日本原子力研究開発機構 不安だらけの管理能力〜ふげん・もんじゅ〜

日本原子力研究開発機構

ふげん

ドラム缶で廃棄物漏れ=「ふげん」外部に影響なし-原子力機構
時事ドットコム 2016年8月26日

 日本原子力研究開発機構は26日、廃炉作業中の新型転換炉「ふげん」(福井県敦賀市)で、放射性物質を含む廃液を貯蔵するドラム缶の底から中身が漏れていたと発表した。放射性物質は検出されておらず、外部への影響はないという。原子力機構が原因を調査している。
 原子力機構によると、18日午前10時15分ごろ、第2固体廃棄物貯蔵庫を巡回していた職員が、ドラム缶から白濁色の固形物が漏れているのを発見。中身が同じドラム缶26本を点検したところ、同様のドラム缶が1本見つかった。(2016/08/26-19:50)



もんじゅ

燃料プール水質、半年改善せず=もんじゅ警報継続-規制委
時事ドットコム 2016年8月3日

 日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で昨年11月に使用済み燃料プールの水質が悪化し、今年5月まで改善していなかったことが3日分かった。この間、約半年にわたって警報が作動プールの浄化フィルターには必要な樹脂が入っていなかった。原子力規制委員会は同日、保安規定に違反すると判断した。

 規制委の田中俊一委員長は「安全文化が欠如している証拠だ。どう言っていいか分からないくらいの深刻な問題を示している」と述べた。

 規制委と原子力機構によると、昨年11月19日未明、使用済み燃料2体を保管するプールの水質悪化を知らせる警報が鳴った。不純物濃度の上昇傾向が緩やかだったため、担当者は手順書で定められた責任者への連絡をすぐにしなかった

 手順書は警報が鳴った場合、浄化フィルターの吸着樹脂を交換するよう定めていたが、原子力機構は2011年以降、樹脂を入れていなかった。担当課長は使用済みの樹脂を保管する施設が使用できない状態だったことなどから、樹脂を使わず水質監視を継続。不純物濃度が上昇し、昨年12月に所長に報告した。

 所長は水質改善に向けた計画作成を指示。プールを清掃したが水質は警報値を下回らず、今年4月に「不適合事象」と判断し、規制委に報告した。5月下旬に樹脂を入れ、警報は止まった。(2016/08/03-21:32)





日本原子力研究開発機構に任せておくことの不安は大きい






伊方原発2号機ベント配管のひび割れからで7ベクレル/10mlのホウ酸がにじみ出て乾燥



不安だ不安だ不安ダァ〜〜!

伊方原発 2号機でホウ酸水漏れ
毎日新聞2016年9月1日 20時06分(最終更新 9月1日 21時35分)


伊方原発
四国電力伊方原発=愛媛県伊方町で、田畠広景撮影

 四国電力と愛媛県は1日、伊方原発2号機(同県伊方町、定期検査中)の1次冷却水を冷やす装置の配管から、放射性物質を含むホウ酸水約10ミリリットル(推定)が漏れるトラブルがあったと発表した。付着物の放射能濃度は約7ベクレルとごく微量で、外部への影響などはないとしている。

 点検準備中の社員が8月30日午後4時ごろ、ステンレス製配管にホウ酸とみられる付着物を見付けた。検査の結果、配管の溶接部に30ミリ程度のひびがあった。経年劣化や施工の影響の可能性が考えられるという。

 定期検査中のため配管内は空だったが、一部に残ったホウ酸水がにじみ出たらしい。ホウ酸は、原子炉稼働時に出る中性子を吸収する役割がある。【橘建吾】




ちょっと前にも伊方原発で配管漏れがあった


伊方原発で配管漏れ=環境に影響なし-四国電
時事ドットコム 2016年8月26日

 愛媛県と四国電力は26日、伊方原発3号機(同県伊方町)で、2次系統水の配管から排水が漏れるトラブルがあったと発表した。環境に影響はなく、9月7日に予定している営業運転にも支障はないという。
 四国電によると、26日午後2時すぎ、発電用タービンを蒸気で回す2次系統水で、不純物を取り除く装置の配管から排水が約1.3トン漏れているのが判明。配管のつなぎ目に不具合があったとみられ、四国電は接続用のゴム部品を取り換える。(2016/08/26-18:50)



5年位上も動いていない機械を動かしたら、あちこち不備が出てくるのは当たり前だ。
5年間使っていない電化製品を使おうって、思わないよね。

伊方原発はプルトニウムが入っているMOX燃料だ。
原子炉はMOX燃料を燃やすようには作られていない。
大丈夫か?

熊本で震度5弱の地震がまた起こった。
川内原発と玄海原発は異常ないとニュースは報じるが、熊本から続く中央構造線上に乗っかっている伊方原発の方が、実はわたしは心配だ。
imgres_201609030901430e3.jpg



一応四国電力の報告書を載せておきます。


平成28年9月1日  四国電力株式会社
伊方発電所2号機 余熱除去系統ベント配管のひび割れについて

第23回定期検査中の伊方発電所2号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)の原子炉補助建家(管理区域内)において、余熱除去冷却器A出口配管のベント弁の下流側配管にほう酸と思われる付着物が認められたため、液体浸透探傷検査※を実施したところ、8月31日15時頃、同配管の溶接部にひび割れがあることを保修員が確認しました。

配管の付着物を分析した結果、付着物はほう酸であり、配管内のほう酸水が溶接部のひび割れからにじみ出て、乾燥したものと推定しました。

この付着物の放射能量は約7ベクレルで、にじみ出たほう酸水の量は付着物の重量から約10ミリリットルと推定しました。

なお、当該溶接部およびベント弁からの漏えいがないことを確認しています。
今後、当該溶接部のひび割れの原因について詳細調査を実施します。
本事象によるプラントへの影響および環境への放射能の影響はありません。

※液体浸透探傷検査
材料表面に液体を塗布し、目視では確認できないような微細な傷を検出する検査。
(添付資料)伊方発電所2号機 余熱除去系統概略図
伊方発電所2号機 余熱除去系統概略図




四国電力によれば、なんら問題ないようです


2.老朽原発40年ルール「どこに向かう 日本の原子力政策」NHK解説スタジアム8/26(文字起こし)

ここまでの内容
1.原発再稼働〜避難計画「どこに向かう 日本の原子力政策」NHK解説スタジアム8/26(文字起こし)


https://youtu.be/pv3pH9e2RpU?t=18m35s
老朽原発 40年ルール

西川:
そこでそのようにコストとか色々問題はあるんですけど、
その延長上には老朽原発の運転延長という問題があると思うんですけど、この形骸化が指摘されているということ。
この辺はどういう見方でしょうか?


竹田:
基本的な数値、データとして考えますとね、
まず国はなんて言っているか?というと、まずエネルギー基本計画というのをちゃんと作っていて、そこで2030年レベルで電源構成として原発に大体20%から22%原発に持ってもらうという計画を立てているんです。
それを実際やってみようとすると、2030年時点って、大体原発って30基程度動いていることが必要なんですよね。
ところが、ところが、その40年ルール廃炉を厳格に適用しますと、多分2030年時点で動けるのは大体25基ぐらいだと言われているんです。
そうすると、その差の5基はどうなるのか?
新しく原発をね、最新鋭で大容量の原発を新しく造ったり、同じ敷地内で造り替える、これをリプレースと言いますけれども、そういうことが、ま、できればいいんですけれども、かなり、今の現状では難しいですよね。
そうするとその部分は、結局全部運転延長。
結局40年を超えても運転延長というのがその部分でてこないといけないということになるんですよね。


板垣:
この40年ルールというのはですね、発表された時点でマスコミ人は、霞が関の文学を知っている、どういう文章を作るかということを知っているマスコミの人たちはですね、「あ、ザル法だ」と思ったわけですよ。
それで一斉に批判したんですよね。
でも「これは厳しい基準だ、20年は延長させません」と「なかなか厳しですよ」と言って切り抜けてきたわけです。
ところが今回、条件をまだクリアしていないのに20年延長を認める方向になってしまった。
そこで結局何が起きたか?というと、
あ、結局あの時指摘したことは正しくて、みんなそれで騙されてしまったんだということなんですよ。


つまりこの40年ルールというのは、本当に当初から、あの、ま、騙すっていうことではないんですが、まやかしが入っていたということだと思いますね。


関口:
ただその、(経済カット?)までいうのは、ぼくはその言い過ぎだなと思っているんですよ。
というのは、高浜の1、2号とか、美浜とか、申請したところはあるけど、一方では5つの原発の6基がね、もう廃炉を決めましたよね。
これはある意味でいうと電力会社が合理的な判断をしつつ、ま、自ら決めていくっていうことですよね。
だからそういう意味からすると、40年ルールというものを国がそのまま押し付けるんだったら、もう「40年経ったら終わりです」って言えばいいだけの話で、少なくとも電力事業者にその判断をさせて、それによって、ま、ある種の選別をしていくという趣旨は生かされている面もある、というふうに思います。


西川:
電源構成から見るとですね、2030年に20%とか22%が原子力というんだけれども、その先やっぱりその、まずその時点で達成されていたとしても、どんどんどんどん老朽した原発は廃炉になっていくわけですよね。
当然足りなくなってくる。
そこのところをどうするかっていうことを。
ちょっと新設という話も出たんですけど、


水野:
だから今政府は原発の割合を維持するために老朽原発を活用しようとしていますけど、
新設やリプレイスをどうするんですか?っていうと、「現状では想定していない」という言い方なんですけれども、「やらない」とも言っていないんですよね。
「想定していない」というだけで。
じゃあ、来年とか再来年になってきたら、そういう話が出てくるのかどうか。
一方考え方によっては、古い原発を一生懸命お金をかけて新しくしたりして使うよりは、最新鋭の設計でもって新しく造ったほうが安全ではないか、という考え方もあるわけなんですよね。
そこら辺をどう考えているのかというのは、よく、ま、見えてこないんですよね。


西川:
そこは、まやかしというか、その前に将来設計の中に見えていない部分があって、そこは議論されていないという。

関口:
それはエネルギーミクスを議論する時からそれはみんながわかっていたことで、議論されていたことだけど、それを封印しちゃったんですから、それはやっぱりリプレイス新増設どうするか?っていう議論は、あの、賛否ありますよ。
もちろん賛否あるけれども議論としては、もう一度立ち上げてやらなければならない。

島田:
そうそう、その立ち上げということでいうとね、結局去年政府が決めた2030年度時点での原子力発電での割合、これが20%から22%。これが決まった金科玉条(きんかぎょくじょう:人が絶対的なよりどころとして守るべき規則や法律のこと)のように言われるけれども、そもそもこの数字自体が、「福島原発事故前の28%よりも低くしたからいいだろ」と、そういうつかみの数字なわけですよね。
だけど、仔細に見ていったら、もっともっとこれは、安倍総理でさえ言っている、原子力の割合を、依存していく割合を減らしていかざるを得ないという、この基本方針にどこまで沿ったものなんだ?と。
これはですね、一回決めたらそのまんまじゃなくて、数年おきにきちっと見直していく
と。
そういう話で今関口さんがご指摘になった点について、考え方の整理が進まないですよね。


板垣:
ですからね、経済産業省の中の審議会の中でもメンバーが入れ替えになったんですよ。
それで推進派の人たちが沢山入っちゃったので、それはこういう計画にならざるを得ないわけですよ。

で、実際、新設の原発を今造ろうとすると大変高価なものになりますよ。
安全基準をクリアしなければいけない。
それから資材も上がっている。
そういうことの中で果たして電力会社が「あ、新設できるんだ」と言って、喜び勇んで造るかどうか?
それはわからないと思いますよ。
リスクもありますから。


西川:
ということで、長期的な視野での議論が欠けている、その材料もない、という、そういうところに尽きてくるんだと思います。



ーーつづく


続きを読む

1.原発再稼働〜避難計画「どこに向かう 日本の原子力政策」NHK解説スタジアム8/26(文字起こし)

「どこに向かう 日本の原子力政策」
NHK総合
8月26日(金) 午後11時55分~午前0時49分

出演
司会:西川吉郎解説委員長、小林恵子
島田敏男・板垣信幸・関口博之・竹田忠・水野倫之・髙橋祐介 各解説委員


1
小林:
生放送でお送りする解説スタジアムです。
今回のテーマは「どこに向かう 日本の原子力政策」です。

西川:
今月愛媛県の伊方原発3号機が再稼動した一方、今日、鹿児島県の三反園訓(みたぞの・さとし)知事が川内原発の一時停止と再点検を要請するなど、再稼動をめぐっては様々な動きが出ています。
一方原子力政策の柱である、核燃料サイクルの軸、高速増殖炉もんじゅは将来が見通せない状態が続いています。
原子力政策の根幹が改めて問われています。
今夜は、日本の原子力政策をどう考えるのか、解説委員が徹底討論します。

小林:
番組ではみなさんからのご意見を受け付けています。各地で相次ぐ原発再稼動の動き、どう考えますか?
解説スタジアムのホームページからお送りください。
頂いたご意見、この番組の中でご紹介したいと思います。

解説スタジアム ご意見ご感想


2
西川:
はい、それでは始めていきましょう。
今夜はこちらにいる5人、そしてむこうの一人と、合わせて5人の解説委員で進めてまいります。
最初の大きなテーマとしては、やはり各地で相次ぐ原発再稼動の動きについて考えていきたいと思います。
まずその現状について、水野委員から解説してもらいます。


3
水野:
審査に合格した原発の再稼動を進めるという政府の方針のもと再稼動の動きが相次いでいます。
まず規制委員の審査に合格した原発ですけれども26基ありまして、そのうち7基がこれまで審査に合格しました。
そして川内、高浜、伊方合わせて5基が再稼動しています。
4
しかし、このうち高浜3、4号機は裁判所が運転停止を命じる仮処分を下したことから運転ができなくなりまして、現状運転中は伊方と川内の合わせて3基にとどまっていまして、ま、必ずしも政府の思惑通り再稼動が進んでいるというわけではありません。
しかも川内原発につきましては、今日、鹿児島県の三反園知事が熊本地震や避難計画への不安があるとして、一時停止するよう九州電力に申し入れをしています。

知事に停止の権限があるわけではありませんけれども、原発の運転には地元の理解、これが不可欠ですので、今後運転に影響が出るという可能性もあります。

そしてもう一点、最近注目すべき出来事がありました。
運転開始から40年以上の老朽原発の合格です。
高浜原発1、2号機が20年の運転延長、これが認められました。

6

福島で事故を起こしたのはいずれも古い炉でしたので、事故後に「原発の運転期間を一律40年に制限する」というルールができました。
そして一度だけ延長を認めるという例外も設けられたんですが、当時、政府も規制委員も、この延長というのは相当困難だというふうに説明をしていました。
しかし今回規制委員は電力会社が行うべき試験を先送りするということを容認する形でこの運転を認めました。
早くもその例外を認めたわけなんですが、例外がだんだん当たり前となりつつあるというわけで、この40年ルールは形骸化しているという指摘もあります。



西川:
はい、ありがとうございました。
討論に移っていくんですけれども、一人発言は原則1分で、それを超えますと前のランプが赤く点灯します。

今の解説は、去年の夏以降に実際に再稼動が始まったこと、さらに老朽原発の運転延長が認められたということで、まず再稼働の方から見ていきたいんですけど、「政府の思惑通りには進んでいない」という説明があったんですけど、この辺の展望はどうでしょうか?

関口
関口(経済・エネルギー担当):
実はね、この原発の再稼働って、政府自身は個別には判断していないんですよね。
それを委ねているのは原子力規制委員会。
だから主力は規制委員ということになるんですけど、

規制委員の審査は慎重に時間をかけて行われています。
当初は1基半年ぐらいで結論を出すんじゃないか、というふうに言われていたんですけれども、結局今の説明にもあったように3年経って、新規性基準になってから3年経って、まだ伊方3号機で5基目ですからね、にとどまっていると。
ただ、第一関門になるのは想定する地震の大きさで決めることなんですけど、それはだんだん8箇所の原発ですでに決まってきましたので徐々にペースが上がっていると。

ただもう一つの主役が出てきているのが、司法がこの原発の再稼動を判断するようになってきたという問題がありますね。
で、結局高浜の3、4号機の差し止めが代表的な例ですけれども、専門家が積み重ねた議論を、例えば裁判の仮処分決定という形で覆るということもできると。
これでいいのか?という議論も一方で起きている。

何れにしても再稼働の先行きが、かならずしも見通せるという状況にはなっていないことですねぇ。


島田
島田(政治・安全保障担当):
今、司法の判断の話が出ましたよね。
これは時代背景の大きな変化の現れです
よ。
30年前でしたら、裁判官が常識的な判断というのはそれは「運転を認める」とイコールなんですね。
しかし福島第一原発、あの事故の後、「常識的な判断」と。
常識的な判断というときにはものすごく幅が広くなった。
これがやはり置かれている環境の大きな変化ですよね。
で、国民もまたそれを支持している面がある。
もちろん電力会社の人たちの中には「一裁判官の判断で右や左に行っていいのか」と強い批判はありますけれども、その後ろに国民の厳しい射目があると、そういう、やっぱり、リスク。コストというものを背負わなければ、原子力発電っていうのはもう、立ちいかないところに来ている。
これは現実の問題として受け止めなければいけないと思うんですね。


西川:
そういう意味では、再稼働そのものが問題になっているということですよね。


板垣
板垣(財政・金融・エネルギー担当):
そうですよね、
先ほどね、関口さんの方から「規制委員会は慎重に審査をしている」というんですが、「審査は慎重であっても基準が甘い」というところが私は問題点だと思うんですね。
例えばアメリカの基準の中には「避難計画」はちゃんと入っています。
で、日本は「避難計画」は自治体に丸投げ。

「こんな甘い基準はない」と私は考えているわけですね。
ですからこういう形での安易な再稼働は、僕は認めたくないと思っています。

それから、再生可能エネルギーだとか、水素エネルギーを使った代替エネルギーがもう最近はだいぶ出てきています。
より安全なエネルギーを目指すというのは先進国の役割だと思うんですよね。
ですから、アメリカなんかを見ると、基準はテロ対策は相当厳しいし、地震の多い西海岸には努めて設置しないようにしている。
それから日本を見れば、地震・津波・火山の原発リスク3原則、三大要点と私はいうんですけれども、それが揃っている日本が、やっぱり原発に多くを依存するには問題だと思うわけですね。



高橋
高橋(国際・アメリカ担当):
アメリカが出ましたけれども、そのアメリカの原子力行政に対する考え方っていうのは、事故のリスクはゼロにはできない。
そうである以上「一度事故が起きた場合にいかに最小限に食い止めることができるか」というリスク管理が基本です。
リスク管理のためには、社会としてどこまでのリスクだったら受け入れることができるのか?という、コンセンサス作りが欠かせません。
日本の場合はこのコンセンサス作りがまだ出来ていない
んだと思いますし、その前提となる国や電力会社による情報公開の徹底というところに我々は課題があるというふうに思います。


竹田
竹田(経済担当):
そこにちょっと関連して言いますと、なぜこの司法の判断が重要になってくるか?またするかということの一つの原因は、私は原子力規制委員会にあるとおもいますよ。
原子力規制委員会の田中委員長、会見の度になんて言っているかというと、
安全性を保証するものではない」明確に何度も言うんですよ。

規制委員会がやっているのは「基準に適合したかどうかを審査しているので、安全性を保証するものではない」と何度も言っているわけですね。
じゃあ、地元住民はどうすればいいんですか?

要するに電力会社は、そこでどんどん再稼動の動きを進める。
規制委員会が、安全性をきちんと審査してそれにお墨付きを与えたと思ったら、規制委員会は「安全性は保証しません」と言う。

そうすると地元住民は、「じゃあ、それは裁判所に判断してもらうしかないじゃないか」と、こうなるわけですよね。

ですから、やはり基本的に規制委員会として、
少なくとも現在の知見ではこれは、規制委員会としてはこのレベルを超えたものは安全だと、そう認定するんだという態度はきちっと出して欲しいと思いんですよね。


水野(原子力担当):
だからね、日本ももうアメリカのように「事故は起こり得るんだ」という立場にはなったんですよ。
じゃあ、何が重要なのか?と言ったら、
どれだけ原発を頑丈に造っても起こり得るんだったら、いざという時の避難ですよね。
それでいいますと、過去の福島の事故もそうですし、この間熊本地震がありましたけれども、ああいった教訓が果たして生かしきれているのかどうか?というところが僕は非常に疑問に思っていまして、

特に先日の熊本地震、あれで問題になったは、避難先の体育館でさえ、耐震性のある建物でさえ、壁とかが壊れるんですね。
で、日本は原発避難の時に、すぐに避難するというのもありますけれども、しばらくは屋内にとどまる「屋内退避」というのも考えられているんですけれども、
じゃあ、ああいう熊本みたいな揺れが起きた場合に、果たして体育館のようなみんなが集まる場所、あれが屋内退避施設として果たして通用するのかどうか?と。
そこらへんのちゃんとした議論が行われないまま、再稼動が進んでいっているという状況は如何なものか
と。


島田:
いや、それに関して言うとね、原子力規制委員会にそもそもその避難の問題を審査する権限を与えていない。
この政治の意思決定、そこが不足しているところですよね。

水野:
全くそうです。
で、規制委員が審査しようというと、「いや、我々の仕事じゃありません。法律の枠組み上そうなっていない」と言うんですね。
だったらその法律を変えればいいんですけど、その枠組みを変えようという動きが政府からもそれから規制からも、どこからも起こらないと。
それは度々我々も含めて言ってるんですけど、なかなかこの動きが起こらない。

島田:そうだよね。

板垣:
たとえばね、規制委員会は「基準に合っているかどうかだけの権限を私たちは持っている」
「完全に安全とは言えない」

ところがこれまで政府は、なかなか自分たちが仕切るとは言わなかったけど、「政府として責任を取る」という言葉を吐いたことがあるんです。
だけれどもですね、責任ってどうやってとるんでしょう?
今の福島の第一原発の惨状を見ていて、お金を渡せば責任を取ったことになるのか?ならないわけですよ。
災害関連死の方もたくさんいるわけですから、そういうことが起きたら「責任が取れないのに、責任を取る」と公言することこそ問題なのであって、むしろそういうことじゃなくて、きちっと現状を説明して、こうなったらこうしますという説明をしないからいけないんだと思いますね。



竹田:
だからね、やっぱり、話を峻別しなければいけないんですよ。
ハードな安全性をきちっと認定するということと、
もし、それでも事故が起きたら、どこまでそのリスクを最小化するのか。
そのための避難計画も含めて、手立てがどれだけ防災計画としてきちっと政治に対しているか、この両方を審査しないといけない。
その原子力規制委員会は今、ハードの部分、のみが審査の対象になっていて、いざ起きた場合の防災の部分の審査というのは、それは権限がないわけですよ。
政府もそれを与えていない。

だからそこをきちっと問題を峻別して、議論すべきだと思います。
それは誰が責任を持つのか。



関口:
やっぱり、規制委員会の仕事はリスクを最小化することにあるのと同時に、継続的に安全を監視していくことっていうことが大事。
その意味でいうと、実は一回、最初の再稼働の審査の厳格かどうかという問題ではなくて、その後に渡ってもずーっとね、
それは避難計画の、常に見直しも含めて、僕も必要だと思いますけど、
それは電力会社と規制委員会が共同してというか、ある意味強調した関係の中で作っていかなければいけないものだから、
という意味で、「規制委員は電力会社に絶えず継続的に安全性を高めていく努力をさせる」という責任も負わなければいけないと思いますね。


竹田:それはやっぱり権限を持たせなきゃダメですよね、規制委員会に、そういう。

島田:
まさにそれは国会で議論しなければいけないテーマなのに、なかなか大きな議論のテーマになっていない。
ここに問題があるんですね。


竹田:
そこはやっぱり政府の中で、そこはきちっと判断をすべきだと思いますよ。
ここから先は役所に任せる。
ここから先はここに任せるって、ちゃんと腑分けをね、きちっとそれぞれのところに責任を持たせないといけない。




水野:
今日は鹿児島県の三反園知事が九州電力に原発の一時停止を要請したわけなんですけど、
あれも三反園知事は当初から原発停止といっていたわけではなくて、原発に依存しない社会を目指すんだという程度だったんですが、やはりあの熊本地震を経験して、あれでやっぱり県民の不安が高まっていると。
やっぱり不安があるんであれば、知事として言うべきだということなんですけれども。

で、先週ですか、避難路とか色々と見に行ったら、やっぱりこれはちょっとどうなの?っていうような話になりまして、
鹿児島の場合は、特に病院ですとか、それから福祉施設ですね。
10km圏内はあらかじめ避難所を決めているんですけど、10kmから30kmについては「事故が起きてから避難先を決める」っていうんですよ。

でもそんな、事故が起きて混乱してどうやってやるか?というと、県庁の職員が電話して「そちらの病院で引き受けてくれますか?」なんですが、その電話がつながるかどうかもわからないし、そういうやっぱり避難の問題もあるので、この際ですね、本当に九州電力が要請に応じるかどうかはわかりませんが、そういった避難の問題とかを三反園知事がわかったのであれば、それは徹底的にちょっと検証して、直すべきところはやっぱり直して欲しいですね。


関口:
避難についてはね、これは水野さんがいつも言っているけど、その計画だけじゃなくてやっぱり実施訓練をしてどこに問題点があるかということをやっていかなきゃいけない。
それが当然、電力会社の協力も得て、それから自治体も含めてみんなでやらなければいけないわけですから、
そういう意味でいうと、すべての関係者が加わってやらなければいけないことだと思っています。


竹田:
一応国としてはね、原子力防災会議という仕組みがあって、そこで防災訓練なんかも自治体と一緒にね、みて、訓練も共同でやったり、というようなことはやってはいるんです。
でもそれはあくまでも、念のためそういう訓練をやっておこうねということで、やっぱりその計画、訓練の内容そのものが本当に原発を動かす、その審査の条件に、法的なきちっと条件になっているのかどうかで、全然力の入れようが変わってきますから、それは私はもっともっと、ここはきちっと原発を動かす時の審査基準っていうか、それを要件に法的に入れるということが私は必要になってくると思いますよ。


板垣:
いや、それとね、避難計画を作らないと原発も動かせずに、そうしなきゃ電気も。
つまり電気を取るために大掛かりな避難計画を作るこの煩わしさ。
「もっと別の電源があるんじゃないか」っていう議論が当然あったんですよ。
それを全くスルーして、原発再稼働っていうことにしたので、いろんな歪みが今出ている
わけですよ。

例えばね、なぜ今原発を再稼働するか?というと、それは原発は今再稼働したら非常に安く電気が作れます。
それはなぜか?というとですね、それは裏側にあるコストが入っていないから
償却は終わっているから、動かせば儲かるに決まっているので、ただそのコストを注目しなければいけないと、私なんかは思うわけです。

例えば原発はこの60年間で、国家予算で15兆円つぎ込んでいるんですよ。
でも60年ですから貨幣価値が違いますので、現在価格で言えば45兆円、3倍すれば45兆円ぐらいかかってると。

それから今、事故の対応で9兆円お金を使っている。
こういうことですと、コストが一体安いっていうのは、「いや安くはないんだ」ということにならざるを得ないわけですよ。


島田:
そのコストで言うとね、電力会社の立場で見ますと、すっぱり原子力発電所という巨大な投資をした資産、それを使わないということはつまり、会社の経営を左前にしてしまうという、そこに直結してしまうんですね。
だからコストということで言えばあるものは使わなければいけない。

そこにどうしても発想がいくわけですけれども、今板垣さんが御指摘の点については、その計算の外に置いていると。
それでいいのか!?と。


板垣:
つまり、裏負担を国民は知らないうちにずーっとやってきたし、いま対応で9兆円の枠が出てます。
それを使ったら、それは電気料金で取るんですよ。
つまりこれから原発の問題の料金が上がってくる。原発要因として。

だからいま再生可能エネルギーで料金が上がっているなんていう理屈も一方でありますけど、原発で上がってくる部分も相当多いということをやっぱり知っておく必要があると思いますね。


竹田:
請求は一つですから、やっぱり国民は電気料金という名目でお金を出すのか、税金という名目でお金を出すのか、要するにそれは同じ負担だよという、そういう


板垣:
そういうことですね。
だからコスト面でも原発の問題はよく考えなきゃいけない。
それから稼働基準についてもよく考えなきゃいけない。
竹田さんがおっしゃったように、避難計画はドンとその基準の中に入れなきゃいけないんですよ。
アメリカの規制当局に話を聞いてごらんなさい。
「日本で、えっ!?、避難計画って入ってなかったの?」と疑問を呈する人もいるんですよ。
ですからもともと左様にゆるい基準だと。


ーーつづく


2.老朽原発40年ルール「どこに向かう 日本の原子力政策」NHK解説スタジアム8/26(文字起こし)



続きを読む

助産婦としての被爆後 岡村ヒサ子さん(全文書き出し)ピカに灼かれて


全文を文字に起こしているサイトがなかったので。

貴重なお話だと思いましたので、書き出しさせていただきました。

私の知らない言葉などには()で意味や読み仮名など記入しました。
参考に写真も挿入しました、が、刺激的かもしれないので、写真のアドレスを入れることにしました、
(アドレスをクリックするとその症状が大体どのようなものかわかると思います)




助産婦としての被爆後 岡村ヒサ子
(ピカに灼かれて第13集から)


助産婦としての被爆後
広島市 岡村ヒサ子 86歳

私は当時、尾長町で助産院を開業しておりました。
尾長町の本通りをつきあたりまして、山へ向かっていったら矢賀町でございます。
爆心地より2kmになります。

今85歳でございます。
ちょうど41歳の時に被爆いたしました。

その頃はまだ家庭分娩が多うございましたが、だんだん少なくなりまして、昭和30年頃には、皆、産院の方に吸収されました。
どうでも零細な産院でも開こうという話になりまして、15、16人程それぞれで持ちましたんですよ。

それは皆さんが良く用いてくださいまして、これではやりきれんと思うほど、お産が一時ございました。

何も記録を持ってきていませんが、昭和30年前後でございました。
奇形が沢山出ましたね。

あの当時はABCCへ、皆報告をしなくてはいけないシステムになっていました。
奇形が出まして、ABCCへ報告するのを嫌う人もございましたのでしなかったこともございます。

一番多かったのが兎唇でございました。

兎唇(トシン)
http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/230px-Cleftlipandpalate.jpg

http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/imgres_20160823184459ac2.jpg



それも口蓋裂もあって、泣くと喉の奥まで見えるんです。
お乳もよう飲まないようなー。

口蓋裂
http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/sj_02s.jpg



それから肢指過剰ですね、多指です。

多指
http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/imgres-1_201608231852373d0.jpg

http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/images_2016082318523519d.jpg

http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/imgres_201608231852343b4.jpg



それから鎖肛
肛門のないのも多ございました。

鎖肛
http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/images_20160823185748fc6.jpg



兎唇や多指は数が多ございました。
もう分娩で、頭の先が出ましたら、今度も兎唇じゃないかしらと思ったら、矢張り矢張りそうで、たんびに憂えたことを覚えています。

あー、どうしてこんなに兎唇が生まれるんかしらと思うようでございました。

ちょうど近所でございましたが、ここの◯◯さんと、もう一軒の◯◯さんと同じように耳のない子が生まれました。

小耳症
http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/110207000_04.jpg



こっちの◯◯さんは、赤ちゃんのおばあさんになる方が◯◯病院の産婦人科の看護部長をしておられました。
奇形が生まれたというのですぐ電話をしたらしいんですが、来られたその明くる朝赤ちゃんが逝きましたからね。
あー、そうされたのかと思いましたけれどね、こらは今初めて口外することですが…。

もう一軒の◯◯さんは、そこにも耳のない子が生まれまして、かわいい女の子でございましたが…。
おばあちゃんが「火葬場へ持っていくまで泣き出しはせんかしら」と言っておられました。
何かの薬を飲ませたらしいんですね。

それはもう、いわば殺人でございますよね。
これは薬を使ったんだなと私は思いました。
もちろん、家族も何も言いもしませんし、私も聞きもしませんでした。
元気な子でございましたがね。
そのおばあちゃんは生涯悩まれたようですね。
かわいい女の子だったですからね。
髪の毛でね、こうやって耳を隠していれば分かりはしませんのにね。
耳がないんです。
ツルッとしておりました。
片方だけ。

それから、足の指が手の指と同じようなスタイルになっているのもございました、
足の指がこんなに長いんでございます。

それから、内臓露出で、グルグルと腸が出ておりまして、思い出してもひどいヘルニアだったですね。
大学病院で手術をしてもらい、それはどうにか助かりました。

内臓露出
http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/disease_img.jpg



まだそれから鎖肛、これは沢山ありました。

それから無脳児ですね。

無脳児
http://blog-imgs-95.fc2.com/k/i/i/kiikochan/ab.jpg


いつ頃でしたか。
とにかく終戦直後ではございませんね。
しばらくしてからでございますね。


被爆直後の分娩でございますがね、尾長地区に7人の同業者がおりました。
皆それぞれに大なり小なり怪我をしましたんです。
お産を私に言ってくるんですね。
私も体力が持たないし、どうにもなりません。
生まれるのを親子を分けらすだけで良かったら行きますよ。
あとは責任を持ちませんと、それでもいいからというので行きまして、渋滞の人はもう背中がベトベトで渋滞の人はもう背中がベトベトで膿がどっドッドッ、ドッドッ出て、ポロポロウジが落ちる状態の人なんか横になることができませんので、座ったままでお産をしました。
まあおかげのもので陣痛がそんなに沢山来ないのにパッと生まれました。
あとは出血もございましたけど、どうも手のうちようもございません。
これはもう明日の昼ごろまで持つかしらと思いましたが、ちょうどその頃、お母ちゃんの息は切れまして、その子はずっとその後来ましたが、今は44歳でございますよね。
元気で結婚生活に入っております。
その後どうなったか知りませんけどね。

そういうお産が大分ございました。

丸屋院長:
さっき、無脳児が生まれたと言っていたでしょ。
お母さんはいくつ位の人でしたか?

岡村:
30代でございました。
どうしても頭の位置がわかりませんのよ。
上の方にあるのは確かに臀部だがと思いましても、頭部が触れませんおよ。
おかしいことになあと見よりましたら、無脳児でございました。
氷を氷袋の中に入れて下げたらザラザラいいますように、頭蓋骨が全然かたまっていないのが2、3人ございましたね。

丸屋院長:2人ですか、3人ありましたか

岡村:
はあ、3人ございました。
だからそのような子が生まれましたら、極秘にしてもらいとうてね。
こんなことは当時はとても言われはしません。
まだ娘が高校へ行っとらん頃ですから、昭和24年から25年頃のことだと思います。


被爆当時の惨状はどこでもお聞きになりましたでしょ。
私も本当に色々な目にあいました。

原爆の前の日に矢賀というところに二人ほどお産がございまして、それを見に行こうと思って、8時に家を出まして、15分に道路の真ん中で被爆しました。

小さいお寺がございまして、そこの奥さんが家屋疎開の木を風呂木に大八車に積んで引いていくのを押させていただこうと思って、腕にカバンをかけて、傘をさして、押していました。

ピカッと光って私は飛ばされませんでした。
さばっていましたから。
私の前を歩いていた奥さんが2、3メートル転ばれまして、
「誰かしら私を突き飛ばしてからに、せっかく買ったヤミ米がみなこぼれてしまって」と言ってね。
爆風とは知らないんですね。

光が紫になりましてね。
山も天も地も全部が紫になりました、私の目には。

ああまあどうしたことか、それでも爆弾にしては…。
爆弾だろうけど、原子爆弾ということはわかりませんでしょう。

私は先ほど言いました◯◯さんという家に、どうしようかしらと思った途端に入りましたら、すぐに瓦がガラガラと雨が降るように落ちまして、よっぽどで重傷を負うところでございました。
バタバタ、バタバタしましたけれど、幸にキズを受けることがなしでした。
救護にもどれ程幸したかわかりません。

原爆の当日のことですが、私が家を出るときに昔からおってくれた留守番のばあやさんがおりましたの。
ご近所の方が「おたくのばあやさんは戸板に乗せて学校へ連れて行かれましたよ」と言われるものですから、学校へ行ってみましたけど、たくさんの患者で、被爆者でどうにもなりません。
被爆者はゾロゾロ、ゾロゾロえっと来ましょう。
両手にボロを下げたように皮膚が剥げましょう。
そして素っ裸でズルむけになって「岡村さん、私早う見て下さい」言って、知り人が多くございますでしょう。
「まあごめんねえ。ひどい人を見てあげなきゃならんから」言うて、そういう人たちの処置をしよりますうちに尾長国民学校へ火が回ってきたというので、「今度は中山国民学校へ避難してください」というので、みんなどんどん中山国民学校へ行きました。

まあ自分の家はどうかしらと思って、家に帰ってみましたら、ばあやさんが戻っておりました。
私を見た途端に人事不省(じんじふせい:病気や大怪我で意識不明になること。昏睡状態に陥ること)になりましてね。
そこへ倒れましたんです。
まあどうしようかしらと思いまして、先生はおりわしませんし。
その頃は耐乏の生活でしたが、お産へ行っても、ビタカン(ビタカンファー:カンフル剤)の1本くらいしなきゃあならんことは許されておりましたので、ビタカンを持っていたのを、これを使ってはいけんがと思いましたが、注射をしてやりました。
すると正気になって、「まあ、おばあちゃん、防空壕に入っとってね、私はまた出て行かなきゃあならんから」言って、また出かけました。


中山国民学校へ行く途中に高田さんという懇意な家がありまして、そこへ荷物をお願いしておったものですから、皆さんどうしたかしらと思って行ってみましたら、6人ほど被爆者が入り込んでいました。
その家族の人と親戚の人と。

とうとう夜になりましたが、電気もありませんし、水道もありませんしね。
井戸だけはございましたが。
真暗いのにウンウン、ウンウン唸る人を徹夜で診たんでございます。

そのようなものですから、私、妊婦さんどころではないのです。

そうしまして、夜台所の四畳半位の畳の上に女の子が這い上がってウンウン、ウンウン唸りよりました。
呻吟(しんぎん:苦しんで呻くこと)ですね。
それから、「おばさん、私のお母さんは白島だから呼んでちょうだい」と言いよりましたが、
「でも呼ぼう言ってもこんなに暗いのにね、どうにもなりゃあせん、我慢してね」言ってこっちの方へ来て患者さんを診よるうちに、ウンコロ、ウンコロ言うのが止まりました。
行ってみましたら、息が引けとりました。

翌朝、井戸端の方を見ますと、5、6人死んどりました。
中山国民学校へ行った日の晩でございますから。
中山国民学校へ当日行きましたときに、もうそれは……尾籠(びろう:不潔であること。わいせつであること)な話ですが、男の人がパンツを下げることができませんでしょ。
どういう拍子で持っておりましたか、切れ物を持っておりましたので、それでパンツを引き裂いてそこから引っ張り出して、用をさせたこともございます。

まあ……何といっても危急のことですから、電気もございませんし、それはもう、小水と便の垂れ流しで、足の踏み場がないようなのです。
そういうのを端から片付けたり、患者さんで「水を飲ませてちょうだい」という者で重態の人にはもう飲ませました。
薬缶から、はい口を開けて、口を開けてと言って。
まだ元気な人には飲ませてはいけないというので、飲ませなかったのですけど。
当日はそういうふうな状態でした。

被爆の中心地には、私はよう行きませんでした。
ずっと主人のことが気がかりでございました。
ちょうど主人の近所の方が市役所におられたから、日赤へでも収容になっているでしょう言ってね。
知らせてくれましたから、近所の方が探しに出て下さいましても、日赤へ行ってみて、岡村さん、岡村さんと言ってかけてみたけど分からない言うて。

私も捜しに行けばいいんですけれども、もう本当に、どうにも体が当分は、はあ、なんでございますよ。
私も倒れそうなから思って、2、3日寝ておりました。
ちょうど姉夫婦が應匠町に、中心地に家を持っておりました。
一撃のもとに家はペチャンコになって焼けました。
黒焦げしたいが二体ほど、これが姉だろう、せがたかいからというようなことでございました。

市中の方は、私の口からお聞きにならなくともみなさんから聞かれている通り。
川にね、兵隊さんがプカプカ、馬が…。

4日目に知り人が、おたくさんにはご主人が元気で生きておられましたよと言って。
どこにおりましたかと聞くと、こうこうじゃと言って金輪島へ収容されていたと。
金輪島は軍隊の建物があるだけで、無人島でございました。
知らせてもらったから近所の奥さんが、さあいうので御飯を炊いてくれて梅を入れて、おむすびをしまして、自分の体力で持てるだけ荷物を持って行きましてね。
行ってもここにそういう者は収容してはおりません言うでしょ、宇品で。
本人を見てきたというんだから乗せてくださいと言って、じゃあまあ行ってみなさいと言って。

金輪島へ着きましても、やっぱり名簿にないと言われて。
じゃあ怒鳴ってみて下さい言いましたら、足元におりました、主人がね。
髭ばボウボウと伸びて、出血して真青になっって、ガラスでいっぱい破れた服を着て。
初めて主人の涙を見ましたですがね。
幸いなことに83歳まで生きました。
健康管理に熱心な人間でございましてね。
酒も煙草もいただかん、腹も立てん、行き届いとりました。



呑村夫人:
私は娘時代に母の産院を手伝っていました。
30年を過ぎてからは奇形はもう、ほとんどありませんでしたね。
私が奇形が多かったと覚えているのは、まだ学校へ行っておりました頃です。
兎唇、口蓋裂でもびっくりしました。
母が産婦のお母さんに見せんように、見せんようにといって。
口がない。
喉まで見えるんです。
泣いたら奥がみな見えるんです。
歯茎もないんですから。
乳もよう飲まない。

丸屋院長:
世の中が落ち着いたのは、昭和30年頃ですからね。
それまでは、医者がとりあげる数よりは書産婦がとりあげている方が多いと思うんですよね。
医者のところへ行っている人は一応中流から上の人ですよ、

呑村夫人:
あの頃が全盛でしたからね。
母が40代…。
ずい分沢山扱いましたからね。
私はずい分手伝わせられました。

私は昭和10年生まれです。
大正15年生まれの姉がおりまして、私と弟を連れまして、縁故疎開です。
3年目に広島へ帰ってきました。
4年生の時に行って6年生の時に広島に帰ってきました。
全然原爆には会っていません。
姉はあくる日に、肉親を探しに。

さっき無脳児の話が出ましたが、私は高校へ入学したのが昭和26年です。
その頃からお産の手伝いをしましたが、私は無脳児のことは話に聞いたことも目にしたこともありません。
今話をした兎唇やなんかは高等学校へ行きよる頃でしたから。
29年に卒業しましたからね。
さっきの話は多分24、5年くらいまででしょうね。
そんな無脳児とかなんとかいうのは、私がお産を手伝うようになってからはありませんもの。

私がお産の手伝いをするようになってから、多指というのは、ずい分あったと記憶しています。
今日は足の指が6本あるとか、30年ぐらいの頃に聞きよりました。

※呑村夫人は岡村様の次女。(1989年聞き取り)




http://onodekita.com/Files/20121013okamurahisako.pdf
助産婦としての被爆後









 お願いやめてー!! 伊方原発3号機 2016年8月12日再稼働 ふるさと納税もうできません!!

伊方原発3号機 検査順調なら12日再稼働へ
8月5日 16時36分

検査中のトラブル再稼働が遅れている愛媛県にある伊方原子力発電所3号機について、四国電力は、今後の検査が順調に進めば、今月12日に原子炉を起動し、再稼働させると発表しました。

伊方原発3号機は、ことし4月から再稼働に向けた国の検査を受けていて、四国電力は、当初、先月下旬に再稼働させる計画を示していましたが、検査中のトラブルで遅れています。

四国電力は、トラブルがあった部品の交換や点検が終わったことから、国や愛媛県などと調整して今後の工程を見直し、検査が順調に進めば、今月12日に原子炉を起動して再稼働させる計画を発表しました。

それによりますと、12日に再稼働した場合、翌13日までに、核分裂反応が連続する「臨界」と呼ばれる状態になり、15日に発電と送電を始めるとしています。

伊方原発3号機が再稼働すれば、平成23年4月以来、およそ5年ぶりとなります。

新しい規制基準の下での再稼働は、九州電力の川内原発と関西電力の高浜原発に次いで3か所目となりますが、高浜原発は裁判所から運転停止を命じる仮処分の決定を受けて、現在は停止しています。




福島第一原子力発電所が爆発したせいで関東東北の食物が放射性物質で汚染されているから、愛媛県はふるさと納税とか、産直で応援していたけど、
原発が稼働しちゃったら、もう応援できない(ー ー;)

やめてください、再稼働


川内原発は止めない!〜田中委員長「想定外じゃありません。 想定内で判断しています、全て」(4/18原子力規制委員会会見文字起こし)
愛媛新聞 まつもと:
委員会で「震源地の移動が懸念される」というのがありましたが、伊方原発近くにある中央構造線についてはどのように見ておられたりするでしょうか?

田中俊一委員長:
中央構造線は伊方原発の審査の際は、中央構造線の地震動が一番あのー、懸念されて、それについては十分検討させていただいている、ということです。



川内原発即刻停止を!  「やっぱり心配ですね」「心配になりますよね」熊本県大地震 番組内容書き出し

羽鳥:
別府ー万年山断層帯の方に通っているのが、ここが佐田岬半島ですが、ここに伊方原発があるんですけれども、このちょうど…


「日本列島は他国に原発を売るためのモデルルーム。下手すると日本列島が最終処分場に使われる可能性がある」樋口健二×アーサービナード(文字起こし)

アーサービナード:
だから薩摩川内、伊方を動かすっていうのはもうそういう道を歩むっていうことだよね。

薩摩川内が動き出して。
で、「今度は伊方だ」ってニュースをわーってやっていた時に、安倍総理が中央アジアに行ってたんだよね。
で、いろんな、ばらまきながら「原発買って」って売り歩いてたでしょ

なんと!地元が同意!
MOX燃料・中央構造線の真上
MOX燃料で中央構造線の真上にある愛媛県伊方原発3号機再稼働に地元が同意


<伊方原子力発電所>中央構造線活断層で震度5強〜愛媛県伊方町震度4
5922758839_fde51ed755_bs_20160805215647e29.jpg









 関西電力大飯原発(福井県)の「基準地震動は過小評価だ!」〜そんなの関係ない「評価方法は変えないよー」





「島崎さんはいてはいけない人だから代わってもらう」 原子力規制委員交代の“裏側”5/27報道ステーション&官房長官記者会見(内容書き出し)

元規制委の島崎氏が田中委員長と面談

日にち:2016年7月19日(火)
時間:15時~
場所:原子力規制委員会
 
面会者
前原子力規制委員会委員長代理  島崎 邦彦
原子力規制委員会委員長 田中俊一
原子力規制委員会委員  石渡明

1
原子力規制部長, 櫻田 道夫:そこはお認めいただけますか?

https://youtu.be/29o0_M0vVqo?t=18m38s
2

島崎:
いや、そこはそうではなくて、この場合は竹村式を使っていますのでかなり値が大きくなりますけれども竹村式を使わなくてもやはり特性化震源をしている例がいくつもあるわけで、
一つは中央防災会議が、中京圏近畿圏の活断層に対する地震動を計算した場合は、まさに特性化震源を使って、かつ式はイリクマミヤケ式ではない式を使っています。
ですから、

・・:ですから、そういうやり方があるということはご存知てますけれども、それは関西電力が用いた方法ではありません。

島崎:いえいえ、もちろんそうではありませんけれども、 

原子力規制部長, 櫻田 道夫:だからそこまででしょ!

島崎」
イリクマミヤケ式を使う、イリクマミヤケ式以外の式を使ったからといって、「できない」という話ではなくて、「
そういうものがある」んです・

3
原子力規制部長, 櫻田 道夫:
そういうことはまだ申し上げていません。
関西電力が行ったやり方で、地震モーメントの求め方だけを入れ替えることはできない。

島崎:それは全体的に総合的にやらなければいけないですね。

4
原子力規制部長, 櫻田 道夫:
はい!
ま、まずそこはあの、お認めいただきたいと思います。

島崎:
はい。わかりました。 

8
原子力規制部長, 櫻田 道夫:
その上でイリクマ式以外のものをつかって地震モーメントを出して、そこから地震動を評価するってやり方については、ま、幾つかやった例はあるんだと思いますけれども、それをその、「私どもは今まで使ったことはありません」というのが事実!

それから、そういったことを、あの、おー、例えば事業者に対して、え、「こういうことでやりなさい」というようなことを規制側が申し上げるためには、そこはそれなりのある種確立したやり方というものが、で、あるのかどうかとか、そういうことが、あの、オーー、私どもも判断しないといけないところがあるので、えー、そこんところはですね、それを用いる人がどのような目的で、エーー、行ったのかということもあるでしょうし、事業者がそれを考えるかどうか?っていうこともあるでしょうし、一概には言えない問題だと思っておりまして、ここはまた別の議論だと持っております。
https://youtu.be/29o0_M0vVqo?t=20m34s





「大飯地震動 計算に不備」島崎氏会見
2016年7月16日 東京新聞朝刊

PK2016071602100066_size0.jpg
大飯原発の地震動評価について説明する島崎邦彦・東京大名誉教授=15日、東京都港区で

 関西電力大飯原発(福井県)の耐震設計の目安となる基準地震動を巡り、過小評価の可能性を指摘している島崎邦彦・東京大名誉教授(地震学、元原子力規制委員会委員)は十五日、都内で記者会見し「過小評価されている可能性が非常に高い。議論や結論には納得できない。再計算するのが望ましい」と述べた。

 規制委は十三日、島崎氏の指摘を踏まえて検証した結果「見直しは不要」と判断。担当者が島崎氏に結果を説明したところ「(島崎氏が)納得、安心した」と答えたと説明していた。

 島崎氏は会見で、関電が計算した基準地震動(最大加速度八五六ガル)は、用いた手法の特性から過小評価になっていると説明。過小評価ではないとした規制委の検証計算は、基準地震動策定の際に上乗せした「不確かさ」(安全余裕)を考慮していないなどの不備があり、誤っていると指摘した。

 島崎氏の簡易計算では、最大一五五〇ガル程度になる可能性があるといい、「見直せば、現在の基準地震動は超えてしまうだろう」と述べた。
 規制委は、検証で得られた地震動は最大加速度六四四ガルで、基準地震動を下回るため、見直す必要はないとしている。

◆密室で結果伝達 規制委不透明な対応
 原子力規制委員会は透明性が身上のはずだ。関西電力大飯原発の地震動の再計算結果も、問題を指摘した島崎邦彦前委員長代理に、公開の場で伝えるべきだった。だが、伝えたのは非公開の場。不透明だとの批判を招きかねない。
 島崎氏は六月、田中俊一委員長と公開の場で面談し、地震動を過小評価している恐れがあると指摘。再計算が始まった。ならば、決着を付けるのも公開の場であるべきなのに、島崎氏に結果を伝えた場は密室だった。
 再計算結果を島崎氏に伝えたのは規制委事務局の職員。田中氏は記者会見で島崎氏の反応を尋ねられると「結果を見て安心したと言っていたと報告を受けた」と述べた。実際には、島崎氏は規制委の結論に納得しておらず、反応は間違って公表された。
 島崎氏は「誤解を解くために見解を公表したい」と、早急に記者会見を開くことを事務局に要望した。だが、事務局は田中氏と島崎氏が公開の場で面談する方が先と判断。会見ではなく、十九日に面談の日程を入れた。島崎氏の発言を事前に抑制する狙いかとの疑念を招きかねない対応だ。 (大野孝志)





大飯原発の基準地震動再計算 田中委員長は「やってはいけない計算を職員にやらせてしまった」 審査やり直しせず
2016.7.19 19:05 産経新聞

 関西電力大飯原発(福井県)の基準地震動をめぐり、原子力規制委員会に再計算を求めていた元委員の島崎邦彦・東京大名誉教授(地震学)が19日、再計算の結果を受けて規制委の田中俊一委員長らと面談し、「過小評価の可能性が裏付けられた」と改めて指摘した。田中委員長は審査のやり直しは行わない考えを示した上で、20日の定例会で正式に対応を協議する方針を示した。

 島崎氏は大飯の基準地震動策定に用いた「入倉・三宅式」ではなく「武村式」を用いた規制委の再計算について、「非常に良い計算だ」と評価した上で、「入倉・三宅式はやはり過小評価のおそれがあることが分かった。地震動の計算には別の式を用いるべき」と提案した。

 これに対し、規制委の地震担当の石渡明委員は「武村式は実績がなく、今すぐに取り入れるのは難しい。今回の計算は、木に竹を接いだようなものだ」と反論。田中委員長は「元委員のご指摘だからといって、やってはいけない計算を職員にやらせてしまった」として、再計算自体に無理があったとする考えを示した上で、「まずは専門家できちんと議論し、標準となるものを出していただきたい」と述べた。

 島崎氏は6月、熊本地震などの研究調査の結果、大飯の審査で了承された地震動が「過小評価されている可能性がある」と指摘。規制委は地震動の再計算を実施した上で、「審査のやり直しは不要」と結論づけていた。



大飯地震動再計算 規制委、不適切と認める 評価方法は変えず
2016年7月20日 東京新聞朝刊


評価方法は変えず
 関西電力大飯原発(福井県)の地震動を巡り、過小評価していると主張する原子力規制委員会の島崎邦彦前委員長代理と田中俊一委員長らが十九日面談した。田中氏らは、規制委による再計算が不適切だったと認めながらも、従来の評価方法は維持する考えを示した。二十日の定例会合で、五人の全委員で協議する。
 島崎氏は、関電が用いた計算式だと、垂直に近い断層では地震動を大幅に小さく評価すると指摘。規制委は別の式で再計算し、関電の数値を下回っていたことから、十三日の定例会合では、大飯原発が想定している地震動は妥当で見直す必要はない、と判断した。
 十九日の面談は、規制委の判断に異論を唱えた島崎氏から直接意見を聴くために開かれた。席上、再計算を担当した職員らは、式を変えると、断層の総面積よりも、ずれて強い揺れを生む部分の面積の方が大きくなるなど多くの矛盾があり、再計算の結果は無理に出した数字だったと明らかにした。この説明に田中氏は「できないことをやってしまった。前の委員会でいいだろうと申し上げたが、そこも含め議論する必要がある」と述べた。







「島崎さんはいてはいけない人だから代わってもらう」 原子力規制委員交代の“裏側”5/27報道ステーション&官房長官記者会見(内容書き出し)




あーぁ







なんか、やになっちゃったな…





どうして、どうしてこういう選択肢になるんだろうか?

どうして、どうして人は自分の頭で考えなくなったんだろうか?
意味がわからない



なんか、どうでもよくなっちゃうくらい…
イヤになってる自分がいる。



ずーっとずーっと正しいことを言い続けている人々をものすごく尊敬する、ってすごく思う。



むずかしいね。
負けたくないけど、負けそうだ
イヤになりたくないけど、投げてしまいたくなる


日本人バカになっちゃったみたいだから…
テレビに支配されてるみたいだから…
思考を停止しているみたいだから…





もう、なんか、なんか…
なんか、やになっちゃった…





友達と同じように、自分のことだけ考えたくなっちゃった。
それ、一番私がイヤなことなんだけど、

………

なんかねぇ




自分の生活だけを考えて、「今が良ければそれでいい」って、
「面倒なことは見なきゃいい」って、
「仕事だって忙しいし、他の人のことなんか考えてる暇はない」とか、
「自分が死んだ後の日本や地球や、そんなこと知らないよ」





心の中の悪魔が囁く
「見なきゃいいんだい」と。
「考えなきゃいいんだ」と。
「想像力は捨てろ」と。




悪い奴は汚いくらいやり方が上手いのかな?
正直な人は損をするのがいまの世の中かな?











正義は勝つなんて………       嘘かな…

























だって…
普通におかしいだろ?いまの世の中。








トップに立つ人間が変な人だと、世の中全体が狂ってくる