算しても、もう10倍以上の多発になっています。

これらの数10倍の多発が観察された結論としては、福島県内において放射性物質による甲状腺癌の著しい多発が起こっていて、それはチェルノブイリにおいて4年以内に観察された甲状腺癌の多発と同じような状況で、チェルノブイリで起こった5年目、6年目以降の大きな多発がこれから避けがたい状態であるということが言えます。

2013年にWHOは福島の20km以外の地において甲状腺癌、白血病、乳がん、その他の固形がんが多発すると予測していますが、そのWHOの予測のペースをかなり上回っているのがわかります。

現在日本国内ではその状況が殆ど理解されず何の準備もされていませんので、よくこのことを理解して今後の対策を立案していく必要が有ります。

すでに私は2013年にスイスで行われた国際環境疫学会で発表して地元のメディアが報じました。
2014年はシアトルで学会が行われまして、そこでも発表しました。
そして今年はブラジルで行われてそこ学会でも発表しました。

その間、口頭でもポスターでも様々な発表を行い、数多くのこういう専門の研究者とディスカッションを続けてきました。
彼らの意見は「この問題は非常に重要な問題なので、早く論文を作成しなさい」というものでした。

彼らとの議論はメールあるいは直接行ってきたのですが、「早く論文を書きなさい」という意見が非常に高まってきましたので論文を書いた今日に至っているわけです。
これが本日の発表の概要です。



21:31〜
報道ステーション
報道ステーション平野:
昨日の報道で他の疫学者、津金さんという疫学者)が「時期尚早ではないか」と言ったんですけれども、それについてどう思われるのか?
それと関連して、先生は海外の学会の方は「早く論文を作成してほしい」と「重要だから」と。
「日本ではなんでこういうふうに知られていないのか?」と。
そうすると津金先生、疫学者の一人の先生がそういうことをおっしゃっていて、先生以外の学者の皆さんは、先生と同じようなことをちゃんとわかっていらっしゃる方が多いのか少ないのか?
今回先生と強調されている他の3人の方も先生と同じような考え方なのか?
他にもいっぱいるのかどうか?なぜ声を上げないのか?というのも重ねて教えてほしいと思います。

津金昌一郎
国立がん研究センター 津金昌一郎がん予防・検診研究センター長


福島の甲状腺がん 「被ばくで発症」主張
(2015年10月7日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】

 東京電力福島第一原発事故後、福島県で見つかっている子どもの甲状腺がんの多くは被ばくで発症したものだと主張する分析結果を岡山大の津田敏秀教授(環境疫学)らのチームがまとめ、国際環境疫学会の6日付の学会誌電子版に発表した。別の疫学専門家からは「結論は時期尚早」との指摘がある。

 研究チームは、福島県が事故当時18歳以下だった約37万人を対象にした昨年末時点までの甲状腺検査の結果を分析。年間発症率は事故前の日本全体と比べ、20〜50倍と算出した。さらに福島県内でも地域によって発症率が最大2.6倍の差があった。

 チームは「発症率が桁違いに多く被ばく以外の要因で説明することは不可能だ」と結論づけた。

 国立がん研究センターの津金昌一郎がん予防・検診研究センター長は「事故前と比べ発症率が高いのは事実だが、甲状腺がんは世界的に検診による過剰診断の傾向がある。被ばく量との関係を調べなければ関連は分からず、結論は時期尚早だ」と指摘している。

 福島県の検査でがんと確定したのは今年8月末の公表時点で104人。県や多くの専門家は事故による放射性ヨウ素の放出量がチェルノブイリと比べて少ないことなどから、被ばくの影響ではないとみている。






津田教授:
先ほどもお話ししましたように、海外のこれに関する研究者、私と議論、あるいはメールの交換をしてきた研究者の中で、「時期尚早である」と言った人は一人もいません。
むしろ「早く論文にしろ」という意見が非常に多くありました。
したがって「なぜゆっくりしているんだ」という批判は十分にありえると思います。

日本は海外、特にアメリカやヨーロッパと比べて人のデータを分析する疫学者の数が圧倒的に少ないです。
それは日本の医学研究、科学研究の発達の歴史的な経過特徴であります。
それをここで説明するのは長くなりますが、私の本には書いてあります。

岡山大学はそれに比べて、日本ではおそらく一番疫学者の数が多いです。
これも歴史的な経過があって、日本の皆さんがご存知の倉敷の大原美術館と関係するんですが、そのことはここで話さずに、この論文に名前を連ねた4人以外にもたくさん疫学者がいます。

海外の大学に比べてはそれほど多くない数ですが、彼らも私と、普段からこの分析結果について議論をしてきました。
彼らの中にこれが「時期尚早である」という人はいないですし、そしてこれが「原発事故による多発でない」という意見を言う人は一人もいません。

答えになっていますでしょうか?



28;25〜
横軸が年です。1977年から1994年までプロットしてあります。

23

縦軸は発生した患者の数です。14歳以下の甲状腺癌の患者の数です。
議論においてほとんど見逃されているのがこの小さなパーツ(赤丸の部分)です。
これは統計学的にもシグニフィカント(significant:有意)な多発です。
この多発を認めないことによって福島県立医大も福島県も「今は何も起こっていないはずだ」というふうに結論しているわけです。
今4.5年ですね。この辺り(赤)に私たちは居るわけです。
ここで事故当時18歳以下だった子供たちに20倍から50倍の多発が起こっているわけです。
これからこれ(黄緑・紫・水色・オレンジの棒グラフ)が来ることがもはや避けがたい状態になっています。
それにもかかわらず、まだ何の準備も、言い方の変更もされていません。

それがこの論文を書いた意味であり、ジャーナルがかなり急いで先行発表してくれた理由であります。
考え方、あるいは情報公開の方法を急いで変えていく必要があります。


これはCDCですが、
津田1

最小潜伏期間は甲状腺癌で2.5年というふうに言っています。
これは臨床的に発見されるまでの期間ですので、検診ですとこれより短くなります。
子供の癌は最小潜伏期間は1年である」と言っています。

2.5年が大人の甲状腺癌で、子供の甲状腺癌は1年の方に入ります。


この辺りは検診の概要を説明したスライドです。
スケジュールがこういう概要です。


CQPGMZmU8AAy0aE.jpg
日本語のスライド http://togetter.com/li/881198より

最初の年、2011年度の中、2012年3月まではこのピンクのところが検診が行われました。
2012年4月から2013年3月末までは黄色いところの検診が行われました。
2013年4月から2014年3月末までは水色のところの検査が行われました。
そしてそのあと、2014年4月からは黄色とピンクのところ合わせて検診が行われています。
で、今は水色のところの検診の2回目が進んでいます。

ちなみに福島県全体の人口密度はチェルノブイリの、非常に甲状腺癌が多発したゴメリ州の3倍です。
曝露した人口が多ければ多いほどたくさんの甲状腺癌患者が多発することになります。


津田3

これが比較したグループの説明です。
論文では9つの地域に分けて説明しました。
先ほどの一番高い50倍が観察された地域はこの3番です。
最も少ない地域、1例の癌も見つかっていない地域は9番。
2番目に少ない、それでも19倍多発していますがそこは7番。


津田4

これは計算した方法です。
非常に簡単な方法で、日本全体の平均発生率と比較したわけです。

津田5

これが福島県内で2番目に癌の発生が低かったところと比較した方法です。これも非常に簡単な方法です。
分析に使用した疫学統計プログラムも非常に簡単なものです。
CDCがWHOや全世界の研究者に無料で提供しているパッケージです。
9つの地域はこのように示すことができます。


CQPGUgmUcAABotC.jpg
日本語のスライド http://togetter.com/li/881198より

表1がファーストラウンド(1巡目)の数を示しています。
ここにつけている数というのはセカンドラウンドで今症例されている数です。

この色は地図の色と対応していますが、テーブル2というのは黄色で示した2012年4月から2013年3月までに調査された地域です。

CQPGdIGUEAEnui5.jpg
日本語のスライド http://togetter.com/li/881198より

(表2)この地域を4つに分けました。
これが2巡目で見つかっている癌の症例数です。

CQPGkt-UYAIhvpB.jpg
日本語のスライド http://togetter.com/li/881198より

表3が2013年4月から2014年3月までに見つかった、水色の地域で4つに分けました。
ここは今、検診が進行していますので、2巡目の癌症例数は上がってきていません。


CQPGs6dUsAAwkkF.jpg
日本語のスライド http://togetter.com/li/881198より

表4(Table4)が倍率を示した表です。

今までのTable(表)は論文においてはTable1に示してあります。
このTable4(表4)と次のTable5は論文ではTable2で示されています。

最も高い倍率を示した50倍というのはここに示してあります。
津田7

一人も見つかっていないのはここ(日本語表4の一番下)に示しています。
2番目に低いところはここ(19.56倍)に示しています。
これは注意をしなければいけないのですが、ここ(ピンク・29.90倍)に約30倍の多発のある、最も原発に近い地域が示されています。
ここでの検診期間は2011年10月から2012年3月までですので、癌の潜伏期間としては1年未満しかないわけです。
それでも30倍の多発が認められたわけです。

これは非常に需要なことです。
この地域(黄色の地域)は一方1年から2年の潜伏期間、最大2年の潜伏期間が保証されていまして、そしてこの多発がみられます。
この地域(ブルーエリア)は2年から3年の潜伏期間が示されています。

ここ(黄色・南)とここ(いわき市)は同じ40倍ですが、潜伏期間から考えるとちょっと違った意味になります。
黄色のところの方が低めなんですね。
潜伏期間を考えると黄色地域の方が多発していることになります。



CQPG2RmVEAAZxiy.jpg
日本語のスライド http://togetter.com/li/881198より

表5が内部で比較した倍率です。
2番目に低いところ(ブルーエリアの7倍)を1倍としました。
そうしますと、黄色い地域で最も原子力発電所に近い地域(中:二本松市・本宮市ほか)では2.6倍になります。
潜伏期間も考えますと、非常に原発からの影響という形で説明しやすい倍率が換算されています。


(表6)2巡目の予定を示しています。

CQPG-w2UwAEZ_z4.jpg
日本語のスライド http://togetter.com/li/881198より

で、こういうのが発表されていまして、まだ2015年度はほとんど発表されていません。

津田6

(表7・Table7)2014年度に行われた発表の内訳はこういうものです。
論文ではここは8例あるいはイーアペンデックスではここは15例になっていますが、最新のデータでは25例になっています。

CQPHGn_UEAEVNej.jpg
日本語のスライド http://togetter.com/li/881198より

表8が2巡目の多発状況で、すでに1巡目を上回り始めた地域があります。
ですからチェルノブイリのあの多発のカーブと同じような経過をたどっていることがよくわかります。

2013年に最初の症例が発表されたときから、チェルノブイリと同じような経過をたどるということが予測できましたが、今のところ、それと同じ経過をたどっています。
そしてこれからも同じようなカーブをたどって増えていくことが、もう避けがたい状態です。
ところが何の対策も立てられていないどころか、アナウンスも間違って流れています。
住民からの不信をさらに招いて、行政が有効に機能しない恐れもあります。
できるだけ早く言い方を変えて、そしてできるだけ早く対策へと結びつけなければなりません。


以上です。



ーーー質疑応答へ続く


<質疑応答>「福島県に住み続けなければならない人に詳細な情報を与えることで有害な曝露は桁違いに少なくなる」津田敏秀教授会見10/8(文字起こし)



続きを読む

キース・ベーヴァーストック(東フィンランド大学環境科学学科)原発事故による甲状腺がんの発症と被曝時の年齢9/21第5回 市民科学者国際会議 2015


2015年9月21日 第5回 市民科学者国際会議 2015(日本語)



キース・ベーヴァーストック(東フィンランド大学環境科学学科)
所属:東フィンランド大学環境科学学科
専門:環境科学、 放射線生物学
プロフィール
キース・ベーヴァーストックは、過去40年間、 最初は英国の医学研究委員会で、そして1991年からはWHO(世界保健機関)の欧州地域事務所で、放射線の健康影響に関する分野に関わってきた。現在の研究分野は、理論生物学で,特に電離放射線がどのように生物システムに悪影響を与えるかということに焦点を絞っている。現在、東フィンランド大学の講師である。


2

3:26(同時通訳の文字起こし)
この次に議論すべきトピックというのが甲状腺ガンのお話であると思います。
ある論文について言及させていただきたいと思います。
少しこの論文についてお話させてください。

1

福島についての特化した論文ではありません。
ウイリアムス先生の「甲状腺ガンがどのように発達するか」ということに関する考えをまとめた論文です。
ウイリアムス先生は長期間にわたって、甲状腺がんを10年、数十年という単位で観察されて
入手できている情報については
甲状腺ガンの調査の内容というものを熟知されている方です。
これは日本語ではありませんので私が簡単に読みます。

福島からのエビデンスというところで、記録されている甲状腺がんについて
また、小規模の甲状腺がんの検知というのが
被曝した人口をスクリーニングするということによって、福島の原子力発電所の2011年の事故以降目撃されてきている。
そしてこれらはチェルノブイリ原発事故後の子供達の小児甲状腺がんの発症率というのが増加したことから、福島県においては、当時の事故時に、2011年に19歳以下だったすべての小児に対して、ウルトラサウンドのスクリーニングを行いました。

そして、3年間の間に多くの甲状腺がんが検知されました。
そして30万人の中で、すでに110件のがんの疑いがあるということが、この穿刺アスピレーションによって検知されました。

がんの疑いで手術を受けた87の患者のうち86名において甲状腺がんが確認されました。
そしてそのうちの62件においてはこれが15歳から19歳という年齢の間で1000件起こっているということでありまして、この発症率というのは10万のうち120件ということで、これにおいて通常における日本の発症率というのは、通常であれば10万において0.8という大きな差異があるわけです。
ということでこれは明らかな増加というのによって、この被曝人口というのは大きな懸念にさらされました。

そして5mm以下の結節に関しては「これは今後のさらなる検査の対象ではない」と福島県はしたわけですけれども、
そういうことで真の福島県における甲状腺がんの発症率というのはもっと、発表されているよりもさらに大きな数字な訳です。


けれども被爆時の年齢、そして潜伏期間ということ、
これを見ますと大変大きな甲状腺がんの件数というのが今の段階でもすでに検知されていて、けれどもこれが「事故によるものではない」とも言われています。

チェルノブイリのリスクというものが、特にこの事故時に幼児だった人口によって最も大きかったということ。
そして年齢が上になるにつれて急速に下がっていくということが言われています。
そして福島においては当時乳幼児だった子供は一人もいないわけです。
最も若い対象で6歳であったということです。

そしてこのようなグラフがあるわけなんですけれども、

3

これは、事故当時の被ばく時の年齢というのが横軸、縦軸が甲状腺がんの罹患ん率をチェルノブイリと福島で比較しているわけですけれども、年齢が高くなるにつれて、その分布というものがこの二つの地域において大きく異なっているということがわかります。
特に10歳以降のところでチェルノブイリと大きく異なっているということがお分かりいただけます。

けれども、私の意見ではありますけれども、こらが示すのは、
これは「被曝によるものではない」と言っているのではなくて、すでに提示されているチェルノブイリの事故のパターンをそのまま踏襲していないというだけに過ぎないと考えるわけです。
ということでこれに関しまして、甲状腺がんの発症率というのは年齢別にみますと、チェルノブイリの事故の被爆時、そして福島の事故の3年後というタイミングで見てみますと、
特に若年層におけるリスクが高く、そして年齢を追うごとに急激に激減するということがみえます。
そして福島においては、分布を見ますと、若年層における高いリスクというのが見られません。
初期の3年というタイムスパンにおいてはそのようなことが示唆されるわけです。

チェルノブイリにおいては10歳以上というところでわずかな上昇というのがみられますけれども、
これも通常の発症率を示したものであるというふうに考えられますと言っているわけです。

これは「過剰診断であると思っている」とはウイリアムスは言っていません。そして私も同感です。
明らかに「過剰診断ではない」と思います。
と言いますのもがんが検知されたタイミングというのが大変初期の段階であって、
そのタイミングをみても「過剰診断ではない」
ということが示唆されるわけです。
けれども将来的には過剰診断、過剰診療、そして不必要な手術という可能性は、将来的には存在するということをウイリアムスは言っているわけです。
ということでこれを叩き台としまして議論を展開したいと思うんですけれども、
まず、津田先生、ウイリアムス先生のどう考えていらっしゃいますか?
福島については私が今紹介したところが唯一の彼が言及しているところなんですけれども、いかがでしょうか?

10:49
4

津田敏秀:この文章は誰が書いたんですか?

キース:ウイリアム先生です。

津田:
最初の3年間ではチェルノブイリでも10歳以上が75%を占めているんです。
曝露時に10歳以上だった人が多数派なんです。

だから、最初にまず10歳以上で甲状腺がんが増えてきて、それから下の年齢が出てくるんです。


キース:
ここで注意しなければいけないのは、チェルノブイリの後ですが、スクリーニングで見つけた、検知したわけではありません。
触診ということで。
96年位からスクリーニングが始まったわけですが、それ以降に。
最初の6年間はスクリーニング自体が行われていませんでした。
ですからこれは状況がちょっと違うと思うんですね。
福島とは状況が違うと思うんです。

津田:
スクリーニングが行われなくても、チェルノブイリでは翌年から甲状腺がんが多発しています。
さっきお見せした通りです。
チェルノブイリでは1990年まではスクリーニングは行われていませんでした。

キース;Yes、sorry。Yes。

津田:
健診が行われていないにもかかわらず、チェルノブイリでは事故の次の年から甲状腺がんが多発しています。
それはお見せした通りです。






続きを読む

津田敏秀教授9/21第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)

第5回 市民科学者国際会議
~東京電力福島第一原子力発電所事故の放射線被ばくによる
健康影響を科学的に究明し、防護と対策を実現するために~

日時:2015年9月21日(月・祝)9:30 ~ 
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター(国際交流棟 国際会議室)


2日目


45:13〜

津田敏秀
所属:岡山大学大学院環境生命科学研究科・人間生態学分野・環境疫学・教授
専門:疫学・環境保健

プロフィール
岡山大学大学院環境生命科学研究科・教授(専門分野: 疫学・環境保健)
1958年生まれ、兵庫県姫路市出身
1985年岡山大学医学部医学科卒業、医師免許証取得
1989年岡山大学医学研究科修了、医学博士
1990年岡山大学医学部助手(衛生学)
同講師、岡山大学大学院医歯学総合研究科講師を経て
2005年岡山大学大学院環境学研究科教授(環境疫学)後、改組にて現職





科学的根拠に関する情報交換のしかた-放射線の人体影響に関する事例を用いて-

スライド 



津田敏秀:
ご紹介ありがとうございました。
岡山大学の津田でございます。
スライドはのちに公開されると思いますので、今日は時間の制限もありますので飛ばしていきたいと思います。

農林水産省のホームページにリスクコミニケーションの原則というのが公開されています。
リスクコミニケーションの原理と実践の入門書です。
これはもともとはCDCが公開している資料の日本語全訳ですね。

1

そこにはこういうふうなことがずっと載っていてですね、神話と対策として、神話の方が旧来の固定観念であり、間違っている方でありまして、対策というのはこうすべきなんだという方ですね。
こういう原則が今回の福島の事件では守られていないわけです。
なぜそれが全然守られないのか?
あるいは先ほどから科学的知見について話されているのに、あの知見がなぜ日本政府や福島県の行政で採用されないのか?
あるいはむしろそれの●(音声途切れる)の対策が行われているのか?
ということを説明するのが今日の私の目的です。

正しい科学的知見というのは私は岩波科学にずっと色々と書いてきましたし、先ほどのお話を聞かれてもお分かりです。
それが全く通用しないのがなぜ起こっているのか?

それはむしろ日本人、特に今政策決定をしている私のような世代の人たちの背景思想を探らないことには、無駄に、いくら科学的に議論をしても無駄になります。

私は最初にご挨拶されました岩田さんと●(音声途切れる)で聞いているような人たちのところでいくら話したところで何もならない、と言って「無駄ですよ、こんなの開くのは」というふにずっと言っていました。

そうなんです。
みなさんはどんどん賢くなるかもしれません。
でも、説得すべき相手は全然賢くならないんです。


ま、こういうあれなんですが、
右翼でもない、左翼でもないと言っていますが、
これ、ピンときたのが、復興庁のある官僚の方が、復興庁に対して意見を申す人たちに対して「左翼のクソども」というふうに言った時に、「あ〜〜、そうか、左翼と考えてるんか」というのに気付いたからですね。

でも、そもそもそういうことを言う人に「左翼ってなんですか?定義教えてください」というふうに聞くと、全然答えられないはずなんですね。
そもそもみなさん左翼っていうとみんな一致していると思うんですが、全然異なるんです。
私から見れば日本の左翼というふうに陰で呼ばれている人たちは全然ラジカルじゃないんですよね。
革新的じゃない。
日本の左翼と呼ばれている人たちは、全然革新的ではなくて実に保守的なんですね。

保守と革新と言われるならば、あの人たち(左翼と呼ばれる人)は保守なんですね。
入れ替わっているわけなんです、普通の概念で言えば。

で、こういう私の経歴なんかはまた後で読んでもらったらいいですね。
2

ちなみに私の実家は役行者ですね、これは山伏ですね、それからお稲荷さん、神棚も実家にあった、というふうに言いますと、今の若い人たちは「凄い家ですね」という負にいうかもしれませんけれど、これは普通なんですね、昔、私の年代以上の家においては。
3点セット、もしくはそれ以上、4点セット5点セットもあるし、だいたい基本としては神棚と仏壇があるという家なんですね。

で、これがどういうわけか、左翼と右翼の対立にこの科学的議論が見られてしまうわけです。
あるいは原発反原発の対立に見られて、切り分けられてしまうわけですね。

そもそも原発問題なんかはたかだか50年から60年ですね。
右翼か左翼の対立なんかはたかだか日本では70年。
フランス革命まで引き延ばしたとしてもせいぜい225年なんですね。

だけど、私たちの世代は右翼と左翼の対立は太古の昔からあったと信じ込まされて、自分でも信じきっているわけですね。
絶対に不可分な相容れない水と油だと思い込んでいるわけです。
でもその傾向は東日本ほど、インテリほど、それから団塊の世代にまで行かないけれども団塊の世代に近いほど信じきっているんですね。

でも私たち西日本の人たちに言わせれば、中大兄皇子と蘇我入鹿の対立から、ずっと対立の歴史を見続けてきたわけですね。
その後、壬申の乱、真言宗対天台宗、聖護院対醍醐寺の血で血を争う対立を見てきたわけです。

そんな●(音声途切れ)左と右の対立など、ガキ大将の、あっちのガキ大将こっちのガキ大将のションベンの掛け合いでしかないわけですね。

さてそういう●(音声途切れ)
役行者さんの視点からも「100mSvしきい値説というのが間違いである」というふうに、簡単に素直に受け入れられるみなさんにこれから、なぜ説得が通じないのか?という話をさせていただきたいと思います。

2011年の事故後、日本の諸医学会、行政や研究機関が、
「100mSv以下の被ばくでは、被ばくによるがんは出ない。もしくはがんが出たとしても認識できないので、100mSvまでは安全である」みたいなことを言いつづけてきました。

これは後でいくらでも事例を挙げていきます。

違っているわけですね。
明らかに医学的意見に反しているわけです。
科学的知見というふうに言ってもいいです。

そもそも論で「直接しきい値なし」LNT仮説にしたがうと、
これは間違いなんですね。
原点を通るのか、100でX軸にぺたんといっちゃうのか、というのは中学生が分かる話なんですね。
そこを誤魔化しているわけです。

で、100mSvしきい値論というのは、その前触れとなる言い方というのは2011年前からみられるわけですけれども、
突然、本当に日本では2011年以降に強調されだしたものです。

ま、ご覧のようなところ↓が本当にそろい踏みで、さっきの1mSv以下ではがんは出ない。
3

もしくはデータとしても「わからない」というのを言い続けています。


4

トップを切ったのは放医研ですね。
で、100mSvのところでこんな赤線を引っ張りまして、太い赤線がありますね。
がんの過剰発生は見られないという間違った図を全国にばらまいて、これは未だにインターネットでヒットすることがありますね。

最初にばらまかれたのは、各自治体にダウンロードされて、各自治体のホームページに載りまくっています。
それだけじゃなくて医学部の中、千葉大学の医学部の放射線教室も載せています。
それから各政治家、公明党の都議の議員とか、そういうところにも取られています。

こっそりと1年後にこれに差し替えられました↓
6

でも、1年後に変えたところで、もうダウンロードされたその他の機関に載せられているものは差し替えられないわけです。
”黙って差し替えた”からですね。

5

ですから(改定前の図が)ずっと見られています。
最近ようやく(改定前の図を)見つける作業を始めたみたいですけれども、まだ若干見られていますね。
で、この差し替えられたやつも「100mSvより上の線量ではがんの死亡率のリスクが線量とともに徐々に増えることが明らかになっている」という表現で、100mSv以下では明らかになっていないような書きっぷりをされています。

7

これは原子力安全委員会が2011年に出したやつなんですが、
この右上、「100mSv/年以下では健康への影響はない」この場合は”/年”まで付いています。
もう言語道断空前絶後なんですが、それを原子力安全委員会が載せています。

でも「さすがにこれはまずい」ということで2011年10月にこれは訂正が出ます。
でも、長瀧(重信)先生は今年(2015年)の6月末、まだこのもともとの訂正前

(動画切れる)

ちょっとお話がずれましたけれども、ちょっと私より年齢が上の年代の医学者で統計学を知っている人はほとんどいませんから。
私の年代ですらも本当に少数派です。

で、2011年、その長瀧先生が開催された低線量被曝のリスク管理に関するワーキンググループの報告書にも、やはりこのことが載っています。

8

9

しかも、「被曝影響は年齢層別では差は明らかではない」というふうに書いちゃっていますね。
こんなこと

(動画切れる)

パンフレット「放射線リスクに関する基礎的情報」
これもやはり100mSvの字が踊っていまして、「国際的な認識になっています」。
違うんです。
国際的な認識に完全に立ち向かっているんですね。

10

それから、国連のアナンド・グローバー氏が日本の状況を視察した報告書に対して日本政府は、
やはり100mSvに関して反論しています。

11

こういう反論をしています。
その他、日本政府や福島県による100mSvしきい値に関するコメントは他にもたくさんあります。
未だに福島県のホームページで「100mSv以下はがんが出ない」「わからない」みたいなことが、実際に3ヶ月ごとに更新されて出ています。


12

経済産業省は年間20mSvで帰還させるという根拠として、「100mSv以下ではがんは出ない、もしくはわからない」ということを理由としてあげています。

100よりも20は5分の1なのでそれは正しいよね、という話なんですが、その前提が誤っているわけですね。


13

従って、こういうふうに帰還政策については国連自由権規約人権委員会で批判されています。
今や国際問題になっているわけですね。


14

それでも日本政府は政府広報を出して、全国5大紙、および福島県の地元紙に次のように載せています。
語ったのは東京大学の中川恵一先生ですね。
こういうふうに語っておられますね。

中川先生の主張が正しいという根拠はないばかりではなく、存在する根拠にこれまた反しているわけですね。

で、それはなんでこんなことが起きたか?というと、単にICRPの勧告(2007年勧告173ページ)に書かれているこの部分を誤って解釈したからですね。
「(前略)しかしながら、がんリスクの推定に用いる疫学的方法は、およそ100mSvまでの線量範囲でのがんのリスクを直接明らかにする力を持たないという一般的な合意がある」

このことは広島長崎の被爆者コホート、先ほどLSSコホートのご紹介がありましたけれども、それの全年齢層で全がんの増加が5%水準で統計的有意差がなかったということを言っているだけなのに、それを「がんが出ない」あるいは「出たとしてもわからない」というふうに誤って解釈してしまったんですね。

15

しかも先ほど御説明がありましたように、普通は100mSv以下でぶった切ってみたいなことをしないのに、それをわざわざしちゃっているわけですね。
それは要するに回帰直線というのを全然わかってないわけです。

ちなみに、広島長崎の被爆者コホートでも、ぶった切ったとしても8%水準で有意なわけです。
単に「統計的有意差がない」ということと「がんが増えない」ということを混同してしまったわけですね。
これは後で説明するかもしれませんが、大学教養部レベルの間違いです。
今や大学入試に統計学が出るようになっていますので、高校生レベルの間違いとも言えます。

特に医学者というのは統計学を知りませんので、ほとんど、全く。
でもう、ほとんど悲惨な状態なんですね。
それを皆さん見る必要があります。

でUNSCEAR(音声切れる)こういうのが載っていますけれども、これも(音声切れる)
すぐにUNSCEARとかICRPとかが出てきますけれど、「それのどこに何が書いてあるのか?」という説明を求めても全然(答えが)出てこないわけです。


16

ちなみに、統計的有意差が出てくる条件として、観察数を大きくする。
ああいくことを言っている人たちは広島長崎の被爆者コホートが世界最大であり、したがってLSSコホートよりまさか福島の被ばく者の数の方が多いなんていうのは、考えてもいないんですね。

先ほどのマシュー先生のCTスキャンの研究、あるいは自然放射線の研究なんかも、データ規模はずっと大きいわけです。

次に「放射線感受性の高い集団に限る」という必要があります。
つまり、胎児、小児、思春期の青年などに限って分析しますと有意差が出やすくなります。
にもかかわらず、帰還政策その他あらゆる全ての問題に関して、年齢別に対策を立てるとか、年齢で議論するということが一切未だに行われていません。


それから「放射線の感受性の高いがんに限る」と、これまた有意差が出てきます。
例えて言いますと、白血病、脳腫瘍、甲状腺がん、乳がんなどですね。

それから「有意水準を高くする」ということで5%(音声切れる)
だれも多いということでそれを1%有意に使用が10%有意にしようが20%有意にしようが(音声切れる)そういうのがあります。
したがって8%にすれば有意差が出ちゃうんですね。

そもそもなぜか、小笹(晃太郎 :放射線影響研究所 疫学部長)先生の2012年に出た論文のデータは2003年までなんですね。
したがって今のデータで分析しますと有意差が5%でも出ているかもしれない。
がんは増え続けているからですね。

もちろん上記4つ以外の条件もあって、回帰直線をぶった切るようなことはするな、という話ですね。
そもそも多くの論文が100mSvより低い被ばく線量でがんの有意な増加を示しています。

17

それにもかかわらず「放射線ストレス」とかって言って、福島県民に対して介入をやったりしていますね。
「放射線のことに関して過度に恐れている人に対して、それを和らげる研究」みたいなことをやっているわけです。

しかし、「過度」というふうに言っているのが、実は妥当な。
誤った知識に基づいていますので、妥当な知識を持っている人もそれに介入されて治療をされてしまう。
というようなプログラム(音声切れる)


18

ようするに説得がうまくいっていないわけですね。
福島県・環境省のいずれの行政の方々にも、あるいは福島県立医大・長崎大学などの専門家集団もそれ以外も、私は直接会う機会があったらどれだけ時間が短くても一生懸命説得してきました。
でもそれが全然通じないわけですね。


それはなぜか?というと、直接対話をする機会をだれも設けてくれない。
メディアの方は総理大臣の党首討論会はするのに、科学者の討論会、対話、市場対談すらもしないわけですね。
一切しないわけです。
だから意見が通じない。
妥当な(音切れる)

で、小笹(晃太郎 :放射線影響研究所 疫学部長)先生は自分の意見とちょっと違う意見を指摘されただけで固まってしまいます。
何も言わなくなるんです。
で、「あ、すみません、そのことは後で考えます」とか「後でご返事します」とか言えばいいものを何も言わなくなるわけですね。

1年半か2年前の日本公衆衛生学会でもそういうことが起こってしまうわけです。
その前もありました。
黙らなければいいわけですけれども。
それで「一言ぐらいなんか言ってくださいよ」と座長の先生が私を支援してくれると普通だったら思うでしょ。
そうじゃないんです。
「もう時間切れです。この後会場を空けなければいけませんのでもうその質問は終わってください」みたいな感じで小笹先生の黙り込みを支持するような言い方をするわけですね。
それが日本の学会なんです。
特に医学界はそうなんです。
そもそも科学研究者というのは科学的問題について人前で議論したり、あるいは学術誌上で討論するのが仕事なのに、日本の学会、特に医学界というのは討論をさせないようにするのが、エレガントだと思っている紳士淑女の集団なんですね。

で、直接話した時も「ICRPやUNSCEARが言っているから」というふうに言われるんですが、「ICRPのどこに載っているんですか?」「UNSCEARのどこに載っているのか?」ということについては言わないんですね。

で、ICRPとは全く反対のことをやっちゃっていたりするわけです。

医学的根拠は全く示されずに、そもそも医学的根拠ってなんですか?っていうふうに医学界の先生に聞いてもだれもこ耐えれないんですね。

基本的な誤りが放置されたまま、結局分からないで片付けられているんです。
どこまで何がわかっているのかさえ説明されず説明させてもらえないわけです。


19

ということで、これはもう説得の段階なんです。
医学論争とか知見とか全部揃えて直接話し合えばいいだけの話なんですね。
公開であろうが非公開であろうがなんでもいいからやればいい話なんですが、その場を設けることにすら至らない。
(音声切れる)
「まあちょと来てくださいよ」というような説得をする。
そういう説得をする段階です。

この間私は「これは医学的根拠の問題じゃなしにどう説得するかという問題だな」というのをずっと考えていまして、いろんな本を読み進めてきました。
アリストテレスの弁論術もチェックしてまいりました。
アリストテレスによりますと、論者は聞き手を説得する時に必要な条件として次の3つに整理しています。
ロゴスとパトスとエートスですね。

それはまた後で説明しますが、ところでそもそも100mSv以下の問題だけじゃなしに、WHOが2013年の報告書で「福島県では甲状腺がん、白血病、乳がん、その他の固形がんが多発する」ことが定量的に示されているわけですね。
そのことも全く知られていないわけです。

20

例えばこれは甲状腺がんですけれども、事故時に1歳の方でこれ、青色の部分が事故によって増える甲状腺のがんです。
これは20kmけんがいの1歳児でこれだけ多発するわけです。

21

そのことも全く知られていないわけですから、今更一生懸命100mSv以下はないからどうのこうのと言ってもしょうがないわけですね。
いずれ多発してくるわけです。
もう実際に多発していますけれども。


さらに、このWHOが基礎とした線量推計報告書ではこういうふうに載っています。

22

要するに、日本政府のロビー活動によって、これは朝日新聞が報じたんですが、3分の1から10分の1に下げられたわけです。
その下げられた後の線量評価に基づいて1歳児でだいたい10倍近くの甲状腺がんの多発するというふうになっているわけです。
どう見てもこの元々の値だとしか思えないような具合で、福島県で甲状腺がんが多発してきております。


これはチェルノブイリでの14歳以下の甲状腺がんの流行曲線です。

23

横軸が年数です。
縦軸は症例数です。

今、福島県は事故からの年数というところではここに相当します。
90年頃ですね。
で、この部分(赤丸の部分)は、これは明らかにそれまでのパターンとは異なっているでしょ?
多発しているわけです。
これを見逃しちゃったわけですね。
で、「今多発しているのは事故によるものではない」というふうにおっしゃっているわけですね。
で、実際に日本では(音声切れる)多発しちゃったわけです。
それも予測されるよりもずっと大きなレベルで多発しちゃったわけです。
ということは、チェルノブイリでは(音声切れる)きましたので、これがちょっと多めに出たとしたらこれがどうなるのか?
で、こんなのがこれからくるということはほぼ分かっているのに、何も対策は立てられていないわけです。


アリストテレスの話に戻りますが、証明による説得ですね。

24

これが本質です。
アリストテレスも言っています。
ちなみに以下の引用は「どんな人も思い通りに動かせる、アリストテレス無敵の弁論術」というこの本からそのまま引用です。
アリストテレスが言った部分はこの本はそのまま岩波文庫の(音声切れる)

で、これが自分の意見が反対意見よりも正しいと説得するロジカルな話し方の基本姿勢です。
ただし、多くの人たちが間違えているのは、「話す内容さえ正しければ相手を説得できる」「相手は説得されねばならない」というふうに考えることによって間違えるわけですね。
説得が通じなくなるわけです。

それで以下の二つを出してきます。

25

まず、聞き手の感情が動かされる必要があります。
で、聞き手をこちらに有利な感情へと誘導するものですね。
聴衆の感情を積極的にコントロールさせる。

26

エートス。
これは以外と知られていなくて、聞き手が論者にある印象を持つ。
でも実際はみんなやっているんですけれども、人柄が優れた人々に対しては、我々は誰に対する多くの信をより速やかに置くものである。
ま、服装なんかもそうですね。
私の服装、非常に反省しております、普段の服装。
で、これを逆に利用したら「人格攻撃」ですね。
「なんとなくあの人イヤ。津田ってちょっとうるさそうでしょ」みたいな、こう思われたらいかんわけですね。

賢さ・徳・好意、この3つがキーワードなんだそうです。
私もこの3つをつけるべく、半年ぐらい前からずっと鍛えておりますけれども、なかなか身につかないという感じですね。


さて、これまで福島県・環境省・経産省の説得。
福島医大・長崎大学・放医研の説得というのは通じてきませんでした。

27

ロゴスに関しては「ない」からどうしようもありませんね。
科学的根拠がないわけですから。

初期の思い込みが科学的根拠に基づいて検証もされないまま、しかも有意差と影響なしを混同するという有様です。

で、研究者もそれと同じことをしながらICRPとUNSCEARに基づいていると言いながら、どこに基づいているのかを説明しない。
で、ICRPの言っていることに反するようなことばっかりやっているわけです。

ちなみに私。
一応文献やデータの分析に基づいて説明して、国際的に研究者と連絡を取り合って、論点を洗練し続けておりまして、現在のところ有効な反論は一切なされていないわけです。
私が言っている(音声切れる)だと思っている人がたくさんいるみたいですけれど、私は自分の考え付いたことは一切言っていないわけです。
ほぼ一切言っていないですね。
全部どこかの根拠に基づいて言っているわけです。


パドスです。聞き手の感情が動かされる。

28

行政だからあんまり感情に訴えてはいけないと思います。
メディア対応を誤って反感を招いたが、これはエートスの問題につながりますね。

福島県立医大などは努力はされている様子なんですけれども、特に福島県民が苦しんでおられた事故直後の説明には不備があって、反感の感情が出てきています。

ちなみに私は全くこの努力を怠っていると。
当初は相当「これはえらいことになる」と思って慌てましたけれども、その熱意は今はちょっと衰えてですね、他の仕事もいっぱいありますので、若干弱くなっています。


エートスです。

29

初期のメディア対応の誤りは決定的です。
行政の目的が住民の健康と財産を守るという点が徹底されていないわけですね。

で、福島医大等のアカデミアは福島県のメディア対応の誤りに同調してしまったわけです。
「県民への情報開示よりも学会を優先する」みたいなことを検討委員会で平気で言ってですね、あれは完全にアウトなんです。
それでもそういうことを、誰も「それはまずいですよ」と言ってあげる人が周りにいらっしゃらないんです。

ちなみに私ですが、人柄というのが私の弱点かもしれないので、賢さ・徳・好意を追究いたします。
それから(音声切れる)人がいるかもしれませんけれども、科学的な知見を紹介しているだけです。

聞く耳を持ってもらえていないのはなぜか?というのはさらに追究したいと思います。

こんなのは日本の私の年代ですね。
政策決定を行う人たちの頭の中はまだ二極冷戦構造、25年前に終わったはずの二極冷戦構造の中で動いていて、しかも日本政府は右の側だというふうに思っている背景概念のもとに全てを判断しているからですね。
自分がどういう思想を持っていようが、言っている相手がどういう思想を持っていようが関係ないです。
私が不特定多数に左翼のクソと思われないようにすること、思われてしまうことを最も恐れるわけですね。
わかります?
私がそう思われたくないという感情が、極めて私たちの世代には強いわけですね。
団塊の世代の心理分析はよくされますけれども、ポスト団塊世代のいろんな心理状態についてはほとんど分析されていません。


30

こんな例もあります。
私への反論ですね。

「福島県䛾放射能汚染についてどうすればいいのかの答えは、昨日も書いた通り「避難すればよい」と単純にいきません。避難がもとで亡くなった人や自殺した人も少なくありません。除染作業に関連した死亡も多いです。発がん率だけを議論することは、福島県の放射線災害については無意味です」

これ、一見説得力を持つように見えますけれど、ならば、全部数字に直るんですからその数字をあげてください。
この中で一つも数字をあげて議論していません。
発がん率すらもあげて議論していないわけです。
でこういう(音声切れる)

「結局私たちが今できることは、検診を続けることです。このことは津田先生も下記で述べられていますし、私もそのように話しています」

で、最後には言いたいことだけを言って「私はこれで打ち止めにしたいです」と言って私の反論を許さないわけですね。
「相手はこう思っているはずだ」と自分で勝手に決めつけて、で、この相手のいう意見は「とんでもない意見だ」「だから私の言うことは正しい」そしてここで意見は「これで打ち止めにしたいです」と勝手に終わっちゃうわけです、反論を許さずに。

これが日本人の平均像ですね。

情報交換が一切行われないのはこういうレベルで止まっちゃうからです。


国際環境疫学会に日本国内はこういう状況であるというお手紙を延々と書いてですね、ちょっとこの問題は政策委員会でもいいし、倫理哲学委員会でも構わないから議論してくださいよ、というふうに手紙を書きましたら、学会長さんから次のようなお手紙が岩波科学にその訳が載っているようなお手紙が返ってきました。

31

その中には色々と書いてあるんですが、
聖徳太子を引用して、「よく話し合ってね」みたいなことを書いているんですね。
「日本人なんでしょ」みたいな。
私もこの聖徳太子のお言葉を知らなかったんですね。

「重要な事柄を論議するときは判断を誤ることもあるかもしれない。そのときみんなで検討すれば同義に叶う結論が得られよう」というふうに海外の方から。

これはハーバード大学の准教授の方ですが。
言われてしまうわけです。

この対話が日本の私たちに最も決定的に欠如しています。
なぜでしょうか?


32

はい。
説得は続きます。

残念なことに、日本の放射線の専門家と言われる先生方は、放射線の人体影響に関する知識も、それが具体的にどのように明らかになってくるのかも、ほとんど知識がないようです。

すくなくとも医学側の先生はどうも無いようなんですね。

で、直接の対話の機会にもめぐまれなくて、そこから情報が入っている官僚や政治家の方々、行政官の方々mなおさらです。
みなさん「「原子力ムラの連中」とか称して諦めて見捨てるのではなく、これからも真面目に説得を続けましょう。

もう本当に皆様方ぐらいの知識があれば、お一人お一人で十分説得ができます。
ただし説得の機械が設けられればの話です。
これだけは忘れないでください。
この問題は日本国民一人一人の賢さや知恵が試されている問題です。

ご静聴ありがとうございました。

1:27:09


1:28:39
ジョン・マシューズ
31
背景の問題として存在するのが、おそらく科学的データではないかと思います。
全体としての科学的データです。
もちろんこれは合理的なレベルで複雑なわけですけれども、それを持って政治家を動かす。
そしてコミニュティをこちら側にくっつける。
そして一般たい(音声切れる)にはこれが理由になって、おそらく今日の午後診ていくんですけれど、
プロセスそのものが難しい問題に直面しているのではないかと思います。


100mSvを
キース・ベーヴァーストック(東フィンランド大学環境科学学科):
私たちの方としては硬い意見があります。
この科学者パネルとしては100mSvを切るリスク。
単位暴露としてはやはり100mSvを超えたものとリスクとしては一緒なわけです。
単位当たりとしては100を切っていようが上をいっていようが同じだという事です。

わたしの理解では数多くの組織がスピーカーを送り込んでこうだと、これが1だと。
あるいは100mSvを切った場合にはリスクは低いだろうという理由を展開しております。
そして「誰であれ、それに対して物申すものは許さない」という態度です。

しかしながら科学的な問題を扱う時には、私たちとしてはディベート(debate:ある公的な主題について異なる立場に分かれ議論すること)ができる状態でなければなりません。
つまりその環境の中で様々な意見を戦わせるという場がないとダメなんです。
話す事すべてをディスカッションし、その結果としてなんらかのコンセンサスが得られるという事があるべき姿なのです。

したがって、このディベートに参加する事そのものを拒絶するというのは非常に甚大な問題であると捉えています。
一体どうやってそのような状況下で科学が前進するというのでしょう?
そのような状況が存在するのではないかと思います。
以上は背景という事で前振りです。

1:30:52


ーーー

<京都講演質疑1>「彼らは多くの事実、多くの調査結果というものを黙殺している」 ヤブロコフ博士5/22(書き出し)







続きを読む

低線量α線の持続的内部被ばく〜肝内胆管癌〜川島なお美さんの癌の真実


http://ir.library.tohoku.ac.jp/re/bitstream/10097/41554/1/kaken-14390006.pdf
トロトラスト被注入例の解析を中心としたα線発がんの分子機構の解析(14390006)
平成14年度~16年度科学研究費補助金(基盤研究(B) (2) )研究成果報告書

平成17年3月 研究代表者 福本 学(東北大学加齢医学研究所)



トロトラスト症、放射線発がん機構解明の温故知新
平成17年3月
研究代表者 福本 学 (東北大学加齢医学研究所)

はじめに
放射線の内部被ばくは、核種によって体内分布が異なるために被ばくの標的臓器が異なる。今後、放射性廃棄物の管理に伴う事故やテロも想定されるため、内部被ばくの人体への影響研究は重要であるが、一般に線量評価が困難なために、外部被ばくに比べて研究は進んでいない。自然α放射線源である二酸化トリウムのコロイド溶液、トロトラストは、投与時の急性の副作用がない.ために、第二次世界大戦中から終戦直後において血管造影剤として、主に傷痍軍人に使用された。トリウムは、生物的半減期が400年と長く、血管内に注射されて起こる病態はトロトラスト症と呼ばれている。そのため、旧厚生省援護局による健診と病理解剖のために集積線量を含めて貴重な資料が残されている。トロトラストの半分以上は肝臓に沈着し、α線よる被ばくを与え続けるため、多くの場合、投与後数十年して肝腫癌を発症する本邦の原発性肝がんは、 肝実質細胞由来と考えられる肝細胞癌(HCC)が圧倒的に多いが、トロトラスト症では胆管上皮由来と考えられる、肝内胆管癌(ICC)が最も多い。さらに血管肉腫(AS)、 HCCもほぼ同様な比率1/3ずつで発症することから、トロトラスト症のICCとASの発がん機構を解析し、比較することは、ヒトにおける低線量α線の持続的被ばくが、どのような遺伝子にどのような変異を引き起こすかを理解することにつながる。さらに、その結果として起こるヒトの放射線発がん機構の解明にとって不可欠な研究と言える。

図1

現在、発がんはその要因が物理的、化学的、生物的に拘わらず、多段階のがん遺伝子の活性化とがん抑制遺伝子の不活性化の複合、すなわち遺伝子の傷害の積み重ねの結果起こるとされている(図1)。古典的な放射線発がん機構は、以下のように考えられていた。放射線によるDNA傷害は直接損傷と、反応性の高いフリーラジカルによる間接的損傷であり、欠失の形をとることが多い。その結果、細胞の生存に重要な遺伝子が傷害されれば細胞死が起こり、誤って修復されればがんになる、というものである。特にトロトラスト症では、高LET放射線であるα線によるDNAの二重鎖切断とその修復異常が、発がんの原因であると考えると単純明快である。

今日、放射線の晩発障害としての発がん機構を考える上で、重要な考え方が加わっている。一つは、放射線によって細胞に遺伝子変異を起こし易くなるという、ゲノム不安定性の獲得、もう一つは、ある細胞が直接被ばくしていなくても、周囲の細胞が被ばくすれば、被ばくしたと同様な放射線影響を受ける、というバイスタンダー効果である。それらがヒトの放射線発がんに当てはまるかについての解答は出ていないため、我々はトロトラスト症肝腫瘍を丹念に解析することによって、放射線発がん機構を解明することを目指した。

トロトラスト症発がん
トロトラストは発がん性のために、敗戦後すぐに使用禁止となったこと、現在トリウムは国際規制物質であるために入手と動物実験はほぼ不可能に近い。そこで検討対象は解剖後作製された病理標本に限られる。しかし、上述のようにトロトラストは戦中に投与されたため、ほとんどは15年以上以前に亡くなった症例で、古い症例ほど保存状態が悪いという条件から出発した。そのため、 PCR (短時間に目標とする特定のDNA領域を増幅する技術)による200bp以下のDNA断片の増幅とその解析を中心として、非トロトラスト症の腫癌と比較した。その結束種々のことが明らかとなった。

1一4bp単位の繰り返し配列であるマイクロサテライト(MS)がヒトゲノム中に万遍なく存在する。各MSの両端はゲノム上の特定の配列をしているために、その配列をプライマーとしてPCRを行えば、染色体上の特定のマイクロサテライト配列を増幅させることができる。もし、そのMSの繰り返し数が同一アリルで父方と母親由来で異なれば、 PCR産物の長さも異なる。そのような場合、 ヘテロであるといい、長さが等しい場合、ホモであるという。癌抑制遺伝子は、両親からの一方に変異が起こり、他方に欠矢が起こることによってがん化に寄与するとされているため、非がん部でヘテロ、がん部でホモの場合、 ヘテロ接合性の消失(loss of heterozygosity, LOH)が起こったとされ、ゲノム上のその部位にがん抑制遺伝子候補の存在が考えられる。また、 MS配列は繰り返し数をDNAポリメラーゼが読み違う可能性が高く、DNAミスマッチ修復機構が働かなければ、長さの異なった複数のPCR産物がみられるようになる。これをMS不安定性(MSI)がある、といい、ゲノム不安定性形質のひとつとして考えられている。ミスマッチ修復にはいくつかの分子が関与しているが、特にhMLHlとhMSH2遺伝子の変異やプロモーター領域のメチル化による不活性化がMSI形質を引き起こすことが知られている。我々はK-ras癌遺伝子活性化、 p53癌抑制遺伝子不活性化、 LOH、 MSIについて検討した結果、種々の事実が明らかとなった。また、組織標本について、トロトラストの沈着様式の三次元再構築を行い、 α線被ばくと発がんの発生母細胞の関係が明らかになるかを検討した。

トロトラスト症肝腫癌から明らかになったこと
①トロトラスト症ICCでは癌抑制遺伝子p53の変異頻度が高く、フリーラジカルが原因である、 transversion型変異よりも、化学発がんにみられるtransition型がほとんどであること、非がん部にもクローナルな変異がみられること、腫癌の発生が多発性であることが明らかとなった。

②トロトラスト症肝内胆管がんを含めて、肝胆道系の発がんに関わる遺伝子変異は、発がん要因よりも発がんの発生母地となる細胞に特異的であることが明確になった。そして、トロトラスト症肝内胆管癌はHCCとICCの中間にあること、すなわち肝細胞と胆管細胞の両方へ分化しうる幹細胞由来の可能性が明らかとなった。これは被ばくの標的細胞と発がんの標的細胞が必ずしも一致している訳ではないことを現している。

③ゲノム不安定性形質のひとつであるMSIを検討した。その結果、トロトラスト症ICCのMSI形質は非トロトラスト症の2倍以上の頻度でみられた。ゲノム全体としてみた場合、放射線被ばくによってメチル化が低下することが知られている。
しかし、トロトラスト症ICCでは、 DNAミスマッチ修復遺伝子であるhMLHl遺伝子プロモーター領域のメチル化による不活性化が関与していることが明らかとなった。さらに、非がん部にもLOHやMSIのみられる症例があり、傷害DNAを有する細胞のモノクローナルな増殖も、一見、 MSIのように見えていることが明らかとなった。以上からトロトラストICCではDNAミスマッチ修復遺伝子のメチル化によるゲノム不安定性と、ランダムなDNA傷害が混在していることが明らかとなった。

④トロトラストの沈着様式の三次元再構築から、 α線被ばくと発がんの発生母細胞の関係が明らかになるかを検討した。病理切片についてイメージングプレートを用いて、通常のパラフィン切片上で沈着したトリウムのα線を検出し、定量することができた。その結果、病理切片一枚から肝全体のトリウム沈着量の推定も可能となった。トリウムは非がん部の門脈域の胆管周囲に最も多く沈着していたが、がん部にも非がん部同様、沈着を認めた。さらに、トロトラストは主にマクロファージに貧食されて肝内を循環しているため、 α線の飛程は80ミクロンと短いものの、肝全体が被ばくしていることが明らかとなった。また、貧食マクロファージはお互いに集族し、周囲の組織改変と線維化が著明であった。

⑤組織所見で、類洞内にも有意にトロトラスト沈着が観察され、特に中心静脈周囲の沈着と実質細胞の変性と線維化が著明であった。この事実は類洞内皮がα線被ばくの直接の標的であることを示唆している。トロトラスト症ASについてゲノム全体に26cM間隔でLOH解析を行ったところ、全体のLOH頻度はトロトラスト症の方が非トロトラスト症ASに比して2倍高く、大きい染色体で、しかも、短腕よりも長腕に高い傾向がみられた。トロトラスト症では標的の大きさに関連してα線による直接DNA傷害が起こっている可能性が高い。トロトラスト症ICCもASも投与後、発がんまでの潜伏期間は約40年、集積線量は8Gyと両者に有意差を認めなかった。しかし、トロトラスト症ICCとASの高頻度LOHの分布は全く異なっていた。これらは、トロトラスト症ICCとASCは、発がんに必要な遺伝子変異の数はほぼ等しいが、発がんの標的細胞によって変異を受ける遺伝子が異なると考えられる。現在、トロトラスト症ICCとASに共通して、染色体8qと13qに高頻度LOHを伴った2ローカス(遺伝子座)を見出した。これは、放射線発がんに共通した遺伝子変異が存在する可能性を示唆している。また、病理解剖によってICCと最終診断された肝組織を再検したところ、 ASや血管内皮の異常増殖した症例がみられた。これはLOH解析が診断困難な症例の補助診断として有用であることも示している。

まとめく図2)
トロトラスト症肝腫癌はヒトにおいて、 α線による体内被ばくの影響を知るために、最適で貴重な試料である。トロトラスト症ICCの発がんに関しては、ゲノム不安定性が関与しているが、非がん部のモノクローナルな増生も特徴的に観察された例もあり、発がん早期にゲノム不安定性が誘発されている可能性が高い。 LOH解析から、トロトラスト症ICCの発生母地細胞は肝細胞と胆管細胞の両方へ分化しうる、いわゆる、幹細胞であることが示唆された。

図2

組織所見から、肝に沈着したトロトラストの一部はマクロファージに貧食されて肝内を常時移動しているため、肝全体がある程度α線に被ばくしていること、それによって組織改変が絶え間なく起こっていることを明らかにした。トロトラスト症ASとICCは、ほぼ同一数ではあるが、異なる遺伝子の変異が関わっていると考えられる。ASでは放射線によるDNAの直接傷害の関与の大きいことが考えられるが、ICCと共通したLOHローカスが存在したことから、放射線発がん過程に特異的な遺伝子変異の存在も否定できない。以上から、放射線発がんは、従来考えられていたように放射線によるDNAの傷害・修復異常による遺伝子変異の固定という単純な機構ではなく、被ばく組織の改変や炎症など、生体側の反応が発がんに大きく関与していることを明らかにした。


ーーーーここまでーーーー


トロトラスト=体内被曝

トロトラストの半分以上は肝臓に沈着し、α線よる被ばくを与え続けるため、多くの場合、投与後数十年して肝腫癌を発症する。

体内被曝の半分以上は肝臓に沈着し、α線よる被ばくを与え続けるため、多くの場合、投与後数十年して肝腫癌を発症する。

本邦の原発性肝がんは、 ・肝実質細胞由来と考えられる肝細胞癌(HCC)が圧倒的に多いが、トロトラスト症では胆管上皮由来と考えられる、肝内胆管癌(ICC)が最も多い。さらに血管肉腫(AS)、 HCCもほぼ同様な比率1/3ずつで発症する

本邦の原発性肝がんは、 ・肝実質細胞由来と考えられる肝細胞癌(HCC)が圧倒的に多いが、体内被曝では胆管上皮由来と考えられる、肝内胆管癌(ICC)が最も多い。さらに血管肉腫(AS)、 HCCもほぼ同様な比率1/3ずつで発症する

トロトラスト症では、高LET放射線であるα線によるDNAの二重鎖切断とその修復異常が、発がんの原因であると考えると単純明快である。

体内被曝では、高LET放射線であるα線によるDNAの二重鎖切断とその修復異常が、発がんの原因であると考えると単純明快である。

トロトラスト症肝内胆管癌(ICC)のMSI形質は非トロトラスト症の2倍以上の頻度でみられた。

体内被ばく肝内胆管癌(ICC)のMSI形質は非体内被ばくの2倍以上の頻度でみられた。

トロトラストは主にマクロファージに貧食されて肝内を循療しているため、 α線の東程は80ミクロンと短いものの、肝全体が被ばくしていることが明らかとなった。

体内被曝では主にマクロファージに貧食されて肝内を循療しているため、 α線の東程は80ミクロンと短いものの、肝全体が被ばくしていることが明らかとなった。


ーーー


トロトラストによる放射線の晩発障害 (09-03-01-11)
2001年03月  ATOMICA

<概要>
 二酸化トリウムコロイドを主剤とするX線 造影剤トロトラストは、わが国では広島、長崎の原爆に次ぐ大規模な放射線による健康障害をもたらした。体内に注入されたトロトラストは肝臓や骨髄などに沈着しα線を長年月にわたって放出する。数十年経過後、肝がん、肝硬変や白血病を発症し、死亡率も高いことが明らかにされている。
<更新年月>
2001年03月   (本データは原則として更新対象外とします。)
<本文>
1895年、レントゲンによってX線が発見されて間もなくX線の透過力と写真作用は1915年頃から病気の診断に利用されるようになった。鮮明なX線写真を得るために造影剤が用いられるがヨウ素系の造影剤にくらべて、二酸化トリウム(ThO2)はきわめて勝れていることが明らかになった。当初は血管塞栓や痛みを伴うことが問題になったが、1929年にドイツのハイデン社が、二酸化トリウムのコロイド状水溶液を開発し、「トロトラスト」という商品名で市販された。気管支、肝臓、ひ臓および血管の造影に威力を発揮し、1930年以降ドイツを中心にポルトガル、デンマーク、スウェーデン、日本などで広く使われるようになった。
 
トロトラストは、30~100オングストローム(平均55オングストローム、1オングストローム=0.1nm)という微細で均一な二酸化トリウム(25%)に安定剤としてデキストリン(20%)などを加えたコロイド状水溶液である。
 
血液内に注入されたトロトラストコロイドは血管内を循環した後、網内系細胞に異物として取り込まれ、その後、肝臓、ひ臓、骨髄に蓄積される。トロトラストは殆ど排泄されないので長期間トリウムからのα線や娘核種からのγ線を照射されることになり、肝がん(癌、ガン)や白血病を誘発するのである。初めは血管内に使用してもアレルギーなどの早期の障害が認められなかったことから血管造影剤として利用され、威力を発揮した。とくに、これまで注入時の血管痛のため不可能とされていた脳血管造影が可能になった。世界各国で広く用いられるようになり、その数は数万に達するという。
 
1942年、Wohlwillはトロトラスト血管内注入者に発生した急性白血病を初めて報告したが、その後、肝硬変、肝血管肉腫、白血病などが続出した。これらの報告を受け、放射線防護の立場から ICRP、IAEA、WHOは各国に呼びかけトロトラスト晩発障害の共同研究が始まった。
 
血管内注入例における二酸化トリウム(ThO2)の臓器別分布は 表1 に示すように肝臓に最も集まる。 図1 はトロトラスト障害の肉眼像と電子顕微鏡像である。


05.gif
図1

トロトラスト障害は、X線やγ線にくらべてRBE(生物効果比)の高いα線障害であり一般の放射線障害でのそれと比較する時は線質の違いを考慮しなくてはならない。また、トロトラスト顆粒の巨大化に伴う問題がある。すなわち、自己吸収および臓器内の不均等分布による局所的な大線量被ばくの問題もある。
 
血管内注入で臓器および組織がトリウムとその娘核種から放出される放射線を吸収する線量はα線オートラジオグラフィー法、α線スペクトロメーター法、γ線シンチレーションスペクトロメーター法などで調べることができる。現在、国際的な標準法としてα線シンチレーションスペクトロメーターで測定したトリウムおよびその娘核種のγ線の値を各種の要素を考慮して補正しα線の値を求めている。

01.gif
表1
 
表1は各国における調査結果で対象者、注入理由となった疾患や注入量が異なるので厳密な比較はむつかしいがいずれも生存率の低下が明らかである。
 
わが国のトロトラスト血管内注入例で肝線量率と悪性腫瘍発生数、死亡までの期間を 表2 に示す。

02.gif
表2

ドイツの研究でも注入量もしくは肝線量率が増大すると、肝悪性腫瘍で死亡するまでの期間が短縮することが認められた。
 

わが国のトロトラスト血管内注入例における累積死亡率および累積死亡数の経時変化を 図2 に示す。

06.gif
図2

トロトラスト注入から死亡までの期間は 表3 に示すように肝線量率が増大すると、期間が短縮する。

03.gif
表3

また、各国における血液疾患の発生数と発生率は 表4 に示すようにかなり高いことも明らかにされている。

04.gif
表4

トロトラストの使用が中止されて長い年月が経過しているため患者の数や実態は不明な点も多いが、現在でも研究は続けられている。
 
なお、トロトラストは、がん抑制遺伝子P53に突然変異を起こしてがんを発生するといわれている。また、精巣にも沈着し、父親の精子の遺伝子を傷つけた影響が子供たちに伝わる恐れも指摘されているが、今後の課題であろう。




ーーーー

「肝内胆管癌」という肝内の胆管にできるガンは内部被ばくによって誘発されるガンである




<肝内胆管がん>ヒトにおける内部被ばく誘発癌



ヒトにおける内部被ばく誘発癌のモデル
トロトラスト症肝癌は肝内胆管癌(ICC)が多いとされている
放射線に対する生物学的な反応の結果、がんが誘発される

セミナー:放射線医療国際コンソーシアムセミナー
内部被ばくによるヒト放射線誘発がんの分子機構―トロトラスト症から

福本 学 東北大学 加齢医学研究所

被爆者に癌の発症が増加することが知られており、放射線が発がんの一因であることは確実である。原子力発電の結果生じる放射性廃棄物は増加一途をたどり、劣化ウラン弾など所謂「汚い核兵器」による被ばくの可能性も高まる一方である。しかし、放射線発がん、特に内部被ばくによる発がんの分子機構の解明は未だしである。発がんが、体細胞の癌関連遺伝子の異常の積み重ねの結果であることが明らかになった。また、変異ばかりでなく、癌関連遺伝子の発現調節の異常も発がんに関与していることも明らかとなった。

第二次大戦中に用いられた血管造影剤である、トロトラスト(ト)はα線放射性物質であり肝に沈着し、注射後数十年して肝腫瘍の発生をみるため、ヒトにおける内部被ばく誘発癌のモデルとして貴重である。ト症肝癌は肝内胆管癌(ICC)が多いとされている。そのためト症肝癌の発生母地細胞を明らかにすべく、癌抑制遺伝子の不活性化を表す、ヘテロ接合性消失(LOH)をマイクロサテライト(MS)マーカーを用いて解析した。非ト症肝細胞癌(HCC)とICCについて包括的解析を行い、LOH頻度から両者を鑑別するために46ローカスを選択し、ト症ICCにおいて検討した。ト症ICCは肝細胞と転換上皮へ分化し得る幹細胞由来と考えられた。LOH頻度はMS不安定性陽性例と、高分化型に高い傾向がみられたが、有意ではなかった。LOH頻度は発癌までの期間や総被ばく線量とは無関係であった。

さらに血管肉腫(AS)は放射線誘発腫瘍として特徴的であるため、ト症ASの網羅的LOH解析を行った。その結果、LOH頻度は染色体の長さに比例することからAS誘発には放射線の直接被ばくの効果が大きいと考えられた。ト症ICCとト症ASに共通してLOH頻度の高い5ローカスを見出した。組織学的にトはマクロファージに貪食されていること、ICCとASでは潜伏期間、沈着量に差がないにも拘わらず、オートラジオグラフィーではASよりもICCにαトラック数が多いことも明らかとなった。

以上の結果から、放射線発がんが、単に放射線によって起こったDNA二重鎖切断の修復時に起こった突然変異である、遺伝子の傷がDNA複製とともに固定されて、その積み重ねが発がんにつながる、という単純なものではなく、放射線に対する生物学的な反応の結果、がんが誘発されることを説明する。
胆管癌



http://ir.library.tohoku.ac.jp/re/bitstream/10097/41554/1/kaken-14390006.pdf
トロトラスト被注入例の解析を中心としたα線発がんの分子機構の解析(14390006)
平成14年度~16年度科学研究費補助金(基盤研究(B) (2) )研究成果報告書

平成17年3月 研究代表者 福本 学(東北大学加齢医学研究所)
    ↑
P7から詳しい説明があります


川島なお美さんが昨夜お亡くなりになった。
肝内胆管癌はワインの飲みすぎではなく内部被曝の可能性が高いのではないか?
ご冥福を心からお祈りいたします。

川島なお美さん死去 昨年胆管がん手術 54歳若すぎる…
スポニチアネックス 9月24日(木)23時8分配信

20150924-00000157-spnannex-000-16-view.jpg
川島なお美さん
 女優の川島なお美(かわしま・なおみ、本名・鎧塚 なお美=よろいづか)さんが24日午後7時55分、胆管がんのため、都内の病院で亡くなった。54歳だった。愛知県出身。



川島なお美がワイン再開 手術から7カ月
2014年8月13日19時50分 日刊スポーツ

 肝内胆管がんの手術を受けてから“ワイン断ち”していた女優の川島なお美(53)が13日、最近アルコールの摂取を再開したことをブログで報告した。

 川島は今年1月に肝内胆管がんの手術を受けて以来、禁酒していた。しかし、ついに8月13日、「ずっと禁酒してますが最近なめる程度にたしなんでおります」と飲酒再開を発表した。夫でパティシエの鎧塚俊彦氏と笑顔でワイングラスを傾ける写真を公開し、「弱くなりました~ひとくちでもうぽわんぽわん」と語っている。
 [2014年8月13日19時50分]






2011年6月事故からまだ5ヶ月しか経っていない時期に福島へ

がんばっぺ福島!
2011-06-26 06:49:32

700人の方々が暮らす避難所、ビッグパレット福島にやってきました
川島なお美オフィシャルブログ「『なおはん』のほっこり日和」by Ameba-DVC00214.jpg
原発の影響で、安全にもかかわらず売れなくなってしまった地元の野菜たち
トマトはジューシーで甘くてめちゃ美味しいです
胡瓜も地元のもろ味噌をつけていただきました(ふだん胡瓜食べられない私が)

t02200367_0768128011313084992.jpg

マスコミを通して安全性をアピール

ー略ー



2012年5月 骨折

肋骨骨折川島なお美に、夫「あっそ」
2012年5月25日23時25分 日刊スポーツ

 タレント川島なお美(51)が肋骨(ろっこつ)を骨折していたことを25日のブログで明かした。
 5月5日、出演ミュージカルのレッスン中にポールダンス用のポールで逆上がりを練習中、胸を強打し、骨折したという。
 それでも痛みを我慢し、翌6日もバレエのレッスンを受け、7日もゴルフへ出かけた。ところが痛みが尋常ではなく、ハーフラウンドで終え、同日夕方に病院へ向かった。診断の結果、肋骨にひびが入っていたという。
 現在でも入浴時以外は常にコルセットを装着し、6月13日のミュージカル初日へ備えているという。
 それでも一番のショックはパティシエの夫鎧塚俊彦氏(46)に骨折を伝えたところ、「あっそ」とだけ返されたことだという。
 川島は「なんも心配してくれない! まるで目にごみ入ったくらいのもん。そっちのほうがショックだっつーの」とつづっている。

 [2012年5月25日23時25分]








北斗晶さんの乳がん報道について思う〜マンモグラフィの被曝〜

マンモグラフィにおける被爆について、患者さんにどのように答えたらよいですか?
東京都立府中病院診療放射線科 角田博子

確定的影響と確率的影響
 放射線被曝を受けた場合、常に「確定的影響」と「確率的影響」の2 つを考えなければなりません。
 確定的影響とは、ある値(しきい線量)を超えて被曝した場合、必ず発生する影響のことです。たとえば、精巣が1回に3.5~6Gyの被曝をすると永久不妊となり、水晶体では5Gyで白内障が生じます(表1)。しきい線量以下の被曝であれば、これらの危険を完全に防止することができます。これに対して、確率的影響にはしきい線量がありません。ごく少量の被曝でも、可能性は非常に低いものの癌発生のリスクを負うことになるのです。宝くじを買うとき、まさか皆さんは1等があたるとは思わないでしょう? しかし、低いながらもあたる可能性を手に入れたことになるのと同じなのです。
マンモ1

マンモグラフィでどのぐらい被曝するのか?
 米国放射線専門医会は、1方向あたり吸収線量で3mGy以下という勧告を出していますが、これが現時点での日本での基準となっています。最近の撮影技術をもってすれば、1~2mGy以下で撮影できることがほとんどです。これを実効線量で示すと、0.05~0.15mSvの被曝があるといわれています。数字だけいわれてもピンときませんが、表2を見てください。私たちは、まったく知らない間に年間約2.40mSvの自然放射線を浴びています。また、東京からサンフランシスコまで飛行機で移動する間に受ける自然放射線は0.038mSvというデータもあります。さらに、地域による自然放射線の差も、岐阜では年間0.78mSv、神奈川では0.42mSvと意外と大きいのです。
 これらのデータをマンモグラフィでの被曝の値と比べてみてください。確率的影響は決して生じない量であることがおわかりいただけると思います。確率的影響は0ではありませんが、自然放射線や飛行機旅行と比べてもその線量は多くありません。もちろん、だからといってむやみに撮影していいということにはなりませんが、不必要に恐れる必要もないということです。
 あなたは、被曝を恐れて出張をとりやめますか?
マンモ2



0.05~0.15mSvの被曝
5年連続でマンモグラフィ検査をすれば累積線量は0.25~0.75mSvになる
この被曝はレントゲン写真1枚につきだから、実際は何枚撮影するのだろう?
3枚〜4枚だとすると1回の検査での被曝線量は0.05~0.15mSv×3〜4倍になる。
つまり、間をとって1回0.1mSvだとすると0.3~0.4mSvの被曝になる。
これを私たちが日常的に目にしているμSvに換算すると、300~400μSv !!

5年連続でマンモグラフィ検査を受けたとしたら7.5~10mSv(7500~10000μSv)になもる。


「CTスキャンによる低線量被ばく後の発がんリスク」ジョン・マシューズ
9/21第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)

「CTスキャンの約6割というのが頭部に照射されるため、平均臓器線量は40mGyでした。
これは4.5mSvということになります」
ということなので、



精巣 一時的不妊 0.15 Gy →0.05mSv
    永久不妊 3.5~6 Gy →0.35~0.6mSv 
卵巣 永久不妊 2.5~6 Gy →0.25~0.5mSv 
水晶体 水晶体混濁 0.5~2 Gy →0.05~0.2mSv 
     白内障   2~10 Gy →0.2~1mSv 
造血組織 機能低下 0.5 Gy →0.05mSv 
(※mSvは”およそ”の数字)



北斗晶さんのブログ【またね】と言わせて下さい。より一部抜粋
私の右胸の乳癌は、分かった時には既に約直径2㎝大の大きな腫瘍になっていました。
残念ながら、進行が異常に早く1年間でここまで大きくなってしまった様です。

1番初めに何かがおかしいと感じたのは、うつ伏せになって床に転がった時でした。
うつ伏せで、胸を圧迫した事で右胸にチクッとする痛みを感じました。
年頭のまだ寒い時期です。
でも、身内にも乳癌の人はいないし、毎年マンモグラフィーもエコー検査も受けてるの、その安心感から圧迫されただけの痛みだとしか思いませんでした


春が過ぎ夏に差し掛かって暑くなって来た頃、右胸にチリチリする痛みを感じる気がして、毎年秋頃に乳癌検査をしていましたが、秋まで待たずに知り合いの先生に胸の痛みを相談してみました。

後日…
胸を少し切り中の組織を取って細胞を調べて貰いました!



北斗晶「乳癌検診に行ってください!」……呼びかけが多くの女性に響く
2015年9月24日(木) 17時20分

 元女子プロレスラーでタレントの北斗晶が乳がんを患っていることを告白。「女性の皆さん、若かろうが年を取っていようが乳癌検診に行ってください!」との訴えが、多くの人々に響いている。

 北斗は23日に更新したブログで、乳がんを患っていること、そして右乳房全摘出手術を受けることを告白。“鬼嫁”の元気で豪快なイメージの北斗の突然のがん告白は、世間の人々に大きな衝撃を与えた。

 ブログでは乳がんが発覚した当時の思いや症状、そして手術へ向けた覚悟、家族への思いをつづるとともに、「女性の皆さん、若かろうが年を取っていようが乳癌検診に行ってください!」と呼びかけた。

 自身の場合は腫瘍が乳頭に近い場所にでき、毎年乳がん検査を受けていたにも関わらず、触診でも確認しにくいケースだったことから発見が遅れてしまった。進行も早く、すでに脇のリンパに転移している可能性もあるという。しかしそのことを「私だからこそ、みんなが乳癌の話しに耳を傾けてくれるかもしれないから。もしかしたら、それを大勢の人に伝えられる私だから乳癌に選ばれたのかも…そう思うしかありません」と前向きにとらえ、「乳癌の専門医にしか分からない自分では直視出来ない、触っても分からない乳癌の位置もある事を、このブログを読んでくださった皆さんにも知ってもらいたいです」「乳癌は遺伝だから、身内に乳癌の人はいないから大丈夫と安心しないでください。そして、自分の体の小さな異変を見逃さないで。体は正直です!」と訴えた。

 北斗の呼びかけは世の女性の心に強く響いた。モデルの中村アンは「私は今まで 乳がん検診を受けたことがなく 確信もないのに どこか大丈夫だろうと思っていたけれど ちゃんと受けようと思いました」とツイート。タレントの小倉優子はブログで「明日、私は検査の予約をします」と早速行動にうつし、「病気は、決して他人事ではありません。皆さんは、検査は大丈夫ですか?」と自らも呼びかけた。

 フリーアナウンサーの小林麻耶は現在日本では女性の12人に1人が乳がんになっていることを周知した上で、「女性の皆さん、自分を守るため、検診に行きましょう。男性の皆さん、大切な女性を守るため『検診に行ってね』とぜひ伝えてください」と、女性だけでなくパートナーである男性に向けてもつづった。

 タレントのフィフィはTwitterで、北斗の呼びかけを受け「自分の身体と向き合う事の大切さを再認識させられました。北斗さん有難うございます」と感謝。お笑いトリオ・森三中の大島美幸の夫で放送作家の鈴木おさむ氏は「勇気を持ってああいう発表をしてくれたことで、、あらためて自分にもいつ何が起きるかわからないと自覚して、検査を受けたりすることが大切」とつづった。

 そのほか、タレントの薬丸裕英はブログで「北斗さんの恩に報いる為にも多くの皆さんに検診に行って頂きたいと切に願います」と呼びかけ、北斗と同年齢のタレント・江口ともみも「女性の皆さん、乳癌検診受けていますか?面倒くさい、時間がない、自分は大丈夫 そんな事では大切な身体を守れませんよ」「改めて、女性の皆さん乳癌検診受けましょうね」と呼びかけた。《花》



でも、乳癌検診では発見されなかった。
北斗さんの場合は自覚症状があっても「乳癌検診は毎年受けているから気のせいだ」と考え、かえって乳癌検診を受けていたがために病院へ行く時期が遅れたとも言えると思います。

乳癌検診をしていなくて乳癌になった人と違って、
毎年検診をしていた北斗晶さんでさえ初期に見つける事ができなかったのに、
「乳癌検診に行きましょう」と呼びかけるのはちょっと違うのではないかと思います。


マンモグラフィ 日本放射線技術学会
Q1:マンモグラフィはどんな検査ですか?
マンモグラフィとは乳房のX線撮影のことです。乳房は皮膚や脂肪、乳腺などX線の透過の差が少ない組織から構成されています。そこで、コントラストのよい画像を作るため、エネルギーの低いX線を使って撮影します。
装置はいろいろな角度をつけることができます。標準の撮影では、上下方向(頭尾方向)と、台を斜めにして体に沿った角度をつけた斜め方向(内外斜位方向)との2方向が撮影されますが、50歳以上の乳がん検診などでは、斜め方向だけ撮影する場合もあります。

Q6:マンモグラフィの被ばく線量はどのくらいですか?
マンモグラフィのX線の量は平均乳腺線量といって、乳腺の線量で表します。
日本やアメリカのガイドラインでは、厚さが42mm、脂肪と乳腺の割合が半分ずつの乳房模型(ファントム)を撮影したとき、1枚あたりの平均乳腺線量が3mGy以下になるように決められていますが、現状では、日本のマンモグラフィの装置では、ほとんど2mGy以下で撮影されています。
また、少なくとも1年に1回は線量測定を行い、装置と線量の管理をしています。実際には、受診者の方の乳房の厚みや、乳腺の量の割合によって線量は変わってきますが、将来、白血病や発がんなど、身体に影響が出るような線量ではありません。
当学会も構成団体のひとつであるNPO法人マンモグラフィ検診精度管理中央委員会では、医師・技師の個人認定を行うとともに、基準以上の画像が提供され、また機器や線量の精度管理も実施されている施設の認定も行っています。ホームページで公表されていますので、参考にしてください。




そうだろうか …?
毎年マンモグラフィの検査をして被曝をして、それでも癌は発見されず、癌は2cm大にもなり、リンパにも転移しているかもしれないというしれないという状態になってしまっている。
それじゃあ、無駄に被曝を重ねていただけになるではないか!
私なら「マンモグラフィなどという検診は受けない方がいい」と声を大にして言いたい。



「CTスキャンによる低線量被ばく後の発がんリスク」ジョン・マシューズ
9/21第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)
より一部抜粋

そして英国におきましては、2012年パラレル、私たちと同時にピアース等がイギリスのデータを用いて小児期のCTスキャン後の脳腫瘍と白血病の実質的な増加がみられた、それが示されたと言っています。

そして我々の調査ですけれども、これはオーストラリアの調査なんですけれども、実質的な脳腫瘍、白血病、さらにその他の固形がん、ほとんどすべての固形がんの実質的な増加がみられたということを示しています。


脳腫瘍、軟部組織、甲状腺、白血病、というものがあるわけですが、脳腫瘍というのが最も顕著であった。
というのはCTスキャンというのは、だいたいその6割が脳に照射されるということで脳腫瘍が増えています。

子供が5歳未満でCTスキャンによって頭部に被ばくをすると、実際の非被ばく群と比べると脳腫瘍の平均発生率が3倍になると。

CTスキャンの約6割というのが頭部に照射されるため、平均臓器線量は40mGyでした。
これは4.5mSvということになりますけれども、これによってCTコホートによる脳腫瘍の増加というのは驚くことではないということがわかります。



CTスキャンだって「脳ドック」などと言って受けた方がいいという風潮が日本にはあります。
CTスキャンに関しても医療関係では「しきい線量(mGy)よりはるかに少ない量なので、症状が現れてくることはありません」と書かれています。
でも実際に数多くの人々を調べてみると、ジョン・マシューズ先生がおっしゃるように有意に癌が発生していることがわかってきました。

マンモグラフィの被曝について調べてみても推進側からの答えしかありません。
「マンモグラフィを生涯検査したとしても100mSv未満なので癌にはならない」と書いてあります。

放射線被曝の影響ではっきりと増えてくる病気は甲状腺がん、白血病、、脳腫瘍、乳がんだとわかっています。
それがわかっていながら乳房に直接放射線を照射するという検診って、本当はどうなのだろう?


NPO法人マンモグラフィ検診精度管理中央委員会

マンモグラフィ線量測定サービスについて 2015年06月08日
 マンモグラフィによる乳がん検診の精度管理において、描出する乳がんの画像も大切ですが、画像を作り出すために使用する放射線量を、一定量以下となるように管理することが、画質と同じように重要な事項です。
 一定量の放射線量(平均乳腺線量:AGD)は、「デジタルマンモグラフィ品質管理マニュアル」(精中委編集)に、一回の放射線の照射量は「3mGy以下」と定められています。
 NPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構(精中機構)は、受診者の安心と安全を担保するためにAGDを年1回測定することを義務化といたしました。
 このAGDは、低エネルギー用電離箱線量計等を用いて計測することもできますが、精中機構の施設画像評価で使用していますマンモグラフィ用品質管理バッジ(株式会社千代田テクノル製 ガラス線量計:略称MQB、図1,図2)により簡便に2回の照射にて、正確なAGDが測定できます。また、無鉛X線遮蔽板によりX線検出器の残像現象を防ぐことができます。
 MQBの特性評価は、株式会社千代田テクノルと放射線量の国家標準を維持している国立研究開発法人産業技術総合研究所が共同で行っており、AGDが正確に測定できるようになっています。 また、当機構と株式会社千代田テクノルはMQBの精度維持に努めています。
 線量計をお持ちでない施設は、ぜひ、線量管理としてご検討いただきお申し込みいただければ幸いです。
 なお、平成28年3月31日までにお申し込みいただきますと、料金はそのままでシステムの鮮鋭度(SCTF:System Contrast Transfer Function)も測定いたします。
マンモグラフィ線量測定サービス内容

半価層(mmAl) 第一半価層、第二半価層、均等度
入射空中線量(mGy)
1mAs当たりの入射空中線量(mGy)
実効エネルギー(keV)
平均乳腺線量(mGy)
判定の合否



どこの医療機関も「マンモグラフィ線量測定」を必ずしているのだろうか?

「線量測定を義務付ける」ということは被曝によるリスクがあるということだ。
昔は毎年毎年小学生や中学生が強制的に受けさせられていた胸部レントゲンもいまはやらなくなった。
それだって、レントゲンによるリスクがあることを国が認めたからだ。
胸部レントゲンもCTスキャンもマンモグラフィも結局は同じ放射線である。

巨大な医療放射線のビジネスに関して、日本人はもう少し疑問を持った方がいいと思う。


しかも、いまの日本は原発事故の影響によって日々の生活においての被曝量が大幅に増えている。
食べ物や呼吸による内部被曝も事故前には考えられないくらいに多くなっていることだろう。
東京に住んでいればなおさら、ただ生きているだけで多くの被曝を強いられているのだから、

安易に「もっと乳がんの検診を受けよう」などと発言しない方がいいと思う。



ー追記ー

アメリカでは推奨しない
「米国では2009 年 11 月『40 歳代の女性に対しては、マンモグラフィを用いた定期的な乳がん検診を行うことを推奨しない』という推奨を発表した」という事を教えていただきました

米国予防医学専門委員会による乳がん検診推奨に対する日本乳癌検診学会の見解
2010 年 5 月 日本乳癌検診学会

日本乳癌検診学会(以下、本学会)は、検診によって早期の乳がんを発見し、乳がんによる死亡の減少に寄与することを目的としています。

2009 年 11 月、米国予防医学専門委員会(US Preventive Services Task Force, USPSTF)は、それまで「40 歳以上の女性に対して、マンモグラフィを用いた乳がん検診の 1~2 年に 1 回の受診を推奨する」としていた推奨(グレードB)を、「40 歳代の女性に対しては、マンモグラフィを用いた定期的な乳がん検診を行うことを推奨しない」という推奨(グレードC)を発表しました。(その後、推奨の表現は「50 歳未満の定期的なマンモグラフィ検診を行うにあたっては、対象者個人ごとの利益と不利益に関する価値判断を考慮すべき」と修正されていますが、推奨グレードCの判断自体は変わっていません。)

推奨グレードがBからCに変更された理由として、マンモグラフィ検診による利益(乳がん死亡率減少効果)は 40 歳代の女性に対しても認められるものの、不利益(要精検の結果、がんではなかった人に対する不必要な検査や放置しても臨床的に問題にならないがんに対する治療等)が存在し、利益と不利益を比べた場合に 50 歳代以上の女性と比較して、40 歳代では利益が不利益を上回る度合いが小さいことが挙げられています。

この専門委員会の勧告に対し、米国対がん協会(American Cancer Society, ACS)は、40 歳代に対しても引続きマンモグラフィによる乳がん検診を行うとして、専門委員会の勧告に反対する意見を表明しています。一方、 米国立がん研究所(National Cancer Institute, NCI)は中立的立場をとっています。その後、この勧告に関して米国議会で公聴会が開催され、セベリウス保健福祉長官は「USPSTF は政府の外部独立委員会であり、今回新たな推奨を示したものの、政府の政策を決定する機関ではなく、米国政府のマンモグラフィ検診を保険でカバーするかどうかの判断を変更しない」と発表しました。

年齢別に乳がん罹患率を比較すると、米国では 40 歳~50 歳代に比べて 60 歳以上の女性で高くなるのに対して、日本では 40 歳~50 歳代の女性の方が 60 歳以上よりも高いことから、今回の米国専門委員会の勧告(40 歳代のマンモグラフィ検診)は日本に対して、より大きな影響を及ぼすものと考えられます。

本件に関する今年3月の米国政府機関等(NCI, CDC)の専門家との意見交換の結果を踏まえて、本学会の見解を以下に示します。

1. USPSTF の今回の改訂は、科学的根拠に基づいた概ね適切なものであるが、アメリカのデータに基づいた判断であり、日本にそのまま適用することはできない。

2. わが国の推奨はわが国のデータに基づいて改訂すべきであるが、不利益に関するわが国独自のデータが不足しており、早急にこれを収集する必要がある。

3. 死亡減少効果についても、①検診を実際に受けた人と受けなかった人の比較ではなく、評価研究において検診群に割りつけられた人と対照群に割りつけられた人の比較なので死亡減少効果を過小評価している点、②観察年数調整をしていないので観察年数の短い 40 歳代の死亡減少効果を過小評価している可能性がある点について、検討を加える必要がある

4. わが国における科学的根拠に基づいた推奨度の改訂を行うまでは、当面現行の推奨を継続することが妥当である。

本学会は、乳がん検診に関して、利益のみでなく不利益に関する科学的知見の集積に務め、国民の皆様にとって、よりよい乳がん検診が実施できるよう、これからも努力していきたいと考えています。

まんも




スイスでは廃止勧告

2014年10月2日 6:00 AM
転機迎える「ピンクリボン」、マンモグラフィーで被る負担深刻、10月乳がん月間も

スイスでは廃止勧告、負担を問題視、超音波検査に注目の動きも
 
10月1日は、ピンクリボンの日とされ、10月は乳がんの啓発強化月間となっている。一方で、ピンクリボン運動は転機を迎えていると言っていいだろう。

従来、ピンクリボン運動で推進されてきたマンモグラフィー検査が国際的に否定され始めているからだ。日本も何らかの対応を迫られるのは間違いない。

「受ける人が選べるように」
9月19日の記事(マンモグラフィー検診には廃止勧告も、スイス医療委員会「有益な効果認めず」)で伝えている通り、スイス医療委員会は、マンモグラフィーを検診として健康な人も含めて実施することに対して、廃止勧告を出した。有益な効果はないと見なしたためだ。

海外の報告は、マンモグラフィーの課題を徐々に浮き彫りにしている。

このたび新たにマンモグラフィーで「がんではない」にもかかわらず、検査の結果は「がんですね」と分かった場合に、費用的にも時間的にも負担が生じてしまうデメリットが証明されている。

米ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるジェファーソン公衆衛生大学院のマシュー・アルクスキー氏らの研究グループが、2014年9月23日付けのジャーナル・オブ・ウィメンズ・ヘルス誌で報告したものもそうだ。

研究グループは、米国の雇用保険のデータベースに基づいて、マンモグラフィー検診を受けている40歳から75歳の女性を対象として、がんでないにもかかわらずがんとされた場合の負担を検証した。

この結果、マンモグラフィー検診を受けて乳がんではなかった約170万人のうち、15%に当たる約26万人もの女性が再度の検査を受けていた。乳房に針を刺して生検を受けたり、診断的に改めてマンモグラフィーや超音波検査を受けたりして、経済的、時間的な負担は過度であると見られた。

一方で、有力医学誌のBMJ誌9月25日号でもマンモグラフィーで過剰に「がんかもしれない」と健康な人を拾い上げる弊害について考察している。「がんである可能性が高い」と検診で言われるのは「深刻で、新しい問題」と指摘している。

というのも、がんかもしれないと言われた場合、再検査にとどまらず、実際に誤った治療にまで踏み込んでしまう場合も多いからだ。オーストラリア、シドニー大学を中心とした研究グループでは、マンモグラフィーを実施する上では、事前に受ける人が有害情報も受け取ってから「選べる仕組み」を導入するのが重要だと強調している。
超音波検査が優れるとの研究結果も
 
マレーシアからの報告では、マンモグラフィーと超音波検査を比べたところ、マンモグラフィーではがんがあっても「ない」と判断される場合が多いと指摘している。20%の乳がんはマンモグラフィーではみつけられず、超音波検査だけで見つけられたと判明した。

検査の方法も含めて、乳がんの拾い上げの仕組みをめぐっては大きな転機を迎えているのは間違いない。

啓発運動に関わっている国内の関係者は、「医療関係者を含め、乳がんに関わっている人は、みなマンモグラフィーの問題を認識しているが、動けなくなっている。これまでやっていたことをやめることにインセンティブが働かないからだ」と指摘する。

世界の潮流の中で、日本のピンクリボン運動は少なくとも何らかの行動を起こす必要はあるだろう。




「CTスキャンによる低線量被ばく後の発がんリスク」ジョン・マシューズ9/21第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)

第5回 市民科学者国際会議
~東京電力福島第一原子力発電所事故の放射線被ばくによる
健康影響を科学的に究明し、防護と対策を実現するために~

日時:2015年9月21日(月・祝)9:30 ~ 
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター(国際交流棟 国際会議室)


2日目



CTスキャンによる低線量被ばく後の発がんリスク―逆の因果関係について何が言えるのか?

CTスキャン

ジョン・マシューズ
所属:メルボルン大学 人口学・国際保健学大学院
専門:疫学
プロフィール
ジョン・マシューズ氏は、パプア・ニューギニア、オックスフォード、メルボルン、ダーウィンおよびキャンベラでの経験を持つ疫学者である。枯れ葉剤(Agent Orange)、電離放射線、インフルエンザのパンデミック、SARS、先住民の健康、BSE、v-CJD、研究方針、保健サービスおよびデータ結合などのさまざまな分野にわたり、オーストラリア政府の顧問を務めている。メンジーズ・スクール・オブ・ヘルス・リサーチの理事長(1984-99)、およびオーストラリア政府の上級顧問(1999-2004)を務めた。近年はメディケアの匿名化データを用いて、小児期のCTスキャンの発癌リスクを研究している。



スライド 
診断用放射線被䜀く後䛾がん 低線量放射線被䜀く後䛾線量反応曲線についてわかっていること



ジョン・マシューズ:
私の今日の話のテーマですが、CTスキャンによる被ばくの影響ということで、オーストラリアの、特に若年層を対象とした調査の結果について共有したいと思います。
この研究の重要性としましては、CTスキャンというのは通常10mSv以下の被ばくにとどまります。
これは今語られている100mSvというしきい値、「これ以下は全く影響がない」というふうに一部の人が言っている、このしきい値よりももっと低いレベルでのお話であるということで重要な研究結果となっているというふうに考えています。

テーマでありますけれども、診断用のCTスキャンの被ばくによるがんのリスクはどうなっているのか?

20歳以下におけるリスクはどうなっているのか?ということについてお話します。

また、幾つかのバイアスの可能性についても、逆の因果関係などについてもお話します。

また速報としまして、核医学検査後の電離放射線被ばくによる発がんのリスクについても、新たな情報を共有したいと思います。
そしてまた、我々のデータとLSSの研究結果の比較を試みたい。またそれ以外の研究結果との比較も試みたいと思います。

過去のデータ、そして新たなデータというのが混在するわけでありますけれども、
これらが示唆しているのは、線量反応曲線につきまして、この形状が過去のものと少し異なっているということを示しています。
そしてもちろん、将来の診断用放射線のリスクということについても懸念しなければいけないということで、これについてもお話いたします。

日本人が低線量被ばくに関して関心を持つべき3つの要因
さて、ここで重要な点としましては、「日本というのは3つの要因から低線量被ばくに関して関心を持つべき」ということであります。
まず、原爆の投下による長期的な影響というのが一つ目の要因です。
この情報によりまして大変良いデータというものが、この被ばくの影響というものが提供されております。

低線量被ばくに関して日本が関心を持つべき二つ目の理由としましては、CTスキャンを世界で最も診断用に活用している国民であるということです。

CTスキャン1

これは一人当たりという値でみますと、アメリカよりも、オーストラリアよりも、そしてイギリスよりもはるかに高いレベルで活用されているわけです。
ということでそのリスクについても検討するべきでしょう。

そしてもちろん今回のこの会議の主なテーマとしまして、福島の原発事故による低線量被ばくの影響、そして短期長期的な被ばくの影響というテーマが三つ目の要因であります。


小児期CTスキャン後のリスクの増加について
CTスキャンの背景としまして何が言えるかと言いますと、
2000年頃にブレナーが小児期のCT後のリスクの増加について研究結果を出しています。
これはLSSの結果に基づいた研究結果です。

そして英国におきましては、2012年パラレル、私たちと同時にピアース等がイギリスのデータを用いて小児期のCTスキャン後の脳腫瘍と白血病の実質的な増加がみられた、それが示されたと言っています。

そして我々の調査ですけれども、これはオーストラリアの調査なんですけれども、実質的な脳腫瘍、白血病、さらにその他の固形がん、ほとんどすべての固形がんの実質的な増加がみられたということを示しています。

この電離放射線の被ばくというのは、イギリスの調査と比べてオーストラリアは約4倍の被ばく量でした。
またLSSの低線量被ばくの量におきましては、約4〜5倍でありました、LSSと比較してということですね。
これがオーストラリアの研究の詳細となります。

もちろんLSSのスパンの方が長期的ではありますが、医療被ばくのコホートの長期的な追跡調査を行うことによりまして、低線量の放射線問題の答えというのがLSSよりもより出やすくなるだろうというふうに考えるわけです。

さて、我々の研究ですけれども、CTスキャンの記録というのがオーストラリアのメディケアという、国民簡易保険の0〜19歳の人口。
1985年から2005年の間のCTスキャンの記録を元のデータとして使いました。
そしてCT被ばく12ヶ月以降のデータのみを使いました。
もちろんデータ結合におきましてはオーストラリアの保険福祉研究所の高セキュリティユニットにおいてデータ結合、データの収集を行って、さらにメルボルン大学において匿名化されたデータの分析を行いました。

CTスキャン2

CTの被ばく群は68万人でした。
そして対照群、非被ばく群は1000万人以上でありました。
もちろん複雑な手法を活用したんですけれども、これによりまして年齢というものを1年ごとに計算していく、というような手法を活用しました。
そしてその結果出てきたことというのが、大変よく、統計的にも基盤が築かれているというふうに申し上げられます。
データというのは我々が予期した通りのものとなりました。

これが白血病の年齢別の発症率を示したグラフであります。
CTスキャン3

そしてこちらの方が典型的な曲線がみられていますが、
これが年齢別の脳腫瘍の発症率を示した曲線となっています。
CTスキャン4

ということで、どれくらいの追跡人年があったのか、ということですけれども、

CTスキャン5

被ばく群におきましては648万人年、そして非被ばく群におきましては1億7千719万人年という人年になりました。
そして追跡年間の中央値が9.5年と17.3年。
そしてがんの発症数というのが、被ばく群においては3150件、そして非被ばく群においては5万7524件となりました。


CTスキャン6

3150という被ばく群のがん観察があったわけですが、ここは12ヶ月以内に発症したがんに関しましては、CTスキャン後1年以内ということですけれども、これは検討しませんでした。含みませんでした。

そして5年10年という中では、このがんの件数というのが減っていきました。
けれどもいずれにせよ被ばく群のがんの期待数というのをこの3つの期間においてそれぞれ計算することができたわけです。
そしてIRR(罹患比率)と95%信頼区間というのを下の方にそれぞれ示しています。

1年ラグで24%。そして5年で1.21、そして10年で1.18というIRRとなっているわけです。


そして関係性としましては、がんの発症率とCTスキャンの回数ということをこのように図で表しますと、
CTスキャン7

CTゼロのところは増加なし、というところからスキャンの回数ごとに増加がみられるということが言えると思います。
このトレンドというのは被ばく群だけを見たとしても、CTスキャン1回でも大変有意な統計結果が出ているということが言えます。


CTスキャン8

そしてすべてのがんの種類、ほとんどすべてのがんの種類について同様のことが言えるわけです。
例外は後ほどお話しします。
脳腫瘍、軟部組織、甲状腺、白血病、というものがあるわけですが、脳腫瘍というのが最も顕著であった。
というのはCTスキャンというのは、だいたいその6割が脳に照射されるということで脳腫瘍が増えています。

そしてさらに、このように脳腫瘍のリスクというのが平均的に高まっているわけですが、これはIRR2.03ということで、その信頼区間が2.43となっています。

これ、どのように測定するのか?
CTのがんのリスクはどのように測定することができるのでしょうか?

CTスキャン9

過剰相対リスクというのを見ることができますが、この平均リスクというのがCTスキャン1回ごとに16%増えている
そしてこれは14%という全体の数字が出ていますが、これはより何回もCTスキャンを受けている対象者が多かったからです。

そして被ばく後に早い段階でがんが発症したという絶対リスクに関しましてはCTスキャン2000回ごとにがんが1過剰発症しているということが言えます。
CTスキャン2000回ごとにがんが過剰発症しているわけでありますけれども、時間が経過するにつれてこれが増え続けるというふうに言えます。

そして被ばく後のがん発症者の寄与リスクですが、だいたいCTスキャン1回ごとに14%上がると、こういった可能性である、
ただサブグループで若い時に被ばくをした場合、患者はその3倍の67%になります。

次のスライドをご覧ください。
CTスキャン15

これは一つの例です。
子供が5歳未満でCTスキャンによって頭部に被ばくをすると、実際の非被ばく群と比べると脳腫瘍の平均発生率が3倍になると。
単純に3倍という簡単な数字を使っていますが、この寄与リスクですが、
被ばくによるがんの寄与リスクというものを被ばくをしないもので引いて3で割るということは3分の2ということで、全被ばくの中の過剰発生率が67%ということになります。
若い頃に被ばくをした場合の寄与リスクが67%になります。

また考えるポイントとして、がんのリスクと放射の位置です。
発がんのリスクというのは実際に照射された箇所で最も増加する傾向があります。

実際に頭部の使用の後脳腫瘍が多く見られています。
これは原因仮説とも一致していますが、おそらくCTスキャンの照射によって脳腫瘍が増えているということも言えるんですが、ただ実際に前癌状態がある、もしくはがんの初期状態があるからこそCTを使用したと主張する人もいるかもしれません。

こういった可能性に逆の因果関係があるということを考えますと、違った期間を見て検討を行いました、

CTスキャン17

最も短い遅滞期間ですが、この場合は当然「逆の因果関係」というものが見られます。
実際にがんの症状、もしくは前癌状態があったからこそCTスキャンが行われたということになります。
こういった問題でBMJの論文の中では被爆後の12ヶ月以内の遅滞期間に発症したがんは除外することを選択しました。
後でこの詳細はカバーしていきます。


それでは、がんの診断率を見ていきたいんですが、
CTスキャン18

CTスキャンを受けた後の診断率がここに示されています。
これは重要なポイントを示しているスライドであるんですけれど、

左上の箱、これはCTスキャンをとったあと3ヶ月以内に初めて取られた診断率になります。
CTスキャンががんの診断のために行われたということが明確にわかっています。

ただ、がんの診断率ですが、CTスキャンが行われてから1年〜2年後のがんの診断率はかなり低いと。
しかしその後急に診断率が上がっていく。
この遅滞期間が長くなれば年齢が高くなる。
つまりがんの罹患率が高くなるわけです。

CTスキャン19

↑こちらが示すのは同じデータなんですがちょっと違ったフォーマットでデータを見せています。

で、こちらのデータですが、↓

CTスキャン20

こちらは細かく区切って最初のクオーターをみて、今度はロングスケールでみて、
で、被ばく率がここに書いてあるわけですが、
なぜこのレグ期間の中で6歳、それから
この期間の中で、どのようにこの被ばくグループと非被ばくグループの違いがあるのかということを見ているわけです。
こちらの平行のラインは、我々の前提であるリスクモデルに一致しています。
このなかに過剰リスクというものが見られるわけです。

CTスキャン21

これはちょっと複雑なスライドですが、ここで言いたかったのは複数のモデルを見てそれを二つの分布を最後のスライドから見て、これを逆の因果関係というものを見ているわけです。
それと遅滞関係との関係を見ています。
遅滞期間と若年化関係ですが、2歳の段階で出てきます。
ですからがんで1年以下の遅滞期間の部分は除くと。
おそらく2年のほうがいいかもしれませんが1年ではなくてですね。
少なくともこういった重要なベンチマークができましたので、1年もしくは2年経てば、それ以降のCTスキャンの被ばくというのが逆の因果関係で問題にならないということがわかっています。


CTスキャン22

逆の因果関係モデルですが、95%の信頼区間を示しています。
ERRは95%の信頼区間を測定していますが、若い時に被ばくをした人のほうがリスクが高くなるという前提でこの仮説を見ています。
年齢に依存した結果と非常によくあっているわけです。
ここでわかることは、10歳の頃のERRですが、mSv当たり0.11~0.16になると出てくると。
30歳になるとERRの数字が大きく下がることがわかります。
逆の因果関係を調整した推計値ですが、われわれのBMJの論文の結果とも一致していますが、以前の論文の推計値よりも高くなっています。


CTスキャン23

我々のこの結果は信頼できるのか?ということなんですが、可能性のある問題としてはがんになった方をみた場合
(動画切れる)
それほど違っていないと思います。
すべてのこういった調査というのは、測定のエラーというのは発生する可能性はあるわけです。
もちろんバイアスもあるかもしれません。
線量のバイアスもあるかもしれません。
私たちのモデルは年齢に関する感受性というものを明確に考慮しているために、より効率的にデータを利用できるということもあります。
ですからこの分析のほうがBMJよりも、より効率的な結果が出ていると、これは一貫した結果が出ていると言えますが、それ以外の可能性としては初期のがんというのは実際に遺伝的、もしくは確率的選択により最も感受性の強い人に発症しやすいということもあるかもしれません。

もう一つの可能性として考えるべきポイントとしては、この線量反応曲線の傾きですが、ERRは線量ということなんですが、これを見た場合低線量域のほうが、例えばCTスキャン、こういった低線量のほうですが、10mSv以下の部分、こちらの方が高線量のエリアよりもLSSにおけるERRmSvの数字よりも大きくなると。
で、こういった効果ですが、250mSvを超えるような線量にこのような差ができます。
ですからここでは驚くことではないんですけれども、この線量の反応ですが、実際の線量によって大きく変わってくると、この考え方をもう少し詳しく説明していきたいと思います。


CTスキャン24

CTスキャン25

その前に少し簡単ではありますが、新たな核医学という医療の領域における結果というものも出ているということでお話ししたいと思います。

端的にお話ししますと、全体の被ばくグループにおける、これも若年層の被ばくなんですけれど、被ばくの調査というのがこのように出ています。
核医学検査でがんの検知目的以外のものを除いた場合には少しその数値は下がりますが、けれども統計的に有意な数字というものがそれでも出ているという速報が出ています。

この研究に関しましては、逆の因果関係についてはまだ完全に調査が進んでいるわけではございません。
大変膨大な作業となるわけでありますけれども、このような速報が出ています。



CTスキャン26

CT、そして核医学検査ERR線量の主な相違でありますけれども、LSSよりも大幅に、ERR/線量の数値というものが大きくなっています。
ここには何か拡大をしているようなバイアスが存在するのでしょうか?
一つのあり得る可能性としましては、逆の因果関係があるというふうに言えます。
また被ばく群のCT線量の過小評価をしているという可能性というのも完全には否定できません。

けれども、どのように生物学的な差異というものを説明できるんでしょうか?
学術学的の観点からは低年齢の被ばくの方がセンシティブであると言えますし、初期のがん症例の方が最も影響を受けやすいということも言えるわけであります。

現行のモデルではそのような限定的な側面があるわけですけれども、それについても回避策というのをみつけています。

ここで焦点をおくべきは、低線量域におけるERR線量係数の方が大きいということなわけなんですけれども、
ここでのCTスキャンの線量の中央値というのはちなみにLSSより大幅に低いということを覚えておかなければいけません。
高線量においては細胞死という可能性もありますし、低線量においてはバイスタンダー効果の影響、そのたホメオパシー効果というのもありまして、これによって曲線が変わってくるという可能性も否めないわけです。


CTスキャン27

少し距離を置いた形で、被ばくということについて全体的に見ていきたいと思うんですけれども、
放射線治療というのはがんの治療に有効であるという考え方が一般化していきています。
そして大変高線量という、特定の臓器に照射して、ターゲットした形で照射しているわけでありますけれども、
これががんに当たるという治療でありますけれども、このグレイ(Gy)ごとの線量の範囲とそのリスクというものが原爆の生存者をCTスキャンした等々と比較してこのようにわかってくるわけです。


CTスキャン28

このような低い線量で最も急勾配になるという曲線でありますが、これを一つグラフにまとめるためにはこのようなグラフを作成する必要があるのですけれども、ここで明らかに負の相関関係というのが有意に現れています。

この結果というのをこのように、線量反応曲線モデルに置き換えることもできるわけです。
CTスキャン29

この曲線でありますが、これは直線ではない。
一つの可能性としましては、被ばくといっても低線量の被ばくの方に我々は可能性が高いと。
そして高線量においては細胞死、そして放射線保護という影響もあって、センシティビティ、その可能性が低まるという可能性があるということをこの曲線は示しています。


CTスキャン30
ということで、ブレナーやその他の研究者がBMJその他の論文で発表していますように、そして多くの研究者が言及していますように、この曲線、線量反応曲線というのは超線形のカーブであるということが示唆されるわけです。
それが我々の研究においても繰り返されました。
DNAの修復、バイスタンダー効果など、低線量においてはそのような影響が考えられるということもその影響の一つではないでしょうか。

結論の重要な一部としましては、単位線量、本当に低線量域における単位線量あたりの発がんリスクの方が大きいのならば、バックグラウンド放射線のがんのバックグラウンド発症率に影響を与えている可能性があるということ、これが大変重要な点であるわけです。

これが福島の汚染においても大きな意味を持つと言えるのではないでしょうか。

CT被ばくの被ばく量というのが大変低線量であるため、この長期的な影響というのをより長期間追跡調査することによりまして、低線量放射線の問題の答えを出すということに貢献すると大きく期待しております。


CTスキャン31

まとめでありますけれども、オーストラリアのCTスキャンの研究というもの、100ミリグレイ未満という低線量の放射線でみていきました。
ということで原爆生存者のLSSコホートよりも低い平均線量、そして低い平均年齢で被ばくした人々を対象とした調査でありました。
CTスキャン放射線照射の白血病のリスクに関しましては、原爆生存者のLSSのリスクとよく一致しているということが確認されました。

CTスキャンの約6割というのが頭部に照射されるため、平均臓器線量は40mGyでした。
これは4.5mSvということになりますけれども、これによってCTコホートによる脳腫瘍の増加というのは驚くことではないということがわかります。


CTスキャン32

またモデル化によりましてわかったこととしましては、CT後12ヶ月以降のほぼすべての過剰がんが実際にCTスキャン被ばくに起因することを示唆しています。

そして被ばく後初期の数年間の過剰がんというものは、おそらく確率的および遺伝的な理由で最も可能性が高い患者に発生するということがわかりました。

さらに放射線の曲線、線量反応曲線は低線量、そして短い遅滞期間で非常に急勾配になるということがわかります。
その理由としては様々ですかれども、
遺伝的感受性、確率的選択、バイスタンダー反応、ホメオパシスメカニズム、そして高線量における細胞死などがありうる。
そしてこれは今後の放射線防御において大変重要なことを示唆しているということが言えると思います。


私の発表に関しましては以上でおしまいとなります。
この結果について懐疑的な人々から幾つか鋭い質問というのが投げかけられていますので、それに関しましても私の方からパネルのディスカッションで例えば午後にでもお応えできると存じます、ありがとうございました。


CTスキャン32


3053

崎山比早子:
二つ質問があるんですけど、CT検査は機械によって随分動作が違うと思うんですが、オーストラリアでは1回の被ばくが平均で4.5mSvでしょうか?
それで、どのくらいのバリエーションがあるか?ということが一つと、

それからCTを受けて1年以内の患者さんの、腫瘍ができた人を除くとおっしゃっていますけれども、腫瘍によってはすごく早く出るものと遅く出るのとがあると思うんですね。
で、1年以内に出たというのを除くのは、たとえば白血病とそれからたとえば脳腫瘍なんかで1年以内に出たのを除くというので、腫瘍によって影響が変わるかどうか?っていうことをお伺いしたいんです。

ジョン・マシューズ:
ありがとうございます、こういった質問は非常に重要な質問だと思います。
平均のCTスキャンの線量ですけれども、BMJのドキュメントの中では4.5mSvとなっています。
これは早い段階で受けた場合には高くなるんですが、数字は下がっています。
現在は個別の臓器ごとの実際の線量の影響をみているんですが非常に複雑なんですね、この環境をみるのは。
アルゴリズムを正しく出さなければいけない。
また様々なマシーンを使って、プロコトールもいろいろ使っていかなければいけないということで、我々としてはまだそこまでは文書化はまだできていません。
66万8000のマシーンの設定をすべて確認したということもまだやっていないんですけれども、ただこの推定ですが、こちらはベストケースということでその当時の機械、その当時使われた設定上の状況をベースに考えています。
ですからこれよりもより良い推定を出していくためには、コホートを集めて数年間かかってやっと意味のあるコホートを集めていって、それで線量の情報を集めていくことが必要になります。
その間は、ベストの見積もりという形で、我々はコホートの今ある推定値を使って出していくのがベストの数字だと思っています。

二つ目のご質問ですが、がんの種類によって遅滞期間が変わること、その逆因果関係の可能性があるのかどうかということだと思うんですが、その可能性もあります。
この文献を見ると多くの研究が行われて、そのなかで研究者の方が遅滞期間を見て最初の症状が出てから、最初の診断が出てから、たとえば脳腫瘍の場合は、1年以上の場合ですけれども、
まず脳腫瘍が一番大きな影響でデータが間違っていて影響が出てこの逆因果関係に合わせるような状況になっているのではないかと思っています。



35;38

瀬川:
瀬川と申しますけれども、広島長崎のLSSよりも大きくなるという理由は、黒い雨とか、丘のバックグラウンドとか、50年代になってから始めたとか、その寄与があり得るだろうというのは思うんですけど、もう一つ低線量率との関係。
CTは一回で10ミリあるいは4、5mSvということですから、決して低線量率ではないわけですね。
むしろ高線量率であると。
で、低線量率というのは自然放射線ですとか、まさに今の福島の状況で、1時間あたりにマイクロシーベルト単位であると。
そこにずっと暮らしていたり、そういうものを体内に取り込んで行ったりという低線量率だと思うんですね。
最近自然放射線のいろいろな結果が出ていて、それらとの比較はされているか?
その辺を今後どう考えるか?
なんか一見したところ変わらない感じが私の印象としてはあるんですが、何かお考えはあるでしょうか?


ジョン・マシューズ:
現在環境線量のデータはありませんので、今ご質問されているのは我々が使う言葉。
この10mSvというのは低線量なわけです。
それは環境線量と、福島の環境被ばくの部分を見た場合、その場合は確かにおっしゃるように10mSvは高いと思います。
我々として必要なのは、言葉、文言をちょっと変えていかないといけないと思います。
高い低いという部分ですね、この線量が。
ですがもう少し具体的にですね、(音声切れる)と思っています。


キース・ベーヴァーストック:
皆さんは1mSv/年間というのが低線量だと思うんですが、たとえば皆さんの子供が10歳になった時、10mSvになる。
これが環境、バックグラウンドの線量になるわけです。
線量は蓄積されていきますので、こういったものも低線量の範囲に入ります。









※通訳の方が3人(?)いらっしゃって、途中で何度か交代されています。その日本語訳をそのまま書き出しました。


ーーー


年間20mSvで避難指示解除「どうぞお帰りください」
帰ってしまっていいのでしょうか?







続きを読む

<甲状腺がん>リンパや肺に転移〜20歳女性 FRIDAYより



2015/09/25号のFRIDAY
CO04od8UsAAXuKA.jpg

COrStOAUwAAryVL.jpg

2度の手術も、リンパや肺に転移。弟2人も甲状腺にのう胞が…
福島原発事故後に甲状腺ガン 20歳女子の悲痛な日々
取材・文 明石昇二郎 

「小児甲状腺ガンという診断をうけたときは、『えっ!?なにそれ』という感覚でした。それまでなんの自覚症状もなかったんですから。ガンがリンパや肺にも転移し、その後2回も手術を受けることになるとは思っていませんでした」
こう明かすのは福島県中部(中通り地方)に住む、20歳の女性Aさんだ。

8月31日の福島県の発表によると、11年3月の福島原発事故発生当時18歳以下だった県民36万7685人のうち、甲状腺ガン、またはその疑いがあるとされた人は137人。発症率は10万人あたり37.3人で、通常の100倍近くも高いとくに左ページ下の地図で示した「汚染17市町村」の発症率は10万人あたり42.9人で、ガンが見つかったAさんも同地区内で悲痛な日々を過ごしている。

東日本大震災が起きた当日は、Aさんの中学校の卒業式だった。原発事故直後の3日間は外出をひかえていたものの、その後は通常の生活を続けていたという。

「県立高校への進学が決まっていました。事故から1週間後には、制服を注文するため母と一緒にJR福島駅前にあるデパートに出かけたんです。高校入学をひかえた子供たちが押しかけ、デパートは超満員。建物の外にまで行列がのび、私たちも30分ほど屋外で待たされました」(以下、ことわりのない発言Aさん)

当時は県内の空間放射線量が非常に高く、福島市内では毎時10マイクロシーベルトを記録していた。そうした事実をしらされず、Aさんはマスクをつけずに外出していたのだ。

通い始めた大学も再発で退学

翌年の夏休み。自宅近くで行われた県の甲状状検査で、Aさんに異常が見つかる。県からは「福島県立医大で精密検査をお願いします」との通知が届く。

「ノドが少し腫れていましたが、自分で気づかなかった。県立医大で2回目の精密検査を受けたときに医師から『深刻な状態だ』と告げられ、ガンであることがわかったんです。高校3年の夏休みに手術を受け、甲状腺の右半分と転移していた周囲のリンパ組織を切除しました」

だが、これで終わりではなかった。高校で美術部に所属していたAさんは「ウェブデザイナーか学芸員になりたい」という夢を持ち、卒業後、県外の芸術系大学に進学。入学後の健康診断で「血液がおかしい」との結果が出たのだ。

「夏休みに帰郷し、県立医大で検査を受けると『ガンが再発している』と言われたんです。治療に専念するため、通い始めたばかりの大学も退学せざるをえませんでした。10月の再手術では、残っていた左半分の甲状腺とリンパ組織を切除。甲状腺は全摘出することになったんです。肺への転移も判明し、術後しばらくはかすれた声しか出ず、キズの痛みを」こらえながらリハビリを続けていました」

生理不順にもなりホルモン剤を投与。今年4月には肺がん治療のため「アイソトープ治療」も受けた。放射性ヨウ素の入ったカプセルを飲み、転移したガン細胞を破壊するという療法だ。

「カプセルを飲む2週間ほど前から食事制限があり、大好きなお菓子も食べられません。飲み物は水だけ。カプセルを飲んだ後も3日間の隔離生活を強いられます。強い放射能のため周囲の人が被曝する可能性があるからです。お風呂に入るのも家族で最後。医師からは『トイレの水も2回流すように』と言われました」

Aさんは4人兄弟の長女で、弟2人も「甲状腺に嚢胞がある」との診断を受けている。だが県立医大の担当医は発病と原発事故との因果関係は「考えにくい」としか言わない。

疫学と因果推論が専門の岡山大学大学院、津田敏秀教授が解説する。
「最も空間線量が高かった時期に、福島県では県立高校の合格発表が屋外で行われていました。生徒も線量の高さを知らされず無用な被曝をしていた。Aさんが暮らしている場所は、住民が避難していない地域で最大のレベルの甲状腺癌多発地域です。Aさんのケースも原発事故の影響である確率が非常に高い」

東京電力の回答はこうだ。
「事故で大変なご迷惑をかけていることを深くお詫び申し上げます。(病気に対する補償や謝罪のお問い合わせには)個別に伺い適切に対応します」(広報室)

現在Aさんは小康状態を保っているが、てえのしびれや動悸が起きることもあり、月に一度の血液検査を継続している。



ーーー

(右上写真の中の文字)
現在でも月に6万円ほどの治療費がかかるAさん。「東電には退学した大学の学費ぐらい賠償してほしい」と語る

(左ページの文字は読めなかった><;)


Aさん、勇気を持って明石さんの取材に応じてくださってありがとうございます。








<福島の小児甲状腺がん137人>津田敏秀教授「最初に4名出た時点でもう”多発”だったわけです」8/31ourplanet(文字起こし)



福島の小児甲状腺がん137人を受け、津田敏秀教授スカイプ中継

2015年8月31日
岡山大学 津田敏秀教授 
白石草氏



白石:津田先生は今どちらにいらしているんでしょうか?

津田:
ブラジルのサンパウロです。
国際環境疫学会という、要するに環境汚染による人体影響の研究を行って議論するような国際学会がありまして、
それが今ブラジルのサンパウロで開かれています。

白石:
昨日また福島県で県民健康調査の検討会が開かれまして、
津田先生もそちらの方のデータをご覧いただいたかと思います。
で、今回のデータは検査した方々のうち、1巡目で新たにお一人の方が甲状腺癌というような診断を受けて、
そして、2巡目の方は悪政、悪性疑いの方が10人増えて25人
というような数字になりました。

今回のこのデータの発表を受けましてどのようなことが言えるというふうにお感じになっていらっしゃいますか?

津田:
みなさん、甲状腺癌というのはご存知のように、特に小児において珍しい癌ですね。
したがって発表が最初に4名出た時点でもう「多発」だったわけです。
それが8名になって、全開で15名になって、今回25名になって、
多発がよりはっきりしてきたという感じです。

で、今で大体18倍か19倍の多発ですね、日本全国で比べて。

残りの人たちが全員、検査が進んでいない分、全員が甲状腺癌ではないという非常に低めの過程をしても、18倍から19倍の多発であるということが言えます。



白石:
23名の方は前回の検診ではA1判定、もしくはA2判定で、「何か大きな問題がある」とされていなかった子たちが、
2年のうちに…。
ま、今回の津田先生の計算では3年を有病期間というふうに当てはめて出されているということですけれども、
今後残りの部分を全部検査して、一人も今後出なかったと考えて18倍から19倍ということですか?


津田:
そうですね。
しかもこの、3年を当てはめていますけれども、これは本来なら2年ぐらいでいいんですけれども、
それは長めに当てはめれば当てはめるほど過小評価されますので、低めで見てもそのくらい。
かなり低めで見てもそのくらいの多発であるということですね。



白石:
多発についてはすでに「過剰診断」ないしは「被曝による過剰発生」というようなことは国立がんセンターの津金昌一郎先生の口からも出ているわけですけれども、
実際のところ、最近のデータでは北茨城で甲状腺癌が出ていたり、
あるいは日光市などでもC判定のお子さんが3名(4名?)出ているというようなことから考えると、
津田先生はこれまでも環境問題含めて、あるいは食品公害とか、そういうものに対応されてきているのですけれども、
何か対策が必要というふうにお考えになりますか?

<甲状腺検査>北茨城市平成26年度の結果 3593人中3人が甲状腺ガン


<甲状腺検査結果>福島県と福島県以外〜2015年3月31日現在〜
栃木県日光市 放射性物質対策事業
更新日:2015年4月21日
平成26年度日光市甲状腺検査結果報告書
20150521193704c94s_20150902112544549.png



津田:
多発が、私が予測していたよりも、あるいはWHOが予測していたよりも、はるかに早く進んでいますので、
しかも、甲状腺腫瘍の大きくなり方が早い。
早くてしかもリンパ節転移の割合が高いですので、
そういうことを考えると、できるだけ早期診断ですね。
スクリーニングがたとえ無理だとしても、
例えば、甲状腺というのはここ(首)から触れますので、自己診断の方法をいろんな人に言ったりですね、
それから、甲状腺エコーというのは「それなりに技術がいる」という先生がいる一方で、
腹部エコーよりは臓器が表面にあるので、比較的一般のお医者さんでも少しのアドバイスでできるようになると思われます。
したがいまして、福島県内ではもうすでに甲状腺の専門医の先生以外でも(検査を)していただけるような体制がかなり進んできていますので、そういうような形で、やはり隣接する県においても、そういうのに応えられるような体制を少しずつ、できるだけ早く構築されて。
それと同時に、私たち公衆衛生の立場としては、もっと患者把握をきちっと、行政当局は行う。
という体制を強化する必要があると思います。


白石:
ちなみに今回そちらの国際環境疫学会ではシンポジウムとポスター発表されて、福島原発事故での関連でもご発表されたということなんですけど、内容とか反応とか。
すでに終えられたんですよね。


津田:
はい、そうですね。
内容は、一つは前回の検討委員会で発表されたデータを疫学的に分析して、それを発表しました。

白石:甲状腺癌についてですか?

津田:
はい。
これは、あの、こういう研究者の人たちは非常に関心が高いので、非常に関心を持っていただけて、
日本人の研究者の方はそれほど、ちょうど地球の裏側ということであんまり参加されていないんですけど、
来られた方も日本になかったようでその情報を非常に熱心に見ていらっしゃいました。
もう一つのシンポジウムの方は、ま、「100mSv以下でガンは出ない」あるいは「放射線によるガンが出たとしても『わからない』」という言い方が日本でよくされていますけれども、それは明らかに間違いの情報ですので、そのことについて参加者に対して訴えまして、やっぱりきちっと情報は知らせるべきだという意見がかなりの部分占めていました。


白石:
海外の疫学者の皆さんというのは、この甲状腺癌の問題、あるいは100mSv以下は「わからない」とかあるいは識別できないという理油で「大丈夫」という形のコメントが日本では多いんですけれども、そういう形で、ま、あんまりご存知ないかもしれないんですけれども、専門家としてどのようにおっしゃってる方がいらっしゃいましたか?

津田:
「検診だけではダメだ」という感じですね。
検診自体はずっと続けていてもどんどん参加者は少なくなるし、コストもかかるし、
そういうような観点から検診だけに頼るんではなしに、もっと積極的に疫学調査なり、あるいはガン登録システムなんかをきちんとやって、症例をきちんと把握して、大体どういう規模で何が起こっているのかをよく把握するべきだというのが、
私たちの専門では非常に意見が大勢を占めるわけですけれども、そういう意見とか、
やっぱりリスクコミュニケーションは住民の協力を得るために、できるだけちゃんと話しなさい、

パターナリズム(paternalism 強い立場にある者が、弱い立場にある者の利益になるようにと、本人の意志に反して行動に介入・干渉すること)という言葉をご存知ですか?
ま、言えば、上から目線から住民を指導するみたいな態度でリスクコミュニケーションをやるんではなしに、
全部ディスクローズ(disclose 明らかにすること。発表すること)して住民の自律的な判断というのを促すというような、生命倫理学の原則の一つなんですけど、
それから社会正義という意味でも、情報はちゃんと透明性を持って開示するべきである。
という意見というのが一般なので、若干驚かれたみたいですね。

まぁ、中国もそういう傾向があるわけですけれども、それにやっぱり
「日本はアジアだからそういうのがあるのかな」という感じでもありましたね。


白石:
なるほど。
ちなみに甲状腺癌の、前回の数ですので3月末の数字、126という数だったと思うんですけれども、
それについては、そのぐらいの数が出ているということについては、皆さんご存知というか反応というのはどうですか?関心というか。


津田:
非常に詳しい人は、今回の140人近く、総計が140人近くになるんですけれども、
非常に詳し人はそういうのをちょっとご存知ですけれども、
ほとんどの方はご存知なくて、ま、「多発がこれからも続くのかな」という感じで思われていたと思います。


白石:わかりました、ありがとうございました。またよろしくお願いします。





2013年
<甲状腺がん>原発の事故の話しが無ければ、「原因不明の多発」です3/6津田敏秀教授OurPlanetTV (文字起こし)




甲状腺がん疑い含め137人へ、2巡目は25人〜福島健康調査より一部転載
投稿者: ourplanet 投稿日時: 月, 08/31/2015 - 23:27

福島県は31日、東京電力福島第一原子力発電所事故を受けて実施している福島県民健康調査の専門家会議を開催し、新たな甲状腺がんデータなどを公表。甲状腺がんと疑われる子どもは検査対象の38万人のうち、137人となった。すでに手術を終えたのは105人。病理診断により1人は良性結節、残りの104人が甲状腺がんと確定した。
 
今回、公表されたのは今年6月30日までのデータ。2011年から2013年までの「先行検査」では、2次検査の穿刺細胞診断で悪性または悪性疑いと診断されたのは1人増え、113人に増加。そのうち99人が手術を実施し、一人が良性結節と確定診断されたほかは、95人が乳頭がん、3人が低分化がんと診断された。今回、新たに増えた1例はいわき市
 
また2014年〜2015年にかけて行われている2巡目の「本格調査」で、悪性・悪性疑いと診断されたのは前回より10人増え、25人となった。新たに診断された10人の市町村は、浪江町1人、 南相馬市1人、伊達市3人、福島市2人、本宮市1人、郡山市1人、桑折町1人。そのうち、1人が新たに手術を終え、これまでに6人が乳頭がんと確定診断された。今回がんと診断されや25人の子どものうち10人が、1巡目ではA1、13人がA2と診断されており、計23人が「問題なし」とされていた。

過剰診断か?〜県立医大が手術症例を公表
「過剰診断なのではないか?」
こうした疑問に答えるため、福島県立医大は県の要請に対応し、「手術症例」を公表した。福島県立医科大学の甲状腺内分泌外科部長・鈴木眞一教授の公表データによると、今年3月31日までに外科手術した104例のうち、福島県立医大が手術を実施したのは97例。術式は甲状腺すべてを摘出する全摘が6例(6%)。片葉切除90例(94%)だった。
 
全症例96例のうち、病後病理診断で甲状腺外浸潤(pEX1)のあったのは38例(39%)リンパ節転移は72例(74%)。肺への遠隔転移は3例10ミリ以下の腫瘍で、リンパ節転移も、甲状腺外浸潤、遠隔転移のないもの(pTlapN0M0)は8例(8%)だった。いずれも、術後出血、永続的反回神経麻痺、副甲状腺機能低下症、片葉切除後の甲状腺低下などの術後合併症はないという。







福島第1原発事故ガレキ撤去従事 「作業で発がん」東電など提訴



「原発の収束作業で発がん」 札幌の男性、東電など提訴へ
北海道新聞 2015年09/01 06:30、09/01 16:17 更新

 東京電力福島第1原発事故の収束作業に従事した後に三つのがんを併発した札幌在住の元作業員男性(57)が、がんになったのは作業中の放射線被ばくが原因などとして、東電などに約6500万円の損害賠償を求める訴訟を1日、札幌地裁に起こす。弁護団によると、事故収束作業の被ばくと発がんの因果関係を争う裁判は全国で初めて。

 この因果関係をめぐっては現時点では労災が認められていないが、救済への道を開くのか、司法の判断が注目される。

 男性は2012年6月にぼうこうがん、13年3月に胃がん、同5月に結腸がんを、転移ではなく別々に発症した。

 男性は東電に対し、原子力損害賠償法に基づく賠償を請求。手作業でのがれき撤去などで無用な被ばくをさせたとして、元請けの大手ゼネコン(東京)と1次下請けの建設会社(同)には安全配慮義務違反の慰謝料を求める。

 男性は11年7月から10月まで、福島第1原発で、がれきの撤去作業などに従事した。男性の記録上の被ばく線量は4カ月間で56・41ミリシーベルトと、通常時の原発作業員の年間法定限度の50ミリシーベルトを超えている。




東日本大震災:福島第1原発事故 「作業で発がん」 がれき撤去従事 東電など提訴
2015年9月2日 毎日新聞

 東京電力福島第1原発事故の収束作業中に被ばくしたためがんを発症したとして、札幌市の元作業員の男性(57)が1日、東電などに計約6472万円の損害賠償を求め札幌地裁に提訴した。男性の弁護団によると同原発事故の収束作業とがん発症の因果関係を争う訴訟は全国初という。

 訴状などによると、男性は事故の約4カ月後の2011年7月上旬から10月末までの間、原発構内で、がれきを重機で撤去する作業などに当たった。

 事前の説明では、鉛で覆った操作室内から重機を無線で遠隔操作するはずだったが、重機が使えない場合などには、屋外に出て手作業で撤去したという。

 公式の累積被ばく線量は4カ月間で56・41ミリシーベルトに上り、通常時の原発作業員の年間法定限度の50ミリシーベルトを超えた。線量計を身に着けなかったこともあり、実際の被ばく量はさらに高くなるとみられるという。男性は12年6月にぼうこうがん、13年3月に胃がん、同5月に結腸がんをそれぞれ発症。転移ではなく別々に発症した。

 東電に対し、原子力損害賠償法に基づき約5472万円を請求。安全配慮義務違反に当たるとして、元請けの大成建設(東京都)と下請けの山崎建設(同)に計1000万円を支払うよう求めている。

 東電は「訴状が送達されていないため詳細は承知していないが、真摯(しんし)に対応したい」とコメントした。

 男性は13年8月、福島県の富岡労働基準監督署に労災認定を申請したが、15年1月に不支給の決定が出たため、福島労働局に審査を請求中という。

 提訴後、記者会見した男性の弁護団代表の高崎暢(とおる)弁護士は「廃炉に向けて何十年も危険な作業に携わらなければならない作業員がいる。責任の所在を明らかにし、被害者救済の道を開きたい」と話した。【日下部元美】






2013年10月6日
<福一作業員労災申請>膀胱と胃と大腸、転移でなく、それぞれの臓器で独立して癌発病。より

福島第1原発で4カ月 がん「被ばくが原因」 札幌の55歳男性が労災申請
北海道新聞 2013年10月6日(10/06 07:25、10/06 14:43 更新)

東京電力福島第1原発事故後の2011年7月から10月まで同原発で作業し、
その後膀胱(ぼうこう)がんなど三つのがんを併発した札幌市在住の男性(55)が、
発がんは作業中の放射線被ばくが原因だとして労災の申請をしていたことが5日分かった。
原発事故後、被ばくを理由に労災を申請した人はこの男性を含めて全国で4人。
いずれも審査中で、労災が認定された例はまだない。

男性は重機オペレーターとして同原発の原子炉建屋周辺でがれきの撤去作業などに従事した。
被ばく線量が4カ月間だけで原発作業員の通常の年間法定限度である50ミリシーベルトを超えたため、
同年10月末で現場を離れた。

12年5月に膀胱がんが見つかり、札幌で手術。
今年3月には大腸がんと胃がんも見つかった。
現在も通院しながら抗がん剤治療を続けている。
転移でなく、それぞれの臓器で独立して発病していた。
<北海道新聞10月6日朝刊掲載>



「まずいな」線量計外す合図 
原発労災申請の男性「命懸け、結局使い捨て」
北海道新聞 2013年(10/06 10:11、10/06 11:49 更新)


「線量計はピーピー鳴き続けた」「赤いバツのついたがれきを手作業で運んだ」。
東京電力福島第1原発の事故処理の最前線で4カ月働き、
放射線被ばくが原因でがんになったとして労災申請した札幌市内の男性(55)は、
北海道新聞の取材に、2年前の現場の現実を生々しく語った。

56・41ミリシーベルト。
厚生労働省の「特定緊急作業従事者等被ばく線量等記録手帳」に記された
2011年7月から10月までの4カ月間の男性の被ばく線量だ。
「本当はこんなもんじゃない」と男性は言う。


放射線量の高い現場に到着すると5分もたたずに胸の個人線量計の警告音が鳴る。
「まずいな」。
現場責任者のつぶやきを合図に作業員が線量計を外す。
マニュアルでは線量が高ければ現場から退避することになっているが、
実際は放射線を遮る鉛を張った車中に線量計を隠すなどして作業を続けたという。

男性は重機オペレーターとして道内外の工事現場を渡り歩いたが、原発は初めてだった。
大手ゼネコンの下請けで、月30万円近い基本給に1日1万円の危険手当が付いた。

主に担当したのは重機の遠隔操作だが、
重機に乗り込むことやコンクリートの破片を手作業で取り除く作業も多かった。

線量の高い現場では遠隔操作のロボットも使う。
だがロボットが通る道を確保するには、どうしても人の手が必要だった。

水素爆発で建屋が吹き飛んだ3号機の周辺には、
1時間いただけで20~30ミリシーベルト被ばくしてしまう場所があちこちにある。
特に線量の高いがれきには赤いスプレーで「×」と印が付けてある。
前線基地の免震重要棟での朝礼で「赤い×には近づくな」と注意した現場責任者その人自身が、
最前線に行くとがれきを手作業で運ぶ。
作業員も黙って手伝う。
「言っていることとやってることが、まるで違った」

防護マスクのあごの部分にびっちりと汗がたまり、
放射線対策の鉛が入った重さ15キロの防護服を着て原子炉近くで作業したこともある。
「命懸けで作業した。そして、使い捨てにされた」。
男性は今、そう思っている。

膀胱(ぼうこう)と胃、大腸。
転移したわけでもなく3カ所でがんが見つかったのは被ばくと関係あるはずだと考え、
今年8月に労災を申請した。(報道センター・関口裕士)
<北海道新聞10月5日朝刊掲載>





福一近くの高線量地域でモミの木が高い頻度で形態変化〜大熊町100%・北茨城市6%

原発近くの高線量エリアで、モミの木に高い頻度で「形態変化」(福島15/08/28)

FNNLocal 2015/08/28

モミの木1

福島第1原発近くの放射線量が高い場所で、モミの木に高い頻度で、幹の中心部が欠ける­などの形態変化が生じていることが、放射線の専門機関の研究でわかった。

主幹が欠けて、二股状に枝が分かれてしまったモミの木。

モミの木2

放射線医学総合研究所が、2015年1月に、福島・大熊町と浪江町の帰還困難区域に自­生するモミの木を調べたところ、放射線量が低い地域に比べて、高い頻度で、こうした形­態変化が見つかった。

モミの木3

空間線量が高い地域ほど、発生頻度が高く、毎時33.9μSv(マイクロシーベルト)­の大熊町の調査エリアでは、ほぼ全てで形態変化が起きていて、原発事故が要因の可能性­があるという。

モミの木4

ただし、形態変化は、ほかの環境要因でも発生することから、放射線医学総合研究所では­、「因果関係を明確にするには、さらにくわしい調査が必要」としている。

モミの木5




モミの木:福島で生育異常が増加…線量高い場所ほど多発
毎日新聞 2015年08月28日 21時09分(最終更新 08月28日 21時53分)

20150829k0000m040076000p_size7.jpg
生育異常を起こしたモミ。先端の「主幹」と呼ばれる芽がない=放射線医学総合研究所提供

20150829k0000m040081000p_size6.jpg
正常に生育しているモミ=放射線医学総合研究所提供

 東京電力福島第1原発事故に伴う福島県の帰還困難区域内で、2012年以降にモミの木の生育異常が増加しているとの調査結果を、放射線医学総合研究所の渡辺嘉人主任研究員らが28日、英科学誌サイエンティフィックリポーツに発表した。放射線量が高い場所ほど異常な木の割合が高く、放射線の影響の可能性がある。チームは「放射線との因果関係やメカニズムを解明するにはさらに研究が必要だ」としている。

 ◇幹の先端、芽が出ず

 チームは大熊町と浪江町の計3カ所と、比較対象として茨城県北茨城市でそれぞれ111〜202本のモミの木を調べた。その結果、放射線量が最も高い大熊町の調査地(毎時33.9マイクロシーベルト)では97.6%で、幹の先端の「主幹」と呼ばれる芽がなかった。主幹がないと生育が止まる放射線量が同19・6マイクロシーベルトと同6.85マイクロシーベルトの浪江町の2カ所の調査地では、それぞれ43.5%と27%に異常が見られた。一方、北茨城市(同0.13マイクロシーベルト)では5.8%にとどまった。

 環境省が11年度から実施している野生動植物調査では、約80種を調べた結果、モミ以外で異常は見られないという。針葉樹は放射線の影響を受けやすいことが知られており、旧ソ連・チェルノブイリ原発事故後には、ヨーロッパアカマツなどで異常が出たという報告がある。メカニズムは分かっていない。

 チェルノブイリ事故の環境影響に詳しい笠井篤・元日本原子力研究所研究室長は「チェルノブイリで木に影響が出た地域の線量は今回の調査地点よりけた違いに高い。気象条件など自然環境要因も考慮し、慎重に原因を調べる必要がある」と指摘する。【渡辺諒】



幹の先端の「主幹」と呼ばれる芽がない
大熊町 毎時33.9マイクロシーベルト 97.6%。
浪江町   19・6マイクロシーベルト 43.5%
浪江町   6.85マイクロシーベルト 27%
北茨城市   0.13マイクロシーベルト 5.8%

北茨城市でも5.8%の形態変化(奇形)が現れている。
100のうち6弱だ。
とても高い割合だと思う。


http://news.yahoo.co.jp/pickup/6172398
mominoki.png



放射線医学総合研究所
放射線量が特に高い地域でモミの形態変化を調査

平成27年8月28日
国立研究開発法人放射線医学総合研究所(理事長:米倉義晴)
福島復興支援本部 環境動態・影響プロジェクト 渡辺嘉人 主任研究員

本研究のポイント
・東京電力福島第一原子力発電所近くの帰還困難区域内の放射線量(空間線量率)が特に高い地域に自生するモミの木において、空間線量率が低い地域のものと比べ、主幹が欠損した二股様の形態変化を示す個体の頻度が増加
・放射線被ばくとの因果関係の実証には、自生するモミの被ばく線量評価、人工的な放射線照射試験による検証など、課題は多い

国立研究開発法人放射線医学総合研究所(理事長:米倉義晴、以下、放医研)は、環境省が実施した野生動植物への放射線影響を把握するための調査のうち、モミ※1に関する結果について、環境省の依頼によりデータのとりまとめを行いました。
東京電力福島第一原子力発電所事故の影響を強く受けた、帰還困難区域内の空間線量率が特に高い地域に自生するモミ個体群を調査した結果を解析したところ、空間線量率が低い地域の個体群と比べて形態変化の発生頻度の顕著な増加が認められました。また、空間線量率に依存してその頻度が高くなっていることがわかりました。

この形態変化では木の主幹の欠損に起因した二股様の分枝が特徴的に認められました※2。主幹欠損は放射線以外の環境要因や物理的傷害(食害)などでも発生しうるため、必ずしも放射線に特異的な現象ではありませんが、一般的にモミを含む針葉樹は放射線感受性が高いことを踏まえると※3、今回の結果は、放射線が東京電力福島第一原子力発電所近くの地域におけるモミの形態変化の一因となっている可能性を示唆しています。
今後、形態変化の発生と放射線被ばくとの因果関係を明確にするためには、モミが受けた放射線被ばく線量を正確に見積もることや、実験施設内でモミに対して人為的な放射線照射を行って同様の形態変化が発生するかを調べていくことなどが必要です。
この取りまとめ結果は、英国科学雑誌「Scientific Reports」に2015年8月28日18時(日本時間)に掲載されました。
Yoshito Watanabe, San'ei Ichikawa, Masahide Kubota, Junko Hoshino, Yoshihisa Kubota, Kouichi Maruyama, Shoichi Fuma, Isao Kawaguchi, Vasyl I. Yoschenko & Satoshi Yoshida, Morphological defects in native Japanese fir trees around the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant, Sci Rep. 2015 Aug 5:13232

背景と目的

東京電力福島第一原子力発電所事故により環境中に放出された放射性物質の野生動植物への影響については、環境省が平成23年度より帰還困難区域内の空間線量率が特に高い地域を中心とした調査を実施しており、放医研も空間線量率測定等に関する技術支援を行い、これに協力してきました。そうした中、環境省は平成26年度の調査でモミに形態変化が見られたことから、放医研に検証を依頼、放医研はデータを取りまとめ、論文として公表しました。

研究手法と結果

事故から約4年が経過した2015年1月に、帰還困難区域内に3か所の試験区(図1のS1~S3)、また東京電力福島第一原子力発電所から離れた地域に1か所の対照区※4(図1のS4)を設定して、森林に自生するモミの個体群について樹木形態の調査を実施しました。各試験区にそれぞれ800~1200平方メートルの区画を設けて、区画内に自生するモミ(各区画でおよそ100~200個体)の幼木を中心とした高さ40cm~5mの全ての個体を観察対象にしました。

05.jpg
図1 観察地点

赤い星は東京電力福島第一原子力発電所の位置を示す。空間線量率の表示は2013年1月19日航空機サーベイの測定値(放射線量等分布マップ、文部科学省)。

対照区を含めて各試験区では、樹木の主幹の途中欠損を特徴とする形態変化が共通して見られました(図2のB、C)。

04_201508290609401e3.jpg
図2 モミの形態変化

矢印は、主幹の欠損位置を示す。 A:正常、B:変化(側枝が垂直に立ち上る)、C:変化(側枝が水平に拡がる)。

この形態変化の発生頻度は、対照区と比べて帰還困難区域内の3試験区で、明らかに増加しました(図3)。また帰還困難区域内の空間線量率が高い地域ほど、形態変化を示すモミ個体の頻度の増加が認められました。

01-1.jpg
図3 各試験区におけるモミの形態変化の発生頻度

頂端から5つの節を遡って観察した。各地点の空間線量率をカッコ内に示した。**は、各試験区と対照区の間で変化個体の頻度に統計的有意差があることを示す。図中の各試験区の空間線量率は、樹木の観察時(2015年1月)の測定値。

樹木個体ごとに主幹欠損の発生部位を同定すると、帰還困難区域内の試験区では事故前年の2010年に比べて、事故翌年の2012年から2013年の伸長部位で主幹欠損の発生頻度に顕著な増加が認められました(図4)。この様な結果となった理由については今後実験によって解明することが必要ですが、樹木では、主幹になる基(原基)が発生してから伸長するまで長い時間を要するので、事故後に原基が損傷を受けても主幹欠損が現れるまで数年かかることによると推測することができます。

02_201508290609431b3.jpg
図4 モミの形態変化発生頻度の経年変化

主幹欠損が一旦発生して主幹が失われた個体からは、次年度以降新たな主幹欠損は発生しないため、次年度以降の頻度計算から除外した。そのため、各年の頻度計算に使われるモミの総数は年と共に減少する。各バーに記載された数字はその年の頻度計算に使用されたモミの総数を示している。**、††、‡等の記号は、変化個体の頻度が2010年に比べて統計的に有意に高いことを示す。

本研究と今後の展望
今回の研究により、東京電力福島第一原子力発電所の事故後に空間線量率が特に高い地域のモミに高頻度で形態変化が生じていることがわかりました。
一方で、今回着目した形態変化(主幹欠損)は他の環境要因や物理的傷害(食害)などでも発生しうることから、今後、形態変化の発生と事故による放射線被ばくとの因果関係をより明確にするためには、空間線量率が特に高い地域でモミが受けた放射線被ばく線量を正確に見積もり、形態変化の発生頻度の推移を長期的に見守っていくことに加えて、実験施設内でモミに対して人為的な放射線照射を行って同様な形態変化が発生するかを調べていくことが必要です。



ここに掲載している内容は、Y. Watanabeらによる" Morphological defects in native Japanese fir trees around the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant "を元にしており、クリエイティブ・コモンズの下でライセンスされています。

用語説明
※1 モミ
マツ科モミ属の常緑針葉樹。学名はAbies firma。日本に自生するモミ属の中で最も温暖地に生育し、北は秋田県から南は屋久島まで広く分布する。

※2 モミの形態形成
モミは通常、垂直に伸びる1本の主幹を中心に側枝が輪生状に形成される(クリスマスツリーのような形状)。主幹・側枝は、前年に形成された冬芽から通常1年に一度だけ春~夏に伸長し、それぞれの先端部に新たに翌年の冬芽が形成される。冬芽には頂芽と側芽の区別があり、主幹の先端部の中央についた頂芽から当年の主幹(一年生幹)が、頂芽を囲むように配置する側芽から1~数本の当年の側枝が伸長する。

03.jpg

※3 針葉樹の放射線感受性
針葉樹が一般的に放射線高感受性であることは、アメリカや日本における野外放射線照射施設(ガンマフィールド)を用いて行われた樹木の放射線照射実験や、1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故の事例等から知られている。チェルノブイリ原発事故後の放射能汚染地域においては、ヨーロッパアカマツ(Pinus sylvestris)とドイツトウヒ(Picea abies)の針葉樹2在来種が明瞭な生物学的障害を示したことが報告されている。
※4 対照区
放射線量による影響を調べるため、放射線影響が無いと考えられる程度に空間線量率が低い地点(S4)を対照区として選定した。



対照区が北茨城市???

北茨城市は福島県のすぐ隣にあります。
北茨城市

map_report_ibaraki_kitaibaraki.png

この調査の場合、対照区の意味としては
「放射線影響が無いと考えられる程度に空間線量率が低い地点」
ではなく、
「原発事故の影響で事故前よりも放射線量が高くなったが人が生活している地点」
ではないだろうか?

高線量なら100%、北茨城市程度の被曝(0.13マイクロシーベルト)でも6%ぐらいの形態変化(奇形)が起こることが確認されたということになると思う。

0.13マイクロシーベルト・・・事故前はこんなに線量は高くなかったはずです。

北茨城市には放射線の影響はあります↓
<甲状腺検査>北茨城市平成26年度の結果 3593人中3人が甲状腺ガン



千葉県松戸市の甲状腺検査〜2015年7月末までの結果



千葉県松戸市はもしかしたら毎月検査結果を公開している?
たまにしか見に行かないから、私にはわからないけれど、今回の検査結果が先月の7月末まであるから、きっと即公開しているのだろう。
とても素晴らしいことだと思う。
千葉県松戸市にはDELI議員がいるからネ( ´ ▽ ` )ノ

<健康調査・給食の産地・防災計画>この被害をきっかけとして、放射能と向き合いながら、 安心して子供達を育てられるような環境作りを目指していくべきだ 12/11 千葉県松戸市DELI議員質疑(文字起こし)



松戸市甲状腺超音波検査判定結果
松戸市20150818

ということで、平成27年7月末までの検査結果があったのでグラフにしてみた。

平成27年7月末
松戸市201508データ
松戸市201508



平成27年3月末
松戸データ
松戸市
(<甲状腺検査結果>福島県と福島県以外〜2015年3月31日現在〜A1,A2,B,Cより)

27年3月末から7月末でB判定とC判定は見つかっていないが、A2の割合が増えている
このようにきちんと検査をしてくれる市町村をみていると、全く検査をしていない福島県以外で放射性プルームが通り過ぎた地域の子供達のことが心配になる。
親の意識がよほど高くなければ検査などしそうにない。
一つ前のブログの北茨城市もこの松戸市も、検査結果を見てみると子供全員の検査をすることの大切さを感じさせられる。

何もしていない市町村の子供達〜!
今のままで本当にいいの?








<甲状腺検査>北茨城市平成26年度の結果 3593人中3人が甲状腺ガン〜「放射線の影響は考えにくい」

甲状腺がん:北茨城市、3人 原発事故の関連「薄い」 /茨城
毎日新聞 2015年08月26日 地方版

 東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べている北茨城市は25日、2014年度に実施した甲状腺の超音波検査で3人が甲状腺がんと診断されたと発表した。原因については「放射線の影響は考えにくい」としている。

 検査は14年7月〜15年1月に実施。事故発生当時に0〜18歳だった市民6151人(0〜4歳は13年度の未受診者)が対象で、3593人(58・4%)が受診した。

 検査結果によると、異常なし1746人(48・6%)▽経過観察1773人(49・3%)▽要精密検査72人(2・0%)▽至急要精密検査2人(0・0%未満)−−と判定された。このうち至急要精密検査2人と要精密検査のうちの1人の計3人が甲状腺がんと診断された。0〜4歳の1184人が受診した13年度の検査で、甲状腺がんと診断された子どもはいなかった。

 専門家や医師らで構成する市の検討協議会は、チェルノブイリ原発事故で甲状腺がんが見つかったのは発生から4〜5年以降というデータや、健康診断と同じように一定の頻度で「がん」と診断されることがあることなどから、放射線との関連は薄いとみている。【佐藤則夫】




北茨城市 甲状腺超音波検査について

北茨城市甲状腺超音波検査事業の実施結果について
平成27年8月25日 まちづくり協働課 健康づくり支援課
北茨城市201508
北茨城市では、平成25・26年度の2年間で「甲状腺超音波検査事業」を実施いたしました。
(事業費:37,173千円)
対象者は、福島第一原子力発電所の事故当時、0歳から18歳までの市民であり、平成25年度は、そのうち0歳から4歳までのお子さんを対象に検査を実施、
平成26年度は、それ以降のお子さん達の検査を実施いたしました。
今回、その検査結果について、専門家や医師を含む委員で構成された「北茨城市甲状腺超音波検査事業検討協議会」より、
① 検査は「スクリーニング検査」であり、通常の健康診断と同様、一定の頻度で「要精密検査」、「がん」と診断される方がいらっしゃること
平成26年度の精密検査の結果、3名が甲状腺がんと診断されたこと
この甲状腺がんの原因については、放射線の影響は考えにくいこと
などの報告がありました。



「平成26年度の精密検査の結果、3名が甲状腺がんと診断された」
この表では判定結果がCの人は2人しかいない。
B判定の72人の中から甲状腺癌だった子供が出たということになる。

<甲状腺検査結果>福島県と福島県以外〜2015年3月31日現在〜A1,A2,B,Cより
平成25年度のデータ(2014年8月1日現在)
北茨城市データ
北茨城市

今回の公表結果も表にしてみました
平成26年度のデータ(2015年8月21日現在)
26データ
北茨城市26年

平成25年と26年の合計(2015年8月21日現在)
合計データ
北茨城市合計


A2も Bも Cも、平成25年度(2013年)に比べて平成26年度(2014年)は確実に増えている。
そして、この少ない人数の中から甲状腺癌の子供が3人も見つかったということは、割合としてとても高い。
小数点以下2位でパーセンテージとして数字に表れてくるとは思わなかった。

検査をしなければ手遅れになるまで見つけることはできなかったかもしれないから、
このように検査をして本当によかったと思う。
汚染された地域のすべての子供たちの甲状腺の検査はやはりするべきだろう。


そしてなぜ、「原発事故の放射線の影響は考えにくい」と簡単に言ってしまうのだろうか?
ま、「考えにくい」だから、完全に否定しているわけではない。
「放射線の影響と考えることもできる」という意味に捉えることもできるのかな?などと思ってみたりもする。








<子どもの甲状腺がん>山本太郎議員「127人が全て悪性だった場合は2010年時点の有病者数の75倍になる」7/6行政監視委員会


2015.7.6 行政監視委員会(福島県民健康調査・子どもの甲状腺がんについて)
↑(山本太郎議員のサイト)



山本太郎議員

○山本太郎君 
生活の党と山本太郎となかまたち、政党名は非常に長いんですけれども質問時間は15分と短めなので、是非答弁は簡潔明瞭にお願いいたします。

それでは、まずは環境省に確認いたします。
東電原発事故後、福島県の18歳以下の子供約37万人を対象に行われてきた小児甲状腺検査で、小児甲状腺がんの悪性ないし悪性疑いとされた子供は、先行検査で112人、本格検査で新たに15人、現在合計で127人である、これに間違いはありませんでしょうか。時間がありません。間違いならば訂正ください、間違いがなければ内容を繰り返さずに間違いないとだけお答えください。ありがとうございます。

環境庁総合政策局 北島智子環境保健部長
北島智子1

○政府参考人(北島智子君)
間違いございません。

○山本太郎君 
御協力ありがとうございます。

お配りした資料なんですけれども、皆様のお手元にあると思います。いきなりですけれども、資料3から始めたいと思います。
福島県における甲状腺がん有病者数の推計」というタイトルのものです。これは、国立がん研究センターがん予防・検診研究センター長である津金昌一郎さんが国立がん研究センターがん対策情報センターがん統計研究部に試算を依頼したもので、これをベースに「県民健康調査」検討委員会の中にある甲状腺検査評価部会が甲状腺検査に関する中間取りまとめを発表しました。それが配付資料の2になります。

事故後の甲状腺検査で、悪性ないし悪性疑いと診断されていた104人全員ががんだった場合、その患者数は2010年時点の有病者数の61倍、今年3月時点で悪性ないし悪性疑いと診断された112人が全て悪性だった場合は66倍、本格検査、二巡目以降の検査ですよね、本格検査で新たに診断された15人の子供たちを合わせた127人が全て悪性だった場合は2010年時点の有病者数の75倍になるとの計算が出たそうです。もちろん、試算であるため、数字が多少変化することにより25倍や30倍と小さくなることもあり得る、そういう意味で数十倍のオーダーと丸めたと疫学の専門家である津金さんがデイズジャパンの取材でお話をされております。

お聞きします。福島県で子供たちの甲状腺がんが数十倍のオーダーで多発していること、環境省はお認めになりますか。

○政府参考人(北島智子君) 
御指摘の中間取りまとめでは、甲状腺がんの罹患統計などから推定される有病率に比べて数十倍のオーダーで多いことが指摘をされております。この解釈につきましては、被曝による過剰発生か過剰診断のいずれかが考えられるとした上で、過剰発生を完全に否定するものではないが、過剰診断の可能性が高いとの意見があった旨が記載されております。

また、平成26年12月に公表された住民の健康管理に係る専門家会議の中間取りまとめでは、甲状腺がんの疫学に関する文献の内容を踏まえ、成人に対する検診として甲状腺超音波検査を行うと罹患率の10から50倍程度の甲状腺がんが発見されることが示されており、原発事故による放射線被曝の影響ではないかと懸念する意見もあるが、原発事故由来のものであることを積極的に示唆する根拠は現時点では認められないとの見解が示されております。

この見解は、御指摘の甲状腺検査評価部会の甲状腺検査に関する中間取りまとめの評価と大きく異なるものではないと考えております。

○山本太郎君 
だから、多発しているとは言えないとおっしゃりたいわけですよね。イエスかノーかでお願いします。

○政府参考人(北島智子君) 
そのとおりでございます。

○山本太郎君 
だから、それ、誰が計算したんですかという話なんですよ。この状況を計算できる、多発ということを認められるのは、疫学者だけなんですよね。福島県の小児甲状腺がんの原発事故前と事故後の推移を疫学者として計算したのは、試算したのは、日本では、国立がん研究センターがん予防・検診研究センター長の津金昌一郎さんと岡山大学の津田敏秀さん、この2名のみなんですよ。その両名とも数十倍の多発を指摘していらっしゃる。

福島県の小児甲状腺がんの多発はしていないという評価をするなら、それはどういう研究者のものなんですか、代表的な研究者の方のお名前を挙げてもらえますか。

○政府参考人(北島智子君) 
環境省の専門家会議、それからこの福島県の「県民健康調査」検討委員会甲状腺検査評価部会の中にも疫学者が含まれております。ちょっと手元に名簿がございませんけれども、「県民健康調査」検討委員会には津金先生、児玉先生が入っておられます。そして、環境省の専門家会議には祖父江先生が入ってございます。

○山本太郎君 たっぷりと時間を使って、ありがとうございます。

結局、その津金さん、その委員会にも入っているよという方がこれ出されているわけですよね。その中の一員なわけですよ。結局それを評価しているのは誰なんですか、山下俊一さんですか、長瀧さんですか、その26年のという話をされていましたけど。その方々は疫学者じゃないんですから試算できないんですよ。津金さん、津田さんという専門の疫学者が計算をなさった、試算をなさった、その上で多発だという結果を出されている、試算を出されているということなんです。

環境省の北島部長さんですよね。お医者さんでもあられるんですかね。そうですよね、医官ですからね。検討委員会の委員でもあられるんですよね。そうですよね。御専門は何なんでしょうか。


○政府参考人(北島智子君) 
行政マンですから、専門というよりは、行政でございますけれども、元々の専門は公衆衛生でございます。
北島智子2


○山本太郎君 
なるほど。分かりました。
北島部長は、今回の件に関して御自身が疫学的な計算というのは、じゃ、できないわけですよね。

○政府参考人(北島智子君) 
できるできないというよりも、行政マンでございますので、こういった問題につきましては、専門家の意見を聞いて取りまとめていただくという立場でございます。

○山本太郎君 
公衆衛生を勉強されてきたということをおっしゃいました。専門といえばそうかもしれないと。北島部長ならば、じゃ、疫学者の評価、無視できないということはよくよく御存じですよね。公衆衛生を勉強されていた方ならそうだと思います。

これというのは、やっぱりスクリーニング効果ということ、過剰診断であったりとか、スクリーニング効果とかということも含まれていくということなんですかね。いかがですか?
過剰被曝ということも考えられるけれども、過剰診断ということも考えられるんだということを先ほどおっしゃいました。いかがですか。

○政府参考人(北島智子君) 
環境省の専門家会議では、定義付けが難しいといろいろいろな御意見がございまして、過剰診断という言葉は使っておりません。福島県の県民健康調査の評価部会におきまして、その過剰診断という言葉をどう定義付けたかは報告書にございませんけれども、この部会の評価結果におきましては、過剰診断の可能性が示唆されたものと考えております。

○山本太郎君 
現場で患者と向き合っている人たち、ここの県民健康調査の検討委員会の中にもいらっしゃいますよね、臨床でやられている方々。その方々は「過剰診断なんかじゃない」ということを強くおっしゃっていますよね、中でも。だから、過剰診断ということはほとんどこれは適用されないと思うんですよね。現場の方々はしっかりと診ているということだと思うんですけれども。

「多発していると言えない」というのは何か専門家会議の取りまとめなどの根拠があるんですかということをお聞きしたかったけれども、先ほど御自身でおっしゃいました。平成26年12月に取りまとめを出した環境省東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議、それがベースになっているんですよね、多発とは言えないということは。多発とも言えないし、ということはそうじゃないですか。

それだけじゃなく、恐らく、平成25年2月に取りまとめを出された原子力規制庁でもこういうことをやっているんですよね。東京電力福島第一原子力発電所事故による住民の健康管理のあり方に関する検討チームもそのような取りまとめといいますか、というものが出ていると。結局、そういうものをベースにしていくとやはり多発とは言えないというようなことを言っていると。でも、今、北島さんがおっしゃったのは26年12月の環境省のものですよね。

はい、話進めます。

平成27年5月、福島県の「県民健康調査検討委員会甲状腺評価部会の取りまとめ」という最新の現場からの報告なんですよ、これ、今私が言っているのは。最新の報告、過去の二つの検討会、北島部長がおっしゃった環境省のものだったりとか規制庁から出されたものだったりとか、それとは内容が違ってきているということなんです。議論だけに基づいた結論だけじゃなくて、多くの人々の命に関わる間違いの許されない状況で最善の答えを出すために疫学が存在すると、それを基に甲状腺検査評価部会が新しく評価した結果が中間取りまとめですよね。違いますか?中間取りまとめですよね。

この最新の評価を踏まえて、住民の健康管理の在り方についてもう一度検討すべきだと思うんですけど、いかがでしょう。

○政府参考人(北島智子君) 
環境省が開催しました東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議の中間取りまとめについては、「県民健康調査」検討委員会において会議資料として提出するとともに、概略を説明しております。

一方、環境省の専門家会議と「県民健康調査」検討委員会甲状腺検査評価部会は、構成員や委員の専門分野、検討に用いた資料、検討を行った時期などが異なるため、両者の中間取りまとめについては内容が異なる部分もあると考えておりますが、「県民健康調査」検討委員会甲状腺検査評価部会の中間取りまとめにおいて、環境省の専門家会議の中間取りまとめの考え方を否定したり変更を求めるような内容はないと考えております。

そのようなことで、この福島県の「県民健康調査検討委員会甲状腺検査評価部会」の動向を見守ってまいりたいと考えております。

○山本太郎君 
最新の知見は採用されないなんて、そんなことあり得るんですか?この国を代表するような疫学者じゃないんですか。国立がん研究センターのがん予防・検診研究センター長ですよ。この方の試算を基に、この方が、がん研究センターのがん対策情報センターがん統計研究部に試算を依頼したわけですよね。最新の一番疫学に詳しい人たちが福島の情報をインプットして出してきた数、それを出してきたわけです、評価したわけですよね、中間取りまとめとして。

お聞きします。北島部長、第14回の専門家会議で終了した後の囲み取材で、中間報告という形になっていきますけれども、今後どういうスケジュールということになりますか?と記者に聞かれました。北島部長自身、また新しいものが出たところで必要な検討をしなければいけないと考えております、こんなコメントをされているんですよ。

今日の答弁で、環境省が根拠にしている取りまとめは既に古いんです。最新の知見が出ているということなんですよ、疫学者による。しかも、それは検討委員会の委員でもあり、そして甲状腺検査評価部会の部会員でもある、そのような人たちが取りまとめたものの最新の知見がピックアップされないなんておかしいでしょう。アップデートして当然じゃないですか。もう一度検討すべきだと思います。新しいものが出たら必要な検討をすると御自身でおっしゃっているんですから。

手短に、するのかしないのか、お答えください。

○政府参考人(北島智子君) 
ただいま申し上げましたとおり、最新の評価部会の中間取りまとめにおきましても、12月の専門家会議の中間取りまとめの考え方を否定したり変更を求めるような内容はないと考えておりますので、この福島県の専門家による議論を、私も自ら参加はしておりますし、見守ってまいりたいと考えております。

○山本太郎君 
見守る見守らないは関係のない話なんです。もう最新の知見が出ているというお話です。

先ほどお話ししたとおり、否定したりとかという話じゃないんですよ。要は、これよくよく見ていくと大変なことになっているんじゃないかと。もちろん、スクリーニング効果ということで上乗せされる部分はあるだろうと。でも、これ、疫学者的に言うと二倍程度だと。その上乗せ割合を考えたとしても、それを上回る多発が見られるそのような話なんです。スクリーニング効果だけじゃ、これは原因というか、その内容、話、説明付かないんだと。だから、もっとそれを幅広げていく必要があるんじゃないかという話になっているんです。

これ、フォローアップが必要だと言っています。長期低線量被曝の影響を調べる必要があると言っています。福島県甲状腺がんの発生に関する疫学的検討資料4ですね、その結論として書かれているのが、長期低線量被曝の影響を調べる必要があり、平成28年1月から義務化されるがん登録推進、福島県と周辺県については、がん登録と県民手帳を組み合わせてフォローアップする必要があると書いてあります。

大臣にお伺いします。大臣、いいですか、この件に関して最新の知見がメンバーから出てきているんです、元々の県民調査の。これ、大臣として、新しい知見を基にもう一度みんなの中で話し合うということを求めていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。

環境大臣 内閣府特命担当大臣(原子力防災) 望月義夫
望月義夫

○国務大臣(望月義夫君) 
福島県の「県民健康調査検討委員会及び同検討会の甲状腺検査評価部会」では継続して議論がなされておりまして、5月18日の検討会では甲状腺検査評価部会での中間取りまとめが示された。これは、今、新しい知見だということで承知をしております。

福島県の県民健康調査検討委員会では、先ほどからお話ございましたように、環境省の環境保健部長が委員として参加しております。我々もそういった情報をしっかりとそういったところでいただいておりますが、環境省としては、まず、福島県が実施している県民健康調査の進捗状況のほか、福島県での議論や対応についてしっかり注視してまいりたいと思います。

また、県民健康調査甲状腺検査の充実や福島県及び福島近隣県における病症の罹患動向把握など施策にしっかりと取り組みつつ、環境省としても引き続き、県民健康調査の検討状況なども踏まえまして、福島県と密接に連絡を取りながら適切に放射線の健康管理が実施されるように努めてまいりたいと、このように思います。

○山本太郎君 
最新の知見を取り入れて、是非一刻も早くやってください、被害が拡大する前に。
ありがとうございました。



ーーー


環境省 北島智子環境保健部長

<福島県外も検診を!>環境省のパブリックコメント締め切りは1月21日マデ。〜肝心な部分の議事録が公表されていない〜&第14回専門家会議終了後の記者会見文字起こし

で登場した人です

20141221085038692s_20150712055316640.png



<福島県大熊町>連絡先不明約1160人のうち、約800人が死亡〜福島第一原発中間貯蔵施設予定地の地権者〜大熊町では白血病で死ぬ人が増えている〜





所在不明の800人死亡か 中間貯蔵の地権者 連絡先把握は全面積の8割
福島民報 2015年6月27日

東京電力福島第一原発事故に伴う除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設予定地の地権者で連絡先が把握できていない約1160人のうち、約800人が死亡しているとみられることが26日までの環境省の調べで分かった。同省は地権者に応じた対応方針を基に用地交渉を前進させる考えだが、相続人の把握などさらなる難航は避けられない見通し。連絡先を把握している地権者の所有地と、国などの公有地を合わせた面積が、予定地全体の8割を占めることも明らかになった。

地権者の内訳と対応方針は【表】の通り。26日に東京都内で開かれた放射性物質汚染対処特措法施行状況検討会の席上、同省が示した。
 
死亡したとみられる地権者のうち、死亡が判明しているのは約500人で、残りの約300人は登記記録の年代から死亡したと推測されると判断した。同省は、死亡した地権者の相続人の連絡先確認を進めているが、土地などが分割されて相続されるケースもあり、用地交渉件数がさらに増えることも予想されるという。
 
連絡先を把握している地権者約1210人の所有地の面積は合わせて約10.2平方キロで、国などの公有地の面積約2.3平方キロを加えると、予定地面積約16平方キロの8割を占める。同省は用地交渉の担当者を、連絡先を把握している地権者と、把握できていない地権者の担当に分け、連絡先を把握している地権者への説明を着実に進める方針。

( 2015/06/27 09:59 カテゴリー:主要 )

phpThumb_generated_thumbnail_20150710063806b9f.jpeg



全部の地権者が2365人。
そのうち連絡が取れない地権者が1160人。
800人が死亡で360人が連絡とれず。
現在連絡が取れない360人ももしかしたら重病か死亡している可能性だってある。

800人の地権者が死亡していることは言わないが、同じ内容の福島でのニュース。
ただ、上記の新聞記事では地域が特定できなかったが、↓でわかった。

竹下復興相、大熊町の復興拠点視察「廃棄物早期運び出しが必要」
FNNLocal (福島15/06/29)

v1

福島・大熊町の復興拠点を視察した竹下 亘復興相は、復興には、廃棄物の早期の運び出しが必要との認識を示した。
大熊町の復興拠点の建設予定地。

v2.png

大熊町大川原地区の復興拠点は、2015年内の着工を目指している。

v3.png

しかし、廃棄物を運び込む中間貯蔵施設をめぐっては、1,000人を超える地権者と連­絡が取れないなど、交渉が難航していて、除染で出た廃棄物は、置かれたままとなってい­る。
こうした状況を視察した竹下復興相。
復興拠点の整備を前に進めるためには、中間貯蔵施設の本格的な運用を急ぐ必要があると­の認識を示した。

v4.png
竹下復興相は「中間貯蔵施設をしっかりと動かして、除染で出た廃棄物の運び出しを急が­ないといけない。環境省の尻をたたいてでもやらないと、復興が進まない。なんとしても­やってくれと、要望を続ける」と述べた。
大熊町は、5年後をめどに、復興拠点を完成させる方針で、国や県などが、中間貯蔵施設­の地権者とどう交渉を進めていくか、 難しい問題が残されている。





大熊町だった。


大熊町では白血病で沢山死んでいる


あの、いまここにちょっと資料があるんですけど、
郡山市富久山町。
私の甥っ子も自主避難しています。
ここは、セシウム137は22万ベクレルです。
セシウム134は5.5万ベクレルです。
それで、ここに住めって言うんですか?
これは郡山の実態です。
あと福島も同じです

皆さん帰りに、私はプリントをしてきましたので。
間違えてカラーコピーしちゃったんでお金かかりましたけど。
だけどこれが、米沢も大変なんです。
米沢、福島、この実態で皆さん「帰れ」と言われますか?
自分の息子さんとか自分の娘さんとか、皆さん帰らせられますか?
いまはわからない。
だけど将来においてどのようなことになるかわからない。

たとえば大熊町なんか、いま私の周りでなぜか白血病が増えています。
白血病の方が女の人も男の人も死んでいます。
「これはどういうことですか?」と、私は言いたいです。


福島県が、大熊町が、勝手に原発を引き受けたんだから、あなた方はそのままそこにいろ、なんて話はないですし、
福島県をなくしたくないから、たぶん内堀(福島県知事)さんは「帰れ帰れ」と言われていると思うんですけれど、
ここの国の主権者は国民です。
主権者が悲しんで苦しんでいるのに、なぜ主権者の話にきちんと耳を傾けてくれないんでしょうか。

いまこの場で帰したら、あなた方本当に大変なことになりますよ。
これは罪ですよ、本当に。
罪と罰で、将来どのような罰を受けるか、これはわからないです。
大きくなった子供たちが、もしかしたら国に対してものすごく反抗する人を育てていくようなものじゃないかなと、私は常々思います。

住宅の、
線量がこんなに下がらないんだから本当に、きちんと補償してください、お願いします。


※上記動画はここから→避難者への無償住宅供与および避難指示解除方針に関する政府交渉
2015年7月2日
https://youtu.be/dtlH7tQaOys?t=3m37s


表に出てこないだけで、原発事故以降多くの人々が死んでいる。

浪江町でも、同じようなことが起こっているようだ。


和解前の死亡343人に 浪江町の原発事故ADR
河北新報 2015年07月02日木曜日
 
東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県浪江町約1万5千人が慰謝料増額を求め原子力損害賠償紛争解決センターに申し立てた裁判外紛争解決手続き(ADR)で、町は2日、申立人のうち343人が5月末までに亡くなったと明らかにした。センターは賠償増額を認める和解案を示しているが、東電は拒否し続けている。
 
昨年11月末時点で申立人のうち238人が死亡しており、その後も高齢者や避難生活で体調が悪化した人ら、和解を見届けずに亡くなった人が増えた。町は速やかな和解案の受け入れを東電に求めている。




昨年12月〜5月末で105人死亡していることになる。

浪江町住民集団申し立て 東電、和解案あらためて拒否
FNNLocal (福島15/07/02)

namie 1

和解案について、東京電力があらためて拒否した。
福島・浪江町は、2日の全員協議会で、6月29日に行った東京電力との損害賠償の交渉­について、議員に説明した。

namie2.png

これは、浪江町の住民およそ1万5,000人が、東京電力に対し、損害賠償の増額を求­めたもので、国の紛争解決センターは、現在の月額10万円に5万円の増額をする和解案­を示している。
しかし、東京電力は、この和解案について、あらためて拒否する意向を示したという。






郡山市のアパートで生後1カ月の男の赤ちゃん死亡〜遺体に外傷なし

郡山市のアパートで生後1カ月の男の赤ちゃん死亡
FNNLocal (福島15/07/08)

福島・郡山市のアパートで、生後1カ月の男の赤ちゃんが死亡しているのが見つかった。­警察が、死亡した経緯を慎重に調べている。

郡山1

死亡していたのは、郡山市横塚のアパートに住む、生後1カ月の佐藤心星(しんせい)ち­ゃん。
警察によると、7日午後6時半ごろ、ベビーベッドで心星ちゃんがぐったりしているのを­、帰宅した父親が見つけて、119番通報した。
救急車が駆けつけた時、心星ちゃんは、すでに心肺停止の状態で、およそ2時間後に死亡­が確認された。

郡山2

一夜が明けて、アパートでは、両親が立ち会っての現場検証や、聞き込み捜査が行われた­。
近所の住民は「きのう、救急車が来たのでわかったが。亡くなったとは、わからなかった­」と話した。

捜査関係者によると、父親の帰宅前まで、1人で世話をしていた母親は、心星ちゃんの様­子について「泣き声が聞こえなくなって、静かになったと思った」と話しているという。
遺体には目立った外傷はなく、今のところ死因は特定されていないという。
警察では、心星ちゃんが死亡した経緯を慎重に調べている。




<甲状腺癌または疑い>福島県の見込みは900〜1000人だって!!〜現在111人〜


福島県、甲状腺治療の費用負担 診療データ収集も
47News 2015年6月23日

 東京電力福島第1原発事故の当時18歳以下だった福島県の全ての子どもに対する甲状腺検査で、県は23日、治療や経過観察が必要とされた人の医療費の自己負担分を全額支援すると発表した。

 対象は、詳細調査で甲状腺にしこりなどが見つかり、がんの疑いがあるとされた人やがんと確定した人で、県は今年3月末時点の調査から900人程度と見込む。

 7月上旬から申請を受け付ける。これまでに負担した医療費を証明できる書類のほか、甲状腺がんが増えているかどうかを調べる目的で、診療データの提出も求める。

2015/06/23 17:59 【共同通信】





福島原発事故:甲状腺がん…19歳以上も医療費全額助成
毎日新聞 2015年06月23日 20時06分

 東京電力福島第1原発事故の影響を調べるため福島県が当時18歳以下の子供を対象に行っている甲状腺検査で、県は23日、「がん」や「がんの疑い」と診断された子供らの医療費について、19歳以上も全額助成すると発表した。7月上旬から申請を受け付け、これまでかかった医療費もさかのぼって助成する。

 福島県内の自治体は18歳以下の医療費を全額助成しているが、治療の必要な19歳以上の人がいることから助成の拡大を決めた。住民票を県外に移した避難者も甲状腺検査を受けていれば、自治体の医療費助成がなくなる年齢から対象とする。

 県は対象者を約1000人と見込み、甲状腺がんが増えているかどうか調べるため診療データの提出も求める。【横田香奈】





19歳以上にも医療費を全額助成するということは、当たり前であって、
でも、この当たり前のことが決定した事については本当に良かったと思っている。

今現在(2015年5月)は甲状腺がん悪性・疑いで112人(うち一人は良性)
この人数が1000人になると福島県は見込んでいるという。

甲状腺癌がどんどんどんどん増えていくっていうことを福島県はわかっている。
わかっているのにそこに住まわせている!
そして、「甲状腺癌が増えていくかどうかを調べる目的で…」と。

この言葉は嫌いだから使わないできたけれど、実際に、やっぱり「モルモット」という事だ。


これって、あまりにもひどい!!

「ひどい」なんていう言葉では言い表せない。

今もヨウ素被曝は続いているという現実もある。


とにかく、福島県が19歳以上の将来にわたって医療費を全額出すという事は、
「福島の子供の甲状腺癌は原発事故が原因だ」と認めたということになると思う。



県民健康調査 甲状腺がん確定 新たに4人 検討委、放射線の影響否定

20150519_01_hyou.jpg

 東京電力福島第一原発事故による影響を調べる子どもの甲状腺検査で、平成26年度から実施している二巡目の本格検査において、3月末までに甲状腺がんと確定した人は、今年2月の県「県民健康調査」検討委員会で示された1人(昨年12月末現在)から4人増えて5人となった。18日に福島市で開かれた検討委で明らかになった。星北斗座長(県医師会副会長)は「(これまでの傾向などから)現時点で、放射線の影響は考えにくい」との見解をあらためて示した。
 がんの疑いは7人(昨年12月末現在)から3人増えて10人となった。「確定」と「疑い」の計15人は男性6人、女性9人で、東日本大震災当時、6~18歳だった。このうち、9人については基本調査問診票の提出があり、原発事故後4カ月間の外部被ばく線量が推計できた。最大2・1ミリシーベルトで、1・0ミリシーベルト未満が2人、2・0ミリシーベルト未満が6人だった。
 平成23~25年度の一巡目の先行検査で、甲状腺がんと確定した子どもは、前回公表(昨年12月末現在)の86人から12人増えて98人、がんの疑いは10人減って13人となったことも報告された。
 
   ◇  ◇
 
 検討委の席上、星座長は県民健康調査の今後の進め方などを盛り込んだ「論点整理」を提示した。次回以降の検討会で議論を深め、一定の道筋を付ける方針。
 論点整理は、これまでの会合で出た委員の意見などを基に、星座長が取りまとめた。検査で治療の必要がないがんを見つけているのではないかという「過剰診断」が指摘されている問題についても触れ、「調査対象者の安易な拡大は慎重にすべき」とした。
 基本調査の回収率が伸び悩んでいることなども挙げ、「(調査を)県民が参加したいと思えるものにしていかなくてはいけない」と話した。
 
※甲状腺検査
 
 1巡目の先行検査は原発事故当時に18歳以下だった約37万人が対象で、2巡目の本格検査は事故後1年間に生まれた子どもを加えた約38万5千人が対象。それぞれ、1次検査は超音波を使って甲状腺のしこりの大きさや形を調べ、程度の軽い方から「A1」「A2」「B」「C」と判定する。大きさが一定以上で「B」と「C」とされれば、2次検査で血液や細胞などを詳しく調べる。
 
■1巡目29万9543人受診 3月末現在 市町村別検査結果
 
 検討委は、平成23~27年度の3月末現在の甲状腺検査の市町村別検査結果を【表(2)】の通り公表した。
 23~25年度は一巡目の先行検査で約37万人が対象となった。受診者は29万9543人で、しこりの大きさなどを調べる一次検査で29万9233人の結果が判明した。このうち、いずれも二次検査に移行する「B」判定は2278人、「C」判定は1人だった。
 23年度は福島第一原発周辺など13市町村の4万1810人が一次検査した。二次検査の対象者は221人で、このうち14人ががんと確定し、1人が良性だった。
 24年度は中通り12市町村の13万9338人が一次検査を受け、二次検査対象者は988人となった。52人ががんと確定し、4人が疑いとされた。
 25年度は中・浜通りを中心に、会津地方を加えた34市町村の11万8395人が一次検査を受け、1070人が二次検査対象となった。32人ががんと確定し、9人が疑いとされた。
 26年度からは二巡目の本格検査で、原発事故後1年間に生まれた子どもを加えた38万5千人が対象。14万8027人(27年度実施予定で26年度に実施した人を含む)が一次検査を受診した。1043人が二次検査対象となり、5人ががんと確定、10人が疑いとされた。
 
■問診回答率27.1% 前回比0.1ポイント上昇
 
 基本調査(対象者205万5339人)の問診票の回答状況も報告された。3月末現在で55万6917人から回答があり、回答率は27・1%だった。前回公表の昨年12月末現在と比べ、0・1ポイントの上昇にとどまった。
 原発事故直後の記憶が薄れ、行動記録の記入が難しくなっていることなどを理由に、回答が伸び悩んでいる。
 回答率には地域差があり、最も高いのは相双の45・5%(8万9063人)で、県北の29・9%(15万628人)、いわきの25・0%(8万7214人)と続いた。最低は南会津の20・1%(6180人)だった。

■1ミリシーベルト未満62.1% 事故発生後4カ月間 外部被ばく推計
 
 原発事故後4カ月間の外部被ばく線量の推計も報告された。放射線業務従事者を除く45万3065人のうち、平時の年間被ばく線量の上限とされる1ミリシーベルト未満は62・1%(28万1446人)だった。
 基本調査の問診票を基に、福島医大などが推計した。市町村別の外部被ばく推計の結果は【表(1)】の通り。地域ごとに見ると、1ミリシーベルト未満の割合は県北が20・1%、県中が51・6%、県南が88・3%、会津と南会津が99・3%、相双が77・6%、いわきが99・1%だった。

20150519_02.jpg







<骨髄異形成症候群>〜原因として放射線などが考えられている第2の白血病〜全国医療機関診療実績結果(2010年度〜2013年度)

骨髄異形成症候群(第2の白血病)

2010年度〜2012年度
http://www.senmon-i.com/dpc/130060.html

2013年度
http://caloo.jp/dpc/disease/124

以下私の作った表は、上記のページのデータを全てコピーして、エクセルに貼り付け、合計を出して作りました。
10件以下の病院は公表されていないなどの理由などから、合計数は実際の診療数よりも少ないはずです。



骨髄異形成症候群
病態
骨髄に造血幹細胞の前腫瘍細胞である異型クローンが生じ、正常幹細胞を凌駕して増殖する結果として正常の造血が抑制される。また異型クローンから造られる血球細胞は異常細胞なので末梢血に出る前に分解されるが、この様な無駄な造血を無効造血と言う。形成される血球は形態も異常で寿命も短い。

原因
有機溶剤、化学物質、放射線などが考えられている。抗癌剤投与による発症も問題となっている。
骨髄異形成症候群の約半数で染色体異常が見られることと、先天性染色体異常によるファンコーニ貧血の患者が高頻度で骨髄異形成症候群を発症することから、遺伝子変異が何らかの形で関わっていると考えられている。



※年度ごとの集計なので、福島第一原子力発電所が爆発したのは2010年度末の3月になります。
2010年度=2010年4月〜2011年3月(2010年度末に原発事故)
2011年度=2011年4月〜2012年3月
2012年度=2012年4月〜2013年3月
2013年度=2013年4月〜2014年3月
※24時間以内に死亡、診療件数10件未満は数字に含まれていません。

(↓クリックすると大きく見ることができます)
骨髄異形成症候群 グラフ

件数が多い東京、神奈川を除いたグラフ(↓クリックすると大きく見ることができます)
骨髄異形成症候群 グラフ東京神奈川除く
青いグラフが事故前なので、比べてみてください。
福島県だけが何故か2010年度(2010年4月〜2011年3月)に、とても多い診療件数があったようです。
他の都府県は2010年度に比べそれ以降棒グラフが突然伸びています。

都道府県別診療実績件数
骨髄異形成症候群

宮城県の件数が年々増えています
福島県だけが違う動きをしているので、とても不思議です。

骨髄異形成症候群福島
北福島医療センターで 66 → 26 → 25 → 21
と、2010年度にとても多くの治療をしています。
3月11日から31日までの診療件数なのか?そこのところは不明です。
(※北福島医療センターの2010年度66件が無ければ、他の都道府県と同じような動きになる)
原発事故で作業員とかが運ばれたのかな???わかりません。


原発事故前との比率
骨髄異形成症候群 事故前比

最初、診療実績の数字を集計していた時には全国的に増えていて、
東日本も西日本も差がないように思えたが、
比率を出してみると、やはり東日本のほうが大きく増えているのがわかる。

とにかく全国の治療数が2011年度(2011年4月〜2012年3月)から2倍以上に増えているということにも注目したい。



北海道はリンパ節、リンパ管の疾患診療実績も激増しているし、
急性白血病の診療実績でも(2013年度/2010年度)全国平均が142%のところ、北海道は185%と多い。

西日本でも、大阪、三重、沖縄と事故前よりも3倍以上診療実績が増えている。

栃木、岩手、山形、秋田、山梨、香川は2010年度には10件以上新会陽した病院が一つもなかったのに、事故後は増えている。
特に秋田県は2013年度には94件と、一番多い。


実は北海道は汚染されていた!

北海道・中国・四国セシウム汚染マップ(マスコミ3社の報道
2011年11月より、一部抜粋

東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質は、
北海道や中国・四国地方にまで拡散し、土壌に沈着した可能性があるとするシミュレーションの結果を、名古屋大学などの研究チームがまとめました。
sesiumu2s_20150611145831c78.jpg
原発事故のあとの3月20日から1か月間、
各地で実際に計測された放射性物質のデータを地球全体の大気輸送モデルと組み合わせ、シミュレーションを行い、
北海道や中国・四国地方にまで拡散し、雨などの影響で土壌に沈着した可能性があることが分かった。

sesiumu3_20150611145832285.jpg




骨髄異形成症候群が「第2の白血病」と呼ばれている訳

報道プリズム/長崎大など最近の研究から
2010年8月8日長崎新聞掲載
(一部抜粋)
◎骨髄幹細胞にダメージか

01_20150610101738468.jpg
被爆後の経過年数と白血病・がんの死亡数

長年研究に当たってきた長崎大名誉教授で日赤長崎原爆病院の朝長万左男院長は、被爆者に最近みられる傾向として「第2の白血病」の存在を指摘する。

原爆から生き延びた被爆者にみられた最初のがんは白血病だった。被爆2、3年後から急増し、1955年ごろピークを迎えた。70年代には終息したかにみえたが、ここに来て、白血病につながる骨髄異形成症候群(MDS)が注目されている=グラフ(1)参照=。



70年前、アメリカに原子力爆弾を落とされた長崎県、広島県の数字
骨髄異形成症候群長崎広島

長崎県は全国平均に比べてとても高い。
これは、もしかしたら長崎原爆の影響なのか?
でも、福島第一原発事故の翌年が一番多いし、その後もそのまま高い。


ー追記 そして長崎も汚染されていた!ー

大規模原子力事故時の遠隔地における放射線被ばくへの対処
長崎に飛来した福島第一原子力発電所の放射性物質からの推測

日衛誌 (Jpn. J. Hyg.) 第 70 巻 第 2 号 2015 年 5 月
袁   軍 *1
世良耕一郎 *2
高辻 俊宏 *1
*1 長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科
*2 岩手医科大サイクロトロンセンター

より、一部抜粋


3.福島第一原子力発電所からの空気の軌跡
3.1 大気流跡線分析
前回の報告 (3, 4) では,ながさき県民の森では,2011年 4 月 6 日~ 4 月 13 日に比較的高い濃度の放射能が検出されたことを示した。そして,2011 年 4 月 6 日~ 4月 13 日の一週間の福島第一原子力発電所上空の空気の軌跡により,放射性核種は当該発電所から長崎に直接飛来したであろうことも分かった。










平成22年度(2010年度)〜24年度(2012年度)
日本の名医検索サイト専門家ナビ
治療数・手術実績数からみる病院ランキング


平成25年度(2013年度)
全国病院別治療実績・手術件数 Caloo (カルー)

どちらのサイトもデータ元は厚生労働省の公表しているDPC資料 (※注)
治療・手術実績を一般人がわかりやすいようにランキング形式に再集計したもの

(※注)DPC(Diagnosis(診断) Procedure(手順) Combination(組み合わせ))の略。従来の「出来高払い方式」と異なり、傷病に対する治療や手術の有無などを14桁のDPCコードと呼ばれる区分に分類し1日あたりの定額点数を算出、医療費を計算する方式
DPC(診断群分類包括評価制度)対象病院とは、主に大規模な医療機関を対象とした医療費の定額支払い制度を採用している医療機関。全国に1802病院(平成25年度)存在し(準備病院含む)、治療実績・手術件数が公開されている。

このデータの問題点
このデータは保険適用外の治療(自費診療、出産、自賠責、労災など)や一般病棟(DPC対象病棟)以外への入院などは集計対象外。
また、10症例未満は集計対象外となっており未実施(0件)と区別することができません。


それぞれの年度の4月~3月までの退院患者 数

集計対象外としたもの
症例数が10症例未満及び0件のもの
診療録情報の重複提出
レセプトデータの不足
在院日数1日以下
外泊>=在院日数
年齢0歳未満120歳超
入退院年月日の誤り
1日当りの点数が1200点未満
自費のみ、保険と他制度の併用及び臓器提供者等
一般病棟以外のと移動(入院あり)
24時間以内の死亡
特定入院料なしで入院基本料0点以下
治験の実施
移植手術あり
平成24年3月31以前入院の患者
厚生労働大臣が定めるもの
生後7日以内の死亡
DPC該当せず
同日再入院
上記以外に「輸血以外の再掲」は手術数集計の対象外とした。

平成26年度 第5回 診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成25年度第7回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成24年度第5回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成23年度第9回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会

<リンパ節リンパ管の疾患>原発事故前年から4年間の全国医療機関診療実績結果(2010年度〜2013年度)事故の影響が濃い




リンパ節、リンパ管の疾患診療実績
(含まれる病気)リンパ節炎, 慢性リンパ節炎

平成22年度(2010年度)〜24年度(2012年度)
http://www.senmon-i.com/dpc/070520.html
平成25年度(2013年度)
http://caloo.jp/dpc/code/070520

以下私の作った表は、上記のページのデータを全てコピーして、エクセルに貼り付け、合計を出して作りました。
10件以下の病院は公表されていないなどの理由などから、合計数は実際の診療数よりも少ないはずです。



※年度ごとの集計なので、福島第一原子力発電所が爆発したのは2010年度末の3月になります。
2010年度=2010年4月〜2011年3月(2010年度末に原発事故)
2011年度=2011年4月〜2012年3月
2012年度=2012年4月〜2013年3月
2013年度=2013年4月〜2014年3月
※診療件数10件未満は数字に含まれていません。

(クリックすると大きく見ることができます↓)
「リンパ節、リンパ管の疾患」診療実績

東京都の数値が大きすぎて、他の県がよくわからないので、
東京都を抜いたグラフを作りました(クリックすると大きく見ることができます↓)
リンパ節、リンパ管の疾患診療実績東京以外


リンパ節、リンパ管の疾患データ

2010年 2011年 2012年 2013年  原発事故前から(2010年と2013年)
茨城県 0 → 13 → 22 → 31 →およそ30倍
宮城県 13 → 30 → 20 → 45 →およそ3倍
群馬県 24 → 32 → 49 → 49 →ほぼ2倍
埼玉県 46 → 74 → 118 → 191 →4倍強
山形県 12 → 32 → 39 → 40 →3倍ちょっと
新潟県 10 → 0 → 32 → 37 →3.7倍
神奈川県 98 → 174 → 172 → 219 →2倍強
静岡県 10 → 28 → 62 → 87 →8.7倍
千葉県 36 → 45 → 79 → 144 →ちょうど4倍
東京都 210 → 377 → 475 → 497 →2.4倍
栃木県 40 → 81 → 74 → 73 →2倍弱
福島県 11 → 62 → 64 → 70 →6倍強
北海道 11 → 114 → 188 → 150 →殆ど14倍

全国  1355  → 2512 → 2956 → 3285 →2.42倍


数字を集計してみて驚きました。
原発事故が起こった2011年から新潟県を除いて大きく増えています。
(新潟県は2012年から3倍に)



福島第一原子力発電所からの放射能汚染が少なかったんじゃないかな?と思われる地域はどうか。

まずは、西日本の大都市
リンパ節、リンパ管の疾患西日本

2010年 2011年 2012年 2013年 原発事故前から(2010年と2013年)
愛知県 104 → 213 → 212 → 272 →2.7倍
大阪府 96 → 167 → 170 → 222 →2倍強
福岡県 94 → 173 → 123 → 76 →減っている(事故翌年に2倍弱)
沖縄県 50 → 49 → 73 → 42 →減っている(殆ど変わらず)

大都市なので、東京、神奈川などと比べてみると、
東京2.4倍、神奈川2倍強なので、愛知、大阪と同じくらい。

では、普通に地方の県ではどうか?
リンパ節、リンパ管の疾患西日本2

2010年 2011年 2012年 2013年 原発事故前から(2010年と2013年)
和歌山県  12 → 18 → 11 → 15 → 変わらず
鳥取県 24 → 12 → 33 → 12 → 半分に減った
石川県 44 → 48 → 55 → 54 → 殆ど同じ
三重県 11 → 32 → 23 → 14 → 殆ど同じ(事故翌年3倍)
香川県 14 → 10 → 22 → 43 → 3倍
福井県 12 → 13 → 12 → 10 → 変わらず

10件以下はカウントされていないので、実際の件数とは違っていると思うけれど、
地方都市では明らかに原発事故で汚染されていると思われる地域の方が大幅に増えている。


食べ物や瓦礫などで日本全土に放射能はばら撒かれ続けているけれど、
それでも、地域による発病の差はハッキリ出ていて、
私は集計していて、本当に驚きました。

この差を見てみると、福島第一原子力発電所から放出された放射性物質による被曝が原因なのではないか?

やっぱりちゃんと計算してみました。
対事故前の増減率
リンパ節、リンパ管の疾患対事故前

とにかく全国的にものすごく増えています。
全国平均で2倍を超えているので、ピンク色に塗ったところは3倍以上の地域です。
もう、東の方が真っ赤っかです。
北海道が飛び抜けて増えているし、
福島県も5倍以上に急増。
静岡県も高い。
茨城県は事故前がゼロだったのに、13→22→31人と年々増加している。


前年比もだしてみました。
リンパ節、リンパ管の疾患対前年
前年より2倍以上に増えたところをピンクにしました。
事故の翌年にピンク色が多く、その後も確実に増えています。
2012年度から2013年度にかけて2倍以上に患者数が増えたのは宮城県のみ。


リンパ節、リンパ管の疾患には福島第一原子力発電所の事故の影響がとても強く出ていると考えて間違いがないのではないでしょうか。



平成22年度(2010年度)〜24年度(2012年度)
日本の名医検索サイト専門家ナビ
治療数・手術実績数からみる病院ランキング


平成25年度(2013年度)
全国病院別治療実績・手術件数 Caloo (カルー)

どちらのサイトもデータ元は厚生労働省の公表しているDPC資料 (※注)
治療・手術実績を一般人がわかりやすいようにランキング形式に再集計したもの

(※注)DPC(Diagnosis(診断) Procedure(手順) Combination(組み合わせ))の略。従来の「出来高払い方式」と異なり、傷病に対する治療や手術の有無などを14桁のDPCコードと呼ばれる区分に分類し1日あたりの定額点数を算出、医療費を計算する方式
DPC(診断群分類包括評価制度)対象病院とは、主に大規模な医療機関を対象とした医療費の定額支払い制度を採用している医療機関。全国に1802病院(平成25年度)存在し(準備病院含む)、治療実績・手術件数が公開されている。

このデータの問題点
このデータは保険適用外の治療(自費診療、出産、自賠責、労災など)や一般病棟(DPC対象病棟)以外への入院などは集計対象外。
また、10症例未満は集計対象外となっており未実施(0件)と区別することができません。


それぞれの年度の4月~3月までの退院患者 数

集計対象外としたもの
症例数が10症例未満及び0件のもの
診療録情報の重複提出
レセプトデータの不足
在院日数1日以下
外泊>=在院日数
年齢0歳未満120歳超
入退院年月日の誤り
1日当りの点数が1200点未満
自費のみ、保険と他制度の併用及び臓器提供者等
一般病棟以外のと移動(入院あり)
24時間以内の死亡
特定入院料なしで入院基本料0点以下
治験の実施
移植手術あり
平成24年3月31以前入院の患者
厚生労働大臣が定めるもの
生後7日以内の死亡
DPC該当せず
同日再入院
上記以外に「輸血以外の再掲」は手術数集計の対象外とした。

平成26年度 第5回 診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成25年度第7回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成24年度第5回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成23年度第9回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会




<手足先天性疾患>原発事故前年から4年間の全国医療機関診療実績結果(2010年度〜2013年度)

手足先天性疾患
(含まれる病気)手の先天異常, 足の先天異常, 副指, 副母指, 多指症, 癒合指, みずかき指, 癒合趾, みずかき趾, 多合指症, 合指症, 裂手, 足の欠損, 手の欠損, 指の欠損


2010年度〜2012年度
http://www.senmon-i.com/dpc/140490.html

2013年度
http://caloo.jp/dpc/code/140490

以下私の作った表は、上記のページのデータを全てコピーして、エクセルに貼り付け、合計を出して作りました。
10件以下の病院は公表されていないなどの理由などから、合計数は実際の診療数よりも少ないはずです。


※年度ごとの集計なので、福島第一原子力発電所が爆発したのは2010年度末の3月になります。
2010年度=2010年4月〜2011年3月(2010年度末に原発事故)
2011年度=2011年4月〜2012年3月
2012年度=2012年4月〜2013年3月
2013年度=2013年4月〜2014年3月
※24時間以内に死亡、診療件数10件未満は数字に含まれていません。

(↓クリックすると大きく見ることができます)
手足先天性疾患

手足先天性疾患関東東北

2010年 2011年 2012年 2013年 (2011/2010)(2012/2010)(2013/2010)
東京都 228 → 248 → 374 → 377  109%     164%      165%
千葉県 91 → 116 → 109 → 127  127%     120%      140%
神奈川県 33 → 60 → 156 → 145  182%     473%      439%
福島県 0 → 18 → 11 → 30   
宮城県 33 → 78 → 167 → 52  236%     506%      158%
岩手県 0 → 18 → 15 → 17
茨城県 21 → 18 → 19 → 41  86%      90%      195%
栃木県 41 → 54 → 59 → 38  132%      144%       93%
群馬県 0 → 0    → 50  → 34
埼玉県 41 → 42 → 116 → 184  102%      283%      449%
長野県 0 → 0   →  21 → 25



全国 1405 → 1838 → 2377 → 2634      131%    169%    187%

手足先天性疾患データ

2010年 2011年 2012年 2013年 (2011/2010)(2012/2010)(2013/2010)
愛知県 101 → 136 → 155 → 185   135%    153%    183%
沖縄県 47 → 55 → 48 → 66   117%    102%    140%
静岡県 28 → 47 → 45 → 62   168%    161%    221%
大阪府 205 → 272 → 303 → 342   133%    148%    167%
福岡県 120 → 148 → 176 → 199   123%    147%    166%
北海道 45 → 60 → 82 → 79   133%    182%    176%
兵庫県 85 → 108 → 109 → 123   127%    128%    145%


色を塗ってみました。
全国を上回っているところが水色
2倍以上に増えたところがピンク
手足先天性疾患増減率


福島県、岩手県、群馬県、長野県では、事故前はゼロだったが、事故後二桁となり、そのまま維持している。
群馬県は2012年4月〜一気に50人。
神奈川県も1.8倍から5倍近くに上昇。
宮城県も2012年4月〜2013年3月で5倍を超えている。
埼玉県も4倍を超え、とても高い。

関東東北では今までいなかった先天性の手足疾患が事故後突然のように発症し始めているのがわかる。
西の方では、放射能プルームが通ったと言われている静岡県が2倍を超えて高い。
しかし、上の地域と比べれば増えた率としては低いのが見て取れる






平成22年度(2010年度)〜24年度(2012年度)
日本の名医検索サイト専門家ナビ
治療数・手術実績数からみる病院ランキング


平成25年度(2013年度)
全国病院別治療実績・手術件数 Caloo (カルー)

どちらのサイトもデータ元は厚生労働省の公表しているDPC資料 (※注)
治療・手術実績を一般人がわかりやすいようにランキング形式に再集計したもの

(※注)DPC(Diagnosis(診断) Procedure(手順) Combination(組み合わせ))の略。従来の「出来高払い方式」と異なり、傷病に対する治療や手術の有無などを14桁のDPCコードと呼ばれる区分に分類し1日あたりの定額点数を算出、医療費を計算する方式
DPC(診断群分類包括評価制度)対象病院とは、主に大規模な医療機関を対象とした医療費の定額支払い制度を採用している医療機関。全国に1802病院(平成25年度)存在し(準備病院含む)、治療実績・手術件数が公開されている。

このデータの問題点
このデータは保険適用外の治療(自費診療、出産、自賠責、労災など)や一般病棟(DPC対象病棟)以外への入院などは集計対象外。
また、10症例未満は集計対象外となっており未実施(0件)と区別することができません。


それぞれの年度の4月~3月までの退院患者 数

集計対象外としたもの
症例数が10症例未満及び0件のもの
診療録情報の重複提出
レセプトデータの不足
在院日数1日以下
外泊>=在院日数
年齢0歳未満120歳超
入退院年月日の誤り
1日当りの点数が1200点未満
自費のみ、保険と他制度の併用及び臓器提供者等
一般病棟以外のと移動(入院あり)
24時間以内の死亡
特定入院料なしで入院基本料0点以下
治験の実施
移植手術あり
平成24年3月31以前入院の患者
厚生労働大臣が定めるもの
生後7日以内の死亡
DPC該当せず
同日再入院
上記以外に「輸血以外の再掲」は手術数集計の対象外とした。

平成26年度 第5回 診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成25年度第7回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成24年度第5回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成23年度第9回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会




<新生児乳児の先天性心奇形>原発事故前年から4年間の全国医療機関診療実績結果(2010年度〜2013年度)〜群馬県、その他の県追加〜

追記(2015年6月2日)〜訂正のお知らせ〜
群馬県の数字が抜けていました><。
コメントで教えていただきました。ありがとうございます。
ということで、群馬県を入れたグラフと表に差し替えました。
あと、診療実績で東京の次の2位にランクインしていた岡山県。
その他、沖縄県、広島県、兵庫県、和歌山県の数値も新しく追加しました。

なので、表とグラフは全て以前のものから差し替えられています。m(_ _)m


ーー

原子力発電所が爆発して放射性物質を大量にばらまいた影響によって、
チェルノブイリハートと言われている先天性心奇形は増えているのか?




新生児乳児の先天性心奇形
2010年度〜2012年度
http://www.senmon-i.com/dpc/140360.html

2013年度
http://caloo.jp/dpc/disease/1775

以下私の作った表は、上記のページのデータを全てコピーして、エクセルに貼り付け、合計を出して作りました。
10件以下の病院は公表されていないなどの理由などから、合計数は実際の診療数よりも少ないはずです。


※年度ごとの集計なので、福島第一原子力発電所が爆発したのは2010年度末の3月になります。
2010年度=2010年4月〜2011年3月(2010年度末に原発事故)
2011年度=2011年4月〜2012年3月
2012年度=2012年4月〜2013年3月
2013年度=2013年4月〜2014年3月
※24時間以内に死亡、診療件数10件未満は数字に含まれていません。


(クリックすると大きく見ることができます↓)
先天性心奇形群馬入り1



先天性心奇形群馬入り2


2010年度 2011年度  2012年度 2013年度
東京都 294 → 472 → 677 → 625
千葉県 49 → 53 → 105 → 84
栃木県 11 → 15 → 14 → 26
神奈川県 51 → 89 → 229 → 266
埼玉県 50 → 75 → 141 → 147
群馬県 0 → 0  → 43 → 55  
宮城県 16 → 17 → 25 → 17
新潟県 12 → 37 → 37 → 44
静岡県 114 → 157 → 177 → 187

全国   1739 → 2589 → 3486 → 3490
(茨城県、福島県の病院は記載なし )

先天性心奇形位岡山入り4


2010年度 2011年度  2012年度 2013年度
愛知県 100 → 164 → 178 → 198
大阪府 282 → 371 → 402 → 427
福岡県 184 → 245 → 257 → 183
兵庫県 63 → 98 → 92 → 141
北海道 51 → 67 → 70 → 98

和歌山県 14 → 10 → 13 → 10
兵庫県 63 → 98 → 92 → 141
広島県 60 → 59 → 55 → 69
岡山県 168 → 207 → 287 → 319
沖縄県 32 → 44 → 53 → 68


東京都、千葉、宮城県、福岡県は2012年度が一番多い。
全国の数字でも事故前と2013年度では2倍も増えている。
和歌山県と広島県は事故前も事故後もほとんど変化がない。

それぞれの年度が原発事故前の年度と比べてどのくらい増えたり減ったりしているのか?増減率を出した。

先天性心奇形群馬入り3

全国の値よりも高いところが水色。
全国の値がすでに2倍なので、3倍以上に跳ね上がっているところはピンクに色付けした。


原発事故が起きたのは2010年度末の3月。
つまり、2011年3月以降の被曝して出産した場合、
事故当時すでに妊娠していた人は2011年度中に出産。
事故直後だけではなく、その後もずっと大気や食物などから妊娠前の女性が被曝し続けていると考えられる。
関東東北は今現在も汚染された状態のままだし、
食物やガレキなど、放射能汚染物はいろいろな形で全国に流通している。

東京都は、2011年4月から2012年3月までの出産で事故前よりも1.6倍に増えている。
その翌年2012年4月〜2013年3月には、一気に2.3倍になる。
とても高いのが神奈川県と新潟県。
神奈川県は2013年4月〜2014年3月でなんと5倍以上も増えた。
新潟県は2011年4月〜2012年3月からずっと、3倍以上をキープ。
埼玉県も常に全国を上まわっている。
群馬県は0件だったものが、2012年4月から43人、55人と、急増している。

この統計の中に、福島県と茨城県の病院は一件も載っていなかった。

西日本の大都市県でも、愛知県、兵庫県で全国を上回っているが、
数字の大きさがまったく違う。

この急激な増え方って、原発事故の影響が出ているのでは?


平成22年度(2010年度)〜24年度(2012年度)
日本の名医検索サイト専門家ナビ
治療数・手術実績数からみる病院ランキング


平成25年度(2013年度)
全国病院別治療実績・手術件数 Caloo (カルー)

どちらのサイトもデータ元は厚生労働省の公表しているDPC資料 (※注)
治療・手術実績を一般人がわかりやすいようにランキング形式に再集計したもの

(※注)DPC(Diagnosis(診断) Procedure(手順) Combination(組み合わせ))の略。従来の「出来高払い方式」と異なり、傷病に対する治療や手術の有無などを14桁のDPCコードと呼ばれる区分に分類し1日あたりの定額点数を算出、医療費を計算する方式
DPC(診断群分類包括評価制度)対象病院とは、主に大規模な医療機関を対象とした医療費の定額支払い制度を採用している医療機関。全国に1802病院(平成25年度)存在し(準備病院含む)、治療実績・手術件数が公開されている。

このデータの問題点
このデータは保険適用外の治療(自費診療、出産、自賠責、労災など)や一般病棟(DPC対象病棟)以外への入院などは集計対象外。
また、10症例未満は集計対象外となっており未実施(0件)と区別することができません。


それぞれの年度の4月~3月までの退院患者 数

集計対象外としたもの
症例数が10症例未満及び0件のもの
診療録情報の重複提出
レセプトデータの不足
在院日数1日以下
外泊>=在院日数
年齢0歳未満120歳超
入退院年月日の誤り
1日当りの点数が1200点未満
自費のみ、保険と他制度の併用及び臓器提供者等
一般病棟以外のと移動(入院あり)
24時間以内の死亡
特定入院料なしで入院基本料0点以下
治験の実施
移植手術あり
平成24年3月31以前入院の患者
厚生労働大臣が定めるもの
生後7日以内の死亡
DPC該当せず
同日再入院
上記以外に「輸血以外の再掲」は手術数集計の対象外とした。

平成26年度 第5回 診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成25年度第7回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成24年度第5回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成23年度第9回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会

<甲状腺の悪性腫瘍>原発事故前年から4年間の全国医療機関診療実績結果(2010年度〜2013年度)

ここまで、被曝の影響によって発病するとよくいわれている急性白血病心筋梗塞の全国医療機関の診療実績をみてきた。
甲状腺の悪性腫瘍という項目もあるので、東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故による影響が出ているのかどうか?集計してみた。

ここでは、甲状腺の悪性腫瘍として治療を受けた人が、大人なのか子供なのか?はわからない。
また、10件以下の治療件数は表には載っていないので、実際はもっと患者数は多い。


甲状腺の悪性腫瘍
2010年度〜2012年度
http://www.senmon-i.com/dpc/100020.html

2013年度
http://caloo.jp/dpc/code/100020

以下私の作った表は、上記のページのデータを全てコピーして、エクセルに貼り付け、合計を出して作りました。
10件以下の病院は公表されていないなどの理由などから、合計数は実際の診療数よりも少ないはずです。


※年度ごとの集計なので、福島第一原子力発電所が爆発したのは2010年度末の3月になります。
2010年度=2010年4月〜2011年3月(2010年度末に原発事故)
2011年度=2011年4月〜2012年3月
2012年度=2012年4月〜2013年3月
2013年度=2013年4月〜2014年3月
※24時間以内に死亡、診療件数10件未満は数字に含まれていません。


(クリックすると大きく見ることができます↓)
甲状腺の悪性腫瘍


甲状腺の悪性腫瘍データ1

2010年度 2011年度 2012年度 2013年度
福島県 119 → 187 → 199 → 271
栃木県 116 → 218 → 211 → 235
千葉県 260 → 340 → 410 → 352
神奈川県 469 → 664 → 656 → 749
山形県 95 → 128 → 146 → 139
埼玉県 203 → 226 → 306 → 301
群馬県 108 → 124 → 185 → 234
宮城県 248 → 343 → 378 → 399
岩手県 58 → 80 → 106 → 131
茨城県 61 → 115 → 136 → 138
東京都 1833 → 2819 → 2874 → 2884

全国 10816 → 14909 → 15635 → 16023

甲状腺の悪性腫瘍データ2

2010年度 2011年度 2012年度 2013年度
北海道 855 → 1083 → 1151 → 1227
愛知県 525 → 632 → 819 → 949
大阪府 650 → 938 → 1048 → 1039
福岡県 583 → 736 → 629 → 587
沖縄県 82 → 104 → 117 → 103

甲状腺の悪性腫瘍データ31

2010年度 2011年度 2012年度 2013年度
岡山県 232 → 283 → 319 → 300
岐阜県 118 → 192 → 205 → 258
京都府 246 → 385 → 382 → 460
山梨県 57 → 86 → 81 → 88
鹿児島県 145 → 195 → 166 → 184
新潟県 185 → 196 → 190 → 197
静岡県 267 → 342 → 385 → 411
長野県 244 → 382 → 376 → 342
富山県 129 → 165 → 164 → 200
兵庫県 162 → 247 → 331 → 306
和歌山県 79 → 106 → 87 → 92
福井県 126 → 124 → 129 → 135


全ての地域で年々件数が増えている。
その比率はどうなのか?
2011年度、2012年度、2013年度をそれぞれ原発事故以前の2010年度で割ってどのくらい事故前から増えているのか?数字を出してみた。

甲状腺の悪性腫瘍比率1

(2011年/2010年) (2012年/2010年) (2013年/2010年)
福島県 157%  →   167%     →    228%
栃木県 188%  →   182%     →    203%
千葉県 131%  →   158%     →    135%
神奈川県 142%  →   140%    →    160%
山形県 135%  →   154%    →    146%
埼玉県 111%  →   151%     →    148%
群馬県 115%  →   171%     →    217%
宮城県 138%  →   152%     →    161%
岩手県 138%  →   183%     →    226%
茨城県 189%  →   223%     →    226%
東京都 154%  →   157%     →    157%

全国    138%  →   145%     →    148%


全国平均を上回っているところは水色、事故前よりも2倍以上に増えているところはピンクに色分けした。
これを見るとわかるように、関東東北では、ほぼ全ての地域が全国平均を上回っている。
また、福島県、栃木県、群馬県、岩手県、茨城県は事故前の倍以上患者数が増えている。
茨城県は2012年度、2013年度と、2年間にわたって、2倍を超えている。

原発事故での放射能汚染がそれほどでもなかったと思える他の大都市はどうか?


甲状腺の悪性腫瘍比率2

(2011年/2010年) (2012年/2010年) (2013年/2010年)
北海道 127%  →   135%     →    144%
愛知県 120%  →   156%     →    181%
大阪府 144%  →   161%     →    160%
福岡県 126%  →   108%    →    101%
沖縄県 127%  →   143%     →    126%

愛知県と大阪府が全国平均を上回っている。
2013年度は愛知県も大阪府も1.8倍を超える高い数字になった。
北海道、福岡県、沖縄県は一度も全国平均を上回っていない。


適当に抜粋してみた関東東北以外の県
甲状腺の悪性腫瘍比率31

(2011年/2010年) (2012年/2010年) (2013年/2010年)
岡山県 122%  →   138%     →    129%
岐阜県 163%  →   174%    →    219%
京都府 157%  →   155%     →    187%
山梨県 151%  →   142%     →    154%
鹿児島県134%  →  114%     →    127%
新潟県 106%  →   103%     →    106%
静岡県 128%  →   144%     →    154%
長野県 157%  →   154%     →    140%
富山県 128%  →   127%     →    155%
兵庫県 152%  →   204%     →    189%
和歌山県134%  →  110%     →    116%
福井県 98%  →   102%     →    107%


岐阜県と兵庫県が2倍超えの年がある。
岐阜県、京都府は、事故後毎年全国平均を上回っている。
山梨県が全国平均を上回っているのはちょっと私には意外だった。
鹿児島県、新潟県、和歌山県、福井県は全て全国平均以下だった。

甲状腺の悪性腫瘍が日本全体でも、あと少しで1.5倍になるというほど増えている事実は大きいと思った。



平成22年度(2010年度)〜24年度(2012年度)
日本の名医検索サイト専門家ナビ
治療数・手術実績数からみる病院ランキング


平成25年度(2013年度)
全国病院別治療実績・手術件数 Caloo (カルー)

どちらのサイトもデータ元は厚生労働省の公表しているDPC資料 (※注)
治療・手術実績を一般人がわかりやすいようにランキング形式に再集計したもの

(※注)DPC(Diagnosis(診断) Procedure(手順) Combination(組み合わせ))の略。従来の「出来高払い方式」と異なり、傷病に対する治療や手術の有無などを14桁のDPCコードと呼ばれる区分に分類し1日あたりの定額点数を算出、医療費を計算する方式
DPC(診断群分類包括評価制度)対象病院とは、主に大規模な医療機関を対象とした医療費の定額支払い制度を採用している医療機関。全国に1802病院(平成25年度)存在し(準備病院含む)、治療実績・手術件数が公開されている。

このデータの問題点
このデータは保険適用外の治療(自費診療、出産、自賠責、労災など)や一般病棟(DPC対象病棟)以外への入院などは集計対象外。
また、10症例未満は集計対象外となっており未実施(0件)と区別することができません。


それぞれの年度の4月~3月までの退院患者 数

集計対象外としたもの
症例数が10症例未満及び0件のもの
診療録情報の重複提出
レセプトデータの不足
在院日数1日以下
外泊>=在院日数
年齢0歳未満120歳超
入退院年月日の誤り
1日当りの点数が1200点未満
自費のみ、保険と他制度の併用及び臓器提供者等
一般病棟以外のと移動(入院あり)
24時間以内の死亡
特定入院料なしで入院基本料0点以下
治験の実施
移植手術あり
平成24年3月31以前入院の患者
厚生労働大臣が定めるもの
生後7日以内の死亡
DPC該当せず
同日再入院
上記以外に「輸血以外の再掲」は手術数集計の対象外とした。

平成26年度 第5回 診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成25年度第7回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成24年度第5回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成23年度第9回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会


続きを読む

<心筋梗塞>原発事故前年から4年間の全国医療機関診療実績結果(2010年度〜2013年度)

福島第一原子力発電所の爆発によって放出された放射性物質の影響で、心筋梗塞は増えているのか?

全国の大手医療機関が厚生労働省に提出している資料をまとめたサイトがある。
そこには原発事故前の2010年度の実績から報告されていたので、
事故前の2010年度、事故のあった2011年度、事故後の2012年、2013年度と、
4年間の心筋梗塞の医療機関診療実績についてまとめてみた。

※24時間以内の死亡、10名未満の診療は数字に含まれていません


心筋梗塞治療実績
2010年度〜2012年度
http://www.senmon-i.com/dpc/050030.html?ken_no=0&target=1
2013年度
http://caloo.jp/dpc/disease/938

★各医療施設 その年度で治療して退院した人の数(死亡は含まれない)10名未満は無視

(クリックすると大きく見ることができます↓)
心筋梗塞治療実績

心筋梗塞治療実績データ

2010年 2011年 2012年 2013年  (原発事故前の2010年と2013年)
茨城県 700 → 948 → 1077 → 1212 → 173%
宮城県 598 → 718 → 831 → 901 → 151%
福島県 507 → 622 → 668 → 675 → 133%
栃木県 722 → 878 → 1014 → 977 → 135%
千葉県 1447→ 2008 → 2558 → 2604 → 180%
東京都 3680 → 4849 → 5581 → 5605 → 152%
神奈川県 2361 → 2871 → 3421 → 3657 → 155%
群馬県 538 → 710 → 797 → 821 → 153%
埼玉県 1873 → 2465 → 2733 → 2752 → 147%

全国  35411 → 46109 → 51947 → 53400 → 151%


全国平均で事故前年の2010年に比べて2013年は1.51倍に増えている。
それに比べて高いのが千葉県の1.8倍、茨城県の1.73倍
続いて、神奈川県の1.55倍、東京都の1.52倍、全国平均と同じ宮城県の1.51倍となっている。
福島県は全国平均よりも低い1.35倍。
全ての県が年を経るごとに罹病者数が増えている。
2010年以前も毎年増え続けていたのか?過去の件数がわからないのでそこのところは不明。


2013年度心筋梗塞全国
全国病院別治療実績・手術件数 Caloo (カルー) では、DPC対象病院・準備病院の合計治療実績の合計が60,409件と表に書かれている。

しかし、このサイトのすべての病院の治療件数を合計した数字は53,400だった。
7,009件少ない。
10件未満の病院が載っていないのが理由だと思われるので、
この結果は実際の件数よりは少ない。
10件未満非掲載なのは2010〜2012年も同じことなので、条件としては一緒である。


心筋梗塞西日本

2010年  2011年 2012年 2013年 (2013/2010)
愛知県 2212  → 2877 → 3158 → 3287 →149%
大阪府 2335  → 3224 → 3648 → 3652 →156% 
福岡県 1533 → 1996 → 2326 → 2285 →149% 
沖縄県 437 → 572 → 537 → 669 →153%

西日本の大都市では全国平均より上回っているのは大阪府と沖縄県。


心筋梗塞東日本2

2010年  2011年 2012年 2013年(2013/2010)
和歌山県 387 → 584 → 643 → 619 → 160%
鳥取県 183 → 268 → 261 → 266 → 145%
石川県 278 → 403 → 384 → 388 → 140%
三重県 535 → 701 → 743 → 800 → 150%
香川県 300 → 372 → 424 → 433 → 144%
福井県 194 → 241 → 230 → 331 → 171%
山梨県 223 → 276 → 281 → 266 → 119%

福井県の1.71倍、和歌山県の1.6倍も高い。
しかしそれ以外の西日本の地域では全国平均よりも下回っている。


全国平均でも1.51倍と、心筋梗塞が増えている。
1.5倍増えるっていうのはとても大きい数字だな、と思った。


パッと見てみると、原発事故のあった2011年の上げ幅がどの県も多いように見えるので、
それぞれの県で前年比を出してみた。
2010年→2011年
2011年→2012年
2012年→2013年
心筋梗塞前年比

これを見ると、2011年に全国平均を上回っている都道府県は圧倒的に関東、東北が多いし、数値も大きい。
年数を経るごとに東日本と西日本の差がなくなってきているように見える。


平成22年度(2010年度)〜24年度(2012年度)
日本の名医検索サイト専門家ナビ
治療数・手術実績数からみる病院ランキング


平成25年度(2013年度)
全国病院別治療実績・手術件数 Caloo (カルー)

どちらのサイトもデータ元は厚生労働省の公表しているDPC資料 (※注)
治療・手術実績を一般人がわかりやすいようにランキング形式に再集計したもの

(※注)DPC(Diagnosis(診断) Procedure(手順) Combination(組み合わせ))の略。従来の「出来高払い方式」と異なり、傷病に対する治療や手術の有無などを14桁のDPCコードと呼ばれる区分に分類し1日あたりの定額点数を算出、医療費を計算する方式
DPC(診断群分類包括評価制度)対象病院とは、主に大規模な医療機関を対象とした医療費の定額支払い制度を採用している医療機関。全国に1802病院(平成25年度)存在し(準備病院含む)、治療実績・手術件数が公開されている。

このデータの問題点
このデータは保険適用外の治療(自費診療、出産、自賠責、労災など)や一般病棟(DPC対象病棟)以外への入院などは集計対象外。
また、10症例未満は集計対象外となっており未実施(0件)と区別することができません。


それぞれの年度の4月~3月までの退院患者 数

集計対象外としたもの
症例数が10症例未満及び0件のもの
診療録情報の重複提出
レセプトデータの不足
在院日数1日以下
外泊>=在院日数
年齢0歳未満120歳超
入退院年月日の誤り
1日当りの点数が1200点未満
自費のみ、保険と他制度の併用及び臓器提供者等
一般病棟以外のと移動(入院あり)
24時間以内の死亡
特定入院料なしで入院基本料0点以下
治験の実施
移植手術あり
平成24年3月31以前入院の患者
厚生労働大臣が定めるもの
生後7日以内の死亡
DPC該当せず
同日再入院
上記以外に「輸血以外の再掲」は手術数集計の対象外とした。

平成26年度 第5回 診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成25年度第7回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成24年度第5回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成23年度第9回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会





以下私の作った表は、上記のページのデータを全てコピーして、エクセルに貼り付け、合計を出して作りました。
10件以下の病院は公表されていないなどの理由などから、合計数は実際の診療数よりも少ないはずです。


※年度ごとの集計なので、福島第一原子力発電所が爆発したのは2010年度末の3月になります。
2010年度=2010年4月〜2011年3月(2010年度末に原発事故)
2011年度=2011年4月〜2012年3月
2012年度=2012年4月〜2013年3月
2013年度=2013年4月〜2014年3月
※24時間以内に死亡、診療件数10件未満は数字に含まれていません。



続きを読む

<急性白血病>原発事故前年から4年間の全国医療機関診療実績結果(2010年度〜2013年度)

原子力発電所が爆発して放射性物質を大量にばらまいた影響によって、
急性白血病は増えているのか?

全国の大手医療機関が厚生労働省に提出している資料をまとめたサイトがある。
そこには原発事故前の2010年度の実績から報告されていたので、
事故前の2010年度、事故のあった2011年度、事故後の2012年、2013年度と、
4年間の急性白血病の医療機関診療実績についてまとめてみた。

2010年度〜2012年度
http://www.senmon-i.com/dpc/130010.html
2013年度
http://caloo.jp/dpc/disease/1229

以下私の作った表は、上記のページのデータを全てコピーして、エクセルに貼り付け、合計を出して作りました。
10件以下の病院は公表されていないなどの理由などから、合計数は実際の診療数よりも少ないはずです。


※年度ごとの集計なので、福島第一原子力発電所が爆発したのは2010年度末の3月になります。
2010年度=2010年4月〜2011年3月(2010年度末に原発事故)
2011年度=2011年4月〜2012年3月
2012年度=2012年4月〜2013年3月
2013年度=2013年4月〜2014年3月
※24時間以内に死亡、診療件数10件未満は数字に含まれていません。


(クリックすると大きく見ることができます↓)
急性白血病診療実績

急性白血病データ


2010年度 2011年年度 2012年度 2013年度 2013/2010
福島県 108 → 87 → 79 → 230 → 213%
栃木県 363 → 418 → 340 → 322 →  89%
東京都 1770 → 2135 → 2366 → 2342 → 132%
千葉県 449 → 430 → 529 → 576 → 128%
神奈川県 686 → 1024 → 964 → 1062 → 155%
山形県 121 → 117 → 172 → 135 → 112%
埼玉県 266 → 336 → 590 → 757 → 285%
群馬県 113 → 178 → 267 → 350 → 310%
宮城県 191 → 236 → 196 → 241 → 126%
岩手県 161 → 154 → 186 → 196 → 122%
茨城県 251 → 309 → 351 → 324 → 129%

全国  12820 → 15498 → 17015→  18167→ 142%

栃木県は2011年に363→418と増加するが、その後原発事故前よりも減少。
福島、神奈川、埼玉、群馬県が全国よりも高い。
福島県は事故の年とその翌年件数が減っているが3年目に79→230と291%増となっている。



関東東北以外の都市
急性白血病大都市
2010年 2011年 2012年 2013年 2013/2010
愛知県 895 → 1138 → 1208 → 1178 → 132%
大阪府 869 → 1210 → 1393 → 1623 → 187%
福岡県 686 → 755 → 722 → 767 → 112%
沖縄県 101 → 111 → 111 → 110 → 109%
北海道 449 → 628 → 728 → 830 → 185%

大阪と北海道が高い。
沖縄、福岡は原発事故前とほぼ同じ。


放射性物質が飛んだのが少ないかな?
原発がたくさんある、とか、大した意味はないけれど、適当に選んだ県
急性白血病西日本
2010年 2011年 2012年 2013年 2013/2010
和歌山県  145 → 173 → 139 → 219 → 151%
鳥取県 118 → 139 → 180 → 164 → 139%
石川県 103 → 101 → 132 → 107 → 104%
三重県 218 → 187 → 186 → 181 → 83%
香川県 75 → 113 → 109 → 105 → 140%
福井県 58 → 80 → 126 → 157 → 271%
山梨県 73 → 65 → 52 → 72 → 99%

和歌山と福井が高い。
三重、山梨は原発事故前よりも減少。
石川はほぼ同じ




平成22年度(2010年度)〜24年度(2012年度)
日本の名医検索サイト専門家ナビ
治療数・手術実績数からみる病院ランキング


平成25年度(2013年度)
全国病院別治療実績・手術件数 Caloo (カルー)

どちらのサイトもデータ元は厚生労働省の公表しているDPC資料 (※注)
治療・手術実績を一般人がわかりやすいようにランキング形式に再集計したもの

(※注)DPC(Diagnosis(診断) Procedure(手順) Combination(組み合わせ))の略。従来の「出来高払い方式」と異なり、傷病に対する治療や手術の有無などを14桁のDPCコードと呼ばれる区分に分類し1日あたりの定額点数を算出、医療費を計算する方式
DPC(診断群分類包括評価制度)対象病院とは、主に大規模な医療機関を対象とした医療費の定額支払い制度を採用している医療機関。全国に1802病院(平成25年度)存在し(準備病院含む)、治療実績・手術件数が公開されている。

このデータの問題点
このデータは保険適用外の治療(自費診療、出産、自賠責、労災など)や一般病棟(DPC対象病棟)以外への入院などは集計対象外。
また、10症例未満は集計対象外となっており未実施(0件)と区別することができません。


それぞれの年度の4月~3月までの退院患者 数

集計対象外としたもの
症例数が10症例未満及び0件のもの
診療録情報の重複提出
レセプトデータの不足
在院日数1日以下
外泊>=在院日数
年齢0歳未満120歳超
入退院年月日の誤り
1日当りの点数が1200点未満
自費のみ、保険と他制度の併用及び臓器提供者等
一般病棟以外のと移動(入院あり)
24時間以内の死亡
特定入院料なしで入院基本料0点以下
治験の実施
移植手術あり
平成24年3月31以前入院の患者
厚生労働大臣が定めるもの
生後7日以内の死亡
DPC該当せず
同日再入院
上記以外に「輸血以外の再掲」は手術数集計の対象外とした。

平成26年度 第5回 診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成25年度第7回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成24年度第5回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成23年度第9回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会



<甲状腺検査結果>福島県と福島県以外〜2015年3月31日現在〜A1,A2,B,C


2015年5月18日に開催された福島県の県民健康調査の報告によれば、
「甲状腺がん、がんの疑い」の子供の人数が112人に増えた。

福島県
第19回福島県「県民健康調査」検討委員会 資料の掲載について(平成27年5月18日開催)
の配布資料より
2015051801.jpg

2015051803.png


県民健康調査「甲状腺検査(先行検査)」結果概要【暫定版】
福島県先行調査27332
福島県先行調査データ
福島県先行調査


県民健康調査「甲状腺検査(本格検査)」実施状況
福島県本格調査1
福島本格調査データ
福島県本格調査

検査の流れ

先行調査と本格調査に分かれていて、福島県は分かりにくくなっていますが、
どちらも平成27年3月31日現在の人数です。

福島県以外の地域はどうなのか?
前回このブログで調べた市町村を中心にチェックしてみました。

2015年1月
福島県以外の甲状腺検査結果




松戸データ
松戸市


牛久市データ
牛久市


日光市データ
日光市


常総市データ
常総市


北茨城市データ
北茨城市


とにかく、「異常がない」=A1 青であることを考えると、
福島県、松戸市、牛久市、日光市は甲状腺に異常の無い子供が半分以下ということになる。
常総市と北茨城市は過半数は「異常なし」だけれども、20〜30%ぐらいの子供に結節やのう胞があることになる。
それでも多いんじゃないかと私は思うけれど、A1が30%を切っている松戸市は深刻に見える。
けれど、福島県以外は全員の検査ではなく希望する人だけなので、
被曝に対して心配に思っている人だけが検査を受けていることを考えると、
どうなんだろう?
意識の高い人が検査するということは、普段も被曝に気をつけている人が多いのではないか?
ということは、A1が多くなるのではないか?
それなのに、これほどまでにA1が少ないということは、全員検査したらどのような結果になるのか?
福島県外の放置されている子供たちのことがとても心配になった。



ーーー

以下、それぞれの市の公表されているデータとリンク

松戸市甲状腺超音波検査判定結果
更新日:2015年5月12日
松戸






茨城県牛久市 甲状腺超音波検査のお知らせ

甲状腺超音波検査結果

牛久市


栃木県日光市 放射性物質対策事業
更新日:2015年4月21日

平成26年度日光市甲状腺検査結果報告書
日光1
日光2






常総市
甲状腺エコー検査の結果について

更新日:2015年4月22日

甲状腺エコー検査の結果について(平成27年4月15日)
常総1

各列に区分、助成券発行件数 、受診者、検査結果(単位:人)異常なし、経過観察、要精密検査
各行に4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、 12月、1月、 2月、3月、計を記載
A1判定:結節や嚢胞を認めなかったもの
A2判定:5.0ミリメートル以下の結節や20.0ミリメートル以下の嚢胞を認めたもの
B判定:5.1ミリメートル以上の結節や20.1ミリメートル以上の嚢胞を認めたもの
C判定:甲状腺の状態等から判断して,直ちに二次検査を要するもの
参考URLは以下をご覧ください。
福島県「県民健康管理調査」甲状腺検査について (平成25年12月31日現在)

平成25年度甲状腺エコー検査の結果について
常総2

各列に区分、助成券発行件数 、受診者、検査結果(単位:人)異常なし、経過観察、要精密検査
各行に4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、 12月、1月、 2月、3月、計を記載


北茨城市
甲状腺超音波検査について

2013年5月30日

平成25年度甲状腺超音波検査の状況について
【北茨城市甲状腺超音波検査事業の状況について】
平成26年8月1日
まちづくり協働課

北茨城市では、平成25年度から「甲状腺超音波検査事業」を実施しています。
対象者は、福島第一原子力発電所の事故当時、0歳から18歳までの市民であり、平成25年度は、そのうち0歳から4歳までのお子さんを対象に検査を実施しました。
今回、その検査結果について、専門家や医師を含む委員で構成された「北茨城市甲状腺超音波検査事業 検討委員会」で協議を行い、受診者やそのご家族の皆様のご心情を考慮し、公表いたします。
検査結果について、同検討委員会では、
・ 検査は「スクリーニング検査」であり、通常の健康診断と同様、一定の頻度で「要精密検査」となる方がいらっしゃること
・ データ数、年齢層が限られており、他県や他市町村との比較は医学的に出来ないこと
などの医学的コメントがありました。
なお、平成25年度の検査では、「要精密検査」の方は11名でしたが、その後、精密検査を全員に受けて頂き、その結果「甲状腺がん」と判定された方はおりませんでした。
平成26年度については、事故当時5歳から18歳までの方を対象に検査を実施しています。

北茨城
小計 1,548 1,184 76.5% 590 594 774 65.4% 399 33.7% 11 0.9% 0 0%


前回のブログでグラフにした茨城県高萩市 甲状腺超音波検査の実施状況について
高萩市は削除しました

私が前回ブログに書いたのは2014年4月21日掲載分。
別のところに移動したのか?と思って、
茨城県高萩市ホームページにも、どこを探しても載っていませんでした。

ホームページから削除された茨城県高萩市の2014年4月時点での結果
高萩市データ
20150203154145396_20150524130230d98.png





続きを読む

チェルノブイリ原発事故から29年、次世代の子に影響か 5/4News23(文字起こし)


チェルノブイリ=フクシマ


チェルノブイリ原発事故から29年、次世代の子に影響か

TBS News-i 2015/05/04
人類史上最悪とされるチェルノブイリ原発事故から29年が経過しました。原発の廃炉作­業はいまだ目処が立っていません。当時被ばくした子どもたちが親になり、その子どもた­ちの健康にも影響が出ているという指摘もあります。


”最悪の原発事故”チェルノブイリ
核燃料除去「まだ技術ない」


1

草に覆われた建物はかつて学校だった。

2

床一面にあるのは子供たちが使った防護マスク。
この学校の数キロ先であの事故は起きた。

29年前、原子炉が緊急停止の実験中に制御不能になったチェルノブイリ原発。
屋根が大きく崩れているのが、爆発した4号機だ。

3

内部には炉心から溶け出した象の足と呼ばれる核燃料などが、未だ手付かずのままだ。

4

廃炉に向け、多くの人が作業を行っている原発の内部

5_20150507200523cc8.png

この廊下の向こうに4号機がある

6

豊島歩
8
ここはですね、えー、事故で爆発したチェルノブイリの4号機の建物の内部です。

7

手元の線量計を見ますと、毎時7マイクロシーベルトと高い線量を示しています。

9


4号機には合わせて19万トンもの高レベルの廃棄物がある。
その処理の鍵となるのが巨大シェルターだ。


豊島:
これを200mスライドしまして、あちらの事故を起こした4号機をすっぽりと覆ってしまうというプロジェクトです。

11

だが、原発の様々な計画は、これまで延期を繰り返してきた。
例えばシェルターは当初2015年に完成予定だったが、今は2017年末を見込んでいる。
さらにシェルター完成後、4号機の核燃料を取り出し処理する作業については…、

国際協力情報局 スダロボイトフ・イーゴリさん
12
核燃料除去は遠い将来の話です。
今はまだ技術がないのです。

4号機を覆うコンクリートの石棺は老朽化しており、放射性物質拡散の危険性が懸念されている。

今、事故は次世代の子供に影響を与えているという。
これは、ウクライナ政府が出した報告書だ。
13

それによれば事故当時被曝した子供が親になり、
そこから生まれた子供に慢性疾患を持つ子供が増加しているというのだ。


16歳の少女「免疫が弱い」
チェルノブイリ 次世代の子に影響か


14

チェルノブイリ原発から70km程離れた地区に我々は向かった。

(ナロジチ公立学校「ギムナジウム」)
町の学校に行くと子供達の元気な声が響いていたのだが、
授業を受けた平均16歳の生徒に聞いてみると…、

取材班:健康に不安がある人は?

15

16
免疫が弱い

17
時々気を失う

18
心臓が悪い

19
学校の医師によれば、生徒407人のうち、完全に健康な子供はいないという。


学校担当医師 シーラ・バレンチなさん
20
気を失う子も珍しくない。
10人中8人は体に問題があります。


ここで出会ったマーシャ(16)さん
21
水頭症、胃炎と診断されたほか、免疫が弱いという。

22
マーシャさん:
1年に7回もインフルエンザにかかってしまう。
幼い頃から風邪引きで体が弱いんです。


一体なぜ、こんなことが起きているのか?

原発事故の後、ウクライナは汚染された度合いで地域を4つのゾーンに分けた。
23 24

実はマーシャさんが暮らしているのは第2ゾーン。
年間5ミリシーベルト以上の放射線に汚染され、一時期強制移住が行われた地域だ。

25

町は経済状態が悪いため、自家菜園の野菜や野原で採ったキノコを食べている人が多い。
しかし、これが問題だという。
「安全基準の10倍あります」

町の放射線量は事故当初よりは減ったものの、未だに汚染された食物が検出されるのだ。

ナロジチ地区食料検査担当者 ボリシュク・ローザさん
26
この地区で栽培された食物が健康に悪い影響を与えるのです。


では、マーシャさんの家はどうなのか?
27

うかがってみると、飼っている牛や鶏からとったバターや卵を食べているそうだが、
検査の結果、放射線量は問題ないという。

28

食物でないとすると、マーシャさんの健康が悪いのはなぜか?お母さんに聞くと、

マーシャさんの母親
29
マーシャを産む前、何度も流産しました。

事故当時17歳だったお母さんはこの町で被曝し、
免疫の低下、肝機能障害、リウマチなど、様々な診断を受けていた。


現在、医師として働くお母さんは、病気がちな娘をこうみている。

マーシャさんの母親:
遺伝ももちろんあると思うし、環境が悪い地域にいますし…、

30

多くの研究機関などは、被曝の遺伝的影響について「認められない」「証拠がない」としており、
ウクライナでもまだ研究中だ。

ナロジチ地区の子供を診てきた医師は、親の被曝と子供の健康の関係には複合的原因があるとした上で、こう見解を述べた。

ウクライナ国立医学アカデミー ナロジチ地区小児科担当
ステパノバ・エプゲニア医学博士
31
両親に被曝量が高ければ高いほど、子供の健康状態が悪いと言えます。


今後もこの地域に住むのか?
家の経済事情もあるが、この町は自分たちの故郷だから離れるつもりはない、という。

マーシャさん(16)
32
女性だから元気な子供を産めることを願っています。


汚染された地で生きようとする人々。
この町には9600人が住んでいる。

12歳の少年「甲状腺に異常」
チェルノブイリ次世代の子に影響か


33
首都キエフの病院で会ったチムールくん、12さい。

34
左の甲状腺が右よりも倍ぐらい小さいのがはっきり見えます。

内分泌担当 プリシェンコ・エカチェリーナ医師
35
甲状腺機能低下症とみています。

病気の原因は何か?
チムールくんはこんな言葉を口にした。

チムールくん(12)
36
僕は原発の爆発によって病気になったと思う。

チムールくんはキエフで生まれ育った。
事故とは関係ないはずなのだが。
おじいさんとおばあさんが取材に応じてくれた。

37

原発で働いていたおじいさんは、爆発事故後おばあさんと処理作業にあたり高い放射線に被曝。

チムールくんの祖母
38
甲状腺癌を手術で摘出しました。


39
当時子供だったチムールくんのお父さんも被曝したという。
(当時家族が住んでいた「原発城下町」プリピャチ)
高い放射線を受けたお父さんは、筋肉が思い通りに動かなくなり、
被曝が原因でジストニアと診断された。

チムールくんの健康はお父さんの影響があるのか?

内分泌担当 プリシェンコ・エカチェリーナ医師
40
お父さんが被曝した影響もあるかもしれませんが研究中です。

はっきりしたことがわからず、おばあさんも不安でいる。
おじいさんは、チムールくんが今後も安心して暮らせるよう部屋を作った。

チムールくんの祖父
41
孫には健康でいてこの世界で自分の生きる道を見つけて欲しい。


事故に見舞われた人々の苦労は終わっていない。
チェルノブイリ29年目の春のことだ。


ーーー

”因果関係”引き続き調査を

50_2015050812450531a.png

膳場貴子:
うーん、まず原発事故そのものですけれども、
福島第一原発では、メルトダウンした核燃料がどんな状態にあるのか、未だにわかっていませんけれども、
チェルノブイリでは29年が経ってもまだ核燃料の撤去の目処すらたっていない。

本当にショックですよね。

岸井成格:
本当にショックですね。
しかも先行きすら「見えない」と言っているわけですから。
石棺も老朽化しているということですから、もうなんか、
福島第一原発の先行きをね、暗示しているようで、
ちょっと重い気持ちになりますよね。

膳場貴子:
はい、そしてとにかく懸念されている「住民の健康被害」ですけれども、
チェルノブイリの事故を受けて、初めて子供の甲状腺癌というのが確認されているんですね。
で、それ以外の疾患については、国連の調査では「因果関係が明らかになっていない」んですよね。

岸井成格:
そうですね。
ただ実際に現場でみてると、ああやって不安を訴える人がたくさんいるわけですよね。
だからウクライナ政府や国際機関には、引き続きしっかりと調査を続けて欲しいなと思います。




ーーー

チェルノブイリは1基のみ爆発
東京電力福島第一原子力発電所は3基メルトダウン、合計4基

チェルノブイリ<フクシマ

ーーー



続きを読む

<非常事態>「特定避難地域を解除して、戻ってきた子供たちを高濃度汚染物の焼却によって歓迎しようとしている」2/28青木泰氏(文字起こし)

2015年2月28日「沈黙のアピール」100回記念イベント
~♪おしどりマコ・ケン おおいにさえずる♪~ 
山本太郎国会議員も訴える!
http://twitcasting.tv/kienaiyoru3/movie/146353714



2:21:14〜
青木泰:
青木11
東京からまいりました青木と申します。
まず、3月2日の日にタチアナさんという方が来られて、チェルノブイリの被曝の状況がどうだったのかということを訴えになります。
実は明日3月1日にも郡山で集会が行われます。
その中でまず問題にしているのは何か?というと、すでにみなさんご存知のように、
子供さんの調査で、甲状腺癌の疑いがある人を含めて117人が発症しているわけですよね。
で、これは原発事故によって放射性ヨウ素が大気中に振りまかれ、
その最大の対策としての安定ヨウ素剤を配布しなければいけなかったにも関わらず、配布しなかった
わけですよね。
当然、今までの、世界の事例から言った時に、そこから完全に予想されることだったわけです。
その予想結果が117人の発症、85人の手術ということで出ているわけです。
すでに非常事態だと思います。

で、これに対して、つまりこれだけ原因と結果がはっきりした問題が出ているのに、
出てきた時にはすぐ、今までの違う対策の取り方、あるいは食品の規制のやり方を見直しをする。
すぐ対策を取り直すということが必要なのに、
昨日県との交渉を聞いていまして、そういう危機感というのは県の方から伝わってきませんでした

それどころではないんです。
私は瓦礫の問題、廃棄物の焼却問題という。
瓦礫の問題は3年半ずっとやってきまして、
廃棄物の焼却問題については20年、あるいは30年ぐらい、ずーっと取り組んできたんです。

今、子供達の避難問題をもう一度改めて考えなければいけないときに、
何をしようとしているのか、ということです。
特定避難地域の解除をしようとして、また戻そうとしているわけです。
逆のことをしている!


戻ってきた子供たちに何をプレゼントしようとしているか?
指定廃棄物という、最も高濃度の汚染物の焼却によって、戻してきた子供たちを歓迎しようとしているんです。

こんな国がありますか!?

昨日の福島県との話の中でも、この問題が少し出まして、
国がやる政策だと言っても、県が環境面・健康面からチェックしているのか?
どうなのか?という質問だでたんです。
そしたらなんと答えたと思います?
「放射性物質を焼却しても99.99%取れるから大丈夫だ」って言うんです。
環境省の口移しですよね。

そこで私はちょっと質問したんです。
「じゃあなぜ鮫川村で行われている指定廃棄物の焼却は、焼却のための実証実験だと言っている。
なんでそんなのが付いているんですか?
指定廃棄物を燃やしたときに、周辺大気中に放射性物質が拡散しないか?
そういうことをちゃんと確かめるための実証実験だったんです。
確かめなきゃいけないっていう認識が国だって県だってあったはずです。
じゃあ、その経過は県にどのように報告されているんですか?」と聞いたらですね、
きちっとした答えが出てこなかったんです。

私は実は環境ジャーナリストをやりながら廃棄物資源循環学会というのに20何年ずっと入っているんです。
そこでこの鮫川村の実証実験のことが、去年の9月の学会報告で問題になりました。
どういう形で問題になったか?って言ったらですね、
国が言う99.99%という部分がなくて、鮫川村の実験じゃ
鮫川村がデータを全部出しているんです。
計算したところ60%〜80%しか取れていないということがわかった。
つまり大気中に燃やしている放射性物質の20%〜40%が周辺の大気中の放出されている可能性があるということです。

これがちゃんと昨年の9月の学会で、岩手県の宮古市のお医者さんで博士でもあるんですけれども、
その方が報告をしました。
そしたら今まで国の●のように、国立科学研究所の大迫博士がその場にいて、
その人は「99.99%取れる」って言ってた人なんです。
その人もその150人の発表の場にいて、その人の前で堂々と「40%〜60%しか取れなかった」
0.3ミクロン以下の汚染物についてはですね、
今、学術会議では「そういうのは取れないんだ」
ということをきちっと言い切った。
反論も何もできなかったんです。

鮫川で行われている実験は、「実験の結果60〜80%しか取れない」っていうのは、ある意味では学会の中でことは認定されているような状態になっているんです。
こういう状態を放置して、今福島県内の各所で焼却を行うというのは、全くとんでもない話なんです。

福島では、つい先ほどお話ししましたように、もう緊急事態が始まっていると思います。
その中で、これ以上の被曝を止めなきゃいけないというのは、世界に向かってアピールしていくことじゃないか。
沈黙のアピールは今回世界にアピールしていこうということで、
その点を是非アピールしていっていただければと思います。

2:29:26




続きを読む

見えないなら見えるようにすればいい『放射線像』2/25写真集出版




放射能も放射線も
見えないし、臭わないから、何もないと思ってしまう。
そして人は無関心で、無防備になる。
そんな見えない放射線を可視化した写真集が出版されることになりました。

そのことを知って、私は是非この写真集が欲しいと思いました。
私の周りの人たちに実感してもらうために、持っていたい本だと考えるからです。



晧星社(こうせいしゃ)
『放射線像 放射能を可視化する』
東京大学名誉教授 森敏  写真家 加賀谷雅道 共著
放射線像
目次
放射線像もくじ

歴史上初めて放射能汚染を可視化し、記録した写真集。

音もなく、臭いもなく、目にも見えない放射能。これを可視化する「オートラジオグラフィ―」という手法があります。 この手法によってサンプルを撮像すると、白黒の像が浮かび上がる。これが「放射線像」です。
一見、墨絵のような印象を受けますが、黒い部分は放射能汚染を受けた箇所です。より黒い部分は、より強く汚染されていることを意味します。

本書は、東京電力福島第一原発事故で汚染されたサンプルを対象にした「放射線像」を記録した写真集です。
全ての像に、採取地と詳細な解説があり、記録している物について、サンプルの実物写真と数値情報も掲載しています。 これだけの量の放射線像が、書籍として一度に公開されるのは、今回が初めてのことになります。

定価1,800円+税
B5版並製 112ページ
2015年2月25日発売
ISBN978-4-7744-0498-1

【著者略歴】
森 敏(もり・さとし)
1941年生まれ。1966年東京大学農学部農芸化学科修士課程修了。東京大学助手、助教授、教授、大学評価学位授与機構教授を経て、現在東京大学名誉教授。農学博士。現在NPO法人WINEP(植物鉄栄養研究会)理事長。専門は植物栄養学。日本土壌肥料学会賞、日本農学賞、読売農学賞、日本学士院賞を受賞。
WINEPブログ

加賀谷雅道(かがや・まさみち)
1981年生まれ。早稲田大学理工学部卒業。フランスにて写真を学び、2011年帰国。2012年6月から放射線像プロジェクトを開始。これまで国内で8回の展示、マレーシアOBSCURA国際写真展で招待作品として展示。2014年フランス紙Libération、ノルウェー紙Morgenbladet、東京新聞に掲載。岩波書店「世界」(同年8月号)に招待作品として掲載。また福音館書店「母の友」(同年11月号)に掲載。
放射線像ウェブサイト




東京新聞でも以前紹介されています
<見える>被曝の影響が写真に4/19,20東京新聞記事より


私は最近、探す手間がなく簡単なので ネットで本を買うことが多いのですが、
今回、この写真集は近所の書店で予約購入することにしました。
以前知人が本を出した時に、
「本屋さんで注文して取り寄せてもらって」と頼まれたことがありました。
そこで売っていない本を注文すると、何冊か入荷して、その書店に並ぶというのです。
(今でもそうなのでしょうか?)

晧星社(こうせいしゃ) 『放射線像』
もしも、見える放射線にご興味がありましたら、
皆さんのご近所の本屋さんに行って予約注文をしていただけたらなって思います。
そうすることによって、全国の書店に「放射線像」が並んで
一人でも多くの人の目にとまる機会が増え
無関心な人々にちょっとでも「あっ!」と思ってもらえるのではないかと、
私はそう思っているからです。

あと、図書館で「仕入れて欲しい」と注文するのもいい作戦かも。

私の近所の本屋には3月の最初の週頃には届くということですので、
また、手に入ったら内容をご紹介したいと思いま〜す。





<東電が支援>放射能は心配ないと専門家が爆弾発言連発!女性自身より〜金に魂を売った人間と命を重んじる人々


よく書いてくれました!
感謝します

20150218175948865.jpg


放射能は心配ないと専門家が爆弾発言連発!東電支援の福島”洗脳シンポジウム”ルポ
女性自身 2015年02月19日 08:00

image.jpg

『放射能が怖くてきのこを食べないのは健康リスクにつながります』

「汚染きのこを食べるより車の運転のほうが危険」という専門家。耳を疑う言葉が飛び交う会が福島であった。放射能の危険を除去するのもそこそこに安全性を住民に訴える。国や東電は、安心できる生活を取り戻したい福島の人々の気持ちをどこまで踏みにじるのか。

「がんよりも心配なのは、骨。骨を強くする三大要因は、食べ物・運動・日光です。放射線を避けようとすると、これら3つをすべて避けることになります。すると死亡率は1.8倍に。放射線を避けるより、高いリスクを呼び込んでしまうんです」(福島県相馬市の相馬中央病院・越智小枝氏

福島の我々には、放射性物質の摂取制限なんてものは取り下げて、好きなものを食べさせて」(放射能健康相談員・半谷輝己氏

こんな冗談みたいな発言が「専門家」たちから飛び出し、しまいには参加者からも、「いろんな添加物のほうが危ない。これくらいはたいしたことない」という声が上がる始末。
こんな驚愕のシンポジウムが2月3日、福島県伊達市の山奥で開かれた。記者は地元の母親から、「トンデモないシンポジウムがあるんですよ」と聞き、取材したのだが、内容は予想を超えるものだった。

雪がちらつく午後7時過ぎ。取材班の車は、凍結した山道を急いでいた。市街地から約20分。ぼんやりとした薄明かりの中に、木造校舎が浮かび上がる。ここが会場の、廃校を再利用した「りょうぜん里山がっこう」だ。
ミシミシときしむ廊下を通って教室に入ると、地元の人と思しき年配の男性を中心に30人くらいが集まっていた。
教室の前には、このために来日したというポーランド国立原子研究センターの物理学者・ドブジンスキ氏と同時通訳者が並んで座っている。小さなシンポジウムに、いくらお金をかけているのか。

今回は「出荷制限値100Bq/kgは厳守しつつ地元民の目安としての摂取制限値の検討へ(大人1、000Bq/kg、子供100Bq/kg)」がテーマだ。
なんだかわかりづらいが、事前にシンポジウムのホームページを見ると、「放射能汚染された食品を食べても大丈夫だ」とアピールしたいのだろうと察しがついた。

“地域メディエーター”を名乗る前出の半谷輝己氏が、会の冒頭に趣旨を説明する。
「食品の出荷制限の影響で、本来食べられるはずだった山のきのこや、川魚、イノシシなどが食べられない状態が続いています。お年寄りの中には、『息子夫婦から、そんなもの食べるなと言われるから、気兼ねして食べられない』とか、『死んでもいいから食べたい』という意見が私に届いています。食文化を守る意味でも、出荷制限値は厳守しつつ、これだったら地元の人は食べていいですよ、という摂取制限の目安を設けたらどうかということを、みなさんで話し合っていただきたい」

福島第一原子力発電所の事故後、政府は一般食品中に含まれる放射性物質の規制値を1kgあたり100Bqまでと定め、それを超えるものについては出荷制限をかけている。加えて、野生のイノシシやきのこなど、極端に規制値を上回る食品が検出された地域には、自分でとって食べることも控えるようにと県知事あてに、摂取制限の通達も出している。

ところがこの会では、高濃度汚染食品でも、地元の人間なら食べていいことにしたいよう。「山や川の幸を食べたい」という地元民の気持ちをくんでいるように見えるが、リスクを福島県民に押しつけているだけではないか。

その後、次々と「専門家」が登場。いかに汚染食品が「安全」かを訴えはじめた。
1kgあたり2、400Bqのイノハナ(山のきのこ)が10g入ったご飯を1合食べた場合、損失余命は7秒。一方で、自動車を10㎞運転する場合に、事故死する確率から計算した損失余命は21秒。イノハナご飯を食べるより、自動車を運転するほうが3倍程度リスクが高いんです。こういう事実を考えることが、合理的な行動に結びつきます」

こう述べたのは、ビデオ出演した福井県立大学経済学部教授の岡敏弘氏
“損失余命”とは聞き慣れない言葉だが、人間の寿命が特定のリスクに遭遇することで、短くなる平均寿命のことだ。
ちなみに、野生きのこの摂取制限が出ている南相馬市の測定結果を見ると、原町区で採れたイノハナから1万4、140Bq/kgという超高濃度の放射性セシウムが検出されている(平成26年9月時点)。
「“損失余命”が理解できたという方は青、わからないという方は赤を上げて!」
半谷氏が参加者に問いかける。参加者には事前に赤と青のカードが配られており、そのつど、カードを上げさせて理解度を測るようだ。
参加者は、ほとんどの方が戸惑いながらも青のカード(理解できた)を上げた。

さらに、冒頭で登場した越智小枝氏が「放射能が怖くてきのこや山菜を食べなくなったという方がおられますが、野菜やきのこを食べない、これらは全部健康リスクにつながります」と、たたみかける。
放射能安全派の弁はさらに続く。同じくビデオ出演の東京慈恵会医科大学教授で小児科医である浦島充佳氏は、「チェルノブイリ原発事故によって増えたのは子供の甲状腺がん。しかも、亡くなった方はほとんどいません。白血病は増えませんでした」 と、キッパリ。さらに、「食品に含まれている放射性セシウムが、子供のがんを引き起こすかというと、それはどうかと思う」とセシウムのリスクを否定

大人なら1、000Bq/kg、子供でも100Bq/kgくらいなら与えても大丈夫。食べたいものも食べられずストレスを抱えているほうが、子供たちの情緒的な発達に影響します。家族で同じものを食べて、夕食には笑いが起こるような時間を過ごしてほしい」笑みを浮かべながらこう語ったのだ。そこまでして、汚染されたきのこやイノシシを子供に食べさせたいのか。正直、背筋がゾッとした。

浦島氏の「大人1、000Bq/kg」とは、食品の国際規格をつくるコーデックスという国際政府間組織が設けた基準を参考にしたもの。子供はその10分の1ならいいだろうというのが浦島氏の持論だ。しかし、原発事故で健康被害が増えたベラルーシなどは、乳幼児向けの食品規制値を37Bq/kgに設定している(左ページ表参照)。

記者は後日、3万人のがん患者を治療してきた北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏に意見を聞いた。
まきストーブに外側からあたるのが外部被ばくだとすると、燃える“まき”を小さくして口から飲み込んだ状態が内部被ばく。炭が体内にとどまると、周りの組織がベータ線(セシウムなど)で集中的に被ばくし、がん細胞に変わる可能性がある。口から放射性物質を取り込むのは、それくらいリスクが高いので取り込まないほうがいいんです」

さらに、チェルノブイリなどの医療現場を何度も視察している、さがみ生協病院内科部長で島根大学臨床教授の牛山元美医師にも聞いた。
「チェルノブイリ原発事故の後、ウクライナでは統計的有意に小児白血病が増えました(右ページ表参照)。ベラルーシの医師は、『放射性ヨウ素がほぼ消えた時期に生まれ育っている世代にも甲状腺がんが事故前より多く出ている』と話しています。つまり、半減期が放射線ヨウ素より長い放射線セシウムが原因の可能性もあります。因果関係が明確に解明されていなくても、地域の汚染状態と病気の増加は関係しており、現地の医師は、被ばくの影響だと主張していました。臨床医なら、こうした声に耳を傾け、子供の健康リスクを減らす努力をすべきでは」と、浦島氏らを批判した。

食べる楽しみや、郷土の食文化を失ってしまった地元民の悲しみや憤りは察してあまりある。しかし、その気持ちにつけこんで、わざわざ海外から学者を呼んできてまで、子供に汚染食品を食べるように仕向ける意図は何なのか


image-1.jpg
(「大人1,000Bq/kg、子供100Bq/kg」どころか、いつのまにか「摂取制限の取り下げ」提案に)

食べて心配な人は、自分で被ばく量を測ればいい

後日、半谷氏に、シンポジウムの真意を問うたが、「地域のお年寄りからの要望が強かったから」との回答を繰り返すばかりだった。
福島の母親たちは、こうした動きをどう見ているのか。

「イノハナご飯を食べたら7秒寿命が縮まる? 問題のすり替えをしてごまかさないで! 人間の体は機械じゃないんです。どう寿命が縮まって、どう死に至るんですか。いったい人の命をなんだと思っているんでしょうか」(伊達市在住・岡崎瑛子さん・仮名)

「栄養が偏らないように必死に産地を選び、調理法まで工夫している親の苦労がわかりますか? こんなシンポジウムにお金を使うなら、子供に健康被害がでないように対策を立てろと思います」(いわき市在住・遠藤千香さん・仮名)

「きのこや山菜を食べないのは健康リスクにつながる」と、話していた越智氏にも、母親のコメントを伝え、「それでも子供に食べさせる必要がありますか?」と尋ねた。
「私の持論としては、まだ食文化の確立していない子供には、必ずしも山菜や(野生の)きのこ、イノシシを食べさせる必要はないと思う」 と越智氏。あのシンポジウムの発言はなんだったのか。

シンポジウムの終盤。再び半谷氏が聴衆に質問した。

「放射性物質の摂取制限なんてものは取り下げて、自由に食べさせて。心配な人はホールボディカウンターで測って管理すればいい、こう思う人は青!」
医師らの安全神話を聞いた参加者たちは、全員一致で賛成の青のカードを上げた

「おっ、これ、できるとは思わなかった」と半谷氏は笑う。会として「きのこなどの摂取制限を取り下げてほしい」という要望書を、内閣府の食品安全委員会に提出するそうだ。

国は福島県の「放射線被ばくによる健康不安対策事業費」として、平成27年度に7億8千100万円を計上した。前年度の4千400万円から比べると、15倍以上の増額だ。
その中には、住民に対して放射線の安全性を説明する “リスクコミュニケーション”の費用も含まれている。

このシンポジウムのホームページには、「参加する専門家の渡航費・交通費は、東京電力が福島復興およびリスクコミュニケーションの一環として負担しています」と書かれている。かつて国や自治体、東電が一体となって原発安全論をふりまいていたように、今度は放射能安全神話を刷り込もうとしているのか。

原子力賠償の弁護をしている井戸謙一弁護士は言う。
「内部被ばくや低線量被ばくに危険がないという社会的認識を広めることは東電だけでなく原発を推進する勢力にとって好都合。シンポジウムにお金を出しているのは東電でも、背後には原発でお金もうけしたい勢力の意向が働いている可能性もあります」

東電にも真意を聞いたが、「東電の原子力安全改革を監視する原子力改革監視委員会の副委員長バーバラ・ジャッジ氏の意向によるものだ」と、答えるにとどまった。今後も、安全神話をふりまく会が開催されるのだろうか。そんなお金があったら、除染や避難せざるをえない人の補償に回すべきではないのか。

21時を過ぎてようやくシンポジウムが終わり、司会の半谷氏がこう呼びかける。
みなさん、イノハナご飯を別室に用意しているんで、食べて帰ってくださいね!
本誌取材班は闇に包まれた山道を、急いで帰路についた。



002_20150219215937781.jpg

越智小枝
imgres_20150219215916a4f.jpg

越智 小枝
役職 相馬中央病院 内科診療科長
専門 リウマチ科(膠原病・リウマチ内科)
資格 リウマチ専門医 リウマチ学会評議員
所属学会 ー
卒業 東京医科歯科大学医学部医学科 東京医科歯科大学医歯学総合研究科大学院 Imperial College London School of Public Health



福島浜通りの現状:敵は放射線ではない
アゴラ 2014年09月02日

afa47ac9.jpg
相馬中央病院・内科医 医学博士 公衆衛生学修士

現場主義者の「浜通り留学」

リウマチの疫学を学ぼう、と公衆衛生大学院への留学を目指していた私の元に、インペリアルカレッジ・ロンドンから合格通知が届いたのは2011年2月28日。その時は、まさかそのわずか11日後に起こる事件のために自分の進路が大きく変わるとは、想像もしていませんでした。
留学後に災害公衆衛生を学び始めた私は英国のPublic Health Englandや世界保健機関(WHO)など、大きな組織でもインターンをさせていただきました。しかし臨床屋の悲しい性でしょうか。私はどうしても「現場」が気になる体質のようです。結局留学生活の後に腰を落ち着けたのは、ここ、福島県相馬市でした。

しかし、浜通りに対する偏見がどれだけ残っているのか、ということに、私はうかつにも気づいていませんでした。

海外にも残る偏見

「『フクシマに行くの』って友達に行ったら、『そんな危険なところに行くな』『行くんだったら長居せずさっさと記録だけ取って帰ってこい』って言われたわ」

先日相馬市にホームステイにやってきた米国の大学生が話されていたことです。

この交換留学ツアーを企画する福島大学のスタッフの一人から、このような話も聞きました。

「このツアーを企画した2012年には、真っ赤にペイントされた手袋が学長の所に送りつけられてきました。『うちの国の学生を殺す気か。お前の手はすでに血塗られている』ということのようです」

いくら真面目に線量を測定し、発表しても、この福島に対する偏見が払拭されるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。

もちろん福島県に原発事故由来の放射能が存在することは確かです。私は個人的にはその測定値を安全と判断して相馬市に移住しました。しかし同じ量の放射線量を「危険だ」と感じる人々も大勢いらっしゃいますし、その考えを無理にくつがえそうとは思いません。安全とはあくまで主観的なものだからです。

今、ここにある危機

しかし一番の問題は、まだ見えぬ放射線被害に議論が集中するあまり、「目に見える健康被害」が全く注目されぬまま放置されていることです。

この3年間で、福島県ではさまざまな健康被害が生じています。そのほぼすべてが、放射線による被害ではありません。さらに言えば、その多くは事故の後にでも防ぎ得た被害なのです。以下に3つの例を挙げてみます。

1.「避難区域設定」による健康被害

福島第一原発の事故を受け、政府は原発からの距離に従って避難区域を設定しました。半径20km以内の「強制避難区域」と20-30kmの「計画的避難区域」です。計画的避難区域の住民には「屋内退避指示」が出され、外出を控えるように、という勧告が出されました。科学的に見れば、屋内に退避すれば外部被ばくを抑えられますから、この指示は必ずしも的外れなものではありませんでした。

しかし、その結果何が起きたでしょうか。待機的避難区域の住民のうち、移動手段があり家を離れることのできる方はほとんどが避難されました。更に多くの流通業者は社員が50km圏内へ入る事を禁止しました。その結果、災害弱者、すなわち移動手段や情報入手手段のない高齢者や患者を抱えて動けない病院が食料や医療資源の供給もなく取り残される結果となったのです。

「実際にご自宅で衰弱死されている方も結構いたね」。当時南相馬に留まって被災地の検死に当たった医師がおっしゃっていることです。

「毎日食べ物の事しか考えられなかった。仕方ないのでラー油だけなめていましたよ」。子どもたちの為に相馬市に留まった教師の方からそのようなお話しも聞きました。

2.避難生活による健康被害

このように取り残された方々だけでなく、避難された方もまた、健康被害に苦しんでいます。長期療養施設の避難により、避難された入所者の死亡率が3.9倍にまで上昇した、という報告もあります(注1)。これは急な環境の変化や搬送という負荷が寿命を縮めた可能性や、一度に大量の患者さんの申し送りをした結果、必ずしも患者さんの状態について十分な情報が伝えられなかった可能性もあります。

療養施設だけでなく、健康な高齢者にも同様のことがいえます。相馬市で2012年に行った仮設住宅の健康診断では、高齢者の歩行不安定性(開眼片足立ちテストで15秒未満)の危険が、仮設住宅では自宅に住まれている方々に比べ5倍以上も高い事が示されました。(粗データは相馬市HP(注2))同じ方々の握力の平均はむしろ仮設住宅の方が強く、元々筋力のある漁師さんや農家の方々が、1年間の避難生活を行う間に急速に下肢筋力の衰えを来したと考えられます。

3.甲状腺スクリーニングによる被害

もう一つの例は、甲状腺スクリーニングによる被害です。(注・「福島県における小児甲状腺超音波検査について」、首相官邸ホームページ、山下俊一福島県立医科大学副学長(当時)の解説)

「無料で受けられる痛くもない検査なのだから何の問題もないではないか」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、先日福島県伊達市の霊山(りょうぜん)地区で行われたシンポジウム(注3)で地元の方々とお話ししたところ、徐々にスクリーニングの弊害とも言える現状が明らかになりました。

ようやく風評被害が落ち着いたところでスクリーニングを行ったことで、『やっぱり福島は危険なんじゃないか』と言われるようになってしまった」と、スクリーニングの存在そのものが風評被害を助長した、という意見もありましたし、子供が「A2」(注・検査結果で小さなしこり、嚢胞(のうほう)がある)と言われた時の心理的負担を話される方もいました。

中でも問題になったのが過剰医療の可能性です。医療者側が見つかったがんを過剰に手術をしている、と取られる傾向にあります。しかし実際の所は、不安になった親御さんが「お子さんは癌です、だけど小さいから待ちましょう」という方針に納得できず、早めに手術を受けさせたがる、ということも多かったとのことです。

本来はスクリーニングの前に以下のようなコンセンサスを得ておく必要があったと思います。
普通行わないスクリーニングを行う事で、甲状腺がんが偶然見つかる可能性があります。
もしがんが見つかった場合、手術しなくてはいけない、という意見が主流です。
しかしそれは、スクリーニングをしなければ見つからなかったがんである可能性もあります。
手術には合併症や傷跡の残る可能性があります。
もし、「本来見つからなかった」がんを手術しなかったら何が起こるのかは、分かりません。
「A2」です「再検査です」と言われた時、には次の検査まで不安で過ごさなくてはいけません。それでもお子さんにスクリーニングを受けさせますか?
このようなコミュニケーションを充分行わずに始まってしまった甲状腺スクリーニングが、お子さんや親御さんの心を深く傷つけています。さらに、「先行調査のうちに小さな癌を見つけておけば本格調査での検出率が下がるか、原発の影響は少ない、と言おうとしているのかもしれない」などと、むしろスクリーニングを行う事で政府への不信を強めた方もいらっしゃいます。

健康被害への道は善意でできている

福島の災害は終わっていません。その災害はまき散らされた放射能の為だけではありません。誤解を恐れず言うならば、放射能以上に恐ろしいのは、実はまき散らされている「善意」なのではないでしょうか。

「地獄への道は善意で敷き詰められている(The road to hell is paved with good intentions)」という警句があるようです。同じことがここ、福島でも言えるのではないか。この半年間様々なものを見聞きして、私が感じることです。

福島の放射能は怖い。そのようにおっしゃる方々の多くは、(一部の明らかな悪意は別として)心の底から福島に住む子供たちを心配されているのだと思います。それだけではなく、避難区域の設定も、避難指示も、甲状腺スクリーニングも、そのどこにも「悪意」は存在しない。私たちはその事をもっと深刻に考えなくてはいけないのではないでしょうか。

個人や個別の団体に悪意はない。善意も悪をなすことはある。そう考える事から始めなければ、福島の健康被害の全容を知る事はできないと思います。狭視眼的に誰かを非難することに囚われている間に、刻一刻と被災者は増加していくのです。

今の浜通りに起きていることは、放射能という特殊事態ではありません。目に見えない脅威のもたらす健康被害は、世界中で毎日のように起こっています。たとえばエボラ出血熱鳥インフルエンザ、サリン炭疽菌などのテロ、これらもまた、見えないゆえに社会に混乱を起こす危機です。今、この福島に学ばなければ、似て非なる脅威が現れた時、人々はまた防ぎ得た被災者を大量に排出することになってしまうのではないでしょうか。

「放射能」で思考停止をしない限り、浜通りは日本の将来へ向けて、様々な学びの機会を与えてくれます。災害はもちろん起こらなければ良かった事件です。しかし一旦起こってしまったこの災害が与えてくれる知恵を、せめて受け取り損なわないようにすること。それが今の私たちに出来る最善の営みであると思っています。

越智小枝(おち・さえ)1999年東京医科歯科大学医学部卒業。国保旭中央病院などの研修を終え東京医科歯科大学膠原病・リウマチ内科に入局。東京下町の都立墨東病院での臨床経験を通じて公衆衛生に興味を持ち、2011年10月よりインペリアルカレッジ・ロンドン公衆衛生大学院に進学。3.11をきっかけに災害公衆衛生に興味を持ち、相馬市の仮設健診などの活動を手伝いつつ留学先で研修を積んだ後、2013年11月より相馬中央病院勤務。剣道6段。




半谷輝己
imgres-1.jpg  imgres-2.jpg


赤い羽根共同募金から多額の助成金をもらって「放射能は怖くない」と洗脳講演
半谷輝己:
ハイ、えーっと、一応私の切り口というのは、
あの、理化学的な「数字の信ぴょう性」ではなくて、
ま、それもあえて言う身としては、正しい知識は用意しますけれども、
入り口としては社会学的な、自分たちの生活の中でどうやって放射線を見ていけばいいのか、
自分たちに、とって、どうやって放射線とともに生きていけばいいのか。
といった観点に立って、
あっ、放射線って結構受け入れても大丈夫そうだ」っていうふうな意識を持たせる。
という考え方が、ま、あの~、講演の中身というのは、入り口のところはそんなところでやっております。
ー略ー
福島県内、そして福島県から避難している人達、
それから、福島県とは関係の無い東京の方とか関西の方も含めて、
放射線に強い恐怖感を抱いている人たちに私たちの経験を、
「そうじゃないんですよ~、大丈夫なんだ」と、
「この福島でも生きることができるし、この日本で我々は生きることができるんだ」という事を、
伝えていきたいというふうに考えております。




岡敏弘
img_20130905111831246_5912487236980825701.jpg
福井県立大学経済学部教授/大学院経済・経営学研究科教授
1959年生まれ。1988年京都大学大学院経済学研究科後期博士課程修了。
滋賀県琵琶湖研究所研究員を経て、1993年福井県立大学経済学部助教授。
1997〜98年 Visiting Professor, CSERGE, University College London。
2000年から現職。経済学博士。


放射線リスクへの対処を間違えないために
岡敏弘 2011 年 4 月 7 日

例えば現在、累積の被曝線量が 10 ミリシーベルトを超えるようなところでは、屋内退避指示が出ること
になっているが、10 ミリシーベルトの被曝で生じる追加のがん死は、1 万人中 5.7 人程度と推定されるわけ
である。
このリスクがどの程度のものかを判断するには他のリスクや現状と比較するのがよい。

ー略ー

2009 年の日本の平均寿命は男が 79.59 年、女が 86.44 年だが、これは 2005 年と比べてそれぞれ 1.03 年、
0.92 年伸びている。つまり、平均寿命は年に 90 日くらい伸びている。日本人全員が 10 ミリシーベルト被
曝すると、この伸びが 2.6 日縮まるわけである
。日常生活で寿命を縮めている最大の要素は喫煙だと思われ
る。喫煙の全死因による損失余命は数年から数十年と推定されている。喫煙による肺がんだけでも 370 日
であり、受動喫煙で 120 日と推定されている

ー略ー

以上のことから、今の私たちの寿命を決めている様々な危険要因を日頃どう扱っているかを考えると、現
状で、食品や飲料水から摂る放射性物質の危険について、個人が心配して行動を変えるとしたら、行動に一
貫性がないということになりそうである。何も気にしないというのが、おそらく、個人の利益になる。




浦島充佳
images_20150219224848d01.jpg  imgres-3.jpg
昭和37年生まれ、昭和61年東京慈恵会医科大学卒。
平成12年ハーバード大学スクール・オブ・パブリック・ヘルス(HSPH)卒。
慈恵医大卒後イギリスセントトーマス病院で短期臨床実習、その後慈恵医大の骨髄移植を含む小児癌医療に献身。


小児科医・浦島充佳さんインタビュー全文(1)
不信感持たれた政府の情報発信

2011年9月1日 読売新聞

20110901-969830-1-N.jpg

小児科医で、新型感染症の流行や生物テロなどの危機管理対策を研究している東京慈恵医大准教授の浦島充佳さんは、今の私たちは「原発事故の罠(わな)」に陥りやすい心理状況にあると考えています。浦島さんの言う「罠」とは何なのか、聞きました。(館林牧子)

小児科医・浦島充佳さんインタビュー全文(2)
基準守られれば、チェルノブイリほど甲状腺がん増えない


小児科医・浦島充佳さんインタビュー全文(3)
「原発事故の罠」にはまりつつある日本


小児科医・浦島充佳さんインタビュー全文(4)
心配し過ぎて、大切なもの見失わないで


我が家には、もともと私が趣味で買った感度の良いガイガーカウンター(放射線測定器)がありました。事故後、妻はこれをあらゆる食品にあて、少しでも高いと思うと廃棄処分にしています。私は健康に影響がないレベルだと思っているし、もったいないとも思います。家のガイガーカウンターでどの程度、正確に放射性物質が測れているのかもわかりません。

妻はストレスに弱い方ですが、今の様子を見ていると、将来不安症にならないと思います。自分で情報を集めて、対策を立て、子どもには放射能の入ったものを食べさせていない、という自信があるからです。



牛山元美医師 

放射線被ばくを学習する会「臨床医が見たチェルノブイリ、福島の現状」
2014年3月18日 牛山元美医師 文字起こしブログ

1.「やっぱりこれは大気中核実験どころじゃない被ばくを私たちはしているんじゃないか」

2.「医療被曝も本当は身体に悪いんだよ」

3.「当初鼻血を出した子が甲状腺癌や白血病になったの?」

4.「事故当時0歳~4歳位の子ども達が、ずーっといつの年代でも一番甲状腺癌を発症している」

5.「気にしちゃいけないんでしょ?」って。 「いや、これは気にした方がいいです」

6.IAEAと福島医大「福島の悲劇を奇跡に変えよう!」 「は?」

7.~相模原・町田など65名の甲状腺エコーと白血球検査結果~

8.質疑応答「ベラルーシでの癌のタイプ・他」

9.質疑応答「井戸川元双葉町長&報道ステーション現場」




西尾正道医師

原発事故から2年 いま何を考え、何に備えるべきか  西尾正道 医師 (内容書き出し)

甲状腺疾患と内部被曝」より一部書き出し5/12西尾正道医師in郡山

「本人が望んでも解剖して臓器を測れる施設が今の日本には無いんです」
5/12西尾正道北海道がんセンター名誉院長


<茨城県のニュース>
生協が子どもの甲状腺検査開始「問題意識を持って健康管理をするっていう事自体は悪い事ではない」
西尾正道名誉院長


<トリチウムによる健康被害>
西尾正道氏「原発を稼働させるだけで、事故が起こらなくても健康被害となりえる」
「被ばく列島」より




井戸謙一弁護士

<放射能から避難する>
井戸弁護士「経済的な理由で裁判を断念している避難者の力になる決定だ」
自主避難に初の賠償仮払い命令


原発と国「もと裁判官に聞く司法の限界」井戸謙一氏 
たねまきジャーナル1/25(内容書き出し・参考あり)


たねまきJ「伊達市2人20ミリシーベルト超え・井戸謙一氏VS小出氏」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)1/25


"菅原文太 日本人の底力"  其の一
「日本の裁判"制度"というか、裁判"官"のあり方というか、 もうひとつ言えば"裁判"のあり方」
6/30井戸謙一(文字起こし)


"菅原文太 日本人の底力"  其の二の1
「緩んでしまったニッポン人」7/7井戸謙一(文字起こし)


"菅原文太 日本人の底力"  其の二の2
「日本だけ、報道していないんです」(文字起こし)



子どもの甲状腺検査 2巡目で初めて「がん」と診断

2巡目で初のがん確定診断 福島の子ども甲状腺検査 
中日新聞 2015年2月12日 04時41分

2015021201000592.jpg
2巡目で初のがん確定診断

 福島県の全ての子どもを対象に東京電力福島第1原発事故の放射線の影響を調べる県の甲状腺検査で、事故直後から3年目までの1巡目の検査では「異常なし」とされた子ども1人が、昨年4月から始まった2巡目検査で甲状腺がんと診断が確定したことが11日、関係者への取材で分かった。また、がんの疑いは7人になった。

 2巡目でがんの確定診断が出たのは初めて。12日に福島市で開かれる県の検討委員会に報告され、放射線の影響かどうか慎重に見極める。

 チェルノブイリ原発事故では4~5年後に子どもの甲状腺がんが急増した。

(共同)




子どもの甲状腺検査 2巡目で初めて「がん」と診断のケースも
FNNローカル (福島15/02/12)

甲状腺1

12日現在、2巡目が進んでいる子どもの甲状腺検査で、およそ7万5,000人の結果­が出た。
1巡目で異常なしとされたものの、2巡目で「がん」と診断されたケースが初めて判明し­ている。
医療関係者や学識経験者などが、福島第1原発事故の健康への影響について議論する検討­委員会。

甲状腺2

甲状腺3

12日は、2014年4月から始まった2巡目の甲状腺検査で、1人が「がん」と診断さ­れ、7人が「がんの疑い」があると報告された。
甲状腺4

甲状腺の検査は、東日本大震災当時18歳以下だった、県内のおよそ37万人を対象に行­われている。
チェルノブイリでは、事故から時間がたって、甲状腺がんが増えたため、今は2巡目の検­査が進められていて、これまでに、7万5,311人の検査結果が確定している。

甲状腺5

2巡目で「がん」が見つかったのは初めてで、「がん」または「がんの疑い」とされた8­人は、いずれも1巡目の検査では「異常なし」とされていた。

甲状腺6
また8人は、震災当時、大熊町、浪江町、伊達市、福島市、田村市で生活していた。

県民健康調査検討委員会・星 北斗座長は
甲状腺7

「どういうふうに考えていくのかっていうのをちゃんと整理をしないと、
多いとか少ないとかというコメント­はできないんですね。
もう少しきちっとしたデータがそろい、そして時系列的な変化や地域ごとの変化や、
あるいは当時の年齢、現在の年齢­、そういったことを正確に議論、
議論というか評価していくというのがプロセスとしては不可欠だと思いますので、
今の時点で多いとか少ないとかという話ではないと言っていいと思います。
内部被ばくとの関係性などについても検索していく必要があると思っています」
甲状腺8

甲状腺9


甲状腺10
検討委員会では、放射線の影響とは考えにくいというこれまでの評価は変えないとしなが­らも、因果関係など慎重に検証したいとしている。

甲状腺検査の流れを整理する。
甲状腺11

2011年度から2012年度にかけて、37万人を対象に、1巡目の調査が行われた。
その結果、「がん」と診断されたのは、86人で、「がんの疑い」があるとされたのは2­3人だった。
そして、2014年4月から検査は、2巡目に入っている。
甲状腺12

12日報告された8人は、いずれも1巡目は「異常なし」とされていたが、2巡目の検査­では、1人が「がん」と診断され、7人が「がんの疑い」があるとされた。
1巡目で異常が見つからず、2巡目で「がん」と診断されるのは、初のケースとなる。





福島県以外の甲状腺検査結果


福島県ではないけれど、
福島第一原子力発電所からの放射性物質で汚染されていると思われている地域の甲状腺の検査結果です

急がなければ、大変だと思います
急いで全員を検査する体制を整えなければ、手遅れになる子供が増えてくると思います。

忘れちゃいけないことは、福島第一原子力発電所の事故が起こる以前は
小児甲状腺癌は「100万人に1〜2人しか罹らない」と言われていた病気です。
日本のほとんどの医者が「小児甲状腺癌は診たことがない」と言っている病気です。


千葉県松戸市甲状腺超音波検査判定結果
更新日:2015年1月13日
 松戸市では、平成26年6月1日(日曜)より甲状腺超音波検査を実施し、その費用の一部助成をしています。これまでに検査を受けた方の判定結果をお知らせします。
甲状腺松戸

松戸市
A1  21人  24.4%
A2  64人  74.4%
B    1人   1.2%
C   0人  
合計  86人  


茨城県牛久市 甲状腺超音波検査のお知らせ

甲状腺超音波検査結果
甲状腺牛久市

牛久市
A1  41人  46.0%
A2  40人  44.9%
B    8人   9.0%
C    0人  
合計 89人  


茨城県高萩市 甲状腺超音波検査の実施状況について
(2014年4月21日掲載)

甲状腺高萩市

高萩市
A1  1232 人 76.3%
A2  369 人 22.8%
B    14 人  0.9%
C    0 人
合計  1615人 



茨城県  東海村 
【甲状腺超音波検診の状況】平成 26年 8月 28日
 
クリックすると大きく見ることができます↓
53f6df74a3ebd.jpg
<結果区分について>
  ■異常なし  A1: 甲状腺内に結節やのう胞を認めなかったもの
  ■経過観察  A2: 甲状腺内に5.0mm以下の結節や20.0mm以下ののう胞を認めたもの
  ■要精密検査 B : 甲状腺内に5.1mm以上の結節や20.1mm以上ののう胞を認めたもの

東海村1
全期間合計
A1  2571人 67.3%
A2  1230人 32.1%
B   20人  0.5%
C  0人 
合計 3821人

53f6ecfbaa6ff.jpg

53f6ed72c1251.jpg


栃木県日光市 平成25年度 日光市甲状腺検査結果報告
平成 26 年 1 月 18 日(土)~2 月 16 日(日)
栃木県日光市

日光1
A1  789人 46.1%
A2  903人 52.7%
B   18人  1.0%
C   3人  0.2%
合計 1713人


このように検査をして、その結果をちゃんと報告している市町村はいいと思う。
(本来なら当たり前のことだけど、当たり前じゃないところが多すぎる)



’14県議選:被ばく健康調査助成 市町村格差に不満 ゼロから全額まで /茨城
毎日新聞 2014年12月12日 地方版

東京電力福島第1原発事故による被ばくの健康調査を巡り、公費助成の市町村格差に不満の声が上がっている。甲状腺超音波検査や内部被ばくを測るホールボディーカウンター検査が自己負担ゼロの市町村がある一方、大半の市町村は助成ゼロとなっており、県に格差是正を求める声も出ている。

県南に住む臨床検査技師の女性(35)は2012年夏、長女(6)、長男(3)に甲状腺超音波検査を受診させた。費用は一人約7000円。これから年1回は検査する予定だが、女性の住む自治体では助成がないという。女性は「住む市町村で格差があるのは憤りを感じる。市町村や県は市民の不安を聞いてほしい」と訴える。

県によると、県内市町村では10月現在、甲状腺超音波検査は東海村高萩市北茨城市など4市町村が無料とし、かすみがうら市や龍ケ崎市常総市など5市が1回3000〜5000円を助成する。また、ホールボディーカウンター検査は牛久市大子町が無料。つくば市など3市が1回3000〜5000円を助成する。

健康調査の実施について、県保健福祉部の森戸久雄部長現時点で必要ないと判断している。不安があるのは分かるが、根拠なく調査すれば、かえって不安をあおることにもなる」と説明。市町村格差についても「県が動ける状況にない」と静観の構えだ。

常総生協(守谷市)は2013年秋、子どもの甲状腺検査を行うため、「関東子ども健康調査支援基金」を設立。検査機器を購入し、11月末までに2543人が受診した。費用は無料だが、基金へのカンパ1500円を求めている。

同基金を活用し、長男(3)の検査を受けた守谷市の飲料配達業、板子育恵さん(31)は「本来は民間ではなく、行政が子どもの甲状腺検査を行うべきだ。県議選候補者にも県民の命をつなぐ子どもたちを自分の子や孫と同じように考え、行政に働きかけてほしい」と訴えている。【安味伸一、蒔田備憲】






福島県全体   平成26年10月31日現在
放射線医学県民健康管理センター 各調査の結果

第17回福島県「県民健康調査」検討委員会 資料(平成26年12月25日)
福島県26年10月31日現在


福島県
A1  152,633人 51.5%
A2  141,379人 47.7%
B    2,240人  0.8%
C      1人  0.2%
合計 296,253人


穿刺吸引細胞診を行った方のうち、109 人が「悪性ないし悪性疑い」の判定となった。
109 人のうち、これまでに 85 人に手術を行い、手術後の病理診断の結果、1 人が良性結節、
84 人が甲状腺がんと確定診断されている。
福島109



ーーー


福島県の県民健康管理調査では、C判定は1人しか出ていない。
ということは、二次検査対象者であるB判定の2240人とC判定1人、合計2241名の中から、
甲状腺がん、がんの疑いの109名が出てきていることになる。

松戸市はB判定1人
牛久市はB判定8人
高萩市はB判定14人
東海村はB判定20人
日光市はB判定18人、そしてC判定が3人

この数字も、そこで生活している子供達の中のほんの一部
自ら検査しようと思って検査した人だけの中から出てきているのです。

手遅れになる前に早期発見して命が助かるように。

福島県のみではない関東東北地方の子供達の甲状腺の検査を、
学校保健統計調査の心電図検査と同じように定期的に全児童、学生に受けさせる体制を整えるべきだと思います。





甲状腺しこり 10歳未満被爆 高リスク
読売 2015年02月03日

 ◇放影研「1シーベルトで2.65倍に」

日米の共同研究機関「放射線影響研究所」(広島、長崎両市)は2日、被爆時に10歳未満で1シーベルトの放射線を浴びた場合、10ミリ以上の甲状腺結節(しこり)ができる可能性が線量ゼロの人の2・65倍になるとの研究結果を発表した。一般に結節の10%前後は悪性腫瘍(がん)とされ、幼少期に被爆した人が甲状腺がんになるリスクの高さが、改めて裏付けられた。

結果をまとめた論文は昨年12月、米医師会の雑誌(電子版)に掲載された。

調査は2007年から11年、被爆時10歳未満だった2668人(平均年齢68・2歳)を対象に実施。このうち、10ミリ以上の甲状腺結節ができていた470人について、被爆時の年齢や浴びた放射線量の関係を分析したところ、被曝ひばく線量が多く、被爆時の年齢が低いほど、結節ができる割合は高くなった。

一方、10ミリ未満の小さな結節の場合、被曝線量との関連はなかったといい、今泉美彩研究員は「結節が大きくなるのは、被曝した放射線量に関係があると推測できる」としている。

同研究所の調査では、被爆時に10歳で、1シーベルトの放射線を浴びた人が、60歳で甲状腺がんになる可能性が線量ゼロの人に比べて2・28倍となり、高リスクが50年以上続くことが判明している。一方、20歳以上で被爆した人のリスク上昇は確認できなかった。

2015年02月03日 Copyright © The Yomiuri Shimbun









<謎の眠り病>動画を見て気になったこと


<謎の眠り病>
「あの鉱山から風が吹いてくると、皆、眠りに落ちるのよ」
〜眠りの谷カザクスタン〜ロシア・トゥデイ日本語訳





この動画の中で気になる点が二つありました。


a.png
男の子オレグ・サムセンコの髪の毛
一部分色が抜けている


b.png
馬の背中に白い斑点がある


過去にこのブログに書いた内部被曝によって色素の抜けるアルビノという症状ではないか?

「身体の一部が白くなるアルビノと呼ばれる突然変異」
ネズミや鳥になにが?高放射線量地域生物に異変TBS(内容書き出し)

2013091229.jpg
頭部に白い羽が見られます。
面積は小さいもののチェルノブイリで見つかったアルビノのツバメ同様、羽が白くなっています。

<黒毛和牛の白い斑点>
「被ばく調査の生きた標本。 生きた証拠です」希望の牧場・ふくしま
9/13スーパーJチャンネル(内容書き出し)

吉沢:
360頭の牛の中に8頭ぐらい。
白い斑点状態の牛がね、8頭ぐらい今生きているんですよ。

吉岡:あの黒い牛の中に?
2013091346.jpg


<被ばく症状>アルビニズム白色症 ・アルビノそして白斑
カネボウ以外の9社でも白斑か
NHK 9月10日 17時56分
2013091241.jpg


内部被曝に迫る ~チェルノブイリからの報告~(内容全部書き出し)
NHKの番組 2011/8/6放送より一部抜粋

なかなか研究が進まない内部被曝の人体への影響
その中で数少ない先駆者に光が当てられています
そのパイオニアのひとり、大阪大学名誉教授 野村大成さんです(医薬基盤研究所 大阪)
野村さんが注目しているのはセシウムなどの物質が出すベータ線です
マウスにベータ線を出す放射性物質を注射したところ、生まれた子どもの細胞に異常が見られ
突然変異で毛の色まで変わりました

図3


<被ばく症状>アルビニズム白色症 ・アルビノそして白斑
2013091313.jpg





<急増>子供の将来より補助金が欲しい!〜埼玉の小学校修学旅行に福島へ


修学旅行というところが、許せない。


埼玉公立小、福島への修学旅行が増 1校から10校へ
埼玉新聞 1月15日(木)15時43分配信

東京電力福島第1原発事故後、激減していた県内公立小学校(さいたま市除く)の福島県への修学旅行が増えてきたことが14日、県教育長の定例会見で明らかになった。

原発事故後の2011年度、同県で修学旅行を実施したのは1校しかなかったが、本年度は10校に増えた関根郁夫県教育長は「今後もいろんな機会を通じて福島県で修学旅行を実施するよう働き掛けていく」と話した。

県教育局義務教育指導課によると、原発事故前の10年度は70校が修学旅行で同県を訪れていた。震災事故後は箱根(神奈川県)や日光(栃木県)などに行き先を変更する小学校が続出。12年度に福島県で修学旅行を実施したのは2校、13年度も5校にとどまっていた。

昨年、上田清司知事の招きで同県の佐藤雄平知事(当時)がさいたま市を訪れ、埼玉県内の首長と教育長に直接、「修学旅行はぜひ福島に」とPRした。

県教育委員会も市町村教委や小中学校などに呼び掛けてきた。関根県教育長は10校になったことについて、「上田知事やこれまでの一連の働き掛けによる効果があったのではないか」と述べた。




埼玉県上田清司知事記者会見テキスト
福島県を支援する取組について

埼玉新聞
先日、全国知事会で知事が東日本大震災復興協力本部長の立場から、だいぶ埼玉県の一時落ち込んだ修学旅行が回復したという御報告をされましたけれども、知事としては前段として福島県知事が埼玉県にお越しになってですね、首長、教育長に呼び掛けたという経緯がありましたけども、その効果が徐々に出て来ていると、そう捉えてらっしゃるのかというのが1点と。

また明日、福島県知事がお越しになるそうですけれども、新しく何か呼び掛けるお考えがあるのかどうかお聞かせください。

上田清司知事
新しい内堀新知事さんのお考えなんかも聞かなくてはいけないと思っておりますが、埼玉県的には一貫して福島県産品の販売・活用PRをずっとやってきたつもりでもありますし、また、観光などについても協力していただけるようにお願いをしてきました。この姿勢は一貫して変わらないつもりであります。その象徴的なものが実は修学旅行だと、私も申し上げていました。ある意味では保護者の皆さんたちが心配されて遠慮されるというきらいがあって、極端なことを言えば、平成22年には70校だったものが、平成23年には1校になったと。平成24年には2校だと、それでこの後くらいからアピールを始めまして、平成25年には5校、平成26年には10校というかたちで、昨年つまり平成26年に教育長さんたちにもお集まりいただき、佐藤雄平前知事のお話も聞くという機会をいただきましたので、この効果が実際に出て来るのが平成27年、つまり今年からかなと思っております。
 
昨年レベルでは、そんなにまだ早く対応が出来なかったのかなという風に思っております。ほとんど1年前くらいから宿の手配、その他のことをやっていると聞いていますので。今のところ25年からだと5校、10校と来ていますので、平成27年くらいには20校になっていただいて、その次の年くらいには40校になっていただいて、その次の年くらいには回復、というようなことが出来れば一番いいなという風に思っております。
 
一定程度の評価をいただければ、保護者会などの考え方も変わってくると思っておりますので、私たちはもう会津若松市などの福島県を代表する観光地では、いわゆるそうした課題は無いという風に思っていますので、是非保護者の皆さんたちにも御理解をいただいて、正に「福島県がもし埼玉県であったら」という気分で応援をしていただくようにお願いしたいなという風に思っています。





「修学旅行、福島に来て」 観光関係者、全国でセミナー
2014/1/18 6:00 日本経済新聞 電子版

 福島県が修学旅行、大学の合宿といった教育旅行の誘致に懸命だ。自治体や観光関係者が全国各地に赴いて安全性や県の魅力をPRしたり、県内での合宿などに補助金を出したり。そのかいあって、福島を訪れる学校数は徐々に回復。それでも東京電力福島第1原子力発電所事故前の水準にまで戻すには、息の長い努力が必要なようだ。

■説明会で手応え

 17日、東京都内で福島県への教育旅行をテーマにしたセミナーが開かれた。同県観光物産交流協会(福島市)の主催で、県外開催は初めて。首都圏の学校や旅行会社から約100人が出席した。

 約3時間の内容は放射線の健康影響に関する専門家の講演、福島での林間学校を再開した都内の中学校からの報告など盛りだくさん。沿岸部の新地町で語り部活動を続ける女性は、被災体験を伝える紙芝居を披露した。

 同協会の野崎和彦・教育旅行推進課長は「飛び込みの出席もあり、予想以上の盛況。教育効果の高い学びの場が多くあることが伝わったと思う」と手応えを語る。

 東日本大震災前、福島県には年間7千~8千校が訪れていた。訪問先は幕末の攻防の舞台となった会津地方、いわき市のスパリゾートハワイアンズなど。農業体験やスキー教室を目当てに福島を目指す学校も多かったが、震災と原発事故で状況は一変した。2010年度に7647校あった教育旅行は、11年度は2082校まで急減した。

 猪苗代町の旅館「マウント磐梯」。毎年スキーシーズンには50校前後が投宿したが、震災後は5校前後。一ノ瀬正一社長は「以前は関東からの交通の便の良さ、雪質などが評価されていた。若者のスキー離れが進む中、教育旅行はありがたい存在だった」と残念がる。

 平日に大人数で来る修学旅行の経済効果は大きい。バス、土産物店、食材納入など多くの業種が潤い、大人になって再び訪れる「リピーター化」も期待できる。福島の観光再生を目指す人々が精力的に誘致に取り組む理由もそこにある。

■フラガールPR

 方法はまさにあの手この手だ。柱の一つは観光物産交流協会の職員や観光業者などが手分けして学校などを回る「キャラバン」。12年度は12回、13年度は9回、北海道や九州などに赴いた。校長会に出席して放射線量の低さなどを説明したこともある。2月のキャラバンにはスパリゾートハワイアンズのフラガールが初めて同行。ダンスの披露や高校生との交流を予定する。

 協会は昨年、教育旅行の担当を2人から5人に増やした。県外の学校が県内で部活動の合宿をすれば、職員が出向いて「修学旅行もどうぞ」と売り込むなど地道な活動を続ける。猪苗代町は県外の学校が町内に泊まって体験活動などをする場合、1台につき5万円を上限にバス代を助成する


 震災から3年近くがたち、原発事故の風評被害は和らいでいる。今月、修学旅行で福島を訪れる熊本県立人吉高校は「保護者の抗議を心配し想定問答まで作ったが、特になかった」と話す。一方で「原発事故は依然ネック。保護者から1人でも異論が出ると行きにくくなる」(大手旅行会社)との指摘もある。

 津波被災、原発事故、再生可能エネルギーなどを軸にした復興の模索。福島には、これからの社会のあり方を考える手掛かりが数多くある。より多くの学校が不安なく訪れるためにも、福島第1原発の安定が急務だ。

(福島支局長 中丸亮夫)







<福島県外も検診を!>環境省のパブリックコメント締め切りは1月21日マデ。〜肝心な部分の議事録が公表されていない〜&第14回専門家会議終了後の記者会見文字起こし

2014年12月18日
第14回 原発事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議終了後の記者会見


記者:コホート調査のように臨床研究としてやるんですか、やらないんですか?

長瀧1
長瀧:
検査を受ける自由
被災者の方々の自由というのがありますよね、まず。受ける受けないっていうことは。
それはむしろ尊重しなければいけない。
だけど一方で、科学的に、ま、言葉はかわり、変わりましたけれども、
方法とちょくご、ゲン、本当に放射線の影響が、を科学的に疫学的に調べようとしたら
それはもう、ある意味で、生涯ずっとフォローするということで、
集団を決めてフォローしなきゃならない。
お互いに相反することですよね、その個人にとってみれば。


記者:え、ですからどちらです?

長瀧:
それを、それを我々は両方とも必要だということをこの委員会では明言して、
それはもう本当に原発の現地で十分に、もう、理解を得るようにしてということが、ま、全体の、だったかな?

記者:
では、現地に丸投げという、
現地で考えろと。
「福島県で考えろ」ということですか?

環境省 北島智子環境保健部長:この31ページ、

記者:
31ページ32ページで、
「コホート検査というのがなくなりまして、臨床研究に関わる倫理指針に基づいて、
その甲状腺がんの増加の有無に関する科学的知見を得られるような検査を充実させるべきだ」
と、31ページには書いてあります。
で、その上には「これまでの甲状腺がんの評価する」と書いてあります。
ところが32ページには、887とかですね、あたりには
「施作として一律に実施するということについては慎重になるべき」
で、一方で、
検査を希望する住民には検査する意義とメリットデメリットの両方の十分な説明と合わせて、適切な検査は提供すべきという意見があった、と言って、
ここで会議で議論されていたことがだらだらと書いてあるだけ

結局専門家会議としての結論というのがありませんし、ありませんので、そこをお尋ねしたんですが、
長瀧座長は今、結局その、どっちも大事だと、

長瀧:そうですね。

記者:
いうことをおっしゃったので、つまり専門家会議としては、
これは福島県に丸投げするということですか?

北島智子1
環境省 北島智子環境保健部長:
32ページは近隣県の話になっていると思います。
ですからこっちとこっち側は、別の、話です。

記者:
つまり福島県の近隣の県については、この最後の3行にあるように、894行目からあるように、
「その自治体が望めば国は支援するべきである」と。
そういう意味ですか?


北島智子2
北島智子 環境省環境保健部長:
えっと、個別の相談やリスクコミニケーションについての話です。

記者:
つまりここでは、検査するメリット・デメリットというのは、
ここで、「会議で議論された」と述べているだけで、それについての結論は一切なく、

そしてそのリスクコミニケーションという言葉については、

長瀧:いや、あのー、

記者:やりなさいと。

長滝
長瀧:いや、この「福島県外については対策型検診は良くない」って書いてありますよね。

記者:県内は続けるけど、県外はやらないと。

長瀧:対策型の検診をいきなりやることは、県外ではもう、線量の関係からやるべきではないと。

記者:
福島県内ですけど、WHOに書いてあるような疫学的追跡調査をしていくというご指摘で、
そのためにと。
 
長瀧:
や、やるべきだけども、それを全員にやろうっていうと、
今度は被災者の受診受検受診のね、自由をどうするかっていう両方とも非常に難しい。

記者:それが臨床研究に関する義務指針に

長瀧:
そうですね。
だからその、調査をやるとしたら、
受診者の自由を十分尊重しながら臨床指針に従った形できちっと、同意も取った上で、
えー、その放射線の影響を調べるような”企画”をすべきだ。
 
記者:そうすると、ここでおっしゃっている疫学的追跡調査は、現行の調査とどんな点が違うんでしょうか?
 
長瀧:
あのぉ〜、ですね、そこはすごく原爆の場合はね、もう強制的にコホートが決まって、
それを、ま、ずっと60年間フォローしてきたわけですれども、
それと同じようなことが福島でできるだろうか?と。
そのために、これは被災者の健康を本当に考えた時に、
1人1人の任意型の検査というものは当然、もう出てくるわけだけども、
それと一緒に、「放射線が怖い」と、「放射線のせいだ」ということを検診を通じて何かを出そうとすれば、
それは、きちっと同意を取って、そしてその、疫学的な研究としてやらなければならないということ。


記者:あらたに、

長瀧:
それをいまここでね、
「疫学的に怖い」ということに対して放射線の影響を調べようとするんだったら、
それはちゃんと被災者の同意を取って企画して進めなければならないということ。
 
記者:
じゃあ、今も多分検査をしている方の同意を、
県立医大では取ってらっしゃると思うんですけれども、
新たにその疫学的調査に対して、

 
長瀧:
そうですね。
先行検査が終わって、1周目が終わって、そのあたりで、
その、時点時点で何をやらなければいけないということを、
委員の中でも議論するし、県民にもオープンにして、その次のステップを考えていくと。
そういう中で、本当にその被曝の検査をするんだったら、
ちゃんと同意を取った、そういう、ま、検査に必要な体制を考えて、
え、お互いに理解をしながらすすめていくと。

記者;ここでそれを実行すると?

長瀧:
ここでそれをやりなさいとかね、やるべきじゃないと言うところまで、我々そんな状況じゃなくて、
もっとやっぱり現地の、お、被災者の方と、現地で検査をする方の間の会話を
ま、我々としては尊重したいという。
決して丸投げという意味ではない。
   
記者:
そのために国に対して、「国は福島県に体制を充実させるために支援を」
と書いてありますが、それは具体的にどんな支援を想定してるんでしょうか?
  
1
環境省 北島智子環境保健部長:
それについては、この専門家会議の報告書を頂きまして 私どもが新年度に向けた施策を、
これからあのー、方向性を示していきたいと思っております。
それについても、また近日中に、皆様方にあの、お知らせできるように準備をしたいと思います。
  
記者2:
今回の報告書について自治体からもなんらかのリアクションが出てくると思うんですけれども。

長瀧:自治体とは福島県の?

記者2:
福島県とかその他の近隣の県の。
それについて専門家会議で、ま、意見を返すことというのは、今後どういう展開が考えられるんでしょうか?
 
環境省 北島智子環境保健部長:
あの、専門家会議の、
あくまでも専門家会議の専門家のご意見として今回頂戴しておりますので、
これは広く周知した上で、色々なご意見やですね、リアクションがあった場合には、
環境省として受け止めまして、また今後の検討に還元していきたい。
そういうふうに思っています。
 
記者2:
中間報告という形になっていますけれども、
今後どういうスケジュールということになるんですか?
 
環境省 北島智子環境保健部長:
具体的にですね、今後じゃあどうするか?っていうと、
いま、あのーあの、入手可能なデータは提示しまして、
そこでも可能な限りの議論をしていただいておりますので、
あのまた新しい物がいろいろ出揃ったところで必要な検討をしなければいけないと考えております。
ちょっと具体的にすぐ、じゃあ次何という予定はまだたっておりません。
 
記者2:
今の段階で来年度以降、そういう予算措置ができるものは中間報告を受けてやっていくというようなことですね。
 
環境省 北島智子環境保健部長:はい。
 

記者3:
読売ですけど、
これは、この修正箇所はいつぐらいにホームページにアップする予定ですか?年内とか、

42
北島部長の後ろの緑のネクタイの男性:今月中にはやりたいと思いますので、まぁ、あの、
 
環境省 北島智子環境保健部長:「数日内に出せればいいな」と思っています。
 
記者3:
さっきの質問ですけど、これは新たなデータがあるまで
中間取りまとめってやっているけれども、
例えばパブコメとか書き直すとか、そういう性質のものではないんですよね?今回の。
  
環境省 北島智子環境保健部長:
あの、専門家のご意見ですのでこれに直接、その、あの、パブコメをいただくというよりは、
それに対する施策を行政として、ま、方向性を示していきますので、
それについてはご意見をいただいていこうと思っております。
 
記者3:
●については中間まとめを直すということじゃなくて、
それに対して環境省にご意見どうぞみたいな形になって、
環境省が新年度の予算とか今後の施策に生かしていくという流れになるわけですか?
 
環境省 北島智子環境保健部長:
え、あのーこれ(中間まとめ)を受けて、
環境省としての新年度予算とかですね、新年度やる方向性をお示ししますので
それに広くご意見をいただこうかなと思っております。
 
記者3:
これを公表して読めるようにして、
意見を募るのは、環境省の新年度の事業については意見を聞くけれども、
これ(中間まとめ)についてはまぁどうこうというんじゃなくて、専門家の結論ということで公表することですか。
 
環境省 北島智子環境保健部長:はい。
 

記者4:中間とりまとめについて具体的に環境省の行う施策についてはいつ公表されるんですか?
 
環境省 北島智子環境保健部長:
え、それもあの、あわせて近日中にお出ししたいと思っております。

記者4:予算確定後ですか?

環境省 北島智子環境保健部長:
ただあの、予算が確定する前に方向性をお示ししませんとご意見頂戴できませんので、
それは近日中にお示しして、それでこれからの予算の作業で実現していくというような段取りで、

記者4;パブコメも

環境省 北島智子環境保健部長:パブコメも近日中にスタートしたいと思っております。
 

記者5:現段階で予算の方向性はどう考えてるんでしょうか?
 
環境省 北島智子環境保健部長:
いくつかはこの中で、「国としてやるべき」という風に書いていただいてるところがありますので、
そこについて予算措置が必要なものですとか、
今までの研究費の中で対応するもの、いろいろあると思っておりますので、
今それを整理して、できるだけ早くお示しします。
 

記者6:
福島民友ですけど、原発事故で低線量、高線量ありますけれども、
被爆を否応なくした人がいるわけです。
その人の健康管理を守るのっていうのは、わたしは国の最低限度の責務だと思っています。
そこの、特に甲状腺の部分でなぜ「任意」というものが入ってくるんですか?
 
43
長瀧:
あのー、ん、検査を、強制的に調査を、我々の意見はですね、
対策が出て、希望する人もしない人も
「みんな同じ検査をして、たくさんの検査をするということが決していい健康管理ではない」
とそういうことです。
「ただ怖いから検査をしろ」とか、「被爆の被害を受けたから検査をしろ」、
「健康検査とはそんなものではありません」と、
個人個人が受ける検査に対して、採血しろとか何かっていうことをですね、
ただ怖いからということで強制するようなものではない。

もう既にいろんなそれぞれの場所で、「私たちは被災者と呼ばれたくない」という、
それだけもう被災者の中で随分もう3年経って意見も分かれていると思うんですね。
それをただ強制的に怖いから皆さん同じ検査を受けなさいというものではないと思う。

 
記者6:
福島県側で丹羽先生とか阿部先生とかの意見はそうではないですよね。
検査をすることが不安の解消につながるという意見が出ているわけです。
 
長瀧:そういう意見もあるでしょうね

記者6:それは長瀧さんは汲みしないんですか?

長瀧:この委員会ではそういう意見は出なかったでしょ。
 

45
環境省 北島智子環境保健部長:
あの、ちょっと補足をさせていただきますと、
31ページのところのこの「福島県の対応については今後も継続していくべきと評価する」
というふうに書いていただいています。
ですからちょと誤解のないようにこれをよく読んでいただきたいと思います。

ただ、あのーようするに、疫学調査として充実するに当たっては、あのやはり同意を取るべきところは取って、
充実する研究に参加、
あの、えー、検査に参加していただく方
を絞ったらどうか、ということが併記してあるという整理でございます。

記者7:この人が答弁するのおかしいですよ。

男性:捕捉しただけでしょ。

 
記者8:すみません、座長に専門的な点で、

記者7:環境省がどうかするのはおかしいですよ。

記者8:
31ページと34ページなんですけれども、
「被ばく線量に応じて検診を行うべき」ということなんですけど、
で、「比較的低いところではやらない方がいい」と。
その線量というのは100ミリなんでしょうか200ミリなんですか、1ミリなんですか?
科学的にみて被ばく線量に応じて検診をすべき線量と、すべきじゃない線量を教えていただきたいんですけど。
  
46
長瀧:
あのーですね、
将来、リスクが考えられるというのは、臓器によっても違うし、年齢によっても違うし、
ただ一律に100ミリだからとかね、50ミリだからっていうことはいえないと思う。

やはり今までのいろいろと放射線の線量と、その人たちをフォローしてた時の異常が、
についての報告があるわけですから、
そこでなんらかの異常があるというふうなものについてはもちろん検査をすべきと。
 
記者8:
臓器とおっしゃいましたけど、
基本的にはこの専門家会議では甲状腺ガン以外には触れられてはこなかったんですけれど、
臓器別の本来ですと線量をお示しするということもあったと思いますが、
そこら辺についてはいかがでしょうか?
 
長瀧:
今のその線量が、各臓器別の線量の評価に関してはですね、
まだまだ今から、ひとつは、そうですね、ちょっとそこを整理しなきゃいけないんですけども、
被曝したかどうかということに対する線量の不確かさっていうのは、もう何度もここで言っていますよね。
だから線量の評価は、いまからもうどんどんどんどんやっていかなきゃ。
もう精力的にやると。
そしてその線量の評価に従ってその地域の、
あるいは被爆した方の健康管理は十分にやんなきゃいけないんだけども、
わからないからといって全員に過大な健康検査をするということが本当にいいことなんだろうかと、
そういうことの非常に難しい議論ですね。
 
白石:そうすると、JCOの時のように1ミリを基準に検診するというのは問題であったという?
 
長瀧:
あのJCOの時は、私も、あの時も座長でしたけれども、
あれはその、国の委員会の結論と自治体の実行とは随分離れていまして、
あのー、国の委員会としては「自治体の検査することを阻むものではない」というふうな言葉だったと思います。そして自治体としてはやっぱり心配な人のフォローアップはしたいから、自治体としてやるそういう、
なんかそんなふうな結果だったと思います。
 
記者9:
すみません、福島民友さんの関連で、
最新の県民健康調査検討委員会でも、
福島県庁の方が、県民の意見として「健康調査を続けていって欲しい」と読み上げられておりましたが、
被災者として「怖いからといって健康調査をしてほしくない」という、
先ほどおっしゃった長瀧さんの意見は、どこから拾われたものなのでしょうか?

取材をしていて伺ったことはないので。
 
47
長瀧:
いや、もう、あの〜、直接私が聞いたのは、ま、こういう委員会で2回あります。
フォーマルなところで被災者の代表としてね。
 
記者9:被災者の代表として「健康調査をしてほしくない」という言葉を聞いた、
 
長瀧:ま、その「被災者として扱われたくない」という言葉を。ええ。
 
記者:健康調査に関しては?
 
長瀧:
え、だから、その健康調査は被災者だから手帳を使って健康調査をやりましょうということ。
  
記者9:「被災者として健康調査をしたくない」という言葉を2回聞いたということですか?
 
長瀧:そうですね、

記者9:2回聞かれた?

長瀧:はい。2回聞きました。

記者9:わかりました。

記者10:すみません、そのフォーマルな

環境省:あと少しで終わりに

記者11:
子供被災者支援法に基づいてこの会議は出来たんですけれども、
被災者支援法では「被曝に起因する医療費については減免を国は講じるべきである」と求めているんですが、
この専門家会議では一切その医療費減免については議論されなかったんですけれども、
それはどうしてなんですか?
  
長瀧:
ですから、それはあの、「被曝に関係する病気かどうか」っていうことを主に議論したわけですね。
科学的に生物学的な効果としてその影響があるかどうか?
そのリスクがどれぐらいあるか、ということは非常に時間をかけて議論しました。
ただ今度はそのリスク、具体的な科学的リスクに加えて、精神的なあるいは社会的なですね、避難したとか、
そういう健康への影響はいっぱいあるんで、
で、それはむしろ放射線の影響よりはもっともっと今の日本にとって大きな問題
で、
もっともっと力を入れていかなきゃいけない分野なんだけども、
それは我々としては認めて、もう十分に認めてる。
だけど、この委員会でそこが議論できるかっていうと、
例えば精神科の専門家もね、リスクコミュニケーションの専門家も、誰も入ってません。
我々が期待されたのは、放射線の影響があるかどうかっていうことだけで、
 
記者11:
それ(放射線の影響)についてはリスクが低いから、
医療費についても議論するまでもないっていうようなご判断
 
長瀧:
ま、そうです。
まあ医療費は我々議論しませんでした。
ただ、どこまで放射線によるね、科学的な議論があるかということ。
で、それに基づいて医療に対して云々っていうのは、
それこそ行政の方が、この委員会の結論を受けて、
行政がどう医療費にまで話を持っていくかということだろうと思います。
ですから、この委員会は
専門家としての客観的に放射線の影響が生物学的にどこまであるかということについて、
ま、1年間かかって議論した。
それはその初期の、始まったばっかりの時の何もわからないで「怖い」と言ってた時と、
3年間経って随分、もう測定結果が3年間溜まってきた段階で、
我々はその3年間のデータを頭に入れて、現在、科学的に考えましょう。
まあそういう立場がこの委員会ではないかと思うんですけどね。
 
記者11:
「生物学的被害よりもよりも心理精神的被害の方がより大きい」という、
そのエビデンスはどこに書かれていますか?
  
長瀧:あのーだからそこは、ただ、その別に、もう我々の、もう専門家もいないから、だけれども、
 
記者11:いなければ、エビデンスあるんですか?ないんですか?
 
長瀧:ここでエビデンスを出して議論はしてません!
 
記者11:では何故、心身の、精神的な影響のほうが大きいということになるんでしょうか?
 
48
長瀧:
ではいま福島県で、あなたにお聞きしますけども、
福島県で、どのエビデンスで病気の人が多いというんですか?
 
記者11:104人癌が出てらっしゃいますよね
 
長瀧:
どこに?
癌!


記者たち:甲状腺癌、甲状腺癌が、

長瀧:甲状腺癌、出てるのかどうかっていうのはどうやってみる、
 
記者8:
長瀧先生、論文書いてらっしゃいますよね、10月に。
そこの中では、「チェルノブイリよりも甲状腺癌が低線量なのに高い」
というふうに高村先生と一緒に書いてらっしゃいませんか。

長瀧:うんうん、

記者8:つまり多いですよね。
 
長瀧:低線量で?
 
白石:
その論文には、
「チェルノブイリよりも線量は低いけれども甲状腺癌の数は多い」ということを言及されてらっしゃいますよね。
 
長瀧:あああれね。今ちょっと、ぶん

記者8:つまり高村さんと

長瀧:
ちょっと文献によってちょっと違うもんですからあれだけれども、
その時は笹川財団としてチェルノブイリで我々が作った超音波を持って行って、
そしてそのチェルノブイリで測った時の癌の頻度と、
それから、しかも被ばくしていないというところのね、がんの頻度と
福島の頻度が同じだということは書いてます。
 
白石:「福島の方が多い」と書いてますが
 
長瀧:
いや、あのー、ですから、被曝してるところはもう圧倒的にチェルノブイリの方が多いですよ。
例えばゴメリ地方とかなんかということでとれば、
 
記者13:
被曝の頻度というのは、福島とチェルノブイリで比べるデータは、福島の場合1080人しかないんですよ。
福島のデータというのは「福島が被曝してない」ってデータはどこにあるんですか?
 
長瀧:
被曝してない人。
いや、あのー、被曝していない人と比べたということですね
 
記者:いや、福島が被曝していないという前提で今ものを仰ってますよね?
 
長瀧:
いまその環境省の国民の受託研究で、
福島から遥かに離れたところの、4000人ですけども、
少なくともその方々の好意によって、健康診断を同じような方法でやってもらって
「福島と差がなかった」というデータはありますよね、今。
 
記者8:
でも三県のあの検査は、あの3県調査は多分疫学的には比較できないんじゃないかというふうに、
それはヒロセさんがここにいらっしゃるから、その時の担当だと思うんですけれども、
それはやはりそういう比較はできなくて、
もうちょっと多い数で比較されてその論文は先生は書かれていたと思いますし、
福島が被曝してない、
 
長瀧:
ですからそれを、それが本当に増えたかどうかを見るためには、
同意をとって疫学的にちゃんと意味のある検査をしなければ結果は出ない
と。

記者8:そのために先ほどの話

49
長瀧:
おそらくまあ今の想像では、あるいは他の国際的ななんでも、
ずっと生涯フォローしても有意者が出るかどうかわからないと。
「出ないとはいえない」という程度のものですから。
だからそれを見つけるためには、
本当にきちっした調査を福島でやって、何か結果が出るかどうかということですから、
今の段階で増えた減ったということはとても言えない、言えるはずがないですね。
 
記者:そもそも論なんですが、現在の甲状腺検査って強制なんですか?任意じゃないんですか?

環境省得津参事官
環境省 得津馨参事官:任意でやっていますし、任意で受けたい方が受けてる。

長瀧:福島も今は任意、任意だと思いますよ
 
得津参事官:
県立医大から受診勧奨の案内を出して、それで受けたい方が受けているというのが実態だと思います。



〜23:55
ここまで書き出ししてから気がつきました。
ourplanet-tvのホームページ
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1867
下の方にすでに文字起こしがあったことに!
なので、以下はourplanet-tvの文章を転載させていただきます。
(ちょっとだけ書き足しました)


 
記者:となると、同意書を取ることだけが、新たに加わるということか。
 
得津参事官:同意書はとっていますが、包括的な同意書でもあるので、より丁寧に臨床データもとれるような研究計画も出して、本来は同意を取るべきというのが。
 
記者:データ収集のための同意であるということか。
 
得津参事官
得津参事官:丁寧にやるとそういうことなんですけど、ただ包括同意をとって動いているところもありますので。あとそれから、重要なのはこれから進学とかで県外にいかれるお子さんたちも出てくるので、そういう方たちに、きちっとアプローチできるような、そういう環境も重要だと思っていますので、そういうことにもきちっと支援していくようなことをこの中に盛り込んであると思いますけど。そのことも、我々はやっていこうと思っていると。
 
記者:それを国がやる余地はどこにあるのか。
 
得津参事官:それは県と調整して、県にやってもらうってことですよ。
 
記者:予算措置は既に済んでいるじゃないですか。基金で。
 
得津参事官:いや基金でできるところと、できないところもありますんで。
 
記者:1000億よりも更に必要であると。
 
得津参事官:1000億ですか?
 
記者:1000億積んでありますよね。基金は。
 
得津参事官:基金は780数億だったと思います。
 
記者:国が出したのはそうですけど、あと東電が出す分がありますよね。それで足りない分を国が補完するする必要はどこにあるんですか?国がやる余地が見えないんですが。
 
得津参事官:あ、そうですか。
 
記者:どこにあるんですか。
 
得津参事官:我々は、そういうことをやったほうがいいと思っていますので。
 
記者:何を。

得津参事官:そういうあの、…

北島
北島部長:近日中にまた。
 
記者:何をするんですか。
 
白石:疫学調査をすることに、国のほうから予算措置をすることが医療支援として必要だとそういうことですか。
 
記者:コホート調査に予算をつけて、誰か研究者の人に予算をつけてやらせると。そういう趣旨ですか。
 
北島部長:そこについてはまた、とりまとめて発表しますので。
 
記者:次のタイミングというのは、疫学調査の結果が出てくるとか、疫学調査でこういうことをやりますというタイミングで公表したいと。そういう趣旨か。仰りたいことは。
 
北島部長:この報告書を受けて、国でどういう予算措置をしたり、どういう事業をやるかという方向性をこれから発表させていただくということでございます。近日中にですね。
 
記者:いま18歳未満の人だけが対象になっていますが、その年齢以外の人たち、これから生まれてくる子どもたちへの調査が含まれると考えてよろしいんでしょうか。
 
長瀧座長:少なくとも今までの報告によると、年齢に非常に関係すると。ガンの発生はね。ですから、今までも日本の40歳以上の方は、事故の時にヨウ素剤を飲まなくていいということになってたわけ。
 
記者:チェルノブイリだと、妊婦あるいは被曝されてた若い女性が生んだ次世代の方への調査まで行われてますけど、
その必要性は?
 
長瀧座長:次世代への調査はどこまで、ちゃんとコホート、疫学的にやったかわかりませんけどね。少なくとも何か有為差があったという報告は国際機関の発表の中には入っていない。
 
記者:そもそも論ですが、福島の調査は任意調査ですので、放射線量が高いところでは行政を信頼せず、調査を受けずに外で、福島県以外の調査で、、甲状腺がんが見つかっているケースがいくつかあるのですが、そもそもサンプリング調査ではないという点で、科学的な調査にあの調査が科学的な議論に耐えうるのかどうか。
 
長瀧座長:ですから科学的な調査が耐えられるようなことをやらなきゃならないけど、それを我々がいきなり、やんなさいというものではないということ。それぞれ人間が対象ですからね。調査をいきなりそこらへんの人を捕まえて調査の対象にしろとは言えない。ちゃんと話をして同意した方がその調査に加わっていただけるということが、まあ今常識ですよね。やるとしてもね。
 
記者:なので、あの調査で甲状腺ガンについて何も議論できないのではないかと思うんですが、被ばく線量が高い所ほど、福島県の調査を受けておりませんので。
 
長瀧座長:今の段階では線量に関する調査が非常に少ないですよね。がんを調べた割に、1人1人の線量が報告されてるわけではないから。だから線量との関係は今の段階ではものを言えないでしょうね。だから今度は人から離れて地域としてどうするかという方法もいくつか分析の方法がありますから。
 
記者:今の段階では、被ばく線量と甲状腺がんの関係は言えないということですね。
 
長瀧座長:もし言えるとすれば、各地域の差があるかどうかですね。例えば非常に近い浜通りと会津地方に差があるか。
 
記者:ですがその調査は2011年3月11日に住民票があった人のみですので、移動していたり、すでに引っ越していたり。
 
長瀧座長:一人ひとりの履歴を調べないといけないでしょうな。もちろんね。
  
記者:県外で希望する方がいる場合、先ほど、コホート調査の結果を見てから、国が判断するとおっしゃいましたが、自治体が調査をやりたいとなった時に、国として支援することがあるのか。
 
長瀧座長:国が支援するかどうかというのは、僕の、この委員会の判断ではなくて、委員会としては全員に同じ検査を県外の人に、対策型検査をやるのは賛成ではないと。まずスクリーニング検査のメリット・デメリットをお話して、その上で、やりたいという方がいたらそれに関して、そのちゃんとどういう方向がいいのか、自治体がお話しすると。任意型の検査として受けるということは当然のことです。
 
記者:そこに国が支援するかどうかというのは。
 
長瀧座長:それは、我々の議論ではなくて、それを行政がどう取り扱うかということで。
 
記者:それでは環境省さんはどうですか。自治体が調査したいという希望があって、デメリットも把握されて、それでもやりたいという自治体があった場合、国としてはこの中間報告を踏まえて、予算を付けたりという方向は考えてらっしゃるのか。
 
北島部長:この中間報告を受けて、どのような対策を進めるかというのは近日中に公表させていただきたいと思いますが、今、長瀧座長が仰ったように、県外については一律に対策型検診として、福島のような形でやるということは書かれておりませんので、そこはいまのところ、私どもとしては考えていない状況でございます。
 
福島議員
福島議員:私はメディアじゃないんですけど、すみませんが、そもそもこの専門家会議は、福島以外の子どもの健康調査についてどうするか、ということがメインのテーマだったんじゃないですか?ですから、そこに関して福島でもほかでも任意でやってるわけですから、任意を強調するのはわたしはおかしいと思っていますし、「福島以外でも子どもの健康診断やってくれ」というお母さんたちの声を受けて、それでこの専門家会議が始まったのに、専門家会議の中間報告が終わる時点で「福島県の県民健康調査・甲状腺検査の状況を見守る必要がある」で終わっているのは、ひどいんじゃないですか。もう結論出して「診断やるぞ」と決める段階ではないですか?
 
北島:この報告書を受ければ、現段階ではすぐにこういった事をする必要はないという風に読んでおります。
 
白石:一つ確認なんですけど、会議の中で、外部の専門家が、早急に、アウトブレイク前に、医療資源の確保など対策をたてた方がいいという話もありました。で、県外は、初期のヨウ素被曝の線量は、福島県の一部の地域と重なるどころか、高いところもあって、今、検査が行われずに、もし万が一後から見つかって、非常に深刻な転移とか、あるいはチェルノブイリの初期のような死亡例があった場合、いわゆる刑事的な、国賠ではない責任について、この会議はどう捉えてらっしゃるか。長瀧さんと部長にお聞きしたいなと。いつかきっと裁判が起こるとみんな思ってると思うんですけど、ちょっとお聞きしたいなと。
 
長瀧
長瀧座長:あのー、そうですね。検査をすればね、検査をすればそれで終わりという意味ではなくて、検査をすること自体のメリットデメリットを十分に理解した上で検査を受けていただくと。そういう態度が抜けて、ただ怖いから検査をしろといって何もわからない子どもたちを…
 
白石:もし検査がされなかったことによって、より症例が悪化した場合のことについてどう考えかと。
 
長瀧座長:少なくとも今までの50年の歴史の経験と世界中の科学的な知識を集めて、リスクを計算してこっちでもあっちでも計算して、そしてリスクはこの程度だと言ってるわけですから、そのリスクに対してただ怖いから検査をしろというのは…。
 
白石:甲状腺がんについて、リスクが高まるのは何ミリか。もう一度。
 
長瀧座長:甲状腺ガンのリスク?それはね、僕自身が一番したのは、チェルノブイリの時にこれくらいで起こるはずがないというのが最初の我々の意見だったんですね。起こったときは。そして実際に調査をして、そしてその疫学的に最初に見つかったんですね。それが本当に疫学的に科学的に意味があるかと議論になって、その時はまだ放射線の量はわかっていない。だけど疫学的なそういう事実から我々も入って、これはチェルノブイリによって甲状腺ガンが今まで無い顔が増えた、今までにないものが増えたと発表した。それはその時には言葉としては客観的事実として、「時間的それから地理的なエビデンスによって我々は判断した」という言葉を使いましたけど、それから線量がなくても起こりうるわけ。判断をできるわけ。
 
白石:今の話だとチェルノブイリの線量がわからない時点で調査をされたと。
 
長瀧座長:線量はわからないけど、がんは増えたと。事故によってがんが増えたという言い方ね。
 
白石:例えばそれがもし福島県外で起こった場合に、ご責任、専門家としてどう捉えられているか
 
長瀧座長:責任を考えて、その責任を逃れようと思ったら、「何でもやればいい、いい」って言ってたら責任はなくなっちゃうよね。それは責任を取って、でも住民の人たちの健康を真剣に考えるというのが専門家だと思います。責任を恐れて何でもやれやれって言ってたら、それは専門家が責任を果たしたことにはならないです
 
白石:わかりました。



ーーーパブリックコメントーーー

環境省 報道発表資料 2014年12月22日
「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議の中間取りまとめを踏まえた環境省における当面の施策の方向性(案)」に関する意見募集(パブリックコメント)について

環境省が作成した中間取りまとめを踏まえた「当面の施策の方向性(案)」について
広く国民の皆様から御意見をお聴きするため、
平成26年12月22日から平成27年1月21日まで
インターネット、郵送及びFAXにより御意見を募集します。

ー略ー

(注)「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議 中間取りまとめ」及び参考文献については、近日中に専門家会議の会議資料とともに、環境省のホームページに掲載する予定です。
参考URL:http://www.env.go.jp/chemi/rhm/conf/conf01.html
環境省
↑ 参考URLに行ってみれば(2015年1月6日現在の画像)
なんと!議事録が第10回(平成26年8月27日(水))までしか公表されていない!!
議事録を書く人はこれを仕事としている人でしょ?
仕事が遅すぎませんか?
第11回〜第14回が大切なのに。
やっと、福島県外の健康調査について話し合い始めた一番大事な部分の議事録もないのに
環境省がまとめた文章読めって、変じゃないですか?
第13回までの議事録はかけていて当たり前だと思いますが、最終が8月とは、あまりにも怠慢です。

長瀧座長の上記の答弁でも度々出てきているけれど、
祖父江氏の「検診の利益と不利益」メリットとデメリットばかり強調されていて、
他の先生方の意見が反映されていないのでは?と思える。

議事録を早急に公開するべきだと思います。
それを踏まえて考えれば、
1月21日がパブリックコメントの締め切りだというのは早すぎると思います。





ーーーこのブログの中の健康管理の在り方に関する専門家会議ーーー

第13回 健康管理のあり方に関する専門家会議 2014年11月26日
<完全に常軌を逸する行動>
福島県立医科大学丹羽太貫「うるさいから黙れよ、お前!」環境省専門家会議11/26 OPTV(文字起こし)




第11回 健康管理のあり方に関する専門家会議 2014年9月22日
第一部「第11回東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う 住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」のポイント9/22フクロウ・FoEチャンネル満田さんの解説入り(文字起こし)

第二部「祖父江さんの論理ばかり」環境省が書いた偏った論点整理9/23フクロウ・FoEチャンネル(文字起こし)「事務局としてのまとめがこうして出ているというのは問題です」

第9回 健康管理のあり方に関する専門家会議 2014年8月6日
<甲状腺がん>宮内昭隈病院長「ただしですね、小児の観察データは全くありません。 われわれもそういう経験はありません」8/6第9回 健康管理のあり方に関する専門家会議(文字起こし)

<線量リスクの評価と健康管理>くどくど話してなかなか先に進めようとしない長瀧重信座長
8/6第9回 健康管理のあり方に関する専門家会議(文字起こし)


<福島で手術した症例>
7割以上→1cm以上・リンパ節転移・遠隔転移 3割程度→反回神経に近い・気管に接している等
全て高リスクの癌8/6第9回 健康管理のあり方に関する専門家会議(文字起こし)



第7回 健康管理のあり方に関する専門家会議 2014年6月26日
「やはり、線量が低いと癌出ません!それは厳然たる事実です」丹羽太貫(福島県立医科大学)
6/26第7回 健康管理のあり方に関する専門家会議(文字起こし)


4.「検診の利益と不利益」祖父江友孝(大阪大学教授)6/26
第7回 健康管理のあり方に関する専門家会議(文字起こし)


1.「福島県内部外の方達に学齢期以降も含む健診と 補償を柱に提案」石川広己(日本医師会)
6/26第7回 健康管理のあり方に関する専門家会議(文字起こし)


2.「健診をする事が本当のベストアンサーなのか?」鈴木元(国際医療福祉大学クリニック)
6/26第7回 健康管理のあり方に関する専門家会議(文字起こし)





<参考>
第3回 甲状腺評価部会  2014年6月10日
<51人の甲状腺がん手術>
「取らなくてよい癌を取っているのではない。リンパ節転移や肺転移などがほとんど」鈴木眞一氏


<リンパ節転移>鈴木眞一「 病理組織学的に取ったものからみると、少なくても50% 多い施設では70%以上見つかります」6/10甲状腺評価部会(文字起こし)

<過剰診断過剰治療>
「取らなくてもいいものを、子どもだから心配させて取っているという事ではございません」
6/10甲状腺評価部会(文字起こし)


「ほれみなさい、原発事故と関係していると言われかねませんので、 きちっとそこは注意して記載願いたい」
西美和(広島赤十字・原爆病院 小児科)6/10甲状腺評価部会(文字起こし)




<甲状腺がん>「一巡目が終わって二巡目に入った時点で新たに4人子供の甲状腺癌の人が見つかったんですけど、 説明がどんどん破綻していっているんですね」おしどり・木野龍逸12/31報道するラジオ(文字起こし)

報道するラジオ年末特番『もう、だまされないぞ!2014』
2014年12月31日

ジャーナリスト 木野龍逸
夫婦漫才師 おしどり

文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/tKn3AelBRBg?t=1h3m41s

水野:
命の話もしたいんですね。
福島県での健康調査が、一巡目が終わって二巡目ですか、
事故当時18歳以下の県民の皆さんを対象にする健康調査、
これでどういうことが今分かってきているのか?これはいかがですか?

マコ:
一巡目が終わって二巡目に入った時点でまた新たに4人子供の甲状腺癌の人が見つかったんですけど、
説明がどんどん破綻していっているんですね。


水野:福島県側の説明ですね。

マコ:
1回目104人見つかった時は、
「すごく高性能な機械で、とても精度の高いスクリーニング検査をしたので、
今後20年後30年後まで見つかる予定だったものを一気に見つけてしまった」

という説明だったんですよ。
「そんな高性能なスクリーニングをしたので、たくさん見つかったけど安心してください」
みたいな説明で。

で、2回目は、では、じゃあ、もう見付からないはずだったんですけど、
2巡目に入った時点ですぐに4人見付かって、で、それは
「高度なスクリーニングと言っておりましたけれども、スクリーニングの限界があります
という説明になったんですよ。


水野:1回目がすごい高度なスクリーニングだから見落とす事はなかった、という意味だったんでしょ?

マコ:はい。

木野:要するに「100%は見付けられない」という説明に変わるわけですよ。

水野:変わったん、今回

マコ:
そうなんです。
このあいだ12月25日の説明で、
「スクリーニングには限界があるんです」という説明があったんです。
で、「見落としがあったんですか?」って聞きますと、

水野:聞きますよね

マコ:「いや、見落としはありませんでした」

水野:何があったんですか?じゃあ。

マコ:スクリーニングの限界で、

木野:
要するに「100%ではない」ま、それだけなんですけど、
それはいわゆる施策としての見落としではなくて、「機械の性能として限界があります」と。

マコ:
そうなんですよ。
で、「甲状腺というのはすごく、腫瘍の大きさはゆっくりと大きくなるので、急に大きくなることはない」
というのも繰り返し説明していたんですけれども、
蓋を開けてみたら、2年で7mmぐらいのサイズに大きくなっていたということで、
どんどん以前していた説明が、「ちょっとおかしいんじゃないですか」というのが増えてきているんですね。

木野:
結局その大きくなるのも、
前は見つからなかったから今回見付かったというのは急に大きくなったんじゃないの?
その間どのくらいのスピードで大きくなったんですか?
って聞くと、
「まだ、個人情報だから出せない」という話になっちゃって、

平野:
「チェルノブイリだともっと時間がかかったけれども、今回早いから原発の影響じゃないだろう」
みたいな話ですよね。

マコ:
そうですね。
数年後、チェルノブイリでは4年後5年後から見付かったということなんですけれども、


水野:ね、3〜4年後から甲状腺癌が増えたって言われているんですね、チェルノブイリではね。

マコ:
はい。
でも、チェルノブイリのベラルーシとかを取材しますと、
当時は10年後から増える癌が被ばくの影響だと言われていて、
その4〜5年後の癌すら、当時は「被ばくの影響じゃない」と言われていた
んですね。

水野:
言われていたんですか、当時は。
後になって認めざるを得なくなった訳ですか。

マコ:そうですね、
で、実際に当時診察されていた方に聞きますと、
ちょっと事故直後の、1年2年3年後の甲状腺をみるやり方というのが、
手で喉を触る触診で、かなり大きなものしか拾えていなかったということもあるので、
本当にチェルノブイリと比較して、というのはなかなか話すことはできないなと思っているんですね。

木野:
ウクライナなんかではエコーの超音波の検査が入ったのは、
事故後から3年目4年目とかからなので、
「だから増えたんじゃないの?」という話もありますし、
やってなかっただけなんじゃないか
ということで。

平野:
今回の4人の方も、事故の影響かどうかはわからないみたいですね

木野:わからない

水野:
ただ県としては
「断定的なことは言えないけれど、被ばくの影響は考えにくい」とは言っているんですよね。

平野:「考えにくい」って、それは主観的ですよね。

木野:「考えにくい」って言葉と「わからない」って違いますよね、言葉として。

マコ:
でもう1個気になることは、
二巡目になってから福島県の地元のお医者さんたちが、甲状腺検査に加わるようになっているんですね。
講習を受けて。
なので、その地元のお医者さんからポロポロ漏れ聞く話を聞きますと、
たとえば汚染されている地域、
比較的汚染されている地域とそうでない地域の割合が違いすぎるということなんですね。
甲状腺に結節と嚢胞と呼ばれるものが何にもない、何にも見えない状態をA1判定というんですけれど、
そのA1判定がだいたい県全体とか各自治体で見ると4割ぐらいは何もない状態の子供がいるはずなんですけど、
比較的汚染度が高い地域は、
30人中二人とか、40人中一人とか、極端に少ない


平野:あー、少ないんですか

マコ:
はい、
ということを今二巡目で検査している先生方から聞くんですね。
で、自治体ごとに人数がどれくらいか、出しているんですけど、
自治体だと広いので、やっぱり、
全く汚染されていないすごく綺麗なところと、ちょっと濃度が高いですよね、というところが混在しているので、
丁寧にもう少し、評価していかないと厳しいんじゃないかということを、
地元のお医者さんたちがおっしゃっていました。

木野:
でも結局自治体によって濃度の差はあるんで、
ちゃんと疫学の専門家が見れば差は出るはずなんですけど、
なかなかその辺が上手くね、専門家がきちんとした評価ができていない状態ですね。
評価している先生はいるんですけれども、その人の話は聞かないとか、
という状態になっているので、ちょっと内容がというか、方向性がおかしな状態です。

水野:そうですか、

ケン:それを、公式としてね、発表するっていうことですよね。

木野:そうですね。

水野:
そうですね、意味が違ってきますよね。
最後にお一言ずつお聞きしたいんですけど、
来年この原発報道に対して、どこをチェックしてみていきたいと思ってらっしゃるか、
一言ずつお願いできますか?

木野:
個人的にいうと、避難解除の関係であるとか、
さっきも言ったように廃炉を前提とした福島の復興政策というのがどこに進むか?

水野:どこに進むのか

木野:
それをきちんと見ていかないといけないな、と。
それを踏み外すと新しい被害者を生みかねないので、その辺をチェックしないといけないと思っています。


水野:
本当にそこに住んでいいのか、人を戻していいのか?っていうところですよね。
ケンさんマコさんは?

マコ:
本当に福島の方々、若い方とすごく仲良くなっていろいろしゃべるんですけど、
今私たちは、原発事故があって日本の人たちは被害者ですけど、
きちんと調べてきちんと声を上げて怒らなければ、
未来に対して、子供たちに対して加害者になってしまう。

なので、今自分たちができることを本当に知る権利には知る義務・勉強する義務があるので、
勉強しないと、と思います。

ケン:勉強しないとね、ほんとやね。

水野:知る権利と知る義務という言葉をね、思わないといけないかもしれませんね。


続きを読む

<トリチウムによる健康被害>西尾正道氏「原発を稼働させるだけで、事故が起こらなくても健康被害となりえる」「被ばく列島」より

トリチウムに関して小出裕章先生にいろいろ教えていただいているのだけれど、
「被ばく列島」という本を小出裕章先生と西尾正道先生の連名で最近出されたことを知って、
私は駅前の普通の書店で「この本ありますか?」と店員さんにメモを見せた。
被ばく列島ですね、お調べいたします」
わりと混んでいる書店内に男性店員の大きな声が響く。
心の中で「やったー!”被ばく”って声が大勢の人たちに聞こえたぞ」と思いながらほくそ笑んでいたら、、
「被ばく列島ありますよ」と案内していただいて、もちろん購入しました。
その中で、西尾正道先生がトリチウムに関して話してらっしゃる部分があります。
なんの手立てもできないまま、放出されてしまうトリチウム。
どうすることもできないからって、
見てみないふりをして危険を直視しないで出し放題のトリチウムについての部分、書き出しました。



1_20141217120010117.jpg

被ばく列島 小出裕章 西尾正道より、一部書き出し

■原発の立地周辺地域でも、がんが多発しているー北海道泊村のデータ

西尾
ところで、
がんの罹患者数の増加の要因の一つとして明らかに関係しているだろうというのは、放射線だと思います。
放射性物質は、核実験によって世界中にばら撒かれました。

また世界的には原発事故が起こらなくても原発立地周辺の子供の健康被害は報告されています。
実際に北海道の泊原発なんかの周辺地域では、がんの患者数がダントツに多い
道内平均の1.4倍程度です。
岩内町と積丹町は近隣町ですが、これらの原発周辺地域でも年齢補正をしてもがん死亡率が増えています。
(図9)
9

この集計は北海道庁管轄の北海道健康づくり財団(理事長は北海道医師会会長)によるものです。
事故が起こらなくても水の形で存在してβ線を出す
トリチウム(三重水素:3H)が関係している
のだと、私は思います。
この問題は非常に難しく、放射化したものが水の組成になっていますから、
体の中に入ったら分離できないし、測定できないでしょう。

福島事故後に続いている海洋汚染水にも大量のトリチウムが含まれています。

私の友人である獨協医科大学放射線医学講座の名取春彦医師は、
DNA合成期の細胞のDNAにトリチウムが取り込まれていることを画像で証明しています。

彼は腹水中で増殖するマウスのテラトーマ細胞がどの部分から増殖するのかを見るために、
それを培養し、トリチウムで標識したチミジン(トリチウムチミジン)を
培養液1mlあたり1μCi(37000ベクレル。Ciはベクレルの旧単位)の濃度で1時間培養した後、
固定し、切片を作成してオートラジオグラフィーを行ったところ、
トリチウムチミジンのβ線によって感光した銀粒子が黒い斑点として観察できました。
(図10)
10
(『放射線はなぜわかりにくいのか』あっぷる出版社、2014年)。
DNAの中でβ線を出しているのです。

半減期12.3年のトリチウムは水素の同位体の一つで、β線を出す放射性同位体であり、
原子核は陽子1つと中性子2つから構成されています。
実際にカナダの重水を用いる原子炉(CANDU炉)のトリチウム排出と、
その結果の周辺地域に住む子供たちの健康被害(ダウン症、新生児死亡率、小児白血病
の増加が報告されています。


独立法人・原子力安全基盤機構(2014年3月に、原子力規制委員会の事務局の原子力規制庁と統合)の
「原子力施設運転管理年報」平成23年(2011年)版の報告では、
関西電力は美浜、高浜、大飯の3原子力発電所から
2010年度(2010年4月〜2011年3月)の1年間で
13.4兆ベクレルのトリチウムを、液体の形だけで(若狭湾に)放出しています。


生命現象に重要な役割を果たしている全ての化合物の中には水素原子がありますから、
その放射化した水素が影響がないという政府の言い訳は説得力がありません。

原発を稼働させるだけで、事故が起こらなくても、トリチウムは大量に海に放出されますので、
原発稼働そのものが健康被害の原因となりえるのです。









2014年12月13日 
独占「小出先生に教えてもらっちゃおう!」文字起こしブログ

<トリチウム>「決定的なのは水の惑星である星をトリチウムで汚してしまえば、 全部がその影響を受けて引きずっていくことになるだろうなということです」小出裕章氏12/13(文字起こし&音声)

セシウムを吸着したものがどこかに置いてあるわけですけれども、 その物体そのものはもう何百度という温度になっている。小出裕章氏12/13(文字起こし&音声)

<六ヶ所村>薄める水がない上に原子力発電所の何百倍何千倍それ以上の量を出すわけですから、 どうなるか?というと、再処理工場に関しては濃度規制を撤廃してしまった。小出裕章氏12/13(文字起こし&音声)

「燃料棒からプルトニウム・ウラン・その他の核種に分ける方法&再処理に使う硝酸の行方」小出裕章氏12/13・21(文字起こし&音声)


<健康調査・給食の産地・防災計画>この被害をきっかけとして、放射能と向き合いながら、 安心して子供達を育てられるような環境作りを目指していくべきだ 12/11 千葉県松戸市DELI議員質疑(文字起こし)

2014年12月11日木曜日




2健康調査の助成金について
(1)現在の健康調査の状況とさらに市民に広報していく考えはあるのか

http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=3m39s
83
社民・無所属クラブ DELI議員:
続いて質問事項の2
健康調査の助成金について
(1)現在の健康調査の状況とさらに市民に広報していく考えはあるのか。
現在松戸市では、原発事故による健康調査のために、
甲状腺エコー検査やホールボディカウンターを希望する市民には測定費用の一部助成が行われています。
しかし、これが広く広報されていないために、
まだまだ検査を希望している市民に伝わっていないように思います。
実は私の周辺でも、そのような制度があることを知らない人がたくさんいました。
それについてはどう思われますか?


http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=11m42s
高尾司1
高尾司健康福祉部長 
DELI議員の質問事項2健康調査の助成につきまして、
質問事項の、質問要旨(1)から(3)につきまして順次御答弁を申し上げます。

まず質問要旨(1)
現在の健康調査の状況とさらに市民に広報していく考えはあるか、についてでございますが、
はじめに実施状況でございます。
松戸市では放射能対策総合計画における健康対策の一つといたしまして、
平成24年12月よりホールボディカウンター測定費用の一部助成を、
また平成26年6月より、ご案内の甲状腺エコー検査の実施と費用の一部助成を行っております。
10月31日までの受診者数でございますが、
ホールボディカウンター検査は250名、
甲状腺エコー検査は47名となっております。
なお、甲状腺エコー検査につきましては申し込み制でございまして、
検査を終了された方も合わせた申し込み総数につきましては、194名という数字でございます。

次に周知方法でございますが、
他の本市の事業と同様に広報、ホームページのほか、
本事業に関しましては市内に3箇所あります保健福祉センター、
本庁および各支所にございます9箇所の市民健康相談室においてご案内をさせていただいているところでございます。

議員からご提案がありました「さらなる広報の必要性」でありますが、
原発事故による被曝の影響や本検査の実施につきましては、
現在も市民の皆様に、も、様々な考え方がございますこと、
また、検査ができる人数には、実施をいただいております医療機関にも制約等がございますことから、
周知拡大につきましては検討が必要と考えているところでございます。



(2)検査の種類で助成金額を2種類に分けているのはなぜか
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=4m17s
デリ1
社民・無所属クラブ DELI議員:
(2)検査の種類で助成金額を2種類に分けているのはなぜか。
検査の結果から直接医療行為に結びつく甲状腺検査の助成金は3000円。
(非課税世帯に対しては6000円)であるのに対し、
直接医療行為に結びつかないホールボディカウンターの助成金は5000円というのはバランスが悪いと思うのですが、これについてはどうお考えですか?


http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=13m45s
高尾司2
高尾司健康福祉部長 
次に質問事項の(2)検査の種類で助成金額を2種類に分けているのはなぜか。でございますが、
二つの検査はともに近隣や先行実施をしております市町村を参考に、
当初3000円と設定する予定でございました。
しかしホールボディカウンターにつきましては、開始を検討した同時期に
市内自生の一部の柑橘類から放射性物質が検出されたこともありまして、
市民の方のより受けやすい環境を整えるために急遽5000円とした経過がございます。
そのため二つの検査の助成金額に違いが生じているところでございます。



(3)甲状腺エコー検査のほかにも
   血液検査や心電図検査などを助成する考えはないか

http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=4m43s
デリ5
社民・無所属クラブ DELI議員:
(3)甲状腺エコー検査のほかにも血液検査や心電図検査などを助成する考えはないか。
松戸市は汚染状況重点調査地域にも指定されています。
先日千葉県内の9市の市長が連名で緊急要望書を提出したばかりですが、
甲状腺エコー検査のほかにも血液検査や心電図検査などの検査結果が直接医療行為に結びつくようなものに対して、助成をする考えはありませんか?
もし必要ないとするなら、その理由も教えてください。


http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=14m26s
高尾司3
高尾司健康福祉部長
次に質問要旨(3)
甲状腺エコー検査のほかにも血液検査や心電図検査などを助成する考えはないか。でございますが、
議員もご案内の通りに健康管理対策につきましては、現在国は専門家による会議を重ねておりまして、
えー、ま、医師や放射線科学者の構成で開催されるこの会議におきましては
必ずしも全員の意見が一致していないということも我々も認識しておりますが、
この会議が国の方針として、あの、一定の方向を示すものでありますことから、
えー、市の政策の検討におきましては、ま、重要であり、参考とすべきものと考えておるところでございます。
そのため議員がご提案されております、血液検査や心電図検査につきましては、
ま、現時点におきましては、国から方向性などが示されておりませんことから、
あの、検査の実施及び医療助成につきまして、現在は具体的な検討は行っていない状況でございます。
ま、しかしながら議員の御質問のご趣旨の通り、
市民の皆様の健康を守ることは責務として大切なことだであると十分認識をいたしておりますので、
今後も国の動向を常に注視させていただき、柔軟に対応していきたいと考えておりますので、
ご理解を賜りたいと存じます。
以上御答弁とさせていただきます。



28:48再質問
DELI議員
質問事項2について。
小学校や幼稚園で広報することによって、余計な不安を呼び起こさないような方法はないのでしょうか?
それこそ不安の声をもとにそう言った助成制度を設けているわけですから、
きちんとしたそういう助成制度があるということを、
広く周知したほうがより不安の解消につながると考えませんか?

私の周りではまだまだ周知がされていない状況であるにもかかわらず、
予算で見込んだ以上の対象者が申し込んでいるわけですから、
まだまだ要望があるのではないかと考えております。

松戸市は先ほども話した通り、汚染状況重点調査地域にも指定されています。
先日千葉県内の9市の市長が連名で緊急要望書を提出されたばかりです。
市長は緊急要望書の中で住民が実情に即した医療や検査を選択できるようにすること。
そういうことを訴えてらっしゃると思うんですが、
この松戸市には原発事故以来と断定できるセシウム134だってあるわけです。
これはヨウ素による初期被ばくだけじゃないと思います。
実情に即した医療や検査を選択できるという意味では、
セシウムは心筋に溜まると言われています。
心電図検査は本当に必要ないのでしょうか?

それに松戸市では今の所、ま、松戸市に限ったことではないのですが、
ガンマ線しか計測していません。
ストロンチウムがあるかどうか?
初期被ばくがあったかどうか?
僕らには知る由もありません。
そういった不安を解消するためにも血液検査は本当に必要じゃないでしょうか?

これについても緊急要望書を提出したばかりということもありますので、
市長のお考えを是非お聞かせいただきたいです。
よろしくお願いします。


32:01 答弁
高尾司健康福祉部長 

健康調査の助成につきまして、大きく2点ほど再質問をいただきましたので、
私の方からお答えを申し上げさせていただきたいと思います。

まず、検査に対する周知に関しての御質問でございますが、
本検査につきましては、当初より松戸市の被曝量を考えますと、
ま、あくまでも「現時点での甲状腺への影響は低いのでは
という、大方の専門家のご意見もございまして、

医学的見地からも検査の必要性につきましては色々とご意見がある中、
実施をさせていただいているものでございます。

そのため広報やホームページ、あるいは健康関連施設などで、情報の提供は致しておりますが、
先程来、議員ご提案にございましたような、
例えば幼稚園や小学校などを通じて全児童、また、あのー、ま、その保護者の、
全保護者の方にあの、ご通知等につきましては、

えーー、ま、あんまりなじま、
現時点におきましてはあんまり馴染まないのではないかという判断でございます。

えー、そのため、先ほどお答えをさせていただきました通り、でございますが、
現在実施しております方法でしっかりと、えー、継続周知をして参りたいと存じます。

続きまして2点目の血液検査等、他の、えー、検査について実施はしないのかというご質問でございますが、
えー、甲状腺エコー検査につきましては、市民の方の不安軽減を目的に現在実施をさせていただいております。
が、えーー、ま、国の専門家会議でも、以前この件につきましては取り上げられております。
また、ご案内の通り近隣では、
福島はもちろんのこと、茨城県等で実施をしている市町村もありましたことから、
また、市民の方からも、あの、様々なルートでご要望もありましたことから検討を重ね、
ま、医療機関とも検討をしていただいて、実施をさせていただいているという状況でございます。

えーー、ご提案がありました血液検査、あるいは心電図検査につきましては、
あの、先ほどお答えを申し上げました通り、
国からは現在具体的な方針等が示されていない状況でございますことから、
えー、実施及び助成の検討は、詳細についてはしてございません。

ただ、先ほど申し上げました通り、議員のご提案の趣旨の通り、
市民の健康にかかわる大切なことでございますので、
今後とも国の動向を十分注視して、柔軟に対応していきたいと考えてございます。
以上御答弁とさせていただきます。



3 給食の産地表示について
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=5m15s
87
社民・無所属クラブ DELI議員:
続きまして質問事項3
給食の産地表示について
現在松戸市内の学校給食は、各学校ごとに大まかな産地表示がされていますが、
まだまだ不安に思われている方々により安全な選択肢を増やすために
「献立ごとの産地表示」をできれば事前に義務付けることはできませんか?

http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=16m9s
大井徹1
大井徹学校教育部長 
デリ、DELI議員ご質問の質問事項3、給食の産地表示について御答弁申し上げます。
本市の学校給食や保育所給食における食材の産地については、
ホームページや松戸ニュース、家庭に配布される献立表、給食便りなどでお知らせするとともに、
保育所では当日に掲示を行うなど対応を図っているところでございます。
議員ご案内の通り現在の献立表は、毎日のメニューはもとより、調理指示書や旬の食材の利用、
地元食材の活用や、行事食、栄養価の計算など、多岐にわたる要素が含まれております。
また、アレルギー対応のための主要食材の表示も行っていることから、
そのデータ量は膨大なものであり、献立ごとの産地表示を導入することは非常に難しい状況であります。

平成23年から実施しております食材の放射性物質測定やミキシング検査において、
これまで放射性セシウム134、137は検出されておりません。
また、食材の発注時においては、産地の確認、安全性に留意して選定を行っておりますことから、
安全、安心な給食を提供していることと考えております。
以上御答弁といたします。


http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=22m18s要望
DELI.png
DELI議員
まず質問事項3について、献立ごとの産地表示を事前にするというのが技術的にも難しというのは理解しました。
ただ、中には渋谷区のように事前に献立ごとの産地表示を公表している学校もあります。
事前のすり合わせの時には、
「調べたけど渋谷区にはそういう学校は見当たらなかった」ということなんですが、
僕らの方で調べたら、千駄ヶ谷小学校など5校ほどそういう学校、
事前に学校のホームページで公表しているところもあったようなので、
献立ごとの産地表示を、事後報告でも構いませんので、
ぜししていただきたいと強く要望しておきたいと思います。



4 松戸駅周辺の活性化について
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=5m38s
社民・無所属クラブ DELI議員:
4松戸駅周辺の活性化について
松戸駅周辺の活性化を考えてこれからも色々な議論がされると思いますが、
若者たちに人気があり、実際に野田市に作られているスケートボードパークや、
埼玉県吉川市にあるバスケットボールコートなど、
そういったものを都市計画に盛り込むことはできませんか。

http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=18m16s
答弁 秩父達也 街づくり部長
ー略ー

23:10 要望
続いて質問事項4について、ー略ー


5 松戸市地域防災計画について
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=6m3s
21_2014121508332232b.png
社民・無所属クラブ DELI議員:
続いて質問事項5
松戸市地域防災計画について
大規模事故対策計画を見直す考えはないか?
2011年の東京電力福島第一原子力発電所の事故により
原発から200kmも離れたこの松戸市にも放射能が飛散した事実があるにもかかわらず、
事故後に作られた大規模事故対策計画の第6節にある「放射性物質事故対策計画」では、
原子力発電所の事故による放射能の飛散が想定されていません。
それは何故ですか?
以上5項目について御答弁をよろしくお願いします。


http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=20m36s
伊藤智清
伊藤智清総務部長
質問事項5、松戸市地域防災計画について御答弁申し上げます。

地域防災計画は災害対策基本法に基づき、各自治体が災害発生時の応急対策や復旧等、
災害に関わる業務に関して、総合的に定める計画で、
本市の放射性物質事故に関する計画につきましては、
議員ご案内の通り、大規模事故編第2章、大規模事故対策計画第6節に記載をしているところでございます。
松戸市地域防災計画の修正につきましては、軽微なものに関しては毎年行っておりますが、
現在千葉県が、千葉県地域防災計画の大幅な見直しを行っていることから、
本市といたしましても、その動向を注視しながら、
地震による被災想定の見直しを含めまして、今後修正を行ってまいりたいと考えております。

また、他の県に立地する原子力施設の事故に伴う想定、および対策につきましても、
計画を修正する際の検討事項として、今後関係部署と協議してまいりたいと思っております。
以上御答弁とさせていただきます。



23:38 要望
DELI議員
それから質問事項5について、
「現在行われている県の地域防災計画の大幅な見直しを注視しながら」ということですが、
地震や事故ということだけではなく、
現在東京電力福島第一原子力発電所では10月末から1号機の建屋カバーを外すなど、
今も放射能が飛散するリスクが続いています。
これは日にちが決まっているので、震災みたいにいつ来るかわからないというものではないので、
できれば、これから1年ぐらい続くものですから、この作業が。
できるだけ迅速かつ前向きな検討をよろしくお願いいたします。





34:57 まとめ
デリ3
DELI議員
御答弁ありがとうございました。
できれば市長の、指針というかそういった見解もちょっとお聞かせ願いたかったんで、残念です。

実際に昨日我孫子市から返還が始まったゴミ、
ゴミとラベリングされた指定廃棄物だと、
8000ベクレルを超えた場合は安全に処理ができないから、
この数値も本来は100だったものが80倍に震災後なったわけです。
それが、ゴミの場合はゴミとラベリングされたものの場合は、
安全に処理ができないから管理が義務付けられているのに、
それと同レベルのものが、どうして公園にあって、
そこから移動するかどうかも確証が持てないようなものがあって、
そういうのが見つけられないという基準が。
そういう矛盾が起きているにもかかわらず、
それで「安全が守られている」というのが本当に僕は理解できないんですけど、

「ゴミ」ってラベリングした場合は管理を義務付けられているのに
それと同レベルのものが公園にあった場合は、
移動したりするのを監視するのがないんですから、空間線量しか。

結局土壌自体、そのゴミ自体を測らなきゃいけないのに、
どうして公園にあるものの場合はその土自体を測らないのか?ということが、ちょっと理解ができないので、
その辺については今後も強く要望をしていきたいと思います。

現在放射線被ばくの基準というのは、
福島のように汚染の高いところでは甘くなっていて、
それに比べて神奈川県のような、汚染の低いところでは厳しくなっています。
それは汚染の高いところで基準を厳しく設定すれば、
膨大な費用を伴う対応が必要になるからだと思いますが、
東葛地区の場合、関東の中でも他のエリアと比べると10倍ぐらいの汚染があるというふうに言われています。

しかし、福島のように、先ほどの答弁でもおっしゃられていましたが、
高い汚染が広範囲にあるわけじゃないんですね。
本当に局地的にマイクロスポットというものが点在している状況なんです。
つまりこれはきちんと汚染の状況を把握すれば、除染も可能だと思います、本当に。

で、私たちはあの事故で確かに被害者になったかもしれませんが、
しかしこの被害ときちんと向き合うこともしないで
生み出せる知恵も生み出さずに、

一度暴走すれば制御もできない、爆発すれば収束もままならないような、
ああいう発電所によるエネルギーに頼ってこれからもこの便利な社会に、
便利で豊かな社会に生きていくということを決めていこうとしているわけですよね。
国は再稼動をしようとしていっています。

このまま本当に諦めてしまっては、
仕方がないということで諦めてしまっては、
今は被害者かもしれませんが、
将来この国に生まれてくる子供達や、この街に生まれてくる未来の子供達に対して、
自分たちが加害者になってしまうと、僕は思います。

きちんとこの被害をきっかけとして、放射能と向き合いながら、
安心して子供達を育てられるような環境作りを目指していくべき
だと自分は思っています。
この東葛地区にはその知恵を生み出す可能性と責任があると私は思います。


私は脱被曝のみを公約に掲げて市議会議員選挙に立候補して当選しました。
少なくてもそういった一定のニーズがあるということを、
きちんとこの議会に届けなければいけないと思っています。
ですからこれからも放射線防護対策の抜本的な見直しを、強烈に要望し続けるつもりです。
お力を借りることもあるかと思いますが、どうかその時はよろしくお願いします。
ご静聴ありがとうございました。



県が一時保管した指定廃棄物の搬出作業始まる
NHK 12月10日 20時46分

原発事故に伴って発生した「指定廃棄物」の最終処分場の建設のめどが立たないなかで、千葉県内では、県の一時的な保管の期限が来年3月に迫っていることから、関係する市に戻されることになり、10日から搬出作業が始まりました。

指定廃棄物の搬出が始まったのは我孫子市と印西市にまたがる千葉県の保管施設で、トラックに積み込んだあと空間の放射線量を測定するなど安全を確認しながら作業が進められました。
指定廃棄物は、原発事故に伴って出た放射性物質を含む焼却灰や汚泥などのうち、1キロ当たり8000ベクレルを超えるものです。千葉県内では10の市で合わせて3687トンが発生し、特に発生量が多かった松戸・柏・流山の各市では、市の施設で保管しきれなくなったため、合わせて526トンを県が一時的に保管してきました。
しかし、千葉県内では国の最終処分場の建設のめどが立っておらず、周辺住民に示した保管期限が来年3月末に迫っていることなどから、県が各市に対し持ち帰って保管するよう求めていました。
10日、搬出を始めた松戸市は、合わせて52トンを市のごみ処理場の施設に来月中旬にも運び終えることにしていて、柏市と流山市も、保管場所の確保などの準備が整いしだい搬出を始めるとしています。
3つの市では、このほかにも松戸市で892トン、柏市で767トン、流山市で404トンをすでに市の施設で保管していて、保管の先行きの見えない状況が当面、続くことになります。
松戸市の保管施設の責任者、江草久雄さんは「県の施設でそのまま保管してほしいという思いもあったがやむをえない。周辺住民に心配や迷惑をかけているので、国に対し最終処分場の候補地選定を早期に進めるよう働きかけたい」と話していました。




千葉
手賀沼で保管 放射性廃棄物 松戸市が持ち帰り

東京新聞  2014年12月11日

PK2014121102100054_size0.jpg
東京電力福島第一原発事故による高濃度の放射性物資を含む焼却灰(指定廃棄物)の保管をめぐり、松戸市は10日、県の手賀沼終末処理場(我孫子市、印西市)で一時保管している焼却灰52トンを、松戸市の市クリーンセンター(CC)に持ち帰る作業を始めた。
 
焼却灰の持ち帰りは、国の最終処分場の選定が遅れているため。処理場を利用している柏市(焼却灰296トン)、流山市(同170八トン)も準備が整い次第、移送を始める。
 
松戸市は処理場に焼却灰専用の袋85袋を持ち込んでいた。移送は週三回、一日8袋を運び出し、来年1月14日に終える予定。持ち帰った袋は新設した保管用仮設建物で一時保管する。市の担当者は「一時保管が長期化すると近隣の住民に負担を掛けるので、早い時期に最終処分場の場所を決め、処分をできるように、国、県に要望していく」と話した。
 この日は、午前十時半から、処理場で袋をトラック一台に積み込んで出発。トラックは松戸市CCに到着後、防じんマスクなどを身に着けた市職員がフォークリフトで袋を荷台から下ろし、建物に運び入れた。(飯田克志)






ーーー

DELI議員の 質問事項1 土壌における放射性物質検査の必要性について
(1)環境省のガイドラインでは市民の健康を守れないため、松戸市独自の基準を設けるべきではないか
(2)公園や学校など、子供が日常的に触れる場だけでも「土壌の計測」を基本とすべきではないか

についてはこちら↓ です
<土壌の放射性物質測定の必要性>
私は脱被曝のみを公約に掲げて市議会議員選挙に立候補して当選しました。
12/11 千葉県松戸市DELI議員質疑(文字起こし)



松戸市幹部一覧 http://www.city.matsudo.chiba.jp/shisei/torikumi_shoukai/index.html

続きを読む

<土壌の放射性物質測定の必要性>私は脱被曝のみを公約に掲げて市議会議員選挙に立候補して当選しました。12/11 千葉県松戸市DELI議員質疑(文字起こし)

脱被曝のみを公約に掲げて当選したDELIさんを、私は応援しています!
「被曝」という、いま最も言いにくい言葉をハッキリと公の場で言葉にして下さるDELIさん。
とても勇気のいることだと思います。

被曝に関して問題点を明らかにしてくれるような議員が
福島第一原発の放射能に汚染されたそれぞれの地域にせめて一人でもいることは大切です。
この様な質疑をして下さる人がいるだけで、
被曝に対して、改めて考え直す人が増えることになると思います。
そして、DELIさんのような市議がいて、松戸市民は幸せです。

関東東北のどこの地域よりも放射性物質に対する対策がしっかりとでき、
子供や住民の命を第一に考えるという街を目指せば、
松戸の未来が変わるかもしれないと、私は思っています。

答弁をされている方々も、国の官僚ほど悪い方には見えませんでしたので、
ホットスポットを持つ松戸市が、日本のリーダーとして、
国の定める数値とは全く別の物を掲げ、
独自に市民の健康、命を第一に守る市として、行動力を持ったら、
それは、すごいことだと思います。

なので、私はDELIさんを応援するのはもちろんなのですが、
松戸市が東葛地区のリーダーとなって、他の地域を引っ張っていけるようになれるよう、
応援していきたいと思います。


http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=38m8s
デリ1
私は脱被曝のみを公約に掲げて市議会議員選挙に立候補して当選しました。
少なくてもそういった一定のニーズがあるということを、
きちんとこの議会に届けなければいけないと思っています。
ですからこれからも放射線防護対策の抜本的な見直しを、強烈に要望し続けるつもりです。



ーーー


千葉県 松戸市議会


2014年12月11日木曜日



1土壌における放射性物質検査の必要性について
(1)環境省のガイドラインでは市民の健康を守れないため、
   松戸市独自の基準を設けるべきではないか

81
社民・無所属クラブ DELI議員:
それでは質問事項に移らせてもらいます。
質問事項1土壌における放射性物質検査の必要性について
(1)環境省のガイドラインでは市民の健康を守れないため、松戸市独自の基準を設けるべきではないか。
現在松戸市内の公園では環境省のガイドラインに沿って、地表から50cmの地点での空間線量が0.23マイクロシーベルト/hを超えない場合は除染の対象外となっています。
今年の9月、私どもが独自で松戸市内の幾つかの公園の土壌を採取して計測しました。
そうしたところ1kgあたり1万ベクレルを超えるような、マイクロホットスポットが点在していることがわかりました。
新松戸中央公園では1kgあたり10万ベクレルを超える場所も見付かり、
この場所は地表から50cmの高さでも0.23マイクロシーベルト/hを超えていたため役所に通報したところ、
いべ課長を中心とする放射能対策課の方々が直ちに計測して除染をしてくれました。

迅速な対応をありがとうございました。

しかしこれは、土壌が1kgあたり10万ベクレルあったから除染の対象になったのではなく、
地上から50cmの高さで0.23マイクロシーベルト/hを超えていたから除染の対象になった
んです。

本来廃棄物は1kgあたり8000ベクレルを超えるものは指定廃棄物として管理が義務付けられています。

ちなみに福島県の中でも特に汚染がひどかったと言われる飯舘村では、
ここの土壌は平均3万ベクレル程度と言われています。


ですからこの10万ベクレルというのはとんでもない汚染なんですが、
ところが他の公園で見つかった1kgあたり1万ベクレルの土壌は、
そこから50cm離れると、0.23マイクロシーベルト/hを超えない
んです。
つまり、除染の対象外になってしまいます。

指定廃棄物を超えるような汚染を今の基準では見つけられないんですね。

私のように市民が自費で土壌を測定して市に通報しても、
現在のシステムでは放置されてしまいます。

松戸市ではこのような矛盾が生まれてしまうほどの汚染状況があると考えられるため、
空間線量ではなく、土壌を計測して、市独自の基準を設けるべきだと考えるのですが、
それについてはどう思われますか?
その必要がないというならば、その理由もお聞かせください。

http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=7m6s
蕨敦夫環境部長
蕨(わらび)敦夫環境部長 
DELI議員御質問の質問事項1、土壌における放射性物質検査の必要について
(1)(2)について順次後当番申し上げます。
はじめに(1)の環境省のガイドラインでは市民の健康が守れないため松戸市で独自の基準を設けるべきではないか、についてですが、
本市では放射性物質汚染対象特別措置法に基づく松戸市除染自主計画を策定し、
子供達の健康の維持と安全、安心を最優先に考え、
空間放射、空間放射線量を毎時0.23マイクロシーベルト未満、になるよう、
低減対策を取り組んでまいりました。

除染関係ガイドラインについては、除染等の措置を実施する上での方法などを示したものであり、
市民の健康を守れないとは考えておりません。

放射能に関する土壌検査の、市独自基準を作らないのはなぜか?ですが、
市の指標値は本市除染自主計画で生活空間の放射線量を低減することを目的と、
目的としていることから、空間、空間放射線量を指標としております。

また、指定廃棄物レベルの土壌が点在しているのに放置し、
矛盾、矛盾が生じているとのご指摘につきましてですが、
そのような土壌が点在している可能性については否定できないものと考えております。

しかしながら、仮に高濃度の土壌が多量にある場合には、空間放射線量にも影響し、
1時間当たり0.23マイクロシーベルトを超えることにつながると考えられますが、
それが少量であれば、当然のことながら空間放射線量の影響も少ないと考えられます。

このようなことから、空間放射線量毎時0.23マイクロシーベルトの管理をしていけば、
放射性物質汚染対象特別措置法基本方針の目標値である、
事故に、事故による追加被曝線量、年間1ミリシーベルト以下を、
計算上達成できると考えられまし、考えられますので、
空間放射線量での測定管理は、松戸市の生活空間を管理する上で矛盾はないものと考えます。


24:18 再質問
DELI議員
質問事項1の(1)について。
現在の松戸市では砂場などにおいて一歩進んだ独自の基準を設け、
それに従ってできるだけの対応をしているというのは理解しました。

この地表50cm地点での0.23マイクロシーベルト/hという基準は、
外部被曝による年間の被曝量が1ミリシーベルト以下になるというのが根拠になっていると思われるんですが、
地表にある線源は移動しなければ多分そういった計算ができると思うんですが、
これは移動する可能性もあります。

というか、「移動しない」という確証はありません。
ですからこれは、実際に鼻から吸い込んでしまったりとか、口の中から吸い込んだりする場合には、
その線源から体の中に入って、その線源から50cmのところにいろんな臓器があったりするわけです。
こういった吸い込みによる内部被曝というものは考慮されているのでしょうか?


28:51 答弁
蕨敦夫環境部長
DELI議員の再質問について御答弁申します。
1kgあたり8000ベクレルを超えるような土壌を吸い込んだ場合の内部被曝について考慮されているか。
についてでございますが、現在のところ内部被曝につきましては、
国の指針において、食品や飲料水の基準はございますが、土壌吸引については示されておりません。

今後、新たな知見や国の指針などが示された際は
それに伴い必要とされる対策を講じてまいります。





(2)公園や学校など、子供が日常的に触れる場だけでも
   「土壌の計測」を基本とすべきではないか

http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=2m58s
82
社民・無所属クラブ DELI議員:
(2)公園や学校など、子供が日常的に触れる場だけでも「土壌の計測」を基本とすべきではないか。
空間線量は流動的です。
現在の年1回程度の計測では環境の濃縮したものを発見できないでいる可能性もあります。
それに公園で遊ぶ子供には、身長が50cm程度の幼児や乳児もいると思います。
砂場の砂など、口に入れることも考えられます。
しゃがむことも考えられます。
ですから少なくても公園の土壌や砂場の砂に関しては、
空間線量ではなく、きちんと土壌を計測して、より厳しい基準を設けるべきだと思いませんか?


http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=10m7s
22
蕨敦夫環境部長 
続きまして、(2)公園、特に砂場や学校など、子供が日常的に触れる場だけでも「土壌の計測」を基本とすべきではないか、について御答弁申し上げます。

公園等の砂場における除染の考えについて、環境省のガイドラインでは、
放射線量測定の高さを50cmとしているところ、
本市独自基準として子供たちが直接すな、砂に触れることや土壌の表面汚染調査の観点から、
たかた、高さ5cmで測定し、子供たちの放射線による影響を最大限に考慮して取り組んでまいりました。
今後につきましても引き続き本市除染実施計画に掲げています
子供達の健康の維持と安全安心を優先した考えを継続し、
生活空間の放射線量を監視してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
以上御答弁とさせていただきます。



25:15再質問
DELI議員
続いて(2)について、
公園を利用する子供の中には、先ほども述べさせていただいたように、
身長が50cm程度の幼児や乳児もいます。
彼らの重要な臓器は、この50cm以下の高さにあるのではないでしょうか?

生活空間というのは、
環境省のガイドラインでは50cm以上のところが生活空間、1m以上ですか?
松戸市は50cmということで独自に設けているのかもしれませんが、
50cm以下の生活空間の幼児たちが使う公園であるとか、そういったところでの基準は、
本当に地上から50cmの高さの空間線量を年に1回程度監視するということで、
子供達の放射線量を最大限に考慮していると言えるのでしょうか?

自分の解釈では現時点での最大限の考慮というのは、
まず土壌を計測するしかないと思います。

で、現在、昨日から始まったんですか、
我孫子市から指定廃棄物の持ち帰り問題についても、
どこでどのように管理するのか?ということをものすごく不安に思っている市民も少なくないと思います。

この指定廃棄物と同レベルの汚染が、
小さい子供が遊ぶ公園に点在していても発見することすらできない現在の基準について、
本当にこれで基準はいいのか?
運用は実際にその基準通りにされているということであるかもしれませんが、
この基準が本当にいいのか?というのを出来れば市長の見解をお聞きしたいのですが。
よろしくお願いします。


29:34 答弁
蕨敦夫環境部長
公園の計測ですが、高さ50cmで年に1回程度で行うことで、
子供達への影響を最大限に考慮していると言えるのか?との趣旨のご質問ですが、
地上50cmの測定は50cm以下の空間も意識した空間測定ポイントであり、
当然小さな子供達への放射線への影響を考慮した上での設定となっております。

また、子供関係施設については、平成25年3月末をもって除染が終了し、
その後は測定をして指標値の地点が見つかったら速やかに再除染を行う体制をとっていることから、
年一回の測定で問題ないと考えています。

さらに、空間とは別に子供が土に直接触れる場所として砂場があります。
この砂場につきましては、
結局のところ子供達の安心安全のために除染した砂を入れ替えるのが最終目的であることから、
議員ご案内の通り、土壌計測の方法も認識しておりますが、
5cmの計測で汚染した砂を見つけることは十分可能であることから、
対応のスピードや、国の補助対象外事業であることなどを総合的に勘案した結果、
目的達成のための最善策であり、最大の考慮であると考えております。

3番目の指定廃棄物レベルの土が点在していても発見できない現在の基準についてどう考えるか?
とのご質問ですが、
国の指標値は、こういったケースも考慮しての指標値であると認識しております。
以上御答弁とさせていただきます。




続きはこちら↓
<健康調査・給食の産地・防災計画>
この被害をきっかけとして、放射能と向き合いながら、
安心して子供達を育てられるような環境作りを目指していくべきだ 
12/11 千葉県松戸市DELI議員質疑(文字起こし




ーーーー

〜DELIさん関係ブログ〜

<前半>市民測定所サミット1bq/kgは食べられる?
「ベクれている大図鑑」ちだいさん10/13(内容テキトーに書き出し)


<後半>市民測定所サミット1bq/kgは食べられる?
「奥様の力で地域汚染度調査けだまプロジェクト」
ちだいさん10/13(内容チョットだけ真面目に書き出し)


<質問タイム1>
「だから、ムリクリ、そのベクれている物を食べなくてもいい」
市民測定所サミット1bq/kgは食べられる? 10/13(内容結構真面目に書き出し)


<質問タイム2>
「養殖だからといって安心できない」 市民測定所サミット1bq/kgは食べられる? 10/13(内容だいたい書き出し)


「市民測定サミット」DELIさんの曲 GAMMA WATCH SQUAD 勇気が出るよ!



選挙の”どさくさ”に紛れて原発作業員250mSvにUP!原子力規制委員会が関係規則を改正12/12金子勝ゴールデンラジオ文字起こし&関係記事

「大竹まこと ゴールデンラジオ」 2014/12/12 大竹紳士交遊録

 出演:金子勝 大竹まこと 室井佑月 太田英明アナウンサー

文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/hOy_QnQVW4I?t=3m41s


金子:今日はね、「どさくさ」がキーワード。

大竹:ん?

金子:
「どさくさ」選挙のどさくさ。
特に原発関連、原子力規制関連はちょっと腹がたつ。

大竹:はい、どういうふうにですか?

金子:
というのはまず、原子力規制委員会が今日ニュースになっているんじゃないかな。
福島原発事故の現場で働いている人の、累積の被曝許容量を
100mSvから250mSvに上げちゃったんだよ。

原発事故直後250mSvだった。
彼ら自身が言っているのは、
「100mSvを超えると優位に癌が出ますよ、発生しますよ」と言っているのに、
今何で!アンダーコントロールなはずなのに、何で2.5倍も上げちゃうんだよ!?
多分ね、東京オリンピックのために「アンダーコントロール」って言ったんだけど、
皮肉にも東京オリンピックのために人手不足になって、こういうことをやってるんじゃないかって。
でも命とかに関わるのに、誰が責任を負うんですか?とは思いますよ。

太田:
これは年間で250mSvということですよね。

室井:
なんかね、大きいニュースがあった時って、必ずよーく隅まで読むと原発のすごいことが載ってるんだよ。
多分だからね、きっと知らない人がまだ多いと思うんだけど、
水棺、水のやつで作るの、あれダメになったじゃない。
だけどあれもなんか大きいニュースがあって一言だけだったから、


大竹:
凍土壁、凍らせて、それがダメだった。
ダメだったから、今度地下のトレンチに入っている水に、

太田:汚染水を抜くことができなかったので、セメントで押さえ込もうと。

大竹:
で、セメントの表面が凸凹するんじゃないかって言われてたのは、その後の話なの?
そうだっけ?

室井:
だからね、ニュースをきちんと隅から読む人とそうじゃない人とで全然違って、
私この間友達とご飯食べに行った時にその話ししたらみんな知らなかったもん。

太田:
金子さん、この250mSvにしたというのは、
100mSvだと作業員の数が足りなくなってしまうので、250mSvにしてとという、
たくさんの方が働けるような状況にしようと。

金子:多分、そう。
だけど、働いている人にとっては、もう優位に250mSvまで働かせるって言ったら、
後どうなっちゃうかわからないわけじゃない。

室井:っていうか、足りないから上げるとかさ、そういうもんでいいの?

金子:それじゃダメでしょ。
それで事故の収集がつかなくなっていることを認めないわけじゃない。


大竹:「なんのための規制値か」っていうのが意味がなくなっちゃう

金子:もう全く無くなっちゃう


ーーー

「皮肉にも東京オリンピックのために人手不足になって」と金子さんはおっしゃっていますが、
もちろんそれもあると思うけど、この話を聞いたとき私は
「日本の原発をどんどん再稼動させるから作業員不足になって」かな?って思いました。

年間250mSv この「年間」というところがとても大事なのです。



騙されていませんか?
「100ミリシーベルト以下は健康被害があるとは証明されていない」
年間100mSvと累積100mSvのトリック

下記新聞記事書き起こし↑
112






原発事故から3年9ヶ月後に250mSvが復活する


原発事故緊急対応の被曝限度、250ミリシーベルト軸に検討 規制委
日本経済新聞 2014年12月10日 19:21

原子力規制委員会は10日、原発事故の発生時に現場で緊急対応する作業員の放射線への被曝(ひばく)限度を、250ミリシーベルトを軸に引き上げる方向で検討に入った。現行の100ミリシーベルトのままでは大規模な事故が起こった場合に十分な対応ができなくなる可能性があるためだ。厚生労働省などとの協議や放射線審議会への諮問を経て正式に決め、関係規則を改正する。

10日の規制委の定例会合で、田中俊一委員長が「福島第1原発事故の時には250ミリシーベルトに一度決めた経緯がある。このあたりをベースに検討したらどうか」と提案。ほかの委員からも異論は出なかった。事前に作業員に十分な放射線教育を実施し、意思確認することなどを条件とする方向だ。

今の日本の規則では原発事故の発生時でも作業員は緊急事態の期間中に累積100ミリシーベルトを超えて被曝してはならない。100ミリシーベルトを超えると、がんにかかって死亡するリスクが少しずつ高まるとされているためだ。

福島第1原発事故では被曝量が100ミリシーベルトを超える作業員が続出。事故対応を続けるのが難しくなり、政府は特例措置として250ミリシーベルトに引き上げた。その後に再び引き下げ、現在は100ミリシーベルトに戻っている。

国際原子力機関(IAEA)の基準では、事故などやむを得ない場合は500ミリシーベルトまでの被曝は容認できる。事故が発生してからあわてて引き上げを検討していては混乱が起こるため、田中委員長が7月に限度の引き上げ検討を表明していた。




過去を振り返ってみよう!

3年前↓


「上限250ミリシーベルト」は来春廃止 原発作業員の被曝線量
日本経済新聞 2011年11月14日 22:16

小宮山洋子厚生労働相は14日、福島第1原子力発電所の事故対応に当たる労働者の被曝(ひばく)上限について、緊急作業として認めている「上限250ミリシーベルト」を来年4月末で廃止する方針を明らかにした。政府が年内実現を目指している冷温停止状態となった段階で東京電力社員の一部(約50人)に「上限250ミリシーベルト」を例外適用する方針も示した。

通常、原発などで働く労働者の被曝線量は「年間50ミリシーベルト」と「5年で100ミリシーベルト」が上限だが、同省は福島第1原発の事故に限って特別に「250ミリシーベルト」に引き上げていた。11月2日から新たに従事する労働者は通常の上限を適用するが、原子炉冷却のためなど緊急作業が生じた場合は上限を250ミリシーベルトとする。

冷温停止状態となった段階で11月1日以前から従事していた労働者も通常の上限(100ミリシーベルト)を適用するため、放射線管理区域で作業できなくなる。通常の上限を超えた労働者は162人いるが、うち東電社員約50人は作業に不可欠のため来年4月末まで例外として作業を認めるという。




続きを読むに恐怖のオマケ↓

続きを読む

騙されていませんか?「100ミリシーベルト以下は健康被害があるとは証明されていない」年間100mSvと累積100mSvのトリック


あなたはどうですか?
騙されていませんか?


112

河北新報 2014年12月8日
被曝と健康被害
「1年に100ミリシーベルトは誤解」井戸健一弁護士


政府は、福島第一原発事故で放出された放射性物質による年間積算線量が20ミリシーベルトを下回った地域の避難指示を解除し、住民の期間を求める政策を着々と進めている。
他方、福島県では小児甲状腺がん患者(疑いを含む)が103人も発見され、福島県や周辺地域で居住している人たちの間では長期低線量被曝に対する不安も根強い。
今わが国では、長期低線量被ばくによる健康被害の危険性をどう見るかが大きな社会問題となっている。

本校は、危険性の有無を述べるのが目的ではない。
その前提たる知識を多くの人が誤解していることを指摘し、前向きな議論を進めるために、その誤解を解くことを目的とするものである。



長期低線量被曝の危険性を軽視する人たちは「100ミリシーベルト以下の被曝では健康被害があるという証明がなされていない」と主張する。
正しくは健康被害があるかどうか「証明されていない」であるのに、健康被害が「ない」かのような言説が広まっている
ことはひとまず置く。
ここで言いたいのは、健康被害が証明されていないとされる被曝量は「年間100ミリシーベルト」ではなく「100ミリシーベルト」、すなわち累積線量(生涯において受ける線量)であるということである。

平成23年11月、内閣官房に「低線量被曝のリスク管理に関するワーキンググループ」が組織された。
同年12月22日付で公表された同グループの報告書では、「国際的な合意に基づく科学的知見によれば、放射線による発がんリスクの増加は、100ミリシーベルト以下の低線量被曝では、他の要因による発がんの影響によって隠れてしまうほど小さく、放射線による発がんリスクの明らかな増加を証明することは難しい」と書かれている。

ところが、健康被害が証明されていないとされる線量について、一部の専門家と呼ばれる人たちが意図的に「年100ミリシーベルト」と述べたため、誤解している人が多い。
新聞記事でも目立つし、裁判官や弁護士、原発反対の運動をしている市民の中にも誤解している人が多いのである。



健康被害が証明されていないとされる被曝量が「年100ミリシーベルト」以下であれば、政府が住民を帰還させようとしている「年20ミリシーベルト」以下の土地で生活しても健康被害のリスクはないという帰結になる。
しかし「累積100ミリシーベルト」であれば、年20ミリシーベルトを下回った土地で5年余りの期間生活すれば、累積100ミリシーベルトに達するのだから、安全性を説明しなければならない。
政府は、その場合の健康被害について、線量率効果(同じ100ミリシーベルトの被曝でも長期間にわたって被曝した場合は短期間で被曝した場合よりも健康影響が小さい)を指摘するが、明確な数値を示しているわけではない。
多くの市民が「年100ミリシーベルト」と誤解していることは政府にとって好都合なのである。

長期低線量被曝は福島だけではなく、日本列島に住む全ての人の問題である。
正しい知識を前提に、この問題を考えていきたい。
(投稿)





「100ミリシーベルト以下」という言葉について、
それは年間なのか?一生涯の累積なのか?
果たして「年間20ミリシーベルト」で帰還してもいいのか?
私たちはしっかりと考えなければいけないと思います。




トモダチ作戦米兵2名が骨膜肉腫と白血病で死亡〜3月13日に三陸沖に到着〜OPTV(文字起こし)

トモダチ作戦2名が死亡~東電訴訟、本格弁論へ
ourplanet  2014年12月4日

東日本大震災で「トモダチ作戦」に従事したアメリカ海軍の兵士ら239人が、東京電力福島第一原子力発電所事故による被ばくが原因で、健康被害を受けているとして、東京電力を訴えている裁判で、カリフォルニア州サンディエゴの連邦地裁は10月28日、訴えを退けるよう求めた東電の主張を認めず、米国での訴訟を継続する判断を示した。10月に、同原告団の弁護士と面談をした、「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」の共同代表で、弁護士の呉東正彦さんに裁判の現状を聞いた。
 
東日本大震災当時、米国海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」に乗船していた兵士は約5000人。韓国に向けて走行していたが、震災が起きたため、東北地方沿岸の海域で被災者の捜索や救援物資の輸送など、約80日間にわたる救援活動を行った。原告らは、「ロナルド・レーガン」が三陸沖に到着した3月12日。1号機の爆発による放出された放射能プルームの直下で、約5時間、甲板作業をしたほか、その後も除染などの作業で、大量の被ばくを受けたと主張している。




原告が訴えている健康症状(抜粋)
作成:11月3日 原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会
13


ーーー




呉東正彦弁護士 原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会の共­同代表

39.png

文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/0Ij_8yDUoiE?t=7m7s


白石:
実際に裁判の中で、どういう状況で被曝をしたいたのか?
あるいは実際に、みなさん原告の方は若いようなんですけれども、
どういった健康的な被害などがあるのかというのはきになるところなんですけれども、

呉東:
まず被曝の状況ですけれども、
3月11日に東日本大震災が起こりました。
そして3月12日に、まず福島第一原発の1号炉の爆発が起こったわけですね。
当時、原子力空母レーガンは、本来は韓国へ向かう途中だったんですが、
急遽「三陸沖に行って救援活動を行え」という指令を受けて、
13日の段階で、ちょうど三陸沖に到着しているわけです。


1

で、その時に、まさに福島原発から流れている放射能プルーム、
放射能の雲の真下に入ってしまった形になるんですね。
その当時の様子は本当に「空母の放射能の警報機も鳴った」と。
しかしそういう状態の中で、しかも空母の乗組員の人たちも吹雪の中で、
放射能で、ちょっとおかしいということを感じながら、
5時間雨風にさらされた状態で


白石:船外活動をされていたと。

呉東:
「甲板作業をさせられた」と言っています。
それだけではなくて、原子力空母というのは海の水を脱塩して飲料水などに使っているんですね。
これも3月15日にやっと脱塩水を飲むこと、取り入れをやめたと言っていますので、
それまでに飲んでしまって体内被曝をしている可能性もあると思います。


白石:
なんとなく私たちは、トモダチ作戦の兵士たちは早い時期に90km圏外に行ってしまって、
むしろ、「早く逃げたのではないか」というイメージもあったんですけれども、
実際には初期の高い線量を浴びて、
やはり、全部海の方に流れていましたので、それをまともに浴びている可能性があるということですね。

その時の例えば、防護の服装とか、ヨウ素剤を服用していたとか、
そういうところはどうだったんでしょうか?

2

呉東:
ここに写真があるんですが、これは3月の終わり頃にレーガンの甲板上で、
結局汚染された甲板を除染作業している様子なんですね。
よく見ていただくと、この乗組員の方たちが来ている服というのは、放射能の防護服ではないんです。
一般の軍服です。
そういう状態の中で除染作業をやっているわけですから、
まさに放射能を、低レベルではあるけれども浴び続けた状態で、
この危険な作業を行なわされたということになるんですね。

白石:これは、そのまま乗り続けていたということなんですか?

呉東:
そういうことです。
今回入手してきた陳述書の中には、
かなりホットスポットである、換気の出口のところにベットがあった水兵さんがいて、
結局そのホットスポットのところでずっと半年間生活を続けたので、
やはり「癌になってしまった」
と。
そういうような報告なんかもあるんです。
ですから、半年間ホットスポットに、
言ってみれば缶詰にされた状態で生活を続けたということになってますね。


白石:
今「癌」という言葉が出ましたけれども、
原告の方というのは20代の方が圧倒的に多いんですけれども、
実際にどういう状態があるのか?というのを、
ざっと主要なものを並べさせていただいたんですけれども、
すでに亡くなっている方がいらっしゃる。

3

呉東:
二人亡くなっている方が出ています。
一人の方は今年の4月に亡くなったんですが、骨膜肉腫という癌の一種で、

やはりこういうのが20代30代というのはあんまり考えられない


白石:その方はだいたいお幾つぐらいか分かりますか?

呉東:
この方は30代ですね。
それから二人目の方が9月に亡くなっています。
この方は20代で白血病で亡くなっているんです。

でも、その方以外にもたくさんの方が、
本当に20代30代では考えられないような病気になっているわけですね。
例えば、甲状腺癌乳がん精巣がん脳腫瘍、等々で、
そういう癌になっている方もたくさんいますし、
その他にも胃腸の不調だとか、全身が動かなくなったりだとか、
それからやはり生殖関係ですね。


白石:
まとめていただいた中にも、たとえば、
この期間中に妊娠された方のお子さんが、多発性遺伝子異変ということで、

呉東:
アメリカ海軍の中には、若い女性の水兵さんもたくさんいます。
その中で一人の方が被ばくをして、当時妊娠中で10月に出産をしているんですね。
その生まれたお子さんが遺伝性の病気を持って生まれたということで、
この裁判ではお母さんとお子さんが両方原告として訴えているっていうかたちです。

白石:
じゃあ、お子さんが原告になられているというケースがあるんですね。
なるほど。

見た感じお一人一つという病気の感じではなくて、複数持ってらっしゃる。
(上の画像の)**と書かせていただいたのは、一人の症状が並んでいるような状態なんですけれども、

呉東:
本当に一人の症状の中に、甲状腺の異常もあるし、胃腸の異常もあるし、筋肉系の異常もあるし、
それこそ熱が出てきたりとか、様々な異変が出ている。
これがやはり、放射能に被ばくした中での症状の特徴が出ているんじゃないかと思うんですね。


白石:
見た限りかなりいろんなものを重複して体に抱えている状態ですけど、
やはり皆さん、もう軍隊で働き続けられないんでしょうか、それとも今でも働いてらしゃるんですか?

呉東:
原告の方の中で3分の1の方はいまだに現役の方です。
しかしその後に体調を崩されて、そのために除隊をしている。
そういう方たちもたくさんいます。
特に20代で除隊をすると、全然その後の手当もつきませんので、
今、生活状況としても大変な状態になっている方たちが沢山いるわけですね。

白石:
もともとやはり、軍隊にいらっしゃる方々の中には、
たとえば学費を稼ぐとか、いろんな条件の中で軍隊を選んだ方もいらっしゃいますよね。

呉東:
そうですね。
それこそ軍隊である程度勤めた後に大学へ行こうと考えられていた方もいると思うんですが、
被害者の陳述書などを読むと、大学へ行こうと思ったけれど行けなくて、今は病気療養中であると。
しかも今後の補償も全然ない状態で将来的にも不安であると。
ということを訴えられている方も沢山いますね。

白石:
これだけ色々と大変な健康状態を抱えているということなんですけど、
今後裁判の見通しというか、どういう審議というか、
まさにアメリカの裁判が全然わからない私としては、
これからどういうプロセスを踏むのかな?と思うんですけど。

呉東:
これからはいよいよ中身の問題に入っていきます。
ひとつは福島第一原発事故との、それからトモダチ作戦と
これだけ大量に発生している兵士たちの病気との因果関係の立証ということになってくると思いますね。
だからその当時どのぐらいの放射能のレベルだったとか、
レーダーの位置がどうであったかとか、そういう問題です。
もう一つはやはり、法的な水平たちの今大変な病状の立証ということになってくると思うんですね。

今回私たちが言われたことは、
アメリカの裁判所でやることのメリットというのは、万申請だっていうんですよ。
つまり一般の市民の方たちがこの裁判の様子をつぶさについて、
そこで本当に同じ立場になって、被害者の方たちと同じ立場に立って、
「これはどうあるべきか」ということをきちんと考えていく。
そういうシステムですから、陪審制の審議に入ることによって、
きちんとこれが市民的な感覚で裁判されるということが期待できるんじゃないでしょうか。

白石:
なるほど。
今の段階ではお一人お一人の、いわゆる被曝線量の推計みたいなものは、まだされていないという状態ですか?

呉東:
そうですね。
今ちょうど弁護士さんたちは、それぞれ海軍の病院ですとか、
水兵さんたちがかかっている病院に、
それぞれの病状のカルテなどのデータを取り寄せていると言ってはいるんですが、
確かにそれは後の症状としてはあるんですけど、
当時一人一人が線量計をつけてたわけではないんですね。
もちろんレーガンの中には沢山線量計はあるんでしょうけど、
しかしそれが必ずしも全員に行き渡っていたわけではないんですよ。
本当に上の方の士官の方だけだったという話なんですね。

ヨウ素剤も当時ありましたが、
上の方の士官の方は飲んでいたけれど、末端の水兵の方たちには配られなかったと。


白石:
ひどい話ですね、
若い人の方が飲むべきなのに。

呉東:
そういうふうな実態もこの陳述書の中に書かれています。
そういうことの中で、なかなか立証ということは困難を極めると思いますが、
やはり、とにかくそういう事実を積み重ねていくことだと思うんですね。

白石:
実際にですね、今回、まさにロナルドレーガンという原子力空母を軸に
こういう形で日米の間で情報のやり取りができているわけですけれども、
日本全体に対しても非常にインパクトのある内容かなと思うんですけれども、
どういうところに着目されていらっしゃいますか?

呉東:
やはり二つあるんですけど、
一つは、私自身も正確なこの被害の実態を知らなかったわけだけれど、
やはりこのトモダチ作戦に参加した水兵たちの被曝の実態というのは、ある意味で言えば、
日本中のどこよりも深刻に福島原発の事故の被害を受けた人たちであるという可能性がある

ということですね。
つまり当時ほとんど風は西から東に、陸から海に吹いていましたから、
このレーガンの水兵たちが一番大量の放射能に被曝している可能性があるわけです。
私自身感じたこととして、彼らはやはり友達として、日本の被害を助けるために行動してくれたわけですよ。
その中で全く予期しない放射能を浴びることになってしまった。
そのことをやはり日本人としてきちんと受け止めなくていいのだろうか、と。

今彼らは、まさに、東京電力だけではなくて、
アメリカ海軍もどちらかといったら、
「これはトモダチ作戦で生じた被害じゃないんだ」と見せたがっている。
日本政府もアメリカ政府の言っていることを鵜呑みにして、
「関係ないんだ」と言っている。
そして東電も「これは関係ないんだ」という、そういうそぶりを見せている。
そうすると本当に見捨てられた状態になっている。

でも彼らは日本の地震の被害を助けようとしてこの作戦に参加した
それに対して私たちがやはり、私たち自身も潜在的な福島原発事故の被害者でもあるわけだけど、
彼らの被害を知ることによって「一緒に連帯していけないだろうか」ということを私は感じました。


白石:
実際には、日本でも色々な症状が出る。
あるいは、甲状腺癌などもお子さんたちに沢山見つかっているなかで、
ただし日本の場合はですね、なかなか声をあげにくいという環境があるものですから、
そういう意味では、この裁判というのは初めて被害そのものに対して訴えているという裁判で、
少しそれの前を行っているというかですね、
もしかすると、似たような症状で手に手をとりあえる関係の人々がたくさんいる可能性もあるということですね。

呉東:
実は今回聞いてきた話なんだけど、
まず、一人の女性の水兵さんから弁護士さんのところに依頼があったらしいんです。
だけれど、その弁護士さんは
「ひょっとしたらこれは沢山同じような被害者があるんじゃないか?」ということで、
基地に行って、そこで多くの水兵さんたちから聞き取りをやったらしいんですね。
そしたら「実は自分もそうなんだ」と。
今まで誰も言ってこなかったけれど、「自分もこんなにひどい被害なんだ」ということで、
続々と名乗りを上げてきたと。
で、しかも「裁判が起こった」という報道があったらまた、
「実は自分もだ」っていう声がどんどん起こってきたと。
だから人為的に組織したというよりは本当にこういう被害があったんだということが、
止むに止まれぬ形で、弁護士さんたちのところに寄せられてきたんですよね。
それだけ本当に深刻な被害の広がりというものもあるし、
まだまだ、この方達だけでない裾野の広がりっていうのがある可能性というのは強いと思います。

原告の訴えている症状(抜粋)
2名が死亡:骨肉腫で死亡(4月) 白血病で死亡(9月)
*←ひとりで抱えている症状

*運転中意識喪失、発熱、体重減で車椅子生活
*股関節異常、脊柱炎、記憶喪失、耳鳴り
*多発性遺伝子異変の子が生まれる
*頭痛、あごに腫瘤、全身麻痺、大腿部異常、みけん異常
*頭痛、疲労、肩甲骨肥大、足に腫瘤
*潰瘍、腹痛、吐き気、体重減少、偏頭痛、胆のう摘出
*偏頭痛、睡眠障害、疲労、記憶障害、耳鳴り、直腸出血
*腹痛、うつ不安、睡眠障害、白血病、甲状腺にのう胞
*脳腫瘍、耳鳴り、疲労、偏頭痛、目眩
*生理不順、子宮出血、偏頭痛
*甲状腺障害(バセドウ病)、作戦中は鼻血






2014年12月7日





菅原文太「福島の原発の”低線量被曝”ということを知ってるかな? 原発がメルトダウンしてすぐ、子供達に低線量被曝が始まってる」新宿13/7/18(文字起こし)

菅原文太さんによる井戸川かつたかへのエール
(新宿駅西口)

2013年7月18日

1
菅原文太:
福島の原発の、「低線量被曝」ということを知ってるかな?
いま、原発がメルトダウンしてすぐ、子供達に低線量被曝が始まってる。


井戸川さんは双葉町の町長さんだった。
しかし、井戸川さんの「子供たちを助けよう」「町民を助けよう」という気持ちはついに届かずに、
政府からも東電からも隣近所の町村からも、はじかれてしまっている。

真実を伝えない政府。
真実を伝えない東電。
それに井戸川さんはこのまま黙っているわけにはいかないんです。
バッジが欲しいなんていうことじゃない。
バッジなんか欲しくない。

ただ自分の意見を国民に伝えようとして、子供たちの「被ばく」を助けるためには、
もう今は国政に出て、その場で国民に真実を伝えないことには、
今のこの日本の原発のことは、わからないままで終わってしまう。

井戸川さんを国政に送ってくれ。

そして、井戸川さんは町のすべての人を連れて新しい町を作ろうと思った。
だけどそれも叶わなかった。

国も東電も、それになんの協力もしてくれないどころか、井戸川さんをはじき出してしまった。

2

今になって、双葉町には一人も、人っ子一人住んでいない。
最初に井戸川さんが考えたことは正しかった。
だけどもう今、その段階は過ぎてしまっている。

井戸川さんの今の願いは、なんとか自分が国会へ出て、真実を語って、
再び双葉の町の人々が新しい町へ移住して、昔通りの生活をさせてやりたいという願いだけ。
その他の願いや欲は何にもない。
どうぞ、みなさん、井戸川さんを送ってやってくれ。

国会へ送ってやれば、今まで国や東電が隠してきた、隠蔽してきたことが、明るみに出てくる。
そして、ひょっとして、新しい復興への道が開けてくるかもしれない。
それだけが井戸川さんの今の願いだ。
バッジなんかくれないんだったらもらわなくてもいいと言っている。

どうぞ、この暑い中で井戸川さんの顔を見てくれ。
真っ黒に、抹茶色に焼けて。
昔はこんな顔じゃなかった。

3

もっと優しい顔だった。
今はもうね、やっぱり必死になって戦っています。
どうぞ彼の気持ちを汲んで、国政へ送ってやってくれ。
頼みます。
以上。

4

井戸川:
ありがとうございました。
元気な、励みになるお言葉をいただきました。
これでまた、さらにまた頑張って、皆さんにご理解を得たいと思っています。
みなさん、ありがとうございました。
福島県内の子供たちは放射能によって、
「もう私は、私たちは結婚できない」って言っているんですよ。

こんなむごいことを今言わせている日本で、
「景気回復だ」「原発の再稼動だ」「原発の輸出だ」っていうのは、とっても恥ずかしい。
みっともない日本になってしまいました。
御聖堂の裁きが必要になってきています。

菅原さんが最も大事にしている言葉、「仁義」
「仁義」がなくなってしまったんですよ。
「仁義」を失ったら、ただの動物になってしまいます。

「仁義」を私もいただいて、正しい道を歩んでいきたいと思っています。
ぜひ皆さん、よろしくお願いします。



妻の菅原文子さんのコメント

七年前に膀胱がんを発症して以来、以前の人生とは違う学びの時間を持ち『朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり』の心境で日々を過ごしてきたと察しております。『落花は枝に還らず』と申しますが、小さな種を蒔いて去りました。一つは、先進諸国に比べて格段に生産量の少ない無農薬有機農業を広めること。もう一粒の種は、日本が再び戦争をしないという願いが立ち枯れ、荒野に戻ってしまわないよう、共に声を上げることでした。すでに祖霊の一人となった今も、生者とともにあって、これらを願い続けているだろうと思います。恩義ある方々に、何の別れも告げずに旅立ちましたことを、ここにお詫び申し上げます





2014年11月1日
【沖縄】翁長雄志 うまんちゅ 1万人大集会
菅原文太「これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!」11/1沖縄(文字起こし)

菅原文太・日本人の底力 井戸謙一さん出演文字起こし
其の一
「日本の裁判"制度"というか、裁判"官"のあり方というか、 もうひとつ言えば"裁判"のあり方」
6/30"菅原文太 日本人の底力"井戸謙一(文字起こし)


其の二の1
「緩んでしまったニッポン人」7/7"菅原文太 日本人の底力"井戸謙一(文字起こし)


其の二の2
「日本だけ、報道していないんです」7/7"菅原文太 日本人の底力"井戸謙一(文字起こし)


2013年11月20日
秘密保護法案反対 メディア関係者らによる総決起集会
これがもし通れば「とどめ」になるのかなと思うくらい悪法だと思っています
2013年11/20菅原文太さん(文字起こし)




<完全に常軌を逸する行動>福島県立医科大学丹羽太貫「うるさいから黙れよ、お前!」環境省専門家会議11/26 OPTV(文字起こし)

OurPlanetTV
第13回 原発事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議
2014年11月26日

委員と傍聴者が怒鳴り合い~環境省専門家会議


福島第一原子力事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議を開催いします。


1_201411300740317ed.png
国立医薬品衛生研究所 春日文子安全情報部長:
福島県外の住民と県内の住民を全体として比較しても、それは意味のないことなので、
ここの表現は変更していただきたいと思います。


2_20141130074033837.png
日本医師会 石川広己常任理事:
福島県の内と外で比べてですね、
ま、外の方は大丈夫だとか、そういう風な感じがいろんな各所に現れているような気がするんですよね。
千葉県の方から、九州の方から、いろんな要望書が出たということを聞きますけれども、
福島県外における甲状腺のまとめのところでですね、
515から516行目のところには、
「福島県外の住民の甲状腺被曝線量が福島県内における甲状腺被曝線量を上回るとは考えにくい」と。
というふうなことで、ここで断言しているようなところがありますよね。
線量の把握だとか、そういうことも一方で続けていきながら、
この健康支援というのも考えるべきだという風なことは私もずっと言ってきましたけど、
そういうふうに持って行っていただきたいと。

3_20141130074034015.png
福島県立医科大学 丹羽太貫理事長付特命教授:
当然ながら通るところは線量が高いわけですけど、
それは遠くに行けば行くほど線量は、ま、低くなると。
常識的にはそう考えるので、あのー、私自身としては線量がより低いということは、
常識的には普通の考え方かなと思っております。


4_20141130074035271.png
日本医科大学 清水一雄名誉教授:
県内と県外で区別するのは難しいんじゃないかなと思います。
というのは、チェルノブイリなどの事故でも、それから今回の福島の事故の後でも、
決して同心円状に、だんだん遠くなるに従って線量が低くなっているわけじゃなくてですね、
風向きもありますし、それからもちろん地形とか、いろんな要素があると思うので、
断言はなかなかできないんじゃないかなと。


5_20141130074037536.png
福島県立医科大学 丹羽太貫理事長付特命教授:
WHO(世界保健機構)もUNSCEAR(国連科学委員会)も、
一応その、当然濃いところはきっちりと計算でやっているわけですね。
だから彼らが示しているレンジというのは、「ここからここですよ」と言うのがだいたい、
その平均のレンジがこの辺りですよ。
それプラス、外れ値があって当然だと。
遠くへ行けば行くほど低くなると。
これは普通の人間の考える常識なので、

それの上に高いところがあるという、これは可能性はある。
そういう意味で言えば、外れ値があってもいいと。


傍聴者:科学的な議論をしなさいよ。
傍聴者:そうだよ。


丹羽太貫:うるさいから黙れよ、お前!

傍聴者:ちゃんとまともな議論してくれよ。

丹羽太貫:やってんじゃないか!

多数の傍聴者:やってないよ。


6_2014113007420649a.png
丹羽太貫:
じゃあ、せつせつ、あなた説明してくれよ。
説明しなさいよあんた、ここに出てきて


傍聴者:ホットスポットがあるでしょう

丹羽太貫:
ホットスポットはだから…一般的な話しているんじゃないですか!
何を言ってるんですか!
高いところがあるというのは認めているんだから、俺は最初から。

傍聴者:議論と全然関係ない発言をしたんですよ。

丹羽太貫:UNSCEARだっていってるでしょ。

傍聴者:
彼をやめさせなさいよ。
傍聴席に向かってああいう野次を飛ばしている人を、

傍聴者:委員がさ、委員が中に入ってきて発言していいって言ってるんだから、傍聴発言させろ!

長崎大学 長瀧重信名誉教授:
継続が困難になりましたので休憩いたします。

女性事務方:えっと5分間、会場が静かになるまで休憩を入れたいと思いますので、よろしくお願い致します。



傍聴者:
委員が「傍聴席からこちらに出てきて発言してくれ」って言ったんですから、
発言要請はちゃんと受けるべきだ。


7_20141130074209b26.png
丹羽太貫:
発言要請もクソもないんだ!
人が話しているときに、うるうる、後ろからうるさいことを言うな、って言ってんだ。

傍聴者:だから発言させろよ、ちゃんと。
傍聴者:住民を呼べ、住民を。
傍聴者:そうだよ、住民の声を聞かないからいけないんだよ。
傍聴者:だいたい専門家が野次ぐらいで動揺するんじゃないよ!

8.png
丹羽太貫:何を言っているんだ!

傍聴者:また動揺してるじゃん。

丹羽太貫:何言ってるんだよ。

9.png


10.png
環境省女性:退場してください。
傍聴者:あ、そう
環境省女性:約束ですから
傍聴者:それはあなたたちの判断で、
環境省女性:いえ、最初のお約束です、
傍聴者:あなたたちの責任じゃない。
11_20141130074806df8.png
環境省女性:最初のお約束です。

12_20141130074807a94.png
環境省:あの、会議を再開しますので、次ヤジを飛ばされた場合は必ず退場していただきます。
よろしいですか。

傍聴者:向こうからのヤジも規制してね、品のないヤジ。

環境省:(ニンマリぺこり)

傍聴者:公平にやってよ。

傍聴者:あの委員は会議をやめるつもりでああいう発言をしているのかね。

傍聴者:いや、ぶち壊そうとしているんじゃないの?

傍聴者:だから壊そうとしているのかね。



丹羽太貫さんの放射性物質に対する考え方
「やはり、線量が低いと癌出ません!それは厳然たる事実です」丹羽太貫(福島県立医科大学)
6/26第7回 健康管理のあり方に関する専門家会議(文字起こし)



女性事務方:予定の時間を過ぎましたので、会議を再開させていただきます。
長瀧重信:放射線による健康被害とその対策について、

国立医薬品食品衛生研究所 春日文子安全情報部長:
一般論としての甲状腺癌検診をめぐる諸課題なんですけれども、
検査に伴う不利益について多くのプレゼーテーションもなされ、議論もされてきたことは確かです。
ですけれども、一般論を言うのであれば、
一般論としての甲状腺癌の利益の検診にも触れないと、これは不公平ではないかというふうに感じます。


清水一雄:
県民の中には検査をして欲しいという意見が、県に対してですね。
意見がかなりあるんだということを理解しておいていただきたいというふうに思います。
それは「検査をたくさんするから悪いものが見つかる、症状のないものが見つかる」
でも、一つは症状が出てからでは遅い、甲状腺はですね。


13_20141130074809d72.png
大阪大学 祖父江友孝教授:
ま、一般論としてガン検診の利益というのは
その「がんで亡くなることを防ぐ」ということなんですけれども、
えーー、甲状腺癌、超音波を使ってですね、甲状腺癌を検査する利益というのは
残念ながら認められていないと。
科学的根拠は全くない」というのが現状だと思います。

集団としての死亡率が下がるという証拠はありません。


春日文子:
ここで一般論をいうのであれば、
早期発見によるメリットということも一言ぐらいは加えないと、バランスが悪いのではないかという、

1
祖父江友孝:
ですから一般論として甲状腺癌検診という、
超音波を使って甲状腺検診をするメリットは、書けないんです。
ありません


清水一雄:
検診にメリットがないというのは、僕はちょっと賛成できません。
検診で、例えば5mmでも6mmでも、表面にあったり、それから神経に近いものがあったり、
これは近々反回神経麻痺を起こします。ま、何年か経ってからですね。
それをやっぱり見つけてあげるのが検診ではないかと思います。

長瀧重信:
えーっとそれでは、ご意見をいただきましたので事務局で引き続いて整理をさせていただくようにします。
本日の東京電力福島第一原子力発電所事故による国民の健康管理の在り方に関する専門家会議は閉会とさせていただきます。


傍聴席:住民の意見を聞いてください、当事者の意見を聞いてください。
傍聴席:検診を拡大してください。
傍聴席:検診を拡大してください。おかしいですよ。
2




祖父江友孝さんが考える検診の利益と不利益
4.「検診の利益と不利益」祖父江友孝(大阪大学教授)6/26
第7回 健康管理のあり方に関する専門家会議(文字起こし)




【ノーカット版】
第13回 原発事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議



続きを読む

大玉村は1400人ぐらいしか子供がいないんですけど、 2人甲状腺癌と癌の疑いが出てすごく発症率が高いんです10/5(文字起こし)


おしどりマコ・ケンの横浜白熱実験室
2014年10月5日 新横浜スペースオルタ

9

文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/HQM8FVbKevU?t=47m20s

私は福島からの避難者なんですけど、
相澤さんの話、すごい遠い話とか、多分思う方がいたんですけど、
私はさっき相澤さんが最後の方で言った言葉がすごく心にグッときて涙が出てきたんですけど、
あの…、あの時に飯舘に…、雨が降って、飯舘が汚染されてよかったって言ってましたよね、
福島市を守るために。
そこに全て相澤さんの今の原動力があるんじゃないかなと思っていて、
私も避難していて、この子を連れてきていて、
さっきお話しされていましたけど、私も主人と離れて暮らしているので、
こじれて、うまくいっている状態でもありません。
でも、私もこちらで保養の活動とかもしていて、
自分も大変だけど、子育てもしているけど、なんでそれをやるか?っていうと、
多分、私は大玉村なので原発からは60km離れていて、
相澤さんの飯舘よりは汚染も低いんですが、
大玉村は1400人ぐらいしか子供がいないんですけど、
2人甲状腺癌の疑いとか癌が出てすごく発症率が高いんですね。

そんな状況でなぜこんなことをしているか、っていったら、
多分、私たちにこの先あるはずだった人生が狂わされて、その大変さ。
本当に、多分他の人には味あわせたくないですよ、きっと。
そこにやっぱり何かをやろうっていう原動力もあって、
普通に考えたら起こるはずのないこととか、
人がこんなことをするはずないだろう。
人の命は大事なんだから、こんな方向に行くはずじゃないだろうっていうことが、
震災後ずーっと起こっているんですよ、自分の身に。

これって、なんか、自分の身に起こらないとちょっとわからないところもあって、
この子のためだったら普通はなんでもできるし、命を守りたいのに、
なんで普通に考えたらできることができないんだろう?
なんでそっちの方向に行っちゃうんだろう?っていうことをずっと積み重ねてこられて、
どこにも期待ができなくて、
人も一時期信じられなくなったし、
でもその中で踏ん張っているのは、本当に子供を守りたいとか、
自分の身近な家族を守りたい一心だと思うんですよね。
それが私の中では伝わってきて、
相澤さんができるのがそこだったということで、
みんなが同じ方向を向かなくてもやれることを一つやる、
一つずつやることが本当に大事だと思うので、
それじゃなくてこうじゃない、という意見よりも、
その人が一生懸命取り組んでいることを理解して応援して、
自分ができることを1個ずつみんながやっていくことが本当に大事だなというのを私は感じたので、
それだけ言いたくて。

マコ:
ありがとうございます。
本当になんか、2011、今もそうですけど、相澤さんとよく話すことは、
今本当に福島第一原発事故のモデルが、
これからね、私たちが生きていく中で世界で原発事故が起こらないって絶対に言えないじゃないですか。
で、原発事故が起こった時に、いまこの福島モデル。
福島第一原発事故モデルがスタンダードになるんだとしたら、
相澤さんが「飯舘村の人間が頑張らないと、未来の子供達に対してもすごい責任があるんじゃないか」
自分たちは今は被害者だけど、今本当に丁寧に怒っていかないと、
飯舘村の人たちが未来の人たちの加害者になるんじゃないか、
っていうことを相澤さんが、割とよく言うんですね。
相澤さんは年人でとても優秀な人だと思うんですけど、
でも事故後すごく動いてこんなに。
だって元々事故前アレでしょ?シンポジウムに乗り込んでワーって言うタイプじゃなかったでしょ?
もともとそうだったの?

相澤:どちらかというとシンポジウムの運営の方でワーワーっていうふうな…
どちらかというとそっちの方かな。

マコ:
できることをできる人が。
で、今子供達を守るっていうことと、
もうつべこべ言わさんっていうことと、
未来に責任があるっていうのは、
私はすごい、相澤さんの言葉はキーワードだなって、私が動く原動力でもありますね。











続きを読む

汚染された餌を食べたヤマトシジミの研究結果から考える「学校給食に福島産米」10/5 おしどりマコ・ケン横浜(文字起こし)

おしどりマコ・ケンの横浜白熱実験室
2014年10月5日 新横浜スペースオルタ


文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/HQM8FVbKevU?t=35m11s
客席:
福島の飯舘村ではないんですが、福島の方のお話を聞いて、
給食のお米を福島産にする。
それは朝日新聞のプロメテウスの罠にも書いてありましたけど、
それは子供達が食べれば、安全だと、風評被害が払拭されるっていうことが書いてあって、
これは本当に私は心の底から怒りを感じたんですけれども、
そして、そういうことの活動をしているお母さんがたが市に訴えに行ったら、
そこの5人ぐらいの代表の一人の家族が、
親族全部の中で「なんでこんなことをやってくれるんだ」と。
そして髪の毛を引きずり回されて、夫に、子供のいる前で。DVをされて。
それからこの間NHKのテレビを見てましたら、
やっぱり子供の放射能が心配だから子供を連れて避難している。
でも、夫は仕事があるから。
そこでいろいろ夫婦の間がうまくいかない。
で、結局帰ってみたり、別れたりという人が多いそうですけれども、
そこの中で夫の方の母親が「あの嫁は私たちの面倒を見ないで逃げたんだ」っていう発言をしている。
こういう、放射能の科学的なことじゃなくて、社会的な問題っていうのはものすごく浸透していて、
「放射能の心配を福島で語れない」っていうお母さんのお話も聞きました。




プロメテウスの罠〔37〕 給食に福島米「100%安心と言えないが」

http://fukushimakenren.sakura.ne.jp/dojo/wp-content/uploads/2013/11/51b46487e5c67f40a219ff8e1d1a8768.jpg
「自分で食べないものを」と言われて福島市のJA新福島組合長、吾妻雄二(66)は考えた。
自分たちが食べるしかない。
とくに、学校給食に福島市産米を使うことだ。
子供達が福島の米を食べれば、安全性を全国にアピールできるー。
ー略ー
JA福島中央会、JA全能福島は12年夏、
「風評被害払拭に向けた取り組みについて」と題した内部文書をとりまとめた。
そこに盛り込んだのが、県産農畜産物を県内の学校給食に使ってもらうことだった。
学校給食を名指ししたこの方針に基づき、各農協が市町村に協力を要請した。
それを受け、福島市が会津産米から福島市産米への切り替えを決定したのが12年10月。
13年1月。吾妻は福島市議会に参考人として招かれた。
吾妻は「県内でここまでやっている農協はない」と強調し、こう訴えた。
「セールスに行って『学校で使っていないでしょう』と言われるのがとても辛い。
それを行政としてやっていただければありがたい」
ー略ー




客席からの給食の問題と関係して、汚染されたものを食べ続けるとどうなるのか?
ヤマトシジミの研究結果をマコさんが分かりやすく説明してくださっています。


文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/HQM8FVbKevU?t=54m40s

ヤマトシジミ1

ヤマトシジミという蝶は日本全国どこにでもいて、
蝶を見て頂いたらよかったのかもしれませんけど、
このカタバミっていう、どこにでもある雑草の、ちっちゃーい
触ったらパンと弾ける、それを食べるんですって。
なので全国どこにでもいて、それで全国どこにでもあるカタバミしか食べないので、
研究対象としてちょうどいいそうです。

で、私が驚いた結果の話なんですけれども、
福島県の郡山市、本宮市で蝶を捕ってきて、親の世代ですね。
それでこの世代F1の生き残りの個体から状態の良い成虫を選んで交配させて、2系統。
それで孫の世代を作ると。
そういう方法でした検査です。

何をこれは見たかったか?というと、
もうこれは5本目の論文なのでね、
4本目までの論文で蝶々の外部被曝とか、蝶々の内部被曝とか、ある程度データが溜まっているんですね。
で、ここの第5報でやった結果は、
外部被曝でも、
今まで言われているよりも少ない生存率や異常の発生が出てしまうというのが既に出てるんですけれども、

残念ながら、
郡山とか本宮の蝶というのはもう外部被曝の影響が出ているっていうのが論文として、研究の結果として。

外部被曝した蝶々に汚染したカタバミを与える。
外部被曝した蝶々に汚染していないカタバミを与える。
そして沖縄の外部被曝を全くしていない蝶に汚染したカタバミを与える。
外部被曝を全くしていない沖縄の蝶に汚染していないカタバミを与える。

そういう実験をして、一旦被曝した蝶がどのような餌で影響が出てくるのか?
という実験をしたんですね。
その結果がこれなんです。研究者の方がびっくりするぐらいに別れてしまったと。

ヤマトシジミ2

つまり、郡山、沖縄、本宮で捕ってきた蝶の生きのいい蝶に卵を産ませて、
その産んだ卵はずーっと沖縄の餌、カタバミを食べさせたグループ。
こちらの方は(下)沖縄の蝶に郡山のカタバミ、郡山の蝶に郡山のカタバミ。
沖縄の蝶に本宮のカタバミ、本宮の蝶に本宮のカタバミを食べさせたっていうデータなんですね。

これが生存率です。
幼虫、前蛹(全容)蛹の前の段階だそうですね、蛹、羽化前、幼虫24時間以内、幼虫24時間以上、
で、正常成虫がどのくらいの割合か?になると、
もう、割とハッキリと、汚染されていないカタバミを与えたグループは結果が良くて、
それで、汚染したカタバミを与えたグループは、沖縄の蝶でも生存率が下がってしまった。

っていう結果が出たんですね。

これは本当に、研究者の方と話していて希望でもあり、
そして今も気をつけなければいけないというトピックじゃないかということで。
だからいったん被曝しても汚染されていないものを与えると、
これは孫の世代なんですけれども、「回復をする」ということがわかったんですね。

全く外部被曝をしていないチームでも、「汚染したものを与えると生存率が下がる」と。

論文を読んでいただければ、生存率と、蝶のサイズと、異常発生率でやっているんですね。
つまりそれは目にわかりやすい異常なんですよ。

で、研究者の人に聞いたんですけど、毎日蝶の世話をずっとしている人。
研究室に入ったら、もう、どの蝶が被曝をしていて、どの蝶が被曝をしていない檻かっていうのが、
パッと入った段階でわかるんですよ。
餌をやるために開けて、蝶が逃げないようにしてカタバミをあげないといけないんですけど、
被曝していない蝶は開けたらヒュッ!て逃げていきそうなので、すごく気をつける。
だけど、被爆の影響がある蝶の檻は、開けてもヨタヨタヨタっていう感じで逃げないので、
あの…、餌をやりやすいと。

だから、生存率とか異常発生率とか蝶のサイズとか、目に見えるデータで出すとこうなったけど、
「もしこれではっきりしたデータが出なくても私はわかる」ってずっとおっしゃっていて、
「行動異常率」でデータを出せばものすごくはっきり出ると。
でもその「行動異常」っていうのをどうやって出すか?というのが課題なんだけど。
で、その人が「蝶にもブラブラ病のようなものがあるんだろうか」
ということをおっしゃっていたのが印象的でした。

これは本当に内部被曝に関する、汚染されているものか汚染されていないものかというデータなんですね。
で、それを踏まえて、
大瀧先生はこれをすごくアグレッシブに出しているんですけれど、
それを小佐古先生が言っていたようにいろいろなところで、
「これが●のデータだ」って言われてしまうとすごい悔しいよね。

マコ

で、今発売中のプロメテウスの罠にも出ていますけど、
いわき市の給食問題。
状況を説明してからのほうがいいかな。
2012年から、ビックリしたんですけど、
JAの主導で「福島県で風評被害を払拭するために子供達に福島県産のものを食べさせる」っていうのが始まって、
私は聞いた時にはびっくりしたんですけど、
福島市の議事録やJAの資料にどんどん上がってくるんですよ。
学術会議の議論でさえ、
「福島の子供達が福島県産を食べていないのに県外で売るのは矛盾がある」みたいに書いていて、
もうビックリして、私はこれが秘密資料でもないところにもびっくりしたんですけど。

それで、これは署名を集めているいわきのママたちです、ママやお父さんたち。
それで署名を市長に渡していて、何回か福島県産のものにするというのは延期されたんですけど、
先月9月26日に、12月から北海道産のお米から福島県産に切り替えるということが発表されました。
で、いわき市はすごく広い自治体で、
原発事故の前は福島じゃない他県産のものを使っていたんですね。
でも原発事故の後、なぜか「風評被害払拭」ということで、
福島県産のものを事故の後使っていくということになる。

もうこれは、彼女たちは科学的な話じゃなくて、
測定の問題とか、どこまで検出限界にしたらいいの、とかどこまで測るの?とかじゃなくて、
そうじゃなくても「倫理的におかしくないか」と。
「子供達に安全性をアピールさせるということがおかしくないか」と怒っていたんですよ。
で、ずっとなんどもなんども取材をして、
それでこの給食の話は地域のJAの人たちの動きでもあるので、
東京電力や行政が福島から遠く離れた東京で「安全です」っていうんじゃなくて、
地域で、地域の大人達が子供達に安全を押し付けてくるっていうのは、
もう本当に悔しい話だっていうことを言ってました。
その一人が今日来れなかったので、

まこ3


この度は、残念ながら会場に行くことができず申し訳ありません。
マコちゃん、代読をお願いいたします。

原発事故による実害は受けていないことを意味する「風評被害」という言葉によって、
私たちは大切な子供さえも守ることができなくされてしまっています。
鼻血が出た事実などない、風評被害を招くとして福島県知事が抗議をした美味しんぼ騒動が象徴するように、
原発事故によって大きな痛みを味わうことになった福島県が、
これは事実ではなく風評被害だと言い続けるということは、
あらゆる問題に対して権利を主張することを放棄するということです。

これだけの大きな痛みを受けながら県民を守らないこと、
子供達の未来を守らないことは、原発というものを受け入れたこと同様、
大切な誇りを手放すことであると、
事故による痛みに加え、その後の動きの数々に、残念さを味わう日々です。

復興のため、風評被害の払拭のために、
子供たちの学校給食で地元のものを使うことを急ぎ、安全性をアピールするという、
福島県の教育委員会の判断もまた、ここに残って子育てをしている私たちにとって、絶望的で最悪の現実です。

国が安全基準を操作して、これぐらいなら影響がないであろうと無責任に被曝を強いることと、
地元の大人たちが地域の子供達を差し出して、
これくらいなら大丈夫だから復興のために食べさせようということの意味には雲泥の差があると思うのです。

国が何と言おうと、地域の大切な子供たちは、
予防原則に従って、将来何事もないようにと最善を尽くして守ろうということが、
本来の自治体としてのあるべき姿であり、
できることをせずに子供を差し出してまで守ろうとするものがなんなのかと、
原発事故が起きてもなお、命よりも経済を守ろうとする地元自治体の姿勢には、
言葉も出ないほどのガッカリ感を味わっています。

1年半に渡って反対の声を上げてきましたが、地元の議会では「早く使え」という声が優勢であり、
全国署名の提出を前にして、12月からの使用が教育委員会によって強引に発表されてしまいました。

原発事故後の地産地消の問題に触れる私たちは復興の妨げとされ、
農家の痛みや立場を考えろというバッシングにも晒されています。
問題を起こした原因には目を向けず、人々の受け止め方を問題とされていることにより、
不安に思う保護者というカテゴリーに入れられた私たちは、孤独な存在です。

原発事故直後は多くの市民が立ち上がり、世の中を変えようという気配を見せていましたが、
おのおのの立場を思いやることや、分断を恐れることによって、
今となっては人々は口を閉ざしてしまっています。
子供たちのためにと声を挙げる私たちの後ろには、
口を閉ざした人々からの「がんばって」という無言の応援は存在しながらも、
表に出てそれを言う存在はほぼ皆無のため、私たちは特別な一握りの存在として矢面に立たされています。

男尊女卑がまだまだ根深いこの地において、お上に物申すなどということはまだまだ特別なことであり、
意を決しての要望書などのアクションに参加するということは、
親戚中の恥だと言われ、特別なことはするなと止められます。

原発というモンスターは人々の心を巧みに支配し、
被害を受けても声に出すことができないような、根深い問題であるということを痛感しています。

自分の愛する故郷が汚染に晒されたということを受け入れることや、
これまでの四季折々の中での様々な楽しみが奪われてしまったことを受け入れるということは、
とても難しいことで、
今も事故前と同じように暮らしている人が多く存在しており、
大丈夫、問題ない、元気になろうという情報ばかりの中で、
危機意識を持って身を守り続けるということは、精神的にもかなりの負担を強いられます。
3年が過ぎた今年は、そろそろこの辺で線引きを…ということを口にする人が多く、
向き合い続けることの困難さを感じています。

原発事故はどこで起こったとしても、きっと同様のことが起こるでしょうし、
子供達を守るために対策を求めるということはとても特別で、難しいことなのだと思います。

福島で起こったことは福島だけの問題であり、
その他の県には影響は及んでいないというような報道は、
放射能汚染がどこまで拡大しているかという目線を奪うものであると思います。

福島県には当たり前に存在しているモニタリングポストが近隣の県では当たり前でないことや、
放射性物質の検査体制や、健康被害の調査が他の県で進んでいないことは、
大きな問題であると感じます。

県外の人々に、被災した福島の人々という目線をもたせ続けることによって、
汚染の可能性がどこにでも及んでいるという現実から目をそらせようとする国の意図は大成功を遂げており、
問題を小さく見せながら意識をそこに集中させ問題をもみ消すということは、原発の再稼動にもつながります。

これまでの様々な事の成り行きを散々見続けてきた私たちにとっては、
それはお決まりの流れであり、こんな風に物事を見る目が育ってしまったことには複雑さも伴います。

原発事故の当事者は私たちだけではなく、
大きな大きな長期的な問題であるという目線が生じていくことを願っています。


これでいわきのお母さんのメッセージは終わります。

本当にさっきの琉球大学の論文でもあったんですけれども、
例えば今の食品の基準はセシウムで測って100ベクレル/kgですけれども、
それがどうしてそうなったのか?という食品安全委員会の議論を見ていくと、
原発事故の後、日本全国で流通する食品の50%が汚染されているだろうという推定の元の値なんですよね。
だから本当に食品の問題は、汚染地域の話だけじゃなくて、
「全国に汚染食品が50%流通するだろう」という評価がもうされていて、
一応保守側の評価と言われていますけれども、
なのでこれは全然、一地域の問題だけじゃないんですよね。
水俣病の取材もしたと思うけど、
「水俣」という名前がついたがために
水俣市以外の水俣病の患者が取り残されてしまったという問題もありますし、
福島第一原発事故って、もともと「福島」っていう名前はついていましたけど、
これは「日本」の原発事故ですよね。


ケン:そうよね。

マコ:
少なくても東日本、関東は汚染されていますからね。
本当にそう思います。
だから、福島の子供たちをどう守るかっていうのはすごく大切だし、
たぶん自分の地域の子供達も一緒だしね。
ここ、私たちが住んでいる東京でもそうだし、
神奈川も千葉も茨城もみんな汚染地域で「守んなきゃ」っていうことなんだよね。
で、私はね本当に、自分の地域もすごく気をつけてどれだけ逃げられたかも知っているし、
「守らなきゃ」ってなった時にいっちばん汚染されていた、
一番汚染されていた飯舘村がこんなにも踏みにじられているんだったら、
チョットこれはキツイなって思った時があって、
だからやっぱりすごく、飯舘村にはやってもらわなきゃなっていうのもあるんですよね。
だからそれもすごく追い続けたいし、大声を出し続けたいですよね。

1:10:58




山本太郎議員「3世代のヤマトシジミによる内部被ばく研究について」
参院内閣委 2014年10月16日
より、一部



そして観察したところ結果がはっきりと出ました。
汚染度の低いエサを食べたグループと汚染度の高いエサを食べたグループでは、
生存率、正常率ともに驚くほどの違いがあり、開きがグラフから見ることができます。

くっきり分かれていませんか?上下に。くっきりと。

yamasos.gif

汚染度の高いエサを食べたグループの生存率0.8%から20.9%、生存率0.8%というのは、
子世代も孫世代も汚染度の高いエサを食べ続けた結果なんです。
汚染度の高いエサを食べ続けた孫世代の特徴、幼虫の次の段階である前蛹、さなぎ、羽化前といった状態で、
成虫になる前に命を落とすものが半分もいたらしい。

これ聞くと、ちょっとヤバイなと思うかもしれませんが、
でもこの研究から見えることは、絶望ではなく、希望だと思うのです。

たとえば親が内部被ばくしていようと、汚染度の低い食べ物を子どもたちに与えることによって、
生存率、正常率を上げられるんだ。ということを証明したすばらしい研究と言えると思うんです。


皆さんご存じの通り、内部被ばくをしているのは、蝶々だけじゃないですよね。
29年にわたってニホンザルの研究を行っていた日本獣医生命科学大学の教授が発表されました。
福島の東電原発から、60km80km離れている山林で捕獲された猿も内部被ばくしていました。
造血機能の異常が確認されました。
筋肉中のセシウム量が高い固体ほど、赤血球と白血球の数が減っていた。
免疫力半分にまで落ちていたケースがある。
事故後に産まれた子ザルまで同様の傾向が見られた。

海外から最近ニュースが入ってきました。
30年前のチェルノブイリ事故の影響で今も内部被ばくしている動物がいると、
ノルウェーの政府機関が発表したのですけれども。
チェルノブイリから数千キロ離れてるノルウェーでトナカイの肉に含まれる放射能濃度急上昇し、
食肉として消費するのは不適格となった。
届いたんですね、数千kmも放射性プルームが。
そして、30年経った今もセシウム量が急増した。

これは内部被ばくです。

食べているエサによってそのようになった。
これ本当に今真剣に考えないといけないことだと思うんです。
内部被ばくに対して、もっと真剣に慎重に予防原則に則って対策しないと、絶対ツケがまわってきます




福島原発事故 生態系に影響与えていないのか
2013年5月30日放送 そもそも総研(内容書き出し)

そもそも総研、ヤマトシジミとアブラムシに関して放送

ヤマトシジミ被曝影響研究論文とドイツ報道(字幕書き出し)
論文発表後も日本では全く報道されなかった頃のドイツの番組

「福島のサルの異常はセシウムによるものと考えていい」
「チョウに表れた変化は放射性物質が原因とみて間違いない」

2013年4月25日 中日新聞より





2013年2月
福島県内の学校給食 「県産食材」震災後も使用 
さらに新年度、県産食材使用市町村に食材購入費を補助


2013年4月
福島 給食で地元米の使用再開




続きを読む

<甲状腺>関東のこども検査結果1818人中大きなしこり再検査が7人。正常な子供はたったの36%!

子どもの甲状腺 今後も検査を
NHK 11月9日 6時04分

1191.png

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて茨城や千葉の保護者などで作る市民団体が1800人余りの子どもたちの甲状腺を検査したところ、このうち7人が「一定以上の大きさのしこりなどがあり、さらに詳しい検査が必要」とされましたが、担当の医師は原発事故の影響とは判定できないとしています。団体では今後も検査を続けることにしています。

茨城や千葉の保護者などで作る市民団体「関東子ども健康調査支援基金」は、原発事故で放出された放射性物質が子どもたちの健康に影響していないか調べようと去年10月から希望者を対象に医師の協力を受けて甲状腺の検査を行ってきました。

1192.png

検査は茨城、千葉、埼玉、神奈川、栃木の5つの県で行われ、ことし9月までに検査を受けた18歳以下の子どもたち1818人の結果がまとまりました。それによりますと「正常」と診断された子どもが672人、「小さなしこりやのう胞と呼ばれる液体がたまった部分があるものの、特に心配はなく経過を観察」とされた子どもが1139人、「一定以上の大きさのしこりなどがあり、さらに詳しい検査が必要」とされた子どもが7人でした。

1193.png
今回の結果について検査に当たった島根大学医学部の野宗義博教授
まだ3年っていうことで、(甲状腺癌が)発生するにはまだ早すぎる。
未然に定期的な検査をして、えー、1年2年3年5年とみていくのが一番大事だと思います。

市民団体では今後も希望者を対象に検査を続けることにしています。





1818人の検査結果の人数がさらりと報告されていますが、
ちょっと内容を考えてみました。

●正常→672人→36.96%
●小さなしこりやのう胞があり経過を観察→1139人→62.65%
●一定以上の大きさのしこりあり詳しい検査が必要→7人→0.38%

つまり、正常であることもは半分以下4割弱で、
なんらかの異常がある子供が60%以上もいるということになります。

そして「小児甲状腺癌は100万人に一人か二人」と福島第一原発事故前は言われていたので、
詳しい検査が必要である7人(癌と決定したわけではない)を100万人で計算してみると、
3850人になります。


<福島県子どもの甲状腺がん>「癌と癌の疑い合計103人に!」手術した57人中2人は肺に転移、45人は10mm以上リンパ節や他の臓器に転移!!それでも「放射線の影響は見られない」
疑いを含めた甲状腺がんの発症割合は、
第一原発周辺で避難などの措置がとられた「13市町村」では0・034%。
県中央の「中通り」は0・036%、
沿岸部の「浜通り」は0・035%


ということだったので、今回の関東の子供の検査結果
「一定以上の大きさのしこりなどがあり、さらに詳しい検査が必要」な子供が0.38%は、
関東のホットスポットと呼ばれる地域の子供たちも、
やはり同じくらいの影響を受けているということがわかりました。


関東子ども健康調査支援基金より

2011年3月11日の東日本大震災による東京電力福島第1原子力発電所の事故は、
大地・水・空気の甚大かつ深刻な放射能汚染をもたらし、
3月15日、21日には福島県から120キロ以上も離れた茨城県や首都圏上空を放射性プルームが通過しました。
21日には降雨により広く沈着しホットスポット地域をつくりました。
このことにより、各地で検出された放射性ヨウ素131は以下のとおりです。
水道水からは守谷市で80.1Bq/kg、龍ヶ崎市で62.2Bq/kg、常陸大宮市で58.8Bq/kg、
那珂市で65.2Bq/kg、金町浄水場からは220bq/kg、八千代浄水場からは336bq/kg
さらに、同年3月18日に採取されたほうれん草からは
高萩市で15,020Bq/kg、 日立市で54,100bq/kg、
ひたちなか市では8,420Bq/kgもの高い数値が検出されました。
このように、福島から遠く離れた地点でも基準値を大きく超える放射能汚染が起き、
子どもたちの初期被曝が心配されています。



福島県民健康管理調査の結果甲状腺癌と診断された子供たちは「過剰診断ではない」
「リンパ節や肺、他の臓器への転移などがあり、取らなくてもいい癌を取っているわけではない」
と、福島医大の鈴木眞一教授は何度も言っています。

今までに経験したことのない量のヨウ素がまき散らかされたのだから、
どのような速度で癌になっていくかなんていうことは、わからないというのが本当だと思います。

首都圏を放射能プルームが覆った時も
私の地域の子供達は普通に学校へ行き、いつもと何も変わらない生活を送っていました。
あの時、国が「屋内退避」と警告を出していたら、
無駄な被曝をしなくて済んだ人々がとても多くいただろうと思っています。