<原子力規制委員長田中発言>事実誤認は田中委員長の方。決定の内容を真摯に受け止めるべきだ

再稼働差し止め「事実誤認多い」 規制委員長“反論”
TBS4月15日(水)18時58分

高浜原発の再稼働を認めない福井地裁の仮処分決定について、原子力規制委員会の田中委員長は「事実誤認が多い」と指摘し、規制基準を見直す考えはないことを明らかにしました。
 
「非常に重要なところの事実誤認がいくつかあるなと思っている」(原子力規制委員会 田中俊一委員長)

福井地裁は14日、原子力規制委員会の適合性審査に合格している高浜原発3・4号機について、再稼働を認めない仮処分決定を出しました。

これについて、規制委員会の田中委員長は、決定の理由に書かれた「地震の揺れの想定」や一部の設備の「耐震性」などに事実誤認があると指摘しました。
その上で、福井地裁が新たな規制基準を「緩やかにすぎ、合理性を欠く」と批判したことについては、「世界で最も厳しいレベルにあり、理解されず残念」と話し、現時点で見直す考えはないことを明らかにしました。(15日22:59)





元原子力安全委員会事務局参与・原子力市民委員会
滝谷紘一さんのメッセージ

みなさま(拡散希望)

高浜原発運転差止仮処分判決について、15日の原子力規制委員会の定例記者会見において、田中俊一規制委員長は「この裁判の判決文を読む限りにおいては、事実誤認、誤ったことがいっぱい書いてあります」と述べ、その具体例の一つとして「耐震重要度分類で給水設備はBだと書いてありますけれども、これはSクラスです。」と述べました。この発言について事実関係を調べたところ、判決要旨にある使用済み核燃料プールの「給水設備」は判決本文中での「冷却設備」を指しており、これはBクラスで正しいことがわかりました。従って事実誤認ではありません。

以下は、調べた内容です。
◆田中発言での「給水設備」は、判決文の理由の要旨「4.使用済み核燃料」の文末にある「使用済み核燃料プールの給水設備の耐震性もBクラスである。」に関することです。

4月15日の規制委員長記者会見録がHPに掲載されましたので、関連部分2箇所をコピペしますと、
○田中委員長
私も細かいことを全部調べているわけではありませんが、耐震重要度分類で給水設備はBだと書いてありますけれども、これはSクラスです。

〇田中委員長
(略)プールの水がなくなるというのは非常に重要なことですから、そうならないようにということで、プール自体も、プールに給水するところも、あるいはプールの水を監視する水位計等も、みんな耐震上はSクラスにしています。

◆従来の耐震設計審査指針及び新規制基準規則の第4条(地震による損傷の防止)では、
①「使用済み燃料を貯蔵するための設備」(←上記のプール)はSクラス
②「使用済み燃料を冷却するための施設」はBクラス


なお、冷却水供給の水源である燃料取替用水タンクはSクラスですが、判決文要旨での「給水設備」は、本文では「冷却設備」として記述されているので②に該当し、Bクラスは正しい。従って、田中委員長の発言にある「給水設備はSクラス」というのは、事実誤認です。
また、田中発言の「プールに給水するところ」が燃料取替用水タンクを指すのであれば、それはSクラスで正しい。(このタンクはECCSの水源にもなっているので、Sクラスです。)
Sクラスの燃料取替用水タンクと使用済み燃料プールがBクラスの冷却設備でつながっていることになります。


◆田中委員長の発言は、判決本文をよく読まずに給水設備を燃料取替用水タンクに矮小化した「すり替え批判」です。「地震が設計基準動を超えるものであればもちろん、超えるものでなくても使用済燃料プールの冷却設備が損壊する具体的可能性がある」との判決文は妥当です。

滝谷紘一(原子力市民委員会メンバー)





2015年4月21日東京新聞朝刊 こちら特報部
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(文字起こし)

関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働差し止めを命じた福井地裁の仮処分決定について、、原子力規制委員会の田中俊一委員長が「事実誤認が幾つかある」と発言した。
これに対して、申し立てた住民側からは「事実誤認は田中委員長の方。決定の内容を真摯に受け止めるべきだ」という反発の声が上がっている(上田千秋)

規制委員長こそ事実誤認
論点すり替え 突然、非常電源に言及


決定が出たのは14日。
地裁は規制いいインが定めた新規制基準について「緩やかに過ぎ、合理性がない」と指摘し、基準に適合したとしても原発の安全性は確保されず、再稼働は認められないと結論づけた。

翌15日に開かれた会見で田中委員長は、3、4号機の使用済み核燃料を貯蔵するプールの給水設備について、裁判女の決定が耐震性が低いBクラスだとしてことについて
「Bだと書いてあるが、これは(最高の)Sクラス」と指摘。

外部電源が絶たれると、原発の冷却機能が不安定になるとの記述については
「SBO(全電源喪失)を防ぐということで、非常用発電機や電源車、バッテリーと、いろいろな要求をしている」と述べた。

これに対し、仮処分を申し立てた弁護団の河合弘之共同代表は
「全体を読めば、給水設備のくだりが冷却設備を意味していることは明らかだ。事実誤認ではない」と反論する。

ちなみに新基準にはBクラスの施設として「使用済み燃料を冷却するための施設」が挙げられ、関電の口頭弁論調書にも「使用済み燃料ピット冷却設備は、耐震クラスとしてはB」と記載されている。

「いろいろな要求」(田中委員長)についても「原子力規制を監視する市民の会」(東京)の阪上武代表は
原告の主張も裁判所の決定も、通常時の電源について論じている。ところが田中委員長は突然、非常時の電源のことを話し出した」と、論点のすり替えではないかといぶかる。

15日の会見では、決定が「地震の平均像を基礎として、原発の基準地震動を策定することに合理性は見出し難い」とした点にも質問が及んだ。

規制庁の担当者は「基準地震動は地震の平均像ではない。最大級の地震を考えている」と答えたが、阪上代表は「原告も地裁もその点は理解している。問題は(規制庁が参考にする)入倉レシピと呼ばれる手法が標準的な方法論について記したものであること。最大級の地震時に、どれくらい揺れるかは導き出せない」と不満を隠さない。

規制委の前身・旧原子力安全委員会事務局で技術参与を務めた滝谷紘一氏は
「会見では、一般に発言者は担当者らの調べた内容を話す。そうだとすれば、田中委員長の発言からは、規制委全体として地裁決定のミスを探そうとしている印象を受ける」と推測する。

今回の決定では、2005年以降、4原発が5回にわたって基準地震動を超える地震に見舞われたことに触れ、
「想定を超える地震が来ないという根拠は乏しい」と強調。
使用済み核燃料についても「堅固な施設で閉じ込めていない」と関電の姿勢を批判した。

田中委員長は従来、新規制基準に適合しても、絶対に安全とは言えないと繰り返し述べている。
その発言について、河合氏は「過酷事故が起きた時に、責任を逃れるための言い訳」
評して、こう付け加えた。

「国民が期待しているのは『これで通るなら、さすがに安全だろう』というわかりやすい基準だ。今回の地裁の決定が、そういった根源的なテーマを突きつけていることを規制委は認識するべきだろう」



高浜原発 「再稼働認めない」仮処分決定

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<福島・いわき沿岸のウニ>試験操業で水揚げされたウニは「貝焼き」で販売される

試験操業だけど、販売するんだ…」
と、改めて思った。
試験操業の意味が、私にはよくわかっていない。

ウニの試験操業に向け、いわき市漁協が計画案を承認(福島15/04/20)

FNNLocal  2015/04/20

東日本大震災後初めてとなる、福島・いわき沿岸でのウニの試験操業に向けて、いわき市­漁協が計画案を承認した。

うに1

計画案では、水揚げされたウニは、いわき独特の食べ方の「貝焼き」の状態で販売される­予定。

うに2

4月23日と30日の会議で、計画案が承認されれば、2015年6月にも試験操業が行­われる見通し。



ウニの貝焼き
ウニの貝焼き(うにのかいやき)とは、ウニの身をホッキ貝の殻に盛り蒸し焼きにした福島県いわき市の郷土料理である。
新鮮なムラサキウニを刃物で2分し生殖巣を取出し洗浄・水切り後ホッキ貝の殻に4〜5個丹念に盛りあげ、石を敷いた鍋で焦げないように蒸し焼きにする。



見るだけね d(@・ @) 
こんな感じ↓



でも、↑この「うに貝焼き」は福島県いわき市の商店で販売しています。
あれ?と思ってもっと下を見たら、
福島産ウニの安全が確認されるまでは、原材料はアメリカ産のものを使用させていただいております
と、書いてありました。
美味しそう〜♥
試験操業が始まる前に食べてみるべきか?悩む…

でも、悩む前に3個で約1万円。
私には「値段が高すぎて買えない」という結論になりました(/ _ ; )



<福島第一原発>また、高濃度汚染水がK排水路から外洋へ〜対策用のポンプ8台全部停止!




<福島第一原発>また、高濃度汚染水がK排水路から外洋へ〜対策用のポンプ8台全部停止!


<福島第一原発>
1年近く隠蔽し対策もとらず「2号機屋上の高濃度汚染水が外洋に流れていた」と今日発覚

東京電力は流れていたことを把握していたのに放置したままにしていて、
高濃度の汚染水が流れ続けていたのがK排水路です。
この事実が発覚して、外洋へ流れなくするための対処法として、ポンプでくみ上げるということになっていました。
そのポンプが故障して、またまた高濃度の汚染水が外洋へ直接流れました。


福島第一原子力発電所 K排水路からC排水路への水移送ポンプの停止について
2015年4月21日 東京電力株式会社

福島第一原子力発電所構内のK排水路の水については、同排水路内にポンプを設置し港湾内に繋がるC排水路へ水を移送することとしており、2015年4月17日より、本格運用を開始しました。

本日(4月21日)午前8時45分頃、ポンプ(8台)の稼働状況を確認したところ、停止していること、および雨水が堰を乗り越え海に流れていることを確認しました。

原因については、現在、調査中です。
以 上



福島第一原子力発電所 K排水路からC排水路へ水移送ポンプの停止について(続報:移送再開)
2015年4月21日 東京電力株式会社

本日(4月21日)午前8時45分頃、K排水路の水をC排水路へ移送しているポンプが停止していることを確認しておりましたが、発電機の故障と判断し、発電機を予備のものに取り替え、準備が整ったことから、午後8時9分ポンプを起動し、移送を再開しました。

なお、ポンプの起動状態に異常はありません。
発電機が停止した原因については、引き続き、調査中です。

なお、K排水路および南放水口のサンプリング結果は、以下の通りです。
  <K排水路>【4月21日 午前7時00分採取分】
  ・セシウム134:20Bq/L
  ・セシウム137:67Bq/L
  ・全ベータ:110Bq/L

  <南放水口>【4月21日 午前7時40分採取分】
  ・セシウム134:検出限界値未満(検出限界値:1.1Bq/L)
  ・セシウム137:検出限界値未満(検出限界値:1.3Bq/L)
  ・全ベータ:検出限界値未満(検出限界値:15Bq/L)

  <参考>
   ■告示濃度限度
    セシウム134 : 60 Bq/L
    セシウム137 : 90 Bq/L
    ストロンチウム90 : 30 Bq/L
    トリチウム : 60,000 Bq/L

   ■WHOの飲料水水質ガイドライン
    セシウム134 : 10 Bq/L
    セシウム137 : 10 Bq/L
    ストロンチウム90 : 10 Bq/L
    トリチウム : 10,000 Bq/L

K排水路からC排水路へ水移送ポンプの停止に関する公表資料については下記をご参照ください。
 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_150421_04-j.pdf
以 上



ポンプ故障


<福島第1>排水路全ポンプ停止 汚染水流失
2015年04月22日水曜日 河北新報
 
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東京電力福島第1原発2号機の建屋屋上にたまった高濃度汚染水を含む雨水が「K排水路」と呼ばれる排水路を伝って外洋(港湾外)に流出していたとみられる問題で、東電は21日、流出防止のために新設されたポンプ全8台が停止し、雨水が外洋に流れ出したと発表した。
 
発電機の故障が原因で、港湾外に流出した水量は不明。同日夜、代替機の準備が整い、くみ上げを再開した。
 
ポンプは雨水を港湾内に通じる「C排水路」に移送するため、今月17日に稼働。巡回中の作業員が21日午前8時45分ごろ、ポンプが止まり、仮堰(せき)を超えて水があふれているのを見つけた。20日午後2時半ごろの点検では異常はなかったという。
 
K排水路をめぐっては東電が2月、建屋屋上の汚染水を含む雨水が外洋に直接流出していた可能性が高いと発表した。データを把握しながら公表が遅れ、漁業者らが反発。建屋周辺の井戸「サブドレン」から地下水をくみ上げ、浄化後に海に放出する計画も見通しが立たなくなっている。
 
ポンプ停止に対し、いわき市漁協の矢吹正一組合長は「トラブルが続くと、サブドレン計画で組合員の理解がさらに得にくくなる」と指摘。福島県漁連の野崎哲会長は「雨水対策が難しいことは分かるが、外洋に出ないよう努力してほしい」と注文した。
 
汚染雨水の流出をめぐり相馬双葉漁協(相馬市)は22日に原発視察を予定している。佐藤弘行組合長は「機材不備を想定しておくべきなのに対応が後手に回っている。視察の際に経緯をただしたい」と話した。



東京新聞朝刊 2015年4月22日
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福島第一汚染水また外洋流出 ポンプ用発電機が停止
東京新聞 2015年4月22日 朝刊

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東京電力は21日、福島第一原発の外洋につながる排水溝から汚染水をくみ出し、専用港に排水するためのポンプ8台が全て停止し、溝をふさいでいた堰(せき)から汚染水が外洋に流出していたことを明らかにした。
 
ポンプは、外部電源ではなく、可搬型のディーゼル発電機の電力で動いていたが、発電機内で漏電を検知して止まった。バックアップの発電機はなかった。
 
東電によると、作業員が20日午後2時すぎ、ポンプをチェックした際は動いていたが、21日午前8時45分に調べたところ停止していた。
 
問題の溝は、1~4号機周辺の雨水を海に排水するために当初から設けられていた。しかし今年2月、東電は溝を流れる水には放射性セシウムなどが含まれ、継続的に海に流出していることを知りながら放置していたことが発覚。
 
批判を受け、東電は溝に堰を取り付け、今月17日から、たまった汚染水をポンプでくみ出し、比較的水の動きが少ない専用港内につながる別の溝に流し込む対策を始めた。
 
本年度中に溝を付け替えるまでの応急措置だが、ポンプは一台当たり二秒ほどで家庭用浴槽の水をくみ上げるほどの能力がある。東電の担当者は「大雨を除けば、ほぼ汚染水はくみ上げられる」と対策の有効性を強調していた。
 
しかし、ポンプを動かす肝心の電力がなくなり、予備電源もなく、対策は一時的に機能しなかった。





<汚染水の話>
「K排水路からの汚染水流出は2013年に既に分かっていた」
「1日に何億ベクレル海へ出ている?」「港湾内の海水は5日で99%入れ替わる」
「取ると産業廃棄物になるので放っている」2/28おしどり(文字起こし)



ー追記ー

第1原発から海に流出した汚染水、運用基準の20倍超(福島15/04/22)

FNNLocal  2015/04/22

汚染水1
福島第1原発の排水路から海に流れ出た汚染水は、1リットルあたり110ベクレル(B­q)と、地下水バイパスの運用基準の20倍を超えることがわかった。

汚染水2
この問題は「K排水路」と呼ばれる排水路から汚染された雨水が港湾の外の海に流出した­もので、汚染水をくみ上げるポンプの発電機が故障したのが原因だった。

汚染水3
これを受けて、東京電力が、流れ出た汚染水を分析した結果、ストロンチウムなど、ベー­タ線を出す放射線が1リットルあたり110ベクレルにのぼることがわかった。

汚染水4
これは、地下水をくみ上げて海に放水する「地下水バイパス」の運用基準の20倍を超え­る高い濃度。
東京電力は21日夜、新たな発電機でポンプを稼働させ、汚染水を別の排水路へ移送させ­ている。



出荷再開から2年目〜宮城県丸森町耕野のタケノコ〜

丸森町耕野のタケノコ 出荷再開から2年目も、元通りにはならず
(宮城15/04/20)

FNNLocal  2015/04/20 に公開


2014年に出荷が再開された、宮城・丸森町耕野のタケノコが、旬を迎えています。
福島第1原発事故から4年以上がたち、出荷再開となった今も、全てが元通りではありま­せん。
消費者へ安全をアピールするため、生産者の苦労は何も変わっていません。

丸森町耕野地区の特産・タケノコ。
福島第1原発事故の影響による出荷制限から、2014年、3年ぶりに出荷が再開された­。
20日は、2015年初めての出荷を祝うセレモニーが開かれた。
そこで行われたのが、放射線量の検査。
耕野地区には、東北大学が開発した、放射線量測定器が設置されている。

たけのこ1

従来の細かく刻んで測定する形式と違い、ベルトコンベヤーに載せるだけ。

たけのこ2

安全が確認されたものは、そのまま出荷できる。

たけのこ3 たけのこ4 たけのこ5


耕野地区では、制限が解除されても、こうした検査を自主的に行っていて、国の基準値1­00ベクレル(Bq)より、さらに低い、65ベクレル以下に独自の基準値を設定してい­る。

耕野たけのこ生産組合の谷津寿彦組合長は
たけのこ6 たけのこ7
「消費者の皆様には、安全安心なものを食べて­いただけるよう、自主的に65ベクレルを設定してやっているわけです」と話した。

県内では、丸森町のほか、白石市と栗原市で、タケノコの出荷制限が続いている。
たけのこ8

セシウム134の半減期は、およそ2年。
県の林業振興課によると、その2年を過ぎたころから、徐々に数値は低くなってきたもの­の、国が解除すべきかを慎重に見極めているため、今シーズン、制限が解除される地域が­あるかどうかは不透明だという。
そんな中、先行して制限を解除された耕野地区も、決して「元通り」ではない。

30年以上、タケノコ農家を営む八島哲郎さん。
旬の味覚を味わってほしいと、観光客向けに「タケノコ掘りのバスツアー」などを企画し­てきた。

たけのこ9

大人から子どもまで楽しめるタケノコ掘りは、例年、800人ほどが来る人気のイベント­だった。
出荷再開を果たした2014年も、数回は実施したが、以前のように大々的な宣伝はせず­、客から依頼があったときだけ、行うことにしているという。

たけのこ10

八島さんは「お客さんが掘ったものを販売するには、検査を経なければならないので。そ­うすると、検査に時間がかかってしまうということですね」と話した。
「自分で掘ったタケノコを持ち帰る」というのが、このイベントの醍醐味(だいごみ)だ­ったが、今はそういうわけにはいかない。
検査場に持っていかなくてはならず、実質的に不可能になっている。
耕野地区のタケノコ生産者は、およそ80人。
出荷最盛期ともなると、早朝から検査場に行列ができ、数時間待ちになる。
八島さんは「特に、朝は混みますので。直売所で売りたいので、みんな朝に持っていく。­お客さんが来るのは午前中が多いので、午後よりは、朝早く掘って、検査をして、なるべ­く早く、お店に並べるっていうのが売れるコツだと思います」と話した。

柔らかくて、えぐみの少ない耕野のタケノコ。
検査を通すことで、以前からのリピーターが戻ってきているという。

たけのこ11
客は、「だから安心して買いにくるのよ」、

たけのこ12
「やっぱり、検査してもらえれば安心だね」­と話した。
この日は、17本を店頭に並べたが、20分ほどで完売した。
八島さんは「耕野地区だけ解除になったから、万歳というわけではなくて。最終的には、­丸森町全町が全部解除になり、県北の栗原なども、県内全て解除になるっていうことが最­終目的だと思う」と話した。


ーーー

このニュースを見て思ったこと。

ベルトコンベアーに乗せて測る放射線量測定器。
ここに出てきている数値を見てみると、測定値で0.0のタケノコがある。
そして、動画に出てきているだけの画面上の最高は32.8ベクレル。
せっかくそれぞれのタケノコに含まれている放射線量の数値が出てきているのだから、
なぜその数値そそのままラベルに記載しないのか?

たけのこ32


たけのこ生産組合の組合長さんは「自主的に65ベクレルを設定している」と言っているが、
65ベクレルという数値は食べ物として高すぎると私は思う。
0ベクレルから65ベクレルの間で測って、個々のタケノコの数字がわかっているのに、
このようにごちゃ混ぜにしてしまう><。

たけのこ31

これでは、どのタケノコを選ぶか?まるでくじ引きみたいだ。
数値をちゃんと記載すれば、0ベクレルなら子供のいる家庭で食べてもいいし、
65ベクレルだったら、「測れば安心」と言っている100ベクレルという国の基準でいいという人が食べればいい。
(記載するなら、100ベクレルのタケノコまで店舗に出せるのでは?)

ごちゃ混ぜになっているから、怖くて買えない人もいるのです。
(この報道では完売ですが)

そのように仕組み自体をきちんと整えていくことこそ、大切なのではないでしょうか。

丸森町耕野のタケノコはすべてこのように測定しているので、
千葉県や茨城県など、関東地方で放射線量を測定せずに店舗に並ぶタケノコに比べたら、
ある意味、安心できると、私も思います。

せっかく測定しているのだから、ありのまま数値をタケノコに書いて欲しいです。



ー追記ー
新たに出荷制限解除


白石市全域と丸森町の一部地区のタケノコ出荷制限を解除(宮城15/04/24)

FNNLocal  2015/04/24

福島第1原発事故の影響で、出荷が制限されていたタケノコについて、国は、宮城・白石­市の全域と丸森町の一部地区の出荷制限を、24日に解除した。

たけのこ23

県内では震災後、丸森町、白石市、栗原市のタケノコから、国の基準値を超す放射性セシ­ウムが検出され、2014年4月に、丸森町の耕野地区のみ出荷制限が解除されたが、ほ­かの地区では制限が続いていた。

このうち、これまでの検査で、安定的に国の基準値を下回っていた白石市全域と、丸森町­の丸森地区と小斎地区について、国は、24日付で出荷制限の解除を決めた。
白石市での解除は、今回が初めて。

たけのこ22

今後、出荷にあたっては、3検体以上の出荷前検査を行うことや、1週間に1回の定期検­査が義務づけられる。



たったの3検体の検査だって!?


<台湾の原子力発電>〜もし台湾で原発事故が起きたら〜小出裕章氏3/21石垣島講演(文字起こし)

台湾で大きな地震があった後、日本海側の放射線量も上がり、何か起きているのかな?
台湾の地震と関係ある?日本海側の地域の放射線量がまとめて上昇中!北海道も!!
と思って調べていたら、小出先生が今年の3月、石垣島で台湾の原発について講演をしている動画を見つけました。

台湾についての部分を文字起こししました。


「原発事故から学ぶ〜万一の台湾原発事故にどう備えるか〜」
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章氏講演会
2015年3月21日(土) 石垣市民会館中ホール



https://youtu.be/WZR2JTODb5Q?t=1h5m10s
石垣11

では、石垣市の皆さんにどんなものがあるのかということですけれども、
この町は、いわゆる日本という中ではかなり離れたところにあって、
福島の原子力発電所からも一番遠い町です。
幸いに福島の事故の汚染は受けなかったのですけれども、近くに台湾があります。
台湾には今、4つの場所に発電所が建てられようとしていて、
第1第2第3は経ってすでに運転していて、
第4という発電所が、今巨大な原子力発電所なんですが、それが建てられようとしていて、
運転がされるのか、されないのか、ということで、今台湾の中で大変な問題になってしまっている原子力発電所があります。

それを契約したのは米国のGEという原発メーカーですけれども、
実際にやっているのは日立と東芝という、日本の原子力メーカーが作っています。

これも台湾の地図です。
石垣13
第1がここですね(上の一番左)第2がその隣、
第3が一番南の端。
で、第4が今ここに作っているところです。

石垣14

第4原発。
米国のGEが落札してものですが、日本にしかない特殊な原子炉で、
日立と東芝が原子炉容器を作り、三菱がタービンを作るという、
いわゆる「日の丸原発」です。
世界に類を見ない原子力発電所を今日本が台湾に押し付けようとしている、そういう状態になっています。

どこに?っていうと、さっき地図で見ていただいた場所ですけれども、
あの場所はどういう場所だったか?というと、
1892年に日本が台湾に押しかけて行って日本軍が台湾に上陸したんですが、
上陸した地点が第4原発を建てようとしているところで、

石垣17

これ(右の四角い建物)が第4原発で、ここ(正面)に記念碑がありますが、
これは抗日記念碑です。
日本が台湾に上陸してきて侵略を始めたその場所に、台湾の人たちが日本に抵抗するという記念碑を建てている。
その場所に第4原発が建てられようとしています。


ちょっと話が脱線しますが、
福島第一原子力発電所の事故は地震によって引き起こされました。
地震というのはマグニチュードという単位で測られるということは皆さんご存知だろうと思います。

石垣20

今ここに3から10まで数字を書いていますが、これがマグニチュードです。
いったいマグニチュードってなんなのか?というと、
地震が起きた時に地下でエネルギーが放出されるわけですけれども、
その放出されたエネルギーを、ある数式に代用して弾きだしたのがマグニチュードという値になります。

左の軸に0.0001、0,001・・・100000と書いてありますが、
これは、地震が起きた時に放出されるエネルギーの量を左の軸に書いてあります。
1段上がるごとに10倍ずつ増えていくという、ちょっと特別な表示ですけれども、
対数方眼紙と私たちが呼んでいるものです。
ではこの数字の単位はなんなのか?というと、
私は、広島の原爆が炸裂して、広島の街を一瞬にして壊滅させた時のエネルギーを単位にしてこの軸をとりました。
1のところが広島原爆が放出した、ということで表しています。

では、マグニチュードとエネルギーの関係はどうなっているか?というと、
こういう直線(水色)で表すことができます。

石垣21

これはどう読むか?というと、マグニチュード6の地震というのは、ずーっと上がっていってここにぶつかる。
この横軸の数字を見ると1という数字のところに行っているのがわかっていただけると思います。
本当は1じゃなくて、もうちょっとだけ小さいんですけれども、まぁ1だと思ってください。
つまり、「マグニチュード6という地震が起きた時は地下で広島原爆が一発爆発した」と思っていただければいいと思います。
そのくらいの地震がマグニチュード6です。

そして、マグニチュードとエネルギーの換算式というのが、ちょっとへんてこりんな換算式でできていまして、

石垣22

マグニチュードが6から8まで2上がると、放出するエネルギーが1000倍大きいと。
そういう換算の仕方をしています。

つまりマグニチュード8という地震が起きた時には、
広島原爆1000発分のエネルギーが地下から放出されるという、そういう地震になるということです。

私が住んでいる関西では1995年に阪神淡路大震災と呼ばれるような大きな地震が起きて、
神戸を中心として6500人ほどの人たちが死にました。
それはマグニチュード7.3という地震だったんですが、
広島原爆が放出するエネルギーと比べると82発分でした。
1995年1月17日の朝早く、淡路島から神戸・西宮にかけて、
広島原爆が82発連続して爆発していった。
そのために神戸という人工的な街が崩壊してしまったというのがこの地震でした。

いしがき23

でももっと大きな地震もあります。
例えば関東大震災というのはマグニチュード7.9でしたし、
十勝沖地震というのはマグニチュード8でした。
今言った広島原爆約1000発分の地震というのが関東大震災であったり、十勝沖地震であったりしたわけです。
そして2004年にはスマトラ沖地震というのが起こりました。
スマトラで地震が起きて、インド洋を津波が渡って行って、アフリカまで到達したという巨大地震でした。
20万人近い人々が命を落とした地震でした。
そして2011年、東北地方太平洋地震が起きたのですが、これはどちらもマグニチュード9でした。
こういう地震は広島原爆に換算すれば、約3万発分です。

そんなエネルギーが放出されるという、
そういうことが自然の現象として起きるのです。

人間が願うわけではありません。
こんな地震を願った人間なんか、誰一人いないはずですけれども、
でも地震というのはそうやって襲ってくるというものなのです。

もっと巨大な地震も実はありました。

石垣24

1960年にチリ地震というのが起きました。
マグニチュード9.5でした。
この場合には、広島原爆20万発分というような巨大なエネルギーが放出されて、
この時にはチリから太平洋を渡って、日本にまで津波が押し寄せて、
東北地方の三陸沿岸が壊滅したということが起こりました。

地震というのはそういうものなのです。
これからも度々地震は起きるだろうと言われていて、
東海地震、東南海地震、南海地震という地震は、
多分近い将来に、マグニチュード8〜9で。

石垣25

つまり広島原爆何千発・何万発というような地震がこれからの西日本でどんどん起きていくだろうと言われている。
そういうところにこの日本という国はあるわけです。

石垣26

これが東北地方太平洋沖地震での津波です。
もうどうにもならずに集落が壊滅していくということになりました。

石垣島でも明和という時代でしたか、津波が襲ったということで、
津波の高さで30何メートル、盛り上がった高さで10何メートルという津波が襲ってきたということが記録されているそうですけど、
もう人間技ではないんです。
人間がどんなに頑張っても防ぐことができないようなことが時には起きてしまうというのが、地震であったり津波であったりするわけです。

石垣27

これが世界地図ですけれども、
地震がどこで起きたかということを赤いマークで書いてあります。
この地球という星では地震は起きるわけですね。
皆さんも地震は、それなりには慣れ親しんでいると思いますけれども、
でも、地球という星の中では地震がどこででも起きるわけではありません。
地震が起きるところはチリのあたりから太平洋側をずーっと北上してきて、
アリューシャン列島を渡って日本のあたりからずーっとニュージーランドに至る、太平洋を取り巻くこの一帯。
そして中国から地中海に抜けていくこの一帯。
それぐらいしか、ほとんどこの地球では地震が起きないわけで、
皆さんにヨーロッパのお知り合いとかがいるとすれば、聞いてください。
地震って知ってるか。
ヨーロッパってほとんど地震がないんですね。
だから大地が揺れるなんていうことは、ほとんどのヨーロッパ人は知りません。

そして黒い丸印があちこちに打ってありますが、
これは原子力発電所が建っている場所です。
一番原子力発電所があるのは米国ですが、約100基を超える原子力発電所を作りました。
でも、みんな、ほとんどは東部にあります。
つまり、地震が起きないところに原子力発電所を建てる。

そしてヨーロッパというところもカントリア(?)大地という非常に安定した大地にあるので、
ヨーロッパも150基近い原子力発電所を建てることができました。
世界で原子力を牽引してきた米国もヨーロッパも、地震がなかったから原子力発電所を建てることができた。

しかし日本は、ここです。
台湾もこの辺ですね。
石垣島もこの辺にあるはずですけど、
世界一の地震地帯になってしまっています。
そこに58基の原子力発電所を建てたわけで、
日本地図がもう見えないくらいに作ってしまったということになりました。

もし、台湾の第4原発、日の丸原発で事故が起きた時にどんな被害が出るか?ということを計算してみました。
計算は、もともとは米国の原子力規制委員会というところが示してくれた、
「原子炉安全性研究」という膨大な研究があって、
その中で「原子力発電所ではこんな事故が起きるだろう」ということをいくつか想定して計算しているんですが、
その米国の規制委員会が考えたかなり大きな事故タイプの一部はBWR2型という形なんですが、
もしそんな事故が起きた時にどんなになるか?

石垣28

この事故は福島第一原子力発電所の事故よりもさらに大きな事故なんですが、
そんな事故が起きたらどんなになるか?ということを計算してみました。

ごく普通の気象条件を考えて計算してみたところ、
台湾で一番最悪な場合、台北がごく近くにあるんですが、
台北方向に風が流れて行った時には、3万人もの人が急性で死んでしまうし、
のちに癌で死ぬ人が700万人。
台湾の人口の3分の1もの人が癌で死ぬという、
そんな事故すらが起きるという計算結果が出てきました。

石垣29

ここに第4原発があって、台北がここにあるんですけれども、
偏西風ではない、むしろ逆に東側への風が吹いていて、台北の方にもし風が行けば、
今聞いていただいたように3万人近い人たちが急性で死んでしまうというような結果になりました。

https://youtu.be/WZR2JTODb5Q?t=1h18m24s

これが台湾の地図です。
これが石垣島です。
石垣1

第4原発がここにあります。
台北(たいぺい)がここにある。
石垣2
ここに石垣島があります。

先ほど私は一番初めに、
「原子力発電所から250kmの円を描くと、日本国中、道東と沖縄を除けば全部隠れてしまう」
と、皆さんに聞いていただいたわけですけれども、

石垣8

皆さんはそれを聞いて安心したかもしれませんが、
第4原発から250kmに石垣島がすっぽりと入ります。
それくらいの距離です。

石垣3

ここに一枚地図を載せました。

石垣4

これは東北地方関東地方の地図で、色が塗ってあるところが、
先ほどの日本国政府が作ったのとはちょっと違う地図なんですけれども、基本的に同じだと思ってください。
色の塗ってあるところが基本的に放射線管理区域にしなければいけない汚染地帯ということで。
縮尺は石垣島や台湾の縮尺と合わせてあります。

石垣5

ちょっと透かしてみて、見にくいかもしれませんが、
福島第一原子力発電所の事故による放射線管理区域の汚染地帯の広さというのは、
ほとんど台湾全土に及ぶという広さになっています。

そしてもし、これをちょっと回転させて、石垣島の方に放射能が流れてくるようにすれば、

石垣6

やはり石垣島だって、福島程度の事故が起きても放射線管理区域にしなければいけないように飲み込まれてしまう。

でも福島程度の事故だって、先ほど聞いていただいたように、さらに巨大な、もし事故が起きた時に、
沖縄県に住む方々がどれほどの被害を受けるか?というのを一覧表にしたのがこれです。

石垣7

石垣市が一番上にあります。
この辺の市街地の名前が載っているはずです。
で、事故が起きて放射能が噴き出してきて、石垣市まで、例えばどのくらいの時間で到達するのか?というと、
多分240kmぐらい離れているんですけど、1日と4時間経つと放射能が石垣市に流れてきてしまうという。
そして、1週間後にもう全員いなくなる。あるいはひと月後に全員避難、あるいは5年後までは避難できないという3種類の例で考えて、どのくらいの被曝になるのか?ということが書いてありますし、
これぐらいの被曝になると、何人の人たちが癌で死んでいくかというのが次のになります。
石垣市で急性で人が死ぬということはありません。
ですから台湾の原子力発電所で事故が起きても、急性で皆さんが死んでいくということはない、はずだと思います。
でもそこにとどまってしまって被曝をするとすると、
やがて死んでしまうガンの死者が何人か?というような推計をしているわけです。
1週間後にみんなが逃げられるとすれば2000人ぐらいの被害で済むし、
ひと月間、ひと月まで逃げられなければ3000人ぐらい。
5年間逃げられないとすれば1万数千人の人の人たちが、やがて被ばくによってガンで命を落としていくだろうと、そういう計算になりました。
こういうことが起きるのをもちろん私は願いませんし、
でも事故というのは時に起きてしまうかもしれませんし、
世界一の地震帯のある、日本あるいは台湾というところで、場合によってはこういう事故が起きるかもしれないということを、やはりみなさんも覚悟していただかなければいけないだろうと思います。

当初、私に頂いたタイトルは、「万が一の台湾事故にどう備えるか?」というタイトルだったんですけど、
私はどう備えるのかと考えても備え方がわかりませんでした。

もし事故が起きてしまえば「もうどうしようもない」と。
「やはり、原発を動かさないということが唯一のやり方なんだろうな」と私は思いまして、
今日のタイトルをちょっとだけ変えさせていただきました。

1:23:50〜https://youtu.be/WZR2JTODb5Q?t=1h23m50s
石垣8

質問:台湾の第4原発阻止の活動をしている組織と手を繋ぐにはどうすればいいですか?

小出:
台湾の中でもたくさんのグループが原子力発電所に反対して活動しています。
反対している政党もありますし、弁護士のグループもありますし、のグループもあります。
私自身も台湾に呼んでいただいて、台湾で講演をしたこともありますし、
ご紹介いたしますので、後ほどお渡しできると思います。


質問:台湾で事故が起こった場合の想定で使われた数字は先生のお考えになったものですか?

小出:
この事故のは私が想定したのではなくて、
米国の原子力規制委員会という政府の組織があって、
その規制委員会が、「原子力発電所ではこんなタイプの事故が起こるだろう」ということをたくさんリストにして、
「こういう事故が起きた時にはこういう結果になります」という、
そういうシミュレーションのより方を公表してくれている。
そのうちの一つの事故が「もし第4原発で起きたとしたら」ということで、
米国の原子力規制委員会がやったシミュレーションの仕方を私がやった結果です。

1:30:14
質問:
福島原発では大部分が海洋の方に流れましたが、台湾原発事故が起きた場合、東側の石垣は相当汚染されますか?

石垣3

小出:
福島第一原子力発電所の場合は偏西風に乗って、吹き出してきた放射性物質がほとんどは太平洋に流れていってくれた。
だから大地が汚れた分は少なかったんだということを聞いていただいたんですが、
もし、この第4原発で事故が起きて、偏西風に乗って流れてくるとすれば、
石垣に向かって流れてくるということになるわけですから、
福島第一原子力発電所で、日本の大地。
福島第一原子力発電所から見れば、いわゆる内側にある大地が汚れた以上に、多分石垣は汚れるということになると思います。




1:41:42
質問:
放射性物質による抵抗力の低下は考えすぎなのでしょうか?
医療関係者は研究が進んでいないのでしょうか?

小出:
放射線というのを人類が発見したのは1895年なんです。
ドイツのレントゲンという物理学者がいて、その人が実験中に
テレビのブラウン管のような装置を使って実験していたんですけど、
その実験中になんか不思議な光が存在するというのを見つけて、
不思議だということでX線という名前をつけたわけです。
ですから、皆さんがレントゲン撮影と呼ぶものもあるだろうし、X線撮影と呼んでもいるでしょうが、
それができたんです。
その頃は要するに放射線というものがなんだかわからなかった時代なんですけれども、
その放射線の正体を突き止めようとして、たくさんの人たちが研究をしたのです。
皆さんはキューリー夫妻ってご存知だと思いますけど、
キューリー夫妻たちもそうです。
猛烈に優秀な学者たちが、ともかく放射線というものの正体を知りたいというので研究を始めた時代があったのですけれども、
いかに猛烈に優秀な学者であっても、正体を知らないまま研究をしていたわけです。
そのためにキューリー夫妻の旦那はピエールというんですけれども、
ピエールは被曝をして体がボロボロになってある日ふらふらと道路に倒れるように出て行って、馬車にはねられて死んでしまうんです。
で、マリーの方、キューリー夫人と呼ばれているマリーの方は白血病になって死んでしまうんです。
そのほかにもたくさんの被爆者たちが被曝をしたことによって死んでしまうという、そういう時代もその当時あったのです。
そして、「大量に被曝をしてしまうと人間は死んでしまう」ということはその頃からだんだんわかってきた。
キューリー夫人でもなんでも、放射性物質を実験着のポケットの中に入れていたので、
ポケットの周りの皮膚が火傷をしたりしているわけです。
ですから、「たくさん被曝をすると火傷をしてしまう」ということも当時からわかっていたわけです。
一番たくさんの、被害のデータが得られたのは何か?といえば、広島長崎の原爆被爆者です。
もちろん死んでしまう。
たくさん被曝をすれば死んでしまうということもわかったし、
火傷をしてしまうということも分かったし、
髪の毛が抜けてしまうということも分かった。
吐き気がする、下痢になるということもその時からわかっていたわけです。
それを私たちは急性障害と呼んでいるんですけれども、
被曝をしてすぐに目に見えるように出てくる病気がいろいろなものがあるというのは原爆被爆者の例でわかったわけです。
ただし原爆の被爆者というのは、いわゆる戦争中なわけですし、
きちっとした調査ができない。
ほんとうにすぐ目で見えるようなものが、こういうものがあるということがわかったわけです。
それ以降、じゃあどうなったか?というと、
仮にその時に生き延びた人間には無害なのか。
「被ばくは無害なのか」ということを知りたい、ということで
日本にABCCというリストを作って被爆者を集めて調べる調査を始めたのです。
約10万人の被爆者を抱え込んで、
「毎年自分の研究所に検診に来い」と呼んだわけです。
そのABCCは検診はするんです。
こいつの病気はこうなっている。
どういう病気になった。
都いうようなことを検診はするんですけど、絶対に治療はしない。
それで被爆者と同じような人たちと同じぐらいの数を集めて、
こっちのひとも検診に呼んで調べていったわけです。
で、絶対に治療はしない。
で、被爆者の方にどういう病気が出てきたか、
被曝をしていない人たちの方にどういう病気が出てきたか、
ということを、何万人も比べながら調べる、調査をするということをやったわけです。

それで調査を始めてから何年か経つと、
被爆者のグループの方に白血病が多いということが決まっていく、わかりました。
次は、がんが多いということがだんだんわかってくるわけです。
でもそれは、治療をしてしまうとダメなんですよね。
治療をしたら要するに治ってしまったりするわけですから、一切の治療はしない。
ただただ調査だけするという。
そういうことをやり続けて、白血病が多い、癌が多い、ということがだんだんわかってくる。

それの調査をどんどんどんどん長いことやればやるだけ、
被ばくの量が少なかった人でも白血病や癌が多いということがわかってきた。
またどんどん長い時間が経つと、もっと被ばくが少ない人でも白血病や癌が多いということがわかってくるという、
そういう調査をすでに70年やっているわけです。
何万人もの人たちを何十年も調査をすることによって、
初めてどういう病気が出てくるのかということがわかってくるという、
そういう調査をやってきながらここまできているわけです。

最近になってでも、被ばく者の中には白血病や癌だけではない、他の病気。
心臓系の疾患なども段々多くなってきているという、ことがわかってきているのです。
でもそれが分かるまでに、今聞いていただいたように、
ものすごい長い時間をかけて、ようやくにしてわかってきたということなのです。
それが科学というものなわけですし、
一切治療をしてはいけないという、大変非情な、そういう調査をしなければわからないということでここまで来ているのです。

私自身は、被ばくというものは、どんな病気でも、多分起こりうるだろうと、思っています。
ただそれが本当に被ばくとの関係があるかということを、いわゆる科学的に立証しようと思うと、
ものすごい膨大な数の人たちをものすごい長い期間調べないことには物が言えないという、
それが科学という、非常に非情な世界なのです。
ですから科学で被ばくによってこれが出るということが言えないのです。
でも私は、今聞いていただいたように、被曝というのはあらゆる病気を引き起こすだろうと思っていますし、
特に答える部分がはものすごく生き物には多いので、仮に今までの科学で、「こんなことは起きないよ」と。
「起きることが証明できなかったよ」というようなものでも、
ある病気に関してはある人に現れるというようなことは、多分あるんだろうと私は思います。
でも申し訳ありませんが、それを科学的に証明しろと言われてしまうと、
私にもできないし、多分今の科学の段階ではできないことなんだと思います。
すみません、お答えには全くならないんですけれども、科学というのはそういうものだと思っていただくしかないです。
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<台湾の原子力発電所と核廃棄物処理場>日本から見れば沖縄の地震だけど、世界的には台湾の地震

台湾南東部のとても美しい蘭嶼島が台湾電力の放射性廃棄物で汚された/毎時67マイクロシーベルト

台湾・先住民の島に放射性廃棄物 見過ごされた危機 台湾の孤島で11/24報道特集(動画・内容書き出し)



台湾の地震と関係ある?日本海側の地域の放射線量がまとめて上昇中!北海道も!!

4月20日の朝、台湾で地震がありました。
<台湾の原子力発電所と核廃棄物処理場>日本から見れば沖縄の地震だけど、世界的には台湾の地震
その影響でしょうか?
台湾の原子力発電所核廃棄物処理場は無事でしょうか?

日本海側の放射線量がまとめて上昇してきています。
これは私はあまり見たことがない現象なので、ブログに記録しておこうと思います。

全国サムネイルより
一部地域で放射線測定所の全部の数値が上がっている。


2015年4月20日
20150420石川県

20150420富山県

20150420京都

20150421新潟


ホワイトフード ただ今の空間線量

2015年4月20日 21時
201504202101

2015年4月20日 21時
2015042021時
西の地方や北陸、北海道など、日本海側が全体に高くなっている!
このような状況はあまり見たことがありません。

2015年4月20日24時
2015042024時

21時時点よりも赤いところが多くなっている。
北海道にも黄色の地点が…

福島の1号機が心配な時、
2015年4月10日頃
ちょっと高いな、と思ってホワイトフードの画像を撮っておきましたが、
その時でもこんな感じ↓
201404081200ホワイトフード
今日の色のつき方とは全く違っています。

赤: 30日平均の2倍の空間線量
黄: 30日平均の1.5倍〜2倍未満の空間線量
橙: 30日平均の1.25倍〜1.5倍未満の空間線量
青: 30日平均で1.25倍未満の空間線量



風は台湾の方から吹いています。
気象庁 ウィンドプロファイラ(上空の風)
風向き

何があるのか、心配。要チェックです。


台湾の新聞では原子力発電所に異常はないと報じています。


<地震>水道管損傷や火災の被害 1人が心肺停止/台湾
フォーカス台湾  2015年4月20日 13時35分 (2015年4月21日 00時40分 更新)

Jpcna_CNA_20150420_201504200002_1.jpg
(台北 20日 中央社)20日午前9時42分頃(台湾時間)、台湾東部海域を震源とする地震があり、宜蘭や新北で震度4を観測した。一部で水道管の損傷による浸水や、変電設備から出火するなどの被害が出ている。

▽火災で1人が心肺停止

新北市樹林区樹新路では水道管が損傷し、周辺が一時膝下まで浸水した。同市新荘区では変電設備から出火し近隣民家に延焼。この家に住むと見られる男性2人が病院に搬送され、消防によるとうち1人が心肺停止の状態だという。

震度3を観測した台北市では、松江路にあるタワー式駐車場に停めてあった乗用車が衝突し合うなどして損傷。近くのオフィスビルでもガラス窓にひびが入るなどした。

▽原発は正常稼動

台湾電力によると、稼働中の原子力発電所で地震による影響は確認されていないとしている。一部で停電が起きている可能性があり、現在調査中だという。水利署でもダムや河川、海岸付近の施設などに目立った被害は確認されていないとしている

また、台湾鉄路管理局は午前11時8分までに安全確認を終えた。台北メトロ(MRT)でも一時減速運転を行なったがこちらも安全確認を終了している。

▽中央気象局「プレート運動による地震」

中央気象局の関係者は、今回の地震はフィリピン海プレートとユーラシアプレートの活動で起きたとする見解を発表。3~5年に一度、マグニチュード6程度の地震を誘発するとしている。

(震度は全て台湾基準)






ーー追記ーー
放射線量が元に戻ってきました。

2015年4月21日12時すぎ

石川
石川

京都
京都

新潟
新潟

他の地域も元の数字に戻ってきています。

ホワイトフードの全国地図もいつもの状態に戻りました。
全国


一様に線量がある程度上昇したということで、
もしかしたら、ベントでもしたのかな?などと思ったりもしています。



<台湾の原子力発電>
〜もし台湾で原発事故が起きたら〜小出裕章氏3/21石垣島講演(文字起こし)




<台湾の原子力発電所と核廃棄物処理場>日本から見れば沖縄の地震だけど、世界的には台湾の地震

2015年4月20日、沖縄で津波の心配のある大きな地震が起きた。
日本のテレビでは、震源地が沖縄の与那国島近海ということになっている。
私は気象庁の地震情報を見て、「あっ」と思った。
「台湾のすぐそばだ!」

日本から見れば、沖縄の地震
気象庁

世界から見れば台湾の地震
台湾震源地

台湾から見た新地震
世界の地震

台湾には原子力発電所がある
台湾の原発

また、台湾の蘭嶼島には核廃棄物保管所がある。

台湾南東部のとても美しい蘭嶼島が台湾電力の放射性廃棄物で汚された/毎時67マイクロシーベルトより
台湾南東部の蘭嶼島ってどこ?
核廃棄物保管所
蘭嶼島のどこに放射性廃棄物施設が?
台湾の島jpg




蘭嶼島の核廃棄物処理場の放射性物質の入ったドラム缶は腐っている

台湾・先住民の島に放射性廃棄物 見過ごされた危機 台湾の孤島で11/24報道特集(動画・内容書き出し)
より一部抜粋
貯蔵庫の高さは1.5m
地下は3m掘られ、1996年に搬入中止となるまでの14年間で、
10万個に及ぶドラム缶が積み上げられた。
201211251118421f1s_20150420122009250.jpg

20121125111842f85s_20150420122011588.jpg
多くのドラム缶が錆び、中身が出てしまったものもある。
30年に及ぶ保管でドラム缶が破損していたのだ。

蘭嶼島に大きな津波が来る可能性があり、この貯蔵施設ごと破壊され、
ドラム缶から放射性物質が海に流れていくのではないか。
台湾から日本海へ
そして台湾方面からの黒潮に乗って、日本近海へ汚染が広がるのではないかと問題提起したのだ。



日本海側の海が汚れてしまったら、もう日本の海の幸は全滅><;

台湾側に対する注意もしばらくの間必要だと思う。



台湾の地震と関係ある?日本海側の地域の放射線量がまとめて上昇中!北海道も!!

<台湾の原子力発電>
〜もし台湾で原発事故が起きたら〜小出裕章氏3/21石垣島講演(文字起こし)


<台湾で輸入規制強化>
産地偽装がバレた!海外が輸入を規制しているものは日本人も食べないほうがいいと思う



台湾第2原発で原子炉にボルト落下、「チェルノブイリの悲劇再演」の懸念も
―中国メディア 
Focus-Asia 2015年04月14日

台湾新北市万里区にある台湾第2原子力発電所で昨年9月に2号機の大規模改修を行った際、ボルト1本が原子炉に落下し、いまだに見つかっていないことが分かった。14日付で観察者網が伝えた。

これについて、台湾の原発専門家は「最悪の場合はチェルノブイリの悲劇が台湾で繰り返される」との懸念を示している。一方、台湾原子力エネルギー科技協会の欧陽敏盛・董事長は「過度に緊張する必要はない」との見方を示した。

昨年9月20日に2号機の大規模改修が始まり、同27日にボルト3本が原子炉に落下したことが発覚。数日後にそのうちの2本は見つかったが、最後の1本がいまだに見つかっていない。今のところ、2号機は正常に稼働しているという。

(編集翻訳 小豆沢紀子)





「政権与党が番組の編集について口を挟むということ自体、明らかに放送法3条に違反している 」古賀茂明氏4/16日本外国特派員協会記者会見(文字起こし)

Shigeaki Koga: "The Chilling of Freedom of Expression in Japan?"

2015年4月16日

https://youtu.be/lVdaxxJqQOM?t=3m34s〜古賀茂明氏会見文字起こし

日本のテレビ局、放送局というのはどういう立場にいるのか?これは政府との関係でね。
これはそれぞれの国によって違うと思うので、
非常に基礎的なことと、日本の特殊な事情というのをまず説明させていただきたいと思います。

一番基本的なことですけれども、
これは国によって違うのでご存知ない方もいらっしゃると思うので申し上げますと、
日本ではテレビ局というのは総務省という役所の直接の管轄下にあって
「その事業をやるのに免許が必要だ」ということです。
この総務省というのはもちろん内閣の一部ですから、安倍総理の意向によって動く組織であると。

そこに、「免許」という。
免許というのはそれをすることと、あるいは取り消したり更新したりと、
そういう権限を持っているところが直接監督しているという構造になっています。

ですから、例えば独立性の高い委員会とか、そうした政府から独立したところが監督しているという、そういう仕組みになっていないというのをまず、よく理解しておいていただきたいと思います。

そういう意味では新聞とはかなり性格が違うと思います。
で、そういう風に非常に弱い立場にあるんですが、
ちょっとついでに、日本の新聞とか雑誌の業界が実は政府に対して弱い立場にいるということも付け加えておきたいと思います。

それは一つは再販制度という制度がありまして、要するに価格を維持するための制度ですけれども、
これは政府の制度としてあるものですから。
これは一応公正取引委員会という独立性の高いとこが所管はしていますけれども、
再販制度を維持してもらえるかどうか?というのは新聞雑誌業界から見ると、政府に対して弱い立場にあると。

それからもう一つは消費税との関係で、今また10%に引き上げというのが予定されていますけれども、
ここで、「生活必需品に対する軽減税率というのをどういう品目にかけようか」という議論が始まっていますけれども、「新聞や雑誌を軽減税率の適用対象にしてほしい」と。
これが非常に喫緊の課題として、新聞や雑誌業界は非常に強く政府に対して「お願いをしている」という状況で、
そういう意味では本気で政府と戦うというのは難しい状況になっています。

そういうふうに構造的に政府との関係で、少し弱い立場にあるということを背景にして、
日本な世界の中でも非常に自由な国で、自由な言論が保証されている国だと思うんですけれども、
自由で民主主義もしっかりと定着している国だと思いますけれども、
自由な民主主義国家から独裁というのが生まれることはあるのか?ということをいつも考えていまして、
それはクーデターとかではなくてですよ。
正当な手続きの中で独裁、あるいは独裁に近い状況が生まれるとしたら、こういう段階を踏むんじゃないかなと思っているんですね。

まず第一段階は、政府が圧力をかける。マスコミに対してですね。
圧力というのは例えば、放送局の免許というのも一つの力になりますし、
それから圧力だけじゃなくて、懐柔(かいじゅう)すると。
飴と鞭で言えば、飴を上げるということですね。
「それは軽減税率の適用対象にしてあげますよ」というような、
政権側からマスコミに対して働きかけるという段階が第一段階ですね。
圧力と懐柔です。

それはいつの時代にもあり得ることなんですけれども、そういった圧力とか懐柔というものに対して、
「メディアの側がどういう反応をするか」というのがあるんですけれども、

いま日本で起きているのは、圧力があるのでそれと戦うというよりは、なんとかかわそうということで
表現する言葉とかストーリーとかを、本来自分が書きたい範囲よりも少しずつ狭めていくと。

それによって政権との軋轢をなるべく回避しようという、自粛ですね、そういう動き。

それから最近非常に気になるのは、マスコミのトップが政権と非常に近くなる。
権力側に擦り寄っているという現象が見て取れます。

それによって、ちょっとこれは幼稚な感じなんですけれども、
「自分が政治を動かしている」と。
あるいは「政権の中枢に入っている」というような、そういう感覚を楽しんでいるようなトップが増えているように思うんですけれども。

マスコミのトップがそういう雰囲気を作ってしまうと、現場は非常に戦いにくくなります。
つまり、現場にはまだまだ、マスコミの役割として真実を伝えるだけじゃなくて、いろいろな問題を掘り下げて、
権力に様々な問題があればそれに問題提起をしていくという、大きな役割があるということをよくわかっている人もたくさんいるんですけれども、
それをやって、やった結果、権力側との争いになったときに
「トップが自分たちを守ってくれるのか」ということにおいて、ほとんどトップを信用していないという会社が非常に増えていると私は感じています。

ですから、第一段階は圧力と懐柔なんですけど、
第二段階はマスコミの側。
権力が何もしないのに、マスコミの側が自粛擦り寄りをしていくというのが第二段階だと思っています。

いまの第二段階を示す一つの例としては、
日本民間放送連合組合連合会という労働組合がこの間初めて、「最近の自民党の報道介入に強く抗議する」という声明を出しているんですね。
今まで出していなかったのが私はむしろ驚きなんですけど、
そこで面白い表現があります。

「最近報道機関のトップや編集幹部が積極的に安倍首相とのゴルフや会食に応じる一方で、
政権サイドのメディアへの高圧的な態度が目立つ」


というようなことを言っているんですね。
ちょと、こんなことを声明の中に書くということ自体が、多分、海外のメディアの皆さんから見ると非常に奇異な感じを受けるかもしれませんが、
これは、ここに書いてあることが面白いということじゃなくてですね、
そういう風に現場が受け止めているということなんですね。

つまり、ゴルフすること自身にどういうことがあるか?というのはケースバイケースで色々あると思いますけれども、少なくても、現場で働いている人たちが「なんでそんなことするんだ」というふうに抗議したくなると、いうようなコンセプトの中でそういう行為が行われているということは非常に重要だというふうに私は思っています。


そして実は3月27日の報道ステーションの放送の時に話したかったんですけど、
ちょっとつまらない口論で時間を取ってしまったので、
一回フリップを出して、時間がないからやめてくれと言われて、
僕は出そうとしたんですけど引っ込めたことをちょっとお話ししたいと思います。
それは第三段階の話なんです。

(↓3月27日の報道ステーションで引っ込めたフリップ)
IMG_0048.jpg

そこで私が伝えたかったのは、
非常に重要なニュースがいま日本では報じられない。
あるいは、報じられても非常に小さくしか報じられないということがよく起きていますよ、と。
その例を幾つか上げようとしました。

時間の節約のために一つおしらせしますと、
たとえば、ずっとでですね小泉改革以来改革の一つの目玉であった
「政策金融機関の民営化」という議論があるんですね。
その議論の中で、民営化する期限というのが決まっていた金融機関があります。
政策投資銀行商工中金という二つの大きな政府系の金融機関。
これは、財務省と経産省の所管の機関ですけれども。
この民営化というのは、株式を完全に売却するという意味ですが、
その期限があったのが、今度の国会に提出されている法案ではこの期限がなくなります。
ということは、民営化されない可能性が十分でてくるということで、
これは数年前の民主党政権の時代であれば、おそらく一面で非常に大きなニュースとして扱われ、かつ国会でもすごく大きな議論になったと思いますけれども、これが非常に小さくしか扱われていないですね。

それからもう一つ同じ政策金融機関について言えば、
今申し上げた政策投資銀行と商工中金の他に国際協力銀行、それから日本政策金融公庫という大きな。
いずれも経産省・財務省系の機関ですけど、このトップは改革の過程で全員民間出身の方になっていました。
それが安倍政権になってからですよ。
安倍政権になってからわずか2年ぐらいの間に、4つのうち3つのポストは経産省と財務省の次官級OBのポストに変わっています。
つまり「天下り」ですね。


あれだけ「天下り廃止」とか「天下り規制強化」というので、大騒ぎして到達していたところから、一気に逆戻りしているんですが、これもほとんど問題にされることがないんですね、マスコミにおいて。
この事実を実は伝えようと思っていました。

そういう重要なことが大きく報じられない理由が政権の圧力なのか、それとも例えばテレビ局の自粛なのか、というふうに思って、ちょっと何人かのテレビ局の人たちに色々と聞いてみたんですね。
そしたら驚いたことにですね、彼らはその重要性に気づいていないんですよ。
これは、5年前だったらあり得ないことです。

これが私は最終的に危機的な段階だと思っているんですけれども、
最初は政権が働きかけて圧力をかけて、それに対してマスコミの側が自粛すると。
でも、自粛というのは意識があるんですね。
ですけど、今はついに、意識することも出来なくなっている。

つまり、記者の一番重要な素養、重要な能力である、
問題というものに気づいてそれを深掘りしようという、そういう能力さえ失いつつあるんじゃないかということが、私は非常に心配になりました。

そういう話をした上で、報道ステーションでは最後に私はフリップを出したんですけどガンジーの言葉を言ったわけですね。

gannji.png

で、これは日本語だけなんですが、

あなたのすることのほとんどは
無意味であるが
それでもしなくてはならない
そうしたことをするのは
世界を変えるためではなく
世界によって自分が
変えられないようにするためである

というコメントです。

この最後の状況というのは実は国民にも同じことが言えまして、
国民は政府に直接圧力を感じているということではないんですけど、
こういう今のマスコミの状況が続けば、本当のことを知ることができなくなっていく。
知らず知らずのうちに、権力側の都合のいい情報で頭の中が洗脳されていくということがおきます
から、
そうするとさっきちょっとお話しした、自由な選挙。
もっとも民主的な手続きである選挙に行くんだけれども、
そこで正しい情報が与えられていないために間違えた選択をしてしまって
、その結果独裁ないしは、ま、日本で独裁というのはあり得ないんですけれども、それに近いような状況というのが生まれてしまうかもしれないと。
私はその前にどこかで止まるとは思っていますけど、
そういう段階に入ってきているんだということをちょっと申し上げておきたいと思います。

以上が報道と権力の関係についてなんですけれども、
あと一つ最近変なプロパガンダが横行しているので、その誤解を解く意味で一言だけ。

私が今始めている一つのキャンペーンがあるんですけれども、
そのことについてお知らせしておきたいと思います。

私は1ヶ月ぐらい前にフォーラム4というキャンペーンを始めました。
これは今私を批判する中で、「新しい政党を私が作る」その宣伝のために報道ステーションを利用した、ということを言う人がいますが、「それは全く間違いだ」ということを申し上げたいので。
フォーラム4というのは政党でもなんでもありません。普通の市民の活動です。
どういう活動家というと、今非常に無党派層が増えて投票率が毎回下がっていくという状況にあるんですが、
私はその原因は「単なる無関心の増加ではない」と思っています。
むしろ、関心は持っていても「自分たちが選びたい政党、政治家がいない」ということの結果だというふうに思っているんですね。

時間がなくなってきましたので一言で申し上げますと、
今のいろんな政党の政策の軸というものを、一つは大きな構造改革ができるかどうか。
するかどうかという軸と、それからもうひとつは、
従来の平和主義、あるいは日本の平和ブランドを守ってやっていくのか、
あるいは安倍政権のように積極的、ま、平和主義といっていますが、私は積極的軍事主義と捉えているんですけれども、
軍事力というものを中心に世界を仕切るという非常にタカ派的な考え方でいくかという、この外交安全保障に対する対立の軸ですね。
この二つの軸で分けたときに大体2×2ですから4つに分かれるんですけれども、
その中で今の日本の政党勢力で改革というのを本気でやるんだけれども、安倍政権的なタカ派的な政策は取らない。
むしろハト派的な政策をとるという。
わかりやすく言うと「改革はするけれども戦争はしない」という政治勢力が無いんですね。
ですからそこの勢力というか、考え方の人たちはいますかいませんか?ということで、
「いるんだったら手をあげましょう」という、そういうキャンペーンを始めました。
ですからそれは政党でもなんでもありませんし、もちろんそういう政党が出てくるかもしれませんけれども、
今私がやっているのは市民の間でそういう議論をしましょうと、いうキャンペーンだということです。
あとは質問に答えたいと思います。

質疑応答〜https://youtu.be/lVdaxxJqQOM?t=45m38s

自民党がNHKとテレビ朝日を呼び聴取することについて
1:04:21
https://youtu.be/lVdaxxJqQOM?t=1h4m21s

そもそも政権与党が番組の編集について物事に何か口を挟むということ自体が、これは実は放送法違反なんですね。
放送法はよく4条で公平とかなんとかということを自民党は言うんですけど、
その前に3条という条文がありまして、3条を正確に読みますと、


放送番組は法律に定める権限に基づく場合でなければ、
何人からも干渉されたり規律される事は無い。


という条文があるんですが、これは明らかに3条に違反していると思うんですね。

私は是非、テレビ朝日にもNHKにもですね、自民党のこの呼び出しは断ってほしいと思うんですね。
もし本当に自民党が「どうしても話したい」というのであれば、「どうぞ我が社へお越しください」と。
「それを生で放送しながら議論をしましょう」ということを是非やってほしいなと思います。


ーー


民放労連委員長談話「自民党の度重なる報道介入に強く抗議する」(2015.4.13)
2015年4月13日 日本民間放送労働組合連合会 中央執行委員長 赤塚 オホロ

 自民党が昨年11月、「アベノミクス」の効果が国民全体に波及していないとする番組内容を問題視して、テレビ朝日系ニュース番組『報道ステーション』のプロデューサーに対して「公平中立」な番組づくりを求める文書を送付していたことが、このほど報じられた。各紙の報道などによると、自民党は文書送付を認めたうえで「圧力をかける意図はなかった」と説明しているという。
放送免許の許認可権限を背景にした政権政党が、個別の番組内容に注文をつけること自体「報道への介入」であり、政治的圧力以外の何物でもない。放送法にある「放送の公正」とは放送事業者が自律的に判断すべきもので、政府の判断を放送局に押しつけることを許すものでは決してない。
 昨年の衆院解散直前に、自民党は在京キイ各局に対して「選挙時期に一層の公平中立な報道」を求める文書を送っているが、今回明らかになった事態も同じように、言論・表現の自由、番組編集の自由への極めて重大な侵害に当たる。私たち放送労働者は、自民党による度重なる蛮行に対し、強い怒りをもって抗議する。
放送を含めジャーナリズムのもっとも重要な使命は、国家権力の政策を国民の立場から監視することである。政権政党が健全な批判すら受け付けないのであれば、それはもはや民主主義をかなぐり捨てた独裁政権に道をひらくものと言わざるを得ない。
 最近、報道機関のトップや編集幹部が積極的に安倍首相とのゴルフや会食に積極的に応じる一方で、政権サイドのメディアへの高圧的な態度がめだつ。報道各社がこの問題を本来ならこぞってとりあげ、こうした不当な干渉は毅然とした態度ではねのけ、文書送付の事実を自ら報道することも含めて、批判すべきは徹底的に批判するというジャーナリズム精神を貫くべきだ。
以 上





強まる「政治圧力」 自民、テレ朝とNHK聴取 報道萎縮の懸念も
北海道新聞 04/18 05:00、04/18 09:54 更新

圧力
調査会に臨む(左から)NHKの堂元光副会長とテレビ朝日の福田俊男専務=17日午前、東京・永田町
 
自民党は17日の党情報通信戦略調査会にテレビ朝日とNHKの幹部を呼び、報道番組の内容について事情を聴取した。第2次安倍政権以降、政府・自民党が放送法を盾にテレビ局に注文を付ける事例が目立つ。安倍晋三首相の力の源泉でもある世論の支持に、大きな影響を与える報道に神経をとがらせる政権。野党や識者は「政治圧力だ」と批判を強めるが、安全保障関連法案の審議や憲法改正議論もにらみ、さらに関与を強める可能性もある。

「(番組で)名前が出た人に、おわびはしたのか」調査会会長の川崎二郎元厚生労働相は17日の会合で、テレビ朝日の福田俊男専務にこう質問した。

自民党が問題視するテレビ朝日の番組「報道ステーション」は3月27日の放送で、コメンテーターが自身の番組降板に関して菅義偉官房長官らから「バッシングを受けてきた」と発言。質問は菅氏への謝罪要求にも取れるが、川崎氏は会合後の記者会見で「事実関係を聞いただけ」と否定した。

45分間にわたったこの日の会合で、多重債務者による詐欺を取り上げた番組「クローズアップ現代」でのやらせが指摘されたNHKへの聴取は約10分。大半は政権批判の内容が問題視されたテレビ朝日への質疑に費やされた。

こうした自民党の対応に、維新の党の柿沢未途政調会長は記者会見で「呼び出して問い詰める場を設定するのは、非常に不適切だ」と批判した。与党からも「介入と受け止められないよう、慎重な対応が必要だ」(公明党の井上義久幹事長)との声が出る。

放送法は、公共の電波を使う放送局の社会的影響の大きさを踏まえ、公平・公正な報道を求めている。自民党が「事実と異なる報道は放置できない」と聴取の正当性を主張する根拠にもなっている。だが、政権与党による特定の番組内容への調査は報道の萎縮につながるとの懸念は根強い。

上智大の田島泰彦教授(メディア法)は「(両局幹部を)呼ぶこと自体が力関係を背景にした圧力」と指摘。「日常的に行われると自由な放送は非常に制約され、政権党のある種の広報機関になる」と危惧する。元NHKプロデューサーの永田浩三・武蔵大教授は「自民党の揺さぶりは続く。報道機関は自民党ではなく、国民に味方になってもらうため、自ら襟を正さなければならない」と話した。(東京報道 村田亮、宮口江梨子)




政府自民党がテレビ局を呼び出して聴取↓
<日本政府メディアに圧力>
自民党 NHKとテレ朝の幹部を呼び聴取へ

古賀さんと報道ステーション↓
報道局長「4月以降は絶対に出すな」2/25日本外国特派員協会会見 古賀茂明氏 & 1/23「I am not ABE」(完全文字起こし)

<最後の報道ステーション>「世界によって自分が変えられないようにするため」
3/27古賀茂明氏のコメントの部分全てそのまま文字起こし


「官邸に抗議するというのが今日の全体の目的なんです」
古賀茂明氏報ステ終了直後の直撃インタビュー3/27岩上安身氏(文字起こし)


<菅官房長官会見>誰が聞いてもわかる言い方で批判している一つの例(動画&文字起こし)

<偏向報道>
ミヤネ屋3/31公共の電波を使って一方的に個人攻撃!古賀さんバッシング(動画&文字起こし)


政府がクローズアップ現代を快く思わない理由↓
「安倍官邸がNHKを“土下座”させた一部始終」フライデー記事&「全くありません、ヒドイ記事だ」官房長官会見(文字起こし)

<集団的自衛権>菅官房長官生出演 「クローズアップ現代」2014年7月3日放送(文字起こし)


過去にはこんなことも↓
安倍自民党が在京キー局に報道圧力11/28ゴールデンラジオ〜
「全然声が反映されていませんが、これおかしいじゃないですか!」11/18NEWS23 (文字起こし)

女性1:全然アベノミクスなんか感じてない。
女性2:分からへんね。多分大企業しかわからへんのちゃうかな。
20141130214516f8bs_201504182234376f5.png
安倍晋三総理大臣:
これはですね、街の声ですから、皆さん選んでおられると思いますよ、もしかしたらね。
だって、国民総所得というのがありますね。
え、しかし、事実6割の企業が賃上げしているんですから。
これ(インタビュー)は全然声が反映されていませんが、これおかしいじゃないですか!

<報道自主規制か圧力か>メディアが報じない”リニア新幹線の危険性”
昨年12月8日。『クローズアップ現代』番組内で、リニアによって膨大に発生する建設残土の処分先がないことをテーマに放映。無視できない環境問題だとして、番組スタッフが市民団体「リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会」の天野捷一代表を延べ10時間近くも取材していたものだ。

『クローズアップ現代』では残土問題を切り口にリニア計画の問題点を炙(あぶ)り出すということで、天野さんは趣旨に賛同、協力を惜しまなかった。ところが、オンエア前日の12月7日、携帯電話に番組のスタッフから連絡が入ったーー「申し訳ありません。天野さんや住民、川崎市職員の生の声を放映できなくなりました」

もっとも、天野さんはじめ、リニア計画に異を唱える市民団体の多くは、NHKの会長人事が安倍首相やそのブレーンである葛西敬之・JR東海名誉会長に握られていることを把握している。首相の経済ブレーンである財界人の集まりが「四季の会」で、その幹事役を務めるのが葛西名誉会長なのだ。

<メディアが危ない>安倍総理大臣自らTBSに脅し「党幹部に対する取材や番組出演を当面、拒否」