<海へ出てます!毎日80億ベクレル>「ストロンチウム90が50億ベクレル、セシウム137が20億ベクレル、トリチウムが10億ベクレル。はい、あのぉ~、一日当たりになります」8/25東京電力記者会見文字起こし

「東電が高濃度に汚染された水は海へ流していない」と言っていても
「多分、出ているんだろうな」とは思っていたけれど、
東京電力の人が、ハッキリと数字を出して、
「一番汚いと思える2,3号機のウェルポイントの水が、地盤よりも高くなって海へ流れ出ている」
ストロンチウム90が50億ベクレル、セシウム137が20億ベクレル、トリチウムが10億ベクレル、
「これは1日当たりになります」って・・・・

毎日3種類の放射性物質だけ合わせても80億ベクレル。
1ヶ月30日として、2400億ベクレル。
いつから流れ出しているのか?恐ろしい…

数字を言った部分の会見内容を文字起こししました。






2014年8月25日
東京電力記者会見

(音声のみ)




説明者 原子力立地本部長白井



時事通信 中村:
ちょっとごめんなさい、確認したいんですけど、
2、3号機のウェルポイントっていうのは、現在はじゃあ、
汲み上げはされていないという理解でよろしいんですか?

白井:
え、3号機と4号機の間のウェルポイントにつきましては、
設置はしてありますけれども、運転はしていないです。

時事通信:
いや!
2、3です。
2、3。

白井:
あ、2、3号機につきましては、
えー、1本だけ確か動かしています。

時事通信:
それはじゃあ汲み上げは、2、3号機の方はくみ上げをしているという事でいいですか?

白井:
ただ、えー、1mぐらいの間隔でズラーッて並んでいますけれども、
全体からではなくてやはり一部分だけからですので、
量とし手は非常に少ない値になります。

時事通信:ごめんなさい、それは何の目的でやっているんですか?

白井:
それは以前に、そのウエルポイントでの付近での水のサンプリングをした時に、
その、高めの値が出ていたので、
あのー、え、それ、を、出来る限り回収しようということで、
そこの場所だけ運転を開始してございます。

時事通信:
それはずっと変わらないんですか?
その汲み上げをする量としては。
大体日常平均って、2、3号機のウェルポイントに対して。

白井:
そうですね、あの、運転を開始してから…、ちょっとあの、
確かある時間、制限区切って運転していたと思いますので、
そんなに量は多くなかったと思います。

時事通信:
先ほどのやり取りで、白井さんは
2、3号機では地下水が上昇して海へ流出しているんじゃないか」とお話ししていました
けれども、
それはそういう理解でよろしいんですか?

白井:
え、2、3号機と、3、4号機の護岸の部分につきましては、
えっと、水ガラスで地盤改良は実施しておりますけれども、
その上のところ…に、つきましては、
えーー、モルタル等で、えー、埋めると言った事は出来ておりません。
で、…現状ウェルポイント等で汲み上げてもおりませんので、
え…、今までのあの、毎週金曜日にお出ししているぅ、地下水の水位等でも、
そのぉーーー、えーーー、地盤改良したところよりも水位が高くなっておりますので
え、それを乗り越えて海に出ているものがあるという風に考えていただいていいと思います。


時事通信:
そうすると例えば、2、3号機間でいうと、
最高で全ベーターだと10万ベクレルぐらいのものが海に流出していると考えてよろしいんですか?

白井:
・・・・・
あの、2、3号機のところで、ぇーー、あるポイントではそういった事もあったかと思いますけれども、
・・・・・・・・・
えっと、今、今日お配りした資料の、えーー、漁連の説明資料の現状についての丸4になるかと思います。
…こちらのスライド1番のところで、ウェルポイント汲み上げ水というところで、
ナンバー2の6の下にあります。
これがまさしく汲み上げているところの水になります。

ですので、全ベーター11万とか、そういったもの、イツーーも、
ウェルポイントのところで汲み上げると出てくるので、これは汲み上げていると。


資料 2014年8月25日 福島県漁連組合長会議説明資料PDF
2014082521.jpg

2014082522.jpg





時事通信:でも全部汲み上げているんじゃないんですよね?

白井:
全部汲み上げている訳じゃないですけれども、
他の2の6ですとか、他のところでえーーー、みてる、……たところでは、そん、そんなにあのー、
おお、大きいものは無かったと、無かったかと思います。
そのでも、濃い、この、おーー、ウェルポイントの近くぅで、濃いものが出るということで、
ここを選択して、汲み上げていると。
あの、おっしゃりたいのは他の汚いのがもっとあって外に出てるんじゃないかと、
いう事、だと思いますけれども、
基本的には、アーー、一番汚いと思えるこのウェルポイントのものについては汲み上げを行っていると。


時事通信:
ウェルポイントのところはもう全て、その、ウェルポイントの地下水は汲み上げて、
そこの水は外洋というか港湾内にも流出していないというのでよろしいんですか?

白井:
あの、今言えるのはこのウェルポイントで汲み上げている水はこの位ということと、
他の2、3号機ぃーーのところに、で、サンプリングした結果として、
その……ん…、手元に無いけど、ん…、……、これか、
えっと、今日お配りしました資料、サンプリング結果のところ見ていただきますと、
他の二番ですとか、あ、ナンバー2のシリーズが、2、3号機になるかと思います。
現状、ここのぉ水につきましてはこういった濃度といった事になりますので、
エー、こういった水のぉ一部が
あー、乗り越えて外に出ている可能性はあるという事は言えるかと思います


時事通信:
じゃあ、ま、汲み上げ量としてはその
1、2号機の方を今大量に汲み上げているけれども、
2、3号機はほとんど汲み上げていないし、
3、4号機は汲み上げはしないから、
ある程度の放射性物質は
地下水の流れに乗って海に出ているんじゃないか、
という理解でよろしいですか?

白井:そうですね、はい。

時事通信:ありがとうございました。



木野:
フリーの木野ですけれども、
地盤改良のところの外に出ている話なんですけれども、
これ、どのくらいの量が外に出ている、
海に放射性物質が出ているか?というのは
数字として評価されているんでしょうか?

白井:
あのーーー、その、最終的に評価させていただいた結果が、
あの本日の、以前にもお話ししていますけれども、
昨年から今年に対して、緊急対策によって、
それぞれの放射性物質の濃度を、が、これくらい減ったといったとき、
これはもう評価した結果になります。


木野:え、あの、最初から

白井:7ページですね。

木野:7ページのものですかね。

白井:そうですね

2014082523.jpg

木野:
これはあのーーーー、量として、えっと、具体的に数字は、
じゃあ過去の資料を見れば出ているという事ですかね?
これはあの、ざっくりとした棒グラフなので数字が分からないのですが。
で、この出ている量というのは、
どこからどのくらい出ているのかというのは評価されているんでしょうか?
今の2、3のところの地盤改良の所を乗り越えている部分、
3、4で乗り超えている部分、
あるいは他から出ている部分というのは、
何かの形で評価されているんでしょうか?

白井:
エーーット、先ほどのご質問にあった、え、中村さんからご質問があった時にお話しましたけれども、
基本的にこれは、昨年の時もやり方としては
港湾内の中の放射性物質の濃度と、
港湾内の海の水の入れ替え量といったところから、こう評価をしてございます。
ですので、今、質問があったように、
それぞれの部分部分でどれくらい出ているか?といったような評価はしていないです。
最終的に港湾の中の放射線の濃度がいくつ位下がっているので、
えー、海に出ている量はこれ位に下がっているはずだ。と、そういった評価になります。




木野:
今後、その、どこからどれ位出ているのか?という詳細な分析なり評価は、
これはしないんでしょうかね?


白井:
それはちょっと非常、場所を、個別個別の場所が沢山・・・ア・・・ル部分出てきますから、
そういった評価はしないかと思います。
やはり、以前からもおはなししてます、
ま、前回からの比較といったところでも、
港湾の中の値を別紙でお知らせすることになります。
後、先ほどのご質問で、え、数字ですけれども、こちら、

え、50億ベクレル、

今年になりますけれども、
ストロンチウム90が50億ベクレル
で、セシウム137が20億ベクレル
はい、あい、あのー、一日あたりになります、こちらに記載してあるように、
で、トリチウム、に、つきましては、
えーー、10億ベクレル
というところになります。


木野:
わかりました。
去年から今年にかけて、セシウムの量とストロンチウムの流出量が逆転しているのは、
セシウムはトラップされているとか、そういう理由なんでしょうかね?

白井:
あの、基本的にあの消化結果として、あの、最終的にはそういう事になるのかもしれないんですけれども、
あの、港湾内に於けるストロンチウムの濃度と、セシウムの濃度とを比較すると、
えーー、ストロンチウムの量の減り方よりもセシウムの量の減り方が少なかったから、
こういった結果になっている
という事になると思います。
ただ、今おっしゃったように、
ストロンチウムよりもセシウムの方が土壌等にキャッチされやすいということで
流れにくいという事になるから、
そちらからの話につながってくる事になると思います。


木野:ま、とりあえず結構です。








ーーーーー



そして大気中へは今もなお
福島第一原発1~3号機から大気中に現在放出されているセシウムの量

毎時1000万ベクレル、24時間で24000万ベクレルの放射性セシウムが放出され続けています。




ーー追記ーー

何と、80億ベクレル/毎日ではなくて、
東電計算で、本当は220億ベクレル/毎日だった!
そして、去年は毎日605億ベクレル出ていた!
のブログを書きました↓
<嘘つき東電>80億ベクレル/毎日じゃなくて220億ベクレル/毎日だった件について



テーマ : 放射能汚染
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<指定廃棄物最終処分場>「普通の方々が放射能のゴミを引き受けるという事は、 決してしないでいただきたいと思います」8/10小出裕章氏(文字起こし)

指定廃棄物最終処分場建設に反対する加美町のみなさまへ

014/08/10 に公開
8月10日宮城県女川町での「女川から未来を考えるつどい」に参加した、
京都大学の小出裕章さんより、放射性指定廃棄物最終処分場建設に反対する
宮城県加美町­のみなさんへメッセージをいただきました。
併せて、小出さんの指定廃棄物処分に対するお考えも述べて頂きました。






こんにちは、京都大学の小出です。
加美町の皆さんにメッセージをという事で、しばらく話をさせていただきます。

指定廃棄物という、
皆さんはもういろいろとご存知の、放射能のゴミが加美町にも押し付けられるという事で、
大変不条理な事だと、私は思います。

その放射能のゴミというものはいったいどこから来たのか?といえば、
もともと東京電力福島第一原子力発電所の原子炉の中にあったものです。
れっきとした東京電力の所有物であった訳で、
それが、嘘をついた東京電力のおかげで、
皆さんが住んでいる住んでいる場所等にばら撒かれてしまいました。

それを今皆さんが、せっせと集めて指定廃棄物という形になろうとしているのですけれども、
もともと東京電力がばら撒いた、東京電力の所有物ですから、
皆さんがそのゴミを引き受けるなんていう事は、決してやってはいけない事です。


で、東京電力のものは東京電力に返す。
という事が一番いい事なのであって、
私自身は、もとからあった場所
「東京電力福島第一原子力発電所に返す」というのが物の道理だと思います。

ただし、残念ながら福島第一原子力発電所の敷地のなかでは、
今たくさんの労働者たちが放射能を相手に戦っている戦場です。

その戦場に新たに放射能のゴミを返すという事は、出来ないだろうと思います。

…、私の一番正直な気持ちを言ってよければ、
私は東京電力の本社ビルにそれを返したいと思っています。
でも、それを言うと皆さん
「何をとぼけたことを言っている」と受け取られて相手にしていただけませんので、
私は次の策というのを持っています。

それは東京電力福島第二原子力発電所の広大な敷地がありますので、
そこに返すべきだと思います。

東京電力は、「福島第二原子力発電所を再稼働させる」というようなことを言っている訳ですけれども、
冗談を言わないでほしい、と私は思います。

自分の所有物たるゴミをたくさんの人々の上にばら撒いて、
たくさんの苦悩を与えながら、
自分だけは無傷で助かって再稼働をするなんていう事は、到底許すべき事ではないと覆いますので、
福島第二原子力発電所を放射能のゴミ捨て場にするという事が私はいいと思いますし、
もちろん再稼働はさせないという事がいいと思います。

そして、それでも「足りない」というのであれば、
私は東京電力柏崎刈羽原子力発電所、というのが新潟県にあります。
世界最大の原子力発電所です、

新潟県の方には多分おこられると思いますけれども、

私は責任を果たす、きちっと責任を取らせるためには
福島第二原子力発電所の敷地で足りないというのであれば、
柏崎刈羽原子力発電所の敷地も核のゴミ捨て場にするという方策がいいと思います。

加美町も含めて、普通の方々がこのゴミを引き受けるという事は、
決してしないでいただきたいと思います。

以上です、よろしくお願いします。





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<16歳兵士の証言>猪熊得郎「とにかく戦争が終わったときに真っ先に逃げたのは将校ですね、上官ですよ」8/15報道するラジオ(文字起こし)

■8月15日(金)放送分
[16歳の兵士~戦争に奪われた青春~]

MBS 報道するラジオ http://www.mbs1179.com/hou/
新保風子記者

5:25~http://youtu.be/cEro8XccUhs?t=5m25s
報道するラジオ、先週は元兵士の93歳の方の証言をお送りしたんですが、
今日は戦争の貴重な証言を再びお送りするんですが、今回は16歳という年齢で戦場に駆り出された方の証言です。
16歳って、高校生ですよね、まだ。
いまで言うところの高校生、高校1年ですか、
そんな人が駆り出された、その時の現実を語って下さっています。
ぜひ、お聞きください。



水野:
今日の報道するラジオ
特集テーマは「16歳の兵士~戦争に奪われた青春~」です。
報告はMBSの新保風子記者です、こんばんは。

新保:
先週に引き続き不戦兵士・市民の会という市民グループの方にお話を伺ってきました。
このグループは、元日本兵の方々が
二度と戦争が起きないように、自分が戦場で体験したことを後世に語り継ぐ活動をしています。
今回は7月に横浜で行われた元日本兵の方の講演会に参加してきました。
お話しされたのは猪熊得郎(いのくま とくろう)さんという方です。
猪熊さんは現在85歳で、
終戦の1年前の1944年4月に中学を卒業したばかりのまだ15歳の時に初年兵に志願したそうです。


水野:
15歳で志願、はい。

新保:
で、当時はですね、男は20歳になると徴兵されました。
少年兵というのはそれよりも若い14歳から19歳の少年たちで、
自ら志願して兵士になった人達なんです。

短期間の訓練で戦場に送りだされ、
特攻隊で亡くなった人の中には少年兵も大勢いたそうです。

まずは猪熊さんに少年兵に志願した理由を聞きました。


猪熊:
「いずれは、アメリカが日本の上陸することが起こるかもしれない。一体この日本はどうなるんだろう?」
というふうに少年は考えだします。

「アメリカの兵隊が日本の上陸してきたら、俺たちの家族はどうなるんだろう?」
少年たちはそういうふうに考えたんです。

そして、15ですから、中学3年の2学期ですか、
2学期の終わりに父親にですね、「少年兵に志願する」と。
当然親はこれに賛成する訳はありません。
親は必死になってですね、
「20歳になれば徴兵制という事で兵隊に行くんじゃないか」と。
「あと4~4年の事なんだ」と。
え・・・、3日間父親と話し合いをしましたけど、とうとうですね、
4日目からですね、ただ父親の顔を黙って睨みつけていると。
遂に仕方がなしに父親もですね、
「そんなにお前は兵隊になりたいのか」と
「仕方がない、いきなさい。しかし、命だけは大切にしなさい」と、
そう言った父親のさびしそうな顔をいまだに忘れる事が出来ません。

入隊した時に戦友たちに聞いてみましたら、
3人に一人ですね、
当時の3人に一人の男の子たちは、
家族の反対を押し切るために内緒で父親のハンコを盗んで志願書を書いて、
そして、内緒で入隊試験を受けて、
そして入隊が決まると軍から文書がきますね。
その時になって初めて家族が知ると。


これは当時の戦争中であっても、
「戦争に賛成する」と、「万歳万歳」と言っている大人たちも、
いざ子どもが兵隊に行くとなると賛成する大人というのは一人もいませんでした。


ですから、どこの家でも家族との間で悶着が起こると。



水野:家族も必死に止めたんですね。

新保:
そうですね。
特に猪熊さんは、男の子4人、女一人の5人兄弟の4男だったそうです。
で、母親は早くに亡くなっていると。
上の3人の兄たちはすでに陸軍や海軍に入隊していて、兵隊に取られていた訳なんですね。
最後に残ったまだ15歳の猪熊さんまで志願するというので、父親は大反対したそうなんです。

当時、1944年というのは神風特攻隊が初めて突撃した年で、
サイパン島で日本軍3万人が玉砕。
つまり全滅した頃なんですね。

戦況の悪化によって、兵士として戦える年代の男というのも少なくなりましたので、
徴兵を猶予をされていた学生たちも「学徒出陣」として戦場に行きました。

その敗戦濃厚の状況で、今でいう高校生ぐらいの少年たちが戦地に送りこまれていたんですね。
で、猪熊さんの調べなんですが、
少年兵の数は1930年から終戦までの間に42万人にのぼって、



水野:そんなにいらしたんですか?!

新保:
はい。
しかもそのうち30万人というのは終戦間近の1944年以後の採用だそうです。
そしてその後猪熊さんは航空通信学校で9ヶ月の訓練を受けて、
1945年の4月に満州に配属されました。

で、満洲国というのは日本が満州事変で占領した土地に作り上げた傀儡(かいらい)国家ですね。
しかし日本国内では満州の事を「五族共和の王道楽土」と言って、
「五つの民族が平和に暮らしている楽園のような場所だ」と宣伝されていたんです。
猪熊さんも実際にそう信じていて満州に行き、現実を知ることになります。



猪熊:
満州国というのは「王道楽土」といった訳でしょ。
ところが日本人はふんぞり返っていて、きたない仕事はみんな中国人がやっていて、
日本兵なんかだってね、例えば日曜日に街に出る。
電車に乗れば無賃乗車でね、
物売りをやっていれば、先頭のやつが話しかけている間に後ろの方の奴がみんなかっぱらうとかね。

とにかくそれはね、日本軍隊の加害行為というのはね、
やっぱり、略奪、暴行、強姦ね。
ただそれをみんな伝えないだけで、話さないだけでね。

あれがやっぱり植民地っていう実態でしょうね。


記者:
従軍慰安婦の方々の慰安所の問題なんですけど、
そういう場所っていうのは軍隊の近くには必ずあった?


猪熊:軍隊の近くには必ずあります

記者:どんな感じのところだったか分かりますか?

猪熊:
こっちは傍へ行くのが嫌でね。
だいたい・・・、見に行こうと思って近くにはいったんですけれども、
ちょっと遠くから見てね、
日本の兵隊が休みの日ですよね。
並んで待っているんですよね、ベルトに手をかけてね。

やっぱり少年兵としての潔癖感がありますからね、
「これは何事だ!」と・・・。



水野:はー・・・慰安婦についてもその証言がありましたね。

新保:はい。
「日本はアジアの平和のために戦っているんだ」と教えられてきた猪熊さんだったんですけど、
実際には日本兵は満州で略奪・暴行・強姦をしていたということに非常に大きいショックを受けたそうです。

そして、軍の理不尽さを経験するこんな出来事を経験します。


猪熊:
最初の外出のときです。
最初の外出といっても私たちは少年兵ですから、
まだ10代でした。
今でいう高校1年ですね。
外出するときに服装検査がありました。
「突撃一番を持っていないと外出させない」って言うんですよ。
突撃一番というのはサックのことです。
避妊具のことですね。
「これはいったいなんだ」と。
それで少年兵ですから純粋ですから抵抗した訳ですね。

日本帝国陸軍の軍人が、
「その”突撃一番”というサックを持って外出をして慰安婦を買ってこなければ、
立派な帝国軍人になれないのですか?」って、こうやったわけです。
それで上官は烈火の如く怒りましてね、
「上官を侮辱するのか!」と
「女を買うのは当たり前だ」と、
「女を買えない奴に敵が殺せるのか」と、
ぶん殴られて、蹴っ飛ばされて、踏みつけられて、
血だらけになったのが、私の初めての外出の時でありました。

日本の陸軍のあるところ、
日本の軍隊があるところ、
慰安婦がいて、慰安女がいて、
軍隊の中では立派な兵士にするために、
民主主義もなければ自由もない。
ただ無批判に無感動に敵を殺せる兵隊を作る。

敵を殺せる兵隊というのは常識があっては立派な兵隊になれない。
そういう中でリンチがあり虐待があり自由なんて無い無い。
だからそれを憂さ晴らしに兵士たちは慰安所に求める。
そして慰安所に兵士たちを送り込んで、軍人の戦闘精神をもたせる。
これが日本軍隊の真実の姿であります。


水野:はあ〜・・・、
「慰安所がどういうものだったか」というのを本当に赤裸々に語ってくださっています。

新保:
まだ15や16の少年に「慰安所へ行って女を買え」というんですよね。
拒否すると「女を買えない奴に敵が殺せるか!」と言って殴る蹴るの暴行をした訳ですよね。
それが日本軍の姿だった訳です。

そして猪熊さんは、なんと軍の飛行場でほかの少年兵の訓練の様子を目撃することになります。


猪熊:
飛行場に行きますと、少年飛行兵がいます。
少年飛行兵と言いますのはだいたい同年代ですね。
15歳から19歳の少年たちで、これが飛行機で訓練をしているんですね。
それで何の飛行機で訓練しているか?と言いますと、
「赤とんぼ」と言いましてね、二枚羽のね、あの飛行機で訓練しているんですよ。
それで、同じ少年たちですからね、
「おまえ、あんな飛行機で訓練しててどうするんだ?」と
「ソ連の飛行機がやってきたらどうするんだ?」と言ったら、
「飛行機がこれしか無いんだ」と。
「これしか無いたって、それで戦えるのか?」って言ったらね、
いや、ソ連の飛行機が来るって分かったらですね、
上空に待機しててですね、
「上空から敵の飛行機にぶつかるんだ」と言うんですよ。
「ぶつかって当たらなかったらどうするんだ?」って言ったら、
「そのまま突っ込むんだ」って言うんですね。

これが私たちと同じ年代の15歳から17歳のですね、少年飛行兵が一生懸命訓練をしてたんですね。


新保:
お話の中に出てきた「赤とんぼ」って言うのは、
二枚羽の練習用の飛行機のことなんです。
その頃には最新の飛行機というものも少なくなっていたので、
練習用などしか残っていなかったんですね。
なので「その飛行機で敵に体当たりして死んでこい」と、
高校生ぐらいの少年たちがそんな訓練をさせられていた訳なんですね。

そして8月、日本は終戦を迎えます。


猪熊:
8月の9日に、「ソ連が満州の領空に侵入してきた」ということで招集がかかりまして、
そこで暗闇の中にロウソクを灯してですね、
「関東軍は最後の1兵まで戦う」
「関東軍がもし敗れたならば長白山に集結しよう」と。
要するに関東軍が負けたら長白山に集結してゲリラ活動をやろうと、
で、それから戦闘態勢を固めましてね、
私のところは8月17日まで戦いまして、8月18日に停戦の命令を傍受しまして、
そして初めて「戦争に負けたんだ」と。

とにかく戦争が終わったときに真っ先に逃げたのは将校ですね、上官ですよ。

飛行場にいたらですね、「最後の1兵まで戦う」と。
「ソ連の戦車に戦うんだ」と。
飛行機を出してくれって言うんだからね、
兵隊たち、しょぼんとしていた兵隊たちが喜んでですね、飛行機を出してきて、
将校が飛んでいくのに、こう手を振ったんですよね。

空を3回旋回してね、ソ連の方向に行くんじゃないんです。
みんな日本に向かって飛んでいくんですね。

士官学校の学生がですね、満州で教育をしました。
これが真っ先に日本に逃げ帰ったんですよ。

「日本の再建のための国土復興のための優位な人材だ」
じゃあ我々は優位な人材じゃないのか!?


この連中はみんな真っ先に、飛行機がある限りですね、
上官たちはその飛行機に乗って、
「殺せ殺せ」「死ね死ね」と言った将校たちはみんな日本に帰ってしまった。

あのときに私はですね、「日本は負けたんだ」と。
負けるべくして負けたんだ」というのを骨身に沁みて思ったですね。



水野:あー…、こんな状態だったんですか。

新保:
今まで「敵を攻撃して死んでこい」と命令していた将校や上官だけが、
敗戦した途端に先に日本に帰ってしまったんですよね。
でも下級兵と民間人だけが残されたんです。
その後猪熊さんたちは、やってきたソ連兵に「東京ダモイ」「東京に帰れる」と言われて、
半信半疑貨物列車に乗り込んだそうです。

しかし列車はどんどんどんどん北へと向かって、
ソ連領へと連れて行かれました。

猪熊さんは捕虜として収容所に入れられて、
製材工場で過酷な肉体労働を強いられます。


猪熊:
えー、シベリアはですね、2月の平均気温がマイナスの20度から30度です。
冷凍庫の温度がマイナス20度ですね。
これよりも寒いところで作業をする訳ですから、
私らの収容所で言いますと6人に一人死にましたけども、ほとんどが冬の間ですね。

栄養失調、下痢、ということで隣の戦友たちがバタバタと倒れていく。
昨日まで隣に寝ていた戦友が、ある日突然立ち上がって
「日本に帰れるんですね」
「汽車が出るんですね」
「お米が食べられる」
「ご飯が食べられる」
「おかあさん」
そう言ってバタッ!と倒れるんですね。

そういう戦友の声が今でも耳に残っています。

そうして戦友が倒れると、医務室の前に遺体が並べてあります。
遺体が並べてありますけれども、冬寒いときには凍っています。
凍った死体が並んでいます。
翌日の朝になると、死体は全部裸になっています。
着ているものは、
日本の戦友たちがその遺体の衣服を剥いで、パンと代えて
なんとか生き延びたんです。

で、戦友が亡くなるとですね、
製材工場でしたから、え…、棺桶を作っておきましたけれども、
背の高い戦友が亡くなると、足が入らないんですね。

ですから、凍っていますから、
斧でポンッ!と叩くとボキッ!と折れてですね、その棺桶の中に入れることができると。
山へ持っていって穴を掘るんですけれども、
シベリアは凍土ですから、1mまで凍ってますね。
ですから30cm掘るのがやっとですね。
30cmというと、棺桶を入れるのが精一杯ですね。

ですから、春になるとですね、
山犬が掻きむしってですね、食い散らしていると。
そういう状況に何体も何体も死体が放り出されているという状況でしてね。

ですから、自分が生きていくために、なんとしても生きていかなければならないです。
「生きて帰りたい」と、「家族に会いたい」と。
と、隣の戦友がね、下痢すると嬉しくなるんですよ。
「ああ、こいつの飯が食える」
できることなら明日もあさっても、こいつの下痢が治らないでくれたらいい。

これが本当の姿なんですね。

なんとしても生きて帰りたい。
生きて帰るためにはどうやって生きていくか。
とにかく、他の人のことなんか考えていられない。

それが本当の姿だと思うんですね。



水野:
シベリアに抑留された経験を、こんなに具体的に克明に生の声で伺ったのは、
私は、初めてです。

新保:
私も初めてで、非常に過酷な状況の中で労働させられていたんだなということを、
このお話を聞いて初めて知りました。
シベリア抑留でおよそ58万人が捕虜としてソ連に連行されて、
そのうち6万人が死亡したと言われています。

猪熊さんも2年4ヶ月の間収容所で暮らしていたんですけれども、
これはまだ短い方なんだそうですね。
中には10年以上収容されていたという方もいるそうです。


水野:
平野さん、猪熊さんたちはやっと終戦を迎えて、
「ふるさとに帰れる」と思っていた貨物列車に乗ったら、そこはソ連領だった。
そして、今お聞きいただいたような、壮絶な状況の中に置かれて、
だけど、終戦したにもかかわらず、猪熊さんの場合で2年4ヶ月。
長い方で10年程って。
なんでそんなシベリア抑留が続くのか。


平野:
そうですね。
そもそも、7月26日にもう、ポツダム宣言を受諾されているんで、
日本としてはもう、武装解除を早く最前線に伝えなければ、

水野:もっと早く伝えるべきだったんですね。

平野:
ところが一部の軍部がですね、
国体の保持ということにこだわって、
「天皇制を保証してくれ」と、天皇とずっと最後まで交渉を続けるんですよね。
しかし昭和天皇は「もう限界である」ということで
「はやく戦争を終わりたい」という意向を表明をしたにも関わらずですね、引っ張る訳ですよ。

ですから、もう本来であれば避けられているシベリア抑留なんですよね、武装解除して。
しかも、当時は百万人以上の民間人も満州にいた訳ですよね。
その人たちも略奪されてですね、時には強姦されて、
もう本当にその…命からがらですね、一部の人しか帰れなかったという過酷な状態が続いたと。

これはもう一部の戦争指導者の判断の、言ってみれば猛進ですよね。
ソ連とは中立条約を結んでいたものですから、
「ソ連は攻めてこないだろう」と、ずっと過信をしてたんですね。

だけど歴史を振り返れば、その年の2月、半年以内ですね。
ヤルタ会談でソ連はドイツが降伏した3ヶ月後に、
対日参戦をするということを3国でもう決めてたわけですよ。

それを日本は全然察知できずにですね、
ソ連に、逆にですね、アメリカとの和平工作を依頼するようなね、
トンチンカンなことをやってしまっていると。
こういう本当の指導部のですね、あのーーー、


水野:情報のなさ、判断ミス、

平野:猛進過信ですね。

水野:そうですね、やっぱり盲信過信が招いた判断ミスということになりますよね。

平野:そういう事が逆に浮かび上がって、ま、その犠牲者、と言わざるを得ないんですけどね。

水野:そしてその間に命を落とされた方が本当の大勢いらした。

平野:
ええ。
民間人でも18万人の方が亡くなっていると。

水野:は〜

平野:
兵士の方も本当に大変な抑留経験をされたんですけれども、
それはもう逃げ惑う。
朝鮮半島まで来てですね、時には集団自決までして、
「もうだめだ」という事で川に飛び込んだりして、
この悲劇の話は本当に数えきれないほどあるんですよね。

水野:ん〜、本当は防げたのに。

平野:ええ。

水野:
「じゃあその責任はいったい誰にあるのか?」って、
それは本当に言いたくなりますよね。

平野:
でもそもそもこの満州国の成立というところから、
今回のアジア太平洋戦争というものを語らなければならないと思うんですよね。
やっぱり、日露戦争で獲得した満州の権益を守ろうとして、
日本の国土を超えて、海を越えて朝鮮半島、さらには満州にまでですね、
国防権というものを生命線として維持しなければならないという事で、
要するに、「守りのために海外国家を作った」っていうところからですね、
もう誤りがあるんですよね。
で、そこにどんどん、中国の人たちの土地を収奪したりですね、
財産を略奪したりですね、
そういう事がまかり通った歴史がある訳ですよね。

水野:そうですね、そこを分かっておかないと、

平野:
そういう歴史を、いわゆる加害責任としての歴史を日本の戦後教育はほとんど教えてこなかったと。
そういう事が今の、その、「戦争賛美」とかですね、
犠牲者を「英霊」とか言ってね。
私にとってはもう、「犠牲者」と思われるんですけれども、
そうやって自省しない国になってしまった印象がですね、
もとをたどれば、私は満州国に元凶があるんじゃないかなと思っているんですけれどね。


水野:
いろいろ伺うと、そうか、そういう事でシベリア抑留で長い時間をね、本当に費やされたんだなと。
だんだん分かってくるんですけれど、
猪熊さんの場合は、新保さん、2年4ヶ月収容所の暮らしが続いて、
その後、どうなられました?


新保:
その過酷な収容所での暮らしの後、ようやく日本に帰国できる事になり、
猪熊さんたちは港に近いソ連のナホトカの収容所に移されました。


猪熊:
で、なんとか私は生き延びる事ができまして、
昭和22年の11月に帰って来る事ができました。
帰るときはですね、ナホトカの海から船が出るんですけれども、
ナホトカの収容所っていうのは海岸につながっているんですね。
ですからナホトカの収容所に入ってきますと、
みんな一斉に砂浜に駆け出しまして、海の際に行って手を海に突っ込んでですね、
「ああ、この海が日本につながっているんだ」と、
「この海の水が日本につながっているんだ」と、
そういって考えるんですね。

そして、そのまま軍国主義の考え方がまだ残っています。
「捕虜になってしまった」と。
「捕虜なんて恥ずかしい事だ」と。
「家族たちはどんな肩身の狭い思いをして待っているんだろうか」
「家に帰ったらなんて言おうか」と、
「ただいま帰りました」と、「捕虜になっていました」と言えるかと。

そしてそれが過ぎるとですね、
戦友たち。
一緒にいるはずの戦友がいない。
・・・・。
「あいつはどうして帰っていないんだ」と、
「あいつはなんでここに居ないんだ」と、
「あいつの家族になんて言おうか」と、
「なんて言えるのか」と、
「私は生きて帰る。だけども戦友はここに居ない」
「私の家族が喜ぶのと同じように、戦友たちのも待っているに違いない」と。
「なんて言おうか」
みんな話し合いました。

結局は「戦争があったから亡くなったんだ」と、
「戦争が無ければ生きて帰れたんだ」と、それを言う意外に無いんじゃないかと。
そう思ったのがナホトカで考えた事でした。




水野:はい・・・、

新保:
1947年の10月に、ようやく猪熊さんは帰国する事ができました。
しかし東京にあった家は空襲で跡形も無くなっていて、
一人親の父親も亡くなっていたそうなんです。
また、一つ上の兄も人間魚雷、海軍の特攻隊要因として、
沖縄の出撃の途中にまだ18歳で戦死していた事が分かりました。

最後に戦争体験を語る猪熊さんの思いを聞きました。


猪熊:
つまり戦争体験というと、いわゆる被害体験になっているんですよね。
被害体験も大変大切なんですけれども、
あのー、日本が、被害者の立場だけだった訳じゃないでしょう。
つまり、日本は他国の人たちを苦しめる加害者だったんだと。


つまり単なる被害者じゃなくて、
加害者に加担した被害者
あるいは加担させられた被害者
という立場だと思うんですよね。


それは当然中国にしてみればさ、自分の国に攻め込まれて、殺されてね。
それは日本兵がやった訳なんですから。
実際にはね、一生懸命「日中親善」だって言われても
「自分のおじいさんはね、日本人に殺された」という思い出は心の中に残っている訳ですからね。

つまり、他国の人たちは日本の戦争武力によってね、
どれだけ苦しめられたのか、悲しめられたのかというところがほとんど抜けている、
8割方抜けててね、被害者としての立場しか残っていないと。

そこに加害者として加担させられた被害者という立場が入ればね、
もっともっと深くね、相手の国を理解する事ができるし、共感する事ができるのではないかと。




水野:
いま、猪熊さんがおっしゃった
「加害行為に加担させられた被害者」という立場をちゃんと自覚した方がいいと、
これはどういう思いでらっしゃるんですかね?

新保:
はい。
猪熊さんが満州で見たように、
日本軍は満州で強盗、略奪、強姦など
加害行為をしてきたんですよね。
つまり加害者である訳なんです。
しかし、そうした日本兵というのも、国家によって戦場に駆り出され、
そうした加害行為に加担させられるような状況に追い込まれたと。
そういう意味では兵士ひとりひとりも被害者だと言えるんですね。

水野:
そうですね、
あ・・・、あの、今回ね、取材を通して、
新保記者はまだお若いですけど、生まれたのは昭和何年ですか?


新保:平成元年なんです。

水野:
あ、平成生まれなんだ。
平成生まれの新保さんが、今回16歳の兵士の体験を聞いて、どんな事を感じました?

新保:
いままででも、学校の授業などでも戦争の体験を聞く機会というのはあったんですけど、
空襲で家を焼かれたとか、
あるいは広島や長崎で被爆をしたという辛い体験ですよね。
ただそれは「日本が被害を受けた」というお話だった訳ですよね。
で、こうして日本の加害について体験談を聞いたというのは今回が初めてだったんですよ。

猪熊さんのお話にもあったように、
一部の日本兵というのは中国やフィリピンなんかで、
強盗や略奪とか強姦とか、むちゃくちゃしていた訳ですよね。
もうそれがすごく、こう、当たり前の事なんですけど、
「日本が加害者」というのがすごく驚きでした。

もちろんわたしが小中学生の時は、社会の授業で戦争の事を勉強するんですけど、
でも、「日本の加害」についてって詳しく書かれてないんですよね。
「南京大虐殺」についても、私の記憶ではページの半分ぐらいしか書かれていませんし、
その後にやっぱり、日本の被害について大きく、何倍もの時間をかけて習う訳ですよね。


修学旅行で広島へ行けば、原爆の事を習いますし、
そうやって、そうした教育の中で私は、日本が受けた被害のイメージというのがすごく強かったんですよね。

で、正直これまで、中国や韓国っていうのは、
歴史認識問題に強くこだわっているというのがいまいちピンとこなかったんですけど、
「もう、戦争が終わって70年近くたつのにな」って正直思っていたところがあったんですけど、
このお互いの「感覚のずれ」みたいなものが、
「日本が加害者であったんだ」という意識が、やはり欠如しているからなんじゃないかなと、
今回の話を聞いてすごく強く思いました。



水野:
平野さん、リスナーの方がね、今日聞いてて、
「今日の放送こそ小学校、中学校、高校の歴史の教科書に書かなくてはならない事じゃないですか」

平野:
そうです。
本当に新保さんがおっしゃるように日本の歴史教育というものを、
きちんと、自分がした事に向かい合っていないですよね。
逆に言えば「もう無かった事にしよう」ということまであってですね、
安倍さんは「侵略の定義が定まってない」みたいな事を先日まで言ってたと。
これはもう、明らかに侵略をしている訳ですよね。
武力でもって他国の主権を奪い取ったという事がもう侵略なんですよね。

そんな基本的な事さえね、一国の総理が誤った言葉しかできないという国を
もう一回改めて、我々は批判して、考えるべきじゃないかなと思いますね。



水野:
他のリスナーの方は
今日の話を聞いていた亡くなった叔父の事を思い出しました。
叔父もシベリアに抑留されていて、
生前「シベリア抑留について教えて」とお願いしたんですが、
いつも笑顔を絶やさない温厚な叔父の笑みが消えて、
一言「いろいろあった」とおっしゃっただけなんだそうです。

本当に真実を知るのには難しい。
お辛い体験ですけど、

平野:今日のお話は大変貴重でしたね。

水野:
そうですね。
今日は新保風子記者の報告でした。

41:45



<元日本兵の証言>
谷口末廣「自衛権というのは『軍隊を持つ』という事だけじゃないんですよ」
8/8報道するラジオ(文字起こし)


飢えたらね、人間っていうのはどういう事をやるか分からないよ。
まあ、だから…、まぁ、あれで人肉を食べたことは確かだと思うのよ、僕は。

相手をね、自分よりも犬畜生とみなければ殺せないです。
相手はもう人間じゃないんだと、だから殺せと。
そうすると殺せないんですよ。
お互いが人間だと思っていたら。

だから「人間からね、離れる訓練をどうするか」っていうのが軍隊なんですよ、ええ。


テーマ : 軍事・安全保障・国防・戦争
ジャンル : 政治・経済

<凍らないけど>「われわれは全く諦めて­おりません」8/20東京電力広瀬社長

原子力規制委員会で話し合いが行われた19日。
専門家はもちろん、私が書き出した報道ステーションも、
そして、体制が政府寄りのNHKのニュースウオッチ9でさえも
凍土壁に関して疑問を投げかけていた。

「凍土壁、氷の壁は無理だ」って東京電力は認めるのかな?
きっと「無理だ」と言うだろうと思っていたけど、・・・なんと!!
東電広瀬社長「あきらめない!凍土壁はやるんだ!」と言う。

すごいなぁ、東電。
絶対に自分の失敗は認めないんだね。
こんなところで根性出されても困っちゃうんだけどな。
根性というより頭が固すぎるのか?ミスを認めたくないだけなのか?
取り返しがつかないことになっちゃうのではないかと、非常に心配になります。
(すでに取り返しはつかないけれど…)






東電・広瀬社長、地下トンネルの凍結対策を今後も進める考え
(福島14/08/20)

FNNLocal 2014/08/20

2014082011.jpg

東京電力の広瀬直己社長は、工事が難航している福島第1原発の地下トンネルの凍結対策­を、
今後も進めていく考えを強調しました。

記者:
午後1時、広瀬社長が到着しました。
疑問の声が上がっているトレンチの氷の壁、そして凍土遮水壁についてどんな説明が行われるんでしょうか?
注目の全員協議会です。

2014082012.jpg
広瀬社長:
なかなか、その、9割方は凍っておりますけれども、
残り1割、えー、なかなか凍らない­状態が続いておりまして、本当に、ご心配おかけしておりますが。
われわれは全く諦めて­おりませんし、
まずは、しっかり氷の壁を作るという方向で、やってまいりたい
というふに思って­おります。

広瀬社長が、「諦めない」と話した氷の壁の設置工事。
高濃度の汚染水がたまり続ける地下トンネルでは、タービン建屋との接続部を凍結管で凍­らせて、
汚染水を抜き取る計画が進められています。

2014082013.jpg

しかし、これまで400トン以上の氷とドライアイスを投入しても、凍結には至っていなません。
これに対して、20日の県議会の全員協議会からは、その効果や方法に疑問の声が相次ぎました。

2014082014.jpg


2014082015.jpg
自民党の佐藤金正議員
(原子力規制委員会では)もう1度、考え直すべきじゃないか­という、厳しい意見も出たり。
「考えている頭も、氷で冷やしたらいいのではないか
という­言葉を発した先生もいらっしゃったって報道されているんですが、

東京電力では、凍結を促すために、新たに充てん材を投入する計画を進めていて
広瀬社­長は、氷の壁の設置を、今後も進めていく考えを強調しました。

広瀬社長:
ぜひ、われわれとしては、初期の目的の通りにですね、
「何とか凍らせる」という方法を­、引き続きやっていきたいと思っています。




ーーー


↓2014年8月7日と8月11日の東京電力記者会見の文字起こし
<凍土壁>氷を入れてもドライアイスを入れても「凍らない!」

2014年8月14日 東京電力記者会見の文字起こし
<凍らない凍土壁>
東電「 数字と考察はセットです!」8/14東京電力記者会見・木野さん質問部分文字起こし


2014年8月19日 東京電力記者会見の文字起こし
<凍土壁ありき!?>
そもそも「流れる水は凍らせる事はできない」というのは学会の常識だ8/19報道ステーション文字起こし




テーマ : 福島第一原発
ジャンル : 政治・経済

<凍土壁ありき!?>そもそも「流れる水は凍らせる事はできない」というのは学会の常識だ8/19報道ステーション文字起こし

2014年8月19日
報道ステーション


2014082016.jpg
福島第一原発の坑道などに溜まっている高濃度の汚染水。
これがもうどうにもならない事になっています。
「どうにもならない」と困る訳です。
汚染水ですからね、
何と言っても。

2014082017.jpg

こちらを見ていただくと、今先ほど映っておりましたタービン建屋の方からトレンチがあって、
坑道が海へ近づいていくと。
とにかくこれがあふれて海へ流出しちゃ困るんで、
タービン建屋と、ここのトレンチ坑道の境目のところを氷で凍らせてしまうと。
下に水が来ていても、汚染水があっても、それを凍りにしてしまって壁にしてしまえば、
遮断してこっちからこっちの坑道の汚染水を抜き取る事ができるという計画だったんですが、
これがどうも上手く行かないという事がはっきり分かってきました。


さらにですね、1号機から4号機の周囲をぐるっと覆って、
地下水の問題なども含めて水を遮断しなければならないって言われている凍土壁に関しても同じ原理ですから、
そっちもですね、「どうなんだろう?」という疑問の声がずーっとあがっているんです。

2014082018.jpg
更田豊志原子力規制委員:
場合によっては最悪の選択だって、こちらとしては要求せざるを得ないかもしれない。

2014082019.jpg
角山茂草 会津大学教育研究特別顧問:
もう一度冷静に考えないと、泥縄式でずるずるずるずる行ってしまうような気がして、
もう一度確かに発想を変えないと



今日(8月19日)の規制委員会。
東京電力の汚染水対策に批判が相次いだ。
いわゆる「氷の壁」についてだ。

まず、その「氷の壁」について説明する。
原子炉建屋の横にあるタービン建屋の地下には非常に高濃度の汚染水が溜まっている。
この汚染水は海に流れる恐れがあり、
引き止めるのが喫緊の課題だ。
そのため採用されているのが「氷の壁」だ。

2014082020.jpg

タービン建屋とトレンチが接する汚染水が流れているところに凍結管を入れる。
凍結管に非常に冷たい液体を通し、周囲を流れる汚染水を凍らせて流れを止める。
これが「氷の壁」だ。


20140820201.jpg

この技術は1号機から4号機までの周囲に作ろうとしている凍土壁にも使われる。
ただこの場合は、流れる水を凍らせるのではなく、
土の中の水分を凍結管で凍らせる事になる。

この「氷の壁」は4月から作業を開始した。
しかし3ヶ月経っても十分に凍らなかった。

そこで先月30日からは、氷やドライアイスを投入したが、
配管が詰まるなど問題も発生。
結局1割程度がどうしても凍らず、「氷の壁」にはならなかった。

それでも東京電力は「氷の壁」にこだわる
凍らなかった部分をセメントなどの充填材で塞ぐ新たな対策を行いたいとした。


2014082022.jpg
姉川尚史本部長 東京電力原子力立地本部 :
今しばらくはですね、凍結ーーに、努力を注いでみたいと思っています。

しかし、批判が続出。

2014082023.jpg
渡邊明 福島大学大学院教授:
間詰め材を入れるというだけで、本当に止水できるのかどうかという事もですね、
かなり疑問を持つー。

2014082024.jpg
更田豊志 原子力規制委員:
間詰め材の投入というのは、
これで解決すればいいですけれども、
これで解決しなかったときには後々の対策に対して、今度は逆の効果を及ぼさないかと。

新たな対策をしてでも「氷の壁」に挑戦し続けるのか。

結局今日は結論は出ず、判断は先送りとなった。

もと地盤工学会の会長浅岡氏は、
そもそも「流れる水は凍らせる事はできない」というのは学会の常識だと批判する。

2014082025.jpg
浅岡顕名誉教授 名古屋大学(元地盤工学会会長):
今日も規制委員会を見ていたんですけれども、土木技術者が中に入った議論になっていないんですよね。
一日に2mも水が動くと、1分あたりはほんの1mm、2mmのことですけれども、
これだけの水流があるともう凍りませんので、いや〜、難しいと思いますね。

上が大気の温度で、凍ってないところの(汚染水の)温度は非常に高いですし。


さらに、その後に控える凍土壁の問題。
先ほどCGで説明したように、
凍土壁は流れる水を凍らせるのではなく、
土の中の水分を凍らせるため、ハードルは一段低いとも見られている。
しかし、凍土壁の耐用年数は7年とされる。

浅岡顕名誉教授:
凍土壁が仮にできたとしても7年間で原子炉建屋を止水できるとは、とても…、思えません。
だから、凍土壁に代わる恒久的な地中連続壁など、
そういう対策しか私は無いように思うんですけど。


恒久対策とは何か?
実は事故が起きた2011年当時から専門家や政治家などが主張していた対策で、
コンクリートや鉄の板を使い水を止めるというものだ。
しかし、当時の民主党政権の幹部によると、
鋼鉄製の壁については東電が「費用がかさむ」として先送りされた。

また、去年安倍政権で税金を投入して壁を作る事が決まったが、
凍土方式が選ばれた一因は「費用が安い」という点だった。




古舘:恵村さん、いかがですか?

恵村:
あの、私はトレンチの問題もあるんですけれども、
凍土壁一本やりでですね、このまま突き進んでいっていいのか?
という事を改めて問われていると思うんですね。
この凍土壁の実現性というのは当初から疑問の声があった訳で、
ひとつは、地面を凍らせて水を止めるという工法は昔からあるわけですけれども、
これは小規模なもので短期間に限られていた訳ですけれど、
今回のはもう大規模でですね、長い期間やるわけですよね。
これは前例がない訳ですよね。

古舘:そもそも原発のこういうもの仕様でも何でも無い訳ですからね。

恵村:
それからもうひとつはトレンチのような配管とか、それから地下水の流れがあるようなところで、
本当に上手く効くのかどうか?そこが分からないという事がありますよね。
それなのに国と東電はですね、「凍土壁ありき」で突き進んできたわけですよね。
国費から320億円の税金をつぎ込む以上、研究開発のような名目が無ければならない
という事で、
あえて実験的な手法をですね、選んでいるという面があったと思うんです。
このまま凍土壁一本やりで突き進んでですね、
もし、失敗したらどうなるか、ですよね。

あの、ま、費用の事もありますけれども、
それ以上に貴重な時間ですよね。
なにより時間が失いかねないと思うんです。

今からでも遅くないので、内外の専門家等の意見を改めてよく聞いてですね、
複数の代替案をですね、同時並行的に考えていくと、そういう事が必要だと思います。


古舘:
「失敗は成功の糧になる」と一般論ではいうんですけれども、
ことこの汚染水に関してそんなのはですね、
前から一部専門家で凍土壁云々はどうだろう?と疑問の声があったにもかかわらず、強行して、
これがどうも今「難しい」となってる訳ですよね。
失敗が許されるたぐいの話じゃ、これはありませんからね。


恵村:
あと少し、あと少しって、こんな事をずるずると繰り返していても仕方が無いんですからね。

古舘:
予算の問題は大いにあったかもしれませんけれども、
これは鉄板でガーって四方を囲って、とにかく水を外に出さないとかという、
相当な事を抜本的にやらないと、ここはコントロールできませんよね、現段階では。

恵村:考え方を変えていく必要があると思いますね。

古舘:少なくてもね。



<凍らないけど>「われわれは全く諦めて­おりません」8/20東京電力広瀬社長 に続く




↓2014年8月7日と8月11日の東京電力記者会見の文字起こし
<凍土壁>氷を入れてもドライアイスを入れても「凍らない!」

2014年8月14日 東京電力記者会見の文字起こし
<凍らない凍土壁>
東電「 数字と考察はセットです!」8/14東京電力記者会見・木野さん質問部分文字起こし







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<汚染水を海へ>「トリチウムはそのまま海へ放出」8/11東京電力記者会見内容書き出し

2014年8月11日 東京電力記者会見
動画はこちら→http://www.ustream.tv/recorded/51231122

東京電力資料
2014年8月11日
福島第一原子力発電所サブドレン他水処理施設の浄化性能確認試験の開始について

海洋汚染をより確実に防止するための取り組み(訂正版)

AREVA除染装置の廃止計画について





2014081131_20140819102258b87.jpg
東京電力 原子力立地本部長 白井

本日建屋の周りに設置してありますサブドレン。
そういうところからくみ上げた水の処理につきまして、変更認可申請を提出をしてございます。
すでにサブドレンの集水設備・浄化設備につきまして申請をしてございまして、
浄化性能確認試験を実施をするという目的で認可を頂いてございます。

今回は…、この集水設備として移送設備について本格運転にかかわる部分について申請したと。

具体的に言いますと、「海洋汚染をより確実に防止するための取り組み」といった資料を付けさせてございます。
そちらの資料の最後のページ、スライド番号10番を確認下さい。

2014081132.jpg

今回新たに申請した場所としましては、
まず一番右側につきまして、移送先。
浄化した水の移送先につきまして「検討中」という事で今までご説明してきてございましたけれども、
こちらにつきまして「港湾内に排水する」と、いった内容。

そして、この浄化装置につきまして、左下にありますけれども、
サブドレンだけはなくて地下水ドレンをくみ上げる、対象とするといった内容を申請してございます。

今回この申請をするにあたりまして、当社の考え方を整理させていただきました。
参考資料「海洋汚染をより確実に防止するための取り組み」という事で、こちらについてご説明したいと思います。

昨年1-4号機の取水口の付近から、
セシウムですとか、トリチウムといった放射性物質が海に流出しているといったことを、
昨年の夏公表させていただいてございます。

2014081133.jpg

その際に緊急対策という事で、流出防止をするために、
地下水のくみ上げをするですとか、地表の舗装をするという事、
また1,2号の取水設備のわきにありますトレンチ。
こちらにはまだ高濃度の汚染水が溜まっている可能性がございましたので、
そちらを取り除くといったこと。
また地下水バイパス等を運転して、えーー、
汚染水の増の抑制を図っていきたいという事をお話をしたところでございました。
で、この中にも抜本的な対策としまして、海側の遮水壁、陸側の遮水壁、
そして3つ目としまして、
サブドレン建屋の近くの地下水をくみ上げて建屋への流入を抑制するといった事をお話をさせていただきました。

めくって頂きまして、現在の地下水の状況といった事でございます。
2014081134.jpg

現在1号機から4号機、原子炉建屋の周辺の地下水につきましては、事故の影響で汚染されました地表面のがれき等に触れた雨水が中に入り込んでいるという事で、え-、地下水ですが放射性物質を含むという事が確認されてございます。

こちらにつきましては、この水に対して原子炉建屋あるいはタービン建屋の中に入ってございます滞留水、
高濃度の汚染水に比べると十分低い値になってございます
で、こちら建屋内の汚染水の水位をこのサブドレンよりも低く保つという事で、
建屋内に入っている滞留水が地下に流れていかないといった対策をしてございます。


スライドの3番でございますけれども、今後の対応という事で、

2014081135.jpg

現在海側の方で海側の遮水壁を設置をいてございます。
え、90数パーセントを終了してございまして、
4号機の取水口の前面で僅かに施工が残っているといった状況でございます。
こちらにつきまして、こちら最終的に閉じるという事をしますと、
地下水がその海の方に流れてきて水が上がってくると。
護岸部分の水位が上がってくるということになりますので、
こちらの方、海へ流れ込んで行く地下水につきましては、
護岸に設置しました地下水ドレンでくみ上げるということを計画をしてございます。


スライド番号の5番に記載がございますけれども、
2014081136.jpg

1号機から4号機の護岸、そして放水口前の所という事で、
遮水壁の前面、全部で5箇所。
この汲み上げ用のピットを作っているといった状況でございます。

またこの地下水ドレンの上流という事になりますけれども、
原子炉建屋近傍にありますサブドレンをくみ上げるということで、
建屋から海へ流れていく地下水は減少することができるというふうに考えてございます。

また、このサブドレンをくみ上げるという事で、
建屋の外から中に流入する地下水が大幅に減る、低減することができるということになりますので、
結果として発電所内で保有する高濃度の汚染水の量を減らすことができる、ということで、
え・・・・・・・・、まず海へ流れているといった海洋汚染のリスクの低減、
また、汚染水が溜まり続けるといったことのリスクの低減につながっていくものと考えてございます。

ついでにスライドの4番になりますけれども、
こちらは先週認可を頂いた、試験用として認可を頂きましたけれども浄化設備を設置をしてございます。

2014081137.jpg

こちらの性能としましては、
現在の放射性物質濃度を1000分の1から1万分の1程度まで小さくできるという性能をもって設計をしてございます。
で、くみ上げた地下水ドレン、サブドレンにつきまして浄化設備で、えー、綺麗にすると。
浄化をしていきたいと考えてございます。
で、こちらの浄化につきましては、次にもうひとつの資料でございますけれども、
浄化性能の確認試験という事で、明日からその準備作業を開始をして、
今の予定としましては8月20日から実際に浄化の性能を確認するという事で予定をしてございます。

浄化した地下水の配置につきましては、
まず、現在地下水バイパスという事で、水質の目標の基準を運用させていただいてございますけれども、
この浄化した地下水について、この地下水バイパスの基準を準用するという事で計画をしてございます。

また、移送先としましては、港湾内という事で、
えー、スライドの一番最後のところにございますけれども、

2014081138.jpg

浄化設備は多核種浄化設備のあるあたりになりますので、こちらの青い配管で付設しまして、
そちらを通して港湾の●場付近で排水するという事で計画をしてございます。

実際の廃水につきましては、関係省庁、また漁業関係者の方に充分にご説明をして、
充分なご理解を得て、・・・えーー、から行う
という事で計画をしてございます。


http://www.ustream.tv/recorded/51231122
続きまして海側の遮水壁のエイゴウでございますけれどもー、
19:37



ーーー




サブドレン他水処理施設の浄化性能確認試験の開始について
2014081154.jpg

22:00~

スライド番号3番にございますけれども、
2014081151.jpg

全てがサブドレンではありませんけれども、14個をサブドレンから汲みあげて、
いったん集水タンクに貯蔵します。
その後浄化施設に送って、除去性能を確認するといったことになります。

スライド番号の6番にスケジュールとございますけども、
2014081152.jpg

明日(2014年8月12日)から
「このサブドレンプットからの地下水の汲み上げ」といった事を予定してございます。


スライド番号7番にもうちょっと詳細なスケジュールが書いてございます。
2014081153.jpg

このサブドレインピットからの汲み上げを行いまして、
集水タンク等に溜めまして、
実際に浄化装置等を通して、浄化性能の確認といった事を8月20日ぐらいから開始をしたいと。
で、その後セシウムとか全ベータ等についてはすぐに、早めに結果が出ますけれども、
ちょっと詳細な分析等も行うといった様な事で予定をしてございます。
え、これらの分析結果につきましてはまとめた段階、
え、それぞれの段階でみなさんの方にお示しをするといった事で予定をしてございます。
はい、こちらのご説明としては以上でございます。


29:30
先程サブドレンの自主計画の変更を提出させていただいたといったことでお話をしましたけれども、
その中で、今まで何回かサブドレンの水質の調査結果というのを表でお示ししてございましたが、
今回、い―、ちょっとデータをチェックした時に、1点誤りがありましたので、
え、サブドレンのNo23番につきまして値が異なってございます。
後ほど資料でご確認いただければと思います。
セシウム134が230であったものが160,440であったものが430といった値が正しいもので、
このたび変更認可申請で合わせて、資料の中に入ってございましたので、え、
中で訂正させていただいてございます。



―質疑応答ー

読売新聞:漁業者への説明の日にちは決まっているのか?

白井:
本日港湾の方に排出するという事で自主計画変更を出させていただいています。
変更指示を出した以降、その後の事につきましては、
漁業の関係者の方、等に本部の方等にお話をさせていただいてございます。
今後この、サブドレンの施設につきまして、え、
きちんとその目的、そしてその効果というものを丁寧にご説明させていただいて、
え、ご理解を頂けるようにと考えてございます。
また、これから実際に浄化装置そのものの試験を行っていきますので、
えーー、今までは研究室レベルの浄化性能といった事でございましたけれども、
浄化性能の確認をして、その結果、等を踏まえまして、
え、漁協関係者様に丁寧にご説明をしてまいりたいと考えてございます。

現段階で、何時に、どこでご説明をするといった点につきましては決まってございません。
今後関係者様と調整のうえ、日程等につきましては決めさせていただくことになると思います。







関係ブログ
<汚染水を海へ>東京電力福島第一原発建屋周辺42の井戸から汚染地下水海へ放出



2014年8月11日 東京電力記者会見 文字起こしブログ
<凍土壁>氷を入れてもドライアイスを入れても「凍らない!」


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<甲状腺がん>宮内昭隈病院長「ただしですね、小児の観察データは全くありません。 われわれもそういう経験はありません」8/6第9回 健康管理のあり方に関する専門家会議(文字起こし)

第9回 原発事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議
2014年8月6日




長瀧重信座長
福島県立医大 阿部正文副学長 
日高病院 佐々木康人腫瘍センター特別顧問
日本医師会 石川広己常任理事
得津馨参事官
隈病院 宮内昭院長
国立がんセンター 津金昌一郎センター長



http://youtu.be/irceDoVgbTc?t=1h19m24s
長瀧重信座長:
あのー、宮内先生の、本当にご足労いただきましてありがとうございます。
宮内先生は甲状腺の専門家として本当に、もう十分に長い経験をお持ちでございますので、
その一端をお示しいただきたいて、我々が参考にしたいと思います。


宮内院長の資料 http://www.env.go.jp/chemi/rhm/conf/conf01-09/ext01.pdf

2014081017.jpg
隈病院 宮内昭院長:
隈病院の宮内でございます。
まず最初に、議事次第に私の話しのタイトルとして、「小児甲状腺がんの臨床について」となっておりますが、
わたくし、電話でここで話をするという事につきまして言われた時には、
「福島県で行われている甲状腺に対する健診に関連して、隈病院での経験を分かる範囲で述べて欲しい」
ということでございますので、まぁ、あのー、当院ではですね、
甲状腺の小さな癌に対しては手術しないで経過観察をするという事を21年前からやっております
が、
それについてご説明させていただきます。
最初にお断りいたしますが、これは全て成人のデータでありまして、
小児、20歳以下のものについては全く直接的なデータは無いし、
またいろんなところから推測するデータも極めて乏しいのが現状でございます。


まず、私が出しました資料1
これはアメリカのですが、甲状腺の癌が急速に増えてきている。
増えているうちの大部分は甲状腺の癌の中でも乳頭癌というタイプのもので、
他の癌は増えていない。

そして乳頭癌の中で見ましても、次のページ2ページにありますように、
1cm以下、あるいは2cm以下のものが大部分であるという部分があって、大きい癌は増えていない。

それからもっと大事なことは、
癌は増えているんですけど、死亡率は全く横ばいであると。

で、彼等は最近もっと詳しくデータを出しまして、3ページの上に書いてありますように、
最近では以前に比べて2.9倍に癌は増えているんだけど、
死亡率は、甲状腺がんによる死亡率は一定であると。

実はですね、アメリカでこうなんですが、
日本ではアメリカよりももっと早く甲状腺がんの増加が始まりました。
これはわが国では甲状腺の主流の直接の発見と診断に超音波検査と穿刺細胞針を
アメリカよりもずっと前に採用したためだと考えています。
そこにありますように、日本でも甲状腺がんの増加が、ま、1975年以降ぐらいからもう増えてきてございますね。
で、しかしながら死亡率を見ますと、おおざっぱに言ってまァそんなに大きな変化はないということであります。

ちなみに甲状腺の微小癌ですが、
これはWHOでも、あるいは我が国の甲状腺がん取り扱い規約でも最大限1cm以下の甲状腺癌でありまして、
その経緯とか浸潤の有無を症状の有無、発見等は問わないというのが基準です。

で、最近問題になっているのは「画像検査で偶然発見された癌」ということになります。
で―、ここでみなさん、小さな癌というものについて論文を読まれる時に注意していただきたいんですが、
えー、注意すべき例として6ページの上に二つの論文を紹介していますが、
「小さな癌でも調べると予後が悪い」だから積極的に大きな手術をするべきだと、
たとえば甲状腺全摘、低部放射線ヨードの治療等をやってきたというふうな論文がありますが、
内容をよく見るとその中にはリンパ節転移を伴っていたり、遠隔転移のあるものを含めて論じていると。

で、今問題になっているのは「画像検査でたまたま見つかったような小さな癌」であるということですね。

6ページの下が当院でのデータですが、
リンパ節転移が微小癌でリンパ節転移があるものは手術しても再発率が高い。
ただ、転移のないものは全く再発率が極めて低いという事ですね。

で、甲状腺はその7ページになりますが、
剖検で甲状腺を調べると、ま、
甲状腺とは関係ない病気で亡くなられた患者さんの甲状腺を調べると、甲状腺の癌が見つかる。
これをラテント癌といいますが、
その頻度が非常に高い臓器であるという事が昔から知られていまして、

7ページの下のところにありますが、
カラムの3mmから9mmというところ、大きさですね、そこのところを見ていただきますと、
2.3%~5.2%ぐらいの患者さんに小さな癌が見つかると。
なぜ3mmからかといいますと、
これは実は超音波検査で発見できて穿刺細胞針で診断できる大きさであるからです。

その次のページ8ページの上にありますが、
香川県に癌健診センターの武部晃司先生が乳癌検診ですね。
だから、成人女性を対象に乳がん検診の時に一緒に甲状腺も調べて
見つかった結節に対して穿刺細胞針を積極的に行いますと、
初期には3mm以上を対象としたところ、なんと、対象者の3.5%に甲状腺癌が見つかった。
で、彼はその後、「これはあまりにも見つけすぎだ」という事で対象を絞って、
後期では1cm以上というふうに絞っております。

あと健診のバイアスについては
1. Lead time bias
2. Length bias
3. Overdiagnosis bias
というのがありますが、これは多分次の津金先生がお話になることですので割愛させてもらいますが、


10ページの上のところにありますように、
剖検の研究では3mm以上の小さな癌は3~5.2%ぐらい見付かった。
で、超音波と穿刺細胞針を行って、甲状腺がんの集団検診を行うと、
成人女性の3.5%に小さな甲状腺がんが見つかった。
え―、当時の臨床的甲状腺がんの罹患率が10万人に3.1ですので、
これは1000倍以上高い頻度という事になります。

で、その後超音波、CTスキャンを別途、いろんな機械で小さな甲状腺腫瘍が見つかる機会を見てきました。
で、「小さな乳頭癌が増える」これは世界的な現象であります。
非常に大きな問題となっているんですが、
いま、実は、甲状腺の小さな癌のナチュラルヒストリー、自然経過は良く分かっていません。

一つの考えは、全ての小さな癌は臨床癌の早期であって、
その癌はやがて、放っておくとその患者さんを死に至らしめる。

もうひとつの考えは、
ほとんどの微小癌は成長せずに害をもたらさない。
これらは無害な癌である。


まぁ、どちらが本当だろうか?という事ですが、
わたくしどもは下の2の方がより真実であろうと考えました。
しかしながら、どんな大きな進行癌もかつては小さな癌であったわけで、
えーーー、その癌を、影響を及ぼすかもしれない癌をどのようにして知るか?
現在のところそのいい方法はありません。

で、わたくしはただちに手術をしないで経過を見て、
少し大きくなったらその時点で手術を行っても遅すぎることはないであろうというふうに考えました。
そこで13ページの上にありますように1993年、21年前に、
低リスクの微小癌、乳頭がんに対しては手術をしないで経過観察をするという事を隈病院の医局会で提案して、
皆さんの賛同を得て、こういう方針に至っています。

高リスクの微小癌というのは、1cm以下であってもリンパ節転移や遠隔転移があると、
その他に書いた周囲に浸潤している等があります。
低リスクはそういう所見が一つもないもの。


高リスク微小乳頭癌: 以下の1つ以上があるもの
・リンパ節転移または遠隔転移
・甲状腺外進展(反回神経麻痺、気管浸潤)
・反回神経の近くに位置するかまたは気管に付着している
・細胞診で高悪性度(微小癌では極めて稀)
・経過観察中に増大・進行
低リスク微小乳頭癌: 上記のいずれの所見もないもの



で、低リスクの甲状腺微小癌の患者さんには、患者さんにこういう説明をいたしまして、
患者さんが経過観察をするか、あるいは手術をするかを決めていただくというふうにいたしました。

我々がやり始めてから2年後に癌研究会附属病院の杉谷先生も同様のトライアルを始められまして、
その結果が非常によく似たデータでして、ほとんどあまり大きくならない。
リンパ節転移の出現率も少ないということで、
甲状腺腫瘍診療ガイドライン、これは日本甲状腺外科学会と日本内分泌外科学会が出したものですが、
手術しないで経過観察するというのも選択肢の一つ。
ま、「経過観察しなさい」という事じゃない、選択肢の一つとして採用しました。

それでわたくしどもは、今年の1月なんですが、サイ●という雑誌に我々もデータを報告しています。
それは1235名の患者さんに経過観察をしてもらっています。
内訳は14ページの上に書いてあるとおりであります。

3mm以上に大きくなったものは10年で8%
それで新たなリンパ節転移が出現したものは10年で3.8%です。
で、あまり大きくならない。
リンパ節転移が出てきたものは経過観察した為の失敗であるかというふうにお考えになる方もあるかもしれません。
しかしながら、もしリンパ節転移のある甲状腺がんの患者さんには甲状腺全摘と頸部の隔世を行います。
で、最初の時点で手術をしていたとして、
甲状腺の片葉切除と気管房の隔世しかしないのが日本の常識ですので、
そういう場合には頸部外側のリンパ節転移の出現を防止することは出来ません。
そうするとそのような患者さんは2回目の手術が必要ということになります。


そうすると、いずれにしてもですね、予後は非常に良好でございますので、
わたしの委員会の方がいというふうに考えてございます。

で、え、実は微小癌、甲状腺の乳頭癌は高齢者の予後が悪いという事で知られています。
で、高齢者を手術をしないで経過観察をするという事について、ちょっと懸念を持っております、若干。
ところがですね、実際のデータを見ますと、
40歳以下と40歳から59歳、60歳以上の3つの群に分けています。
その分けた理由はそこに書いてありますが時間の関係で割愛させていただきますが、
分けて見ますと最初の予測とは違って、
60歳以上は非常に大きくなりにくい。
40歳以下の若い人の方が大きくなりやすい。

で、20ページの下のグラフにありますように、
リンパ節転移の出現率を見ましても、40歳以上の中年高齢の人は出現しにくい、若い人が出現しやすい。
ただですね、これ若いと言っても全部、ほとんど成人でございますので、小児のデータはございません

以上のことから、低リスクの甲状腺微小癌に対して、非手術での経過観察もいい方法ではないかと思います。
若年者では、若干進行する症例が多いようですから、
いずれにしても最終的な4割から経過観察にしてもいいんじゃないかと思います。

ただしですね、現在問題になっている福島県の健診関係で、
小児での非手術での観察データは全くありません。
われわれもそういう経験はありません。


ただですね、ちょっと推測をしてみますと、
小児甲状腺の乳頭癌の中で、小児のものは1.4%
で、小児の剖検とかラテント癌についての報告はほとんどありません

で、武部先生のデータから、この下に書いてある推測を行うと、
小児30万人に対して同様の主義で検診を行うと、
まぁ、100人弱の甲状腺がんの患者さんが見つかるんじゃないかという計算になります。
これは単に、計算です。

2014081018.jpg

で、まぁ、ま、そういうことで、あのー、最後のところに書いてありますように、
小児の甲状腺がんが小さいのが見つかった場合に「経過観察」という事も、今後あるかもしれないとは思うんですが、
ただしですね、やはり、その患者さんのご両親と患者さんの心理状態を考えて、対応する必要がある。
あとそれから、福島の原発事故以降3年半経ちまして、
やっぱり時間の経過とともに住民、あるいは周りの人達もいろいろ受け取り方は、考え方が変わってきている。
その受け取り方の変化ということも考える必要があると思います。
以上でございます。

1:34:57

1:35:02
長瀧重信座長:
どうもありがとうございました。
ま、非常に甲状腺の専門家として、被曝の無感、関係無しにあのぉ~して、
もう、・・・・・、超音波検査あるいはバイオキシー、世界の動きはどうだというのをいただいて、
ご自身の経験で、すでに。
ま、皆さんにも質問を受けますけれども先に座長の特権で伺いたい。
小児の結果っていうのは先生のところには無くて、
あのぉ~、ま、あれですか、世界中でどこにも結果はない?



隈病院 宮内昭院長:
えーっとですね、小児について積極的に検診を行ったというのはありませんし、
まぁ、子どもさんは一般的に健康ですから、
たとえば超音波検査とかCTとか、そういう検査を受けるチャンスもないですよね。
ですから小さな腫瘍がたまたま見つかるということもない。
ですから小児については、あのー、おー、データが全くありません
え―、また、ラテントとかですね剖検でもごくごく少数ありますけど、
信頼できるほどの数の報告はございません。
で、今日お話しましたのはわたくしどもの患者さんは、基本的に成人でございまして、
小児は含まれていません


2014081019.jpg
遠藤委員:
宮内先生、本当にあの、手術件数も日本で有数、世界有数の甲状腺の先生でございまして、
僕も昔からよく、先生は非常に手術もお上手なのであれですけれども、
えー、この「経過観察」ですけれども、そう容易じゃないといいますか、
患者さんが「癌細胞が出ました。しかし、手術しないで様子を見ましょう」というのは
なかなか選択肢として患者さんがどのくらいの割合かなと聞いているんですね。
多くの方は「もう手術をしてしまいます」という方の方が多いんじゃないかと思うんですけど、
先生の病院ではどのくらいの割合の方が手術されて、どの割合の方が経過観察で先生がフォローされるのか?


隈病院 宮内昭院長:
癌があるのに手術しないで経過観察するというのは、
医者の方も患者さんの方も確かにまごつくところだと思います。
おっしゃるとおりです。
ただし大きなところを把握すれば、大部分の甲状腺の微小癌は大きくならない。
大きくなりにくいだろうと、
そう考えるのが妥当だと考えて隈病院の医局で提案したんですが、
最初は7割8割の患者さんは手術を選ばれました。
最初の頃。
で、誰が説明するかによってまた違いがありました。
実は私が説明する方は隈、前の前委員長が説明した場合、
これは患者さんの多くは手術しないで経過観察。
で、内心「手術しちゃった方が簡単だ」と思っている医師が説明すると、そっちの方に流れる。
これがですね、最近は、
最近医局でみなさんに聞きましたけれど、
大体8割9割の患者さんは手術をしないで経過観察を受けておられます。


遠藤委員:
実は二つ目の質問は清水先生にもお聞きしたいんですよね。
僕はヨウ素131をする方で、
外科の先生が手術されたのをヨウ素131を使って肺転移とかの治療をするんですね。
僕はいままで4人ほど肺転移の治療をしたんですけど、子どもさんでね。
したんですけどいずれもお元気になられて、結婚されて子どもまで生まれている。
皆さん喜んでられるんですよね。
で、お二人の外科の先生は経験深いんですよね。
子どもの甲状腺がんって、亡くなった経験があるかどうか、


隈病院 宮内昭院長:
残念ながらございます。
ただですね、遠藤先生の御指摘のように、
ま、一般的に小児の甲状腺がん乳頭癌につきましては、結構成人に比べて大きい腫瘍が多い。
そしてリンパ節転移の頻度が高い。
それから遠隔転移、特に肺へ転移の頻度が高い。
成人に比べてですね。

で、あるにもかかわらず、多少再発はしても、生命予後が非常にいい。
非常に不思議な癌であります。
それから小児といいましても、実のところは、実際に10歳未満は非常に少なくて、
15歳以上ぐらい、だんだん20歳に近い方が頻度が高くなってきております。


2014081020.jpg
清水一雄(日本医科大学 名誉教授):
私は自分の大学では、うちでもありません。
でも以前東京の伊藤病院に勤務していたことがあったんですけれども、そこで1例。
それはかなり前手術したお子さんで、26年フォローしていて亡くなったのが1例あります。


2014081021.jpg

あの、もし、
これ仮定の話なんですけれども、もし小児で3mmから9mmの間の癌が見付かって、
それを手術をした場合ですね、
最も重要な合併症というのはどのくらいの頻度であるんでしょうか?


隈病院 宮内昭院長:
甲状腺の癌の手術で一番大きな合併症は二つ。
ひとつは反回神経麻痺。声帯麻痺ですね。

それからもうひとつは、甲状腺を全摘出した場合の副甲状腺機能低下症
この二つが一番大きな問題になります。

で、その頻度ですが、
これはですね、慣れた施設で経験のある外科医がするか、さほどでないかによってだいぶ変わってくると思いますが、
わたくしども専門にやっている、あるいは福島医大でも、
あの、鈴木先生等専門的に十分に経験がある人がやっておられますので、
その合併症の頻度は十分低いものと思います。


2014081022.jpg
方影研の長嶋でございます。
あの大きさがどのくらいのスピードで大きくなるか?サイズは。
それは先生の統計の中でたとえば5mmおおきくなると、・・・・
1:42:17
ー略ー

↓に続く
<福島で手術した症例>
7割以上→1cm以上・リンパ節転移・遠隔転移 3割程度→反回神経に近い・気管に接している等
全て高リスクの癌8/6第9回 健康管理のあり方に関する専門家会議(文字起こし)



http://youtu.be/irceDoVgbTc?t=1h48m26s
長瀧重信座長
次に津金先生の今日はありがとうございます。続いて講演お願いいたします。

国立がんセンター 津金昌一郎センター長の資料
http://www.env.go.jp/chemi/rhm/conf/conf01-09/ext02.pdf


ーーーつづく



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<放射性物質拡散注意>お盆明けから1号機建屋カバー解体!「もし重機で行った場合は?」「飛びますね」 FNN8/15内容書き出し

第1原発事故から3年5カ月 今後何が心配なのか取材しました。
(福島14/08/15)

FNNLocal 2014/08/15


2014081612.jpg

二枚の写真をご覧いただきます。
まずこちらは事故直後の福島第一原発です。
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建屋が大きく損傷し、大量の放射性物質が拡散しました。
そしてこちらは、事故から3年5ヶ月です。
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がれきの撤去作業が進められています。
しかし、新たにこうした作業によって放射性物質が飛散している事実が明らかになりました。

これから何が心配なのか、取材しました。


2014081615.jpg
福島第一原発から北へおよそ60kmの宮城県丸森町。

丸森保健センター(宮城県)
2014081616.jpg

えーっと、昨日の13時15分からの吸い込み量が631立方メートルになります。

2014081617.jpg

東京大学が設置した装置で24時間大気の状態が監視されています。


2014081618.jpg

大気中の埃を集める集塵機、ダストサンプラ―がこの場所に設置されたのは2011年の12月。
去年の8月19日に採取された埃に含まれる放射性セシウムが設置以降、最も高い値を示しました。

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去年8月19日、
この日は福島第一原発3号機でがれきの撤去が行われていました。

東京大学から受けた報告に、担当者は耳を疑ったと話します。

2014081620.jpg
丸森町役場 泉 広隆さん:
今、こういうあれ(状況)になって、本当に飛んでくるのかなっていう、ま、それだ­けですね。
本当に飛んできたのかなという。

3号機のがれきの放射線量は 毎時数十ミリシーベルト(mSv)から最大で数百ミリシーベルト。
人が近づけないため、クレーンを遠隔操作し作業が行われています。

放射性物質が飛散したと考えられるのは、2013年8月19日の午前9時30分から午­後1時30分までの4時間。
実際に、放射性物質の拡散を予測するSPEEDIでも、原発から北西方向に飛散したこ­とを示しています。

2014081621.jpg

事故後の大気中の放射性物質を調べ続ける福島大学には、これを裏づけるデータが残され­ていました。
2014081622.jpg

福島大学 気象学が専門 渡辺 明教授:
大気の輸送状態を計測してみると、こんなふうな形で、丸森の方向に主体的に飛んでいく。
そういう飛んでいる様子がF1(福島第一原発)から出ているわけですね。
ですからそういう意味では、(福島第1)原発由来のものが飛んでい­って、
このような数値になった可能性が非常に高いというふにわたしは思っています。

2014081623.jpg
気象学が専門の渡辺 明教授。
グラフは、上が福島大学、下が宮城・丸森町役場のデータを示しています。
がれきの撤去が行われた日と、それ以前を比較すると、放射性セシウムの値は、
福島第1­原発から北西におよそ60km離れた福島大学で、およそ7倍。
2014081624.jpg

北に60km離れた丸森町役場では、130倍に達していました。
2014081625.jpg



2014081626.jpg
渡辺教授:
(2013年)8月19日は、福島県がすでに「線量計が上がった」と「異常に上がった」という報告をし­ていますので、
かなりのものが出たという事は確かなんだろうと思っていますけど。


2014年8月9日、福島大学では、日本原子力研究開発機構との共同実験が始まっていまし­た。
放射性物質の計測装置を取りつけた気球の打ち上げです。

30kmの高さまで、毎秒5メートルずつ上昇しながら、大気のデータを垂直方向に採取­し、
放射性物質の分布を調査します。


2014081627.jpg
気球が上昇し始めると、すぐにパソコンにデータが送られてきました。
定期的に、放射性物質も計測されています。
この日の実験でも、大気中の放射性物質は計測されました。
2014081628.jpg

しかし、高濃度の分布は確認されませんでした。


2014081629.jpg
渡辺教授:
下層のところ、2kmか3kmにこう大きなピークが見えてですね、
そういうのをちゃんと輸送モデルを計算すると「濃度が高くなっている」という状況がありますので、
その当時からこういうものを比べてみると、今は、そういう現象は­ほとんど観測されません。
ですから、そういう意味では、ま、「平常時に戻っているのかな」とい­う感じもしますけども。




第1原発1号機の建屋カバー、解体へ 放射性物質の拡散を懸念
(福島14/08/15)

FNNLocal 2014/08/15 に公開

2014081631.jpg

いまこちら、映し出されていますのは、1号機を覆っています建屋カバーになります。
2014081630.jpg

屋根が崩れ落ちた1号機から外に放射性物質を出さないために設置されました。

2014081632.jpg
建屋が崩壊した福島第1原発1号機の空間の放射線量は、最大で4,700ミリシーベル­ト(mSv)。
こうした放射性物質が拡散するおそれがあることから、2011年10月­、建屋カバーが設置。
これが今月(8月)、がれきを撤去するため、解体が始まるのです。

解体は、まず屋根の6枚パネル、続いて、側面にある18枚のパネルを外します。
2014081633.jpg

その後は、フレームを解体し、壁のあった部分に風が入り込まないよう、防風シートを取­りつけながら行われます。
2014081634.jpg

しかし、がれきが散乱した建屋があらわになることで懸念されるのが、放射性物質の拡散­。
東京電力は、建屋カバーを外すことで、周辺の放射線量は2倍になると試算しています。

2014081635.jpg
東京電力 石崎副社長は:
1号機の場合はですね、飛散防止剤を上からまくだけじゃなく­て、下にもまく。
それから、水を噴霧する。さらには、ダストが飛びそうなところはですね、集­じん機で吸い出して、
そして、ま、飛散防止をはかるというような、そういう複合的な対策を打ちながら、飛散をさ­せないと。


では、どんな対策がとられるのか?
取材班は、須賀川市にある住宅の解体工事現場で検証しました。

2014081636.jpg

現場で行われていたのが、解体工事で発生する粉じんの飛散対策です。

2014081637.jpg
こちらは住宅の解体工事現場です。
いまは屋根を崩しています。
その屋根の上から水をかけていまして、ちりやほこりが飛散しないように対策を打っています。

重機での解体は、全て水をかけながら行われます。
また、周りには養生シートを張り、粉じんが風で飛ばされないよう、ブロックしています。
2014081638.jpg

解体されたあとのがれきは、水がかけられているため、落としてみても、ほとんど埃は舞­いません。
そして作業員は、このがれきを、手作業で1つひとつ分別していきます。

2014081639.jpg
作業員:
やっぱり人間の手で、飛散しないように、断熱材もガラス繊維ですから飛ぶんですよ­ね、ええ。
だから、手で取らないと。

記者:それをもし重機で行った場合は、だめですか?

作業員:
飛びますね。
ガラス­の粉でできてるから、飛ぶ可能性は十分あります。

細心の注意が払われている住宅の解体工事現場。
住宅よりもはるかに大きい原発での工事は、どんなリスクが考えられるのか?

2014081640.jpg
解体工事の匠(たくみ) 堀口晃司さん
(粒子の)比重が軽ければ、当然、何かのリ­スクによって、遠くに飛んでしまったりというのが考えられますので、
そういった場合には、厳­重な注意が必要かと思いますね。

8月中にも始まる1号機建屋カバーの解体工事。
目に見えない放射性物質を、完全に抑制することができるのかどうか?
東京電力に突き­つけられた最大の課題です。

2014081641.jpg

1号機建屋カバーの解体工事は、政府が、飛散防止策の不十分さを指摘して、
すでに開始­の時期が1カ月程度遅れています。
また、県の廃炉安全監視協議会でも、万全の対策と十分な情報提供を求めています。






2014年8月4日 東京電力記者会見
IWJ http://iwj.co.jp/wj/open/archives/159968
2014081642.jpg
東京電力 小林

福島第一、1号機建屋カバーの解体工事再開は、お盆明けの見込み
IWJ 2014/08/04 より抜粋

2014年8月4日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発1号機建屋カバーの撤去作業は、クレーンの修理が終わり点検作業中だが、地元に説明、了承を受けた後、お盆以降に着手する見込みであることが報告された。

1号機建屋カバーの解体工事再開、お盆明けの見込み
1号機オペフロアのガレキ撤去のため、建屋カバーの撤去が計画されている。7月の台風対策としてクレーンのブームをたたんだ際、故障していることが分かり、クレーンの修理を行っていた。修理が終わり、明日8月5日にブームを立ち上げ、点検を行う予定だという。

建屋カバーの撤去作業は、地元に説明、了承後に開始する。そのため、お盆以降に着手する見込みとなっている。

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ジャンル : 政治・経済

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コメントありがとう♪
コメントありがとうございます。    お返事はなかな書けませんが、    とても励まされて勇気を頂いています。 感謝でーす(๑♥‿♥๑)ノ いろいろとコメントをいただいていますが、 たとえば私のブログよりも長いコメントや、直接ブログの内容と関係が無いもの、 何回読んでも私が意味を理解できないものは 公表しない場合がありますのでご了承ください。 きーこは、あんまり頭がよくないので、 難しい事柄をたくさん並べられるとこんがらかって分からない時がたびたびあります。 意味が分からないまま公表していた時もありましたが、これからは承認しない時があっても許して下さい。d(◕‿-。) ネ❤ 私は読ませていただいていますので… 私にも理解できる様に書いていただけると嬉しいですw
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